JP3824780B2 - 光ケーブル接続箱 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、箱本体とその上に被せられて固定される蓋とがなす内部空間内で光ファイバ心線の接続が行われ、且つ光ファイバ心線の余長が収納されるようになっている光ケーブル接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の光ケーブル接続箱では、箱本体とその上に被せられて固定される蓋とがなす内部空間の底部上の片側に、光ケーブルの光ファイバユニットを収容する空間を設け、また該内部空間の底部上の反対側に、個々の光ファイバ心線の余長部を収容する複数の光ファイバ余長部収納シートを積み重ねて収容する余長部収納シート収容空間を設けた構造であった。
【0003】
ところで、電話網や光通信サービス網等は産業に深く結びついているため、回線の停止による被害は計り知れないものがある。このため、運用中の光通信を停止させることが困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来のこの種の光ケーブル接続箱では、箱本体とその上に被せられて固定される蓋とがなす内部空間の底部上の片側に光ファイバユニット収容空間を設け、また該内部空間の底部上の反対側に余長部収納シート収容空間を設けていたので、光ケーブル接続箱を設置する設置面積を広く確保しなければならない問題点があった。
【0005】
また、従来のこの種の光ケーブル接続箱では、個々の光ファイバ心線の余長部を収容する光ファイバ余長部収納シートは、柔らかい構造であるため特定の光ファイバ心線を扱っている時に他の光ファイバ心線を動かしてしまうことになる。また、1シートに複数本の光ファイバ心線が収納されているため、1心線ずつ扱うことができない。さらに、シートの外の光ファイバ心線と光ファイバユニットが互いに接している箇所があるため、特定の光ファイバ心線を扱っている時に他の光ファイバ心線を動かしてしまうことになる。このため、光ファイバ心線の曲率が小さくなることによる曲げ損失、光ファイバ心線に側圧を与えることによるマイクロベンド損失等の歪みを他の光ファイバ心線に与えてしまい、光信号レベルの低下による光通信を停止させてしまう問題点があった。
【0006】
さらに、光ファイバ心線の余長が光ファイバ余長部収納シート内でしか取れないため、光ファイバ心線の接続が規定回数以上失敗した場合、接続箱内に余長がないため総ての接続をやり直さなければならない問題点があった。
【0007】
本発明の目的は、光ケーブル接続箱を設置する設置面積を小さくすることができる光ケーブル接続箱を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、光ファイバユニットの状態で余長をとることができる光ケーブル接続箱を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、特定の光ファイバ心線を扱っている時に他の光ファイバ心線を動かすのを防止できる光ケーブル接続箱を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、1心線ずつ扱うことができる光ケーブル接続箱を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、箱本体とその上に被せられて固定される蓋とがなす内部空間内で光ファイバ心線の接続が行われ、且つ光ファイバ心線の余長が収納されるようになっている光ケーブル接続箱を改良するものである。
【0012】
請求項1に記載の光ケーブル接続箱においては、内部空間の底部には、該内部空間内に導入される光ケーブルのテンションメンバを引止めるテンションメンバ引止め具と、光ケーブルの光ファイバ心線が集合された光ファイバユニットの余長部を所要の曲げ半径を確保しながら配線できる位置に配置されたユニットガイドと、移動板支持脚とが設けられている。内部空間の高さ方向の途中には、移動板支持脚の上端で支えられる移動板が配置されいる。該移動板は、移動板支持脚の上端に乗って支えられる状態と、少なくとも一部が箱本体の外に出る位置まで移動される状態とが得られるように移動板移動アームで支持されている。移動板上には、個々の光ファイバ心線の余長部を光ファイバ心線毎に収容する複数の光ファイバ余長部収納トレイが設けられている。
【0013】
このような光ケーブル接続箱では、内部空間内の底部側に光ファイバユニットの余長部が収容され、内部空間の高さ方向の途中に複数の光ファイバ余長部収納トレイが収容されるようになっているので、箱の底面積を可及的に小さくすることができ、該接続箱の設置面積を小さくすることができる。
【0014】
このケーブル接続箱では、内部空間内の底部側で作業をするときには、複数の光ファイバ余長部収納トレイを支持している移動板が、移動板移動アームの案内で内部空間の上部側をあけるように移動するようになっているので、内部空間内の底部側での作業を支障なく行うことができる。
【0015】
また、内部空間内の底部側に光ファイバユニットの余長部を収容するようになっているので、光ファイバ心線の余長が足りなくなった場合、光ファイバユニットの余長部から余長を供給することができ、接続箱内に余長がないため総ての接続をやり直すような事態の発生を回避することができる。
【0016】
請求項2に記載の光ケーブル接続箱は、請求項1において、内部空間内には、該内部空間の底部側から光ファイバユニットまたは光ファイバ心線を移動板側に誘導する複数本の光ファイバガイドパイプが、内部空間の底部と移動板とにそれぞれ回転自在に支持されて設けられていることを特徴とする。
【0017】
このような光ケーブル接続箱によれば、内部空間の底部側から移動板への光ファイバユニットまたは光ファイバ心線の立ち上げを、線のもつれを回避しつつ容易に行うことができる。また、複数の光ファイバ余長部収納トレイを支持した移動板を、内部空間の高さ方向の途中から側方に移動させる際にも、その移動を線のもつれを回避しつつ容易に行うことができる。
【0018】
請求項3に記載の光ケーブル接続箱は、請求項1または2において、移動板上には各光ファイバ余長部収納トレイがそれぞれ縦向きの姿勢で、且つ個々に取り外し可能に支持されていることを特徴とする。
【0019】
このような光ケーブル接続箱によれば、各光ファイバ余長部収納トレイは個々の光ファイバ心線の余長部を光ファイバ心線毎に収容するようになっており、しかも各光ファイバ余長部収納トレイは移動板上にそれぞれ縦向きの姿勢で、且つ個々に取り外し可能に支持されているので、他の光ファイバ心線に影響を与えずに1心線ずつ扱うことができる。このため、1本の光ファイバ心線を扱う際に、他の光ファイバ心線の曲率が小さくなることによる曲げ損失や、光ファイバ心線に側圧を与えることによるマイクロベンド損失等の歪みが与えられるのを回避でき、光信号レベルの低下による光通信の停止を回避することができる。
【0020】
請求項4に記載の光ケーブル接続箱は、請求項2または3において、移動板上には光ファイバガイドパイプから導出された光ファイバユニットまたは光ファイバ心線を保持する光ファイバホルダが設けられていることを特徴とする。
【0021】
このような光ケーブル接続箱によれば、内部空間の底部側から移動板に立ち上げられた光ファイバユニットまたは光ファイバ心線が移動板上で不要に移動するのを、光ファイバホルダで防止することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1(A)(B)〜図3は本発明に係る光ケーブル接続箱における実施の形態の一例を示したもので、図1(A)はこの光ケーブル接続箱の蓋を破断して内部を開示した平面図、図1(B)は図1(A)でケースの左半部を縦断して示した正面図、図2は図1(A)でケースの左半部を縦断して示した背面図、図3は図1(A)でケースを破断して内部を開示した右側面図である。
【0023】
この光ケーブル接続箱においては、箱本体1とその上に被せられて固定される蓋2を備えている。これら箱本体1と蓋2とがなす内部空間3内で光ファイバ心線4の接続が行われ、且つ光ファイバ心線4の余長が収納されるようになっている。
【0024】
箱本体1の正面には、内部空間3の底部側に入側の光ケーブル(図示せず)と出側の光ケーブル(図示せず)の先端部を導入する光ケーブル導入部5a,5bが、該箱本体1の正面の中央を堺にして左右対象に設けられている。即ち、本例では、1つの光ケーブル接続箱で2条の入側の光ケーブルの接続が左右別個に行えるようになっている。
【0025】
内部空間3内の底部には、該内部空間3に導入される光ケーブル(図示せず)のテンションメンバ(図示せず)を引止めるテンションメンバ引止め具6と、光ケーブルの光ファイバ心線4が集合された光ファイバユニット7の余長部を所要の曲げ半径を確保しながら配線できる位置に配置された複数のユニットガイド8と、移動板支持脚9とが設けられている。ユニットガイド8は、光ファイバユニット7の束の余長部を許容される曲げ半径で輪取りした状態のものの各部を把持するようになっている。
【0026】
内部空間3の高さ方向の途中には、移動板支持脚9の上端で支えられる移動板10が配置されいる。該移動板10は、移動板支持脚9の上端に乗って支えられる状態と、少なくとも一部が箱本体1の外に出る位置まで移動される状態とが得られるように移動板移動アーム11,12で支持されている。移動板10上には、個々の光ファイバ心線4の余長部を光ファイバ心線毎に収容する複数の光ファイバ余長部収納トレイ13が設けられている。
【0027】
移動板10は、本例では2条の光ケーブル毎に設けられ、図1に示すように内部空間3の中央を堺にして左右対象に配置されている。
【0028】
移動板支持脚9は、内部空間3の中央側の前後で移動板10の下面を支えるように設けられている。
【0029】
移動板移動アーム11はクランク形に屈曲された形状をなしており、移動板移動アーム12は直線状をなしており、移動板10の1枚につき、移動板移動アーム11が2本、移動板移動アーム12が1本使用されている。即ち、クランク形の2本の移動板移動アーム11は、図示のように移動板10を外側に移動させる側の縁部を支えるように前後に配置されている。直線状の移動板移動アーム12は、移動板移動アーム11が移動板10を支持している側と反対側でしかも内部空間3の前後方向の後側で移動板10を支持するように配置されている。これら移動板移動アーム11,12の下端は内部空間3の底部に枢支部11a,12aで回転自在に枢支され、これら移動板移動アーム11,12の上端は移動板10に枢支部11b,12bで回転自在に枢支されている。
【0030】
対応する移動板10上にそれぞれ搭載されている複数の光ファイバ余長部収納トレイ13は、当該移動板10上にそれぞれ起立された1対のブラケット14と、これらブラケット14に両端が支持されたトレイ支持軸15を用いてそれぞれ縦向きの姿勢で支持されている。即ち、各光ファイバ余長部収納トレイ13は、その端部がトレイ支持軸15に、その軸心を中心とした回転で個々の取り出しができ、且つ取り出した状態での姿勢の変更ができるようにして個々に支持されている。
【0031】
また、個々の移動板10上には、トレイ支持軸15を中心とした回転で取り出されて、取り出した後の姿勢を板面が移動板10に対向するようにした光ファイバ余長部収納トレイ13を図3に示すように支えるために、各1対のブラケット16と、これらブラケット16に回転可能に両端が支持されたコ字状のトレイ受け枠17とが設けられている。トレイ受け枠17は、通常は図1(A)(B)に示すように移動板10に平行する向きで配置されていて、1つの光ファイバ余長部収納トレイ13がトレイ支持軸15を中心とした回転で取り出されて、図3に示すように取り出し姿勢の変更がなされたときに、この姿勢の光ファイバ余長部収納トレイ13を支えるときに、立ち上げられて該トレイ13を支えることができるようになっている。
【0032】
内部空間3内には、該内部空間3の底部側から個々の光ファイバユニット7または光ファイバ心線4を各移動板10側に誘導する複数本の光ファイバガイドパイプ18が、各側でそれぞれ1列に並んだ状態で、内部空間3の底部と移動板10とにそれぞれ回転自在に支持されて設けられている。
【0033】
移動板10の支持板19上には、光ファイバガイドパイプ18から導出された光ファイバユニット7または光ファイバ心線4を保持する複数の光ファイバホルダ20が1列に整列させて設けられている。
【0034】
このような光ケーブル接続箱では、箱本体1の正面から内部空間3の底部側に入側の光ケーブル(図示せず)が該箱本体1の正面の中央を堺にして左右対象に光ケーブル導入部5a,5aから導入され、且つ該光ケーブル導入部5a,5aで締め付けられて抜けないようにクランプされる。内部空間3内で光ケーブルの先端からテンションメンバ(図示せず)と複数の光ファイバユニット7とが導出され、テンションメンバはテンションメンバ引止め具6で引止められ、光ファイバユニット7の束の余長部は許容される曲げ半径で輪取りされてユニットガイド8でその状態が保持される。輪取りされた部分の先の各光ファイバユニット7または光ファイバ心線4は、対応する光ファイバガイドパイプ18に通されて移動板10側に誘導される。移動板10側に出た各光ファイバユニット7または光ファイバ心線4は、光ファイバホルダ20に通されて中間部が保持される。光ファイバユニット7の場合は、この光ファイバホルダ20のところで複数本の光ファイバ心線4に分離される。
【0035】
同様に、箱本体1の正面から内部空間3の底部側に出側の光ケーブル(図示せず)が該箱本体1の正面の中央を堺にして左右対象に光ケーブル導入部5b,5bから導入され、且つ該光ケーブル導入部5b,5bで締め付けられて抜けないようにクランプされる。内部空間3内で光ケーブルの先端からテンションメンバ(図示せず)と複数の光ファイバユニット7とが導出され、テンションメンバはテンションメンバ引止め具6で引止められ、光ファイバユニット7の束の余長部は許容される曲げ半径で輪取りされてユニットガイド8でその状態が保持される。輪取りされた部分の先の各光ファイバユニット7または光ファイバ心線4は、対応する光ファイバガイドパイプ18に通されて移動板10側に誘導される。移動板10側に出た各光ファイバユニット7または光ファイバ心線4は、光ファイバホルダ20に通されて中間部が保持される。光ファイバユニット7の場合は、この光ファイバホルダ20のところで複数本の光ファイバ心線4に分離される。
【0036】
入側の光ケーブルの光ファイバ心線4と出側の光ケーブルの光ファイバ心線4との接続すべきものは、図示しないが心線接続部で相互に接続される。各光ファイバ心線4の余長部は、許容される曲げ半径で輪取りされて個々に光ファイバ余長部収納トレイ13に収納される。
【0037】
このような光ケーブル接続箱では、内部空間3内の底部側に光ファイバユニット7の余長部が収容され、内部空間3の高さ方向の途中に複数の光ファイバ余長部収納トレイ13が収容されるようになっているので、箱の底面積を可及的に小さくすることができ、該接続箱の設置面積を小さくすることができる。
【0038】
このケーブル接続箱では、内部空間3内の底部側で作業をするときには、複数の光ファイバ余長部収納トレイ13を支持している移動板10が、図1(B)や図2に1点鎖線で示すように移動板移動アーム11,12の案内で内部空間3の上部側をあけるように移動するようになっているので、内部空間3内の底部側での作業を支障なく行うことができる。このときクランク形の移動板移動アーム11は、図1(B)や図2に1点鎖線で示すように箱本体1の上縁部に載って該箱本体1の上縁部で支えられている。
【0039】
また、内部空間3内の底部側に光ファイバユニット7の余長部を収容するようになっているので、光ファイバ心線4の余長が足りなくなった場合、光ファイバユニット7の余長部から余長を供給することができ、接続箱内に余長がないため総ての接続をやり直すような事態の発生を回避することができる。
【0040】
また、この光ケーブル接続箱では、内部空間3の底部側から光ファイバユニット7または光ファイバ心線4を移動板10側に誘導する複数本の光ファイバガイドパイプ18が、内部空間3の底部と移動板10とにそれぞれ回転自在に支持されて設けられているので、内部空間3の底部側から移動板10への光ファイバユニット7または光ファイバ心線4の立ち上げを、線のもつれを回避しつつ容易に行うことができる。また、複数の光ファイバ余長部収納トレイ13を支持した移動板10を、内部空間3の高さ方向の途中から側方に移動させる際にも、その移動を線のもつれを回避しつつ容易に行うことができる。
【0041】
また、この光ケーブル接続箱では、各光ファイバ余長部収納トレイ13は光ファイバ余長部収納シートに比べて剛性が大きく、しかも個々の光ファイバ心線4の余長部を光ファイバ心線毎に収容するようになっており、しかも各光ファイバ余長部収納トレイ13は移動板10上にそれぞれ縦向きの姿勢で、且つ個々に取り外し可能に支持されているので、他の光ファイバ心線4に影響を与えずに1心線ずつ扱うことができる。このため、1本の光ファイバ心線4を扱う際に、他の光ファイバ心線4の曲率が小さくなることによる曲げ損失や、光ファイバ心線4に側圧を与えることによるマイクロベンド損失等の歪みが与えられるのを回避でき、光信号レベルの低下による光通信の停止を回避することができる。
【0042】
さらに、この光ケーブル接続箱は、移動板10上には光ファイバガイドパイプ18から導出された光ファイバユニット7または光ファイバ心線4を保持する光ファイバホルダ20が設けられているので、内部空間3の底部側から移動板10に立ち上げられた光ファイバユニット7または光ファイバ心線4が移動板10上で不要に移動するのを、該光ファイバホルダ20で防止することができる。
【0043】
上記例では、2条の入側の光ケーブルと2条の出側の光ケーブルの接続を行う光ケーブル接続箱の例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば1条の入側の光ケーブルと1条の出側の光ケーブルの接続を行う光ケーブル接続箱等に適用できることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
本発明に係る光ケーブル接続箱では、内部空間内の底部側に光ファイバユニットの余長部が収容され、内部空間の高さ方向の途中に複数の光ファイバ余長部収納トレイが収容されるようになっているので、箱の底面積を可及的に小さくすることができ、該接続箱の設置面積を小さくすることができる。
【0045】
また、このケーブル接続箱では、内部空間内の底部側で作業をするときには、複数の光ファイバ余長部収納トレイを支持している移動板が、移動板移動アームの案内で内部空間の上部側をあけるように移動するようになっているので、内部空間内の底部側での作業を支障なく行うことができる。
【0046】
さらに、このケーブル接続箱では、内部空間内の底部側に光ファイバユニットの余長部を収容するようになっているので、光ファイバ心線の余長が足りなくなった場合、光ファイバユニットの余長部から余長を供給することができ、接続箱内に余長がないため総ての接続をやり直すような事態の発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ケーブル接続箱における実施の形態の一例を示したもので、(A)はこの光ケーブル接続箱の蓋を破断して内部を開示した平面図、(B)は(A)でケースの左半部を縦断して示した正面図である。
【図2】図1(A)でケースの左半部を縦断して示した背面図である。
【図3】図1(A)でケースを破断して内部を開示した右側面図である。
【符号の説明】
1 箱本体
2 蓋
3 内部空間
4 光ファイバ心線
5a,5b 光ケーブル導入部
6 テンションメンバ引止め具
7 光ファイバユニット
8 ユニットガイド
9 移動板支持脚
10 移動板
11,12 移動板移動アーム
11a,11b,12a,12b 枢支部
13 光ファイバ余長部収納トレイ
14 ブラケット
15 トレイ支持軸
16 ブラケット
17 トレイ受け枠
18 光ファイバガイドパイプ
19 支持板
20 光ファイバホルダ

Claims (4)

  1. 箱本体とその上に被せられて固定される蓋とがなす内部空間内で光ファイバ心線の接続が行われ、且つ前記光ファイバ心線の余長が収納されるようになっている光ケーブル接続箱において、
    前記内部空間の底部には該内部空間内に導入される光ケーブルのテンションメンバを引止めるテンションメンバ引止め具と、前記光ケーブルの前記光ファイバ心線が集合された光ファイバユニットの余長部を所要の曲げ半径を確保しながら配線できる位置に配置されたユニットガイドと、移動板支持脚とが設けられ、
    前記内部空間の高さ方向の途中には前記移動板支持脚の上端で支えられる移動板が配置され、該移動板は前記移動板支持脚の上端に乗って支えられる状態と少なくとも一部が前記箱本体の外に出る位置まで移動される状態とが得られるように移動板移動アームで支持され、前記移動板上には個々の光ファイバ心線の余長部を光ファイバ心線毎に収容する複数の光ファイバ余長部収納トレイが設けられていることを特徴とする光ケーブル接続箱。
  2. 前記内部空間内には、該内部空間の底部側から前記光ファイバユニットまたは前記光ファイバ心線を前記移動板側に誘導する複数本の光ファイバガイドパイプが、前記内部空間の底部と前記移動板とにそれぞれ回転自在に支持されて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル接続箱。
  3. 前記移動板上には前記各光ファイバ余長部収納トレイがそれぞれ縦向きの姿勢で、且つ個々に取り外し可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光ケーブル接続箱。
  4. 前記移動板上には前記光ファイバガイドパイプから導出された前記光ファイバユニットまたは前記光ファイバ心線を保持する光ファイバホルダが設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の光ケーブル接続箱。
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