JP3803290B2 - 移動通信システム、通信チャネル割当方法、チャネル割当て装置及び情報管理装置 - Google Patents

移動通信システム、通信チャネル割当方法、チャネル割当て装置及び情報管理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線基地局と移動局との間で通信を行う際のチャネルを割当てるための移動通信システム、通信チャネル割当方法、チャネル割当て装置及びそのようなチャネルの割当てのために使用する情報を管理する情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の移動体通信におけるチャネル割当ては、チャネル割当て要求の発生時に、空きチャネルをランダム、或いはチャネル固有の優先順位に基づいて割当てていく方法や、移動局における測定情報や基地局における測定情報を加味して所要品質を満たすか否かによって割当てるチャネルを決定するという方法がある。ここで、測定情報としては、干渉量や受信品質等の情報が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のチャネル割当て方法では、チャネル割当てには、呼が発生した時点での空きチャネル状況や測定情報のみを加味しているだけである。よって、トラヒックが逼迫してくると、呼が発生した順にユーザの希望する品質を得られなくなってしまうという問題が発生する。すなわち、呼の順番が後である程、品質は悪くなる。このように呼が発生した順にユーザの希望する品質が得られなくなってしまうと、サービスに対するユーザ満足度が低下してしまう。
【0004】
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの満足度を向上させることができる移動通信システム、通信チャネル割当方法、チャネル割当て装置及び情報管理装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記問題を解決するために、請求項1に記載の発明に係る移動通信システムは、移動局がチャネル割当て装置にチャネル割当て要求をして、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより無線基地局と前記移動局との間で通信を行う移動通信システムである。
【0006】
この移動通信システムは、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として記録する情報保持手段を有し、前記チャネル割当て装置が、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てることを特徴としている。
【0007】
また、請求項2に記載の発明に係る移動通信システムは、請求項1記載の発明に係る移動通信システムにおいて、前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、当該履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報と前記目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、前記目標品質を決定することを特徴としている。
【0008】
また、請求項3に記載の発明に係る移動通信システムは、請求項1又は2に記載の発明に係る移動通信システムにおいて、前記情報保持手段を、前記チャネル割当て装置が備えており、前記チャネル割当て装置が、前記移動局からチャネル割当て要求とともに送信されてくる前記希望品質情報を前記情報保持手段に記録することを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明に係る移動通信システムは、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明に係る移動通信システムにおいて、前記情報保持手段を、前記移動局が備えており、前記移動局が、前記希望品質情報を前記チャネル割当て装置に送信するともに、前記情報保持手段に記録することを特徴としている。
【0009】
また、請求項5に記載の発明に係る移動通信システムは、請求項2乃至4のいずれかに記載の発明に係る移動通信システムにおいて、前記所定値が、前記情報保持手段に記録されている他の移動局の履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和の平均値であることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明に係る請求項1乃至5のいずれかに記載の発明に係る移動通信システムにおいて、前記品質が、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴としている。
【0010】
また、請求項7に記載の発明に係る通信チャネル割当方法は、移動局が無線基地局との間で通信を行うためのチャネル割当て要求を前記移動局が前記チャネル割当て装置にして、前記チャネル割当て装置が前記チャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てる通信チャネル割当方法である。
この通信チャネル割当方法は、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段に記録し、前記チャネル割当て装置では、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てることを特徴としている。
【0011】
また、請求項8に記載の発明に係る通信チャネル割当方法は、請求項7記載の発明に係る通信チャネル割当方法において、前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、当該履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報と前記目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、前記目標品質を決定することを特徴としている。
【0012】
また、請求項9に記載の発明に係る通信チャネル割当方法は、請求項8に記載の発明に係る通信チャネル割当方法において、前記所定値が、前記情報保持手段に記録されている他の移動局の履歴情報の希望品質と実品質との差の総和の平均値であることを特徴としている。
また、請求項10に記載の発明に係る通信チャネル割当方法は、請求項7乃至9のいずれかに記載の発明に係る通信チャネル割当方法において、前記品質が、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴としている。
【0013】
また、請求項11に記載の発明に係るチャネル割当て装置は、移動局が無線基地局との間で通信を行うための当該移動局からのチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てるチャネル割当て装置である。
このチャネル割当て装置は、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局が送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して当該移動局が実際に割当てられたチャネルの品質を示す実品質情報とが対応させて記録されている履歴情報の前記希望品質情報と前記実品質情報とを参照して、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てることを特徴としている。
【0014】
また、請求項12に記載の発明に係るチャネル割当て装置は、請求項11記載の発明に係るチャネル割当て装置において、前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、当該履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報と前記目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、前記目標品質を決定することを特徴としている。
【0015】
また、請求項13に記載の発明に係るチャネル割当て装置は、請求項11又は12に記載の発明に係るチャネル割当て装置において、前記履歴情報を保持していることを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明に係るチャネル割当て装置は、請求項12又は13に記載の発明に係るチャネル割当て装置において、前記所定値が、他の移動局の履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和の平均値であることを特徴としている。
【0016】
また、請求項15に記載の発明に係るチャネル割当て装置は、請求項11乃至14のいずれかに記載の発明に係るチャネル割当て装置において、前記品質が、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴としている。
また、請求項16に記載の発明に係る情報管理装置は、移動局がチャネル割当て装置にチャネル割当て要求をして、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより無線基地局と前記移動局との間で通信を行う移動通信システムに備えられ、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段に記録することを特徴としている。
【0017】
また、請求項17に記載の発明に係る移動通信システムは、複数の通信エリアのそれぞれで移動局が無線基地局との間で通信可能とされており、前記移動局が前記チャネル割当て装置にチャネル割当て要求して、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより無線基地局と前記移動局との間で通信を行う移動通信システムである。この移動通信システムは、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを当該チャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として記録する情報保持手段を有し、前記チャネル割当て装置が、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている当該移動局の通信エリアに対応する前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てることを特徴としている。
【0018】
また、請求項18に記載の発明に係る移動通信システムは、請求項17記載の発明に係る移動通信システムにおいて、前記情報保持手段を、前記チャネル割当て装置が備えており、前記チャネル割当て装置が、前記移動局からチャネル割当て要求とともに送信されてくる前記希望品質情報を前記情報保持手段に記録することを特徴としている。
また、請求項19に記載の発明に係る移動通信システムは、請求項17記載の発明に係る移動通信システムにおいて、前記情報保持手段を、前記移動局が備えており、前記移動局が、前記希望品質情報を前記チャネル割当て装置に送信するともに、前記情報保持手段に記録することを特徴としている。
【0019】
また、請求項20に記載の発明に係る移動通信システムは、請求項17乃至19のいずれかに記載の発明に係る移動通信システムにおいて、前記品質が、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴としている。
また、請求項21に記載の発明に係る通信チャネル割当方法は、複数の通信エリアのそれぞれで移動局が無線基地局との間で通信可能とされており、前記移動局が無線基地局との間で通信を行うためのチャネル割当て要求を前記移動局がチャネル割当て装置にして、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てる通信チャネル割当方法である。
【0020】
この通信チャネル割当方法は、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを当該チャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として情報保持手段に記録し、前記チャネル割当て装置では、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている当該移動局の通信エリアに対応する前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てることを特徴としている。
【0021】
また、請求項22に記載の発明に係る通信チャネル割当方法は、請求項21記載の発明に係る通信チャネル割当方法において、前記品質が、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴としている。
また、請求項23に記載の発明に係るチャネル割当て装置は、移動局が無線基地局との間で通信を行うための当該移動局からのチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てるチャネル割当て装置である。
【0022】
このチャネル割当て装置は、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とが当該チャネルの通信エリアに対応されて記録されている履歴情報の前記移動局の通信エリアに対応する希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てることを特徴としている。
【0023】
また、請求項24に記載の発明に係るチャネル割当て装置は、請求項23記載の発明に係るチャネル割当て装置において、前記履歴情報を情報保持手段に保持していることを特徴としている。
また、請求項25に記載の発明に係るチャネル割当て装置は、請求項23又は24に記載の発明に係るチャネル割当て装置において、前記品質が、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴としている。
【0024】
また、請求項26に記載の発明に係る情報管理装置は、複数の通信エリアのそれぞれで移動局が無線基地局との間で通信可能とされており、前記移動局が前記チャネル割当て装置にチャネル割当て要求して、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより無線基地局と前記移動局との間で通信を行う移動通信システムに備えられ、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを当該チャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として情報保持手段に記録することを特徴としている。
【0025】
ここで、請求項1,2,3,7及び8に記載の発明では、チャネル割当て要求の際に移動局からチャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対してチャネル割当て装置が移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段に記録している。
そして、請求項1及び7に記載の発明では、チャネル割当て装置は、移動局から最新のチャネル割当て要求を受信したときに、情報保持手段に記録されている履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、チャネル割当て要求とともに送信されてきた希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てている。すなわち、履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、今回送られてきた希望品質情報を基準において目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てている。また、チャネル割当て装置に係る請求項11に記載の発明も同様である。
【0026】
また、請求項2及び8に記載の発明では、チャネル割当て装置は、履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、チャネル割当て要求とともに送信されてきた希望品質情報と目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、目標品質のチャネルの割当てを行う。すなわち、過去及び今回のチャネル割当てから、希望品質情報と実品質情報との差の平均値が所定値になるように今回のチャネルの品質を決定して、チャネル割当てを行っている。また、チャネル割当て装置に係る請求項12に記載の発明も同様である。
【0027】
ここで、請求項3に記載の発明では、情報保持手段をチャネル割当て装置が備え、請求項4に記載の発明では、情報保持手段を移動局が備えている。また、チャネル割当て装置に係る請求項13記載の発明では、チャネル割当て装置が履歴情報を保持している。
さらに、請求項5,9及び14に記載の発明では、所定値を他の移動局の履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和の平均値としている。これにより、チャネル割当て対象としている移動局の平均値が、他の移動局の履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和の平均値になるように、移動局に割当てるチャネルを決定する。すなわち、他の移動局の前記平均値を目標として、希望品質と実品質の過去のものを含めた相関の平均値が高くなるように、チャネル割当てを行っている。
【0028】
また、請求項6,10及び15に記載の発明では、品質が通信において使用者の満足度を示す指標となる情報である。ここで、この通信において使用者の満足度を示す指標となる情報としては、チャネルのデータ転送速度、干渉レベル、音質、BLER(Block Error Rate)、SIR(信号電力対干渉電力比)等が挙げられる。すなわち例えば、前記品質がデータ転送速度そのものである場合には、希望品質情報と実品質情報との差は、希望するチャネルのデータ転送速度と、実際に割当てたデータ転送速度との差になる。
【0029】
また、請求項17,18,19及び21に記載の発明では、チャネル割当て要求の際に移動局からチャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対してチャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを当該チャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として情報保持手段に記録している。そして、チャネル割当て装置では、移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、移動局の通信エリアに対応する履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てている。
【0030】
例えば、複数の通信エリアにおいて移動局が通信可能とされている移動通信システムでは、移動局の通信の利用形態が各通信エリアで異なる場合がある。すなわち、移動通信システムでは、エリア固有なものとしてトラフィック特性が発生している場合がある。例えば、ある通信エリアでは、一定のデータ量の通信しかなされなかったり、呼が頻繁になされるような場合である。このような場合には、そのようなエリア固有のトラヒック特性を考慮して、最適な品質を提供しさえすればよい。
【0031】
このようなことから、請求項17,18,19及び21に記載の発明では、移動局の通信エリアに対応する履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てている。例えば、実品質情報から前述したようなエリア固有のトラヒック特性を得て、これを参照して、希望品質情報にみあうチャネルを割当てる。また、チャネル割当て装置に係る請求項23記載の発明でも同様である。
【0032】
また、請求項18に記載の発明では、情報保持手段をチャネル割当て装置が備え、請求項19に記載の発明では、情報保持手段を移動局が備えている。また、チャネル割当て装置に係る請求項24記載の発明では、チャネル割当て装置が履歴情報を保持している。
また、請求項20,22及び25に記載の発明では、品質が通信において使用者の満足度を示す指標となる情報である。ここで、この通信において使用者の満足度を示す指標となる情報としては、チャネルのデータ転送速度、干渉レベル、音質、BLER(Block Error Rate)、SIR(信号電力対干渉電力比)等が挙げられる。
【0033】
また、請求項16に記載の発明では、情報管理装置が、前記希望品質情報と、実品質情報とを対応させて履歴情報として記録保持手段に記録している。さらに、請求項26に記載の発明では、情報管理装置が、前記希望品質情報と、前記実品質情報とをチャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として情報保持手段に記録している。この請求項16及び26に記載の発明では、情報管理装置により、そのような有用な情報を管理している。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施の形態は、複数の移動機と1つ或いは複数の基地局との間で通信を行う移動通信システムに本発明を適用したものである。
図1は、移動通信システムの構成を示す。図1に示すように、移動通信システムでは、移動局である移動機10が無線基地局である基地局15と無線による通信をすることができる。そして、基地局15は、無線制御装置20を介してネットワーク100に接続されている。この移動通信システムでは、移動機10が基地局15を介して無線制御装置20にチャネル割当て要求をして、当該無線制御装置20がチャネル割当て要求に応じて当該移動機10にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより基地局15と移動機10との間で通信を行う。
【0035】
移動機10は、基地局15を介して無線制御装置20との間で通信をすることができるように構成されている。この移動機10は、発呼の際に、基地局15を介して無線制御装置20にチャネル割当て要求とともに希望するチャネルの品質を示す希望品質情報やデータ量の情報等の通信に必要な各種情報を送る。
無線制御装置20は、図2に示すように、チャネル割当て制御をするためのチャネル割当て装置30を備えている。さらに、チャネル割当て装置30は、チャネル割当て管理部31、空きチャネル管理データベース32及びユーザチャネル割当て管理装置40を備えている。ここで、チャネル割当て装置30は、移動局10からチャネル割当て要求を受信したときに、情報保持手段である後述のユーザチャネル割当て履歴保存部42に記録されている履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報と割当てるべきチャネルの目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、前記目標品質のチャネルを割当てるように構成されている。以下、チャネル割当て装置30の各部を説明する。
【0036】
空きチャネル管理データベース32には、空き状態にあるチャネルの情報が格納されている。チャネル割当て管理部31は、この空きチャネル管理データベース32に格納されている情報に基づいて、移動機10に割当てる最適なチャネルを選択する。
具体的には、チャネル割当て管理部31は、空きチャネルをランダム、或いはチャネル固有の優先順位に基づいて割当てていく方法や、移動機10における測定情報や基地局における測定情報を加味して所要品質を満たすか否かによって割当てるチャネルを決定するという方法等、従来から提案されているチャネル割当て方法によりチャネルを割当てるようにする。ここで、測定情報としては、干渉量や受信品質等の情報が挙げられる。
【0037】
ユーザチャネル割当て管理装置40は、チャネル割当て要求の際に移動機10からチャネル割当て装置30に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対してチャネル割当て装置30が当該移動局10に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段であるユーザチャネル割当て履歴保存部42に記録する情報管理装置、例えば情報管理サーバであり、移動機10に割当てたチャネルに関する各種情報を管理している。
【0038】
具体的には、ユーザチャネル割当て管理装置40は、ユーザチャネル割当て履歴管理部41及びユーザチャネル割当て履歴保存部42を備えている。
ユーザチャネル割当て履歴保存部42には、移動機10に割当てたチャネルに関する各種情報が格納されており、ユーザチャネル割当て履歴管理部41は、このユーザチャネル割当て履歴保存部42に格納される情報を管理している。すなわち例えば、ユーザチャネル割当て履歴管理部41は、チャネル割当て管理部31からの情報に基づいて、移動機10に割当てたチャネルをユーザチャネル割当て履歴保存部42に記録したり、或いはユーザチャネル割当て履歴保存部42に記録されている情報をチャネル割当て管理部31に送信したりする。
【0039】
ユーザチャネル割当て履歴保存部42に格納される情報は、具体的には、移動機10が発呼した際に要求した割当て要求情報と、その割当て要求情報に対して実際に割当てたチャネルの割当て情報からなる。ここで、要求情報は、品質、データ量等であり、前記希望品質情報が含まれている。また、割当て情報は、前記実品質情報であり、実際に割当てたチャネルのデータ転送速度等である。そして、この要求情報と割当て情報とは対応付けされて、履歴情報の形態としてユーザチャネル割当て履歴保存部42に記録されている。
【0040】
図3は、そのような履歴情報の例を示す。図3に示すように、履歴情報は、発呼日時、データ量、転送速度の項目のデータからなる。ここで、データ量は移動機10からの要求情報に含まれていた情報であり、データ転送速度はチャネル割当て装置30が実際に割当てたチャネルの品質を示す情報である。
このような履歴情報の場合、例えば、移動機10からのデータ転送速度についての割当て要求が128kbpsに相当するものであったときには、過去の全ての通信におけるチャネル割当てにおいてその要求より下回るデータ転送速度のチャネルしか割当てられていないことになり、すなわち、この場合、移動機10では、希望の品質が得られていないことになる。
【0041】
ユーザチャネル割当て管理装置40は、以上のような要求情報と割当て情報とを対応付けした履歴情報を、ユーザチャネル割当て履歴情報としてチャネル割当て管理部31に送信している。
次に、この移動通信システムにおけるチャネル割当て手順を説明する。図4は、このチャネル割当て手順を示す。
この図4に示すように、先ず、ステップS1において、移動機10でチャネル割当て要求が発生する。
【0042】
それと同時に、ステップS2において、チャネル割当ての対象となる移動機10は、割当て要求情報(データ量、希望する品質等)をユーザチャネル割当て履歴管理装置40に送り、ユーザチャネル割当て管理装置40は、ステップS3において、ユーザチャネル割当て履歴管理部41により、ユーザチャネル割当て履歴保存部42にその割当て要求情報を記録する。
一方、チャネル割当て管理部31は、ステップS4において、ユーザチャネル割当て管理装置40からの移動機10のユーザチャネル割当て履歴情報が入力される。例えば、チャネル割当て管理部31は、移動機10からチャネル割当て要求があったときにユーザチャネル割当て管理装置40にその移動機10の履歴情報を要求し、ユーザチャネル割当て管理装置40は、その要求に応じてユーザチャネル割当て履歴情報をチャネル割当て管理部31に出力する。
【0043】
そして、チャネル割当て管理部31は、ユーザチャネル割当て履歴情報と、空きチャネル管理データベース32の空きチャネル情報とに基づいて移動機10に割当てるチャネルを選択する。
例えば、割当て要求があった移動機10のユーザチャネル割当て履歴情報が前記図3に示したような情報であった場合のチャネルの選択は以下のようになる。
図3に示したような履歴情報である場合、移動機10からのデータ転送速度についての割当て要求が128kbpsであったときには、過去の全ての通信のチャネル割当てにおいて、その要求より下回るデータ転送速度のチャネルの割当てしか実現されていないことになる。すなわち、希望品質情報である128kbpsのデータ転送速度と実品質情報である実際に割当てたチャネルのデータ転送速度との差の総和が大きくなっている。これでは、移動機10では、希望品質が得られていないことになる。
【0044】
このようなことから、チャネル割当て管理部31は、今回の希望品質に近いチャネルを割当てるようにする。具体的には、前記の差の総和に、希望するチャネルの品質(例えば、128kbpsのデータ転送速度)と今回実際に割当てるべきチャネルの品質との差を加えた値の平均値が、所定値になる品質のチャネルを割当てるようにする。ここで、所定値とは、例えば、ユーザチャネル割当て履歴保存部42に記録されている他の移動局の履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和の平均値である。
【0045】
チャネル割当て管理部31は、このようにして今回の希望品質に近いチャネルを割当てるようにする。そして、チャネル割当て管理部31は、空きチャネル管理データベース32の空きチャネル情報に基づいて、移動機10に割当てる最適なチャネルを優先的に決定する。
また、空きチャネル管理データベース32の空きチャネル情報に基づくチャネル割当てについては、前述したように従来より提案されている測定情報に基づいて行うようにする。
【0046】
このようにして移動機10に割当てるチャネルを決定した後、ステップS6において、ユーザチャネル履歴管理装置40では、そのように決定したチャネルの品質を、ユーザチャネル割当て履歴保存部42に履歴情報として記録する。
なお、この移動通信システムにおける無線制御装置20の具体的な構成としては、図5に示すような構成が挙げられる。無線制御装置20は、図5に示すように、チャネル割当て装置30とともに制御部21を備えて構成されている。このような構成により、無線制御装置20は、制御部21によりチャネル割当て装置30を制御することができる。
【0047】
以上、本発明を適用した第1の実施の形態の移動通信システムについての説明である。
前述したように、移動通信システムでは、履歴情報により求められる希望品質情報と実品質情報との差の総和に、今回希望するチャネルの品質と今回実際に割当てるべきチャネルの品質との差を加えた値の平均値が、所定値になる品質のチャネルを割当ている。
【0048】
これにより、前記平均値と所定値に差があり、その平均値からみて所定値の方が品質を良くするような値であった場合には、過去のチャネル割当てにおいて、要求したデータ転送速度等の品質を得ることができなかったことが多かった場合であり、このような場合に、移動通信システムは、今回のチャネル割当てでは優先的に要求する品質に近い或いはそれ以上の品質のチャネルを割当てている。これにより、通信に利用されるリソース(周波数等)が逼迫している場合でも、移動機10は、希望する品質のチャネルの割当てがなされるようになる。
【0049】
また、さらに前記所定値が、ユーザチャネル割当て履歴保存部42に記録されている他の移動局の履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和の平均値である場合には、移動通信システムを利用しているユーザに提供されているチャネルの品質の平均値を目標とした品質のチャネルの選択がなされるようになるので、その結果、当該移動通信システムのユーザ全体について一定にすることができるようになり、全体的なユーザの満足度を向上させることができる。
【0050】
換言すれば、品質をユーザ満足度の指標として、この指標に基づいてユーザ満足度が向上されるようにしながらも、ユーザ全体でみた満足度が向上されるように、或いは希望品質と実品質の過去のものを含めた相関の平均値が高くなるように、一のユーザの移動機10へのチャネル割当てを行っている。
次に、第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態は、通信エリア内のトラヒック特性を加味してチャネル割当てを行うように構成されている移動通信システムである。すなわち、通信エリア毎にトラヒックのユーザ(移動機10)の利用態様が異なる場合があり、このようなトラヒック特性を加味してチャネル割当てを行っている。ここで、通信エリアとは、例えば、セル或いはセクタ等といったチャネル割り当てを行う通信可能領域の単位である。
【0051】
図6は、第2の実施の形態の移動通信システムの構成を示す。図6に示すように、移動通信システムでは、チャネル割当て装置30にエリア固有チャネル割当て管理装置50を備えている。
なお、移動通信システムでは、前記図1に示したように、移動局である移動機10が基地局15と無線による通信をすることができ、基地局15が無線制御装置20を介してネットワーク100に接続されている構成になっている。すなわち、移動機10が基地局15を介して無線制御装置20にチャネル割当て要求をして、当該無線制御装置20がチャネル割当て要求に応じて当該移動機10にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより基地局15と移動機10との間で通信を行うようになっている。また、移動機10、チャネル割当て管理部31及び空きチャネル管理データベース32の構成及びその動作については言及しない限り、前記第1の実施の形態の説明と同じである。
【0052】
エリア固有チャネル割当て管理装置50は、チャネル割当て要求の際に移動機10からチャネル割当て装置30に送信した希望品質情報と実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段であるエリア固有のチャネル割当て履歴保存部52に記録する情報管理装置、例えば情報管理サーバである。
具体的には、エリア固有チャネル割当て管理装置50は、エリア固有のチャネル割当て履歴管理部51及びエリア固有のチャネル割当て履歴保存部52を備えている。
【0053】
エリア固有チャネル割当て履歴保存部52には、移動機10が在圏するエリア固有のチャネル割当て履歴が格納されており、エリア固有チャネル割当て履歴管理部51は、このエリア固有チャネル割当て履歴保存部52に格納される情報を管理している。すなわち例えば、エリア固有チャネル割当て履歴管理部51は、チャネル割当て管理部31からの情報に基づいて、移動機10に割当てたチャネルをエリア固有チャネル割当て履歴保存部52に記録したり、或いはエリア固有チャネル割当て履歴保存部52に記録されている情報をチャネル割当て管理部31に送信したりする。
【0054】
エリア固有チャネル割当て履歴保存部52に格納される情報は、具体的には、移動機10が発呼した際に要求した割当て要求情報と、その割当て要求情報に対して実際に割当てたチャネルの割当て情報とからなる。ここで、要求情報は、品質、データ量等であり、前記希望品質情報が含まれている。また、割当て情報は、前記実品質情報であり、実際に割当てたチャネルのデータ転送速度等である。そして、この要求情報と割当て情報とは対応付けされて、履歴情報の形態としてユーザチャネル割当て履歴保存部42に記録されている。さらに、そのような履歴情報は、通信エリアに対応されて記録されている。すなわち、履歴情報は、エリア固有の情報として記録されている。
【0055】
図7は、移動機10に対するエリア固有のチャネル割当て履歴情報を示す。図7に示すように、履歴情報は、発呼日時、データ量、転送速度の項目のデータからなる。ここで、データ量は移動機10からの要求情報に含まれていた情報であり、データ転送速度はチャネル割当て装置30が実際に割当てたチャネルの品質を示す情報である。
エリア固有のチャネル割当て管理装置50は、以上のような要求情報と割当て情報とを対応付けした履歴情報を、エリア固有のチャネル割当て履歴情報としてチャネル割当て装置30に送信している。
【0056】
チャネル割当て装置30のチャネル割当て管理部31では、チャネル割当てをする際には、空きチャネル管理データベースに32に格納されている空きチャネル情報の他に、エリア固有のチャネル割当て管理装置50から送信されてくるエリア固有のチャネル割当て履歴情報をも参照してチャネル割当てを行っている。例えば、エリア固有のチャネル割当て履歴情報からは、そのエリアにおける移動機10の呼の発生頻度やその呼に対応してなされている割当て要求情報(例えば、データ量)がわかる。チャネル割当て管理部31は、そのようなエリア固有のチャネル割当て履歴の内容に基づいてチャネル割当てを行う。
【0057】
例えば、図7に示すような履歴情報の場合には、当該履歴情報に対応するエリアでは、呼の発生数が多く、送信データ量が平均10数kbyteであることがわかる。
このような履歴情報に基づいて、チャネル割当て管理部31は、該エリアにおける移動機10への割当てるチャネルの品質を決定している。例えば、データ転送速度の上限を128kbyteとして、当該移動機10に割当てるチャネルを決定する。
【0058】
図8は、この第2の実施の形態の移動通信システムにおけるチャネル割当て手順を示す。
この図8に示すように、先ず、ステップS11において、移動機10でチャネル割当て要求が発生する。
続くステップS12において、チャネル割当て管理部31は、エリア固有チャネル割当て管理装置50からの移動機10のエリア固有のチャネル割当て履歴情報が入力される。例えば、チャネル割当て管理部31は、エリア固有チャネル割当て管理装置50に履歴情報を要求し、エリア固有チャネル割当て管理装置50は、その要求に応じてエリア固有のチャネル割当て履歴情報をチャネル割当て管理部31に出力する。
【0059】
そして、ステップS13において、チャネル割当て管理部31は、エリア固有チャネル割当て履歴情報から、移動機10に割当てるチャネルの品質の上限を決定する。
続いて、ステップS14において、チャネル割当て管理部31は、その決定したチャネルの品質の上限と、空きチャネル管理データベース32の空きチャネル情報とに基づいて移動機10に割当てるチャネルを決定する。
【0060】
このようにして移動機10に割当てるチャネルを決定した後、ステップS15において、エリア固有ユーザチャネル履歴管理装置40では、そのように決定したチャネルの品質を、エリア固有のチャネル割当て履歴保存部52に履歴情報として記録する。
以上、本発明を適用した第2の実施の形態の移動通信システムについての説明である。
【0061】
前述したように、移動通信システムでは、移動機10に対応されるエリア固有のチャネル割当て履歴情報に基づいて、品質を制限してチャネル割当てを行っている。すなわち、移動機10からチャネル割当て要求があった当該通信エリアにおいて、当該移動機10のデータ量等の履歴情報に基づいて、移動機10が満足できるような十分な品質を上限値として得て、その上限値内を限度とした品質のチャネルを割当てている。
【0062】
これにより、移動機10の希望品質と割当てチャネルの品質の関係を当該移動通信システムのユーザ全体について一定にすることができ、全体的なユーザの満足度を向上させることができる。具体的には、通信に利用されるリソース(周波数等)が逼迫する場合があるが、このような場合でも、全体的なユーザの満足度を向上させることができる。また、このようにユーザが満足できる品質の上限値を定めることで、データ転送速度が必要以上に速くならないようなチャネル割当てがなされるようになるので、トラヒック全体の有効活用が図られるようになる。
【0063】
例えば、複数の通信エリアにおいて移動局が通信可能とされている移動通信システムでは、移動局の通信の利用形態が各通信エリアで異なる場合がある。すなわち、移動通信システムにおいて、エリア固有なものとしてトラフィック特性が発生している場合がある。例えば、ある通信エリアでは、一定のデータ量の通信しかなされなかったり、呼が頻繁になされるような場合である。このようなことから、第2の実施の形態の移動通信システムでは、エリア固有のトラヒック特性を考慮して、最適な品質を提供さえできればよい、という条件の下で、チャネルの割当てを行っている。これにより、トラヒック全体の有効活用を図り、その結果として、当該移動通信システムを利用しているユーザ全体の満足度を向上させることを実現している。
【0064】
次に、第3の実施の形態を説明する。この第3の実施の形態は、図9に示すように、前述の第1の実施の形態におけるチャネル割当て装置30が備えているユーザチャネル割当て管理装置40と第2の実施の形態にけるチャネル割当て装置30が備えているエリア固有チャネル割当て管理装置50との両方をチャネル割当て装置30が備えている移動通信システムである。すなわち、この第3の実施の形態の移動通信システムでは、チャネル割当て装置30は、空きチャネル情報の他に、ユーザチャネル割当て管理装置40が管理しているユーザチャネル割当て履歴情報と、エリア固有チャネル割当て管理装置50が管理しているエリア固有のチャネル割当て履歴情報とを加味して、チャネル割当てを行っている。
【0065】
これにより、過去のチャネル割当てにおいて、要求したデータ転送速度等の品質を得ることができなかったことが多かった場合に、今回のチャネル割当てでは優先的に要求する品質に近い或いはそれ以上の品質のチャネルを割当てること、さらには、エリア固有のトラヒック特性を考慮して品質の上限値を設けて、チャネルを割当てることを実現している。すなわち例えば、今回のチャネル割当てでは優先的に要求する品質に近い或いはそれ以上の品質のチャネルを割当てるような場合でも、エリア固有のトラヒック特性を考慮した品質を上限としてチャネル割当てを行っている。
【0066】
なお、この移動通信システムでは、前記図1に示したように、移動局である移動機10が基地局15と無線による通信をすることができ、基地局15が無線制御装置20を介してネットワーク100に接続されている構成になっている。
以上が本発明の実施の形態であるが、本発明は前述の実施の形態に適用されることに限定されるものではない。
すなわち、前述の実施の形態では、移動機10からチャネル割当て要求を受信したときに、履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、チャネル割当て要求とともに送信されてきた希望品質情報と割当てるべきチャネルの目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、目標品質のチャネルを割当てるようにした場合について説明した。しかし、これに限定されるものではない。
【0067】
例えば、履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、チャネル割当て要求とともに送信されてきた希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てようにしてもよい。すなわち、履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、今回送られてきた希望品質情報を基準において目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てるようにする。
また、前述の実施の形態では、移動通信システムがユーザチャネル割当て管理装置40又はエリア固有チャネル割当て管理装置50をチャネル割当て装置30に備えている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
【0068】
例えば、ユーザチャネル割当て管理装置40又はエリア固有チャネル割当て管理装置50を、移動機10が備えるようにしてもよく、すなわち、移動機10にユーザチャネル割当て管理装置40又はエリア固有チャネル割当て管理装置50と同等な機能を持たせるようにしてもよく、或いは情報管理サーバとして独立した形態として備えるようにしてもよい。
また、ユーザチャネル割当て管理装置40又はエリア固有チャネル割当て管理装置50を、これらチャネル割当て装置30や移動機10以外の装置に備えるようにしてもよい。
【0069】
また、ユーザチャネル割当て管理装置40又はエリア固有チャネル割当て管理装置50を独立した形態として備える場合やチャネル割当て装置30或いは無線制御装置20が備える場合に、ユーザチャネル割当て管理装置40又はエリア固有チャネル割当て管理装置50を備える場所は限定されるものではない。
また、前述の実施の形態では、チャネル割当てに履歴情報を参照しているが、その履歴情報については所定期間、例えば、最新の一定期間内のものであってもよい。
【0070】
また、前述の実施の形態では、図3及び図7に示したように、チャネル割当てに参照する情報がデータ量やデータ転送速度である場合について説明したが、品質を評価する他の情報をチャネル割当ての際に参照する情報としてもよい。例えば、音質、BLER(Block Error Rate)やSIR(信号電力対干渉電力比)等であってもよい。また、チャネルの品質として挙げたデータ転送速度等は、通信において使用者の満足度からみた指標ともいえるが、一般的な通信の品質を評価する情報ともいえる。よって、チャネルの品質については、使用者の満足度を示す指標を示す情報であることに限定されるものではなく、このように通信の品質を評価する情報等であってもよい。
【0071】
(通信チャネル割当方法)
以上説明した移動通信システムにおいては、以下のような通信チャネル割当方法が実現されている。
すなわち、移動通信システムでは、チャネル割当て要求の際に移動局からチャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対してチャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段に記録し、チャネル割当て装置では、移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、チャネル割当て要求とともに送信されてきた希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てている。
【0072】
また、移動通信システムでは、チャネル割当て要求の際に前記移動局からチャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対してチャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段に記録し、チャネル割当て装置では、移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、情報保持手段に記録されている履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、チャネル割当て要求とともに送信されてきた希望品質情報と割当てるべきチャネルの目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、目標品質のチャネルを割当てている。
【0073】
また、移動通信システムでは、チャネル割当て要求の際に移動局からチャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質と、このチャネル割当て要求に対してチャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを当該チャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として情報保持手段に記録し、チャネル割当て装置では、移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、情報保持手段に記録されている当該移動局の通信エリアに対応する履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てている。
【0074】
【発明の効果】
以上より、請求項1乃至15に記載の発明によれば、過去のチャネル割当てを参照して、今回のチャネル割当てを行うことで、ユーザの満足度を向上させることができる。
また、請求項17乃至25に記載の発明によれば、エリア固有のトラヒック特性を考慮して、最適な品質のチャネル割当てを行うことができる。
【0075】
また、請求項16及び26に記載の発明によれば、情報管理装置が、希望品質情報と実品質情報とを対応させて履歴情報として記録保持手段に記録しており、すなわち、情報管理装置は最適な品質のチャネルの割当てを可能にする情報を提供するものになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の移動通信システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の移動通信システムの詳細の構成を示すブロック図である。
【図3】前記第1の実施の形態の移動通信システムの説明に使用した情報を示す図である。
【図4】前記第1の実施の形態の移動通信システムにおけるチャネル割当て手順を示すフローチャートである。
【図5】前記移動通信システムの無線制御装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の移動通信システムの詳細の構成を示すブロック図である。
【図7】前記第2の実施の形態の移動通信システムの説明に使用した情報を示す図である。
【図8】前記第2の実施の形態の移動通信システムにおけるチャネル割当て手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態の移動通信システムの詳細の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 移動機
15 基地局
20 無線制御装置
30 チャネル割当て装置
31 チャネル割当て管理部
32 空きチャネル管理データベース
40 ユーザチャネル割当て管理装置
41 ユーザチャネル割当て履歴管理部
42 ユーザチャネル割当て履歴保存部
50 エリア固有チャネル割当て管理装置
51 エリア固有のチャネル割当て履歴管理部
52 エリア固有のチャネル割当て履歴保存部

Claims (26)

  1. 移動局がチャネル割当て装置にチャネル割当て要求をして、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより無線基地局と前記移動局との間で通信を行う移動通信システムであって、
    前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として記録する情報保持手段を有し、
    前記チャネル割当て装置は、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てること
    を特徴とする移動通信システム。
  2. 前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、当該履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報と前記目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、前記目標品質を決定することを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記情報保持手段は、前記チャネル割当て装置が備えており、
    前記チャネル割当て装置は、前記移動局からチャネル割当て要求とともに送信されてくる前記希望品質情報を前記情報保持手段に記録することを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  4. 前記情報保持手段は、前記移動局が備えており、
    前記移動局は、前記希望品質情報を前記チャネル割当て装置に送信するともに、前記情報保持手段に記録することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の移動通信システム。
  5. 前記所定値は、前記情報保持手段に記録されている他の移動局の履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和の平均値であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の移動通信システム。
  6. 前記品質は、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の移動通信システム。
  7. 移動局が無線基地局との間で通信を行うためのチャネル割当て要求を前記移動局が前記チャネル割当て装置にして、前記チャネル割当て装置が前記チャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てる通信チャネル割当方法において、
    前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段に記録し、
    前記チャネル割当て装置では、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てること
    を特徴とする通信チャネル割当方法。
  8. 前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、当該履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報と前記目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、前記目標品質を決定することを特徴とする請求項7記載の通信チャネル割当方法。
  9. 前記所定値は、前記情報保持手段に記録されている他の移動局の履歴情報の希望品質と実品質との差の総和の平均値であることを特徴とする請求項8に記載の通信チャネル割当方法。
  10. 前記品質は、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載の通信チャネル割当方法。
  11. 移動局が無線基地局との間で通信を行うための当該移動局からのチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てるチャネル割当て装置であって、
    前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局が送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して当該移動局が実際に割当てられたチャネルの品質を示す実品質情報とが対応されて記録されている履歴情報の前記希望品質情報と前記実品質情報とを参照して、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報に対する目標品質を決定して、この目標品質のチャネルを割当てること
    を特徴とするチャネル割当て装置。
  12. 前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照して、当該履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和に、前記チャネル割当て要求とともに送信されてきた前記希望品質情報と前記目標品質を示す目標品質情報との差を加えた値の平均値が所定値になるような、前記目標品質を決定することを特徴とする請求項11記載のチャネル割当て装置。
  13. 前記履歴情報を情報保持手段に保持していることを特徴とする請求項11又は12に記載のチャネル割当て装置。
  14. 前記所定値は、他の移動局の履歴情報の希望品質情報と実品質情報との差の総和の平均値であることを特徴とする請求項12又は13に記載のチャネル割当て装置。
  15. 前記品質は、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載のチャネル割当て装置。
  16. 移動局がチャネル割当て装置にチャネル割当て要求をして、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより無線基地局と前記移動局との間で通信を行う移動通信システムに備えられ、
    前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを対応させて履歴情報として情報保持手段に記録すること
    を特徴とする情報管理装置。
  17. 複数の通信エリアのそれぞれで移動局が無線基地局との間で通信可能とされており、前記移動局が前記チャネル割当て装置にチャネル割当て要求して、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより無線基地局と前記移動局との間で通信を行う移動通信システムにおいて、
    前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを当該チャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として記録する情報保持手段を有し、
    前記チャネル割当て装置は、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている当該移動局の通信エリアに対応する前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てること
    を特徴とする移動通信システム。
  18. 前記情報保持手段は、前記チャネル割当て装置が備えており、
    前記チャネル割当て装置は、前記移動局からチャネル割当て要求とともに送信されてくる前記希望品質情報を前記情報保持手段に記録することを特徴とする請求項17記載の移動通信システム。
  19. 前記情報保持手段は、前記移動局が備えており、
    前記移動局は、前記希望品質情報を前記チャネル割当て装置に送信するともに、前記情報保持手段に記録することを特徴とする請求項17記載の移動通信システム。
  20. 前記品質は、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴とする請求項17乃至19のいずれかに記載の移動通信システム。
  21. 複数の通信エリアのそれぞれで移動局が無線基地局との間で通信可能とされており、前記移動局が無線基地局との間で通信を行うためのチャネル割当て要求を前記移動局がチャネル割当て装置にして、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てる通信チャネル割当方法において、
    前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを当該チャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として情報保持手段に記録し、
    前記チャネル割当て装置では、前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記情報保持手段に記録されている当該移動局の通信エリアに対応する前記履歴情報の希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てること
    を特徴とする通信チャネル割当方法。
  22. 前記品質は、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴とする請求項21記載の通信チャネル割当方法。
  23. 移動局が無線基地局との間で通信を行うための当該移動局からのチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てるチャネル割当て装置であって、
    前記移動局からチャネル割当て要求を受信したときに、前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とが当該チャネルの通信エリアに対応されて記録されている履歴情報の前記移動局の通信エリアに対応する希望品質情報と実品質情報とを参照にして品質を制限して、チャネルを割当てること
    を特徴とするチャネル割当て装置。
  24. 前記履歴情報を情報保持手段に保持していることを特徴とする請求項23記載のチャネル割当て装置。
  25. 前記品質は、通信において使用者の満足度を示す指標となる情報であることを特徴とする請求項23又は24に記載のチャネル割当て装置。
  26. 複数の通信エリアのそれぞれで移動局が無線基地局との間で通信可能とされており、前記移動局が前記チャネル割当て装置にチャネル割当て要求して、前記チャネル割当て装置がチャネル割当て要求に応じて当該移動局にチャネルを割当てて、割当てたチャネルにより無線基地局と前記移動局との間で通信を行う移動通信システムに備えられ、
    前記チャネル割当て要求の際に前記移動局から前記チャネル割当て装置に送信した希望するチャネルの品質を示す希望品質情報と、このチャネル割当て要求に対して前記チャネル割当て装置が当該移動局に実際に割当てたチャネルの品質を示す実品質情報とを当該チャネルの通信エリアに対応させて履歴情報として情報保持手段に記録すること
    を特徴とする情報管理装置。
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