JP3811549B2 - バックライト式液晶表示装置の構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,液晶表示素子の裏面に光源を配設して成るいわゆるバックライト式の液晶表示装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に,この種のバックライト式の液晶表示装置は,二枚の透明板をその間に液晶を封入して重ね合わせて液晶表示素子を構成し,この液晶表示素子の裏面に,発光ダイオード等の光源を備えて表面の全面から光を放射するように構成したバックライト板を重ねて固着すると言う構成にしていることは周知の通りである(例えば,実開平4−40272号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,従来におけるバックライト式の液晶表示装置は,前記バックライト板における電源用配線回路を,液晶表示素子における電源用配線回路と別個の独立したものに構成しているために,前記バックライト板に対する電源を,液晶表示素子に対する電源とは全く別個に接続しなければならないから,その接続に多大の手数を必要として,価格のアップを招来するばかりか,液晶表示装置の全体の大型化及び重量のアップを招来すると言う問題があった。
【0004】
本発明は,この問題を解消したバックライト式液晶表示装置の構造を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を達成するため本発明は,
「二枚の透明板をその間に液晶を封入して重ね合わせて平面視で矩形にした液晶表示素子を構成し,この液晶表示素子の裏面に,発光ダイオード等の光源を備えて表面から光を放射するように構成したバックライト板を重ねて配設して成るバックライト式液晶表示装置において,
前記液晶表示素子における四つの辺のうち一つの辺には,両透明板のうち一方の透明板における一部が他方の透明板から外向きにはみ出す部分を設けて,このはみ出し部に,液晶表示素子における各種信号用配線回路及び電源用配線回路の各々に電気的に導通する外部接続端子の複数個を設けると共に,液晶表示素子における電源用配線回路,又は各外部接続端子のうち電源用の外部接続端子に電気的に導通する電源用電極を設ける一方,前記バックライト板に,当該バックライト板における光源に電気的に導通する電源用電極を,前記液晶表示素子の一方の透明板における電源用電極と相対向するように設け,更に,前記液晶表示素子の一方の透明板におけるはみ出し部と前記バックライト板との間に,バックライト板における電源用電極を前記一方の透明板におけるはみ出し部の電源用電極に電気的に接続する接続片を介挿し,前記バックライト板のうち前記液晶表示素子より外側の部分には,前記液晶表示素子の表面側に突出する爪片を,前記液晶表示素子における四つの辺のうち前記はみ出し部を有する一つの辺を除く残り三つの辺の部分に一体に設け,この各爪片にて,前記液晶表示素子を前記バックライト板に重ねた状態に固着するように構成する。」
と言う構成にした。
【0006】
【発明の作用・効果】
このように構成することにより,バックライト板における光源は,このバックライト板と液晶表示素子における一方の透明板のはみ出し部との間に介挿した接続片を介して,液晶表示素子における各外部接続端子のうち電源用の外部接続端子に電気的に接続されることになるから,前記液晶表示素子に対して電源を接続すると同時に,そのバックライト板に対しても電源を接続することができるのである。
【0007】
従って,本発明によると,液晶表示素子に対して電源を接続するだけで良いから,電源の接続に要する手数が少なくなり,価格を大幅に低減できると共に,小型化と軽量化とを図ることができる効果を有する。
これに加えて,本発明は,前記バックライト板のうち前記液晶表示素子より外側の部分には,前記液晶表示素子の表面側に突出する爪片を,前記液晶表示素子における四つの辺のうち前記はみ出し部を有する一つの辺を除く残り三つの辺の部分に一体に設け,この各爪片にて,前記液晶表示素子を前記バックライト板に重ねた状態に固着するように構成したことにより,前記液晶表示素子の前記バックライト板への固着に際して,部品点数の低減,ひいては,価格の低減等を図ることができる効果を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の実施の形態を図面について説明する。
図1〜図7は,本発明に対する参考例を示す。
この図において,符号1は,平面視において矩形に構成して成る液晶表示素子を示し,この液晶表示素子1は,二枚のガラス板等の透明板1a,1bを,その間に液晶を封入した状態で互いに重ね合わせて固着したものに構成されている。
【0009】
前記液晶表示素子1における四つの辺のうち一つの辺には,両透明板1a,1bのうち表示面側の一方の透明板1aの一部が他方の透明板1bから外向きにはみ出すようにしたはみ出し部1a′を設けて,このはみ出し部1a′における表裏両面のうち液晶表示素子1における表示面と反対側の裏面には,液晶表示素子1における各種信号用配線回路及び電源用配線回路(いずれも図示せず)が形成されていると共に,これら各種信号用配線回路及び電源用配線回路に対する制御用ICチップ2が搭載されている。また,前記はみ出し部1a′の表面には,遮光フィルム3が貼着されている。
【0010】
更にまた,前記一方の透明板1aにおけるはみ出し部1a′の先端縁部には,複数の外部接続端子としての一つの実施例であるところの複数本のリードピン5a,5b,5cと,このリードピン5a,5b,5cを内蔵するコネクター6とが,その各リードピンのうち二本のリードピン5a,5bが前記電源用配線回路に,残りの複数本のリードピン5cが前記各種信号用配線回路の各々に電気的に接続するように装着されている。
【0011】
符号7は,前記液晶表示素子1の裏面側に重ねるように配設される透明合成樹脂製のバックライト板を示し,このバックライト板7は,その左右両端の内部に複数個の発光ダイオード8を備えて当該バックライト板7の表面における全体から光を放射するように構成され,且つ,このバックライト板7の表面には,光の拡散板9が貼着されている。
【0012】
前記液晶表示素子1の一方の透明板1aにおけるはみ出し部1a′の裏面には,二つの電源用電極10a,10bを,前記コネクター6における二本の電源用リードピン5a,5bの各々に電気的に導通するように形成する(なお,この両電源用電極10a,10bは,はみ出し部1a′の裏面に形成されている電源用配線回路に対して電気的に導通するようにしても良い)。
【0013】
一方,前記バックライト板7の表面には,当該バックライト板7における各発光ダイオード8に対する二つの電源用電極11a,11bを,前記液晶表示素子1側における両電源用電極10a,10bに相対向する部位に形成する。
そして,前記液晶表示素子1の裏面に,バックライト板7を,その表面における拡散板9が密着するように重ね合わせたのち,その左右両端部の各々に,断面横向きにコ字状に形成したクリップ体12を被嵌することにより,液晶表示素子1を,バックライト板7に対して重ねた状態に固着するように構成するのであり,この固着に際して,前記液晶表示素子1におけるはみ出し部1a′と,バックライト板7との間に,軟質弾性体製の接続片13を挟み付けることにより,この接続片13の表面に形成した二本の導体膜13a,13bを介して,液晶表示素子1における両電源用電極10a,10bと,バックライト板7における電源用電極11a,11bとを互いに電気的に接続するのである。
【0014】
このように構成することにより,バックライト板7における光源としての各発光ダイオード8を,このバックライト板7と液晶表示素子1における一方の透明板1aのはみ出し部1a′との間に介挿した接続片13を介して,液晶表示素子1における複数本の各リードピン5a,5b,5cのうち,二本の電源用リードピン5a,5bに電気的に接続されることができるから,前記複数本のリードピン5a,5b,5cを備えたコネクター6に対して,外部からの接続用ケーブル(図示せず)を接続することにより,この接続用ケーブルにおける電源配線を,前記液晶表示素子1及びバックライト板7の両方に同時に電源を接続することができるのである。
【0015】
前記した参考例は,前記液晶表示素子1の裏面に,バックライト板7を重ね合わせたのち,その左右両端部の各々に,断面横向きにコ字状に形成したクリップ体12を被嵌することにより,液晶表示素子1を,バックライト板7に対して重ねた状態に固着するように構成した場合である。
本発明は,前記液晶表示素子1のバックライト板7に対する固着を,前記参考例のように左右一対のクリップ体12を使用することに代えて,以下に述べるように,図8に示す構成にするものである。
すなわち,前記透明合成樹脂製のバックライト板7のうち前記液晶表示素子1より外側の部分には,前記液晶表示素子1の表面側に突出する爪片7aを,前記液晶表示素子における四つの辺のうち前記はみ出し部を有する一つの辺を除く残り三つの辺の部分に一体に設け,この各爪片7aの先端を,前記液晶表示素子1の表面に係合することにより,前記液晶表示素子1を前記バックライト板7に重ねた状態に固着するように構成したものであり,その他の構成は,前記参考例と同様である。
【0016】
この構成によると,液晶表示素子1のバックライト板7への固着に,前記参考例のようにクリップ体12を使用することを省略できるから,部品点数の低減,ひいては,価格の低減等を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に対する参考例を示す分解状態の斜視図である。
【図2】 液晶表示素子を裏面から見たときの斜視図である。
【図3】 図1のIII −III 視断面図である。
【図4】 図1のIV−IV視断面図である。
【図5】 図1のV−V視断面図である。
【図6】 前記参考例を示す組立状態の斜視図である。
【図7】 図6のVII −VII 視断面図である。
【図8】 本発明における実施の形態を示す分解状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 液晶表示素子
1a 一方の透明板
1a′ はみ出し部
1b 他方の透明板
5a,5b,5c 外部接続端子としてのリードピン
6 コネクター
7 バックライト板
7a 爪片
8 光源としての発光ダイオード
9 光の拡散板
10a,10b 電源用電極
11a,11b 電源用電極
13 接続片
Claims (1)
- 二枚の透明板をその間に液晶を封入して重ね合わせて平面視で矩形にした液晶表示素子を構成し,この液晶表示素子の裏面に,発光ダイオード等の光源を備えて表面から光を放射するように構成したバックライト板を重ねて配設して成るバックライト式液晶表示装置において,
前記液晶表示素子における四つの辺のうち一つの辺には,両透明板のうち一方の透明板が他方の透明板から外向きにはみ出す部分を設けて,このはみ出し部に,液晶表示素子における各種信号用配線回路及び電源用配線回路の各々に電気的に導通する外部接続端子の複数個を設けると共に,液晶表示素子における電源用配線回路,又は各外部接続端子のうち電源用の外部接続端子に電気的に導通する電源用電極を設ける一方,前記バックライト板に,当該バックライト板における光源に電気的に導通する電源用電極を,前記液晶表示素子の一方の透明板における電源用電極と相対向するように設け,更に,前記液晶表示素子の一方の透明板におけるはみ出し部と前記バックライト板との間に,バックライト板における電源用電極を前記一方の透明板におけるはみ出し部の電源用電極に電気的に接続する接続片を介挿し,前記バックライト板のうち前記液晶表示素子より外側の部分には,前記液晶表示素子の表面側に突出する爪片を,前記液晶表示素子における四つの辺のうち前記はみ出し部を有する一つの辺を除く残り三つの辺の部分に一体に設け,この各爪片にて,前記液晶表示素子を前記バックライト板に重ねた状態に固着するように構成したことを特徴とするバックライト式液晶表示装置の構造。
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