JP3818046B2 - 携帯型情報機器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、2個以上の分割ケースを突合せて構成される本体ケースの防滴構造を改良した携帯型情報機器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
携帯型情報機器、例えばPOSシステムに用いられるハンディタイプのバーコードリーダの外観構成を図5に示す。即ち、このバーコードリーダ1の本体ケース2は、図で左右方向に細長い形状に構成され、その先端側(図で左側)がやや幅広となると共に、先端部が下方へ斜めに傾斜した首曲り状とされ、先端面に読取窓2aを有している。この本体ケース2は、共にプラスチック製の上ケース3と下ケース4とを突合せてねじ止め等により結合されるようになっている。
【0003】
また、この本体ケース2の上面部には、タッチパネルを有したLCDなどの表示部5、テンキーやファンクションキーからなるキー操作部6が設けられ、側面部には、バーコードの読取時にオン操作される押ボタン式のトリガスイッチ7が設けられている。さらに、図示はしないが、本体ケース2の内部には、照明光源、CCD等のリニアセンサ、レンズ、反射鏡などからなり前記読取窓2aを通してバーコードを読取る光学系や、信号処理回路を含む制御回路基板等が設けられている。
【0004】
ところで、この種の機器にあっては、被水からの保護を図るため、防滴性が要求される場合がある。そこで、図示はしないが、従来では、上ケース3と下ケース4との突合せ部分にゴム製のシール部材(Oリング等)を挟み込むように設けてシールを図るようにしたり、上ケース3と下ケース4との突合せ部分を嵌合構造(一方に突片を設け、他方に凹溝を設けて嵌め合せる)として水等の侵入を防止するといったことが行われていた。
【0005】
しかしながら、上述のようにシール部材により防滴性を図るようにしたものでは、別途のシール部材が必要となってコスト高となると共に、シール部材の取付部を確保するために本体ケース2(上,下ケース3,4)の突合せ部分の形状が複雑となり、さらには組付け作業が面倒となる欠点がある。また、上ケース3と下ケース4との突合せ部分を嵌合構造としたものでは、嵌合部分の合せが不十分となって良好な防滴性が得られなくなる不具合があった。
【0006】
特に、上記した構成のうち、トリガスイッチ7の取付け部分では、上ケース3と下ケース4との間に穴部2bを形成し、その穴部2b内にトリガスイッチ7を設ける構成のため、三者にまたがってシールを施す必要があり、その結果、シール構造が複雑となったり、隙間が生じやすくなってシール性に劣ってしまうことになる。
【0007】
尚、上記構成のバーコードリーダ1にあっては、耐衝撃性の向上、つまり本体ケース2を落下させたり、他の物にぶつけてしまったりしたときの保護を図るため、例えば本体ケース2の先端の読取窓2aの周囲、本体ケース2の先端側(幅広部分)の左右両壁面、後端部の角部に、それぞれゴム部品8、9、10を取付けるようにしている。ところが、この構成では、部品数が多くなってコスト高となると共に、ケース形状が複雑となる、組付け作業が面倒となるといった不具合が生じていた。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、分割ケースを突合せて本体ケースを構成するものにあって、比較的簡単な構成で分割ケース間の突合せ部分の防滴性の向上を図ることができる携帯型情報機器を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1の携帯型情報機器は、本体ケースを構成する分割ケースの突合せ部分を溝部及びその溝部に基端側を除いて差込まれる突片部からなる嵌合構造とすると共に、エラストマ材からなる防滴用のシール部を、前記分割ケースの突片部の外面部の基端側に一体成形によりその内面全域が接合されるように設け、前記シール部の上端部が前記溝部の縁部に密着してシールするように構成したところに特徴を有する。
【0010】
これによれば、分割ケースの突合せ部分が嵌合構造とされることにより、一定の防滴性を得ることができ、更に分割ケースの突合せ部分にエラストマ材からなるシール部を設けたことにより、十分な防滴性を得ることができる。この場合、シール部は、分割ケースに一体成形されるものであるから、別途のシール部材を設ける場合と比較して、部品数が少なくなり、組付け作業も簡単となる。従って、比較的簡単な構成で分割ケース間の突合せ部分の防滴性の向上を図ることができるという優れた効果を得ることができる。
【0011】
尚、エラストマ材からなるシール部を本体ケースの外面部に配することにより、使用者が本体ケースを持った際の滑り止めを図ることが可能となり、また、シール部を分割ケースに一体成形することにより、別体に設ける場合に比べてデザイン性を高めることができるといった副次的な効果も得ることができる。
【0012】
尚、本発明では、前記分割ケースの外面部に、本体ケースの角部又は膨出部分に位置して、エラストマ材からなる厚肉状の衝撃吸収部を前記シール部と一体に設けるようにすることができる。これによれば、本体ケースを落下させたり他の物にぶつけたりしたときに衝突する本体ケースの角部又は膨出部分に、エラストマ材からなる厚肉状の衝撃吸収部が設けられているので、耐衝撃性の向上を図ることができ、しかもこの場合、衝撃吸収部はシール部と一体に設けられるので、いわばシール部を衝撃吸収部と兼用させることができ、構成の複雑化を招くことなく済ませることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をハンディタイプのバーコードリーダ(情報読取装置)に適用した一実施例について、図1ないし図4を参照しながら説明する。まず、図1は、本実施例に係る携帯型情報装置たるハンディタイプのバーコードリーダ11の外観構成を示しており、このバーコードリーダ11は、本体ケース12に、後述するような各種の電装部品を組込んで構成されている。
【0016】
前記本体ケース12は、硬質プラスチック(例えばPC+ABS)を主体として構成され、全体として、使用者が片手で持って操作できる程度の大きさの、図で左右方向に細長く各角部が丸みをもった形状に構成されると共に、その先端側(図で左側)が斜め下方にやや折曲がったいわゆる首曲り形状とされ、先端面に読取窓12aを有している。図示はしないが、この読取窓12aは、本体ケース12(後述する読取口ケース)の先端(図で左下端)に形成された横長な開口部に、透光性ある防塵プレートを取付けて構成されている。
【0017】
この本体ケース12は、詳細には、複数個この場合3個の分割ケース、即ち、上ケース13、下ケース14、読取口ケース15を突合せて例えばねじ止めされて構成される。図1(b)に示すように、これら分割ケース13〜15は、いわば、本体ケース12全体をほぼ水平に延びる切断線(突合せラインL1)と、本体ケース12の先端部下側部分を斜め方向に延びる切断線(突合せラインL2)とにより、上下方向に三分割した各パーツを構成する。
【0018】
従って、前記上ケース13は、下面側が開放したほぼ矩形蓋状をなし、本体ケース12の上半部側を構成している。前記下ケース14は、上面が開放し、先端下面側に開口部を有した薄形のほぼ矩形容器状をなし、本体ケース12の先端部を除く下半部側を構成している。前記読取口ケース15は、前記下ケース14の先端下面側の開口部に突合せられ、下方にややすぼまるような筒状をなし、本体ケース12の先端部(読取口部分)を構成している。尚、これら分割ケース13〜15の突合せ部分の構造については後述する。
【0019】
ここで、前記本体ケース12に組込まれる電装部品について簡単に述べる。即ち、本体ケース12(上ケース13)の上面部には、図で左側に、表面にタッチパネル16(図2参照)を有したLCD等の表示部17が設けられていると共に、その右側に、テンキーやファンクションキー等からなるキー操作部18が設けられている。従って、上ケース13の上面部には、表示部17が配置される矩形状の開口部13a(図2参照)が形成されていると共に、キー操作部18の各キーが配置される複数個の穴部が形成されている。
【0020】
そして、本体ケース12の側面部には、前記上ケース13の後端側に位置して、外部(管理コンピュータ等)との赤外線通信を行うための光通信部19、及び、外部とケーブルによる通信を行うための通信用コネクタ(図1(b)にコネクタカバー20を図示)が設けられていると共に、前記下ケース14の中間部分に位置して、押ボタン式のトリガスイッチ21が設けられている。
【0021】
従って、上ケース13の側面部には、前記光通信部19及び通信用コネクタが配置される穴部がそれぞれ形成されており、下ケース14の側面部には、トリガスイッチ21が配置される横長な楕円形の穴部14aが形成されている。この場合、前記穴部14aは、前記突合せラインL1から下方に外れて位置されており、これにより、この突合せラインL1がほぼ直線状に延びるように構成されている。前記トリガスイッチ21部分の構造についても後述する。
【0022】
さらに、図示は省略するが、本体ケース12内には、LED等の照明光源、バーコードを読取るためのCCDからなるリニアセンサ、レンズ及び反射鏡等をユニット化した光学系ユニット、前記リニアセンサからのデータのデコード処理や全体の制御を行うマイコン等を搭載した制御回路基板、電源となる電池等が配設されている。これにて、使用者が、本体ケース12を持ってその読取窓12aを読取対象のバーコードに近接させた状態で、トリガスイッチ21をオン操作すると、読取対象に照明がなされ、その反射光が読取窓12aを通してリニアセンサにより撮像され、もってバーコードが読取られるようになっている。
【0023】
さて、本実施例では、以下のように、前記本体ケース12内に防滴を図るためのシール構造が設けられると共に、落下時等の衝撃を吸収するための衝撃吸収構造が設けられる。即ち、図2は、図1(b)のX−X線に沿う断面(片側)を示しており、また、図3(a),(b),(c)には、図2のA,B,C部のそれぞれの拡大図を示している。さらに、図4には、図1(b)のY−Y線に沿う断面図を示している。
【0024】
ここで、図2及び図3(a)に示すように、前記上ケース13のうち開口部13a部分には、タッチパネル16を有する表示部17が配置されるのであるが、このとき、例えばゴム製のシール部材22が、タッチパネル16及び表示部17の上面の縁部、側面、下面の縁部にかけて四辺全周を覆うように密着して設けられており、そのシール部材22の上面が開口部13aの周縁部の下面に密着してシールがなされるようになっている。
【0025】
また、前記上ケース13は、前記開口部13aの周囲の枠状領域が他の部分より一段下がった凹部13bとされており、図1にも示すように、その枠状の凹部13bの上面部に、衝撃吸収部23が設けられる(図1には便宜上ハッチングを付して示す)。この衝撃吸収部23は、エラストマ材から上方に盛上るような厚肉状をなし、図1(b)に一部示すように、上端部が上ケース13の他の部位より上方に膨出するように設けられている。この衝撃吸収部23は、前記上ケース13に一体成形(二色成形)により形成されるようになっている。
【0026】
次に、図2及び図3(b)に示すように、前記上ケース13と下ケース14との突合せ部分(突合せラインL1部分)は、嵌合構造とされている。即ち、図3(b)に示すように、前記下ケース14の上縁部には、外面側に段差が現れるように突片部14bが全周に渡って設けられており、一方、上ケース13の下縁部には、その突片部14bに対応して溝部13cが形成されている。これにて、下ケース14の突片部14bが、上ケース13の溝部13cにその基端側を除いて差込まれる嵌合構造とされている。
【0027】
そして、前記下ケース14には、図1にも示すように、その突合せ部分に位置し外面部から突片部14bの基端側にかけて、前記衝撃吸収部23と同等のエラストマ材からなる、防滴用のシール部24が一体に設けられている。この場合、このシール部24は、図1に便宜上ハッチングを付して示すように、下ケース14に一体成形(二色成形)により全周に渡って設けられており、もって、上ケース13と下ケース14との嵌合状態で、そのシール部24の上端部が上ケース13の突合せ縁部の下面に密着してシールがなされるようになっている。
【0028】
このとき、図1(b)に示すように、シール部24の下辺部(本体ケース12の外面に現れる部分)は、緩やかな湾曲状をなすようなデザインとされており、また、図示はしないが、シール部24の外面に現れる部分のうち、左右両側部分(使用者が手で持った際に触れる部分)については、例えば三日月状をなす複数の滑り止め凹部が形成されている。さらに、本実施例では、図1に示すように、前記シール部24のうち、本体ケース12の前後左右の角部に位置する部分が、厚肉状に膨らんだ状態に形成され、もって衝撃吸収部24a〜24dが一体に設けられているのである。
【0029】
また、図2及び図3(c)に示すように、前記トリガスイッチ21は、前記下ケース14の穴部14a内に配置される楕円キャップ状の押ボタン25、下ケース14の内部に配設され表面(図で左面)に一対の固定接点(図示せず)を有するスイッチ基板26、それらの間に設けられるゴム部材27から構成される。前記ゴム部材27は、前記スイッチ基板26の表面に固定されるリング状の取付基部27aと、前記押ボタン25の内部に位置され後面側に図示しないカーボン接点を有する操作子27bと、それらの間を弾性的につなぐ繋ぎ部27cとを一体に有して構成されている。
【0030】
これにて、押ボタン25が押圧操作されることにより、ゴム部材27の操作子27bが弾性的に押込まれてそのカーボン接点が前記固定接点に接触してスイッチがオンされ、また押ボタン25の操作力が解除されると、繋ぎ部27cの弾性力により操作子27b(押ボタン25)が元の位置に戻るようになっている。そして、このとき、ゴム部材27の取付基部27aは、弾性的に圧縮された状態で、下ケース14の穴部14aの周囲部の内面とスイッチ基板26との間に挟まれて設けられ、以て、穴部14aの内周縁部に全周に渡って防滴用のシールがなされるようになっている。
【0031】
さらに、前記下ケース14と読取口ケース15との突合せ部分(突合せラインL2部分)も、図4に示すように、下ケース14の下端部の内面側全周に薄肉状の突片部14cが設けられ、読取口ケース15の上端部の外面側全周に薄肉状の突片部15aが設けられ、それらによる嵌合構造とされている。このとき、下ケース14の突片部14cの外面側には、全周に渡って、前記シール部24と同等のエラストマ材からなる、防滴用のシール部28が前記シール部24と共に一体成形(二色成形)により設けられている。これにて、下ケース14と読取口ケース15との嵌合状態で、シール部28が読取口ケース15の突片部15aの内面に密着してシールがなされるようになっている。
【0032】
また、前記読取口ケース15の先端部にも、図1(b)に便宜上ハッチングを付して示すように、読取窓12aの周囲部に位置して、衝撃吸収部29が設けられる。この衝撃吸収部29は、やはり同等のエラストマ材から下方に膨出するような厚肉状に形成され、前記読取口ケース15に一体成形(二色成形)により形成されるようになっている。
【0033】
上記構成のバーコードリーダ11においては、本体ケース12を、上ケース13、下ケース14、読取口ケース15の3つの分割ケースを突合せて構成するものにあって、それら突合せ部分を共に嵌合構造としたことにより、一定の防滴性を得ることができ、更に、上ケース13と下ケース14との突合せ部分(突合せラインL1部分)及び、下ケース14と読取口ケース15との突合せ部分(突合せラインL2部分)に、それぞれエラストマ材からなるシール部24及び28を設けたことにより、そられ突合せ部分の十分な防滴性を得ることができる。
【0034】
このとき、シール部24及び28は、下ケース14に一体成形(二色成形)されるものであるから、別途のシール部材を設ける場合と比較して、部品数が少なくなり、組付け作業も簡単となる。しかも、例えばトリガスイッチ21配設用の穴部14aを突合せ部分から外れて位置させる等の工夫により、上記した突合せラインL1,L2が、共にほぼ真っ直ぐ延びるように構成したので、分割ケース13,14,15の突合せ部分の構造、ひいてはシール部24,28の構造が単純化され、簡単な構成でシール性の高いものとすることができる。
【0035】
また、上記したトリガスイッチ21配設用の穴部14aが、1の分割ケースである下ケース14に形成されているので、図5に示したような穴部2bが2以上の分割ケースにまたがって形成されるものと異なり、穴部14aの内周縁部に隙間が生じにくくなり、穴部14aの内周縁部とトリガスイッチ21との間に設けられるゴム部材27によるシール構造を、簡単でシール性の高いものとすることができる。同様に、上ケース13の開口部13aと表示部17との間に設けられるシール部材22によるシール構造も、比較的簡単で、シール性の高いものとすることができる。
【0036】
この結果、本体ケース12全体としての、優れたシール性(防滴性)を得ることができ、被水からの保護を十分に図ることができるようになるのである。尚、上記シール部24は本体ケース12の外面部に配されているので、使用者が本体ケース12を持った際の滑り止めを図ることが可能となり、そのシール部24を下ケース14に一体成形したことにより、別体に設ける場合に比べて色や形態等のデザイン性(意匠性)も高めることができるといった副次的な効果も得ることができる。
【0037】
そして、上記構成のバーコードリーダ11にあっては、本体ケース12のうち、表示部17を囲む枠状部分にエラストマ材からなる厚肉状の衝撃吸収部23が設けられ、4つのコーナー部にエラストマ材からなる厚肉状の衝撃吸収部24a〜24dが設けられ、先端部の読取窓12aを囲む部分にエラストマ材からなる厚肉状の衝撃吸収部29が設けられているので、本体ケース12を落下させたり他の物にぶつけたりしたときに衝突する本体ケース12の角部又は膨出部分における、耐衝撃性の向上を図ることができる。
【0038】
この場合、衝撃吸収部23及び衝撃吸収部29は、それぞれ上ケース13及び読取口ケース15に一体成形により設けられるので、簡単な構成で済ませることができ、さらに、特に衝撃吸収部24a〜24dは、下ケース14に前記シール部24と一体に設けられているので、いわばシール部24と衝撃吸収部24a〜24dとを兼用させることができ、構成を極めて簡単に済ませることができるものである。
【0039】
このように本実施例によれば、3つの分割ケース13,14,15を突合せて本体ケース12を構成するものにあって、シール部24,28により、比較的簡単な構成で分割ケース13,14,15間の突合せ部分の防滴性の向上を図ることができ、しかも、衝撃吸収部23,24a〜24d,29により、比較的簡単な構成で、本体ケース12の耐衝撃性の向上を図ることができるという優れた効果を奏するものである。
【0040】
尚、上記実施例では、シール部24,28を共に下ケース14に設けるようにしたが、シール部を、上ケース13あるいは読取口ケース15に設けるようにしても良い。また、本発明は、バーコードリーダに限らず、二次元コード読取装置や、ハンディスキャナ、通信装置等、携帯型情報機器全般に適用できる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、バーコードリーダの外観を示す平面図(a)及び正面図(b)
【図2】本体ケースの要部の縦断面図(図1(b)中X−X線に沿う断面図)
【図3】図2のA部,B部,C部をそれぞれ拡大して示す断面図
【図4】下ケースと読取口ケースとの突合せ部分の拡大縦断面図(図1(b)中Y−Y線に沿う断面図)
【図5】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
図面中、11はバーコードリーダ(携帯型情報機器)、12は本体ケース、13,14,15は分割ケース、14aは穴部、17は表示部、21はトリガスイッチ、22はシール部材、23は衝撃吸収部、24はシール部、24a〜24dは衝撃吸収部、28はシール部、29は衝撃吸収部、L1,L2は突合せラインを示す。
Claims (1)
- 2個以上の分割ケースを突合せて構成されたプラスチック製の本体ケースに、電装部品を組込んで構成される携帯型情報機器であって、
前記分割ケースの突合せ部分が溝部及びその溝部に基端側を除いて差込まれる突片部からなる嵌合構造とされ、
エラストマ材からなる防滴用のシール部が、前記分割ケースの突片部の外面部の基端側に一体成形によりその内面全域が接合されるように設けられると共に、前記シール部の上端部が前記溝部の縁部に密着してシールされていることを特徴とする携帯型情報機器。
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