JP3816776B2

JP3816776B2 - Folding shield machine

Info

Publication number: JP3816776B2
Application number: JP2001310284A
Authority: JP
Inventors: 政和深井; 竹志吉田
Original assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Current assignee: Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date: 2001-10-05
Filing date: 2001-10-05
Publication date: 2006-08-30
Anticipated expiration: 2021-10-05
Also published as: JP2003120178A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、シールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に中折れピンを設けて中折れピンを中心にシールド本体を中折れさせる中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた中折れ式シールド掘進機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
カーブするトンネルを掘削する場合のように掘進方向を変えて曲進するシールド掘進機として、シールド本体を前胴及び後胴等の複数個の胴部に分割して各胴部を揺動可能に連結することによりシールド本体を中折れできるように構成した中折れ式シールド掘進機が従来から一般に知られている。この中折れ式シールド掘進機を、各胴部を揺動可能に連結するための中折れ機構の点から大別すると、中折れピン付き方式及び中折れピンなし方式と呼ばれている二つの方式に分けることができる。本発明は、前者の中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた中折れ式シールド掘進機を改良しようとするものである。発明の改良点は本発明と別異のものであるが、こうした中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた中折れ式シールド掘進機として、例えば特開平５ー３２１５７４号公報に記載の中折れ式シールド掘進機を挙げることができる。
【０００３】
そこで、後に詳述する本発明の中折れ式シールド掘進機の技術的意義を理解しやすくにするため、中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた従来の中折れ式シールド掘進機の一例を図９乃至図１３に基づいて以下に説明する。図９は、中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた従来例の中折れ式シールド掘進機の縦断面図、図１０は、下方の一部を破断して示す図９の X−X 線断面の断面図、図１１は、図１０の XI−XI 線断面の断面図、図１２は、図９の矢印XII 方向の矢視図に相当する図であり、（ａ）はシールド本体が中折れしているときの状態を示す図、（ｂ）はシールド本体が中折れしていないときの状態を示す図、図１３は、図１２（ｂ）の側面図である。
【０００４】
これらの図において、１は中折れ式シールド掘進機の胴体をなし中折れさせることができるシールド本体、１ａはこのシールド本体１の前部をなす前胴、１ｂはシールド本体１の後部をなす後胴、１ｃは前胴１ａを機外から遮断するバルクヘッド、１ｄは後胴１ｂの前端部にリング状に固着され後胴１ｂを補強するリングガーダ、２は前胴１ａの前方に回転可能に設置され地山を掘削するカッタ、２ａはこのカッタ２を回転駆動するモータ及び減速機を備えたカッタ駆動装置、３は切羽の掘削土砂を移送するためのスクリューコンベア、４はセグメントを組み立てるエレクタ、５はこのエレクタ４により地下坑の周壁に沿って組み立てられたセグメント、６はこのセグメント５にスプレッダ６ａを押し当てることにより反力をとってシールド本体１を推進する油圧作動のシールドジャッキである。
【０００５】
この中折れ式シールド掘進機は、土圧式のシールド掘進機であり、シールドジャッキ６でシールド本体１を推進しながらカッタヘッド２で切羽を掘削して地下坑を形成する。その際、バルクヘッド１ｃ前方のチャンバ内には、掘削土砂が取り込まれ、この掘削土砂を塑性流動化するための添加剤が注入されて、チャンバ内の掘削土砂と撹拌混合される。切羽は、こうして生成された塑性流動状の掘削土砂の土圧により支持されて、崩落が防止される。この掘削土砂は、スクリューコンベア３によりシールド本体１の内部に移送される。
【０００６】
前胴１ａは、後端部を後胴１ｂの前端部外面と嵌合し、シールド本体の直径方向垂直線すなわち中折れ中心線Ｙを中心に水平方向に揺動できるように、後述する機構により中折れピン７で軸着している。後胴１ｂの前端部外面には、前胴１ａが揺動する際にこの前端部外面に対して摺動しながら揺動できるように、中折れ中心線Ｙとシールド本体の軸線Ｚとの交点Ｏを中心とするシールド本体１と略同径の球面で球面加工を施している。また、前胴１ａの後端部内面には、前胴１ａの揺動時に前胴１ａの前端部外面との間を密封状態に保持するように中折れシール１ｅを設けている。リングガーダ１ｄには、シールドジャッキ６を設置する各位置に、シールドジャッキ６を嵌入できる後方に凹む嵌入部１ｄ’を設けている。シールドジャッキ６は、この嵌入部１ｄ’に嵌入することにより位置決めしてリングガーダ１ｄにボルト等で取り付けられる。
【０００７】
７はシールド本体１を中折れさせるときの中折れ中心となる中折れピン、８は前胴１ａと後胴１ｂとを中折れピン７で軸着するのに用いられる前胴側のピン軸着用ブラケット、９は前胴１ａの内周面に固着され前胴側のピン軸着用ブラケット８を支持するブラケット支持部材、１０は前胴１ａと後胴１ｂとを中折れピン７で軸着するのに用いられ中折れピン７を離脱しないように取り付ける後胴側のピン軸着用ブラケット、１１は前胴１ａを後胴１ｂに対して揺動させてシールド本体１を中折れさせるように駆動する油圧作動の中折れジャッキである。
【０００８】
ブラケット支持部材９は、図１２に示すように前胴側のピン軸着用ブラケット８を挾持し得るように間隔を置いて左右一対設けられ、前胴側のピン軸着用ブラケット８は、これら一対のブラケット支持部材９に挟まれた状態で固着される。後胴側のピン軸着用ブラケット１０は、前胴側のピン軸着用ブラケット８を挿入できる間隔を置いて上下一対設けられ、リングガーダ１ｄに固着される。前胴側のピン軸着用ブラケット８は、これら一対のピン軸着用ブラケット１０の間の間隙に挿入され、両ピン軸着用ブラケット８、１０は、互いに揺動できるように中折れピン７で軸着される。
【０００９】
中折れピン７は、その中心軸線を中折れ中心線Ｙと一致するように配置され、ここに示す例ではシールド本体１の真上及び真下の双方に設けている。したがって、中折れピン７、ピン軸着用ブラケット８、１０及びブラケット支持部材９を有する中折れ機構は、シールド本体１の真上及び真下の双方に設ける。こうした中折れ機構は、ここに示す例ではシールド本体１の真上及び真下の双方に設けているが、真上又は真下の一方に設けてもよい。
【００１０】
中折れジャッキ１１は、図１０に示すように、シールド本体１の内周側に周方向に間隔を置いて多数設置され、シリンダ部及びロッド部が、図１１に示すようにそれぞれブラケットを介して前胴１ａ及び後胴１ｂに回動可能に軸着されている。したがって、多数の中折れジャッキ１１を適宜のストローク差をつけて伸縮することにより、前胴１ａを後胴１ｂに対し、中折れ中心線Ｙを中心にして水平方向に揺動させることができる。シールドジャッキ６も、この中折れジャッキ１１と同様、図１０に示すようにシールド本体１の内周側に周方向に間隔を置いて多数設置している。その場合、スプレッダ６ａをセグメント５に押し当て反力をとるのに適切な位置に配置するが、従来例の中折れ式シールド掘進機では、シールド本体１の真上及び真下には、中折れ機構を設けているので、シールドジャッキ６を配置することができない。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シールドジャッキは、通常、必ずしもシールド本体の真上及び真下に配置しなくてもよいが、場合によっては、シールド本体の真上及び真下の一方又は双方に配置しなければならなくなることもある。このような場合、シールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた中折れ式シールド掘進機では、従来の技術による限り、中折れ機構が障害となってシールドジャッキを所望の位置に配置することができなくなる。
【００１２】
この点につき例を挙げて言及すると、セグメントピースには、内周面に凹部を形成した中子セグメントと称する特殊なセグメントピースがある。こうしたセグメントピースを用いてセグメントを地下坑の周壁に組み立てると、シールドジャッキのスプレッダを押し当てる側の端面に、通常のセグメントとは異なり肉厚部分と肉薄部分ができて端面部位によって強度差が生じるため、中子セグメントでは、予め決められた肉厚部分の端面部位にしかスプレッダを押し当てることができない。そのため、こうした肉厚部分の端面部位がシールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に位置するように中子セグメントを組み立てるときには、シールドジャッキをこうした真上や真下の位置に配置することが必要になるが、従来の技術では、シールドジャッキをこうした位置に配置することができない。
【００１３】
この出願の発明は、従来の技術にみられるこうした問題を解決するために創作されたものであって、その技術課題は、中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた中折れ式シールド掘進機においてシールドジャッキをシールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に配置することができる中折れ式シールド掘進機を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
こうした技術課題を達成するため、「真上又は真下の少なくとも一方に中折れピンを設けて中折れピンを中心に中折れさせるシールド本体を備え、シールド本体をシールドジャッキで推進しながら地山を掘削して掘進する中折れ式シールド掘進機」を構成する場合に、特許請求の範囲の請求項１に係るこの出願の第１番目の発明では、次の１）のように構成し、請求項２に係るこの出願の第２番目の発明では、次の２）のように構成した。
【００１５】
１）シールドジャッキを挿通させることができるシールドジャッキ挿通孔を中折れピンに設け、このシールドジャッキ挿通孔に挿通させてシールドジャッキをシールド本体内に設置できるように構成した。
【００１６】
２）シールドジャッキを設置できるシールドジャッキ設置用間隙をシールド本体の内周面との間に形成するように中折れピンをシールド本体内に設け、このシールドジャッキ設置用間隙を利用してシールドジャッキをシールド本体内に設置できるように構成した。
【００１７】
この出願の第１番目の発明の中折れ式シールド掘進機は、前記１）のように構成されているので、シールドジャッキをシールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に配置しなければならない場合、中折れピンに設けたシールドジャッキ挿通孔にシールドジャッキを挿通させてシールド本体内に設置することにより、中折れピン付き方式の中折れ機構が障害となることなく、シールドジャッキをシールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に配置することができる。
【００１８】
この出願の第２番目の発明の中折れ式シールド掘進機は、前記２）のように構成されているので、シールドジャッキをシールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に配置しなければならない場合、シールド本体の内周面との間に形成したシールドジャッキ設置用間隙を利用してシールドジャッキをシールド本体内に設置することにより、第１番目の発明と同様、中折れピン付き方式の中折れ機構が障害となることなく、シールドジャッキをシールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に配置することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、この出願の第１番目の発明及び第２番目の発明が実際上どのように具体化されるのかを示す具体化例を図１乃至図８に基づいて説明することにより、この出願の各発明の実施の形態を明らかにする。
【００２０】
この出願の第１番目の発明及び第２番目の発明に係る具体化例の中折れ式シールド掘進機は、従来例の中折れ式シールド掘進機と同様、前胴１ａと後胴１ｂとを有し、前胴１ａが中折れ中心線Ｙを中心に水平方向に揺動できるように中折れピンを設けて中折れピンを中心に中折れさせるシールド本体１を備えている。また、カッタ２、エレクタ４、シールドジャッキ６、掘削土砂の移送手段等、地下坑を掘削して構築するのに必要な機器を備え、シールド本体１をシールドジャッキ６で推進しながら地山をカッタ２で掘削して掘進するものであり、基本的な構造は、従来例のものと変わらない。
【００２１】
まず、第１番目の発明に係る具体化例の技術内容を図１乃至図４に基づいて説明する。図１は、中折れピン付き方式の中折れ機構を備えたこの出願の第１番目の発明に係る具体化例の中折れ式シールド掘進機の縦断面図、図２は、下方の一部を破断して示す図１のII−II線断面の断面図、図３は、図1の矢印III 方向の矢視図に相当する図であり、（ａ）はシールド本体が中折れしているときの状態を示す図、（ｂ）はシールド本体が中折れしていないときの状態を示す図、図４は、図３（ｂ）の側面図である。図１乃至図４において既述した図９乃至図１３と同一符号を付けた部分は、これらの図と同等の部分を表すので、詳述しない。なお、ここに示す中折れ式シールド掘進機は、従来例と同様、掘削土砂の移送手段にスクリューコンベア３を用いていて土圧式のシールド掘進機である。
【００２２】
これらの図において、１７はシールド本体１を中折れさせるときの中折れ中心となる従来例の中折れピン７よりも大径の中折れピン、１８はこの中折れピン１７で軸着される左右一対の部材からなる前胴側のピン軸着用ブラケット、１９は前胴１ａの内周面に固着されその一対のピン軸着用ブラケット１８を支持する左右一対の部材からなるブラケット支持部材、２０は中折れピン１７を固着するための後胴側のピン固着用ブラケットであり、従来例の後胴側のピン軸着用ブラケット１０とは異なり、図４に示すように後胴１ｂの内周面との間に間隔を置いて上方側にだけ１個設けられている。
【００２３】
中折れピン１７は、従来例の中折れピン７と同様、その中心軸線を中折れ中心線Ｙと一致するように配置しているが、シールドジャッキ６のシリンダ部を挿通させることができるシールドジャッキ挿通孔１７ａを穿設しており、そのため、従来例の中折れピン７よりもかなり大径で若干長いものを用いている。シールドジャッキ挿通孔１７ａは、シールドジャッキ６を嵌合できるようなシールドジャッキ６のシリンダ部と略同径の孔であってもよいし、シールドジャッキ６を単に緩く通すことができるシリンダ部より大径の孔であってもよく、要は、シールドジャッキ６を挿通させることができる孔であればよい。
【００２４】
中折れピン１７は、従来例の中折れピン７とは異なり後胴１ｂの前端部と後胴側のピン固着用ブラケット２０とに固着するとともに、前胴側のピン軸着用ブラケット１８を後胴側のピン固着用ブラケット２０に対して揺動できるように軸着している。前胴側のピン軸着用ブラケット１８は、従来例の前胴側のピン軸着用ブラケット８と具体的構造が異なる。すなわち、図３に示すように、前胴側のピン軸着用ブラケット１８は、シールドジャッキ６を配置できる間隔を置いて左右一対設けて左右一対のブラケット支持部材１９にそれぞれ固着している。
【００２５】
また、これら一対の前胴側のピン軸着用ブラケット１８には、その後胴１ｂ側に、中折れピン１７を回動可能に抱持する円弧状のピン軸着用凹部１８ａをそれぞれ形成している。さらに、これら一対のピン軸着用ブラケット１８におけるピン軸着用凹部１８ａの前方には、シールド本体１の中折れ時に前胴１ａを後胴１ｂに対して、シールドジャッキ６に妨げられることなく揺動させ得るようにするため、両ピン軸着用ブラケット１８間の間隔が前方に向かって広がるように傾斜面１８ｂをそれぞれ形成している。
【００２６】
後胴側のピン固着用ブラケット２０は、前述したとおり上方側に１個だけ設けられ、後胴１ｂの内周面との間にシールドジャッキ６のシリンダ部を挿入できる間隔を置いてリングガーダ１ｄに固着している。中折れピン１７を取り付ける場合、ここに示す例では、中折れピン１７の端部の一方だけをこうしたピン固着用ブラケット２０に取り付け、端部の他方を後胴１ｂに直接固着することにより、ピン固着用ブラケット２０をできるだけ後胴１ｂに近接させるように配置しているため、リングガーダ１ｄの径方向の幅を従来例とほぼ同じ寸法にしても、ピン固着用ブラケット２０をリングガーダ１ｄに固着することができる。
【００２７】
ここに示す例では、こうした中折れ機構をシールド本体１の真下にだけ設けている。最近の中折れ式シールド掘進機では、前胴１ａを後胴１ｂに対して揺動させる場合に中折れピンの中心軸線を中心にして揺動するように中折れジャッキ１１を制御して揺動させるようにしているので、中折れピンをシールド本体１の真上又は真下の一方にだけ設けても、前胴１ａを中折れ中心線Ｙを中心にして正確に揺動させることができる。シールドジャッキ６は、シールドジャッキ挿通孔１７ａに挿通してリングガーダ１ｄにボルト等で着脱可能に取り付けることによりシールド本体１内に設置する。リングガーダ１ｄには、このシールドジャッキ６を設置する位置に、図１に示すように嵌入部１ｄ’を設けて、シールドジャッキ６をこの嵌入部１ｄ’に嵌入して位置決めできるようにしている。
【００２８】
本中折れ式シールド掘進機では、以上の構造を備えているので、シールドジャッキ６をシールド本体１の真下に配置しなければならない場合、中折れピン１７に設けたシールドジャッキ挿通孔１７ａにシールドジャッキ６を挿通させてシールド本体１内に設置することにより、中折れピン付き方式の中折れ機構が障害となることなく、シールドジャッキ６をシールド本体１の真下に配置することができる。しかも、このようにシールドジャッキ６を中折ピン１６に挿通してシールド本体内１の真下に設置することができるようにしているので、シールド本体１内の手狭な有効空間をほとんど狭めることがない。
【００２９】
ここに示す例では、シールドジャッキ６を、シールドジャッキ挿通孔１７ａに挿通させてシールド本体１内に設置する場合、特に後胴１ｂ側に固着した中折れピン１７に挿通して後胴側１ｂ側に取り付けるようにしているので、シールドジャッキ６は、シールド本体１の中折れ時に前胴１ａが揺動しても、後胴１ｂに対しては相対的に変位しない。そのため、シールド本体１の中折れ時にも、スプレッダ５ａを、予め定められたセグメント５の所定の端面部位に押し当てることができて、シールド本体１の真下のシールドジャッキ６もシールド本体１の推進に活用することができる。
【００３０】
次に、第２番目の発明に係る具体化例の技術内容を図５乃至図８に基づいて説明する。図５は、中折れピン付き方式の中折れ機構を備えたこの出願の第２番目の発明に係る具体化例の中折れ式シールド掘進機の縦断面図、図６は、下方の一部を破断して示す図５のVI−VI線断面の断面図、図７は、図５の矢印VII 方向の矢視図に相当する図であり、（ａ）はシールド本体が中折れしているときの状態を示す図、（ｂ）はシールド本体が中折れしていないときの状態を示す図、図８は、図７（ｂ）の側面図である。図５乃至図８において既述した図９乃至図１３と同一符号を付けた部分は、これらの図と同等の部分を表すので、詳述しない。ここに示す中折れ式シールド掘進機は、泥水を送るための送水管２３ａと泥水と混合した掘削土砂を排出するための排泥管２３ｂとをシールド本体１内に敷設した泥水式のシールド掘進機であり、送水管２３ａからの泥水をチャンバ内で掘削土砂に混合して泥水圧をたて、切羽の崩落を防止する。
【００３１】
これらの図において、２７はシールド本体１を中折れさせるときの中折れ中心となる中折れピン、２８は前胴１ａと後胴１ｂとを中折れピン２７で軸着するのに用いられる前胴側のピン軸着用ブラケット、２９は前胴１ａの内周面に固着されピン軸着用ブラケット８を支持するブラケット支持部材、３０は前胴１ａと後胴１ｂとを中折れピン２７で軸着するのに用いられ中折れピン２７を離脱しないように取り付ける後胴側のピン軸着用ブラケットであり、本中折れ式シールド掘進機においては、これらの要素により中折れ機構を構成している。これら中折れピン２７、前胴側のピン軸着用ブラケット２８、ブラケット支持部材２９及び後胴側のピン軸着用ブラケット３０は、それぞれ、従来例に係る中折れピン７、前胴側のピン軸着用ブラケット８、ブラケット支持部材９及び後胴側のピン軸着用ブラケット１０と比べて、位置や寸法において若干の差異はあるが、基本的な構造は変わらない。
【００３２】
本中折れ式シールド掘進機の最大の特徴は、シールドジャッキ６を設置できるシールドジャッキ設置用間隙Ｓをシールド本体１の内周面との間に形成するように中折れピン２７をシールド本体１内に配置し、このシールドジャッキ設置用間隙Ｓを利用してシールドジャッキ６をシールド本体１内に設置できるように構成した点にある。こうした構造を得るため、前胴側のピン軸着用ブラケット２８及び上下一対の後胴側のピン軸着用ブラケット３０を、シールド本体１の内周面との間にシールドジャッキ設置用間隙Ｓを形成できるように、従来よりもシールド本体１の内側寄りに配置している。また、これに伴って、前胴側のピン軸着用ブラケット２８を取り付けるための左右一対のブラケット支持部材２９を従来よりも高く形成するとともに、後胴側のピン軸着用ブラケット３０を取り付けるためのリングガーダ１ｄを従来よりも径方向に幅広に形成している。
【００３３】
シールドジャッキ６は、シールドジャッキ設置用間隙Ｓ内に配置してリングガーダ１ｄにボルト等で着脱可能に取り付けることによりシールド本体１内に設置する。リングガーダ１ｄには、図１の例と同様、嵌入部１ｄ’を設けてシールドジャッキ６を嵌入部１ｄ’に嵌入して位置決めできるようにしている。中折れ時に前胴１ａを後胴１ｂに対してシールドジャッキ６に妨げられることなく所定角度揺動させ得るようにするため、左右一対のブラケット支持部材２９の間隔を従来よりも幅広に形成し、これに伴って、前胴側のピン軸着用ブラケット２８の前胴１ａ側をその間隔に適合するように後胴１ｂ側よりも幅広に形成している。
【００３４】
本中折れ式シールド掘進機は、以上の構造を備えているので、シールドジャッキ６をシールド本体１内の真下に配置しなければならない場合、シールド本体１の内周面との間に形成したシールドジャッキ設置用間隙Ｓを利用してシールドジャッキ６をシールド本体１内に設置することにより、図１の例と同様、中折れピン付き方式の中折れ機構が障害となることなく、シールドジャッキ６をシールド本体の真下に配置することができる。また、挿通孔１７ａを設けない従来どおりの中折ピン２７を使用してシールドジャッキ６をシールド本体１内の真下に設置することができるので、中折れピン２７を大径にすることなくその強度を保持することができ、その加工も簡単である。
【００３５】
各具体化例では、中折れ機構をシールド本体１の真下に設けた例を示したが、中折れ機構をシールド本体１の真上に設けるときにも、以上述べた中折れ機構と同様のものをシールド本体１の真上に設ければよい。以上、この出願の第１番目の発明及び第２番目の発明に係る技術内容をそれぞれ土圧式の中折れ式シールド掘進機及び泥水式の中折れ式シールド掘進機を例にとって説明したが、これらの発明は、中折れ式シールド掘進機であれば、その種類に限定されることなく適用することができる。
【００３６】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この出願の第１番目の発明及び第２番目の発明は、「課題を解決するための手段」の項に示した１）及び２）の手段をそれぞれ採用しているので、何れの発明によっても、中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた中折れ式シールド掘進機においてシールドジャッキをシールド本体の真上又は真下の少なくとも一方に配置することができる中折れ式シールド掘進機が得られる。
【００３７】
特に、この出願の第１番目の発明では、シールドジャッキを中折ピンに挿通してシールド本体内の真上や真下に設置することができるようにしているので、シールド本体内の手狭な有効空間をほとんど狭めることがない。また、この出願の第２番目の発明では、挿通孔を設けない中折ピンを使用しても、シールドジャッキをシールド本体内の真上や真下に設置することができるので、中折れピンを大径にすることなくその強度を保持することができ、その加工も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図１】中折れピン付き方式の中折れ機構を備えたこの出願の第１番目の発明に係る具体化例の中折れ式シールド掘進機の縦断面図である。
【図２】下方の一部を破断して示す図１のII−II線断面の断面図である。
【図３】図1の矢印III 方向の矢視図に相当する図であり、（ａ）はシールド本体が中折れしているときの状態を示す図、（ｂ）はシールド本体が中折れしていないときの状態を示す図である。
【図４】図４は、図３（ｂ）の側面図である。
【図５】中折れピン付き方式の中折れ機構を備えたこの出願の第２番目の発明に係る具体化例の中折れ式シールド掘進機の縦断面図である。
【図６】下方の一部を破断して示す図５のVI−VI線断面の断面図である。
【図７】図５の矢印VII 方向の矢視図に相当する図であり、（ａ）はシールド本体が中折れしているときの状態を示す図、（ｂ）はシールド本体が中折れしていないときの状態を示す図である。
【図８】図７（ｂ）の側面図である。
【図９】中折れピン付き方式の中折れ機構を備えた従来例の中折れ式シールド掘進機の縦断面図である。
【図１０】下方の一部を破断して示す図９の X−X 線断面の断面図である。
【図１１】図１０の XI−XI 線断面の断面図である。
【図１２】図９の矢印XII 方向の矢視図に相当する図であり、（ａ）はシールド本体が中折れしているときの状態を示す図、（ｂ）はシールド本体が中折れしていないときの状態を示す図である。
【図１３】図１２（ｂ）の側面図である。
【符号の説明】
１シールド本体
１ａ前胴
１ｂ後胴
１ｄリングガーダ
２カッタ
５セグメント
６シールドジャッキ
７，１７，２７中折れピン
１７ａシールドジャッキ挿通孔
８，１８，２８前胴側のピン軸着用ブラケット
１８ａピン軸着用凹部
９，１９，２９ブラケット支持部材
１０，３０後胴側のピン軸着用ブラケット
１１中折れジャッキ
２０ピン固着用ブラケット[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The invention of this application is provided with a middle folding mechanism with a middle folding mechanism with a middle folding pin, in which a middle folding pin is provided around at least one of the shield body and the shield body is folded around the middle folding pin. Related to shield machine.
[0002]
[Prior art]
As a shield machine that changes the direction of excavation as when excavating a curved tunnel, the shield body is divided into multiple trunks such as the front and rear trunks so that each trunk can be swung. 2. Description of the Related Art Conventionally, a folding-type shield machine that is configured so that a shield body can be folded by connecting it is generally known. This foldable shield machine is roughly divided from the point of the fold mechanism to connect each barrel so as to be swingable. Can be divided into The present invention seeks to improve the former folding shield machine equipped with the former middle folding mechanism with a middle folding pin. The improvement of the invention is different from that of the present invention. However, as such a folding type shield excavator equipped with a folding mechanism with a folding pin, for example, the folding described in JP-A-5-321574 is disclosed. A type of shield machine.
[0003]
Therefore, in order to make it easier to understand the technical significance of the middle-folding shield machine of the present invention described in detail later, an example of a conventional middle-folding shield machine equipped with a middle-folding mechanism with a middle-folding pin type This will be described below with reference to FIGS. FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a conventional middle fold type shield machine equipped with a middle fold mechanism with a middle fold pin type, and FIG. 10 is an X-X line in FIG. 11 is a cross-sectional view taken along the line XI-XI in FIG. 10, FIG. 12 is a view corresponding to the arrow view in the direction of arrow XII in FIG. 9, and FIG. The figure which shows a state when it is bent, (b) is a figure which shows a state when a shield main body is not bent, and FIG. 13 is a side view of FIG.12 (b).
[0004]
In these drawings, reference numeral 1 denotes a body of the folding shield machine, which can be folded, 1a is a front body that forms the front part of the shield body 1, and 1b is a rear part that forms the rear part of the shield body 1. A cylinder 1c is a bulkhead for blocking the front cylinder 1a from the outside of the machine, 1d is a ring girder which is fixed to the front end of the rear cylinder 1b in a ring shape and reinforces the rear cylinder 1b, and 2 is rotatable forward of the front cylinder 1a. A cutter for excavating natural ground, 2a is a cutter driving device having a motor and a speed reducer for rotating the cutter 2, 3 is a screw conveyor for transferring the excavated earth and sand of the face, 4 is an erector for assembling segments, 5 is a segment assembled along the peripheral wall of the underground mine by this erector 4, and 6 is shielded by applying a reaction force by pressing the spreader 6a against the segment 5 A hydraulic actuation of the shield jacks to promote the body 1.
[0005]
This half-fold type shield machine is a earth pressure type shield machine, and excavates the face with the cutter head 2 while propelling the shield body 1 with the shield jack 6 to form an underground mine. At that time, the excavated sediment is taken into the chamber in front of the bulkhead 1c, and an additive for plastic fluidizing the excavated sediment is injected and mixed with the excavated sediment in the chamber. The face is supported by the earth pressure of the plastic fluid excavated sediment generated in this way, and collapse is prevented. This excavated earth and sand is transferred into the shield body 1 by the screw conveyor 3.
[0006]
The front barrel 1a is fitted with a rear end portion of the front barrel 1b on the outer surface of the front barrel 1b, and can swing in the horizontal direction around the diametrical vertical line of the shield body, that is, the center line Y, by a mechanism described later. It is attached to the center with a pin 7 that is bent. On the outer surface of the front end portion of the rear cylinder 1b, the intersection of the center line Y of the folding center and the axis Z of the shield body so that the front cylinder 1a can swing while sliding with respect to the outer surface of the front end. Spherical surface processing is performed with a spherical surface having substantially the same diameter as the shield body 1 centered on O. Further, an inner seal 1e is provided on the inner surface of the rear end portion of the front barrel 1a so that the front barrel 1a is kept in a hermetically sealed state when the front barrel 1a is swung. The ring girder 1d is provided with an insertion portion 1d ′ recessed at the rear where the shield jack 6 can be inserted at each position where the shield jack 6 is installed. The shield jack 6 is positioned by being fitted into the fitting portion 1d ′, and is attached to the ring girder 1d with a bolt or the like.
[0007]
7 is a center folding pin that becomes the center of the center folding when the shield body 1 is folded, and 8 is a front shaft side pin shaft used for axially mounting the front body 1a and the rear body 1b with the center folding pin 7. A bracket 9 is fixed to the inner peripheral surface of the front barrel 1a, and a bracket support member 10 supports the pin barrel mounting bracket 8 on the front barrel side. A center pin 10 pivotally attaches the front barrel 1a and the rear barrel 1b to each other. A pin shaft mounting bracket on the rear trunk side which is used so as not to be removed from the middle folding pin 7 and is a hydraulic pressure for driving the shield body 1 to be folded by swinging the front trunk 1a with respect to the rear trunk 1b. It is a jack that is bent in operation.
[0008]
As shown in FIG. 12, a pair of left and right bracket support members 9 are provided so as to be able to hold the front shaft side pin shaft wearing bracket 8, and the front body side pin shaft wearing bracket 8 is a pair of these. It is fixed in a state sandwiched between bracket support members 9. A pair of upper and lower pin shaft wearing brackets 10 are provided in a pair of upper and lower portions at an interval where the front shaft side pin shaft wearing bracket 8 can be inserted, and are fixed to the ring girder 1d. A pin shaft mounting bracket 8 on the front trunk side is inserted into a gap between the pair of pin shaft mounting brackets 10, and both pin shaft mounting brackets 8, 10 are pivotally attached with a folding pin 7 so that they can swing with respect to each other. Is done.
[0009]
The center folding pin 7 is arranged so that its center axis line coincides with the center folding center line Y, and is provided both directly above and below the shield body 1 in the example shown here. Therefore, the middle folding mechanism including the middle folding pin 7, the pin shaft mounting brackets 8 and 10, and the bracket support member 9 is provided both directly above and below the shield body 1. In the example shown here, such a folding mechanism is provided both directly above and directly below the shield body 1, but may be provided either directly above or directly below.
[0010]
As shown in FIG. 10, a large number of the bent jacks 11 are installed on the inner peripheral side of the shield body 1 at intervals in the circumferential direction, and the cylinder part and the rod part are respectively connected via brackets as shown in FIG. 11. The front cylinder 1a and the rear cylinder 1b are pivotally attached to the front cylinder 1a and the rear cylinder 1b. Therefore, the front trunk 1a can be swung horizontally with respect to the middle folding center line Y with respect to the rear trunk 1b by expanding and contracting many middle folding jacks 11 with an appropriate stroke difference. As in the case of the bent jack 11, a large number of shield jacks 6 are also provided at intervals in the circumferential direction on the inner peripheral side of the shield body 1 as shown in FIG. 10. In that case, the spreader 6a is pressed against the segment 5 and disposed at a position suitable for taking a reaction force. However, in the conventional folding shield machine, a folding mechanism is provided directly above and below the shield body 1. Therefore, the shield jack 6 cannot be arranged.
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the shield jack does not always have to be disposed directly above and directly below the shield body, but in some cases, it may be necessary to dispose it at one or both directly above and below the shield body. . In such a case, in the folding type shield machine equipped with a folding mechanism with a folding pin at least one directly above or below the shield body, the folding mechanism is an obstacle as long as the conventional technology is used. It becomes impossible to arrange the shield jack at a desired position.
[0012]
If an example is mentioned about this point, there exists a special segment piece called a core segment which formed the recessed part in the internal peripheral surface in a segment piece. Using these segment pieces to assemble the segment on the wall of the underground mine, unlike the normal segment, the end face on the side where the spreader of the shield jack is pressed has a thick part and a thin part, resulting in a difference in strength depending on the end face part. Therefore, in the core segment, the spreader can be pressed only to the end face portion of the predetermined thick portion. Therefore, when assembling the core segment so that the end surface portion of such a thick portion is located at least one directly above or directly below the shield body, it is necessary to arrange the shield jack at a position directly above or directly below the shield body. However, the conventional technique cannot arrange the shield jack at such a position.
[0013]
The invention of this application was created in order to solve such problems found in the prior art, and the technical problem was that the folding shield shield machine equipped with a folding mechanism with a folding pin type. It is an object of the present invention to provide a folding shield engraving machine in which a shield jack can be disposed at least one directly above or below a shield body.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve these technical issues, "there is a shield body that is provided with a folding pin at at least one of the top and bottom, and that is bent around the folding pin, and excavating natural ground while propelling the shield body with a shield jack. In the first invention of this application according to claim 1 of the present invention, when the “folded shield excavating machine that excavates” is constituted, it is constituted as the following 1), and claim 2 The second invention of this application according to the present invention is configured as the following 2).
[0015]
1) A shield jack insertion hole through which the shield jack can be inserted is provided in the bent pin, and the shield jack can be installed in the shield body by being inserted into the shield jack insertion hole.
[0016]
2) A folding pin is provided in the shield body so that a shield jack installation gap can be formed between the shield body and the inner peripheral surface of the shield body, and the shield jack is installed using this shield jack installation gap. It was constructed so that it could be installed in the shield body.
[0017]
Since the middle folding shield machine of the first invention of this application is configured as described in 1) above, when the shield jack must be disposed at least one directly above or below the shield body, By inserting the shield jack into the shield jack insertion hole provided in the center folding pin and installing it in the shield body, the center jack mechanism with the center folding pin is not obstructed, and the shield jack is directly above the shield body. Or it can arrange | position to at least one right under.
[0018]
Since the second folding shield machine of the second invention of this application is configured as described in 2) above, when the shield jack must be disposed at least one directly above or below the shield body, By installing a shield jack in the shield body using a shield jack installation gap formed between the inner peripheral surface of the shield body, the middle folding mechanism with a middle folding pin as in the first aspect of the invention. Without being an obstacle, the shield jack can be disposed at least one directly above or below the shield body.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the following, a concrete example showing how the first invention and the second invention of this application are actually embodied will be described with reference to FIGS. Embodiments of the invention will be clarified.
[0020]
The embodiment of the first embodiment and the second embodiment of the application of this application, the middle folding shield machine has a front barrel 1a and a rear barrel 1b, like the conventional middle folding shield machine. The shield body 1 is provided with a folding pin so that the front barrel 1a can swing in the horizontal direction about the folding center line Y and is bent about the folding pin. In addition, the equipment necessary for excavation and construction of the underground mine, such as the cutter 2, the erector 4, the shield jack 6, and the means for transferring excavated earth and sand, is provided. The basic structure is the same as that of the conventional example.
[0021]
First, the technical contents of the embodiment according to the first invention will be described with reference to FIGS. FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an intermediate folding shield machine according to a first embodiment of the present application having a middle folding mechanism with a middle folding pin, and FIG. FIG. 3 is a cross-sectional view taken along the line II-II in FIG. 1, and FIG. 3 is a view corresponding to an arrow view in the direction of arrow III in FIG. FIG. 4B is a side view of FIG. 3B. FIG. 4B is a diagram illustrating a state when the shield body is not folded. The parts denoted by the same reference numerals in FIGS. 1 to 4 as those already described in FIGS. 1 to 4 represent the same parts as those figures and will not be described in detail. In addition, the folding type shield machine shown here is an earth pressure type shield machine using the screw conveyor 3 as a means for transferring excavated earth and sand as in the conventional example.
[0022]
In these figures, reference numeral 17 denotes an intermediate folding pin having a diameter larger than that of the conventional intermediate folding pin 7 which becomes the middle folding center when the shield body 1 is folded, and 18 denotes left and right shafts which are axially attached by the middle folding pin 17. A pin shaft mounting bracket on the front torso side composed of a pair of members, 19 is a bracket support member composed of a pair of left and right members that are fixed to the inner peripheral surface of the front body 1a and supports the pair of pin shaft mounting brackets 18, and 20 This is a rear-body-side pin-fixing bracket for fixing the folding pin 17 and, unlike the conventional rear-body-side pin-shaft mounting bracket 10, as shown in FIG. One is provided only on the upper side with a gap in between.
[0023]
The middle folding pin 17 is arranged so that its central axis coincides with the middle folding center line Y, like the middle folding pin 7 in the conventional example, but the shield jack 6 through which the cylinder portion of the shield jack 6 can be inserted. The insertion hole 17a is formed, and therefore, a hole having a considerably larger diameter and slightly longer than that of the conventional middle folding pin 7 is used. The shield jack insertion hole 17a may be a hole having substantially the same diameter as the cylinder portion of the shield jack 6 into which the shield jack 6 can be fitted, or larger in diameter than the cylinder portion through which the shield jack 6 can be simply passed loosely. In short, the hole may be any hole that allows the shield jack 6 to be inserted therethrough.
[0024]
Unlike the conventional middle folding pin 7, the middle folding pin 17 is fixed to the front end portion of the rear cylinder 1 b and the pin fixing bracket 20 on the rear trunk side, and the pin shaft mounting bracket 18 on the front trunk side is fixed to the rear trunk. It is pivotally attached to the side pin fixing bracket 20 so that it can swing. The pin shaft mounting bracket 18 on the front trunk side is different in specific structure from the pin shaft mounting bracket 8 on the front trunk side of the conventional example. That is, as shown in FIG. 3, the front barrel side pin shaft mounting bracket 18 is provided with a pair of left and right portions at intervals where the shield jack 6 can be disposed, and is fixed to a pair of left and right bracket support members 19.
[0025]
Further, the pair of front barrel side pin shaft wearing brackets 18 are respectively formed with arc-shaped pin shaft wearing recesses 18a for holding the folding pin 17 so as to be rotatable on the side of the barrel 1b. Further, in front of the pin shaft wearing recess 18a in the pair of pin shaft wearing brackets 18, the front body 1a is swung with respect to the rear body 1b without being blocked by the shield jack 6 when the shield body 1 is folded. In order to obtain, the inclined surface 18b is formed so that the space | interval between both the pin shaft wearing brackets 18 may spread toward the front.
[0026]
As described above, only one rear-side pin fixing bracket 20 is provided on the upper side, and the ring girder 1d is spaced from the inner peripheral surface of the rear cylinder 1b so that the cylinder portion of the shield jack 6 can be inserted. It is stuck to. When attaching the bent pin 17, in the example shown here, only one end of the bent pin 17 is attached to the pin fixing bracket 20, and the other end is fixed directly to the rear body 1 b, thereby Since the fixing bracket 20 is arranged as close as possible to the rear barrel 1b, the pin fixing bracket 20 is fixed to the ring girder 1d even if the radial width of the ring girder 1d is substantially the same as that of the conventional example. can do.
[0027]
In the example shown here, such a folding mechanism is provided only directly under the shield body 1. In a recent middle folding shield machine, when the front barrel 1a is swung relative to the rear barrel 1b, the middle folding jack 11 is controlled to swing around the central axis of the middle folding pin. Therefore, even if the folding pin is provided only either directly above or directly below the shield body 1, the front barrel 1a can be accurately swung around the folding center line Y. The shield jack 6 is installed in the shield body 1 by being inserted into the shield jack insertion hole 17a and detachably attached to the ring girder 1d with a bolt or the like. As shown in FIG. 1, the ring girder 1d is provided with an insertion portion 1d ′ at a position where the shield jack 6 is installed, so that the shield jack 6 can be inserted into the insertion portion 1d ′ and positioned.
[0028]
Since this middle folding type shield machine has the above-described structure, when the shield jack 6 must be disposed directly under the shield body 1, the shield jack is inserted into the shield jack insertion hole 17a provided in the middle folding pin 17. By inserting 6 into the shield main body 1, the shield jack 6 can be arranged directly below the shield main body 1 without obstructing the middle folding mechanism with the middle folding pin. Moreover, since the shield jack 6 can be inserted into the folding pin 16 and installed directly under the shield body 1 as described above, the narrow effective space in the shield body 1 is hardly reduced. .
[0029]
In the example shown here, when the shield jack 6 is inserted into the shield jack insertion hole 17a and installed in the shield body 1, the rear jack side 1b side is inserted through the bent pin 17 fixed particularly to the rear barrel 1b side. Therefore, the shield jack 6 is not displaced relative to the rear barrel 1b even if the front barrel 1a swings when the shield body 1 is bent. Therefore, even when the shield body 1 is bent, the spreader 5 a can be pressed against a predetermined end surface portion of the segment 5, and the shield jack 6 directly below the shield body 1 can also promote the shield body 1. Can be used.
[0030]
Next, the technical contents of the embodiment according to the second invention will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a longitudinal sectional view of a middle folding shield machine according to a second embodiment of the present invention having a middle folding mechanism with a middle folding pin, and FIG. FIG. 7 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG. 5, and FIG. 7 is a view corresponding to an arrow view in the direction of arrow VII in FIG. 5, and (a) is when the shield body is bent halfway FIG. 8B is a side view of FIG. 7B. FIG. 8B is a diagram illustrating a state when the shield body is not bent. 5 to 8 described above with the same reference numerals as those in FIGS. 9 to 13 are the same as those shown in FIG. 9 and will not be described in detail. The middle-folded shield machine shown here is a muddy water shield machine in which a water pipe 23a for sending muddy water and a mud pipe 23b for discharging excavated soil mixed with muddy water are laid in the shield body 1. The muddy water from the water pipe 23a is mixed with the excavated earth and sand in the chamber to create a muddy water pressure to prevent the face from collapsing.
[0031]
In these drawings, reference numeral 27 denotes a middle folding pin that becomes the center of folding when the shield body 1 is folded, and 28 denotes a front trunk that is used to pivotally attach the front barrel 1 a and the rear barrel 1 b with the middle folding pin 27. The side pin shaft mounting bracket 29 is a bracket support member that is fixed to the inner peripheral surface of the front barrel 1 a and supports the pin shaft mounting bracket 8, and 30 is the center pin 27 that is pivotally attached to the front barrel 1 a and the rear barrel 1 b. This is a rear shaft side pin-shaft mounting bracket that is attached so as not to leave the center-broken pin 27. In the center-fold type shield machine, these elements constitute a center-break mechanism. The bent pin 27, the front trunk side pin shaft wearing bracket 28, the bracket support member 29, and the rear trunk side pin shaft wearing bracket 30 are respectively the middle folded pin 7 and the front trunk side pin shaft worn according to the conventional example. Compared with the bracket 8, the bracket support member 9, and the pin-shaft mounting bracket 10 on the rear trunk side, there are some differences in position and dimensions, but the basic structure does not change.
[0032]
The greatest feature of this folding type shield machine is that the folding pin 27 is provided in the shield body 1 so that a shield jack installation space S in which the shield jack 6 can be installed is formed between the shield jack 1 and the inner peripheral surface of the shield body 1. The shield jack 6 can be installed in the shield body 1 by using the gap S for installing the shield jack. In order to obtain such a structure, a shield jack installation gap S can be formed between the front barrel side pin shaft wearing bracket 28 and the pair of upper and lower rear barrel side pin shaft wearing brackets 30 and the inner peripheral surface of the shield body 1. Thus, it arrange | positions near the inner side of the shield main body 1 rather than before. Along with this, a pair of left and right bracket support members 29 for attaching the front shaft side pin shaft wearing bracket 28 is formed higher than the conventional one, and a ring for attaching the rear body side pin shaft wearing bracket 30. The girder 1d is formed wider in the radial direction than in the prior art.
[0033]
The shield jack 6 is installed in the shield main body 1 by being disposed in the shield jack installation gap S and detachably attached to the ring girder 1d with a bolt or the like. As in the example of FIG. 1, the ring girder 1d is provided with an insertion portion 1d ′ so that the shield jack 6 can be inserted into the insertion portion 1d ′ and positioned. In order to allow the front barrel 1a to swing a predetermined angle with respect to the rear barrel 1b without being obstructed by the shield jack 6 when being folded, the gap between the pair of left and right bracket support members 29 is formed wider than before, Accordingly, the front cylinder 1a side of the pin shaft mounting bracket 28 on the front cylinder side is formed wider than the rear cylinder 1b side so as to fit the interval.
[0034]
Since the present folding shield machine has the above-described structure, when the shield jack 6 must be disposed directly under the shield body 1, the shield formed between the inner peripheral surface of the shield body 1 By installing the shield jack 6 in the shield body 1 using the jack installation gap S, the shield jack 6 can be removed without obstructing the middle folding mechanism with the middle folding pin as in the example of FIG. It can be placed directly under the shield body. Further, since the shield jack 6 can be installed directly under the shield body 1 using the conventional folding pin 27 without the insertion hole 17a, the strength of the folding pin 27 without increasing the diameter thereof. Can be held, and its processing is also easy.
[0035]
In each embodiment, an example in which the middle folding mechanism is provided directly below the shield body 1 is shown. However, when the middle folding mechanism is provided directly above the shield body 1, the same folding mechanism as described above is used. May be provided directly above the shield body 1. The technical contents according to the first invention and the second invention of this application have been described above by taking the earth pressure type middle folding shield machine and the muddy water type middle shield machine as examples. The present invention can be applied without being limited to the type as long as it is a folding shield machine.
[0036]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, the first and second inventions of this application employ the means 1) and 2) shown in the section “Means for Solving the Problems”, respectively. Therefore, according to any of the inventions, in the folding type shield excavator equipped with a folding mechanism with a folding pin, the shield jack can be disposed at least one directly above or below the shield body. Type shield machine.
[0037]
In particular, in the first invention of this application, since the shield jack is inserted through the folding pin so that it can be installed directly above or below the shield body, a narrow effective space within the shield body is obtained. Can hardly be narrowed. In the second invention of this application, even if a folding pin without an insertion hole is used, the shield jack can be installed directly above or below the shield body. The strength can be maintained without making the diameter, and the processing is also easy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a middle-fold type shield machine according to a first embodiment of the present application having a middle-fold mechanism with a middle-fold pin type.
2 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a view corresponding to an arrow view in the direction of arrow III in FIG. 1, (a) is a view showing a state when the shield body is folded, and (b) is a view where the shield body is folded. It is a figure which shows a state when not.
FIG. 4 is a side view of FIG. 3 (b).
FIG. 5 is a longitudinal sectional view of an intermediate folding shield machine according to a second embodiment of the present application having an intermediate folding mechanism with an intermediate folding pin.
6 is a cross-sectional view taken along the line VI-VI in FIG.
7 is a view corresponding to an arrow view in the direction of arrow VII in FIG. 5, where (a) shows a state when the shield body is folded, and (b) shows a state where the shield body is folded. It is a figure which shows a state when not.
FIG. 8 is a side view of FIG. 7 (b).
FIG. 9 is a longitudinal sectional view of a conventional middle fold type shield machine equipped with a middle fold mechanism with a middle fold pin type.
10 is a cross-sectional view taken along the line X-X in FIG.
11 is a cross-sectional view taken along line XI-XI in FIG.
12 is a view corresponding to an arrow view in the direction of arrow XII in FIG. 9, where (a) is a view showing a state where the shield body is folded, and (b) is a view where the shield body is folded. It is a figure which shows a state when not.
FIG. 13 is a side view of FIG.
[Explanation of symbols]
1 Shield body
1a Front trunk
1b Rear trunk
1d ring girder
2 Cutter
5 segments
6 Shield Jack
7,17,27 Broken pin
17a Shield jack insertion hole
8, 18, 28 Pin shaft mounting bracket on the front torso side
18a Pin shaft wearing recess
9, 19, 29 Bracket support member
10, 30 Pin shaft mounting bracket on the back trunk side
11 Folded jack
20 pin fixing bracket

Claims

A foldable shield digging is provided with a shield body that is provided with a foldable pin at least one directly above or directly below and folds around the foldable pin. The machine is characterized in that a shield jack insertion hole through which the shield jack can be inserted is provided in the bent pin, and the shield jack can be installed in the shield body by being inserted into the shield jack insertion hole. Folding shield machine.

A foldable shield digging is provided with a shield body that is provided with a foldable pin at least one directly above or directly below and folds around the foldable pin. In the machine, a folding pin is provided in the shield body so that a shield jack installation gap where the shield jack can be installed is formed between the shield body and the inner peripheral surface of the shield body. A shield machine characterized in that it can be installed in the shield body.