JP3806111B2 - ポインティング装置並びにこれを具備するスキャナー、ロボット、携帯通信装置及び電子辞書 - Google Patents
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Description
また、本発明は、手書き文字の認識機能、電子辞書機能及びディスプレー装置を具備し、認識された文字から構成される単語に関する辞書の内容をディスプレー装置の画面に出力する電子辞書を提供する。
また、本発明は、どのようなペン型ポインティング装置においてもスクロール用ボタン1つでスクロール機能を簡単に提供することができる。即ち、スクロール・ボタンを押し続けながらペン型ポインティング装置を上下に動かすことでスクロールの機能を提供するものである。
また、本発明は、ポインティング装置に手書き文字の認識機能、電子辞書の機能及びディスプレー装置を備え、認識された文字からなる単語に関する辞書内容をディスプレー装置に出力する等の様々な機能を提供することができる。
また、本発明のポインティング装置においてはスクロール・ボタンが設けられ、このスクロール・ボタンを押しながらポインティング装置を上下へ動かすことで、従来のホイールマウス等においてのホイールによるスクロールの操作と同一の機能を簡単に提供できる利点があって便利である。
図1は、光学イメージ・センサーに入力されるイメージデータの例であって、64レベルのグレイ・イメージ(gray image)である(Agilent Optical Mouse Sensor ADNS−2051、HDNS−2000のData Sheet参照)。
光学イメージ・センサーの内部は、イメージを受け取るIAS(Image Acquisition system)と、入力されたイメージをデジタル信号処理するDSP(Digital Signal Processor)と、マウスのPS/2モードを選択する機能と、x、y軸の値に相当するデータへ変換して出力する出力変換器(OUTPUT Converter)とから成る。
光学イメージ・センサーの内部のDSP(Digital Signal Processor)は、サンプリングされて入力される過去のイメージと現在のイメージとを相関(Correlation)計算することにより比較、分析して方向と距離とを計算し、これを横、縦方向(x、y軸の値)の変位データとして出力する。
図1の2つのイメージを比較分析すると、イメージが左側へ3ピクセル、下側へ1ピクセル移動したことが分かる。このようなイメージの移動方向及び距離の計算には時間がかなりかかるが、デジタル信号処理プロセッサ(DSP)を利用すれば短時間に計算することができる。
本発明においては、若干の粗度(微細ながら表面に凹凸がある状態)を持つボールを採択して、動くボールの表面を検出することによりマウス機能を行わせる。
一方、本発明では光繊維は曲げられていても光の伝達がうまく行われ、所望の物体表面の近くまで光を誘導させ、光の大部分を必要な物体表面に集中的に照射させることができる。従って、良質のイメージを光学イメージ・センサーが取得でき、マウスポインティングの感度がよくなる。
符号106は光学イメージ・センサーを示し、このセンサーは、光マウスに使用されるものと類似のものを使用することができる。
図3にはこれらの配置の1例を示しているが、必ずしもこれに限定されるのではなく、ベアリング・ボール107、107aがボール103の作動圧力を均等に受け入れて安定且つ円滑に回転させる構成であれば良い。
図4‐AからHにはベアリング・ボールの配置における他の実施例を示している。図4‐Aでは、ボールとベアリング・ボールの支持部間にベアリング・ボールの動ける空間を形成し、この空間で多数のベアリング・ボールがボールと接触して回転する際に、これらのベアリング・ボールは移動できるようになっている。図4‐B、Cの構造では、符号109は、ベアリングのリテーナ(Retainer)と類似の形態のベアリング・ボール・リテーナを示し、ベアリング・ボールがリテーナ109の中で円滑に回転できる構造となっている。
図4‐Bのリテーナ109は、リテーナ109の内面にレール状の溝を形成してこの溝にベアリング・ボール107を收容し、また図4‐Cのリテーナ109は、リテーナ109の内面に溝を形成してこの溝にベアリング・ボール107を収容する。リテーナ109は、装置の垂直軸に対して回転が可能な場合もある。
図4‐Eは、図4‐Dの断面図の3次元形状を示している。ベアリング支持部の上端領域には光学イメージをセンシングする為、ベアリング・ボールは、光が照射されるところに入らないようにする環状の防止段差120が形成してあって、この防止段差120に当接するベアリング・ボール701、705の領域には、ベアリング・ボールが押されて移動できるようベアリング・ボールが動ける空間よりもう少し余裕のある大きさの環状の溝709が形成されている。このような上下の環状の溝は、ボール103の回転時に、ベアリング・ボールを移動し易くするためのものである。下端の環状の溝710にあるベアリング・ボール704は、ボール103が反時計方向へ回転する際に上方へ上がり、これによってベアリング・ボール703が下方へ下がってくる。
ベアリング・ボール701は、ボール103の回転により上がり、環状の防止段差120に当接すると環状の溝に沿って図面において左側へ移動する(図4‐D、F)。またベアリング・ボール705、706は、ボール103と当接しボール103の回転方向に沿って下端へ移動する。
図4‐Hは、図4‐Gにおけるベアリング・ボールの流れを上から見た状態を示している。ボール103が反時計方向へ回転する場合にベアリング・ボールの流れは上記で説明したことと類似する。右側にあるベアリング・ボール711、712、713は、反時計方向へボール103が回転することにより上方へ昇り、ベアリング・ボールの防止段差120へ到達する。この際、ベアリング・ボール711、712、713は、上側環状溝に沿って左側へ移動し、これら移動したベアリング・ボール711、712、713は左側の下端へ移動する。左側の下端へ移動したベアリング・ボールは、続けて押され、移動してくるベアリング・ボールにより下端の余裕のある環状の円周空間に沿って右側へ移動して行き、適当なところで再びボール103に当接して左側方向へ移動する。
LED101から照射された光は、光ガイド102に入り、この光ガイド102はその形状を変えることにより、LED101からの光を約20°の角度でボール103の表面に照射するように誘導する。光ガイド102の先端の形態は、ボール103の表面に設定されたパターン領域の中に光の大部分が照射されるようになっている。ボール103の表面に照射され反射された光はレンズ104を通して反射鏡105を経て光学イメージ・センサー106へ入力され、そこでイメージ処理が行われボール103の表面の動き、即ちマウスの動きを検出する。
光学イメージ・センサー106には一般的にPS2通信等の通信機能が内装されていて、ボール103の動きを示すデータを外部のPC等へ伝送してマウス機能を可能にする。上記動作においてボール103は、その表面が一定の粗度を持っている。ボール103の微細な凹凸に基づいてボール103の動きを光学イメージ・センサー106によって検出することができる。
ボタン・スイッチ113をマウスの左ボタンとして活用する場合には、上記のように内部装置110とボタン・スイッチ113の間に適当な隙間があって、一定の距離以上にボール103が押されると内部装置110全体がスプリング112の弾性力に抗して上へ移動してボタン・スイッチ113が押され作動する。またボール103に圧力が加えられる時にボール103だけが移動してボタン・スイッチ113を作動させることも可能である。
即ち、スクロール・ボタンを押しながらポインティング装置を上下へ動かし、移動した距離が設定された距離以上、即ち移動した距離に対するピクセル値が設定された値以上であれば、これによりスクロール・データが発生したとみなされ、スクロールを行う。このような方法は、ペン型のポインティング装置又はペン型マウスにおいてホイールを回転させてスクロールを行うより便利である。
一般のホイール・マウスにおけるスクロール機能は、ホイールを回転させることで、画面がスクロールすることになる。内部的にはホイールを回転させる際に電気的パルスを出力させ、1つパルスを出力させる毎に画面をスクロールさせる。ホイールを1回、回転させると、22個のパルスが出力される。
図28は、本発明によるポインティング装置の内部にあるコントローラと周辺装置間における信号の行き来を示すシステム・ブロック図である。符号600は、光センサー等のセンサーからの装置の座標変位を示すデータであり、ポインティング装置が動く時にx、y軸においての移動を検出してそれを数値化したデータである。符号601、602は、左右の側にあるボタンに対するデータであり、各々ポインティング装置の左側ボタンと右側ボタンが押された時の信号がデータとして入力されるようになる。603はスクロール・ボタンに対するデータであり、スクロール・ボタンが押されたことをデータとして入力する。
符号604はコントローラ・チップであり、システムを制御し、データを入出力するプログラムが記憶されている。605はコントローラ・チップ604の内部に装着されたプログラミング可能なROMメモリである。606はPC等の外部装置と、PS/2又はUSBの方式によって、通信をするインターフェイスである。コントローラ・チップ604は、ボタンの状態と装置の移動に関する座標変位のデータを得て、それをPC等へ送信する。入力データ等の値は、普通チップ内部のレジスターに記憶されるので、まずはこのレジスターをチェックした上でスクロール・ボタンが押されているかどうかを確認しスクロールデータの処理を行う。一般に3Dポインティング装置では、コントローラ・チップ604は、追加的にZ軸のスクロール・データ又は当該パルス列の入力信号のデータを受ける。
本発明のスクロール機能、即ち、図5および図6に示すスクロール・ボタン115を押しながら上下に装置を動かすことで、画面のスクロールを実現する為には、コントローラ・チップ604の内部プログラムを修正することになる。図27と図28を例として取り上げて、修正されたプログラムが組み込まれたコントローラ・チップ604のデータ処理を説明する。
従来のマウス装置等の制御プログラムにおいては、入力データを処理する度に図29の処理ルーチンをコールすることになる。図29は、スクロールの処理ルーチンを示すフローチャートであり、ボタン及び座標変位等の入力データの変化があるかをチェックしてスクロールのデータの処理を行う。
符号610はスクロール機能の処理に関するルーチンを示す。ステップ610を制御プログラムにコールされると、まず、ステップ611を実行する。ステップ611ではデータの変化があったかを判断して、変化があった場合には、ステップ620のスクロール・データの処理ルーチンを実行し、変化がなかった場合には、ステップ610を呼んだメイン・ルーチンへリターンする。
ステップ622を行った後、ステップ623を実行する。ステップ623ではスクロール・ボタンが押されている状態でポインティング装置のカーソルが動かないようにX、Yの入力データを0に設定しておく。
ステップ623を行った後は、ステップ625で累積ピクセル値Ypが設定ピクセル値Ythより大きいか否かを判断する。その判断の結果、大きい場合にはステップ626を、小さい場合にはステップ627を実行する。
ここで設定ピクセル値Ythは、上記ポインティング装置のスクロール機能について説明した55ピクセルに該当する値である。累積ピクセル値Ypが設定ピクセル値Ythより大きい場合、ステップ626ではスクロール・データ値を1増加させ、累積ピクセル値Ypを設定ピクセル値Yth分だけ減少させる。ステップ626を実行した後は、ステップ625へ戻り上記過程を繰り返す。
Ypが設定ピクセル値Ythより小さい場合には、ステップ627で累積ピクセル値Ypが−(マイナス)設定ピクセル値Yth(設定ピクセル値Ythの陰数の値という意味)より小さいか否かを判断する。その判断の結果、小さい場合はステップ628を行い、そうではない場合はステップ630を行って、ステップ620のサブ・ルーチンを呼んだメイン・ルーチンへ戻る。
累積ピクセル値Ypが−(マイナス)設定ピクセル値Ythより小さい場合に行うステップ628ではスクロール・データ値を1減少させ、累積ピクセル値Ypは設定ピクセル値Yth分だけ増加させる。ステップ628を行った後はステップ625へ戻って上記過程を繰り返す。
前記過程で変化したスクロール・データを受信したPC等の外部装置は、このスクロール・データに基づいてページのスクロールを行う。
スクロールの処理ルーチン620は、スクロール・ボタンが押された場合にポインティング装置を上下へ移動させることにより画面をスクロールできるようにするものである。
θ=sin−1((L2/2)/ボールの半径)=sin−1(L2/ボールの直径)のように計算される。
L2 × sinθ = L2 × L2/直径
のように計算され、L2に該当する円弧の長さは、
ボールの直径 × 3.141592653 × θ/180°
のように計算される。
従って、ボールの直径が3mm以上であれば充分に良好なポインティング感度が得られる。また、400DPIのイメージ(本発明ではボールの表面の1.0mm2の領域)を受け入れるよう設計されたレンズを、800DPIの解像度を持つようなレンズへ変えると、ボールの表面から必要となるイメージの領域は0.25mm2だけになりボールの大きさを、さらに小さくすることができる。
受光角度(Numerical Aperture;光繊維の端から光を收容できる角度)は60°である。プラスチック製の光繊維の利点の1つは、光繊維の断面積対コアの厚さの比率が非常に大きいことである。
例えば、外径が1mmの光繊維におけるコアの直径は、0.98mmあり、クラッド層の厚さは、0.02mmあるので、光繊維の断面積対コアの厚さの比率は98%である。これはプラスチック製の光繊維の光の伝達効率が非常に高いことを示している。受光角度が60°の際には、光を受け取る光繊維の断面のほぼ100%を光の通路として使用できる。この光繊維における光の経路は、図8に矢印により示されている。
半透明反射鏡117では反射鏡105aを経て入力された左側のボール表面118aのイメージのうち50%は半透明反射鏡117の左側半面から反射されてレンズ104へ誘導され、残りの50%はそのまま通過する。同様に右側のボール表面118bに対する光は、LED101bから発散され光ガイド102bを通りボール103の右側にあるボール表面118bへ誘導される。
ボール表面118bのイメージは、反射鏡105bを経て半透明反射鏡117へ誘導される。半透明反射鏡117の右側半面ではイメージの50%がそのまま反射鏡の内部を通過し、残りの50%は右側へ反射される。このようにボール103の左側のボールの表面118aのイメージの50%と、右側のボール表面118bのイメージの50%とが半透明反射鏡117を通って合成され、この合成されたイメージはレンズ104を通って光学イメージ・センサー106へ入力され、次いで、イメージ処理が行われてボール103表面の動きが検出される。このような装置を具現化するためにはイメージを合成する為の光学装置が必要となる。
3.14 × 1cm × 1cm = 3.14cm2
であり、1つの正三角形の面積は、おおよそ
3.14/720 = 0.00436cm2
となる。
ルート{0.00436 × 4/ルート(3)} = 0.1cm
となる。
ジオデシックのパターンは、球面体において表面の面積を均等分する際に良好に表現されるものであるが、正三角形の代わりに他の文様を印刷してもよい。また上記の方法以外にもボールの表面に400DPI以上の解像度を有する印刷方法で多数の点をランダムに印刷して、それぞれ異なるパターンのイメージであることを認識してボールの動きを検出してもよい。
ここで、イメージ・スキャン部400の動作を説明する。
LED401が、光を、光ガイド402を通して平面403に照射する。この平面403は、スキャンしようとするイメージが照射される領域であって、照射された光は平面403上のイメージにより反射、散乱されレンズ404を通りCCDセンサー405へ入力される。CCDセンサー405に入力されたイメージ化された光は、電気信号へ変換され増幅回路部406を経て適切な電圧レベルのアナログの映像信号へ増幅されてA/D変換器407に印加される。A/D変換器407は入力されたアナログの映像信号を8ビット(Bit)のデジタル・コード(Digital Code)へ変換する。A/D変換器407で変換され出力されるデジタルデータはMCU409の制御によりメモリ408に記憶される。
LED411が、光を、光ガイド412を通してボール413に照射する。ボール413は、平面403上を回転可能であり、平面403をスキャンする速度で回転される。ボール413の表面に照射され反射された光はレンズ414を通り光学イメージ・センサー410へ入力される。光学イメージ・センサー410は入力されたイメージをセンサーの内部にあるDSP(デジタル信号処理)の機能によりスキャンの方向と速度を検出して、これをエンコーダーのX軸(スキャンの方向と一致)、Y軸(スキャンの方向と垂直)のデータとして出力する。エンコーダーデータのうち、スキャンの方向と一致する方向のXデータは、A/D変換器407のサンプリングにかかわり、スキャン動作の検出時にだけサンプルリングが行われる。
エンコーダー・データのうち、スキャン方向と垂直方向のYデータは、メモリ408に記憶されたイメージに基づいて傾きを整合する際に活用される。垂直データは、スキャンされたイメージの傾きや歪みを補正する重要なデータとして活用される。MCU409は、システム全体の制御及びイメージ・プロセッシング、文字認識処理等複合の機能を有するRISCチップを示し、符号431は、MCU409により制御されスキャンされたイメージや認識された文字等を表示して外部との通信を受け持つディスプレー及び通信制御モジュールを示す。
任意の出発点から移動した位置までの相対的な移動距離とその方向を測定する方法は、任意の出発点のX、Y座標の値を0に設定し、そこから移動した位置までの間でポインティング装置から送られてくるX、Y軸の値をそれぞれ累積すれば相対的に動いた距離のX、Y方向の距離となる。
また入力部では住所録検索等の命令を即遂行のために入力ボタン、通話ボタン、取消ボタン及び上下選択ボタンでデータを入力することができ、データ記憶部は字画データと共に住所録データ及びその他の用途に関するデータを記憶している。出力部ではデータを画面に示すディスプレー装置と音声出力装置を含んでいる。その他装置部はデジタルカメラ等の外部機器を連結するためのインターフェース装置を具備している。
活用の便利性のため、装置の表面に入力ボタン465、検索ボタン466、取消ボタン467、通話ボタン468及び上方向選択ボタン463、下方向選択ボタン464を具備することができる。前記ボタンのうち、入力ボタン465と取消ボタン467とを1つのボタンにしてトグル方式で使用することも可能であり、検索ボタン466と通話ボタン468とをまた、1つのボタンにする等、ボタンの個数を減らすことも可能である。
図24は、ポインティング装置が携帯電話機の下端に位置していて、携帯電話機のフォルダを開いた状態で作動している態様を示している。
ステップ502は文字の判別作業であって、ステップ501の処理結果が文字であるかどうかを判別し、文字と判別できた場合にはステップ504へ行き、そうではない場合にはステップ503へ行く。ステップ503では、取消ボタンが押された否かをチェックして、押された場合には作業を終了し、押されていない場合にはステップ501へ戻る。ステップ504は、文字合成作業である。文字の字画が認識されてステップ504で合成された文字を、ステップ505での文字の出力作業を経て画面に出力する。この出力後、ステップ506へ行く。
ステップ506では検索ボタンが押されたか否かがチェックされ、押された場合にはステップ511へ行き、押されていない場合にはステップ507で字画データの認識作業を行ってステップ508へ行く。ステップ508ではステップ507においての認識結果が文字だった場合、ステップ504へ行き、文字ではない場合、ステップ509へ行く。ステップ509ではジェスチャー命令のうち、検索命令であるかを判断して、検索命令の場合にはステップ511で検索を行い、そうではない場合にはステップ510へ行き、図20の一般的ジェスチャー命令を実行する。
ステップ510の後、ステップ507へ進む。ステップ511では認識された文字を参照して該当住所録のデータを検索していき、その結果を出力した後、ステップ512へ行く。ステップ512で該当する結果がある場合にはステップ513へ行き、そうではない場合には作業を終了する。ステップ513では上又は下の選択ボタンが押されたか否かをチェックして、押された場合にはステップ514へ行きステップ511で検索されたデータの中からデータを選択する選択作業を行い、他方、選択ボタンが押されていない場合にはステップ515へ行く。ステップ515では通話ボタンが押された場合はステップ516へ行って前記で選択した住所録のデータの所へ電話をかける作業をして終了する。通話ボタンが押されていない場合にステップ517へ行く。ステップ517では取消ボタンが押された場合には作業を終了し、そうではない場合にはステップ513へ行く。
前記のポインティング装置に、手書き文字の認識機能、電子辞書の機能及びディスプレー装置を具備し、認識された文字からなる単語に関する辞書内容をディスプレー装置に出力する電子辞書について説明する。
ポインティング装置等の入力部560から入力されたデータがCPUの制御部563へ送信されると、これを分析、認識して意味のある文字のデータとして処理する。各文字を認識する度にディスプレー装置に認識の結果を出力させ、入力が終了したら完了ボタンを押す。こうして認識が終わった後、認識された単語を索引語として、組み込まれた電子辞書の中から該当する内容を見つけディスプレー装置にその意味を出力させる。
以上は、本発明のポインティング装置の活用例を説明したが、一般的なデジタルペンへの適用も可能である。このようなデジタルペン等では、索引したい単語を簡単に入力できるようになり電子辞書の活用度が一層高められることになる。
102、102a、102b 光ガイド
103 ボール
104 レンズ
105、105a、105b 反射鏡
106 光学イメージ・センサー
107、107a ベアリング・ボール
108 ベアリング・ボール支持部
109 ベアリング・ボールリテーナ
110 内部装置
111 外部装置
112 スプリング
113、114 ボタン・スイッチ
115 スクロール・ボタン
116 機能ボタン
117 半透明反射鏡
120 ベアリング・ボール防止段差
301 LED
302 光ガイド
303 光学イメージ・センサー
304 PCB基板
305 マウス下端
306 平面
307 イメージ検出領域
400 イメージ・スキャン入力部
401、411 LED
402、412 光ガイド
403 平面
413 ボール
404、414 レンズ
405 CCD・センサー
406 信号増幅回路部
407 A/D変換器
408 メモリ
409 MCU
410 光学イメージ・センサー
420 スキャン動作検出部
430 システム制御部
431 ディスプレー及び通信制御モジュール
460 携帯通信装置
461 ディスプレー装置
463 上方向選択ボタン
464 下方向選択ボタン
465 入力ボタン
466 検索ボタン
467 取消ボタン
468 通話ボタン
469 ヒンジ
470 ポインティング装置(入力部)
701〜708、711〜716 ベアリング・ボール
Claims (40)
- ポインティング装置であって、
前記ポインティング装置全体の動きにより回転するボールと、
前記ボールの表面の異なる複数の領域にそれぞれ光を照射する複数の光源と、
前記複数の領域から反射されたイメージを重ねる半透明の反射鏡と、
該重ねられたイメージを受け取り前記ボールの動きを検出するようにした光学イメージ・センサーとを備えていることを特徴とするポインティング装置。 - 前記ボールの表面から反射するイメージを、光学イメージ・センサーへ一定の倍率でもって入力させるレンズを更に備えていることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記ボールと接触するよう配置され、ボールの回転を円滑にするベアリング・ボールをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- ペン型に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記光源からの光をボールの表面へ誘導する光繊維からなる光ガイドを更に有することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記光源としてチップLEDを使用することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記ボールの表面の異なる2つ以上の領域に光を照射する複数の光源と、各々の領域から反射されたイメージを受け取るように配置された複数の光学イメージ・センサーとを備え、該複数の光学イメージ・センサーで受け取られたイメージの中で変位の幅がもっとも大きいイメージに基づいてボールの動きを検出することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記光学イメージ・センサーにおいて、イメージ・プロセッシングに必要なデータに対応するボールの表面の面積は、1mm×1mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記ボールは表面に文様を具備しており、前記光学イメージ・センサーがボールの表面の領域を確実に区別しボールの動きを正確に把握できることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記文様は、ジオデシックの正三角形の文様、又は三角形の配列毎に点、線若しくは任意のパターンからなる文様であることを特徴とする請求項9に記載のポインティング装置。
- 前記ボールは、異物質を含み、且つ任意のパターンを有することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記ボールは、夜光物質又は螢光物質が添加されて形成されることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記ボールは、その表面が腐蝕されて形成される任意のパターンを具備することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記ボールは、ウレタン又はプラスチックから形成されることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記ベアリング・ボールは、セラミック、ジルコニア又はプラスチックから形成されることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記ベアリング・ボールを支持する支持部を更に備え、このベアリング・ボールの支持部と前記ボールとの間にベアリング・ボールが移動し得る空間が形成されることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記空間の下端には環状溝が形成され、ボールの回転時にベアリング・ボールが前記環状溝に沿って移動されることを特徴とする請求項16に記載のポインティング装置。
- 前記環状溝には、ベアリング・ボールが少なくとも1つ收容されることを特徴とする請求項17に記載のポインティング装置。
- 前記空間の最上端には、ベアリング・ボールが上昇するのを阻止する環状の防止段差が形成されていることを特徴とする請求項16に記載のポインティング装置。
- 前記空間の上端には、環状溝が形成され、前記ボールの回転時にベアリング・ボールが前記環状溝に沿って移動されることを特徴とする請求項16に記載のポインティング装置。
- 前記環状溝には、ベアリング・ボールが少なくとも1つ收容されることを特徴とする請求項20に記載のポインティング装置。
- 前記ボールは、その直径が7mm以下のものが使用されることを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 前記レンズは、解像度が400DPI以上のデータを受け取ってボールのイメージを比較、分析する構成であることを特徴とする請求項2に記載のポインティング装置。
- 内部装置と外部装置とに分けて形成され、前記ボール、光源、光学イメージ・センサーを前記内部装置に固定し、他の部品を外部装置に固定し、
ボールを垂直に押す時に、内部装置が一体となって移動してボールの表面から光学イメージ・センサーまでの距離を一定に維持することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。 - ポインティング装置の作動時にボールに加わる圧力を吸收するスプリングをさらに具備することを特徴とする請求項24に記載のポインティング装置。
- 前記ボールは、スプリングによりポインティング装置の外部方向へ押されるように力が加えられ、ボールがスプリングの弾性力に抗して内側へ押されることでボタン・スイッチがオン(ON)になることを特徴とする請求項24に記載のポインティング装置。
- スクロール・ボタンを更に具備し、
該スクロール・ボタンが押されていない状態ではポインティング装置の動きを通常のポインティング機能として認識し、
スクロール・ボタンが押されている状態ではポインティング装置の動きをスクロールに関するデータとして処理することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。 - 請求項1〜27項のいずれか1項に記載のポインティング装置が、イメージ・スキャン装置の方向及び速度を検出してスキャンされたイメージを整合する際の参照データとして活用するエンコーダーとして使用されることを特徴とするスキャナー。
- 請求項1〜27項のいずれか1項に記載のポインティング装置が、ボールキャスターとして使用され、移動する際の方向及び移動距離が測定されることを特徴とするロボット。
- レーザ・ポインティング装置を具備することを特徴とする請求項1に記載のポインティング装置。
- 請求項1〜27項のいずれか1項に記載のポインティング装置を具備することを特徴とする携帯通信装置。
- 請求項1〜27項のいずれか1項に記載のポインティング装置からなる入力部と、
文字を、各字画の開始点に対する相対的な座標値として記憶する記憶部と、
記憶部のデータに基づいて入力される文字を認識する認識部を含む制御部とを具備し、
前記制御部は入力部から入力される文字についての各字画の開始点に対する相対的な値を前記各字画に対するデータとして取得してそれを記憶部で照会し、該当する字画を順次に探して認識していくことにより何の文字であるか認識することを特徴とする携帯通信装置。 - 前記記憶部には住所録が記憶され、
前記住所録の索引語は、入力部から入力される文字を構成する一部の字画又は頭文字から成ることを特徴とする請求項32に記載の携帯通信装置。 - 前記記憶部には住所録が記憶され、
前記住所録の索引語は、入力部から入力される文字の第1、2画目の字画、又は単語の第1、2文字目のみからなることを特徴とする請求項32に記載の携帯通信装置。 - 前記入力部はアンテナの位置にあることを特徴とする請求項32に記載の携帯通信装置。
- 携帯通信装置の外部へ出ている前記入力部は、携帯通信装置の本体にヒンジで連結され、前記入力部がポインティングの機能を発揮する為に、入力部が一定の角度で曲がることを特徴とする請求項32に記載の携帯通信装置。
- 前記入力部は、携帯通信装置下端に位置して携帯通信装置フォルダを開いた状態で作動することを特徴とする請求項32に記載の携帯通信装置。
- 携帯通信装置の外部に入力部を配置し、
携帯通信装置の外部に入力ボタン、検索ボタン、通話ボタン及び上下選択ボタンを配置し、
入力される文字及びボタンの実行結果を表す表示装置を具備することを特徴とする請求項32に記載の携帯通信装置。 - ジェスチャー命令の入力で入力、検索、上下選択、通話を実行することを特徴とする請求項32に記載の携帯通信装置。
- 請求項1に記載のポインティング装置と、
文字に対するデータを入力する入力部と、
各文字に関する特徴を示す参照データ及び辞書の内容に対するデータを記憶する記憶部と、
認識された文字及び辞書の内容を表示する出力部と、
前記ポインティング装置を制御する制御部と、を具備し、
入力部からの手書き動作の軌跡データを分析し、記憶部に記憶してある各文字に対する参照データを参照して入力されたデータに該当する文字を認識し、認識された文字からなる単語を辞書内容に対するデータから探し、該当する内容を出力部に表示することを特徴とする電子辞書。
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