JP3816517B2

JP3816517B2 - 透明ウエブプレート

Info

Publication number: JP3816517B2
Application number: JP52204895A
Authority: JP
Inventors: シュヴァルツ・ディートリッヒ
Original assignee: グラスエックス・アクチエンゲゼルシャフト
Priority date: 1994-02-28
Filing date: 1995-02-24
Publication date: 2006-08-30
Anticipated expiration: 2021-08-30
Also published as: US5776562A; KR970700992A; CH687214A5; JPH09509065A; AU1704195A; EP0757517B1; EP0757517A1; CN1142171A; DE59504081D1; CN1108093C; WO1995022886A1

Description

温室又は温床の仕切のための合成樹脂から成る透明ウエブプレートが公知である。ウエブプレートは相互に僅かな間隔をおいて配設され、複数のウエブによって相互に結合している２つの透明板材を有する。垂直の壁ではウエブは垂直になっており、それによってそこに生じ得る凝縮水が流過する。
本発明は、そのようなウエブプレートの断熱を改良することを課題とする。
この課題は、請求の範囲の特徴の組合せによって解決される。
ウエブは隣接したウエブの間隔よりも広くかつウエブは組み込まれた状態で水平であることによって、ウエブの間に中空室内の対流が驚異的に減少される。それによって本発明によるウエブプレートは従来のウエブプレートよりも著しく改良された断熱を可能にする。
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。即ち、
図１は垂直の壁に組立られたウエブプレートの垂直断面図
図２及び図３はウエブプレートの２つの他の実施例を示す図、そして
図４及び図５は第４の実施例を示す図である。
図１によるウエブプレートは透明な板材１を有し、透明な板材１から多数のウエブ２が出ている。ウエブの幅Ｂは隣接したウエブの間隔Ａよりも大きい。好ましくは幅は４０〜２００ｍｍである。ウエブプレートは壁５からウエブ２の自由端縁までの距離をできる限り小さい距離に組立られ、その外面４は吸収性材料を付けられ、例えば黒く塗られている。組み込まれた状態でウエブ２の縦方向は水平である。ウエブ２の間に水平に配設された偏平な中空室３中では対流は殆ど不可能なので、非常に良好な断熱が達成される。ウエブ間隔Ａは、最小の移流の最適化及び最小数のウエブ２が達成され、それによってウエブプレートを通る熱の通過が最小でかつエネルギー透過率が最大となるような大きさであるべきである。エネルギー透過率を最大にするために、その上ウエブプレートは必要最小数の板材から形成されなければならない。従って図１による実施例ではウエブプレートの内面の閉じた板材は不要とされる。ウエブプレートは透明合成樹脂又はガラスから成ることができる。好ましくはウエブプレートは一体に形成される。
図２による実施形態では、ウエブ２は板材１の両側に形成されており、中空室３を閉じている。この実施形態は壁の仕切のためにも例えば温室の空間の日射のためにも好適である。図３による実施形態では内方板材１に図１による実施形態の場合と同様な寸法の他のウエブ２が形成されている。
図４及び図５による実施形態によれば、ウエブ２は板材１に対して鋭角αをなす。角度αは、正面が南に向けられた場合、太陽入射方向が冬期にウエブ平面に対して略平行になるように選択される。ウエブ２の二三は下面に規則的にプリズム状に形成された、鋸刃状の横断面を有する。夏四半期に高い太陽位置及び太陽光線の入射角βが例えば５０°では、入射光の大部分が光の屈折により外方に偏向される。それによって夏期にはウエブプレート又は壁５を暗くする必要がなくなる。ウエブの角度αによって、いかなる入射角βで太陽光がウエブプレートに阻害なく進入するかが決定される。その結果ウエブプレートは夏期の間相応した入射角にされる。ウエブウエブプレートに配置されるプリズムの角度γによって、図４によれば、いかに太陽光線がウエブ２で強く偏向されるかが決定される。このことは、ウエブ２の横断面弱化が生じる結果となる。総括して距離Ａ、角度α、プリズムの角度γ及び材料の屈折率によって、いかなる入射角度βで太陽光がウエブプレートを入り、いかなる入射角度βで太陽光がウエブプレートに部分的にかついかなる入射角度βで殆ど全部外方に偏向されるかが決定される（図５）。それによってウエブプレートを最適に配置することが可能となる。
光屈折従って太陽光線の偏向は太陽位置が高い場合には外方へ、板材１の片側のプリズム状横断面によっても達成されることができる。
それによってウエブの水平配列にもかかわらず、ウエブプレート中で生じる凝縮水が流過することができるために、ウエブ２はその下縁に破口６を有する。それによって、ウエブが直接太陽光線に曝されない場合、ウエブ２を僅かに傾けることは意味がある。凝縮水の拡散によるウエブプレートの全表面上の凝縮水滴形成を阻止する成層によって、光の反射が減少させられることができる。このことは全エネルギー透過度の上昇をもたらす。
図面から明らかなように、隣接するウエブ２の相互間隔Ａに対する幅Ｂの比は図３による実施形態によれば、略４対１である。他の実施形態ではこの比率はより大きい。

Claims

複数のウエブ（２）上に光を投影する少なくとも１つの透明な平面（１）から成る透明ウエブプレートにおいて、
ウエブ（２）の幅（Ｂ）は、実質的に隣接するウエブ（２）の間の距離（Ａ）よりも大きく、ウエブ（２）は前記平面（１）に対して平行に水平方向に延び、そしてウエブ（２）の幅（Ｂ）は、４０ｍｍよりも大きく、その際ウエブ（２）は前記平面（１）に対して鋭角（ａ）を形成し、そして全てのウエブの平面は、互いに平行であることを特徴とする前記透明ウエブプレート。
複数のウエブ（２）上に光を投影する少なくとも１つの透明な平面（１）から成る透明ウエブプレートにおいて、
ウエブ（２）の幅（Ｂ）は、実質的に隣接するウエブ（２）の間の距離（Ａ）よりも大きく、ウエブ（２）は前記平面（１）に対して平行に水平方向に延び、そしてウエブ（２）の幅（Ｂ）は、４０ｍｍよりも大きく、その際複数のウエブ（２）は片側上に鋸歯状の横断面を有することを特徴とする前記透明ウエブプレート。
複数のウエブ（２）上に光を投影する少なくとも１つの透明な平面（１）から成る透明ウエブプレートにおいて、
ウエブ（２）の幅（Ｂ）は、実質的に隣接するウエブ（２）の間の距離（Ａ）よりも大きく、ウエブ（２）は前記平面（１）に対して平行に水平方向に延び、そしてウエブ（２）の幅（Ｂ）は、４０ｍｍよりも大きく、その際ウエブ（２）は凝縮した水の排出用の孔（６）を有することを特徴とする、前記透明ウエブプレート。