JP3820737B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ダウンライトなどの照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
第1の従来例を図5に示す。すなわち、この照明器具は、ラッパ状の第1の反射鏡50とその開口部に前面ガラス51とを有し内部に発光部を設けたランプ52を使用した照明器具であり、略円錐台筒状の第2の反射鏡53の上端部がランプ52の側面まで覆うとともに、ランプ52と第2の反射鏡53との間はある程度隙間δをおいてランプ交換作業を容易に行なえるようになっている。
【0003】
54は天井59の埋込穴60に取付具55により取付けられた器具本体、56はランプ52を装着し器具本体56に取付けられたランプソケット、57は端子台、58は枠である。
【0004】
第2の従来例を図6および図7に示す。すなわち、この照明器具は、第1の従来例の器具を小型化した例であり、器具を小型化するとランプ52と第2の反射鏡53との隙間δが小さくなり、ランプ交換がやりにくくなるので、ランプ52を操作しやすくするため前面ガラス51の周縁にグリップ61を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、第2の従来例は、前面ガラス51のグリップ61が第2の反射鏡53に映り込んで第2の反射鏡53の内面に模様ができ、意匠上好ましくないという欠点があった。
【0006】
したがって、この発明の目的は、小型化できるとともに、反射鏡にグリップが映り込むのを防止した照明器具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の照明器具は、略筒状の第1の反射鏡と、この第1の反射鏡の内側に配置された発光部と、前面の周縁部の周方向に多数の突起状のランプ着脱用のグリップを有して前記第1の反射鏡の前端開口部を被覆した前面透光具と、前記第1の反射鏡の前方に配置された略筒状の第2の反射鏡とを備え、前記第2の反射鏡の上端開口部の縁部を、前記発光部の先端部と前記グリップの内周側とを結ぶ線よりも発光部中心軸側に設定したことを特徴とするものである。
【0008】
請求項1記載の照明器具によれば、発光部の発光によって前面透光具のグリップの影や前面透光具の周縁部からの光が第2の反射鏡に映り込まなくなり、第2の反射鏡の鏡面に前面透光具の模様ができなくなるので意匠上良好となる。しかも小型化が可能であり、かつ器具効率の低下を最小限に押えられる。
【0009】
請求項2記載の照明器具は、請求項1において、前記第1の反射鏡の前端開口部の口径よりも前記第2の反射鏡の上端開口部の開口径を小さくするとともに両開口部の間に隙間を設けたものである。
【0010】
請求項2記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果のほか、第2の反射鏡を例えばマジックばねなどで支持している場合に、隙間に指を挿入して鏡面に指を触れることなく第2の反射鏡を下げて外しやすくなり、ランプ交換が容易になる。
【0011】
請求項3記載の照明器具は、請求項1または請求項2において、前記第2の反射鏡の前記上端開口部の前記縁部が、折曲端が外向きになるように断面逆L字状に曲線状または直線状に折曲されたものである。
【0012】
請求項3記載の照明器具によれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、第2の反射鏡の上端開口部の縁部に内鍔を設けたものと比較して、内鍔による影が第2の反射鏡にできないので意匠上良好になる。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施の形態を図1および図2により説明する。すなわち、このダウンライトに適用した照明器具は、第1の反射鏡1と、発光部2と、前面透光具3と、第2の反射鏡4とを有する。
【0014】
まず、器具本体5は図2に示すように、天井6の埋込穴5に挿入されて開口端の外つば7が埋込穴5の縁部に係止する筒状であり、金具製の取付具8により天井6に固定されている。器具本体5の天部に器具保持台9を設け、器具保持台9に器具本体5内に向けてランプソケット10を垂下し、また器具保持台9の上端部にアーム11を張出し、アーム11の下面に安定器12を取付け、アーム11の先端下面に端子台13を取付けている。一方外つば7を被覆する枠14を、マジックばねを用いた枠取付ばね15を器具本体5に設けた係止具に係合することにより取付けている。枠14には反射鏡支持部16を設けている。
【0015】
第1の反射鏡1は略筒状であり、この実施の形態では略ラッパ形に形成され、上端部がランプソケットの前端部に位置する。
【0016】
発光部2は、第1の反射鏡1の内側に配置されているが、実施の形態の発光部2は発光管またはフィラメントにより形成され、その口金2aがランプソケット10に装着されている。
【0017】
前面透光具3は、前面の周縁部の周方向に多数の突起状のランプ着脱用のグリップ17を有して第1の反射鏡1の前端開口部を被覆している。実施の形態では例えば前面ガラスを用い、かつこの前面透光具3と第1の反射鏡1と発光部2とにより従来例と同様なランプを構成している。
【0018】
第2の反射鏡4は略筒状であり、第1の反射鏡1の前方に配置されている。実施の形態では第2の反射鏡4が例えば円の略錐台筒状である。そしてこの第2の反射鏡4の上端開口部の縁部22を、発光部2の先端部Bとグリップ17の内周側Aとを結ぶ線Lよりも発光部中心軸(ランプ中心軸)O側に設定しており、線Lで結ばれる先端部Bは内周側Aに対して発光部中心軸Oの反対側になっている。また第1の反射鏡1の前端開口部の口径R2 よりも第2の反射鏡の上端開口部の開口径R1 を小さくするとともに両開口部の間に隙間Hを設けている。隙間Hは例えば5mm以上である。第2の反射鏡4では開口径R1 を小さく形成するとともに取付けのため、上端開口部に内鍔18を折返しにより形成して縁部22を形成し、その外周側に周溝19を形成している。この周溝19に断面L字形のリング状部材20の内周縁が嵌合し、外周側部が反射鏡支持部16にねじ21により取付けられている。
【0019】
ランプを外す場合、第2の反射鏡4内に手を挿入し、その上端開口部の隙間Hに指を挿入して上端部を引下げると、枠取付ばね15が器具本体5の係止具を摺動して枠14とともに下がり、枠取付ばね15を係止具から外すと枠14および第2の反射鏡4を外すことができる。この状態でグリップ17に手を掛けてランプを回し口金2aをランプソケット10から外しランプ交換する。第2の反射鏡4は前述と反対の手順でまず枠取付ばね15を係止具に掛け、枠14を押し上げて枠取付ばね15の弾力により第2の反射鏡4を所定の位置に保持させる。
【0020】
この実施の形態によれば、発光部2の発光によって前面透光具3のグリップ17の影や前面透光具3の周縁部からの光が第2の反射鏡4に映り込まなくなり、第2の反射鏡4の鏡面に前面透光具3の模様ができなくなるので意匠上良好となる。しかも小型化が可能であり、かつ器具効率の低下を最小限に押えられる。
【0021】
また、第1の反射鏡1の前端開口部の口径R2 よりも第2の反射鏡4の上端開口部の開口径R1 を小さくするとともに両開口部の間に隙間Hを設けたため、第2の反射鏡4を隙間Hに指を挿入して鏡面に指を触れることなく第2の反射鏡4を下げて外しやすくなり、ランプ交換が容易になる。
【0022】
また前面透光具3の外形が下から見えないので、第1の反射鏡1、発光部2および前面透光具3からなるランプのランプ口金2aが傾いて、発光部中心軸Oから傾いた状態でランプが取付けられても、ランプが第2の反射鏡4で隠されて分かりにくい。
【0023】
この発明の第2の実施の形態を図3および図4により説明する。第1の実施の形態において、第2の反射鏡4の上端開口部の縁部22が断面で屈曲部のない曲線状に形成され、断面略逆L字状に折曲されて外鍔23を設けている。すなわち、外鍔23が第2の反射鏡4の上端部から断面で曲線部4aを介して連続し、この曲線部4aにより縁部22が形成されている。この外鍔23に孔が形成され、その孔に断面L字形のリング状部材20′の水平片27に形成した孔が整合し、ねじ25およびナット26により連結され、このリング状部材20′が反射鏡支持部16に連結されている。
【0024】
この実施の形態によれば、第1の実施の形態のように第2の反射鏡4の上端開口部に内鍔18を設けたものと比較して、内鍔18が庇になることによる影が第2の反射鏡4の内面に映り込まないので意匠上良好になる。
【0025】
なお、上端開口部の縁部22は、断面で屈曲部のない曲線状に形成されたが、直線状に形成されてもよい。
【0026】
12′はインバータブロックであり、その他は第1の実施の形態とほぼ同様であり、共通部分に同一符号を付している。
【0027】
なお、この発明において、発光部2を通常のランプにより構成し、このランプを第1の反射鏡1および前面透光具3からなる灯具部材の内側に収納し、第1の反射鏡1をランプソケット10に着脱自在に構成したものや、第1の反射鏡1をランプソケット10に取付け前面透光具3を第1の反射鏡1に対して着脱自在に構成したものなどでもよい。
【0028】
【発明の効果】
請求項1記載の照明器具によれば、発光部の発光によって前面透光具のグリップの影や前面透光具の周縁部からの光が第2の反射鏡に映り込まなくなり、第2の反射鏡の鏡面に前面透光具の模様ができなくなるので意匠上良好となる。しかも小型化が可能であり、かつ器具効率の低下を最小限に押えられる。
【0029】
請求項2記載の照明器具によれば、請求項1と同様な効果のほか、第2の反射鏡を例えばマジックばねなどで支持している場合に、隙間に指を挿入して鏡面に指を触れることなく第2の反射鏡を下げて外しやすくなり、ランプ交換が容易になる。
【0030】
請求項3記載の照明器具によれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、第2の反射鏡の上端開口部の縁部に内鍔を設けたものと比較して、内鍔による影が第2の反射鏡にできないので意匠上良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施の形態の部分拡大図である。
【図2】 照明器具の部分断面側面図である。
【図3】 発明の第2の実施の形態の部分拡大図である。
【図4】 照明器具の部分断面側面図である。
【図5】 第1の従来例の部分断面側面図である。
【図6】 第2の従来例の部分断面側面図である。
【図7】 その第1の反射鏡および前面ガラスを示し、(a)は正面図、(b)は底面図である。
【符号の説明】
1 第1の反射鏡
2 発光部
3 前面透光具
4 第2の反射鏡
17 グリップ
R1 上端開口径
R2 口径
A グリップの内周側
B 発光部の先端部
L 線
H 隙間
Claims (3)
- 略筒状の第1の反射鏡と、この第1の反射鏡の内側に配置された発光部と、前面の周縁部の周方向に多数の突起状のランプ着脱用のグリップを有して前記第1の反射鏡の前端開口部を被覆した前面透光具と、前記第1の反射鏡の前方に配置された略筒状の第2の反射鏡とを備え、前記第2の反射鏡の上端開口部の縁部を、前記発光部の先端部と前記グリップの内周側とを結ぶ線よりも発光部中心軸側に設定したことを特徴とする照明器具。
- 前記第1の反射鏡の前端開口部の口径よりも前記第2の反射鏡の上端開口部の開口径を小さくするとともに両開口部の間に隙間を設けた請求項1記載の照明器具。
- 前記第2の反射鏡の前記上端開口部の前記縁部が、折曲端が外向きになるように断面逆L字状に曲線状または直線状に折曲された請求項1または請求項2記載の照明器具。
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