JP3823002B2 - 浴室ユニット等室内壁用パネル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、浴室ユニット等の室内壁用のパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室ユニット等の室内壁用のパネルの従来例には、A.角パイブ等によるフレーム1を貼り付けて補強されたフレキシブルボード2にタイル3を貼り付け、目地部にセメント系の目地材4を入れるか(図3参照)、更にフレキシブルボード2の裏面に成形発泡体5を貼り付けることにより断熱機能を付与したもの(図4参照)や、B.複数のタイル3を裏面を上に向け目地用間隙を明けて連設して、その間隙用目地にマスキング材を貼り付け、このタイルの連設体の上にフレーム6と図示しない押し付け盤とを載せ、フレーム6に設けた発泡剤注入口からフレーム6内の中空部に発泡剤を注入して発泡体7を形成し、接着剤を使用しないでタイル3とフレーム6と発泡体7とを一体化させた後、押し付け盤を取り除き、目地部にセメント系の目地材4を入れたもの(図5参照)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来例には下記のような問題点があった。すなわち、Aのものでは、フレキシブルボード分だけ重量が増加し、一般的に使用される800mm×2000mmのサイズでは30kg以上の重量となり一人で取り扱うことは困難である。セメント系目地材は吸水性があり、汚れが取れにくい。フレキシブルボードの裏面に成形発泡体を貼り付けて断熱性を付与したものは、断熱材が裏面に露出しており取り扱い等により崩壊し易い欠点がある。また、Bのものでは、目地用間隙にマスキング材を貼り付けるのに手間が掛かり、また、タイル寸法のバラツキに対応することが困難である。発泡剤の注入機やホットプレス等の大掛かりな製造設備が必要である。タイルやパネルのサイズ変更等の多品種少量生産に対応し難い。発泡剤に弾力性があるため、セメント目地に割れが発生しやすい。発泡体とタイルの熱及び吸湿等による収縮・熱膨張特性の違いによりパネルが反り易い。
【0004】
そこで本発明では、目地部を汚れ難くし、パネルの軽量化を図り、断熱性を有しながらも従来の問題点であった目地部の割れやパネルの反りを解決した。更には、断熱性を付与するに当たり、生産上においても生産性や設備費低減や多品種少量生産対応を可能なものとした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の浴室ユニット等室内壁用パネル(以下、本発明のパネルという)では、薄厚の金属板による一面が開放された箱型成形体の内側に、該箱型成形体の内側に収まる大きさの成形発泡体を接着剤で貼り付け、開放された側の成形発泡体の表面に、複数のタイルを接着剤で貼り付け、樹脂系目地材により目地仕上げをしている。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、厚さ0.4mmのアルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼鈑を、一面が開放された箱型になるように折り曲げて内寸800mm×2000mm×20mmの大きさに成形し、一面が開放された箱型成形体8を得る。折り曲げた4隅は開放のままで良いが、溶接等で閉じても良い。箱型成形体8の材料である金属板は鋼鈑に限らず、例えばアルミニウム板等であっても良いが、鋼鈑の場合はアルミニウム、亜鉛等の金属の被覆をするのが望ましい。金属板の厚さは1.0mm以下であれば良いが、パネルの強度や重量の点で適宜選択できる。箱型成形体8の大きさは、浴室ユニットのサイズに合わせた寸法であれば良い。
【0007】
押出法スチレンフォーム保温板1種bを800mm×2000mm×20mmにスライスカットし、成形発泡体9を得る。成形発泡体9はJIS A 9511発泡プラスチック保温材に適合する保温板であれば良い。成形発泡体9は箱型成形体8に収まるものであれば何れの大きさでも良いが、箱型成形体8の内寸と同じ大きさが望ましい。
【0008】
箱型成形体8と成形発泡体9を無溶剤タイプ反応型エポキシ接着剤で貼り合わせ、開放面に露出した成形発泡体9に、目地込み200角の磁器質内装用のタイル3を所定の目地用間隙をもつように無溶剤タイプ反応型エポキシ樹脂の接着剤で貼り付ける。箱型成形体8と成形発泡体9との接着に使用する接着剤は、無溶剤タイプ湿気硬化型のウレタン若しくは変成シリコン接着剤でも良い。成形発泡体9とタイル3との接着剤は、無溶剤タイプ湿気硬化型のウレタン若しくは変成シリコン接着剤、合成樹脂エマルジョンタイプのアクリル樹脂エマルジョン若しくはSBRラテックス接着剤、セメント系樹脂混和モルタルでも良い。タイル3は汚れ付着や浸透を防止するためには、透水する材質の使用は望ましくない。
【0009】
目地用間隙に無溶剤タイプ反応型エポキシ樹脂の目地材10を充填し、目地仕上げ器具にて目地を仕上げた後、タイル表面に付いた目地をスポンジ等で拭き取る。目地材10は、無溶剤タイプ湿気硬化型のウレタン若しくは変成シリコンでも良い。
【0010】
出来上がったパネルは、重量において、同じタイルを使用した従来の技術Aによるパネルに対し30%の重量が軽減される。断熱性においては、出来上がったパネルと同じタイルを使用した従来の技術Aによるパネルをそれぞれ200mm角に切断加工し、タイルを外側として上部の開放された箱型に組み立て、その中に氷水を入れ、室温30°Cの条件で表面温度計を用いてタイルの表面温度変化を測定したところ、従来の技術Aによるものは5分後に11°Cまで降下したが、出来上がったパネルは2時間経過後も25°Cを維持していた。なお、従来の技術Aによるパネルは内側が吸水のあるフレキシブルボードとなるため冷水を吸水しないように撓水剤を塗布したものを使用した。
【0011】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の浴室ユニット等の室内壁パネルは次のような効果を奏する。▲1▼目地材が樹脂系であることにより、目地材に防汚性が付与されるとともに目地割れをなくすことが可能になった。▲2▼薄厚の金属板による箱型成形体を使用すること及び成形発泡体に直接タイルを貼り付けることとにより、補強用のフレームとフレキシブルボードなしでも、たわみや曲げに対する強度を損なうことなく軽量化が可能となった。▲3▼被厚の金属板による箱型成形体と意匠面から透水しないタイルと樹脂系の目地材とを使用することにより、パネルへの水分の進入を防ぎ発泡体の吸湿による膨張を防ぐことが、また、膨張収縮の小さい材質で成形発泡体の両面を拘束することにより、パネルの反りを少なくすることが、それぞれ可能となった。▲4▼一面のみが開放された箱型成形体を使用することによって成形発泡体の露出がなくなり、輸送や取り付け時に成形発泡体か損傷する等してその断熱性能及び意匠性が低下するのを防止することが可能となった。▲5▼箱型成形体に成形発泡体を貼り付けることにより生産性が良く、設備費も低減でき、多品種少量生産対応可能な断熱機能をパネルに付加することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルの一例の分解状態図である。
【図2】本発明のパネルの一例の断面図である。
【図3】従来の技術Aの断熱材を付加しないものの断面図である。
【図4】従来の技術Aの断熱材を付加したものの断面図である。
【図5】従来の技術Bのものの断面図である。
【符号の説明】
1:フレーム、2:フレキシブルボード、3:タイル、4:目地材、5:成形発泡体、6:フレーム、7:発泡体、8:箱型成形体、9:成形発泡体、10:目地材。

Claims (1)

  1. 薄厚の金属板による一面が開放された箱型成形体の内側に、該箱型成形体の内側に収まる大きさの成形発泡体を接着剤で貼り付け、開放された側の成形発泡体の表面に、複数のタイルを接着剤で貼り付け、樹脂系目地材により目地仕上げをして成ることを特徴とする浴室ユニット等室内壁用パネル。
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