JP3813466B2

JP3813466B2 - Game machine

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Publication number: JP3813466B2
Application number: JP2001163636A
Authority: JP
Inventors: 広嗣金沢
Original assignee: マルホン工業株式会社
Priority date: 2001-05-31
Filing date: 2001-05-31
Publication date: 2006-08-23
Anticipated expiration: 2021-05-31
Also published as: JP2002355419A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、パチンコ機などに代表されるように、所定の条件が満たされた場合に所定量の賞媒体を払出す遊技機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機として図１１に示すパチンコ機が知られている。図１１は従来のパチンコ機の外観を示す正面説明図である。
遊技者がパチンコ機５００に備えられた発射ハンドル５０１を操作して発射された遊技球が第１種始動口５０２に入賞すると、特別図柄表示装置５０３が、「０」〜「９」などの複数の図柄を表示領域の横方向３箇所において上から下方向にスクロール表示し、コーナー飾り５０８、サイド飾り５０９および大入賞口飾り５１０などのＬＥＤが所定のパターンで点滅し、図柄の変動音を示す効果音が再生される。そして、各表示領域における停止図柄が「７７７」などの特定の図柄（大当り図柄）に揃った場合に大当りが発生し、各ＬＥＤが大当り用のパターンで点滅し、大当りを知らせる音楽が再生される。この大当りの発生により、開閉部材５０４が開作動して大入賞口５０５が所定時間開放する。そして、大入賞口５０５に遊技球が入賞すると、各ＬＥＤが入賞用のパターンで点滅し、所定の賞球数（たとえば１５個）の賞球が払出される。
また、大入賞口５０５の予め設定された開放時間が経過するか、あるいは大入賞口５０５に所定数の遊技球が入賞すると開閉部材５０４が閉作動して大入賞口５０５が閉口する。また、大入賞口５０５の開口中にその内部に設けられた特定領域５０６を遊技球が通過すると、連続して大入賞口５０５が開口する。
このように、大入賞口５０５が開口してから閉口するまでを１ラウンドと云い、予め設定された最大ラウンド数が終了すると大当りによる遊技が終了する。なお、普通入賞口５０７に入賞した場合の賞球数は、たとえば５個である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のパチンコ機５００では、大当りか否かの判定、特別図柄表示装置５０３の制御、各ＬＥＤの制御、音声の制御およびラウンドの制御などを１つのＣＰＵが行っていたため、そのＣＰＵの負担が大きく、処理速度が低下するという問題があった。
そこで、本発明者は、特別図柄表示装置、各ＬＥＤを制御するランプ制御装置および音声制御装置のそれぞれにサブＣＰＵを搭載したパチンコ機を考えた。このパチンコ機では、主基板に搭載されたメインＣＰＵから各サブＣＰＵへ制御コマンドを必要なときに送信し、サブＣＰＵは受信した制御コマンドを解析し、その解析結果に基づいて対応する装置を駆動するというコマンド方式を用いる。
図１２は、主基板と払出制御基板との電気的な接続関係を示す説明図である。たとえば、遊技球が大入賞口５０５に入賞すると、入賞検出スイッチ５１１がＯＮし、入賞検出スイッチ５１１から検出信号が主基板５１２に搭載されたメインＣＰＵ５１３に出力される。続いてメインＣＰＵ５１３は、賞球数を判定し、その賞球数を示すコマンド、たとえば１５個の賞球数を示す２バイトのコマンド「３ＦＨＣ１Ｈ（１６進数）」を８本の信号線５１４を介してパラレル出力方式で払出制御基板５１５のサブＣＰＵ５１６に出力する。ここで、上記コマンドの「３」は賞球数を示すデータであることを識別するためのデータであり、「Ｆ」は賞球数の１５を示す。また、「Ｃ」はチェックデータを示すデータであることを識別するためのデータであり、「１」はチェックデータを示す。
そしてサブＣＰＵ５１６は、「Ｆ＋１」を演算し、その演算結果が「０」であればコマンドの受信は正常とみなし、１５個の賞球の払出し動作を賞球払出装置５１７に対して行う。
【０００４】
以上のように、賞球払出装置５１７の制御は、サブＣＰＵ５１６が行い、メインＣＰＵ５１３は入賞のあったときにのみコマンドをサブＣＰＵ５１６に出力すればよいため、メインＣＰＵ５１３の負担を軽減し、処理の高速化を実現することができた。
しかし、その後の研究により、次の問題点が見つかった。つまり、ノイズなどにより、賞球数を示すデータがデータ化けしてしまうと、サブＣＰＵ５１６は、正常な受信でないと判定するため、賞球の払出しを行うことができないおそれがあることが分かった。この場合、サブＣＰＵ５１６からメインＣＰＵ５１３に対して再送信を指示する手法を採ることが考えられるが、サブＣＰＵからメインＣＰＵ５１３へのデータ送信は、不正行為防止の観点から法規制により禁止されているため、そのような手法を採ることはできない。
【０００５】
そこで、この発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、賞媒体の払出数を示すデータがデータ化けしてしまった場合であっても、賞媒体の払出しを行うことができる遊技機を実現することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項１ないし請求項５に記載の発明では、所定の条件が満たされた場合に所定量の賞媒体を払出す遊技機において、前記賞媒体の払出し量を示す払出しデータと、この払出しデータが前記払出し量を示す正常なデータであるか否かを検査するための検査データとを出力する場合に少なくとも前記払出しデータを複数出力する出力手段と、この出力手段から出力された前記払出しデータおよび前記検査データを入力するとともに、その入力した検査データに基づいて前記入力した払出しデータが正常なデータであるか否かを判定する判定手段と、この判定手段が、前記入力した複数の払出しデータのうち、少なくとも１つの払出しデータが正常なデータであると判定した場合に、正常なデータであると判定された払出しデータにより示される払出し量の賞媒体を払出す払出手段とを備えており、前記出力手段は、前記所定量を複数に分割し、その分割した各量にそれぞれ対応する払出しデータおよび検査データを作成し、それらの作成された払出しデータおよび検査データを前記各量に対して出力する場合に少なくとも前記作成された払出しデータを複数出力するという技術的手段を用いる。
【０００７】
出力手段は、払出すべき賞媒体の所定量を複数に分割し、その分割した各量にそれぞれ対応する払出しデータおよび検査データを作成し、それらの作成された払出しデータおよび検査データを前記各量に対して出力する場合に少なくとも前記払出しデータを複数出力し、判定手段は、出力手段から出力された払出しデータおよび検査データを入力するとともに、その入力した検査データに基づいて入力した払出しデータが正常なデータであるか否かを判定する。そして払出手段は、判定手段が、入力した複数の払出しデータのうち、少なくとも１つの払出しデータが正常なデータであると判定した場合に、正常なデータであると判定された払出しデータにより示される払出し量の賞媒体を払出す。
【０００８】
つまり、所定量を複数に分割し、その分割した各量にそれぞれ対応する払出しデータおよび検査データを作成し、それらの作成された払出しデータおよび検査データを前記各量に対して出力する場合に少なくとも前記作成された払出しデータを複数出力することができるため、データの一部がノイズなどによりデータ化けした場合であっても、データ全体が無効とならず、残りの正常なデータにより賞媒体を払出すことができる。
したがって、所定量を分割しないで所定量全体に対応する払出しデータおよび検査データを１つずつ出力する場合のように、ノイズなどによるデータ化けによりデータ全体が無効となり、賞球が全く払出されないという事態にならないため、賞球不足による遊技者の被害を低減することができる。
【０００９】
請求項２に記載の発明では、請求項１に記載の遊技機において、前記出力手段は、前記払出しデータおよび前記検査データをそれぞれ複数ずつ出力するという技術的手段を用いる。
【００１０】
つまり、払出しデータおよび検査データをそれぞれ複数ずつ出力し、少なくとも１つの払出しデータが正常なデータである場合に賞媒体を払出すことができるため、複数の払出しデータおよび複数の検査データのうち、１つの払出しデータまたは１つの検査データ、あるいは、１組の払出しデータおよび検査データがノイズなどによりデータ化けした場合であっても、１組の払出しデータおよび検査データが正常な場合には、その払出しデータにより示される払出し量の賞媒体を払出すことができる。
【００１１】
請求項３に記載の発明では、請求項１または請求項２に記載の遊技機において、前記出力手段は、前記複数の払出しデータおよび前記複数の検査データを各データの有する機能別に分けて出力するという技術的手段を用いる。
【００１２】
つまり、払出しデータおよび検査データを各データの有する機能別に分けて出力し、少なくとも１つの払出しデータが正常なデータである場合に賞媒体を払出すことができるため、複数の払出しデータのうち、１つの払出しデータがノイズなどによりデータ化けした場合であっても、１組の払出しデータおよび検査データが正常な場合には、その払出しデータにより示される払出し量の賞媒体を払出すことができる。
【００１３】
請求項４に記載の発明では、請求項１または請求項２に記載の遊技機において、前記出力手段は、前記払出しデータおよび前記検査データの組み合わせを複数組出力するという技術的手段を用いる。
【００１４】
つまり、払出しデータおよび検査データの組み合わせを複数組出力し、少なくとも１つの払出しデータが正常なデータである場合に賞媒体を払出すことができるため、複数の払出しデータおよび複数の検査データのうち、１つの払出しデータまたは１つの検査データ、あるいは、１組の払出しデータおよび検査データがノイズなどによりデータ化けした場合であっても、１組の払出しデータおよび検査データが正常な場合には、その払出しデータにより示される払出し量の賞媒体を払出すことができる。
また、払出しデータおよび検査データの組み合わせの複数組を複数本の信号線を介してパラレルデータ出力方式で出力する場合に、１組のデータが出力されている信号線が切断した場合であっても、切断されていない信号線に出力されている他の組のデータを用いて賞媒体を払出すことができる。
【００１７】
請求項５に記載の発明では、請求項１ないし請求項４のいずれか１つに記載の遊技機において、前記払出しデータおよび前記検査データの合計のビット数は、４ビットであるという技術的手段を用いる。
【００１８】
つまり、払出しデータおよび検査データの合計のビット数は、４ビットであるため、それらのデータを計８ビットで出力している従来の遊技機よりもデータ処理速度を高速化することができる。
しかも、従来の信号線の本数を変更することなく、払出しデータおよび検査データから構成されたコマンドを同時に２つ出力することができる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る遊技機の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第１種のパチンコ機を例に挙げて説明する。
＜第１実施形態＞
［全体の主要構成］
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図１を参照して説明する。図１は、そのパチンコ機の外観を示す斜視説明図である。
パチンコ機１には、前枠２が開閉可能に備えられており、その前枠２には、ガラス枠４が開閉可能に取付けられている。前枠２の右側には、ガラス枠４開閉用の鍵を差し込む鍵穴３が設けられている。ガラス枠４の内部には、遊技盤５が設けられており、前枠２の右側下方には、遊技球を遊技盤５へ発射する発射装置（図示省略）を操作するための発射ハンドル１５が回動可能に取付けられている。ガラス枠４の下方には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口６ａが形成されており、この賞球・貸球供給口６ａの供給側には、その賞球・貸球供給口６ａから供給された賞球や貸球を溜めておくための上受け皿６が取り付けられている。上受け皿６の下方には、上受け皿６の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー６ｂの操作により上受け皿６から排出された遊技球などを排出する排出口７ａが形成されている。排出口７ａの排出側には、その排出口７ａから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿７が設けられている。また、遊技盤５の上方には、枠ランプ９が設けられており、下受け皿７の左側には、灰皿７ｂが設けられている。
【００２４】
［遊技盤５の主要構成］
次に、遊技盤５の主要構成についてそれを示す図２の正面説明図を参照して説明する。
遊技盤５の略中央には、センターケース３０が備えられている。センターケース３０には、天入賞口３１と、３個のＬＥＤからなる普通図柄表示装置３４と、この普通図柄表示装置３４の始動可能な回数を４個のＬＥＤにより表示する普通図柄記憶表示ＬＥＤ３５と、複数の特別図柄や背景画像などを液晶で表示する特別図柄制御装置３２とが備えられている。センターケース３０の両側上方には、ＬＥＤにより装飾された装飾風車４６がそれぞれ設けられている。右側の装飾風車４６の右斜め下方には、普通図柄表示装置３４を作動させるための普通図柄作動右ゲート２５が設けられており、左側の装飾風車４６の左斜め下方には、同じく普通図柄作動左ゲート２６が設けられている。センターケース３０の両側下方には、風車２４がそれぞれ設けられており、右側の風車２４の下方には、右入賞口１２が設けられており、左側の風車２４の下方には、左入賞口１３が設けられている。右入賞口１２の右方には、右袖入賞口２２が設けられており、左入賞口１３の左方には、左袖入賞口２３が設けられている。
センターケース３０の下方には、特別図柄制御装置３２を作動させる機能を有する第１種始動口２７が設けられており、この第１種始動口２７の下部には普通図柄表示装置３４の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放する普通電動役物２８が設けられている。両翼を開放した普通電動役物２８は、第１種始動口２７と同様に特別図柄制御装置３２を作動開始させる機能を備えている。
【００２５】
センターケース３０の下方には、特別図柄制御装置３２の３個所の表示領域における確定図柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞装置４０が設けられている。この変動入賞装置４０には、大当りの発生時に開放動作して大入賞口４１を開口する板状の開閉部材４３が扉式に開閉可能に取り付けられている。変動入賞装置４０の右側には、右下入賞口１４が設けられており、変動入賞装置４０の左側には、左下入賞口４４が設けられている。
また、変動入賞装置４０の内部には、開閉部材４３を連続して開放動作させる機能を有する特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検出する特定領域スイッチ（図３に符号４２ａで示す）が設けられている。
また、遊技盤５には、発射された遊技球を遊技領域へ案内するレール１６が取付けられており、遊技盤５の上部には、上部左右の両コーナーをＬＥＤなどにより装飾するコーナー飾り１１が設けられており、遊技盤５の左右には、ＬＥＤなどにより装飾するサイド飾り２０がそれぞれ設けられている。さらに、遊技盤５には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口４５が設けられている。そして、遊技盤５には、多くの釘（図示省略）が打ち込まれており、遊技盤５に発射された遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下し、各入賞口や第１種始動口２７に入賞したり、普通図柄作動ゲート２５，２６を通過したり、あるいはアウト口４５から回収されたりする。
【００２６】
［パチンコ機１の電気的構成］
次に、パチンコ機１の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図３を参照して説明する。
パチンコ機１には、主基板１００が設けられており、この主基板１００には、マイクロプロセッサ１１０が搭載されている。マイクロプロセッサ１１０には、大当りか否かの判定、大入賞口４１への入賞数のカウント、大当りの遊技におけるラウンドの制御などの遊技の主な制御を実行するメインＣＰＵ１１２と、このメインＣＰＵ１１２が各種制御などを実行するためのコンピュータプログラムなどが記録されたＲＯＭ１１４と、遊技球が第１種始動口２７を通過したことの検出結果や入賞などの遊技中に発生する各種データ、ＲＯＭ１１４から読出されたコンピュータプログラムなどを一時的に格納するＲＡＭ１１６とが搭載されている。
主基板１００には、次に記載するものが電気的に接続されている。遊技球が第１種始動口２７を通過したことを検出する第１種始動口スイッチ２７ａ、特別図柄制御装置３２、ＬＥＤやランプ類を制御するランプ制御装置３００、電源基板８０、賞球の払出しなどを制御する払出制御基板２００、遊技中の効果音などを制御する音声制御装置７９、入賞、リーチパターン、大当りの発生、大当り図柄などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたコンピュータ（図示省略）へ送信するための遊技枠情報端子基板５２、盤面中継基板５１、遊技枠中継基板５３である。
【００２７】
払出制御基板２００には、主基板１００から送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ２１０が搭載されており、マイクロプロセッサ２１０には、賞球の払出しなどを制御するサブＣＰＵ２１２と、このサブＣＰＵ２１２が賞球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたＲＯＭ２１４と、サブＣＰＵ２１２が各種制御プログラムを実行する際にＲＯＭ２１４から読出された制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを一時的に格納するＲＡＭ２１６とが搭載されている。
また、払出制御基板２００には、電源基板８０、発射モータ１５ｅを駆動するための発射モータ駆動基板１５ｃ、遊技枠情報端子基板５２および払出中継基板５５が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板１５ｃには、発射モータ駆動基板１５ｃから発射モータ１５ｅへ駆動信号を出力させるための発射スイッチ１５ｄが接続されている。
【００２８】
遊技枠中継基板５３には、満杯検出スイッチ７２、賞球切れ検出スイッチ７３およびセンサ中継基板５４が電気的に接続されている。センサ中継基板５４は、賞球ユニット６２に備えられた賞球払出センサ６２ａ，６２ｂおよび払出中継基板５５と電気的に接続されている。払出中継基板５５には、貸球切れスイッチ６１、賞球払出モータ６２ｃおよび貸球ユニット６３が電気的に接続されている。盤面中継基板５１には、普通電動役物２８を駆動する普通電動役物ソレノイド２８ａ、普通図柄表示装置３４、普通図柄作動右ゲート２５を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ２５ａ、普通図柄作動左ゲート２６を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ２６ａ、大入賞口４１に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ４１ａ、右袖入賞口２２に入賞した遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ２２ａ、左袖入賞口２３に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ２３ａ、右入賞口１２に入賞した遊技球を検出する右入賞口スイッチ１２ａ、左入賞口１３に入賞した遊技球を検出する左入賞口スイッチ１３ａ、右下入賞口１４に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ１４ａ、左下入賞口４４に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ４４ａ、天入賞口３１に入賞した遊技球を検出する天入賞口スイッチ３１ａおよび大入賞口中継基板５０である。
大入賞口中継基板５０には、特定領域スイッチ４２ａ、特定領域を変化させる部材を駆動する特定領域ソレノイド４２ｂおよび開閉部材４３を駆動する大入賞口ソレノイド４１ｂが電気的に接続されている。電源基板８０は、ＡＣ２４Ｖ（５０Ｈｚ／６０Ｈｚ）の主電源７０から電源の供給を受け、各基板および装置へ必要電源を供給する。
【００２９】
［賞球コマンドの構成］
次に、メインＣＰＵ１１２からサブＣＰＵ２１２へ送信する賞球コマンドの構成について図５を参照して説明する。
図５（Ａ）は払出停止コマンドの構成を示す説明図であり、図５（Ｂ）は払出停止コマンド、賞球１個払出コマンド、賞球２個払出コマンドおよび賞球３個払出コマンドの構成を示す説明図であり、図５（Ｃ）は賞球１５個を払出す場合の賞球コマンドの構成を示す説明図である。
賞球コマンドは、賞球の払出しの停止を指示する払出停止コマンド、賞球１個の払出しを指示する賞球１個払出コマンド、賞球２個の払出しを指示する賞球２個払出コマンドおよび賞球３個の払出しを指示する賞球３個払出コマンドの計４種類から構成される。
各賞球コマンドは、それぞれ１バイト（８ビット）で構成されており、たとえば図５（Ａ）に示すように、払出停止コマンドの１ビット目および２ビット目の「００」は払出停止を指示する情報ビット（払出停止データ）であり、３ビット目および４ビット目の「００」も払出停止を指示する情報ビット（払出停止データ）である。また、５ビット目および６ビット目の「１１」は、１ビット目および２ビット目の情報ビット「００」が真にその情報を示すものであるか否かを検査するための検査ビット（検査データ）であり、７ビット目および８ビット目の「１１」は、３ビット目および４ビット目の情報ビット「００」が真にその情報を示すものであるか否かを検査するための検査ビット（検査データ）である。
【００３０】
つまり、賞球コマンドの１ビット目および２ビット目は、払出停止や賞球数などの情報を示す情報ビット（払出停止データや賞球データ）であり、３ビット目および４ビット目も情報を示す情報ビットである。また、賞球コマンドの５ビット目および６ビット目は、１ビット目および２ビット目の情報ビットが真にその情報を示すものであるか否かを検査するための検査ビット（検査データ）であり、７ビット目および８ビット目は、３ビット目および４ビット目の情報ビットが真にその情報を示すものであるか否かを検査するための検査ビットである。そして、情報ビットと検査ビットを加算して１１＝３Ｈとなった場合に、その検査ビットに加算された情報ビットを有効なものとして処理する。
また、図５（Ｂ）に示すように、賞球１個払出コマンドは、「１０１００１０１」の１バイトで構成されており、１ビット目および２ビット目の「０１」は賞球１個の払出しを指示する賞球１個払出データであり、３ビット目および４ビット目の「０１」も賞球１個払出データである。また、５ビット目および６ビット目の「１０」は、１ビット目および２ビット目の賞球１個払出データ「０１」を検査するための１個検査データであり、７ビット目および８ビット目の「１０」は、３ビット目および４ビット目の賞球１個払出データ「０１」を検査するための１個検査データである。
【００３１】
賞球２個払出コマンドは、「０１０１１０１０」の１バイトで構成されており、１ビット目および２ビット目の「１０」は賞球２個の払出しを指示する賞球２個払出データであり、３ビット目および４ビット目の「１０」も賞球２個払出データである。また、５ビット目および６ビット目の「０１」は、１ビット目および２ビット目の賞球２個払出データ「１０」を検査するための２個検査データであり、７ビット目および８ビット目の「０１」は、３ビット目および４ビット目の賞球２個払出データ「１０」を検査するための２個検査データである。
賞球３個払出コマンドは、「００００１１１１」の１バイトで構成されており、１ビット目および２ビット目の「１１」は賞球３個の払出しを指示する賞球３個払出データであり、３ビット目および４ビット目の「１１」も賞球３個払出データである。また、５ビット目および６ビット目の「００」は、１ビット目および２ビット目の賞球３個払出データ「１１」を検査するための３個検査データであり、７ビット目および８ビット目の「００」は、３ビット目および４ビット目の賞球３個払出データ「１１」を検査するための３個検査データである。
また、賞球１５個を払出す場合の賞球コマンドは、図５（Ｃ）に示すように、賞球３個払出コマンドを計５組組み合わせて構成される。さらに、賞球５個を払出す場合の賞球コマンドは、賞球３個払出コマンドと、賞球２個払出コマンドとを組み合わせて構成される。
【００３２】
［主なハードウエア構成］
次に、メインＣＰＵ１１２とサブＣＰＵ２１２との電気的接続関係について図４を参照して説明する。
図４（Ａ）は、メインＣＰＵ１１２とサブＣＰＵ２１２との電気的接続関係を示す説明図であり、図４（Ｂ）は、転送信号および賞球コマンドの関係を示すタイミングチャートである。
主基板１００のメインＣＰＵ１１２から出力された賞球コマンドは、メインＣＰＵバス１１８を介して出力ポート１２０へ出力され、その出力された賞球コマンドは、８本の信号線からなるメインＣＰＵパラレル出力ポート１２４を介して出力バッファ１２６に一時的に蓄積される。続いて、出力バッファ１２６に一時的に蓄積されている賞球コマンドは、８本の信号線Ｌ１〜Ｌ８を介して、サブＣＰＵ２１２に接続された入力バッファ２２０に一時的に蓄積される。
そして、メインＣＰＵ１１２から出力された転送信号が、メインＣＰＵバス１１８から出力ポート１２２、出力バッファ１２８および入力バッファ２２２を介してサブＣＰＵ２１２のトリガ入力（ＴＲＧ２）２２６に入力されると、入力バッファ２２０に蓄積されている賞球コマンドは、８本の信号線からなるサブＣＰＵパラレル入力ポート２２８を介して入力ポート２２４に取り込まれる。そして、サブＣＰＵ２１２は、取込んだ賞球コマンドが何を意味するコマンドであるかなどの解析を行い、その解析結果に基づいて賞球ユニット６２に賞球払出命令を出力するなどの制御を行う。
【００３３】
［賞球コマンドの入出力］
次に、賞球コマンドの入出力について図６および図７を参照して説明する。
図６は、メインＣＰＵ１１２が実行するコマンド出力処理１の流れを示すフローチャートであり、図７は、サブＣＰＵ２１２が実行するコマンド入力処理１の流れを示すフローチャートである。
（コマンド出力処理１）
メインＣＰＵ１１２は、第１種始動口スイッチ２７ａと接続されている入力ポートおよび盤面中継基板５１を介して各入賞口スイッチと接続されている入力ポートのいずれの電圧が変化したかに基いて、賞球を５個払出すのか否かを判定する（図６のステップ（以下、Ｓと略す）１０）。たとえば、第１種始動口スイッチ２７ａと接続されている入力ポートの電圧が変化した場合に、賞球を５個払出すと判定する（Ｓ１０：Ｙｅｓ）。
【００３４】
続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球を５個払出すと判定すると（Ｓ１０：Ｙｅｓ）、賞球３個払出データ「１１」を２つ作成し、その賞球３個払出データを検査する３個検査データ「００」を２つ作成する（Ｓ１２）。つまり、賞球コマンド「００００１１１１」を作成する。
続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球２個払出データ「１０」を２つ作成し、その賞球２個払出データを検査する２個検査データ「０１」を２つ作成する（Ｓ１４）。つまり、賞球コマンド「０１０１１０１０」を作成する。
続いてメインＣＰＵ１１２は、Ｓ１２およびＳ１４で作成したデータを機能別に分けてサブＣＰＵ２１２へ出力する（Ｓ３０）。
つまり、Ｓ１２で作成した賞球コマンド「００００１１１１」およびＳ１４で作成した賞球コマンド「０１０１１０１０」をそれぞれ賞球払出データと検査データとに分けて、賞球払出データ「１１１１」および検査データ「００００」の計１バイトを同時にパラレル出力方式で出力し、続いて賞球払出データ「１０１０」および検査データ「０１０１」の計１バイトを同時にパラレル出力方式で出力する。
【００３５】
またメインＣＰＵ１１２は、賞球を５個払出すと判定しなかった場合は（Ｓ１０：Ｎｏ）、賞球を１５個払出すか否かを判定し（Ｓ１６）、賞球を１５個払出すと判定すると（Ｓ１６：Ｙｅｓ）、２つの賞球３個払出データおよび２つの３個検査データから構成された賞球コマンドの作成数Ｎをリセットする（Ｓ１８）。続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球３個払出データ「１１」を２つ作成し、その賞球３個払出データを検査する３個検査データ「００」を２つ作成する（Ｓ２０）。つまり、賞球コマンド「００００１１１１」を作成する。
続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球コマンドの作成数Ｎに「１」を加算し（Ｓ２２）、作成数Ｎが「５」になったか否かを判定し（Ｓ２４）、「５」になっていない場合は（Ｓ２４：Ｎｏ）、Ｓ２０に戻り、賞球コマンド「００００１１１１」を作成する。
つまり、メインＣＰＵ１１２は、作成数Ｎが「５」になるまで賞球コマンド「００００１１１１」を作成する。
【００３６】
そしてメインＣＰＵ１１２は、作成数Ｎが「５」になったと判定すると（Ｓ２４：Ｙｅｓ）、Ｓ２０で作成した５つの賞球コマンド「００００１１１１」を機能別に分けてサブＣＰＵ２１２へ出力する（Ｓ３０）。つまり、メインＣＰＵ１１２は、賞球数を示す情報データ「１１１１」および賞球数を検査する検査データ「００００」の計１バイトを同時にパラレル出力方式で出力することを１セットとして、それを計５セット繰り返す。
またメインＣＰＵ１１２は、賞球を１５個払出すと判定しなかった場合は（Ｓ１６：Ｎｏ）、賞球の払出しを停止するか否かを判定する（Ｓ２６）。たとえば、メインＣＰＵ１１２は、下受け皿７（図１）が賞球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ７２（図３）がＯＮしたことを検出したことに基いて、賞球の払出しを停止すると判定する。
続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球の払出しを停止すると判定すると（Ｓ２６：Ｙｅｓ）、払出停止データ「００」を２つ作成し、その払出停止データを検査する停止検査データ「１１」を２つ作成する（Ｓ２８）。つまり、賞球コマンド「１１１１００００」を作成する。
続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球コマンド「１１１１００００」をパラレル出力方式でサブＣＰＵ２１２へ出力する（Ｓ３０）。
なお、上記コマンド出力処理１は、ＲＯＭ１１４に格納されたコンピュータプログラムにしたがって実行される。
【００３７】
（コマンド入力処理１）
サブＣＰＵ２１２は、メインＣＰＵ１１２から出力された１バイトの賞球コマンドを入力し（図７のＳ４０）、その入力した賞球コマンドを構成する情報ビットの下位２ビットと検査ビットの下位２ビットとを加算する（Ｓ４２）。たとえば、入力した賞球コマンドが、賞球３個の払出しを指示する賞球コマンド「００００１１１１」であった場合は、情報ビットの下位２ビット「１１」と検査ビットの下位２ビット「００」とを加算し、「１１」＋「００」＝「１１」＝「０３Ｈ」を算出する。
続いてサブＣＰＵ２１２は、Ｓ４２の加算値が「０３Ｈ」であるか否かを判定し（Ｓ４４）、「０３Ｈ」である場合は（Ｓ４４：Ｙｅｓ）、情報ビットの下位２ビットに対応する制御信号を作成し（Ｓ４６）、その制御信号を賞球ユニット６２へ出力する（Ｓ５４）。たとえば、上記の例の場合は、情報ビットの下位２ビット「１１」に対応する制御信号、つまり賞球３個の払出しを指示する制御信号を作成して賞球ユニット６２へ出力し、賞球ユニット６２が３個の賞球を払出す。
【００３８】
またサブＣＰＵ２１２は、Ｓ４２の加算値が「０３Ｈ」でないと判定した場合は（Ｓ４４：Ｎｏ）、情報ビットの上位２ビットと検査ビットの上位２ビットとを加算する（Ｓ４８）。たとえば、上記の例の場合は、情報ビットの上位２ビット「１１」と検査ビットの上位２ビット「００」とを加算し、「１１」＋「００」＝「１１」＝「０３Ｈ」を算出する。
続いてサブＣＰＵ２１２は、Ｓ４８の加算値が「０３Ｈ」であるか否かを判定し（Ｓ５０）、「０３Ｈ」である場合は（Ｓ５０：Ｙｅｓ）、情報ビットの上位２ビットに対応する制御信号を作成し（Ｓ５２）、その制御信号を賞球ユニット６２へ出力する（Ｓ５４）。たとえば、上記の例の場合は、情報ビットの下位２ビット「１１」に対応する制御信号、つまり賞球３個の払出しを指示する制御信号を作成して賞球ユニット６２へ出力し、賞球ユニット６２が３個の賞球を払出す。
またサブＣＰＵ２１２は、Ｓ４８の加算値が「０３Ｈ」でないと判定した場合は（Ｓ５０：Ｎｏ）、Ｓ４０で入力した賞球コマンドが異常であることを示す異常信号を出力する（Ｓ５６）。たとえば、サブＣＰＵ２１２は、異常信号を特別図柄制御装置３２へ出力し、特別図柄制御装置３２の画面に「賞球コマンド異常」などのメッセージを表示させる。
なお、上記コマンド入力処理１は、ＲＯＭ２１４に格納されたコンピュータプログラムにしたがって実行される。
【００３９】
［第１実施形態の効果］
（１）以上のように、第１実施形態のパチンコ機１を使用すれば、メインＣＰＵ１１２は、１つの賞球数または払出停止に対して、その賞球数または払出停止を示す同一の情報データ２組と、そのデータを検査する同一の検査データ２組とから構成された賞球コマンドを出力し、サブＣＰＵ２１２は、入力した賞球コマンドを構成するいずれか１組の情報データおよび検査データが正常であると判定した場合に、その情報データに基いて制御信号を作成することができる。
したがって、２組の情報データの中の１組が、あるいは、２組の検査データの中の１組が、さらには、１組の情報データおよび検査データが、ノイズなどによりデータ化けした場合であっても、データ化けしていない情報データおよび検査データに基いて制御信号を作成することができる。
つまり、賞球コマンドのデータ化けにより、賞球が払出されないという事態を減少させることができる。
【００４０】
（２）しかも、メインＣＰＵ１１２は、賞球１５個を払出す場合は、賞球３個払出コマンドを５組作成して出力するため、その５組のうちの一部がデータ化けなどにより無効となった場合であっても、データ化けなどしていない他の組に基いて賞球の払出しを行うことができる。
したがって、賞球コマンドのデータ化けなどにより賞球不足となる遊技者の被害を低減することができる。
また、賞球１５個を払出す場合において、賞球の払出停止が必要なときに、賞球３個払出コマンドの出力を停止することにより、小さな賞球数なので略直ちに賞球の払出しを停止することができるし、払出再開は、賞球３個払出コマンドの出力を再開することにより、賞球の払出しを再開することもできる。
つまり、賞球の払出しを停止するためのコマンドおよび払出しを再開するためのコマンドを特別に設定して使用する必要がない。
【００４１】
＜第２実施形態＞
次に、この発明の第２実施形態について図を参照して説明する。
なお、この第２実施形態のパチンコ機は、賞球コマンドの構成、メインＣＰＵ１１２が実行するコマンド出力処理２およびサブＣＰＵ２１２が実行するコマンド入力処理を除いて第１実施形態のパチンコ機１と同一の構成および機能であるため、その同一部分の説明を省略する。
［賞球コマンドの構成］
賞球コマンドの構成について図８を参照して説明する。
図８（Ａ）は払出停止コマンドの構成を示す説明図であり、図８（Ｂ）は払出停止コマンド、賞球１個払出コマンド、賞球２個払出コマンドおよび賞球３個払出コマンドの構成を示す説明図であり、図８（Ｃ）は賞球１５個を払出す場合の賞球コマンドの構成を示す説明図である。
図８（Ａ）に示すように、払出停止コマンドは、１バイト（８ビット）で構成されており、１ビット目および２ビット目の「００」は払出停止を指示する払出停止データであり、３ビット目および４ビット目の「１１」は、１ビット目および２ビット目の払出停止データ「００」を検査するための停止検査データである。また、５ビット目および６ビット目の「００」は、払出停止データであり、７ビット目および８ビット目の「１１」は、５ビット目および６ビット目の払出停止データ「００」を検査するための検査データである。
【００４２】
つまり、賞球コマンドの１ビット目および２ビット目は、情報を示す情報データであり、３ビット目および４ビット目は、１ビット目および２ビット目の情報データを検査するための検査データである。また、賞球コマンドの５ビット目および６ビット目は、情報データであり、７ビット目および８ビット目は、５ビット目および６ビット目の情報データを検査するための検査データである。そして、情報データと検査データを加算して１１＝３Ｈとなった場合に、その検査データに加算された情報データを有効なものとして処理する。
また、図８（Ｂ）に示すように、賞球１個払出コマンドは、「１００１１００１」の１バイトで構成されており、１ビット目および２ビット目の「０１」は賞球１個払出データであり、３ビット目および４ビット目の「１０」は、１ビット目および２ビット目の賞球１個払出データ「０１」を検査するための１個検査データである。また、５ビット目および６ビット目の「０１」は賞球１個払出データであり、７ビット目および８ビット目の「１０」は、５ビット目および６ビット目の賞球１個払出データ「０１」を検査するための１個検査データである。
【００４３】
賞球２個払出コマンドは、「０１１００１１０」の１バイトで構成されており、１ビット目および２ビット目の「１０」は賞球２個払出データであり、３ビット目および４ビット目の「０１」は、１ビット目および２ビット目の賞球２個払出データ「１０」を検査するための２個検査データである。また、５ビット目および６ビット目の「１０」は賞球２個払出データであり、７ビット目および８ビット目の「０１」は、５ビット目および６ビット目の賞球２個払出データ「１０」を検査するための２個検査データである。
賞球３個払出コマンドは、「００１１００１１」の１バイトで構成されており、１ビット目および２ビット目の「１１」は賞球３個払出データであり、３ビット目および４ビット目の「００」は、１ビット目および２ビット目の賞球３個払出データ「１１」を検査するための３個検査データである。また、５ビット目および６ビット目の「１１」は賞球３個払出データであり、７ビット目および８ビット目の「００」は、５ビット目および６ビット目の賞球３個払出データ「１１」を検査するための３個検査データである。
また、賞球１５個を払出す場合の賞球コマンドは、図８（Ｃ）に示すように、賞球３個払出コマンドを計５組組み合わせて構成される。さらに、賞球５個を払出す場合の賞球コマンドは、賞球３個払出コマンドと、賞球２個払出コマンドとを組み合わせて構成される。
【００４４】
［賞球コマンドの入出力］
次に、賞球コマンドの入出力について図９および図１０を参照して説明する。図９は、メインＣＰＵ１１２が実行するコマンド出力処理２の流れを示すフローチャートであり、図１０は、サブＣＰＵ２１２が実行するコマンド入力処理２の流れを示すフローチャートである。
（コマンド出力処理２）
メインＣＰＵ１１２は、賞球を５個払出すのか否かを判定し（図９のＳ１０）、賞球を５個払出すと判定すると（Ｓ１０：Ｙｅｓ）、賞球３個払出データ「１１」と、その賞球３個払出データ「１１」を検査する３個検査データ「００」とから構成された賞球３個払出コマンド「００１１」を２組作成する（Ｓ１１）。続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球２個払出データ「１０」と、その賞球２個払出データ「１０」を検査する２個検査データ「０１」とから構成された賞球２個払出コマンド「０１１０」を２組作成する（Ｓ１３）。続いてメインＣＰＵ１１２は、Ｓ１２およびＳ１４で作成したデータをサブＣＰＵ２１２へ出力する（Ｓ３２）。
つまり、Ｓ１１で作成した２つの賞球３個払出コマンド「００１１」「００１１」、Ｓ１３で作成した２つの賞球２個払出データ「０１１０」「０１１０の順序で、各１バイトのデータをそれぞれパラレル出力方式でサブＣＰＵ２１２へ出力する。
【００４５】
またメインＣＰＵ１１２は、賞球を５個払出すと判定しなかった場合は（Ｓ１０：Ｎｏ）、賞球を１５個払出すか否かを判定し（Ｓ１６）、賞球を１５個払出すと判定すると（Ｓ１６：Ｙｅｓ）、２つの賞球３個払出コマンドからなる賞球コマンドの作成数Ｎをリセットする（Ｓ１８）。続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球３個払出データ「１１」と、その賞球３個払出データを検査する３個検査データ「００」とから構成された賞球３個払出コマンド「００１１」を２つ作成する（Ｓ１９）。続いてメインＣＰＵ１１２は、２つの賞球３個払出コマンドからなる賞球コマンドの作成数Ｎに「１」を加算し（Ｓ２２）、作成数Ｎが「５」になったか否かを判定し（Ｓ２４）、「５」になっていない場合は（Ｓ２４：Ｎｏ）、Ｓ１９に戻り、２つの賞球３個払出コマンド「００１１」「００１１」を作成する。
つまり、メインＣＰＵ１１２は、作成数Ｎが「５」になるまで２つの賞球３個払出コマンド「００１１」からなる賞球コマンド「００１１」「００１１」を作成する。
【００４６】
そしてメインＣＰＵ１１２は、作成数Ｎが「５」になったと判定すると（Ｓ２４：Ｙｅｓ）、Ｓ１９で作成した５つの賞球コマンドをサブＣＰＵ２１２へ出力する（Ｓ３２）。つまり、メインＣＰＵ１１２は、賞球３個払出コマンド「００１１」「００１１」の１バイトをパラレル出力方式で出力することを１セットとし、それを５セット繰り返す。
またメインＣＰＵ１１２は、賞球を１５個払出すと判定しなかった場合は（Ｓ１６：Ｎｏ）、賞球の払出しを停止するか否かを判定する（Ｓ２６）。たとえば、メインＣＰＵ１１２は、満杯検出スイッチ７２（図３）がＯＮしたことを検出したことに基いて、賞球の払出しを停止すると判定する。
続いてメインＣＰＵ１１２は、賞球の払出しを停止すると判定すると（Ｓ２６：Ｙｅｓ）、賞球の払出し停止を指示する払出停止データ「００」と、その払出停止データを検査する停止検査データ「１１」とから構成される払出停止コマンド「１１００」を２つ作成し（Ｓ２７）、払出停止コマンド「１１００」「１１００」の１バイトをパラレル出力方式でサブＣＰＵ２１２へ出力する（Ｓ３２）。
なお、上記コマンド出力処理２は、ＲＯＭ１１４に格納されたコンピュータプログラムにしたがって実行される。
【００４７】
（コマンド入力処理２）
サブＣＰＵ２１２は、メインＣＰＵ１１２から出力された１バイトの賞球コマンドを入力し（図１０のＳ４０）、その入力した賞球コマンドを構成する下位の情報ビットと下位の検査ビットとを加算する（Ｓ４１）。たとえば、入力した賞球コマンドが、賞球３個の払出しを指示する賞球コマンド「００１１００１１」であった場合は、下位の情報ビット「１１」と下位の検査ビット「００」とを加算し、「１１」＋「００」＝「１１」＝「０３Ｈ」を算出する。
続いてサブＣＰＵ２１２は、Ｓ４１の加算値が「０３Ｈ」であるか否かを判定し（Ｓ４４）、「０３Ｈ」である場合は（Ｓ４４：Ｙｅｓ）、下位の情報ビットに対応する制御信号を作成し（Ｓ４５）、その制御信号を賞球ユニット６２へ出力する（Ｓ５４）。たとえば、上記の例の場合は、情報ビットの下位２ビット「１１」に対応する制御信号、つまり賞球３個の払出しを指示する制御信号を作成して賞球ユニット６２へ出力し、賞球ユニット６２が３個の賞球を払出す。
【００４８】
またサブＣＰＵ２１２は、Ｓ４１の加算値が「０３Ｈ」でないと判定した場合は（Ｓ４４：Ｎｏ）、上位の情報ビットと上位の検査ビットとを加算する（Ｓ４７）。たとえば、上記の例の場合は、上位の情報ビット「１１」と上位の検査ビット「００」とを加算し、「１１」＋「００」＝「１１」＝「０３Ｈ」を算出する。
続いてサブＣＰＵ２１２は、Ｓ４７の加算値が「０３Ｈ」であるか否かを判定し（Ｓ５０）、「０３Ｈ」である場合は（Ｓ５０：Ｙｅｓ）、上位の情報ビットに対応する制御信号を作成し（Ｓ５１）、その制御信号を賞球ユニット６２へ出力する（Ｓ５４）。たとえば、上記の例の場合は、情報ビットの下位２ビット「１１」に対応する制御信号、つまり賞球３個の払出しを指示する制御信号を作成して賞球ユニット６２へ出力し、賞球ユニット６２が３個の賞球を払出す。
またサブＣＰＵ２１２は、Ｓ４７の加算値が「０３Ｈ」でないと判定した場合は（Ｓ５０：Ｎｏ）、Ｓ４０で入力した賞球コマンドが異常であることを示す異常信号を出力する（Ｓ５６）。たとえば、サブＣＰＵ２１２は、異常信号を特別図柄制御装置３２へ出力し、特別図柄制御装置３２の画面に「賞球コマンド異常」などのメッセージを表示させる。
なお、上記コマンド入力処理２は、ＲＯＭ２１４に格納されたコンピュータプログラムにしたがって実行される。
【００４９】
［第２実施形態の効果］
（１）以上のように、第２実施形態のパチンコ機１を使用すれば、メインＣＰＵ１１２は、１つの賞球数または賞球の払出停止に対して、その賞球数または払出停止を示す情報データと、その情報データを検査する検査データとから構成された同一の賞球コマンドを上位４ビットおよび下位４ビットの２つを同時に出力し、サブＣＰＵ２１２は、入力した２つの賞球コマンドの一方の賞球コマンドを構成する情報データが正常であると判定した場合に、その情報データに基いて制御信号を作成することができる。
したがって、入力した２つの賞球コマンドの中の１つの情報データまたは１つの検査データが、さらには、１つの賞球コマンドが、ノイズなどによりデータ化けした場合であっても、データ化けしていない情報データに基いて制御信号を作成することができる。
つまり、賞球コマンドのデータ化けにより、賞球が払出されないという事態を減少させることができる。
【００５０】
（２）しかも、２つの賞球コマンドを８本の信号線を介してパラレル出力方式で出力するため、１つの賞球コマンドの出力に使用している信号線が断線した場合であっても、残る１つの賞球コマンドを出力することができるため、その出力した賞球コマンドに基いて賞球を払出すことができる。
（２）また、メインＣＰＵ１１２は、賞球１５個を払出す場合は、賞球３個の払出しを指示する賞球コマンドを５組作成して出力するため、その５組のうちの一部がデータ化けなどにより無効となった場合であっても、データ化けなどしていない他の組に基いて賞球の払出しを行うことができる。
したがって、賞球コマンドのデータ化けなどにより賞球不足となる遊技者の被害を低減することができる。
さらに、賞球１５個を払出す場合において、賞球の払出停止が必要なときに、賞球３個払出コマンドの出力を停止することにより、小さな賞球数なので略直ちに賞球の払出しを停止することができるし、払出再開は、賞球３個払出コマンドの出力を再開することにより、賞球の払出しを再開することもできる。
つまり、賞球の払出しを停止するためのコマンドおよび払出しを再開するためのコマンドを特別に設定して使用する必要がない。
（３）さらに、賞球データおよび検査データが計４ビットで構成されているため、計８ビットで構成されている従来のものよりも、賞球数を検出するためのデータ処理量が少ない分、データ処理速度を高速化することができる。
しかも、従来は、８本の信号線を介して賞球コマンドを１つしか出力することができなかったが、信号線の本数を変更することなく、賞球コマンドを同時に２つ出力することができる。
【００５１】
＜他の実施形態＞
（１）第１実施形態では、情報データおよび検査データをそれぞれ２組ずつ作成し、それを１つの賞球コマンドとした場合を説明したが、情報データおよび検査データをそれぞれ３組以上の同一組数ずつ作成し、それを１つの賞球コマンドとすることもできる。この構成によれば、たとえば、作成した賞球コマンドのうち、２組のデータがデータ化けなどにより無効となった場合であっても、残りのデータのうち、１組のデータが正常であれば、そのデータを用いて賞球の払出しを行うことができる。
（２）第２実施形態では、情報データおよび検査データからなる同一の賞球コマンドを２つ作成し、それを１つの賞球コマンドとした場合を説明したが、情報データおよび検査データからなる同一の賞球コマンドを３つ以上作成し、それを１つの賞球コマンドとすることもできる。この構成によれば、たとえば、作成した賞球コマンドのうち、２つの賞球コマンドがデータ化けなどにより無効となった場合であっても、残りの賞球コマンドのうち、１つの賞球コマンドが正常であれば、その賞球コマンドを用いて賞球の払出しを行うことができる。
（３）情報データ２ビットが２組と、検査データ２ビットが１組の計６ビット構成の賞球コマンドを作成し、一方の１組の情報データおよび検査データ、あるいは、他方の１組の情報データおよび検査データを用いて所定の演算（たとえば両データの加算）を行うことにより、いずれか一方の１組の情報データおよび検査データが正常か否かを判定することもできる。
（４）信号線を４本にすることもでき、その構成にした場合でも、この発明の効果を奏することができる。
（５）前記各実施形態では、この発明に係る遊技機として、第１種パチンコ機を例に挙げて説明したが、第２種パチンコ機、第３種パチンコ機、あるいは、アレンジボール、雀球、スロットマシンなど、所定の条件が満たされた場合に所定量の賞媒体を払出す遊技機にも、この発明を適用できることは勿論である。
【００５２】
［各請求項と実施形態との対応関係］
入賞が、請求項１に記載の所定条件に対応し、賞球が賞媒体に対応する。また、賞球ユニット６２が払出手段に対応する。
そして、メインＣＰＵ１１２が実行するコマンド出力処理１またはコマンド出力処理２が、請求項１に記載の出力手段として機能し、サブＣＰＵ２１２が実行するコマンド入力処理１またはコマンド入力処理２が、判定手段として機能する。また、メインＣＰＵ１１２が実行するコマンド出力処理１が、請求項３に記載の出力手段として機能し、コマンド出力処理２が、請求項４に記載の出力手段として機能する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視説明図である。
【図２】図１に示すパチンコ機１に備えられた遊技盤５の主要構成を示す正面説明図である。
【図３】図１に示すパチンコ機１の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図４】図４（Ａ）は、メインＣＰＵ１１２とサブＣＰＵ２１２との電気的接続関係を示す説明図であり、図４（Ｂ）は、転送信号および賞球コマンドの関係を示すタイミングチャートである。
【図５】図５（Ａ）は払出停止コマンドの構成を示す説明図であり、図５（Ｂ）は払出停止コマンド、賞球１個払出コマンド、賞球２個払出コマンドおよび賞球３個払出コマンドの構成を示す説明図であり、図５（Ｃ）は賞球１５個を払出す場合の賞球コマンドの構成を示す説明図である。
【図６】メインＣＰＵ１１２が実行するコマンド出力処理１の流れを示すフローチャートである。
【図７】サブＣＰＵ２１２が実行するコマンド入力処理１の流れを示すフローチャートである。
【図８】図８（Ａ）は払出停止コマンドの構成を示す説明図であり、図８（Ｂ）は払出停止コマンド、賞球１個払出コマンド、賞球２個払出コマンドおよび賞球３個払出コマンドの構成を示す説明図であり、図８（Ｃ）は賞球１５個を払出す場合の賞球コマンドの構成を示す説明図である。
【図９】メインＣＰＵ１１２が実行するコマンド出力処理２の流れを示すフローチャートである。
【図１０】サブＣＰＵ２１２が実行するコマンド入力処理２の流れを示すフローチャートである。
【図１１】従来のパチンコ機の外観を示す正面説明図である。
【図１２】主基板と払出制御基板との電気的な接続関係を示す説明図である。
【符号の説明】
１パチンコ機（遊技機）
６２賞球ユニット（払出手段）
１１２メインＣＰＵ
１１４ＲＯＭ（記録媒体）
２１２サブＣＰＵ
２１４ＲＯＭ（記録媒体）[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a gaming machine that pays out a predetermined amount of award medium when a predetermined condition is satisfied, as represented by a pachinko machine or the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a pachinko machine shown in FIG. 11 is known as this type of gaming machine. FIG. 11 is an explanatory front view showing the appearance of a conventional pachinko machine.
When the game ball launched by the player operating the launch handle 501 provided in the pachinko machine 500 wins the first type starting port 502, the special symbol display device 503 has a plurality of special symbols such as “0” to “9”. Are scrolled from top to bottom in three horizontal directions of the display area, and LEDs such as the corner decoration 508, the side decoration 509, and the special prize opening decoration 510 blink in a predetermined pattern to indicate the fluctuation sound of the design. Sound effects are played. Then, when the stop symbols in each display area are aligned with a specific symbol (big hit symbol) such as “777”, a big hit occurs, each LED flashes in a big hit pattern, and music that informs the big hit is reproduced. . Due to the occurrence of the big hit, the opening / closing member 504 is opened and the big prize opening 505 is opened for a predetermined time. Then, when a game ball wins a prize winning opening 505, each LED blinks in a winning pattern, and a predetermined number of winning balls (for example, 15 balls) are paid out.
In addition, when the preset opening time of the special winning opening 505 elapses or when a predetermined number of game balls are won in the special winning opening 505, the opening / closing member 504 is closed and the special winning opening 505 is closed. Further, when the game ball passes through a specific area 506 provided in the opening of the special winning opening 505, the special winning opening 505 is continuously opened.
In this way, the period from the opening of the big prize opening 505 to the closing is called one round, and when the preset maximum number of rounds is over, the game with the big hit is finished. Note that the number of winning balls when winning the normal winning opening 507 is five, for example.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional pachinko machine 500, one CPU performs the determination of whether or not it is a big hit, the control of the special symbol display device 503, the control of each LED, the control of sound, the control of the round, etc. There is a problem that the burden is large and the processing speed is lowered.
Therefore, the present inventor has considered a pachinko machine in which a sub CPU is mounted on each of the special symbol display device, the lamp control device that controls each LED, and the sound control device. In this pachinko machine, a control command is transmitted from the main CPU mounted on the main board to each sub CPU when necessary, and the sub CPU analyzes the received control command and drives the corresponding device based on the analysis result. The command method is used.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing an electrical connection relationship between the main board and the payout control board. For example, when a game ball wins the big winning opening 505, the winning detection switch 511 is turned ON, and a detection signal is output from the winning detection switch 511 to the main CPU 513 mounted on the main board 512. Subsequently, the main CPU 513 determines the number of prize balls, and sends a command indicating the number of prize balls, for example, a 2-byte command “3FHC1H (hexadecimal number)” indicating the number of 15 prize balls via eight signal lines 514. And output to the sub CPU 516 of the payout control board 515 by the parallel output method. Here, “3” in the command is data for identifying that the data indicates the number of prize balls, and “F” indicates 15 as the number of prize balls. “C” is data for identifying the data indicating the check data, and “1” indicates the check data.
Then, the sub CPU 516 calculates “F + 1”, and if the calculation result is “0”, the sub CPU 516 considers that the command is received normally, and performs a payout operation of 15 prize balls to the prize ball payout device 517.
[0004]
As described above, the control of the prize ball payout device 517 is performed by the sub CPU 516, and the main CPU 513 only needs to output a command to the sub CPU 516 when there is a winning, thus reducing the burden on the main CPU 513 and processing. High speed was achieved.
However, subsequent research found the following problems. That is, it has been found that if the data indicating the number of prize balls is garbled due to noise or the like, the sub CPU 516 determines that the reception is not normal, so that the prize balls may not be paid out. In this case, a method of instructing re-transmission from the sub CPU 516 to the main CPU 513 can be considered, but data transmission from the sub CPU to the main CPU 513 is prohibited by laws and regulations from the viewpoint of preventing fraud. I can't take such an approach.
[0005]
Accordingly, the present invention has been made to solve the above-described problems, and even when data indicating the number of award medium payouts is garbled, the award medium can be paid out. The purpose is to realize a game machine that can be used.
[0006]
[Means, actions and effects for solving the problems]
  In order to achieve the above object, according to the first to fifth aspects of the present invention, in the gaming machine that pays out a predetermined amount of award medium when a predetermined condition is satisfied, the award medium is paid out. Output means for outputting a plurality of payout data when outputting payout data indicating the amount and inspection data for checking whether or not the payout data is normal data indicating the payout amount; and A determination unit that inputs the payout data and the inspection data output from the output unit, and determines whether the input payout data is normal data based on the input inspection data, and the determination unit Is determined to be normal data when it is determined that at least one payout data among the plurality of input payout data is normal data. And a paying out payout means for paying out of prizes medium indicated by the constant has been paid out dataThe output means divides the predetermined amount into a plurality of pieces, creates payout data and inspection data respectively corresponding to the divided amounts, and sets the created payout data and inspection data into the respective amounts. Output at least a plurality of the created payout data.The technical means is used.
[0007]
  The output means isShould be paid outAward mediumThe predetermined amount is divided into a plurality of pieces, and payout data and inspection data corresponding to each of the divided amounts are created, and the created payout data and inspection data are generated for the respective amounts.When outputting, at least a plurality of the payout data is output, and the determination means inputs the payout data and the inspection data output from the output means, and the payout data input based on the input inspection data is normal data. It is determined whether or not there is. The payout means, when the determining means determines that at least one payout data among the plurality of input payout data is normal data, payout indicated by the payout data determined to be normal data Pay out the amount of award medium.
[0008]
  That meansWhen a predetermined amount is divided into a plurality of pieces, payout data and inspection data corresponding to each of the divided amounts are created, and the created payout data and inspection data are output for each amount at least Multiple payout data can be output, so even if part of the data is garbled due to noise, etc., the entire data is not invalidated, and the remaining normal dataCan be paid out.
  Therefore, as in the case where payout data and inspection data corresponding to the entire predetermined amount are output one by one without dividing the predetermined amount, the entire data becomes invalid due to garbled data due to noise or the like, and no winning ball is paid out at all Therefore, the player's damage due to the shortage of prize balls can be reduced.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the gaming machine according to the first aspect, the output means uses technical means for outputting a plurality of the payout data and the inspection data.
[0010]
That is, since a plurality of payout data and a plurality of inspection data are output and the award medium can be paid out when at least one payout data is normal data, among the plurality of payout data and the plurality of inspection data, 1 One payout data or one inspection data, or even if one set of payout data and inspection data is garbled due to noise or the like, if one set of payout data and inspection data is normal, the payout data An award medium with a payout amount indicated by can be paid out.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the gaming machine according to the first or second aspect, the output means outputs the plurality of payout data and the plurality of inspection data separately for each function of each data. The technical means is used.
[0012]
That is, the payout data and the inspection data are output separately for each function of each data, and the award medium can be paid out when at least one payout data is normal data. Even if one payout data is garbled due to noise or the like, if one set of payout data and inspection data is normal, the award medium of the payout amount indicated by the payout data can be paid out.
[0013]
According to a fourth aspect of the invention, in the gaming machine according to the first or second aspect, the output means uses technical means for outputting a plurality of combinations of the payout data and the inspection data.
[0014]
In other words, since a plurality of combinations of payout data and inspection data are output and the award medium can be paid out when at least one payout data is normal data, among the plurality of payout data and the plurality of inspection data, Even if one payout data or one inspection data, or one set of payout data and inspection data is garbled due to noise or the like, if one set of payout data and inspection data is normal, the payout It is possible to pay out the award medium of the payout amount indicated by the data.
In addition, when a plurality of combinations of payout data and inspection data are output by a parallel data output system via a plurality of signal lines, even if a signal line from which one set of data is output is disconnected The award medium can be paid out by using another set of data output to the uncut signal line.
[0017]
  Claim5In the invention described in claim 1, claims 1 to4In the gaming machine according to any one of the above, the technical means that the total number of bits of the payout data and the inspection data is 4 bits is used.
[0018]
That is, since the total number of bits of the payout data and the inspection data is 4 bits, the data processing speed can be increased compared to the conventional gaming machine that outputs the data in a total of 8 bits.
In addition, two commands composed of payout data and inspection data can be output simultaneously without changing the number of conventional signal lines.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a gaming machine according to the present invention will be described with reference to the drawings. In each embodiment described below, the first type pachinko machine will be described as an example of the gaming machine according to the present invention.
<First Embodiment>
[Overall main configuration]
First, the main configuration of the pachinko machine of this embodiment will be described with reference to FIG. FIG. 1 is a perspective explanatory view showing the appearance of the pachinko machine.
The pachinko machine 1 is provided with a front frame 2 that can be opened and closed, and a glass frame 4 is attached to the front frame 2 so as to be opened and closed. On the right side of the front frame 2, a key hole 3 is provided for inserting a key for opening and closing the glass frame 4. A game board 5 is provided inside the glass frame 4, and a firing handle 15 for operating a launching device (not shown) for launching a game ball to the game board 5 is provided below the right side of the front frame 2. It is pivotally mounted. Below the glass frame 4, a prize ball / rental supply port 6a for supplying prize balls or rental balls is formed. The prize ball / rental supply port 6a has a prize ball / rental supply port 6a on the supply side. An upper tray 6 is provided for collecting prize balls and balls supplied from the ball rental supply port 6a. Below the upper tray 6, there is formed a discharge port 7 a that discharges prize balls that have flowed beyond the capacity of the upper tray 6 and game balls discharged from the upper tray 6 by operating the upper tray ball release lever 6 b. Has been. On the discharge side of the discharge port 7a, a lower tray 7 is provided for storing game balls discharged from the discharge port 7a. A frame lamp 9 is provided above the game board 5, and an ashtray 7 b is provided on the left side of the lower tray 7.
[0024]
[Main configuration of game board 5]
Next, the main structure of the game board 5 is demonstrated with reference to the front explanatory drawing of FIG. 2 which shows it.
A center case 30 is provided in the approximate center of the game board 5. The center case 30 includes a winning symbol 31, a normal symbol display device 34 composed of three LEDs, and a normal symbol memory display LED 35 for displaying the number of times that the normal symbol display device 34 can be started by four LEDs. And a special symbol control device 32 for displaying a plurality of special symbols, background images, and the like with liquid crystal. A decorative windmill 46 decorated with LEDs is provided above both sides of the center case 30. A normal symbol operation right gate 25 for operating the normal symbol display device 34 is provided diagonally to the lower right of the right decorative windmill 46, and a normal symbol operation is also performed diagonally to the left of the left decorative windmill 46. A left gate 26 is provided. A windmill 24 is provided below each side of the center case 30, a right winning opening 12 is provided below the right windmill 24, and a left winning opening 13 is provided below the left windmill 24. Is provided. A right sleeve winning port 22 is provided to the right of the right winning port 12, and a left sleeve winning port 23 is provided to the left of the left winning port 13.
A first type starting port 27 having a function of operating the special symbol control device 32 is provided below the center case 30, and a stop symbol of the normal symbol display device 34 is provided below the first type starting port 27. An ordinary electric accessory 28 is provided that opens both wings when the symbol becomes a winning symbol. The ordinary electric accessory 28 with both wings open has a function of starting the operation of the special symbol control device 32 as with the first type starting port 27.
[0025]
Below the center case 30 is provided a variable winning device 40 that operates when the confirmed symbols in the three display areas of the special symbol control device 32 become jackpot symbols. A plate-like opening and closing member 43 that opens when the big hit occurs and opens the big winning opening 41 is attached to the variable winning device 40 so as to be openable and closable. A lower right prize opening 14 is provided on the right side of the variable prize winning device 40, and a lower left prize opening 44 is provided on the left side of the variable prize winning device 40.
Further, inside the variable winning device 40, a specific area having a function of continuously opening and closing the opening / closing member 43, and a specific area switch (indicated by reference numeral 42a in FIG. 3) for detecting a game ball passing through the specific area. ) Is provided.
The game board 5 is provided with rails 16 for guiding the launched game balls to the game area. On the upper part of the game board 5, there are corner decorations 11 for decorating the upper left and right corners with LEDs or the like. Side decorations 20 that are decorated with LEDs or the like are respectively provided on the left and right sides of the game board 5. Further, the game board 5 is provided with an out port 45 for collecting game balls that have not won a prize as out balls. A lot of nails (not shown) are driven into the game board 5, and the game balls fired on the game board 5 fall while fluctuating between the nails, and each winning opening and first type start A winning is made to the mouth 27, the normal symbol operating gates 25 and 26 are passed, or the mouth 27 is collected.
[0026]
[Electric configuration of pachinko machine 1]
Next, the main electrical configuration of the pachinko machine 1 will be described with reference to FIG.
The pachinko machine 1 is provided with a main board 100, and a microprocessor 110 is mounted on the main board 100. The microprocessor 110 includes a main CPU 112 that executes main control of the game such as determination of whether or not a big hit, counting the number of winnings to the big winning opening 41, and controlling the round in the big win game, and the main CPU 112 includes various types of main CPU 112. ROM 114 in which a computer program for executing control and the like is recorded, various data generated during the game, such as detection results and winnings that the game ball has passed through the first type starting port 27, read out from the ROM 114 A RAM 116 for temporarily storing computer programs and the like is mounted.
The following is electrically connected to the main board 100. A first type start port switch 27a for detecting that a game ball has passed the first type start port 27, a special symbol control device 32, a lamp control device 300 for controlling LEDs and lamps, a power supply board 80, a prize ball payout The payout control board 200 for controlling the game, the sound control device 79 for controlling the sound effects during the game, and the game board information on winning, reach pattern, jackpot occurrence, jackpot design, etc. are provided in the pachinko hall management room etc. A game frame information terminal board 52, a board surface relay board 51, and a game frame relay board 53 for transmission to a computer (not shown).
[0027]
The payout control board 200 is equipped with a microprocessor 210 that operates by inputting a control command sent from the main board 100. The microprocessor 210 includes a sub CPU 212 that controls the payout of prize balls, and the like. The ROM 214 in which various control programs for the sub CPU 212 to execute control such as paying out a prize ball are recorded, and the control programs read from the ROM 214 when the sub CPU 212 executes the various control programs and winnings generated during the game. A RAM 216 that temporarily stores various data such as the number and the number of prize balls is mounted.
The payout control board 200 is electrically connected to a power supply board 80, a launch motor drive board 15c for driving the launch motor 15e, a game frame information terminal board 52, and a payout relay board 55. A launch switch 15d for outputting a drive signal from the launch motor drive substrate 15c to the launch motor 15e is connected to the launch motor drive substrate 15c.
[0028]
The game frame relay board 53 is electrically connected to a full detection switch 72, a winning ball break detection switch 73 and a sensor relay board 54. The sensor relay board 54 is electrically connected to the prize ball payout sensors 62 a and 62 b and the payout relay board 55 provided in the prize ball unit 62. The payout relay board 55 is electrically connected to a ball rental out switch 61, a prize ball payout motor 62c, and a ball rental unit 63. The board relay board 51 includes a normal electric accessory solenoid 28a for driving the normal electric accessory 28, a normal symbol display device 34, a right gate switch 25a for detecting a game ball that has passed through the normal symbol operating right gate 25, and a normal symbol operation. A left gate switch 26a that detects a game ball that has passed through the left gate 26, a big winning port switch 41a that detects a gaming ball that has won a prize winning port 41, and a right sleeve winning that detects a gaming ball that has won a right sleeve winning port 22 Mouth switch 22a, left sleeve winning port switch 23a for detecting a game ball won in the left sleeve winning port 23, right winning port switch 12a for detecting a game ball won in the right winning port 12, and a game winning in the left winning port 13 A left winning port switch 13a for detecting a ball, a right lower winning port switch 14a for detecting a gaming ball winning in a lower right winning port 14, and a gaming ball winning in a lower left winning port 44 are detected. Lower left winning opening switch 44a to a top winning opening switch 31a and winning opening relay board 50 for detecting the game balls won on the top winning opening 31.
A special area switch 42 a, a specific area solenoid 42 b that drives a member that changes the specific area, and a special prize opening solenoid 41 b that drives the opening / closing member 43 are electrically connected to the special prize opening relay board 50. The power supply board 80 is supplied with power from a main power supply 70 of AC 24 V (50 Hz / 60 Hz), and supplies necessary power to each board and apparatus.
[0029]
[Composition of prize ball command]
Next, the structure of the prize ball command transmitted from the main CPU 112 to the sub CPU 212 will be described with reference to FIG.
FIG. 5A is an explanatory diagram showing the structure of a payout stop command, and FIG. 5B shows the structure of a payout stop command, a single prize ball payout command, a double prize ball payout command, and a triple prize ball payout command. FIG. 5C is an explanatory diagram showing a configuration of a prize ball command when paying out 15 prize balls.
The prize ball command includes a payout stop command for instructing stoppage of prize ball payout, a single prize ball payout command for instructing one prize ball to be paid out, a two prize ball payout command instructing to pay out two prize balls, and It is composed of a total of four types of three prize ball payout commands instructing the payout of three prize balls.
Each prize ball command is composed of 1 byte (8 bits). For example, as shown in FIG. 5A, “00” in the first and second bits of the payout stop command indicates the payout stop. Information bits (payout stop data), and the third and fourth bits “00” are information bits (payout stop data) for instructing the payout stop. The fifth and sixth bits “11” are check bits (checks) for checking whether or not the information bits “00” of the first and second bits truly indicate the information. 7) and 8th bit “11” is a test for checking whether the information bit “00” of the 3rd bit and the 4th bit truly indicates the information. Bit (inspection data).
[0030]
That is, the first and second bits of the prize ball command are information bits (payout stop data and prize ball data) indicating information such as payout stop and the number of prize balls, and the third bit and the fourth bit also contain information. This is an information bit. The 5th and 6th bits of the prize ball command are inspection bits (inspection data) for inspecting whether or not the information bits of the 1st and 2nd bits truly indicate the information. The 7th and 8th bits are check bits for checking whether or not the 3rd and 4th information bits truly indicate the information. Then, when the information bit and the check bit are added and 11 = 3H, the information bit added to the check bit is processed as valid.
Further, as shown in FIG. 5B, the one-ball payout command is composed of one byte “10100101”, and “01” in the first bit and the second bit is one-ball payout. 1 winning ball payout data, and the third and fourth bits “01” are also 1 winning ball payout data. Further, “10” in the 5th and 6th bits is one inspection data for inspecting the 1-bit and 1-bit prize ball single payout data “01”, and the 7th and 8th bits. The eye “10” is one inspection data for inspecting the payout data “01” of the third and fourth bit prize balls.
[0031]
The two winning balls payout command is composed of 1 byte “01011010”, and “10” in the first and second bits is two winning ball payout data for instructing payout of two winning balls. The third bit and the fourth bit “10” are also two prize balls payout data. In addition, “01” in the 5th and 6th bits is 2 test data for inspecting the payout data “10” of the 2nd prize ball in the 1st and 2nd bits, and the 7th and 8th bits. “01” of the eye is two inspection data for inspecting the payout data “10” of the 3rd and 4th winning balls.
The 3 prize balls payout command is composed of 1 byte of “00001111”, and “11” in the 1st bit and 2nd bit is 3 prize ball payout data for instructing payout of 3 prize balls. The third bit and the fourth bit “11” are also three prize balls payout data. In addition, “00” in the 5th and 6th bits is 3 check data for checking the payout data “11” in the 1st and 2nd bits, and the 7th and 8th bits. The “00” of the eye is three inspection data for inspecting the payout data “11” of the third and fourth winning balls.
Further, as shown in FIG. 5C, the prize ball command when paying out 15 prize balls is configured by combining a total of 5 combinations of 3 prize balls. Further, a prize ball command for paying out five prize balls is configured by combining a prize ball three payout command and a prize ball two payout command.
[0032]
[Main hardware configuration]
Next, the electrical connection relationship between the main CPU 112 and the sub CPU 212 will be described with reference to FIG.
4A is an explanatory diagram showing the electrical connection relationship between the main CPU 112 and the sub CPU 212, and FIG. 4B is a timing chart showing the relationship between the transfer signal and the prize ball command.
The prize ball command output from the main CPU 112 of the main board 100 is output to the output port 120 via the main CPU bus 118, and the outputted prize ball command is a main CPU parallel output port including eight signal lines. It is temporarily stored in the output buffer 126 via 124. Subsequently, the prize ball command temporarily stored in the output buffer 126 is temporarily stored in the input buffer 220 connected to the sub CPU 212 via the eight signal lines L1 to L8.
When the transfer signal output from the main CPU 112 is input from the main CPU bus 118 to the trigger input (TRG2) 226 of the sub CPU 212 via the output port 122, the output buffer 128, and the input buffer 222, the input buffer 220 is input. The accumulated prize ball commands are taken into the input port 224 via the sub CPU parallel input port 228 composed of eight signal lines. Then, the sub CPU 212 analyzes what the received prize ball command means, and performs control such as outputting a prize ball payout command to the prize ball unit 62 based on the analysis result. .
[0033]
[Prize ball command input / output]
Next, input / output of a prize ball command will be described with reference to FIGS.
FIG. 6 is a flowchart showing the flow of command output processing 1 executed by the main CPU 112, and FIG. 7 is a flowchart showing the flow of command input processing 1 executed by the sub CPU 212.
(Command output process 1)
The main CPU 112 determines the award based on which voltage of the input port connected to the first type start port switch 27a and the input port connected to each winning port switch via the panel relay board 51 changes. It is determined whether or not 5 balls are to be paid out (step (hereinafter abbreviated as S) 10 in FIG. 6). For example, when the voltage of the input port connected to the first type start port switch 27a changes, it is determined that five prize balls are paid out (S10: Yes).
[0034]
Subsequently, when the main CPU 112 determines that five prize balls are to be paid out (S10: Yes), it creates two prize balls three payout data "11" and checks the three prize balls payout data. Two pieces of data “00” are created (S12). That is, a prize ball command “00001111” is created.
Subsequently, the main CPU 112 creates two award ball payout data “10” and creates two inspection data “01” for inspecting the two award ball payout data (S14). That is, a prize ball command “01011010” is created.
Subsequently, the main CPU 112 divides the data created in S12 and S14 into functions and outputs them to the sub CPU 212 (S30).
In other words, the prize ball command “00001111” created in S12 and the prize ball command “01011010” created in S14 are divided into prize ball payout data and inspection data, respectively, and prize ball payout data “1111” and inspection data “0000” are divided. A total of 1 byte is simultaneously output by the parallel output method, and then a total of 1 byte of the prize ball payout data “1010” and the inspection data “0101” is simultaneously output by the parallel output method.
[0035]
If the main CPU 112 does not determine that five prize balls are to be paid out (S10: No), the main CPU 112 determines whether or not 15 prize balls are to be paid out (S16), and determines that 15 prize balls are to be paid out. Then (S16: Yes), the number N of creation of prize ball commands composed of two prize ball three payout data and two three examination data is reset (S18). Subsequently, the main CPU 112 creates two prize ball payout data “11”, and creates two three piece inspection data “00” for inspecting the three prize ball payout data (S20). That is, a prize ball command “00001111” is created.
Subsequently, the main CPU 112 adds “1” to the number N of created prize ball commands (S22), determines whether the number N is “5” (S24), and is not “5”. In the case (S24: No), the process returns to S20, and the prize ball command “00001111” is created.
That is, the main CPU 112 creates a prize ball command “000011111” until the number N of creations becomes “5”.
[0036]
When the main CPU 112 determines that the number of creation N has reached “5” (S24: Yes), the five prize ball commands “000011111” created in S20 are divided by function and output to the sub CPU 212 (S30). That is, the main CPU 112 outputs a total of 5 bytes of information data “1111” indicating the number of prize balls and inspection data “0000” for checking the number of prize balls simultaneously in a parallel output system, and sets it as a set. Repeat set.
If the main CPU 112 does not determine that 15 prize balls are to be paid out (S16: No), the main CPU 112 determines whether to stop paying out the prize balls (S26). For example, the main CPU 112 pays out a prize ball based on detecting that a full detection switch 72 (FIG. 3) for detecting that the tray 7 (FIG. 1) is full of prize balls is turned on. Determine to stop.
Subsequently, when the main CPU 112 determines that the payout of the winning ball is to be stopped (S26: Yes), it creates two payout stop data “00” and creates two stop inspection data “11” for inspecting the payout stop data. (S28). That is, a prize ball command “11110000” is created.
Subsequently, the main CPU 112 outputs the prize ball command “11110000” to the sub CPU 212 by the parallel output method (S30).
The command output process 1 is executed according to a computer program stored in the ROM 114.
[0037]
(Command input process 1)
The sub CPU 212 inputs the 1-byte prize ball command output from the main CPU 112 (S40 in FIG. 7), and obtains the lower 2 bits of the information bits and the lower 2 bits of the check bits constituting the inputted prize ball command. Add (S42). For example, if the input prize ball command is a prize ball command “00001111” instructing the payout of three prize balls, the lower 2 bits “11” of the information bits and the lower 2 bits “00” of the inspection bits are set. Are added to calculate “11” + “00” = “11” = “03H”.
Subsequently, the sub CPU 212 determines whether or not the added value of S42 is “03H” (S44). If it is “03H” (S44: Yes), the control signal corresponding to the lower 2 bits of the information bits. (S46), and the control signal is output to the prize ball unit 62 (S54). For example, in the case of the above example, a control signal corresponding to the lower 2 bits “11” of the information bits, that is, a control signal instructing the payout of 3 prize balls is generated and output to the prize ball unit 62, and the prize ball Unit 62 pays out three prize balls.
[0038]
If the sub CPU 212 determines that the added value of S42 is not “03H” (S44: No), the upper 2 bits of the information bits and the upper 2 bits of the check bits are added (S48). For example, in the case of the above example, the upper 2 bits “11” of the information bits and the upper 2 bits “00” of the check bits are added to calculate “11” + “00” = “11” = “03H”. To do.
Subsequently, the sub CPU 212 determines whether or not the added value of S48 is “03H” (S50). If it is “03H” (S50: Yes), the control signal corresponding to the upper 2 bits of the information bits. (S52), and the control signal is output to the prize ball unit 62 (S54). For example, in the case of the above example, a control signal corresponding to the lower 2 bits “11” of the information bits, that is, a control signal instructing the payout of 3 prize balls is generated and output to the prize ball unit 62, and the prize ball Unit 62 pays out three prize balls.
If the sub CPU 212 determines that the added value in S48 is not “03H” (S50: No), the sub CPU 212 outputs an abnormal signal indicating that the prize ball command input in S40 is abnormal (S56). For example, the sub CPU 212 outputs an abnormal signal to the special symbol control device 32 to display a message such as “abnormal ball command abnormality” on the screen of the special symbol control device 32.
The command input process 1 is executed according to a computer program stored in the ROM 214.
[0039]
[Effect of the first embodiment]
(1) As described above, if the pachinko machine 1 according to the first embodiment is used, the main CPU 112 has the same information data indicating the number of prize balls or the payout stop for one prize ball number or the payout stop. A prize ball command composed of two sets and two sets of the same examination data for inspecting the data is output, and the sub CPU 212 outputs any one set of information data and examination data constituting the inputted prize ball command. When it is determined to be normal, a control signal can be created based on the information data.
Therefore, one set of two sets of information data, one set of two sets of inspection data, and one set of information data and test data are garbled due to noise or the like. However, the control signal can be created based on the information data and inspection data that are not garbled.
That is, it is possible to reduce the situation where prize balls are not paid out due to garbled prize ball commands.
[0040]
(2) Moreover, when paying out 15 prize balls, the main CPU 112 generates and outputs 5 sets of 3 prize balls payout commands. Therefore, some of the 5 sets are invalid due to data corruption or the like. Even in such a case, award balls can be paid out based on other groups that are not garbled.
Therefore, it is possible to reduce the damage to the player who becomes short of prize balls due to garbled data of prize ball commands.
In addition, when paying out 15 prize balls, when it is necessary to stop paying out the prize balls, the payout of the prize balls is stopped almost immediately because the output of the 3 prize balls payout command is stopped. The payout can be resumed by restarting the output of the 3 prize balls payout command.
In other words, it is not necessary to set and use a command for stopping payout of prize balls and a command for restarting payout.
[0041]
Second Embodiment
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
The pachinko machine of the second embodiment is the same as the pachinko machine 1 of the first embodiment except for the configuration of the prize ball command, the command output process 2 executed by the main CPU 112, and the command input process executed by the sub CPU 212. Since it is a structure and a function, description of the same part is abbreviate | omitted.
[Composition of prize ball command]
The configuration of the prize ball command will be described with reference to FIG.
FIG. 8A is an explanatory diagram showing the configuration of a payout stop command, and FIG. 8B shows the configuration of a payout stop command, a single prize ball payout command, a double prize ball payout command, and a triple prize ball payout command. FIG. 8C is an explanatory diagram showing a configuration of a prize ball command when paying out 15 prize balls.
As shown in FIG. 8A, the payout stop command is composed of 1 byte (8 bits), and “00” in the first and second bits is payout stop data instructing the payout stop, “11” in the third and fourth bits is stop inspection data for inspecting the payout stop data “00” in the first and second bits. In addition, “00” in the 5th and 6th bits is the payout stop data, and “11” in the 7th and 8th bits checks the payout stop data “00” in the 5th and 6th bits. It is inspection data to do.
[0042]
That is, the first bit and the second bit of the prize ball command are information data indicating information, and the third bit and the fourth bit are inspection data for inspecting the information data of the first bit and the second bit. is there. The 5th and 6th bits of the prize ball command are information data, and the 7th and 8th bits are inspection data for inspecting the 5th and 6th bit information data. Then, when the information data and the inspection data are added and 11 = 3H, the information data added to the inspection data is processed as valid.
Further, as shown in FIG. 8B, the single winning ball payout command is composed of one byte of “10011001”, and “01” in the first bit and the second bit is a single winning ball payout data. “10” in the 3rd and 4th bits is one inspection data for inspecting the payout data “01” for the 1st and 2nd prize balls. In addition, “01” in the 5th and 6th bits is a single winning ball payout data, and “10” in the 7th and 8th bits is a single winning ball payout data in the 5th and 6th bits. This is one piece of inspection data for inspecting “01”.
[0043]
The two winning balls payout command is composed of 1 byte of “01100110”, “10” in the first and second bits is two winning balls payout data, and “3” and 4th bits “ “01” is two inspection data for inspecting the payout data “10” of the two winning balls of the first and second bits. In addition, “10” in the 5th and 6th bits is two winning balls payout data, and “01” in the 7th and 8th bits is 2 winning balls payout data in the 5th and 6th bits. Two pieces of inspection data for inspecting “10”.
The 3 winning balls payout command is composed of 1 byte of “00110011”, “11” in the 1st and 2nd bits is 3 winning balls payout data, “3” and 4th bit “ “00” is three pieces of inspection data for inspecting the first and second bits of the three winning balls payout data “11”. In addition, “11” in the 5th and 6th bits is 3 winning balls payout data, and “00” in the 7th and 8th bits is 3 winning balls payout data in the 5th and 6th bits. Three pieces of inspection data for inspecting “11”.
Further, as shown in FIG. 8C, the prize ball command when paying out 15 prize balls is configured by combining a total of 5 combinations of 3 prize balls. Further, a prize ball command for paying out five prize balls is configured by combining a prize ball three payout command and a prize ball two payout command.
[0044]
[Prize ball command input / output]
Next, input / output of prize ball commands will be described with reference to FIGS. FIG. 9 is a flowchart showing a flow of command output processing 2 executed by the main CPU 112, and FIG. 10 is a flowchart showing a flow of command input processing 2 executed by the sub CPU 212.
(Command output process 2)
The main CPU 112 determines whether or not 5 prize balls are to be paid out (S10 in FIG. 9). If the main CPU 112 determines that 5 prize balls are to be paid out (S10: Yes), 3 prize ball payout data “11” is obtained. Then, two sets of three prize ball payout commands “0011” composed of the three examination data “00” for inspecting the three prize ball payout data “11” are created (S11). Subsequently, the main CPU 112 receives the two winning ball payout commands “0110” including the two winning ball payout data “10” and the two inspection data “01” for inspecting the two winning ball payout data “10”. ”Are created (S13). Subsequently, the main CPU 112 outputs the data created in S12 and S14 to the sub CPU 212 (S32).
That is, each of the 1-byte data in parallel in the order of the two prize ball three payout commands “0011” “0011” created in S11 and the two prize ball payout data “0110” “0110” created in S13. The data is output to the sub CPU 212 by the output method.
[0045]
If the main CPU 112 does not determine that five prize balls are to be paid out (S10: No), the main CPU 112 determines whether or not 15 prize balls are to be paid out (S16), and determines that 15 prize balls are to be paid out. Then (S16: Yes), the number N of created prize ball commands consisting of two prize ball three payout commands is reset (S18). Subsequently, the main CPU 112 receives a prize ball three payout command “0011” composed of three prize ball payout data “11” and three inspection data “00” for inspecting the prize ball three payout data. (S19). Subsequently, the main CPU 112 adds “1” to the number N of created prize ball commands including two prize balls three payout commands (S22), and determines whether or not the number N created is “5” (S22). If it is not “5” (S24), (S24: No), the process returns to S19 to create two prize ball three payout commands “0011” and “0011”.
That is, the main CPU 112 creates prize ball commands “0011” and “0011” including two prize ball three payout commands “0011” until the creation number N reaches “5”.
[0046]
If the main CPU 112 determines that the creation number N has reached “5” (S24: Yes), it outputs the five prize ball commands created in S19 to the sub CPU 212 (S32). In other words, the main CPU 112 sets outputting 1 byte of the three prize ball payout commands “0011” and “0011” by the parallel output method as one set, and repeats this for five sets.
If the main CPU 112 does not determine that 15 prize balls are to be paid out (S16: No), the main CPU 112 determines whether to stop paying out the prize balls (S26). For example, the main CPU 112 determines to stop paying out the winning ball based on detecting that the full detection switch 72 (FIG. 3) is turned on.
Subsequently, when the main CPU 112 determines that the payout of the prize ball is to be stopped (S26: Yes), the payout stop data “00” for instructing the stoppage of the payout of the prize ball and the stop inspection data “11” for inspecting the payout stop data. Are generated (S27), and 1 byte of the payout stop commands “1100” and “1100” is output to the sub CPU 212 by the parallel output method (S32).
The command output process 2 is executed according to a computer program stored in the ROM 114.
[0047]
(Command input process 2)
The sub CPU 212 inputs the 1-byte prize ball command output from the main CPU 112 (S40 in FIG. 10), and adds the lower information bits and the lower inspection bits that constitute the inputted prize ball command (S41). ). For example, if the input prize ball command is a prize ball command “00110011” instructing the payout of three prize balls, the lower information bit “11” and the lower inspection bit “00” are added, “11” + “00” = “11” = “03H” is calculated.
Subsequently, the sub CPU 212 determines whether or not the added value of S41 is “03H” (S44), and if it is “03H” (S44: Yes), creates a control signal corresponding to the lower information bits. Then, the control signal is output to the prize ball unit 62 (S54). For example, in the case of the above example, a control signal corresponding to the lower 2 bits “11” of the information bits, that is, a control signal instructing the payout of 3 prize balls is generated and output to the prize ball unit 62, and the prize ball Unit 62 pays out three prize balls.
[0048]
If the sub CPU 212 determines that the added value of S41 is not “03H” (S44: No), it adds the upper information bits and the higher check bits (S47). For example, in the case of the above example, the upper information bit “11” and the upper check bit “00” are added to calculate “11” + “00” = “11” = “03H”.
Subsequently, the sub CPU 212 determines whether or not the added value of S47 is “03H” (S50), and if it is “03H” (S50: Yes), creates a control signal corresponding to the upper information bits. Then, the control signal is output to the prize ball unit 62 (S54). For example, in the case of the above example, a control signal corresponding to the lower 2 bits “11” of the information bits, that is, a control signal instructing the payout of 3 prize balls is generated and output to the prize ball unit 62, and the prize ball Unit 62 pays out three prize balls.
If the sub CPU 212 determines that the added value in S47 is not “03H” (S50: No), the sub CPU 212 outputs an abnormal signal indicating that the prize ball command input in S40 is abnormal (S56). For example, the sub CPU 212 outputs an abnormal signal to the special symbol control device 32 to display a message such as “abnormal ball command abnormality” on the screen of the special symbol control device 32.
The command input process 2 is executed according to a computer program stored in the ROM 214.
[0049]
[Effects of Second Embodiment]
(1) As described above, if the pachinko machine 1 according to the second embodiment is used, the main CPU 112 indicates information indicating the number of prize balls or a payout stop for one prize ball number or a prize ball payout stop. The same prize ball command composed of the data and the examination data for inspecting the information data is simultaneously outputted as the upper 4 bits and the lower 4 bits, and the sub CPU 212 outputs one of the two prize ball commands inputted. When it is determined that the information data constituting the prize ball command is normal, a control signal can be created based on the information data.
Therefore, even if one information data or one inspection data in two inputted prize ball commands is further garbled due to noise or the like, the data is not garbled. A control signal can be created based on the information data.
That is, it is possible to reduce the situation where prize balls are not paid out due to garbled prize ball commands.
[0050]
(2) Moreover, since two prize ball commands are output in parallel output system via eight signal lines, even if the signal line used for outputting one prize ball command is disconnected, Since the remaining one prize ball command can be output, the prize ball can be paid out based on the outputted prize ball command.
(2) Also, when paying out 15 prize balls, the main CPU 112 creates and outputs 5 prize ball commands for instructing the payout of 3 prize balls. Even if it becomes invalid due to data corruption, the award ball can be paid out based on another group that is not data corruption.
Therefore, it is possible to reduce the damage to the player who becomes short of prize balls due to garbled data of prize ball commands.
Furthermore, when paying out 15 prize balls, if it is necessary to stop paying out the prize balls, the payout of the prize balls is stopped almost immediately because the output of the 3 prize balls payout command is stopped. The payout can be resumed by restarting the output of the 3 prize balls payout command.
In other words, it is not necessary to set and use a command for stopping payout of prize balls and a command for restarting payout.
(3) Furthermore, since the prize ball data and the inspection data are composed of a total of 4 bits, the amount of data processing for detecting the number of prize balls is smaller than the conventional one composed of a total of 8 bits. Data processing speed can be increased.
Moreover, conventionally, only one prize ball command could be output via eight signal lines. However, two prize ball commands can be output simultaneously without changing the number of signal lines. it can.
[0051]
<Other embodiments>
(1) In the first embodiment, a case has been described in which two sets of information data and test data are created and used as one prize ball command. However, three or more sets of information data and test data are the same set. It is also possible to create several numbers and use them as one prize ball command. According to this configuration, for example, even if two sets of data among the created prize ball commands become invalid due to data corruption, etc., if one set of data is normal among the remaining data The prize ball can be paid out using the data.
(2) In the second embodiment, a case has been described in which two identical prize ball commands made up of information data and inspection data are created and used as one prize ball command. It is also possible to create three or more prize ball commands and use it as one prize ball command. According to this configuration, for example, even if two prize ball commands among the created prize ball commands become invalid due to data corruption, one prize ball command among the remaining prize ball commands is If it is normal, the prize ball can be paid out using the prize ball command.
(3) Create a 6-bit prize ball command with 2 sets of information data 2 bits and 1 set of inspection data, and either one set of information data and inspection data, or the other set It is also possible to determine whether or not one set of information data and inspection data is normal by performing a predetermined calculation (for example, addition of both data) using the information data and the inspection data.
(4) The number of signal lines can be increased to four, and the effects of the present invention can be achieved even when the signal line is configured.
(5) In each of the above embodiments, the first-type pachinko machine has been described as an example of the gaming machine according to the present invention. However, the second-type pachinko machine, the third-type pachinko machine, the arrangement ball, and the sparrow ball Of course, the present invention can also be applied to a gaming machine that pays out a predetermined amount of prize medium when a predetermined condition is satisfied, such as a slot machine.
[0052]
[Correspondence between each claim and embodiment]
  The winning corresponds to the predetermined condition described in claim 1, and the winning ball corresponds to the award medium. The prize ball unit 62 corresponds to a payout means.
  The command output process 1 or the command output process 2 executed by the main CPU 112 functions as the output unit according to claim 1, and the command input process 1 or the command input process 2 executed by the sub CPU 212 functions as the determination unit. To do. Further, the command output process 1 executed by the main CPU 112 functions as an output unit according to claim 3, and the command output process 2 functions as an output unit according to claim 4..
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory perspective view showing an appearance of a pachinko machine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front explanatory view showing a main configuration of a game board 5 provided in the pachinko machine 1 shown in FIG. 1;
FIG. 3 is an explanatory diagram showing main electrical configurations of the pachinko machine 1 shown in FIG. 1 in blocks.
FIG. 4A is an explanatory diagram illustrating an electrical connection relationship between the main CPU 112 and the sub CPU 212, and FIG. 4B is a timing chart illustrating a relationship between a transfer signal and a prize ball command. .
FIG. 5A is an explanatory diagram showing the structure of a payout stop command, and FIG. 5B is a payout stop command, a single prize ball payout command, a prize ball two payout command, and three prize balls. FIG. 5C is an explanatory diagram showing a configuration of a payout command, and FIG. 5C is an explanatory diagram showing a configuration of a prize ball command when paying out 15 prize balls.
FIG. 6 is a flowchart showing a flow of command output processing 1 executed by the main CPU 112;
FIG. 7 is a flowchart showing a flow of command input processing 1 executed by a sub CPU 212;
FIG. 8A is an explanatory diagram showing the configuration of a payout stop command, and FIG. 8B is a payout stop command, a single prize ball payout command, a prize ball two payout command, and three prize balls FIG. 8C is an explanatory diagram showing a configuration of a payout command, and FIG. 8C is an explanatory diagram showing a configuration of a prize ball command when paying out 15 prize balls.
FIG. 9 is a flowchart showing a flow of command output processing 2 executed by the main CPU 112;
FIG. 10 is a flowchart showing a flow of command input processing 2 executed by a sub CPU 212;
FIG. 11 is a front explanatory view showing the appearance of a conventional pachinko machine.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing an electrical connection relationship between a main board and a payout control board.
[Explanation of symbols]
1 Pachinko machine (game machine)
62 Prize Ball Unit (Payout Method)
112 Main CPU
114 ROM (recording medium)
212 Sub CPU
214 ROM (recording medium)

Claims

In a gaming machine that pays out a predetermined amount of award medium when a predetermined condition is satisfied,
When outputting the payout data indicating the payout amount of the prize medium and the inspection data for inspecting whether or not the payout data is normal data indicating the payout amount, at least a plurality of the payout data is output. Output means;
A determination unit that inputs the payout data and the inspection data output from the output unit, and determines whether the input payout data is normal data based on the input inspection data;
When the determination means determines that at least one payout data among the input payout data is normal data, an award medium having a payout amount indicated by the payout data determined to be normal data is displayed. A dispensing means for dispensing ,
The output means includes
At least when the predetermined amount is divided into a plurality, the payout data and the inspection data corresponding to each of the divided amounts are created, and the created payout data and the inspection data are output for each amount A gaming machine that outputs a plurality of created payout data .

The gaming machine according to claim 1, wherein the output means outputs a plurality of the payout data and the inspection data.

The output means includes
3. The gaming machine according to claim 1, wherein the payout data and the inspection data are output separately for each function of each data.

The output means includes
The gaming machine according to claim 1 or 2, wherein a plurality of combinations of the payout data and the inspection data are output.

The gaming machine according to any one of claims 1 to 4 , wherein the total number of bits of the payout data and the inspection data is 4 bits.