JP3821654B2

JP3821654B2 - Visibility-enhanced road marking line, construction device, and construction method

Info

Publication number: JP3821654B2
Application number: JP2001062355A
Authority: JP
Inventors: 雄一郎坂本; 実倉持
Original assignee: Hitachi Chemical Co Ltd; Showa Denko Materials Co Ltd
Current assignee: Showa Denko Materials Co Ltd
Priority date: 2000-06-26
Filing date: 2001-03-06
Publication date: 2006-09-13
Anticipated expiration: 2021-03-06
Also published as: JP2002081017A

Description

【０００１】
【発明の属する利用分野】
本発明は、道路面に車線境界線、車道中央線、車道外側線、横断歩道、文字、記号等のような道路標示線の施工装置及び施工方法に関し、特に、雨天（夜間）時に視認できる道路標示線の施工装置及び施工方法に関する。
【０００２】
【従来技術】
溶融型塗料をベースとした道路標示線・区画線用塗料は、車線境界線、車道中央線、車道外側線、横断歩道文字、記号等の路面上の道路標示線に用いられている。これらは、視認性が高いことが必須条件であり、特に、夜間及び路面上の道路標示線の冠水時に視認性がよいことが求められる。従来、路面の道路標示線の施工時に、道路標示線表面にガラスビーズを散布して、夜間視認性を得ている。しかし、降雨等により、水中に塗膜が冠水すると、夜間時視認性が大きく低下するという問題があった。その対策として、道路標示線表面に凸状リブを形成することが提案されているが、凸状リブが水中に冠水した場合は、視認性が従来と同レベルまで低下する欠点がある。
【０００３】
特開昭６２−１０７１０４号公報には、道路区画線の表面に反射材を散布し、そして凹凸段差を形成することにより、夜間及び降水時の視認が容易であり、また、道路区画線をその凹凸に起因する振動で警告し得る、道路区画線の施工方法が開示されている。しかし、塗膜によりガラスビーズが覆われやすく、視認性は低下するという欠点があった。また、該公報によれば、凹凸段差を形成する型は、台形状の突起を有するため、凹凸段差を形成する時に塗料が型に付着し、均一で良好な段差を形成することができないという欠点があった。
【０００４】
一方、特開２０００−１４４６３０号公報には、垂直に形成された深さ１．８mmの凹凸面を有する厚さ３mmの道路用ライン標示が開示されている。また、塗料塗布のための横移動用シャッターと、凹部形成のための上下移動シャッターとを備えた道路標示線塗布装置が開示されている。しかし、特殊な装置を用いているため、施工前後の処理に手間が掛かり、高価であるという欠点がある。
【０００５】
そのため、視認性に優れ、かつ均一な凹凸構造を有する道路標示線を簡便に形成する方法及び／又は装置が求められている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、路面の道路標示線が冠水していても、夜間反射輝度に優れ、視認性が高く、経日における視認性にも優れる道路標示線の施工方法を提供するものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
本発明の装置は、円周面に三角の凸状突起を有する円柱状のロール型と、ロール型と塗膜を同時に冷却する冷却剤散布器具とを備えた、溶融型塗料を加工するための道路標示線用のリブ形成具である。
【０００８】
本発明の方法は、道路標示線の施工方法において、路面に、ガラス質ビーズを有していてもよい溶融型塗料を塗布し、塗布面の温度６０℃〜２４０℃で、円周面に三角歯の付いた円柱状のロール型を回転させて、規則的に凹凸を形成するように、塗布面を型押し（圧入）し、リブを成形し、ガラス質ビーズを表面に散布することを特徴とする、視認性向上型の道路標示線の施工方法である。
【０００９】
本発明の道路標示線は、リブを有する道路標示線であって、該リブが、高さ０．５〜８．０mm、該塗膜表面に対する傾斜角１０〜９０°、幅５〜１００mm、間隔０．５〜５０cmであり、道路標示線の表面及び内部に屈折率１．９〜２．５、粒径１０〜３０００μmのガラス質ビーズを有することを特徴とする、視認性向上型の道路標示線である。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明の装置は、図１に示すように、円周面に三角の凸状突起を有する円柱状のロール型と、ロール型と塗膜を同時に冷却する冷却剤散布器具とを備えている。
【００１１】
本発明のロール型は、円柱状のロール型であり、その円周面に、鋭角又は鈍角である三角の凸状突起を定間隔で有している。ロール型は、路面又は溶融型塗料の塗布面から所望の距離を保つ保持部がロール型の両端に備えられている。両端の保持部と、ロール型を回転させる回転部は、同位置に備えられ、兼用するように構成されている。
【００１２】
本発明のロール型の円周面上の三角の凸状突起の形状を変更することにより、形成するリブの形状を制御することができる。リブ上辺の幅を変更するには、ロール型の突起間隔を変更する。例えば、幅を広くする場合には、ロール型の突起の間隔を広くする。
【００１３】
本発明の装置によれば、リブとリブの間隔を変更するには、ロール型の三角状突起の幅（三角の底辺）を変更する。例えば、間隔を広くする場合には、ロール型の三角上突起の幅を広くする。
【００１４】
本発明の装置によれば、リブの高さを変更するには、ロール型の三角状突起の高さを変更する。例えば、リブの高さを高くするには、ロール型の三角状突起の高さを、所望の高さの１．５倍以上高くする。
【００１５】
本発明のロール型の材質は、鉄、ステンレスなどの金属、又は熱可塑性樹脂若しくは熱硬化性樹脂等が好ましい。熱可塑性樹脂は、耐摩耗性に劣るが、元型を一度形成すると、大量にロール型を製造することができるという利点がある。熱可塑性樹脂の例は、例えば、ＰＦＡ（テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマ）、ＰＴＦＥ（ポリテトラフロロエチレン）、ＦＥＰ（フッ化エチレンプロピレン）が挙げられる。熱硬化性樹脂の例は、例えば、ポリフェノール系樹脂、エステル型エポキシ変性樹脂などが挙げられる。ポリグリシジルアミンが好ましい。
【００１６】
本発明の冷却剤散布器具は、ロール型と塗膜を同時に冷却するように冷却剤を散布するものである。本発明の冷却剤散布器具（冷却剤噴出ノズル）から散布される冷却剤は、塗布面（道路表面）に対し所定の角度を有する。該器具及び／又は該器具から散布される冷却剤の角度は、塗布面に対し１０〜９０°が好ましく、３０〜５０°がより好ましい。該冷却剤散布器具の先端形状は、塗布面及びリブを損傷させずに冷却剤を散布可能ないかなる形状であることもできる。例えば、霧吹き及びスプレーなどが挙げられる。また、冷却剤を注ぐ速度としては、流速２５０〜４００cc・min^-1が好ましい。冷却剤が水の場合、流速３００〜３５０cc・min^-1が好ましい。
【００１７】
冷却剤は、塗料のロール型への付着防止のため、溶融型樹脂の塗布面及びロール型の両方を同時に冷却するように、ロール型の回転時に注ぐことが好ましい。本発明に用いる冷却剤として、道路標示線を溶解せず、散布後に容易に蒸発又は揮発するするものが好ましい。例えば、安価で取り扱い容易なことを考慮すると、水が好ましい。また、冷却剤と離型剤を併用することにより、効果が増大する。離型剤には、例えば、ワッカケミカルズ製アストル（商標）のような水溶性シリコーンが挙げられる。
【００１８】
本発明の装置により形成されるリブは、図２に示すように、その形状が、台形状の凸状が好ましい。リブの高さは、０．５〜８．０mmが好ましく、１．０〜５．０mmがより好ましく、１．０〜４．０mmがさらに好ましい。幅５〜１００mmが好ましく、１０〜３０mmがより好ましい。間隔０．５〜５０cmが好ましく、１５〜４０cmがより好ましい。該塗膜表面に対する傾斜角は、１０〜９０°が好ましく、４５〜６０°がより好ましい。
【００１９】
本発明の方法は、道路標示線の施工方法において、路面に、ガラス質ビーズを有していてもよい溶融型塗料を塗布し、塗布面の温度が６０℃〜２４０℃において、円周面に三角歯の付いた円柱状のロール型を回転させて、規則的に凹凸を形成するように、塗布面の表面を型押し（圧入）して、リブを成形し、ガラス質ビーズを表面に散布することを特徴とする方法である。
【００２０】
本発明において、溶融型塗料は、公知のものを用いることができ、また、数種類の成分を組合せて構成することができる。このような成分には、例えば、粘結樹脂、可塑剤、顔料、充填材、反射材、添加剤等がある。溶融型塗料は、溶融温度が１７０〜２４０℃であること好ましく、１９０〜２００℃であることより好ましい。また、溶融型塗料の塗布温度は、１７０〜２４０℃であること好ましく、１９０〜２００℃であることより好ましい。
【００２１】
粘結樹脂には、公知の樹脂を用いることができる。例えば、生ロジン、マレイン化ロジン、マレイン化ロジンエステル樹脂、石油樹脂、水添ロジン、水添石油樹脂、テルペン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂又はこれらの組合せ等が挙げられる。粘結樹脂の軟化点は、９０〜１３０℃が好ましく、９５〜１２５℃がより好ましい。粘結樹脂の配合量は、作業性及び可撓性を考慮すると、溶融型塗料１００重量部当り９〜２２重量部が好ましく、１２〜１７重量部がより好ましい。
【００２２】
可塑剤には、公知の可塑剤を用いることができる。例えば、植物油、植物油変性アルキド樹脂、鉱物油、エポキシ化油、液状の合成ゴム類等が挙げられる。配合量は、低温時の作業性及び可撓性、並びに乾燥性並びに汚染性を考慮すると、溶融型塗料１００重量部当り０．５〜５重量部が好ましく、１〜４重量部がより好ましい。
【００２３】
充填材には、公知の充填材を用いることができる。例えば、炭酸カルシウムの微粉、寒水石、タルク、硬質骨材（天然石、人工の焼成骨材）、溶融アルミナ等が挙げられる。充填材の配合量は、低温時の作業性及び可撓性、並びに圧縮強さ及び摩耗性を考慮すると、溶融型塗料１００重量部当り２５〜６５重量部が好ましく、３０〜６０重量部がより好ましい。
【００２４】
顔料には、公知の顔料を用いることができる。例えば、白色顔料は、二酸化チタン、亜鉛華、リトポン、鉛白等があり、黄色顔料は黄鉛、耐熱黄鉛、有機系黄色顔料等が挙げられる。さらに、任意に、蓄光顔料、蛍光顔料、夜光顔料等を単独で又は組合せて用いることができる。
【００２５】
顔料の配合量は、通常の顔料と特殊顔料とで異なる。白色顔料、黄色顔料のような通常の顔料の場合は、視認性及び配合の視認性に与える効果を考慮すると、溶融型塗料１００重量部当り１．５〜７重量部が好ましく、２〜６重量部がより好ましい。
【００２６】
蓄光顔料、蛍光顔料、夜光顔料等のような特殊顔料の場合は、残光特性及び配合の視認性に与える効果を考慮すると、溶融型塗料１００重量部当り５〜４０重量部が好ましく、１０〜３０重量部がより好ましい。
【００２７】
また、本発明の特性に悪影響を与えない範囲において、溶融型塗料に、所望により、ベントナイト、高酸化ポリエチレンワックス、ポリエチレン水添ひまし油ワックスのような沈降防止剤、低分子ポリエチレンのような粘度降下剤、紫外線吸収剤等の添加剤を添加することができる。
【００２８】
本発明の方法で用いるロール型は、上記に記載したとおりである。また、本発明の方法によるリブの形状は、上記に記載したとおりである。さらに、本発明の方法によれば、冷却剤を所定の角度を有する冷却剤散布器具（冷却剤噴出ノズル）を介して適用することが好ましい。これらの冷却剤散布器具、冷却剤及びその適用方法は、上記に記載したとおりである。
【００２９】
本発明のガラス質ビーズは、各種ガラス製ビーズであることができる。本発明のガラス質ビーズの屈折率は、水中に冠水した場合、視認性及び再帰反射を考慮すると、屈折率１．５〜２．５が好ましく、１．９〜２．５がより好ましく、２．１〜２．５が更に好ましい。
なお、ガラス質ビーズの屈折率の測定法は、特に制限はされない。例えば、浸液法により測定することができる。浸液法とは、種々の屈折率の液体中にガラス質ビーズを沈め、それに光を当てて、液体とガラス質ビーズの間で、屈折率変化の有無を決定し、ガラス質ビーズの屈折率を測定する方法である。
【００３０】
本発明のガラス質ビーズの粒径は、再帰反射及びビーズの結晶化の影響を考慮すると、１０〜３０００μmが好ましく、５０〜１０００μmがより好ましい。
【００３１】
本発明のガラス質ビーズの材質は、特に制限はされない。例えば、チタン、バリウム、カルシウム、ストロンチウム、マグネシウム、亜鉛、鉛、カドミウム、ジルコニウム、ナトリウム、リチウム、コバルト、アルミニウム等の金属、又はこれらの金属酸化物を含むことができる。また、高屈折率が得られることを考慮すると、チタン、亜鉛、ジルコニウム又はこれらの酸化物を含むものが好ましく、チタン、酸化チタンを含むものがより好ましい。
【００３２】
また、本発明によれば、溶融型塗料におけるガラス質ビーズの含有量は、水中に冠水した場合の視認性並びに塗料バランスに起因する接着力、粘度及び耐クラック性を考慮すると、溶融型塗料１００重量部当り０．５〜６０重量部が好ましく、溶融型塗料１００重量部当り２０〜５０重量部がより好ましい。
【００３３】
本発明によれば、塗布面及びリブ上（塗膜表面）へのガラス質ビーズの散布は、水中に冠水した場合及び夜間における視認性並びに散布量に対する効果を考慮すると、溶融型塗料１００重量部当り０．５〜６０重量部散布することが好ましく、溶融型塗料１００重量部当り１０〜２５重量部散布することがより好ましい。言換えれば、塗膜表面へのガラス質ビーズの散布量は、０．１５m²当り、４〜１００ｇ（２５．６７〜６６６．６７g・m^-2）散布することが好ましく、１０〜８０ｇ（６６．６７〜５３３．３３g・m^-2）散布することがより好ましい。
【００３４】
本発明の施工方法によれば、標示線を塗布する前に、路面に予め下地処理をすることができる。例えば、路面にプライマ−塗布による下地処理をした後、本発明のガラス質ビーズ含有溶融型塗料を、溶解釜中に１７０〜２４０℃で溶解する。公知の平滑標示・区画線用施工機を用いて、塗膜を厚さ約１．０mm〜８．５mmに施工し、それと同時に、本発明のロール型を用いて、高さ０．５〜８．０mmの凸状リブを形成して、施工することができる。
【００３５】
本発明の視認性向上型の道路標示線は、図２に示すように、その表面及び内部に屈折率１．５〜２．５、粒径１０〜３０００μmのガラス質ビーズを有し、リブが、高さ０．５〜８．０mm、該塗膜表面に対する傾斜角１０〜９０°、幅５〜１００mm、間隔０．５〜５０cmである。
【００３６】
本発明の道路標示線によるリブの形状は、上記に記載のとおりである。本発明の道路標示線の表面及び内部に含まれるガラス質ビーズは、上記に記載のとおりである。本発明の道路標示線及びその形成方法は、上記に記載のとおりである。
【００３７】
本発明の視認性向上型の道路標示線は、経日後、例えば１２ヶ月経過後であっても反射輝度の低下が少ないという効果を有する。
【００３８】
【発明の実施の形態】
下記に、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりいかなる意味においても限定されるものではない。特に断らない限り、実施例中の記載において、「部」はすべて「重量部」を意味する。
【００３９】
【実施例】
実施例１〜４
（１）溶融型塗料
脂肪族系石油樹脂、植物油変性アルキド樹脂、着色顔料、充填材、高水酸基価脂環族ポリエステル、ポリアミド樹脂を含む溶融型塗料組成物に、高屈折率ガラス質ビーズをミキサーで均一に混合し、表１の配合を有する溶融型塗料を得た。
【００４０】
（２）
上記（１）の溶融型塗料を、車載式ニーダに投入し、１８０〜２００℃で加熱溶融した後、通常の施工機を用いて、区画線を幅１５cmで１００ｍ施工した。それと同時に、ロール型と塗膜面の両方に、水を流速３００〜３５０cc・min^-1で注ぎながら、本発明の三角の凸状突起を有するロール型（底辺７mm、高さ５mm）を回転させた。それにより、塗膜表面に高さ２．０mm、幅２０mmの凸状リブを、リブ間隔１０mmで、表２に示す傾斜角度（３０、４５、６０、９０°）をつけて、それぞれ実施例１〜４のリブを形成した。その後、屈折率２．２、粒径７０〜９０μmのガラスビーズ（（株）ユニオン製ＵＢ−５６ＮＨ）を０．１５m²当り８０ｇ（５３３．３３g・m^-2）散布して、実施例１〜４の区画線を得た。
【００４１】
比較例１
（１）表１の比較例の配合を用いた以外は、実施例１（１）と同様にして、溶融型塗料を得た。
【００４２】
（２）上記（１）の溶融型塗料を、車載式ニーダに投入し、１８０〜２００℃で加熱溶融した後、通常の施工機を用いて、区画線を幅１５cmで１００ｍ施工した。その後、屈折率１．５、粒径１０６〜８４０μmのガラスビーズ（岳南光機（株）製ＵＢ−１５３Ｔ）を０．１５m²当り４０ｇ（２６６．６７g・m^-2）散布して、比較例１のリブなし区画線を得た。
【００４３】
比較例２及び３
（１）比較例１（１）と同様にして、溶融型塗料を得た。
【００４４】
（２）上記（１）の溶融型塗料を、車載式ニーダに投入し、１８０〜２００℃で加熱溶融した後、通常の施工機を用いて、区画線を幅１５cmで１００ｍ施工した。それと同時に、従来の台形状の突起を有するロール型（上辺８mm、底辺１２mm、高さ２mm）を用いて、リブを形成した。それにより、塗膜表面に高さ２．０mm、幅２０．０mmの凸状リブを、リブ間隔１０．０mmで、表２に示す傾斜角度（４５及び９０°）をつけて、それぞれ比較例２及び３のリブを形成した。その後、屈折率１．５、粒径１０６〜８４０μmのガラスビーズ（岳南光機（株）製ＵＢ−１５３Ｔ）を０．１５m²当り４０ｇ（２６６．６７g・m^-2）散布して、比較例２及び３の区画線を得た。
【００４５】
反射輝度の経日変化：得られた塗膜を、屋外に放置し、塗膜の経日における反射輝度をにつき、１、３、６、１２ヶ月後の雨天時に夜間の反射輝度を測定した。赤色ＬＥＤ光源及びフォトダイオード受光器を有する東芝バロティーニ製ミロラックス７を用いて、道路標示線までの距離４００mmで測定した（測定時期のずれは、最大１週間である）。
結果を、表２に示す。
【００４６】
【表１】

【００４７】
【表２】

【００４８】
表２から明らかなように、本発明の区画線は、初期から反射輝度に優れている。そして、１２ヶ月経過後も、塗膜の冠水時での夜間反射輝度に優れている。本発明の区画線は、耐天候性に優れることが明らかである。しかし、比較例の区画線は、本発明と比較して、初期の反射輝度に劣る。さらに、１２ヶ月経過後は、初期の約１／５に低下した。
【００４９】
実施例５
実施例１（１）の溶融型塗料を、車載式ニーダに投入し、１８０〜２００℃で加熱溶融した後、通常の施工機を用いて、区画線を幅１５cmで１００ｍ施工した。それと同時に、本発明のロール型を回転させた。それにより、塗膜表面に高さ２．０mm、幅２０mmの凸状リブを、リブ間隔１０mmで、傾斜角度６０°をつけて、それぞれ実施例５のリブを形成した。
【００５０】
実施例６
本発明のロール型を回転させる際に、ロール型と塗膜面の両方に、水を流速３００〜３５０cc・min^-1（５０〜５８．３３ml・s^-1）で注ぎながら行った以外は、実施例５と同様にして、実施例６のリブを形成した。
【００５１】
比較例４
凸状突起が台形状であるロール型を用いた以外は、実施例５と同様にして、比較例４のリブを形成した。
【００５２】
得られた実施例５及び６のリブ、並びに比較例４のリブの成形性を視認で評価した。結果を、表３に示す。
【００５３】
【表３】

【００５４】
【発明の効果】
本発明の道路標示線施工具、道路標示線施工方法及び道路標示線は、路面の道路標示線が冠水していても、夜間反射輝度に優れ、視認性が高く、経日における視認性にも優れた車線境界線、道路中央線、車道外側線、横断歩道、文字、記号等の標示線を形成する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の溶融型塗料を加工するための道路標示線用のリブ形成具の該略図である。
【図２】本発明の視認性向上型の道路標示線の斜視図である。
【符号の説明】
１ロール型
２冷却剤散布器具、冷却剤噴出ノズル
３ロール型の凸状突起
４保持部、回転部
５冷却剤
６塗布面
７凸状リブ
１１道路標示線
１２凸状リブ
１３凸状リブの幅
１４凸状リブとリブとの間隔
１５ガラスビーズ、ガラス質ビーズ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a construction apparatus and construction method for road marking lines such as a lane boundary line, a lane center line, a lane outside line, a pedestrian crossing, characters, symbols, etc. It is related with the construction apparatus and construction method of a marking line.
[0002]
[Prior art]
The paint for road marking lines and lane markings based on molten paint is used for road marking lines on the road surface such as lane boundary lines, road center lines, road outer lines, pedestrian crossing characters, and symbols. For these, high visibility is an essential condition, and particularly high visibility is required at night and when the road marking lines on the road surface are flooded. Conventionally, at the time of construction of a road marking line on the road surface, glass beads are scattered on the surface of the road marking line to obtain night visibility. However, when the coating film is submerged in water due to rain or the like, there is a problem that nighttime visibility is greatly reduced. As a countermeasure, it has been proposed to form a convex rib on the surface of the road marking line. However, when the convex rib is submerged in water, there is a drawback that the visibility is reduced to the same level as before.
[0003]
In JP-A-62-107104, a reflector is spread on the surface of a road lane line, and an uneven step is formed, so that it is easy to see at night and during precipitation. A construction method for road lane markings that can be warned by vibration caused by unevenness is disclosed. However, the glass beads were easily covered with the coating film, and there was a drawback that visibility was lowered. Further, according to the publication, since the mold for forming the uneven step has a trapezoidal protrusion, the paint adheres to the mold when the uneven step is formed, and a uniform and good step cannot be formed. was there.
[0004]
On the other hand, Japanese Patent Laid-Open No. 2000-144630 discloses a road marking for a road having a thickness of 3 mm and having an uneven surface with a depth of 1.8 mm formed vertically. Moreover, a road marking line coating apparatus including a lateral movement shutter for coating and a vertical movement shutter for forming a recess is disclosed. However, since a special apparatus is used, there is a drawback that it takes time and effort for the processing before and after the construction and is expensive.
[0005]
Therefore, there is a need for a method and / or apparatus for easily forming a road marking line having excellent visibility and a uniform uneven structure.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a method for constructing a road marking line that has excellent nighttime reflection luminance, high visibility, and excellent visibility over time even when the road marking line on the road surface is flooded.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
An apparatus of the present invention is for processing a melt-type paint comprising a cylindrical roll mold having triangular convex protrusions on a circumferential surface, and a coolant spraying device for simultaneously cooling the roll mold and the coating film. This is a rib forming tool for road marking lines.
[0008]
The method of the present invention is a road marking line construction method in which a melt-type paint that may have glassy beads is applied to the road surface, the temperature of the applied surface is 60 ° C to 240 ° C, and the circumferential surface is triangular. A cylindrical roll mold with teeth is rotated, and the coated surface is embossed (press-fit) to form regular irregularities, ribs are formed, and glassy beads are spread on the surface. This is a method for constructing a road marking line with improved visibility.
[0009]
The road marking line of the present invention is a road marking line having ribs, and the ribs have a height of 0.5 to 8.0 mm, an inclination angle of 10 to 90 ° with respect to the coating film surface, a width of 5 to 100 mm, and an interval. A road marking with improved visibility, characterized in that it has a glassy bead having a refractive index of 1.9 to 2.5 and a particle size of 10 to 3000 μm on the surface and inside of the road marking line. Is a line.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As shown in FIG. 1, the apparatus of the present invention includes a cylindrical roll mold having triangular convex protrusions on the circumferential surface, and a coolant spraying device for simultaneously cooling the roll mold and the coating film.
[0011]
The roll type | mold of this invention is a column-shaped roll type | mold, and has the triangular convex processus | protrusion which is an acute angle or an obtuse angle at fixed intervals on the circumferential surface. In the roll mold, holding portions that maintain a desired distance from the road surface or the application surface of the melt-type paint are provided at both ends of the roll mold. The holding parts at both ends and the rotating part for rotating the roll mold are provided at the same position and are configured to be used together.
[0012]
The shape of the rib to be formed can be controlled by changing the shape of the triangular convex protrusion on the circumferential surface of the roll type of the present invention. To change the width of the upper side of the rib, change the roll-type protrusion interval. For example, when the width is increased, the interval between the roll-shaped protrusions is increased.
[0013]
According to the apparatus of the present invention, in order to change the interval between the ribs, the width of the roll-shaped triangular protrusion (the base of the triangle) is changed. For example, in the case of widening the interval, the width of the roll-type triangular upper protrusion is increased.
[0014]
According to the apparatus of the present invention, in order to change the height of the rib, the height of the roll-shaped triangular protrusion is changed. For example, in order to increase the height of the rib, the height of the roll-shaped triangular protrusion is increased by 1.5 times or more the desired height.
[0015]
The material of the roll mold of the present invention is preferably a metal such as iron or stainless steel, a thermoplastic resin or a thermosetting resin. The thermoplastic resin is inferior in wear resistance, but once the original mold is formed, there is an advantage that a large number of roll molds can be manufactured. Examples of the thermoplastic resin include, for example, PFA (tetrafluoroethylene / perfluoroalkyl vinyl ether copolymer), PTFE (polytetrafluoroethylene), and FEP (fluorinated ethylene propylene). Examples of the thermosetting resin include, for example, polyphenol-based resins and ester-type epoxy-modified resins. Polyglycidylamine is preferred.
[0016]
The coolant spraying device of the present invention sprays the coolant so as to cool the roll mold and the coating film simultaneously. The coolant sprayed from the coolant spraying device (coolant spray nozzle) of the present invention has a predetermined angle with respect to the application surface (road surface). The angle of the device and / or the coolant sprayed from the device is preferably 10 to 90 °, more preferably 30 to 50 ° with respect to the application surface. The tip shape of the coolant spraying device can be any shape capable of spraying coolant without damaging the application surface and the ribs. For example, spraying and spraying can be used. Further, the flow rate of the coolant is preferably a flow rate of 250 to 400 cc · min ⁻¹ . When the coolant is water, a flow rate of 300 to 350 cc · min ⁻¹ is preferable.
[0017]
In order to prevent the coating material from adhering to the roll mold, the coolant is preferably poured during the rotation of the roll mold so as to simultaneously cool both the application surface of the molten resin and the roll mold. As the coolant used in the present invention, a coolant that does not dissolve the road marking line and easily evaporates or volatilizes after spraying is preferable. For example, water is preferable considering that it is inexpensive and easy to handle. Moreover, an effect increases by using a cooling agent and a mold release agent together. Examples of the release agent include water-soluble silicones such as Astor (trademark) manufactured by Waka Chemicals.
[0018]
As shown in FIG. 2, the rib formed by the apparatus of the present invention preferably has a trapezoidal convex shape. The height of the rib is preferably 0.5 to 8.0 mm, more preferably 1.0 to 5.0 mm, and still more preferably 1.0 to 4.0 mm. The width is preferably 5 to 100 mm, more preferably 10 to 30 mm. The interval is preferably 0.5 to 50 cm, more preferably 15 to 40 cm. The tilt angle with respect to the coating film surface is preferably 10 to 90 °, more preferably 45 to 60 °.
[0019]
The method of the present invention is a road marking line construction method in which a melt-type paint that may have glassy beads is applied to the road surface, and the temperature of the application surface is 60 ° C to 240 ° C, Rotate a cylindrical roll mold with triangular teeth, press the surface of the coating surface (press-fit) to form irregularities regularly, mold ribs, and spread glassy beads on the surface It is the method characterized by doing.
[0020]
In the present invention, as the melt-type paint, known ones can be used, and several types of components can be combined. Such components include, for example, caking resins, plasticizers, pigments, fillers, reflectors, additives, and the like. The melt type coating material preferably has a melting temperature of 170 to 240 ° C, more preferably 190 to 200 ° C. The application temperature of the melt type paint is preferably 170 to 240 ° C, and more preferably 190 to 200 ° C.
[0021]
A known resin can be used as the caking resin. Examples thereof include raw rosin, maleated rosin, maleated rosin ester resin, petroleum resin, hydrogenated rosin, hydrogenated petroleum resin, terpene resin, polypropylene resin, polyethylene resin, and combinations thereof. The softening point of the binder resin is preferably 90 to 130 ° C, more preferably 95 to 125 ° C. In consideration of workability and flexibility, the amount of the binder resin is preferably 9 to 22 parts by weight, more preferably 12 to 17 parts by weight per 100 parts by weight of the melt-type paint.
[0022]
A known plasticizer can be used as the plasticizer. Examples include vegetable oils, vegetable oil-modified alkyd resins, mineral oils, epoxidized oils, liquid synthetic rubbers, and the like. The blending amount is preferably 0.5 to 5 parts by weight and more preferably 1 to 4 parts by weight per 100 parts by weight of the melt-type coating material in consideration of workability and flexibility at low temperature, drying property and contamination.
[0023]
A known filler can be used as the filler. For example, calcium carbonate fine powder, cold water stone, talc, hard aggregate (natural stone, artificial calcined aggregate), fused alumina and the like can be mentioned. The blending amount of the filler is preferably 25 to 65 parts by weight, more preferably 30 to 60 parts by weight per 100 parts by weight of the melt-type paint, considering workability and flexibility at low temperatures, and compressive strength and wear. preferable.
[0024]
A known pigment can be used for the pigment. For example, white pigments include titanium dioxide, zinc white, lithopone, lead white and the like, and yellow pigments include yellow lead, heat-resistant yellow lead, and organic yellow pigments. Furthermore, phosphorescent pigments, fluorescent pigments, luminescent pigments, and the like can be used alone or in combination.
[0025]
The blending amount of the pigment differs between the normal pigment and the special pigment. In the case of ordinary pigments such as white pigments and yellow pigments, 1.5 to 7 parts by weight per 100 parts by weight of melt-type paint is preferred, taking into account the effects on visibility and blending visibility, and 2 to 6 weights Part is more preferred.
[0026]
In the case of special pigments such as phosphorescent pigments, fluorescent pigments, luminescent pigments, etc., considering the effect on afterglow characteristics and blending visibility, 5 to 40 parts by weight per 100 parts by weight of melt-type paint is preferred, 30 parts by weight is more preferable.
[0027]
In addition, as long as it does not adversely affect the characteristics of the present invention, the melt-type paint may optionally include an antisettling agent such as bentonite, highly oxidized polyethylene wax, polyethylene hydrogenated castor oil wax, or a viscosity reducing agent such as low molecular weight polyethylene. Additives such as ultraviolet absorbers can be added.
[0028]
The roll type used in the method of the present invention is as described above. Moreover, the shape of the rib by the method of the present invention is as described above. Furthermore, according to the method of the present invention, the coolant is preferably applied via a coolant spraying device (coolant spray nozzle) having a predetermined angle. These coolant spraying devices, coolants and application methods thereof are as described above.
[0029]
The glassy beads of the present invention can be various glass beads. When the refractive index of the glassy beads of the present invention is submerged in water, the refractive index is preferably 1.5 to 2.5, more preferably 1.9 to 2.5, considering visibility and retroreflection. 1 to 2.5 is more preferable.
In addition, the measuring method of the refractive index of glassy beads is not particularly limited. For example, it can be measured by an immersion method. In the immersion method, glassy beads are submerged in liquids of various refractive indexes, and light is applied to them to determine whether there is a change in the refractive index between the liquid and the glassy beads. Is a method of measuring.
[0030]
The particle size of the glassy beads of the present invention is preferably from 10 to 3000 μm, more preferably from 50 to 1000 μm, considering the influence of retroreflection and bead crystallization.
[0031]
The material of the glassy bead of the present invention is not particularly limited. For example, a metal such as titanium, barium, calcium, strontium, magnesium, zinc, lead, cadmium, zirconium, sodium, lithium, cobalt, aluminum, or a metal oxide thereof can be included. In consideration of obtaining a high refractive index, those containing titanium, zinc, zirconium or their oxides are preferred, and those containing titanium or titanium oxide are more preferred.
[0032]
In addition, according to the present invention, the content of the glassy beads in the melt-type paint is the melt-type paint 100 considering the visibility when submerged in water and the adhesive force, viscosity and crack resistance due to the paint balance. The amount is preferably 0.5 to 60 parts by weight, more preferably 20 to 50 parts by weight per 100 parts by weight of the melt-type paint.
[0033]
According to the present invention, the dispersion of the glassy beads on the coated surface and on the rib (coating surface) is 100 parts by weight of the melt-type paint in consideration of the effect on the visibility and the amount of dispersion when submerged in water and at night. It is preferable to spray 0.5 to 60 parts by weight per 100 parts by weight, and it is more preferable to spray 10 to 25 parts by weight per 100 parts by weight of the melt-type paint. In other words, it is preferable that 4 to 100 g (25.67 to 666.67 g · m ⁻² ) of 0.15 m ² is applied to the glassy beads on the coating film surface, and 10 to 80 g (66 .67-533.33 g · m ⁻² ) is more preferable.
[0034]
According to the construction method of the present invention, it is possible to pre-treat the road surface in advance before applying the marking line. For example, after the ground surface is treated by primer application on the road surface, the glassy bead-containing melt-type paint of the present invention is dissolved in a melting pot at 170 to 240 ° C. Using a known smooth marking and marking line construction machine, the coating is applied to a thickness of about 1.0 mm to 8.5 mm, and at the same time, using the roll mold of the present invention, the height of 0.5 to 8 0.0mm convex ribs can be formed and applied.
[0035]
As shown in FIG. 2, the visibility-enhanced road marking line of the present invention has glassy beads having a refractive index of 1.5 to 2.5 and a particle size of 10 to 3000 μm on the surface and inside thereof, and ribs are provided. The height is 0.5 to 8.0 mm, the tilt angle is 10 to 90 ° with respect to the surface of the coating film, the width is 5 to 100 mm, and the interval is 0.5 to 50 cm.
[0036]
The shape of the rib by the road marking line of the present invention is as described above. The glassy beads contained in the surface and inside of the road marking line of the present invention are as described above. The road marking line and the formation method thereof according to the present invention are as described above.
[0037]
The visibility-enhanced road marking line of the present invention has an effect that there is little decrease in reflection luminance even after elapse of time, for example, after 12 months.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described in detail below with reference to examples, but the present invention is not limited in any way by these examples. Unless otherwise specified, in the description in the examples, “parts” means “parts by weight”.
[0039]
【Example】
Examples 1-4
(1) Mixing high refractive index glassy beads into melt-type paint composition containing melt-type paint aliphatic petroleum resin, vegetable oil-modified alkyd resin, color pigment, filler, high hydroxyl value alicyclic polyester, polyamide resin To obtain a melt-type paint having the composition shown in Table 1.
[0040]
(2)
The melt type paint of (1) above was put into an in-vehicle kneader, heated and melted at 180 to 200 ° C., and then a lane marking was applied for 100 m with a width of 15 cm using a normal construction machine. At the same time, the roll mold (bottom 7 mm, height 5 mm) having the triangular convex protrusion of the present invention is rotated while water is poured onto both the roll mold and the coating surface at a flow rate of 300 to 350 cc · min ^−1. It was. Thereby, convex ribs having a height of 2.0 mm and a width of 20 mm were formed on the coating film surface at an inclination angle (30, 45, 60, 90 °) shown in Table 2 with a rib interval of 10 mm. ~ 4 ribs were formed. Thereafter, the refractive index of 2.2, glass beads having a particle diameter of 70~90μm ((Ltd.) manufactured by Union UB-56NH) a 0.15 m ² per 80g (533.33g · m ^-2) and sprayed, Example 1 4 lane markings were obtained.
[0041]
Comparative Example 1
(1) A melt-type paint was obtained in the same manner as in Example 1 (1) except that the composition of Comparative Example in Table 1 was used.
[0042]
(2) The melt type paint of (1) above was put into an in-vehicle kneader, heated and melted at 180 to 200 ° C., and then the lane marking was constructed with a width of 15 cm and 100 m using a normal construction machine. Then, 40 g (266.67 g · m ⁻² ) per 0.15 m ² of glass beads having a refractive index of 1.5 and a particle size of 106 to 840 μm (UB-153T manufactured by Gakunan Koki Co., Ltd.) was sprayed. 1 ribless lane marking was obtained.
[0043]
Comparative Examples 2 and 3
(1) A melt-type paint was obtained in the same manner as in Comparative Example 1 (1).
[0044]
(2) The melt type paint of (1) above was put into an in-vehicle kneader, heated and melted at 180 to 200 ° C., and then the lane marking was constructed with a width of 15 cm and 100 m using a normal construction machine. At the same time, ribs were formed using a conventional roll type having a trapezoidal protrusion (upper side 8 mm, base 12 mm, height 2 mm). Thereby, a convex rib having a height of 2.0 mm and a width of 20.0 mm is formed on the surface of the coating film with a rib interval of 10.0 mm and an inclination angle shown in Table 2 (45 and 90 °). And 3 ribs were formed. Then, 40 g (266.67 g · m ⁻² ) per 0.15 m ² of glass beads having a refractive index of 1.5 and a particle size of 106 to 840 μm (UB-153T manufactured by Gakunan Koki Co., Ltd.) was sprayed. 2 and 3 marking lines were obtained.
[0045]
Change in reflection luminance over time: The obtained coating film was left outdoors, and the reflection luminance in the daytime of the coating film was measured for the reflection luminance at night in the rainy weather after 1, 3, 6, 12 months. Measurement was performed at a distance of 400 mm to the road marking line using a Mirolux 7 manufactured by Toshiba Ballotini having a red LED light source and a photodiode receiver (the difference in measurement time is a maximum of one week).
The results are shown in Table 2.
[0046]
[Table 1]

[0047]
[Table 2]

[0048]
As is clear from Table 2, the lane markings of the present invention are excellent in reflection luminance from the beginning. And it is excellent in the nighttime reflection brightness at the time of submergence of the coating film even after 12 months. It is clear that the lane marking of the present invention is excellent in weather resistance. However, the lane markings of the comparative example are inferior to the initial reflection luminance as compared with the present invention. Furthermore, after 12 months, it decreased to about 1/5 of the initial value.
[0049]
Example 5
The melt-type paint of Example 1 (1) was put into an in-vehicle kneader, heated and melted at 180 to 200 ° C., and then a lane line was constructed 100 m with a width of 15 cm using a normal construction machine. At the same time, the roll mold of the present invention was rotated. Thereby, the ribs of Example 5 were formed on the surface of the coating film with convex ribs having a height of 2.0 mm and a width of 20 mm with a rib interval of 10 mm and an inclination angle of 60 °.
[0050]
Example 6
When rotating the roll mold of the present invention, water was poured into both the roll mold and the coating film surface at a flow rate of 300 to 350 cc · min ⁻¹ (50 to 58.33 ml · s ⁻¹ ). In the same manner as in Example 5, the rib of Example 6 was formed.
[0051]
Comparative Example 4
The rib of Comparative Example 4 was formed in the same manner as Example 5 except that a roll mold having a trapezoidal protrusion was used.
[0052]
The moldability of the obtained ribs of Examples 5 and 6 and the rib of Comparative Example 4 was visually evaluated. The results are shown in Table 3.
[0053]
[Table 3]

[0054]
【The invention's effect】
The road marking line tool, road marking line construction method and road marking line of the present invention are excellent in night reflection luminance, high visibility, even in day-to-day visibility even if the road marking line on the road surface is flooded. Form excellent lane boundaries, road center lines, roadway outer lines, pedestrian crossings, letters, symbols, and other marking lines.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a rib forming tool for road marking lines for processing a melt-type paint according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of a visibility improving type road marking line according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Roll type | mold 2 Coolant spraying tool, Coolant jet nozzle 3 Roll type convex protrusion 4 Holding part, rotation part 5 Coolant 6 Application surface 7 Convex rib 11 Road marking line 12 Convex rib 13 Width of convex rib 14 Interval between convex ribs 15 Glass beads, glassy beads

Claims

A rib for road marking lines for processing molten paint, comprising a cylindrical roll mold having triangular convex protrusions on the circumferential surface and a coolant spraying device for simultaneously cooling the roll mold and the coating film Forming tool.

The rib forming tool according to claim 1, wherein an angle of the coolant sprayed from the coolant spraying device is 10 to 90 ° with respect to the coating film surface.

The rib forming tool according to claim 1 or 2, wherein the material of the roll type is a metal, a thermoplastic resin, or a thermosetting resin.

In the road marking line construction method, a melt-type paint that may have glassy beads is applied to the road surface, the temperature of the application surface is 60 ° C to 240 ° C, and the cylindrical surface has triangular teeth on the circumferential surface. Rotating the roll mold, embossing the coated surface, forming ribs, and spraying glassy beads on the surface so as to form irregularities regularly, improved visibility type road marking Wire construction method.

The method of claim 4, wherein coolant is poured into both the roll mold and the application surface as the roll mold is rotated.

The method of claim 5 , wherein the coolant is water and water soluble silicone.

The method according to claim 5 or 6 , wherein the flow rate of the coolant is 300 to 350 cc · min ^-1 .

The method according to any one of claims 4 to 7, wherein the glassy beads have a refractive index of 1.5 to 2.5 and a particle size of 10 to 3000 µm.

A road marking line having ribs, the ribs having a height of 0.5 to 8.0 mm, an inclination angle of 10 to 90 ° with respect to the coating film surface, a width of 5 to 100 mm, and an interval of 0.5 to 50 cm, A visibility improving type road marking line characterized by having glassy beads having a refractive index of 1.9 to 2.5 and a particle size of 10 to 3000 μm on the surface and inside of the road marking line.