JP3810550B2 - コンクリートプラント用骨材貯留装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、セメントに混合するための骨材を溜め置くコンクリートプラント用骨材貯留装置であって、特に、厳冬期や冬期等のような温度環境の厳しい時期における骨材の凍結防止や表面水分量等の管理用構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、圧縮空気によりコンクリートを壁面や岩盤等のような施工面に吹き付ける吹付コンクリート工法では、ダンプトラックにより運搬されてきたコンクリートに混合するための粒径の大きな粗骨材や粒径の小さな細骨材をそれぞれに対応して区分された別々の骨材貯留槽に投入して溜め置き、天井クレーン式のクラムバケット等の取出手段によりそれぞれの骨材貯留槽より粗骨材や細骨材をそれぞれに対応して設置された別々のホッパーに投入し、それぞれのホッパーに一時的に仮受けされた粗骨材や細骨材をホッパーより下方のベルトコンベアのような粗骨材や細骨材に対応して設置された別々のコンベアに落下供給し、それぞれのコンベアが受け取った粗骨材や細骨材をミキサーに搬入するようなコンクリートプラント用骨材貯留装置は知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、厳冬期や冬期等においては、ダンプトラックで運搬納入されて骨材貯留槽に投入された骨材が零度や氷点下と低温であるため、骨材が骨材貯留槽よりホッパー及びコンベアを経てミキサーに供給される間での凍結防止と所定温度にまで暖める必要がある。このために、骨材貯留槽やホッパー及びコンベアの設置された建屋にジェットヒーターのような温風源を置き、その温風源を駆動することにより建屋全体を暖めているが、低温となった骨材を短時間に所定温度まで暖めることができず、工期の長期化を招いていた。
【0004】
そこで、この発明は骨材を効率良く暖めて、工期を短縮できるコンクリートプラント用骨材貯留装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
1つの本発明に係るコンクリートプラント用骨材貯留装置は、セメントに混合するための骨材を溜め置く床暖房可能な二重構造の底部を有する骨材貯留槽と、骨材貯留槽から骨材を仮受けするためのホッパーと、骨材貯留槽の床暖房に温風を供給する温風供給源と、ホッパーに仮受けされた骨材を暖めるために床暖房より排出された温風をホッパーに誘導する温風供給部材とを備えたことを特徴としている。もう1つの本発明に係るコンクリートプラント用骨材貯留装置は、セメントに混合するための骨材を溜め置く床暖房可能な二重構造の底部を有する骨材貯留槽と、骨材貯留槽から骨材を仮受けするためのホッパーと、ホッパーから供給された骨材をセメントと骨材とを混合するためのミキサーに搬入するコンベアと、骨材貯留槽の床暖房に温風を供給する温風供給源と、ホッパーに仮受けされた骨材を暖めるために床暖房より排出された温風をホッパーに誘導する温風供給部材と、ホッパーからコンベアに供給された骨材を暖めるために温風供給部材の温風をコンベアの骨材を搬送するための搬送面に向けて吹き出す温風吹出部材とを備えたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は一実施形態であって、図1は図2のコンクリートプラント用骨材貯留装置をA−A線に沿い切断した断面を示し、図2はコンクリートプラント用骨材貯留装置の平面を示し、図3は図2のコンクリートプラント用骨材貯留装置をB−B線に沿い切断した断面を示し、図4は納入された骨材を粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3に入れるやり方を模式的に示す。尚、図1及び図2には取出手段50の図示を省略してある。
【0007】
図2において、コンクリートプラント用骨材貯留装置は、コンクリート構造体1により上方開放箱形の粗骨材貯留槽2と上方開放箱形の細骨材貯留槽3とを隔壁4を間において並列配置した形態に形成している。粗骨材貯留槽2はセメントに混合するための砂利のように粒径の大きな粗骨材を溜め置くものであって、床暖房可能な二重構造の底部5を有する。細骨材貯留槽3はセメントに混合するための砂のように粒径の小さな細骨材を溜め置くものであって、床暖房可能な二重構造の底部6を有する。
【0008】
それらの底部5,6の内部には、通路7,8が複数の仕切用ブロック9,10によりじぐざく状に形成されている。そして、粗骨材貯留槽2の通路7には床暖房用の温媒体としての温風がジェットヒーターのような第1熱源11から矢印aで示すように吹き込まれ、細骨材貯留槽3の通路8には床暖房用の温媒体としての温風がジェットヒーターのような第2熱源12から矢印fで示すように吹き込まれる。上記矢印aの部分より吹き込まれ温風は、通路7を矢印b,c,dと順に蛇行して流れた後に隔壁4の底部一側に形成された箱抜と呼ばれる連絡孔13より矢印eで示すように細骨材貯留槽3の通路8に流れ込む。上記矢印fの部分より吹き込まれた温風は、通路8を矢印g,hで示すように粗骨材貯留槽2より流れ込んだ温風と合流して矢印iへと蛇行して流れた後に矢印jで示すように細骨材貯留槽3の外部に流れ出る。
【0009】
コンクリート構造体1は、平坦なデッキ部15を粗骨材貯留槽2と細骨材貯留槽3との開口縁部一側に張り出している。このデッキ部15には、粗骨材ホッパー20、これに隣接するように配置された細骨材ホッパー21、粗骨材ホッパー20に対応して配置された粗骨材用コンベア22、細骨材ホッパー21に対応して配置された細骨材用コンベア23及び第1・第2熱源11,12が設置されている。
【0010】
粗骨材貯留槽2に対応する第1熱源11の吹出口は第1供給パイプ24により粗骨材貯留槽2の通路7の矢印aで示す入口に接続し、細骨材貯留槽3に対応する第2熱源12の吹出口は第2供給パイプ25により細骨材貯留槽3の通路8の矢印fで示す入口に接続している。細骨材貯留槽3の通路8の矢印jで示す出口は第1循環パイプ26により細骨材ホッパー21に外付けされた中継箱28の入口に接続し、中継箱28の出口は第2循環パイプ27により粗骨材ホッパー20に外付けされた端末箱29の入口に接続している。よって、細骨材貯留槽3の通路8の矢印jで示す出口から排出される温風は第1循環パイプ26を経て中継箱28に至り、温風の一部が中継箱28に出口とは別に設けられた図外の吹出口より細骨材用コンベア23の搬送面に向けて吹き出す。中継箱28に到達した温風の別の一部は第2循環パイプ27を経て端末箱29に至り端末箱29の図外の吹出口より粗骨材用コンベア22の搬送面に向けて吹き出す。
【0011】
この実施形態では、図1にも示すように、粗骨材貯留槽2の底部の二重構造及び細骨材貯留槽3の底部の二重構造は、それぞれのコンクリート製の底壁の上に設置した仕切用ブロック9,10の上に鉄板のような金属板16,17を個別に敷設し、上記コンクリート製の底壁と金属板16,17と仕切用ブロック9,10とにより通路7,8を形成している。粗骨材貯留槽7を囲むコンクリート壁と金属板16との間、及び、細骨材貯留槽8を囲むコンクリート壁と金属板17との間それぞれには、図外の隙間が形成されている。この隙間は水の流通を許容すると共に粗骨材や細骨材の通過を禁止し得る間隔に形成するか、又は、隙間に水の流通を許容すると共に粗骨材や細骨材の通過を禁止するフィルターを設けるのが好ましい。粗骨材ホッパー20及び細骨材ホッパー21は、デッキ部15に離隔配置して立設された複数本の支柱40に渡した梁部材41によりデッキ部15よりも上方に設置されている。粗骨材用コンベア22は、搬送方向上流側端部を粗骨材ホッパー20の骨材出口の下方に位置させ、搬送方向下流側を図外のミキサーに向けた斜めの形態に配置されている。細骨材用コンベア23は、搬送方向上流側端部を細骨材ホッパー21の骨材出口の下方に位置させ、搬送方向下流側を図外のミキサーに向けるような形態で斜めに配置されている。これら粗骨材用コンベア22及び細骨材用コンベア23も図外の支持部材によりデッキ部15よりも上方に設置されている。
【0012】
図1及び図3にも示すように、第1供給パイプ24の一部と第2供給パイプ25の一部及び第1循環パイプ26の一部は、デッキ部15を上下に貫通し、デッキ部15より下方に突出した部分を粗骨材貯留槽2及び細骨材貯留槽3の一側壁の外側面に沿い下方へと延設し、その延設端を粗骨材貯留槽2の通路7の入口と細骨材貯留槽3の通路8の入口及び細骨材貯留槽3の通路9の出口に個別に接続している。又、この実施形態のコンクリートプラント用骨材貯留装置が図外の建屋の内部に設置される場合を例としたことから、粗骨材貯留槽2と細骨材貯留槽3及びデッキ部15を一体に構成したコンクリート構造体1は、粗骨材貯留槽2の部分及び細骨材貯留槽3の部分を建屋内部の地面Gに埋め込み、デッキ部15の部分を建屋内部の地表に配置している。細骨材貯留槽4の底部には水抜孔30を通路8の出口側に備え、水抜孔30にはデッキ部15よりも下方に敷設された水抜パイプ31を接続している。
【0013】
図3を参照し、粗骨材貯留槽2及び細骨材貯留槽3より粗骨材ホッパー20及び細骨材ホッパー21に粗骨材及び細骨材を個別に入れる取出手段50について説明する。取出手段50としては、例えば、前記支柱40にレール51を粗骨材ホッパー20及び細骨材ホッパー21よりも上方に位置するように架設し、レール51に対して電動式のクラムバケット52を東西南北に移動可能及び昇降可能に組付けて置き、クラムバケット52を電動により東西南北及び昇降操作する形態である。
【0014】
この実施形態の構造によれば、先ず、図4に示すように、ダンプトラック60が粗骨材や細骨材を運搬して来ると、建屋の納入用のシャッター61を開けた後、ダンプトラック60を後進し運搬して来た粗骨材や細骨材に対応して粗骨材貯留槽2又は細骨材貯留槽3の近くに停車し、そして、ダンプトラック60の荷台をダンプアップして粗骨材又は細骨材を対応する粗骨材貯留槽2又は細骨材貯留槽3に投入する。
【0015】
その一方、第1・第2熱源11,12が運転を開始して温風の送風を開始すると、温風が図2に示す矢印のように粗骨材貯留槽2の通路7及び細骨材貯留槽3の通路8を蛇行しつつ流れる。温風がそれぞれの通路7,8を流れる過程において、粗骨材貯留槽2に溜め置かれた粗骨材や細骨材貯留槽3に溜め置かれた細骨材が図2に示す底部5,6の金属板16,17からの熱放射により暖められる。又、同過程において、粗骨材貯留槽2のコンクリート底壁や仕切用ブロック9及び細骨材貯留槽3のコンクリート底壁や仕切用ブロック10が蓄熱したヒートシンクとして働く。
【0016】
又、粗骨材からの滴下水は金属板16の上を金属板16の水傾斜に従って流下して金属板16と周囲のコンクリート壁との間の隙間を経て通路7に落下する。この通路7に落下した水は、通路7の水傾斜に従って隔壁4の方に流れて連絡孔13を経て細骨材貯留槽3の通路8へと流下する。又、細骨材からの滴下水は金属板17より金属板17の上を金属板17の水傾斜に従って流下して金属板17と周囲のコンクリート壁との間の隙間を経て通路8に落下する。この通路8に落下した水は上記粗骨材貯留槽2より流れ込んだ水と一緒に通路8の水傾斜に従って水抜孔30に向かって流れた後に水抜孔30を経て排水パイプ31より図外の溜升へと排水される。
【0017】
前記通路7,8を流下した温風は細骨材貯留槽3の出口より図1及び図2に示す矢印のように細骨材ホッパー21の方に流れて中継箱28に流れ込む。中継箱28に流入した温風(細骨材貯留槽3からの余熱風)は、中継箱28の内部を貫通する細骨材ホッパー21を暖めることにより、細骨材ホッパー21の内部に仮受けされた細骨材を暖める。中継箱28の吹出口からは中継箱28の内部の温風の一部が細骨材用コンベア23の下流側端部の搬送面に向けて吹き出される。中継箱28の内部の温風のもう一部が端末箱29に流れ込む。端末箱29に流入した温風(細骨材ホッパー21からの余熱風)は、端末箱29の内部を貫通する粗骨材ホッパー20を暖めることにより、粗骨材ホッパー20の内部に仮受けされた粗骨材を暖める。端末箱29の吹出口からは端末箱29の内部の温風が粗骨材用コンベア22の下流側端部の搬送面に向けて吹き出される。
【0018】
要するに、この実施形態によれば、ダンプトラック60により納入された粗骨材や細骨材を粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3に個別に溜め置き、クラムバケット52により粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3より粗骨材や細骨材に対応する粗骨材用ホッパー20や細骨材用ホッパー21に投入して一時的に仮受けさせて置き、仮受けされた粗骨材や細骨材を粗骨材用ホッパー20や細骨材用ホッパー21より下方の対応する粗骨材用コンベア22や細骨材用コンベア23に落下供給し、粗骨材用コンベア22や細骨材用コンベア23により粗骨材や細骨材を図外のミキサーに搬入する。これらの一連の工程中において、第1・第2熱源11,12より吹き出された温風が、粗骨材貯留槽2の二重構造の底部5の内部より細骨材貯留槽3の二重構造の底部6の内部、細骨材用ホッパー21の中継箱28、粗骨材用ホッパー20の端末箱29を順に経由する。その経由中において、温風が粗骨材貯留槽2で貯留中の粗骨材、細骨材貯留槽2で貯留中の細骨材、細骨材用ホッパー21で仮受け中の細骨材、粗骨材用ホッパー20で仮受け中の粗骨材を暖めることにより、それぞれの粗骨材や細骨材が凍結防止される。
【0019】
この実施形態によれば、第1・第2熱源11,12より吹き出された温風がコンクリートプラント用骨材貯留装置の各種の部分を流れ、温風の一部が細骨材用コンベア23に対する端末箱をも兼任する中継箱28より細骨材用コンベア23の搬送面に向けて吹き出され、温風の残りが端末箱29から粗骨材用コンベア22の搬送面に向けて吹き出されるので、実験したところ、第1・第2熱源11,12の発熱温度制御を行うことにより、粗骨材用コンベア22や細骨材用コンベア23により図外のミキサーへと搬送される粗骨材や細骨材を例えば20℃程度の所定温度にまで暖める温度管理が可能となったことを確認できた。
【0020】
この実施形態によれば、第1・第2熱源11,12より吹き出された温風がコンクリートプラント用骨材貯留装置の各種の部分を循環するように流れる構造であるので、従来のジェットヒーターにより建屋全体を暖めた場合に比べて、第1・第2熱源11,12の台数が減らせて、熱源のランニグコスト(運転経費)を低減できることも実験により確認できた。
【0021】
吹付コンクリート工法には乾式吹付方式と湿式吹付方式とがあり、乾式吹付方式の場合には骨材の表面に付着した水分量の管理が作業性や仕上がり性の点から重要な要件であるが、この実施形態の場合、粗骨材貯留槽2の底部5に金属板16を上げ底形態に敷き、又、細骨材貯留槽3の底部6に金属板17を上げ底形態に敷いて、粗骨材や細骨材の水切りが行われるので、納入された粗骨材や細骨材が通常10%以上の表面水分量を持っていても、粗骨材や細骨材の表面水分量も適切に管理できる。そして、水切りされた水は金属板16,17の側より通路7,8及び水抜孔30を経由してコンクリート構造体1の外部に排出するので、粗骨材貯留槽2の内部や細骨材貯留槽3の内部が水浸しになることも防止できる。
【0022】
この実施形態によれば、第1供給パイプ24、第2供給パイプ25及び第1循環パイプ26が粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3の外側に配置されたので、粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3に貯留された粗骨材や細骨材をクラムバケット52により粗骨材用ホッパー20や細骨材用ホッパー21に投入する作業において、クラムバケット52が第1供給パイプ24や第2供給パイプ25及び第1循環パイプ26に衝突するような不都合を回避できる。
【0023】
前記実施形態では第1・第2熱源11,12を共に運転したが、周囲環境の温度や湿度或いは粗骨材や細骨材の暖まり具合や表面水分量に応じて、第1・第2熱源11,12の一方の運転を停止しても良い。この場合、第2熱源12を運転停止するのが好ましい。
【0024】
前記実施形態では第1・第2熱源11,12から吹き出された温風をコンクリートプラント用骨材貯留装置の各種の部分に循環させたが、粗骨材貯留槽2や細骨材貯留3の床暖房としてボイラーによる温水を用い、粗骨材用・細骨材用ホッパー20,21や粗骨材用・細骨材用コンベア22,23には温風を用いる形態でも良い。即ち、粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3の容積が小さい場合には温風が経済的に有利であり、粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3の容積が大きい場合には温水が経済的に有利である。よって、容積規模の大小により決めれば好適である。
【0025】
前記実施形態では粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3の床暖房用の温風を粗骨材用・細骨材用ホッパー20,21及び粗骨材用・細骨材用コンベア22,23に循環させたが、粗骨材貯留槽2や細骨材貯留槽3と粗骨材用・細骨材用ホッパー20,21及び粗骨材用・細骨材用コンベア22,23とに対する熱源を別々にしても良い。この場合、上記三者を全部別の熱源とするか、又は三者のうちのいずれか2つを共通の熱源とし、この共通の熱源とは別の熱源で残りの1つを暖房することも可能である。
【0026】
又、冬期における湿式吹付方式の場合には、温水を用いて生コン(レディーミクストコンクリート)を練り上げるので、粗骨材や細骨材の凍結防止程度の暖房は必要であるが、それ以上に暖める必要がないので、第1・第2熱源11,12に相当する熱源やボイラー等の熱源は1台にすることも可能である。
【0027】
前記実施形態は、吹付コンクリート工法の乾式吹付方式と湿式吹付方式のいずれでも使用可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、1つの本発明によれば、骨材貯留槽の床暖房に用いられた後の温風が、骨材貯留槽からホッパーに仮受けされた骨材を暖めるために、ホッパーに誘導されることにより、骨材貯留槽の骨材に対する温風をホッパーに活用し、骨材貯留槽の骨材およびホッパーの骨材を効率良く暖めて、工期を短縮でき、厳冬期や冬期等のような温度環境の厳しい時期における骨材の凍結防止や表面水分量を適切に管理できる。もう1つの本発明によれば、骨材貯留槽からホッパーに仮受けされた骨材を暖めるために、骨材貯留槽の床暖房に用いられた後の温風がホッパーに誘導され、さらに、ホッパーからコンベアに供給された骨材を暖めるために、ホッパーに誘導された温風がコンベアの搬送面に向けて吹き出されることにより、骨材貯留槽の骨材に対する温風をホッパー及びコンベアに活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 発明の実施形態の図2のA−A線断面図。
【図2】 同実施形態の平面図。
【図3】 図2のB−B線断面図。
【図4】 同実施形態の骨材を貯留槽に入れるやり方を示す模式図。
【符号の説明】
2 粗骨材貯留槽
3 細骨材貯留槽
5 粗骨材貯留槽の底部
6 細骨材貯留槽の底部
7 粗骨材貯留槽の通路
8 細骨材貯留槽の通路
11 第1熱源
12 第2熱源
20 粗骨材用ホッパー
21 細骨材用ホッパー
22 粗骨材用コンベア
23 細骨材用コンベア
24 第1供給パイプ
25 第2供給パイプ
26 第1循環パイプ
27 第2循環パイプ
30 水抜孔
Claims (2)
- セメントに混合するための骨材を溜め置く床暖房可能な二重構造の底部を有する骨材貯留槽と、骨材貯留槽から骨材を仮受けするためのホッパーと、骨材貯留槽の床暖房に温風を供給する温風供給源と、ホッパーに仮受けされた骨材を暖めるために床暖房より排出された温風をホッパーに誘導する温風供給部材とを備えたことを特徴とするコンクリートプラント用骨材貯留装置。
- セメントに混合するための骨材を溜め置く床暖房可能な二重構造の底部を有する骨材貯留槽と、骨材貯留槽から骨材を仮受けするためのホッパーと、ホッパーから供給された骨材をセメントと骨材とを混合するためのミキサーに搬入するコンベアと、骨材貯留槽の床暖房に温風を供給する温風供給源と、ホッパーに仮受けされた骨材を暖めるために床暖房より排出された温風をホッパーに誘導する温風供給部材と、ホッパーからコンベアに供給された骨材を暖めるために温風供給部材の温風をコンベアの骨材を搬送するための搬送面に向けて吹き出す温風吹出部材とを備えたことを特徴とするコンクリートプラント用骨材貯留装置。
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