JP3822918B2 - 記録装置および記録予約設定方法 - Google Patents
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Description
本発明は、例えばテレビジョン放送による番組を予約記録(予約録画)する場合に用いて好適な記録装置および記録予約設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の、例えばVTR(ビデオテープレコーダ)などにおいては、テレビジョン放送による番組を、予約録画することができるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のVTRでは、テレビジョン放送による番組(以下、適宜テレビ番組という)を予約録画(予約記録)する場合、その番組の放送日、放送チャンネル、開始時刻、および終了時刻などを、VTRに入力する必要があり、使用者に煩わしさを感じさせる課題があった。
【0004】
そこで、最近のVTRにおいては、いわゆるGコードを入力することにより予約録画をすることができるようになされているが、この場合でも、使用者は、例えば新聞などのテレビジョン放送の番組欄を見て、録画しようとする番組のGコードを調べなければならず、やはり使用者に煩わしさを感じさせる課題があった。
【0005】
さらに、同一のジャンルの番組(例えば、スポーツ番組や、音楽番組など)のみの録画予約を行う場合でも、各番組それぞれの録画予約を行わなければならず、操作が煩雑になる課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、テレビ番組を、容易に予約記録(予約録画)することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の記録装置は、少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データとともに受信される、番組の種類を表す選択マークを画面に表示させるためのデータに基づいて、選択マークの一覧を表示する表示制御手段(例えば、図11に示す合成回路54など)と、表示制御手段に表示された選択マークの一覧に基づいて、ユーザが希望する番組の種類を指定する指定手段(例えば、図11に示すタッチセンサ93など)と、指定手段により指定された番組の種類と一致する番組の種類情報を有する番組を番組表データの中から検索する検索手段(例えば、図11に示す制御回路82など)と、検索手段により検索された全ての番組の番組放送時刻の情報と放送チャンネルを表す情報に基づいて記録予約を行う予約手段(例えば、図11に示すハードディスク75など)とを備え、指定手段により指定された番組の種類に属する番組であって、検索手段により検索された全ての番組の記録を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の記録装置は、表示制御手段が、テレビジョン放送の信号に多重化されている番組表データに基づいて、番組表を表示することを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の記録装置は、番組表データには、番組の種類情報が階層化されて記述されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の記録予約設定方法は、少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データとともに受信される、番組の種類を表す選択マークを画面に表示させるためのデータに基づいて、選択マークの一覧の表示を制御し、表示された番組の種類を表す選択マークの一覧から、ユーザが希望する番組の種類の指定を受け付け、指定された番組の種類と一致する番組の種類情報を有する番組を、少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データの中から検索し、検索された番組の番組放送時刻を表す情報と放送チャンネルを表す情報に基づいて、指定された番組の種類に属する番組であって検索された全ての番組の記録予約を記録装置に対して行い、記録装置に記録させることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の記録予約設定方法は、番組表データには、番組の種類情報が階層化されて記述されていることを特徴とする。
【0018】
【作用】
請求項1に記載の記録装置においては、少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データとともに受信される、番組の種類を表す選択マークを画面に表示させるためのデータに基づいて、選択マークの一覧が表示され、表示された選択マークの一覧に基づいて、ユーザが希望する番組の種類が指定され、指定された番組の種類と一致する番組の種類情報を有する番組が番組表データの中から検索される。また、検索された全ての番組の番組放送時刻の情報と放送チャンネルを表す情報に基づいて記録予約が行われ、指定された番組の種類に属する番組であって、検索された全ての番組の記録が行われる。
【0019】
請求項2に記載の記録装置においては、テレビジョン放送の信号に多重化されている番組表データに基づいて、番組表が表示される。
【0020】
請求項3に記載の記録装置においては、番組表データに、番組の種類情報が階層化されて記述されている。
【0021】
請求項4に記載の記録予約設定方法においては、少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データとともに受信される、番組の種類を表す選択マークを画面に表示させるためのデータに基づいて、選択マークの一覧の表示が制御され、表示された番組の種類を表す選択マークの一覧から、ユーザが希望する番組の種類の指定が受け付けられ、指定された番組の種類と一致する番組の種類情報を有する番組が、少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データの中から検索され、検索された番組の番組放送時刻を表す情報と放送チャンネルを表す情報に基づいて、指定された番組の種類に属する番組であって検索された全ての番組の記録予約が記録装置に対して行われ、記録装置に記録される。
【0023】
請求項5に記載の記録予約設定方法においては、番組表データに、番組の種類情報が階層化されて記述されている。
【0029】
【実施例】
図1は、本発明のテレビジョン放送方法の原理を表している。同図に示すように、放送局側の送信装置1にはアンテナ2が備えられており、このアンテナ2より、電波が、通信衛星、放送衛星などの衛星11に送られる。衛星11は、この電波を受信し、所定の変換処理を行った後、各家庭に配置されている受信装置22に伝送する。受信装置22は、アンテナ21によりこの電波を受信し、復調する。
【0030】
送信装置1は、衛星11に対して、ビデオ信号とオーディオ信号を、それぞれ異なるチャンネルで伝送する。
【0031】
図2は、このうちのオーディオ信号の伝送フォーマットを表している。同図に示すように、このオーディオデータのためのチャンネルは、1.7Mbpsのビットレートとされ、このビットレートの中に、「オーディオ1」乃至「オーディオ4」の4チャンネルのオーディオデータと、その他のデータのためのデータチャンネルが割り当てられている。そして、これらの「オーディオ1」乃至「オーディオ4」とデータチャンネルに対して、ヘッダと、エラー訂正のためのコード(ECC)も割り当てられている。
【0032】
「オーディオ1」と「オーディオ2」には、放送されるビデオ信号に付随するステレオ(LおよびRチャンネル)のオーディオデータが配置される。また、オーディオ3とオーディオ4には、音楽専用放送用のステレオオーディオデータが配置されている。
【0033】
一方、480Kbpsのビットレートを有するデータチャンネルは、図3に示すように、「パケット0」乃至「パケット14」の15個のパケットにより構成されており、パケット単位で所定のデータを伝送することができるようになされている。
【0034】
この実施例においては、この15個のパケットのうち、所定の数のパケットを用いて、番組表データが伝送されるようになされている。
【0035】
図4は、番組表データの構造の例を表している。同図に示すように、所定の放送局において、例えば1日に15本のテレビ番組を放送する場合、各番組ごとに、番組表1乃至番組表15が形成される。各番組表は、対応する番組を紹介するものであり、例えば図5に示すように、そのテレビ番組を紹介するための所定のシーンの静止画像3枚と、最大15秒間の解説のためのオーディオ信号と、テキストデータ(後述する表示テキストデータに対応)、ジャンル分けデータ(後述する選択コード(選択マーク)に対応)、時刻情報、その他の番組情報を含むその他のデータ(後述する制御テキストデータに対応)により構成される。
【0036】
静止画像は、1枚の画像を640×480画素で構成し、256色のカラーで表示するものとすると、例えばWindows(商標)の標準のBMPフォーマットに従えば、1枚の画像の容量は、300KByteとなる。従って、3枚の静止画像を表すのに必要な容量は、900KByteとなる。
【0037】
一方、オーディオ信号は、Windowsの標準のWAVフォーマットにしたがって、1サンプルを8ビットで表すとともに、サンプリング周波数を、22.1kHzとし、モノラルの音声とすると、その容量は300KByteとなる。
【0038】
テキストデータ(表示テキストデータ)に代表されるその他のデータ(以下、単に、テキストデータという)の容量を、2KByteとすると、1つの番組の番組表を表現するのに必要な容量は、約1.2MByteとなる。
【0039】
この番組表データは、毎日、翌日の分を前日の夜に伝送したり、1週間分、1ヶ月分などのまとまったデータを自由に伝送するようにする。
【0040】
1日分の番組数を15とした場合、この番組表の1日分の全転送データ量は、18MByte(=1.2×15)となるので、約16分で転送することができる。1週間分あるいは1ヶ月分伝送する場合においては、その分だけ時間がかかることになるため、転送時間を考慮して、事前に伝送される。
【0041】
図6は、1つの番組の番組表の表示例を表している。この実施例においては、画面左上方部に1枚の静止画が表示されている。この静止画は、図5に示した3枚の静止画のうちの1枚である。また、その静止画の上方には、この番組のタイトル「エイリアン」がテキストデータ(表示テキストデータ)に対応して表示されている。さらにまた、静止画像の下側には、この番組の原作、脚本、監督の人物名と、この番組を紹介する文字が、テキストデータ(表示テキストデータ)に対応して表示されている。
【0042】
また、静止画像の右側には、この番組の種類(ジャンル)を表す選択マーク(ジャンルマーク)が、テキストデータ(表示テキストデータ)に対応して表示されている。
【0043】
なお、番組表データを構成するテキストデータには、上述したように番組表の中に(番組表として)表示されるもの(以下、適宜、表示テキストデータという)の他、その番組のジャンルを表す選択マークに対応する、ユニークなコードとしての選択コードが含まれている(以下、選択コードのように、番組表の中に表示されないテキストデータを、適宜、制御テキストデータという)。さらに、このような選択コードの他、制御テキストデータには、その番組の放送時刻に関する時刻情報(例えば、放送開始時刻とその終了時刻や、放送開始時刻とその放送時間など)が、少なくとも含まれている。また、制御テキストデータには、この他、必要に応じて、番組が放送されるチャンネル(以下、適宜、チャンネル情報という)などを含ませるようにすることもできる。
【0044】
さらに、画面の右下方には、この番組を提供するスポンサーのための広告表示部が設けられている。この広告表示部には、この番組を提供するスポンサーの他、この番組表を提供するスポンサーの広告を表示するようにすることも可能である。この公告表示部に表示するデータは、静止画像とすることもできるし、表示テキストデータとすることもできる。
【0045】
番組表データは、以上のような静止画像(ビデオ信号)、音声(オーディオ信号)、およびテキストデータ(表示テキストデータ、制御テキストデータ)で構成される。
【0046】
図1に示した送信装置1では、選択コードは、番組表データに含める他、その番組表に対応する番組の、例えばビデオ信号に重畳(合成)することができるようになされている。即ち、番組の種類を表す選択コードは、例えば図7に示すように、そのビデオ信号の垂直ブランキング期間のうちの、例えば第10H乃至第21Hの範囲のうちの少なくとも1Hに重畳されるようになされている。
【0047】
この場合、受信装置22(図1)側において、ビデオ信号に重畳されている選択コードを検出することにより、その番組の種類(ジャンル)を認識することができる。
【0048】
ここで、送信装置1(図1)では、例えば図8や図9に示すような、用いられるすべての選択マークを示した画面(以下、適宜、選択マーク表示画面という)を表示するための画面データ(選択マークの一覧表)が、例えば図4に示した番組表データに加えて送信されるようになされている。即ち、図8や図9に示した画面データが、例えば図4に示した最後の番組表データ(番組表15)の後などに加えられて送信されるようになされている。なお、選択マーク表示画面データは、選択マークを表示するためのデータの他、その選択マークに対応する選択コードを含んで構成される。
【0049】
図8において、例えば選択マーク「スクリーン」は、映画の番組を表し、選択マーク「スポーツ」は、スポーツ番組を表す。また、例えば選択マーク「サウンド」は、音楽番組を表し、選択マーク「ステージ」は、ライブ番組などを表す。
【0050】
なお、テレビ番組のジャンルを細かく分類し、その分類された数のジャンルの選択マークを、例えば1画面に表示するようにしても良いが、これでは、1度に表示される選択マークの数が多くなり、視聴者が、後述するようにして選択(指定)するジャンルの選択マークを探し出すのが困難になる。そこで、送信装置1(図1)側では、テレビ番組のジャンルは、階層的に分類され、各階層ごとに選択マーク表示画面の画面データが生成されて送信されるようになされている。即ち、選択マークの一覧表には、選択マーク(選択コード)が階層化されて記述されている。
【0051】
図8は、テレビ番組のジャンルを大きく分類したもの(以下、適宜、大分類ジャンルという)を示しており、図9は、図8に示した大分類ジャンルのうちの、ジャンル「スクリーン」を、さらに細かく分類したジャンル、即ちジャンル「スクリーン」の下位階層に属するジャンルを示している。
【0052】
受信装置22(図1)では、図8および図9に示した画面データを受信した場合、まず、例えば図8に示した選択マーク表示画面が表示され、そのうちの選択マーク「スクリーン」が指定されると、その下位階層に属するジャンルを表す、図9に示したような選択マーク表示画面が表示されるようになされている(詳細は後述する)。
【0053】
次に、図10は、図1の送信装置1の詳細構成を示している。上述した番組表データを構成するテキストデータ、ビデオ信号、またはオーディオ信号は、合成回路43,A/D変換器41、または44に、それぞれ供給されるようになされている。さらに、合成回路43には、図8や図9に示したような選択マーク表示画面の画面データを構成するテキストデータも供給されるようになされている。また、テレビ番組(テレビジョン放送)用のビデオ信号またはオーディオ信号は、合成回路31またはA/D変換器34に、それぞれ供給されるようになされている。
【0054】
A/D変換器41または44は、入力された番組表データを構成するビデオ信号またはオーディオ信号を、それぞれA/D変換し、合成回路43に供給するようになされている。合成回路43は、番組表データを構成するテキストデータと、A/D変換器41または42それぞれから供給される番組表データのビデオ信号またはオーディオ信号とを合成し、その合成したデータを合成回路35に出力した後、それに続けて選択マーク表示画面の画面データ(以下、適宜、選択マーク表示画面データという)を、合成回路35に出力するようになされている。
【0055】
A/D変換器34は、テレビ番組用のオーディオ信号をA/D変換し、合成回路35に出力するようになされている。合成回路35は、A/D変換器34または合成回路43それぞれの出力データを、上述した図2に示すフォーマットにしたがって配置し、変調回路33に出力するようになされている。
【0056】
合成回路31には、テレビ番組用のビデオ信号の他、そのテレビ番組のジャンルを表す、図7で説明した選択コードが供給されるようになされており、そこでは、上述したように、ビデオ信号の垂直ブランキング期間の所定の水平走査線上に、選択コードが重畳され、スクランブル回路32に出力されるようになされている。
【0057】
スクランブル回路32では、合成回路31からのビデオ信号に対し、所定のスクランブル方式(例えば、ラインパーミテイション方式(走査線入れ替え方式)など)でのスクランブルが施され、変調回路33に出力するようになされている。
【0058】
変調回路33は、合成回路35からの出力信号を、例えばQPSK変調するとともに、スクランブル回路32からの出力信号を、例えばFM変調し、図示せぬ後段の送信回路に出力するようになされている。
【0059】
以上のように構成される送信装置1においては、少なくとも1日分の番組表示に対応する番組表データを構成するテキストデータ(図6に示したテレビ番組の案内画面に表示される選択マークに対応する選択コードや、そのテレビ番組の時刻情報、チャンネル情報などでなる制御テキストデータ、および番組表内に表示される文字、図形、記号(選択マークを含む)などの表示テキストデータ)、ビデオ信号、またはオーディオ信号が、合成回路43,A/D変換器41、または44に、それぞれ供給される。A/D変換器41または44では、番組表データのビデオ信号またはオーディオ信号が、それぞれA/D変換され、これによりディジタル信号とされた番組表データのビデオ信号またはオーディオ信号それぞれが、合成回路43に出力される。
【0060】
合成回路43では、番組表データのテキストデータと、A/D変換器41または44それぞれから順次供給される番組表データのビデオ信号またはオーディオ信号とが合成され、図4に示したようなデータ構造にされて、合成回路35に出力される。
【0061】
その後、合成回路43には、図8や図9に示したような選択マーク表示画面用の画面データ(選択マーク表示画面データ)を構成するテキストデータが供給され、合成回路43では、そのテキストデータが、図4に示した番組表データの最後の部分に追加されて、合成回路35に出力される(以下、合成回路43より出力される、図4の番組表データに選択マーク表示画面データが追加されたデータを、番組表/選択マーク画面データという)。
【0062】
一方、テレビ番組(テレビジョン放送)用のビデオ信号またはオーディオ信号は、合成回路31またはA/D変換器34に、それぞれ供給される。A/D変換回路34では、テレビ番組用のオーディオ信号が、A/D変換されることによりディジタル信号とされ、合成回路35に出力される。
【0063】
ここで、図10には、図示していないが、オーディオ信号は、LおよびRチャンネルの2系統あり、A/D変換器34では、このLおよびRチャンネルのオーディオ信号がA/D変換され、合成回路35に出力されるようになされている。
【0064】
合成回路35では、A/D変換器34からのLまたはRチャンネルのオーディオ信号が、図2で説明したフォーマットの「オーディオ1」または「オーディオ2」の部分に配置されるとともに、合成回路43からの番組表/選択マーク画面データが、同じく図2で説明した「データ」(データチャンネル)の部分(但し、「データ」の部分のうちの、番組表/選択マーク画面データにあらかじめ割り当てられたパケット(図3)の部分)に配置される。そして、合成回路35は、それらに、必要なヘッダやエラー訂正のための符号(以下、ECCという)を付加することにより、図2に示したフォーマットのオーディオチャンネルのデータを生成し、変調回路33に出力する。
【0065】
一方、合成回路31には、テレビ番組用のビデオ信号の他、そのテレビ番組のジャンルを表す、図7で説明した選択コードが供給される。合成回路31では、ビデオ信号の垂直ブランキング期間に、選択コードが重畳され、スクランブル回路32に出力される。
【0066】
スクランブル回路32では、合成回路31から出力された、選択コードが重畳されているビデオ信号がスクランブルされ、変調回路33に出力される。
【0067】
変調回路33では、合成回路35から出力されたデータ(以下、適宜、オーディオ系のデータという)がQPSK変調されるとともに、スクランブル回路32から出力された信号(以下、適宜、ビデオ系のデータという)がFM変調され、後段の送信回路に出力される。送信回路では、変調回路33からの変調信号が、所定の周波数帯域の信号になるようにアップコンバートされ、さらに必要なレベルに増幅されて出力される。そして、送信回路から出力された送信信号は、アンテナ(パラボラアンテナ)2(図1)に供給され、そこから衛星11に向かって出射される。
【0068】
以上のようにして、送信装置1からは、番組用のビデオ信号およびオーディオ信号の他、少なくとも一日分の番組表データおよび選択マーク表示画面データが送出される。なお、番組表データに時刻情報を含ませること、および番組用のビデオ信号に、そのジャンルを表す選択コードを重畳することについては、少なくともそのうちの一方を行うようにすれば良い。
【0069】
次に、アンテナ2(図1)からの電波は、衛星11で受信され、その内蔵するトランスポンダ(図示せず)で増幅され、地上に向かって出射される。この衛星11からの電波は、受信側のアンテナ21で受信され、その受信信号は、受信装置22に供給される。
【0070】
図11は、受信装置22の詳細構成を示している。アンテナ21からの受信信号は、図示せぬ受信回路に出力され、そこで所定の周波数帯域の信号にダウンコンバートされることにより、IF信号(中間周波数の信号)とされ、復調回路51に供給されるようになされている。
【0071】
復調回路51は、受信回路からのIF信号を、ビデオ系のデータまたはオーディオ系のデータに復調し、それぞれをデスクランブル回路52または分離回路56に出力するようになされている。なお、復調回路51は、復調したオーディオ系のデータ(図2)に対し、それに付加されているECCにしたがって、誤り訂正処理を施すようにもなされている。
【0072】
デスクランブル回路52は、復調回路51からのビデオ系のデータをデスクランブルし、これにより送信装置1のスクランブル回路32でかけられたスクランブルを解き、その結果得られる信号、即ち(選択コードが重畳され)たテレビ番組用のビデオ信号を、合成回路54および判定回路101に出力するようになされている。
【0073】
合成回路54は、入力部81の操作に対応して、デスクランブル回路52,D/A変換器76、およびVTR92のうちのいずれかの出力を選択し、CRT55に出力するようになされている。なお、合成回路54は、D/A変換器76の出力を選択した場合、キャラクタジェネレータ78からテキストデータが出力されているときには、D/A変換器76およびキャラクタジェネレータ78の出力を合成し(例えば、D/A変換器76の出力に、キャラクタジェネレータ78の出力を重畳し)、CRT55に出力するようになされている。
【0074】
CRT55は、合成回路54の出力を、その画面上に表示するようになされている。なお、CRT55の画面上には、例えば透明な部材でなるタッチセンサ93が設けられており、タッチセンサ93は、CRT55の画面上のいずれかの位置が、視聴者(使用者)によって触れられると(タッチされると)、その位置を検出し、この検出した位置に関する位置情報を、制御回路82に出力するようになされている。
【0075】
判定回路101は、デスクランブル回路52の出力であるテレビ番組用のビデオ信号に、選択コードが重畳されている場合、その選択コードを抽出し、制御回路82に出力するようになされている。
【0076】
分離回路56は、復調回路51からのオーディオ系のデータから、図2に示した「オーディオ1」および「オーディオ2」の部分に配置されたデータ、即ちテレビ番組用のLおよびRチャンネルのオーディオ信号を抽出し、D/A変換回路57に出力するようになされている。さらに、分離回路56は、復調回路51からのオーディオ系のデータから、図2に示した「データ」の部分(データチャンネル)に配置されたデータ即ち番組表/選択マーク画面データを抽出し、分離回路71に出力するようになされている。
【0077】
D/A変換回路57は、分離回路56からのテレビ番組用のオーディオ信号を、D/A変換することによりアナログ信号にして、合成回路58に出力するようになされている。合成回路58は、D/A変換器57,77、およびVTR92の出力であるオーディオ信号のうちのいずれかを選択し、スピーカ59に供給するようになされている。スピーカ59は、合成回路58からの信号を、音声として出力するようになされている。
【0078】
分離回路71は、分離回路56からのデータが、番組表データであった場合、それをテキストデータ(T)、ビデオ信号(V)、およびオーディオ信号(A)に分離して、ハードディスク75に出力するようになされている。さらに、分離回路71は、分離回路56からのデータが、選択マーク表示画面データを構成するテキストデータであった場合には、それをそのままハードディスク75に出力するようになされている。
【0079】
ハードディスク75は、制御回路82に制御され、分離回路75から出力されたデータを記憶(記録)するようになされている。そして、ハードディスク75に記録されたデータは、制御回路82の制御の下、そこから読み出され、キャラクタジェネレータ78,D/A変換器76、または77に出力されるようになされている。
【0080】
キャラクタジェネレータ78は、ハードディスク75からのデータ(番組表データのうちの表示テキストデータまたは選択マーク表示画面データ)に対応したキャラクタ(例えば、文字や記号、図形など)を生成し、合成回路54に出力するようになされている。D/A変換器76は、ハードディスク75からのデータ(番組表データを構成するデータのうちのビデオ信号)をD/A変換し、合成回路54に出力するようになされている。D/A変換器77は、ハードディスク75からのデータ(番組表データを構成するデータのうちのオーディオ信号)をD/A変換し、合成回路58に出力するようになされている。
【0081】
入力部81は、後述するようにしてCRT55に表示される番組表(図6)に対応するテレビ番組の記録予約を行う場合に操作されるようになされている。入力部81は、自身が操作されることによる所定の入力があると、その所定の入力があったことを示す制御信号(以下、適宜、操作信号という)を、制御回路82に出力するようになされている。
【0082】
制御回路82は、入力部81から制御信号の入力があったときに、CRT55に表示されている番組表(図6)の番組表データを構成する制御テキストデータのうちの時刻情報を、ハードディスク75から読み出し、その時刻情報に基づいて、VTR92に対し、録画予約(記録予約)を行うようになされている。さらに、制御回路82は、タッチセンサ93からの位置情報に基づいて、VTR92によって記録(録画)するジャンルの番組を認識し、そのジャンルを表す選択コードを、メモリ91に記憶させるようになされている。そして、制御回路82は、メモリ91に記憶された選択コードと、判定回路101から供給される選択コード、またはハードディスク75に記録された番組表データのうちの制御テキストデータの1つである選択コードとを比較し、その比較結果に基づいて、VTR92に、番組の録画(記録)を行わせ、またはVTR92に対し、録画予約を行うようになされている。
【0083】
VTR92には、図示していないが、デスクランブル回路52またはD/A変換器57それぞれの出力、即ちテレビ番組用のビデオ信号またはオーディオ信号が供給されるようになされている。VTR92は、制御回路82の制御の下、デスクランブル回路52またはD/A変換器57それぞれから供給されるテレビ番組用のビデオ信号またはオーディオ信号を録画(記録)し、また記録したビデオ信号またはオーディオ信号を、それぞれ合成回路54または58に出力するようになされている。また、VTR92に対しては、制御回路82によって録画予約を行うことができるようになされている。
【0084】
次に、その動作について説明する。上述したようにして送信装置1(図1)から送出された電波は、衛星11を介してアンテナ21で受信され、その受信信号は、受信回路を介して復調回路51に供給される。
【0085】
復調回路51では、受信回路からの受信信号(IF信号)が、ビデオ系のデータまたはオーディオ系のデータに復調され、それぞれがデスクランブル回路52または分離回路56に出力される。
【0086】
デスクランブル回路52においては、復調回路51からのビデオ系のデータがデスクランブルされ、合成回路54を介してCRT55に出力されて表示される。
【0087】
一方、分離回路56では、復調回路51からのオーディオ系のデータから、テレビ番組用のLおよびRチャンネルのオーディオ信号が抽出され、D/A変換回路57に出力される。D/A変換回路57では、分離回路56からのテレビ番組用のオーディオ信号がD/A変換され、合成回路58を介してスピーカ59に供給されて出力される。
【0088】
以上のようにしてテレビ番組の画像および音声が出力される。
【0089】
なお、受信装置22が、複数のテレビ番組のチャンネルを受信することができるようになされている場合において、どのチャンネルのテレビ番組を受信するかは、入力部81を操作することにより選択することができるようになされている。
【0090】
次に、この受信装置22では、上述した番組表(図6)によって、VTR92に対する録画予約を行うことができるようになされている。即ち、分離回路56は、復調回路51からのオーディオ系のデータに、番組表/選択マーク画面データが含まれていると、そのデータを抽出(分離)し、分離回路71に出力する。
【0091】
分離回路71では、分離回路56からの番組表/選択マーク画面データのうちの番組表データが、テキストデータ(表示テキストデータおよび制御テキストデータの両方)、ビデオ信号、およびオーディオ信号に分離され、ハードディスク75に出力されて記録される。そして、入力部81が操作されると、制御回路82は、ハードディスク75を制御し、そこから、番組表データを構成する表示テキストデータ、ビデオ信号、またはオーディオ信号それぞれが、キャラクタジェネレータ78,D/A変換器76、または77に供給されるように制御する。
【0092】
キャラクタジェネレータ78では、ハードディスク75からの表示テキストデータに対応したキャラクタが生成され、合成回路54に出力される。同時に、D/A変換器76では、ハードディスク75からの番組表データのビデオ信号が、D/A変換され、合成回路54に出力される。
【0093】
合成回路54では、キャラクタジェネレータ78からのキャラクタと、D/A変換器76からのビデオ信号が合成され、CRT55に出力される。
【0094】
これにより、図6で説明したような番組表が表示される。
【0095】
なお、D/A変換器77では、必要に応じて、ハードディスク75からの番組表データのオーディオ信号がD/A変換され、合成回路58を介してスピーカ
59に供給されて出力される。
【0096】
制御回路82は、入力部81の操作に対応して、ハードディスク75から読み出す番組表データを変えるようになされており、これによりCRT55には、ハードディスク75に記憶された番組表データすべてに対応する番組表を表示することができるようになされている。但し、ハードディスク75に記録された番組表を、所定の時間(例えば、30秒など)ごとに読み出して、CRT55に出力するようにし、これにより、CRT55において、所定の時間ごとに番組表を、順次表示させるようにすることもできる。
【0097】
視聴者は、CRT55に表示された番組表を見ながら、録画を希望する番組を、入力部81を操作することにより選択する。これにより、入力部81からは、その操作に対応した操作信号が制御部82に出力される。
【0098】
制御回路82は、いまハードディスク75から読み出し、CRT55に表示している番組表を認識しており、入力部81から制御信号を受信すると、そのときCRT55に表示されている番組表に対応する番組表データを構成する制御テキストデータを、ハードディスク75から読み出す。
【0099】
そして、制御回路82では、その制御テキストデータのうちの時刻情報から、いまCRT55に表示されている番組表に対応する番組の放送時刻、即ち、例えば放送開始時刻とその終了時刻や、放送開始時刻とその放送時間などが認識され、その時刻に放送される番組、即ち入力部81が操作されたときに、CRT55に表示されていた番組表に対応する番組を記録するように、VTR92に対し、録画予約が行われる。
【0100】
従って、視聴者は、CRT55に表示される番組表を見て、そこに、録画を希望するものが表示された状態で、入力部81を操作するだけで、録画予約を行うことができる。即ち、容易に、録画予約を行うことができる。
【0101】
なお、制御回路82では、ハードディスク75から読み出された制御テキストデータにチャンネル情報が含まれている場合には、上述の放送時刻になると、そのチャンネル情報に対応するチャンネルを復調するように、復調回路51が制御されるようになされている。
【0102】
また、VTR92が、録画予約機能を備えていない場合には、制御回路82が、上述した放送時刻になると、VTR92を、記録動作を開始するように制御するようにすることができる。
【0103】
ところで、一般的に、録画を希望するテレビ番組のジャンルは、視聴者ごとにほぼ一定している。即ち、視聴者は、例えば映画のジャンルに属するテレビ番組だけ録画を希望する場合や、また映画の中でも、例えばいわゆるアクション映画のジャンルに属するテレビ番組だけ録画を希望する場合などがある。
【0104】
このような場合、上述したようにして、CRT55に表示される番組表を変えながら、アクション映画のジャンルに属するテレビ番組の録画予約を、入力部81を操作して行わなければならないのは、視聴者に煩わしさを感じさせることになる。
【0105】
そこで、図11の受信装置22では、録画を所望するジャンルを指定することにより、そのジャンルに属するテレビ番組すべての予約録画を行うことができるようになされている。
【0106】
即ち、分離回路56では、復調回路51からのオーディオ系のデータから、上述した選択マーク表示画面データが抽出(分離)され、分離回路71に出力される。
【0107】
分離回路71では、分離回路56からの番組表/選択マーク画面データのうちの選択マーク表示画面データが、ハードディスク75に出力されて記録される。そして、入力部81が操作されると、ハードディスク75から、そこに記録されている選択マーク表示画面データのうちの、最上位の階層に属するもの(テレビ番組のジャンルを大きく分類したもの)が読み出され、キャラクタジェネレータ78および合成回路54を介して、CRT55に出力される。
【0108】
そして、図12のフローチャートに示すように、まずステップS11において、CRT55に、ハードディスク75から読み出された最上位階層の選択マーク表示画面が表示される。
【0109】
即ち、例えば図8および図9で説明したような選択マーク表示画面データが、送信装置1(図1)から伝送され、ハードディスク75に記録されている場合には、ステップS11では、図8に示した選択マーク表示画面が、CRT55に表示される。
【0110】
そして、ステップS12進み、CRT55に表示された選択マーク表示画面の中のいずれかの選択マークを選択(指示)する入力があったか否かが、制御回路82によって判定される。ステップS12において、選択マークを選択する入力がなかったと判定された場合、ステップS13に進み、選択マーク表示画面の表示を終了するように指示する終了入力があったか否かが、制御回路82によって判定される。ステップS13において、終了入力がなかったと判定された場合、ステップS11に戻り、ステップS11からの処理を繰り返す。また、ステップS13において、終了入力があったと判定された場合、処理を終了する。
【0111】
一方、ステップS12において、選択マークを選択する入力があったと判定された場合、ステップS14に進み、その選択された選択マークに対応する選択コードが、メモリ91に記憶される。
【0112】
ここで、選択マークを選択する入力は、視聴者が、CRT55に表示された選択マーク表示画面を見ながら、録画を所望するジャンルの選択マークが表示された画面上の位置を、例えば指先などでタッチすることにより行われる。
【0113】
視聴者がタッチした画面上の位置は、タッチセンサ93により検知され、その位置情報が制御回路82に供給される。制御回路82では、タッチセンサ93からの位置情報から、視聴者が指示した選択マークが認識され、その選択マークに対応する選択コードが、ハードディスク75に記録された選択マーク表示画面データの中から検索される。さらに、制御回路82においては、検索された選択コードが、メモリ91に転送され、これにより、上述したようにして選択された選択マークに対応する選択コードが、メモリ91に記憶される。
【0114】
以上のようにして、選択コードが、メモリ91に記憶されると、ステップS15に進み、その視聴者が指示した選択マークが表すジャンル(以下、指示ジャンルという)に、下位階層のジャンル(指示ジャンルを、さらに細かく分類したジャンル)があるか否かが、制御回路82によって判定される。ステップS15において、指示ジャンルに、下位階層のジャンルがないと判定された場合、ステップS11に戻り、再びステップS11からの処理を繰り返す。
【0115】
また、ステップS15において、指示ジャンルに下位階層のジャンルがあると判定された場合、ステップS16に進み、その下位階層に属するジャンルを含む選択マーク表示画面の画面データが、ハードディスク75から読み出され、キャラクタジェネレータ78および合成回路54を介して、CRT55に出力されて表示される。
【0116】
これにより、例えば図8に示した選択マーク表示画面が表示されている場合に、選択マーク「スクリーン」が、視聴者によって選択されたときには、その下位階層の選択マーク表示画面である、図9に示したものが、CRT55に表示される。
【0117】
その後、ステップS17に進み、ステップS16で表示された下位階層の選択マーク表示画面の中のいずれかの選択マークを選択する入力が、上述したようにして視聴者によりなされたか否かが、制御回路82によって判定される。ステップS17において、選択マークを選択する入力があったと判定された場合、ステップS14に戻り、その選択された選択マークに対応する選択コードが、上述したようにしてメモリ91に記憶され、その後、ステップS15以下の処理が行われる。
【0118】
この場合、ステップS15に続くステップS16で、例えば図9に示した選択マーク表示画面が表示され、ステップS17で、その画面の中の、例えば選択マーク「アクション映画」が、視聴者によって選択(指示)されたときに、ジャンル「アクション映画」をさらに細かく分類した下位階層の選択マーク表示画面があれば、ステップS14およびS15を介して、再びステップS16に戻り、ジャンル「アクション映画」をさらに細かく分類したジャンルの選択マーク表示画面の表示が行われる。
【0119】
なお、この場合、ステップS17で入力があったと判定された選択コード(下位階層の選択コード)の上位階層の選択コードが、メモリ91に記憶されているので、下位階層の選択コードは、この上位階層の選択コードに代えて記憶される。
【0120】
一方、ステップS17において、選択マークを選択する入力がなかったと判定された場合、ステップS18に進み、ステップS16で表示された下位階層の選択マーク表示画面から、最上位階層の選択表示画面に戻る(復帰)するように指示する復帰入力があったか否かが判定される。
【0121】
ステップS18において、復帰入力があったと判定された場合、ステップS11に戻り、再びステップS11からの処理を繰り返す。また、ステップS18において、復帰入力がなかったと判定された場合、ステップS19に進み、ステップS13における場合と同様に、終了入力があったか否かが判定される。ステップS19において、終了入力がなかったと判定された場合、ステップS16に戻り、再びステップS16からの処理を繰り返す。また、ステップS19において、終了入力があったと判定された場合、処理を終了する。
【0122】
なお、メモリ91には、以上の処理により複数の異なる選択コードを記憶させるようにすることができる。
【0123】
以上のようにして、視聴者が録画を希望するテレビ番組のジャンルを表す選択コードがメモリ91に記憶されると、制御回路82では、図13に示すフローチャートにしたがって、メモリ91に記憶された選択コードと同一の選択コードを含む番組表データが、ハードディスク75から検索され、その番組表データ(制御テキストデータ)に基づいて、その番組の録画予約が行われる。
【0124】
即ち、制御回路82では、まずステップS31において、ハードディスク75に記録された番組表データのインデックスを示す変数iに初期値としての、例えば1がセットされ、ステップS32に進み、ハードディスク75から、そこに記録された第i番目の番組表データ(番組表データのうちの制御テキストデータ)が読み出され、ステップS33に進む。ステップS33において、第i番目の番組表データに付随する選択コードが、メモリ91に記憶されている選択コード(メモリ91に複数の選択コードが記憶されている場合には、その複数のうちのいずれか)と一致するか否かが判定される。ステップS33において、第i番目の番組表データに付随する選択コードが、メモリ91に記憶されている選択コードと一致すると判定された場合、ステップS34に進み、その選択コードを含む制御テキストデータのうちの時刻情報を参照しながら、VTR92に対するテレビ番組の録画予約が、上述したようにして行われる。
【0125】
一方、ステップS33において、第i番目の番組表データに付随する選択コードが、メモリ91に記憶されている選択コードと一致しないと判定された場合、ステップS34をスキップして、ステップS35に進み、ハードディスク75からの、番組表データの読み出しが、すべて終了したか否かが判定される。ステップS35において、ハードディスク75から読み出すべき番組表データが、まだあると判定された場合、ステップS36に進み、変数iが1だけインクリメントされ、ステップS32に戻る。これにより、ステップS32では、次の番組表データが、ハードディスク75から読み出され、その後、ステップS33以下の処理が繰り返される。
【0126】
一方、ステップS35において、ハードディスク75から読み出すべき番組表データがないと判定された場合、即ち、ハードディスク75からの、番組表データの読み出しが、すべて終了した場合、処理を終了する。
【0127】
以上の処理によれば、視聴者は、録画を希望するテレビ番組のジャンルを指示するだけで、その指示されたジャンルのテレビ番組の録画予約が、VTR92に対して行われる。従って、さらに容易に録画予約を行うことができる。
【0128】
次に、この受信装置22では、判定回路101から出力される、いま受信されているテレビ番組の選択コードを用いて、VTR92に、所望するテレビ番組の録画を行わせるようにすることができるようになされている。
【0129】
即ち、図12で説明したようにして、メモリ91に、視聴者が録画を希望するジャンルの選択コードが記憶されている場合において、判定回路101によって、いま受信されているテレビ番組の選択コードが、デスクランブル回路52の出力から抽出され、制御回路82に出力されると、制御回路82では、判定回路101からの選択コードと、メモリ91に記憶された選択コード(メモリ91に複数の選択コードが記憶されている場合には、その複数のうちのいずれか)とが一致するか否かが判定される。
【0130】
そして、判定回路101からの選択コードが、メモリ91に記憶されている選択コードと一致する場合、即ちいま受信しているテレビ番組のジャンルが、視聴者が指示したジャンルと一致する場合、制御回路82は、VTR92の記録動作を開始させる制御を行う。
【0131】
従って、この場合も、録画を希望するテレビ番組のジャンルを指示するだけで、その指示されたジャンルのテレビ番組の録画が行われることになる。
【0132】
なお、本実施例においては、送信装置1で、番組のジャンルを表す選択コードを、その番組のビデオ信号に重畳するようにしたが、選択コードは、この他、例えば図2に示したオーディオ系のデータの「データ」の部分(データチャンネル)に配置するようにすることも可能である。
【0133】
さらに、本実施例では、タッチセンサ93を介して、図8や図9に示した選択マーク表示画面における選択マークを、視聴者に指示(選択)させるようにしたが、その他の指示手段(例えば、マウスやジョイスティックなど)を用いて指示させるようにすることができる。
【0134】
また、本実施例では、送信装置1にスクランブル回路32を設けるようにしたが、番組に、スクランブルをかける必要がなければ、このスクランブル回路32は設けずに、送信装置1を構成するようにすることができる。この場合、受信装置22は、デスクランブル装置52を設けずに構成することができるようになる。
【0135】
さらに、本実施例では、選択マーク(選択コード)の一覧表を、送信装置1から受信装置22に伝送するようにしたが、この一覧表は、例えば受信装置22のメモリ91内にあらかじめ記憶させておくようにすることができる。
【0136】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、容易に録画予約を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した衛星放送システムの一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1の実施例におけるオーディオ系のデータ(オーディオチャンネル)のフォーマットを示す図である。
【図3】図2におけるデータチャンネルのフォーマットを示す図である。
【図4】本発明における番組表データの構造を説明する図である。
【図5】図4の実施例における番組表のデータ構成を説明する図である。
【図6】図4の1つの番組表の表示例を示す図である。
【図7】選択コードが重畳されたビデオ信号を示す図である。
【図8】最上位の階層に属する選択マーク表示画面を示す図である。
【図9】図8の選択マーク「スクリーン」の下位の階層に属する選択マーク表示画面を示す図である。
【図10】図1の送信装置1の詳細構成を示すブロック図である。
【図11】図1の受信装置22の詳細構成を示すブロック図である。
【図12】図11における受信装置22のCRT55に選択マーク表示画面が表示され、選択マークが選択される場合の処理を説明するフローチャートである。
【図13】図11における制御回路82が、VTR92に対する録画予約を行う場合の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 送信装置
2 パラボラアンテナ
11 衛星
21 パラボラアンテナ
22 受信装置
31 合成回路
32 スクランブル回路
33 変調回路
34 A/D変換器
35 合成回路
41 A/D変換器
43 合成回路
44 A/D変換器
51 復調回路
52 デスクランブル回路
54 合成回路
55 CRT
56 分離回路
57 D/A変換器
58 合成回路
59 スピーカ
71 分離回路
75 ハードディスク
76,77 D/A変換器
78 キャラクタジェネレータ
81 入力部
82 制御回路
91 メモリ
92 VTR(ビデオテープレコーダ)
93 タッチセンサ
101 判定回路
Claims (5)
- 番組表データに基づく番組表を用いてテレビジョン放送の記録予約を行う記録装置において、
少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データとともに受信される、前記番組の種類を表す選択マークを画面に表示させるためのデータに基づいて、前記選択マークの一覧を表示する表示制御手段と、
前記表示制御手段に表示された前記選択マークの一覧に基づいて、ユーザが希望する番組の種類を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された番組の種類と一致する前記番組の種類情報を有する番組を前記番組表データの中から検索する検索手段と、
前記検索手段により検索された全ての番組の前記番組放送時刻の情報と放送チャンネルを表す情報に基づいて記録予約を行う予約手段とを備え、
前記指定手段により指定された番組の種類に属する番組であって、前記検索手段により検索された全ての番組の記録を行う
ことを特徴とする記録装置。 - 前記表示制御手段は、前記テレビジョン放送の信号に多重化されている前記番組表データに基づいて、前記番組表を表示する
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記番組表データには、前記番組の種類情報が階層化されて記述されている
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 番組表データに基づく番組表を用いてテレビジョン放送の記録予約を行う記録装置の記録予約設定方法において、
少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データとともに受信される、前記番組の種類を表す選択マークを画面に表示させるためのデータに基づいて、前記選択マークの一覧の表示を制御し、
前記表示された番組の種類を表す選択マークの一覧から、ユーザが希望する番組の種類の指定を受け付け、
指定された番組の種類と一致する前記番組の種類情報を有する番組を、少なくとも番組放送時刻を表す情報、放送チャンネルを表す情報、および番組の種類を表す種類情報を含む番組表データの中から検索し、
検索された番組の前記番組放送時刻を表す情報と放送チャンネルを表す情報に基づいて、指定された番組の種類に属する番組であって検索された全ての番組の記録予約を記録装置に対して行い、前記記録装置に記録させる
ことを特徴とする記録予約設定方法。 - 前記番組表データには、前記番組の種類情報が階層化されて記述されている
ことを特徴とする請求項4に記載の記録予約設定方法。
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