JP2020511099A - 広範囲に分散した無線ネットワークにおいて容量を適応的に追跡および割り当てるシステムおよび方法 - Google Patents

広範囲に分散した無線ネットワークにおいて容量を適応的に追跡および割り当てるシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

無線通信ネットワーク内の無線容量を追跡し、動的に割り当てるシステムが開示される。このシステムは、各ベースバンドプロセッサ内に展開されるベースバンドレベル容量プロセッサの層、各無線基地局内に展開されるクライアントレベル容量プロセッサの層、サーバーレベル容量プロセッサであって、そのそれぞれが無線基地局の一意のドメインを介して無線容量の割り当てを調整するサーバーレベル容量プロセッサの層、マスターレベル容量プロセッサ、の複数のプロセッサレベルを有する。無線容量は無線デバイスへのアクティブな接続の観点から割り当てられ、また、アクティブな接続は量子化され、論理接続または接続トークンとして割り当てられる。システムは、リソースが任意の特定の時間に最大の要求があるスポットや環境に割り当てられるよう、無線容量を動的に割り当てる。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システム基盤と、広範な地理的領域にわたる接続使用の変化を動的に考慮してそれに適応する無線ネットワークに対する無線通信デバイスの効率的な管理と、に関する。
関連技術
従来の無線通信システムは、規定の周波数および符号化方式で無線信号を生成する複数の基地局で形成され、該無線信号の到達範囲内(つまり、無線カバレッジエリア内)の無線通信デバイスが地上通信ネットワークと接続および通信することができ、他のデバイス、システム、コンピュータ、ネットワーク等との通信を可能にしている。これらの従来の無線通信システムはいくつかの点で非常に非効率的である。とりわけ基地局は、無線通信デバイスの最大同時発生数とそれらの接続に対応するよう個々に設計される。多くの場合、無線カバレッジエリアは同一の周波数帯域、また異なる周波数帯域で信号を生成する複数の基地局を含んで、そのような最大同時使用に対応している。しかしながら、同一の無線カバレッジエリアを取り扱う一方で、各基地局は固定の最大容量レベルを満たすように個々に設計されている。さらに、最大同時使用は多くの場合、特定の日または週の短い期間にだけ発生する。加えて、使用パターンは多くの場合、無線カバレッジエリアごとに大きく異なる。たとえば、商業ビジネス地区内のオフィスビル内の最大同時使用は午後2時に発生し得る一方、住宅地域内のアパート内の最大同時使用は午後8時に発生し得る。いずれの場合でも、システムが大部分の時間帯でピークレベルを大幅に下回って動作するとしても、それらのロケーションのそれぞれを取り扱う無線基地局は最大使用容量を取り扱うよう設計されている。その結果、固定最大容量レベルで個々に過剰に設計された基地局のネットワークとなって、それぞれの個々の基地局ならびに全体としての全無線通信システムに必要コストよりも大幅に高いコストをもたらす。
単一の建物等、特定のローカル無線カバレッジエリア内の基地局接続を最適化すると言われる特定のスモールセルベースバンドソリューションが存在する。しかしながら、これらのソリューションのいずれも、複数の異なる地理的に分散した無線カバレッジエリアまたはロケーションを取り扱う多くの基地局にわたる同時接続のバランスを取ることができない。
ソリューションのベースバンドプロセッサ部分が、フロントホールと呼ばれるネットワークによってソリューションの無線機部分から物理的に分離されるように構成された他のソリューションが存在する。これらの場合、ベースバンドプロセッサは複数の無線機への物理インターフェース接続(典型的には6つの物理接続)を有する物理的な組み込みハードウェアデバイスである。いくつかの場合では、無線機を「デイジーチェーン接続」して、ベースバンドプロセッサデバイスごとに6の倍数(たとえば、12(6x2)、18(6x3)、24(6x24))の無線機を支持することができる。この場合、単一の物理ベースバンドプロセッサデバイスは、専用の物理フロントホール接続(典型的には光ファイバ媒体)を介して、物理的に他の場所にある無線機に接続することができる。各組み込みベースバンドプロセッサは、複数の同時デバイス接続(たとえば、2000個のデバイス接続)を支持することができ、それにより実際の接続は無線機が配置されているさまざまな物理サイトに分散され得る。さらに、いくつかのソリューションは複数のベースバンドプロセッサデバイス(通常2つ)が共通の機器シャーシまたはサブラック内にプールされることを可能にする。関連する標準仕様により義務付けられる、非常にリジッドかつ短いレイテンシ要件により、そのようなフロントホールソリューションにより対応できる地理的距離は数キロメートルに制限される。
これらのソリューションの欠陥には以下が含まれる。第1に、これらの既知のソリューションは同一の物理的な拠点に配置された固定数および有限数の物理的な組み込みベースバンドプロセッサ間での共有容量に限定される。第二に、共有容量は数千のデバイス接続に制限される。
その他の既知の技術は、Voice over IP(VoIP)ネットワークのオーバーサブスクリプションを防ぐよう設計されたコールアドミッション制御(CAC)システム、またはオーバーサブスクリプションがシステムのユーザーに関し全体的なパフォーマンスを低下させる可能性がある他の「リアルタイム」通信ソリューションを含む。電子メールサーバーへの接続等、レイテンシに対して非常に寛容なデータトラフィックとは対照的に、そのようなリアルタイムのメディアトラフィックは、ネットワークレイテンシや輻輳の影響を非常に受けやすい。これらのCACソリューションは、呼び出しまたは接続のセットアップフェーズで使用されるため、輻輳状態が発生すると予想される場合に接続が防止されるような、予防的な輻輳制御プロシージャーと見なされる可能性がある。典型的には、CACプロシージャーは比較的長い応答サイクル内で完了されることができ、これは100ミリ秒またはそれ以上にもなり得る。
CACソリューションの欠陥は以下を含む。上記のように、CACソリューションはアクセス時に接続要求を評価し、その時点でのサービス条件に基づいてアクセスを許可または拒否する。これらのアドミッション要求はさまざまなネットワーク条件により、完了するのに比較的長い時間、たとえば100ミリ秒以上かかる場合がある。たとえば、コールアドミッション制御「サービス」は、ネットワークアクセスコンポーネントと物理的に同じ場所に配置されないかもしれないが、IPネットワーク等の共有ネットワークを介して到達可能である。Voice over IP等の非同期ソリューションは、そのような長時間の要求を簡単に許容できる。しかしながら、このアプローチは接続動作が短いミリ秒およびマイクロ秒で測定される厳格なタイミング制約を有するワイヤレスモバイル通信には適していない。
したがって、広範な地域にわたって分散され得る基地局のネットワークによって取り扱われる、無線デバイス接続の最大同時要求における時間的および地理的変動に効率的に対応できる、無線ネットワーク用システムが必要とされる。当該システムは、無線通信システムの無線通信デバイスへの実際のシステム全体の同時接続をより正確に測定および計算する一方、高度な無線通信規格の非常に厳しいレイテンシ制約に準拠する必要がある。同時接続容量のバランスを取り、また再度バランスを取り、無線通信システムの最適かつ効率的な使用を保証するシステムがさらに必要とされる。
本発明の一態様は、無線通信ネットワークにおいて容量を割り当てるシステムを含む。当該システムは、それぞれが対応するベースバンドプロセッサに接続された複数のベースバンドレベル容量プロセッサであって、複数のベースバンドレベル容量プロセッサのそれぞれは、アクティブに接続された無線デバイスの数と、非アクティブに接続された無線デバイスとの数とを決定し、ベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを保持し、少なくとも1つの要求元無線デバイスからのアクティブな接続の要求に応答する、複数のベースバンドレベル容量プロセッサを備える。当該システムはさらに、それぞれが無線基地局に対応し、それぞれが複数のベースバンド容量プロセッサ内のベースバンドレベル容量プロセッサの別個のサブセットに結合される、複数のクライアントレベル容量プロセッサであって、複数のクライアントレベル容量プロセッサのそれぞれがアクティブな接続予約を保持し、その対応するベースバンドレベル容量プロセッサのそれぞれにベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを提供し、クライアントレベル先読み機能を実行してアクティブな接続への将来の要求を決定し、その対応するベースバンドレベル容量プロセッサからのベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、複数のクライアントレベル容量プロセッサを備える。
本発明のさらなる一態様では、システムは、それぞれが複数のクライアントレベル容量プロセッサ内のクライアントレベル容量プロセッサの別個のサブセットに接続された複数のサーバーレベル容量プロセッサであって、各サーバーレベル容量プロセッサがアクティブ接続アクセスプールを保持し、サーバーレベル先読み機能を実行し、その対応するクライアントレベル容量プロセッサからのクライアントレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、複数のサーバーレベル容量プロセッサと、複数のサーバーレベル容量プロセッサに接続されたマスターレベル容量プロセッサであって、マスターレベル容量プロセッサがマスターアクティブ接続アクセスプールを保持し、マスターレベル先読み機能を実行し、複数のサーバーレベル容量プロセッサのそれぞれからのサーバーレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、マスターレベル容量プロセッサとをさらに備える。
本発明の他の態様は、無線通信システムにおいて接続容量を動的に割り当てる方法を含む。当該方法は、より低い処理レベルで、ベースバンドプロセッサに接続された、アクティブに接続された無線デバイスの数と非アクティブに接続された無線デバイスの数とを決定するステップと、先読み機能を実行して、アクティブな接続の将来のニーズを決定するステップと、アクティブに接続された無線デバイスの数およびアクティブな接続の将来のニーズを、アクティブな接続の割り当てと比較するステップと、当該比較するステップがアクティブな接続の割り当てにおけるアクティブな接続の不十分な数を示す場合、上位の処理層から追加のアクティブな接続の割り当ての要求を送信するステップと、当該比較のステップがアクティブな接続の割り当てにおけるアクティブな接続の余剰を示す場合、アクティブな接続の余剰を上位処理層に解放するステップとを備える。
図1は、本開示による例示的な無線通信システムを示す。 図2Aは、本開示による例示的な無線基地局を示す。 図2Bは、本開示による接続測定モジュールによって実行される例示的なプロセスを示す。 図3Aは、本開示によるベースバンドレベル容量プロセッサによって実行される例示的なベースバンド初期化プロセスを示す。図3Bは、本開示による接続制御モジュールによって実行される接続要求に応答する例示的なプロセスを示す。図3Cは、接続制御モジュールによって実行される例示的な定期アップデートプロセスを示す。図3Dは、クライアントレベル容量プロセッサによって実行される例示的なプロセスを示し、これによりクライアントレベル容量プロセッサがベースバンドレベル容量プロセッサからの要求に応答する。 図4は、サーバーレベル容量プロセッサによって実行される例示的なプロセスを示し、これによりサーバーレベル容量プロセッサがクライアントレベル容量プロセッサとマスターレベル容量プロセッサと対話する。 図5は、マスターレベル容量プロセッサによって実行される例示的なプロセスを示し、これによりマスターレベル容量プロセッサがワイヤレス容量をその対応するサーバーレベル容量プロセッサに適応的に割り当てる。 図6は、図5のプロセスの動作の仮想的なタイムラインを示す。
無線通信システム基盤に統合され得る適応接続制御システム(ACCS)が開示され
る。ACCSは、少なくとも次の4層のサブシステムの階層構造を有する。
−広範な地理的領域にわたって分散した複数の無線基地局の特定の無線基地局内の複数のベースバンドレベル容量プロセッサ
−複数のクライアントレベル容量プロセッサ(「ACCSクライアント」とも呼ばれる)であって、そのそれぞれが特定の無線基地局に統合されることができ、それにより各クライアントレベル容量プロセッサが、特定の無線基地局内のベースバンドレベル容量プロセッサ上にあり、また特定の無線基地局内のベースバンドレベル容量プロセッサに結合される、複数のクライアントレベル容量プロセッサ
−複数のサーバーレベル容量プロセッサ(「ACCSサーバー」とも呼ばれる)であって、そのそれぞれが特定の複数のクライアントレベル容量プロセッサ上にあり、また特定の複数のクライアントレベル容量プロセッサに結合される、複数のサーバーレベル容量プロセッサ
−マスターレベル容量プロセッサ(「ACCSマスター」とも呼ばれる)であって、サーバーレベル容量プロセッサ上にあり、またサーバーレベル容量プロセッサに結合され、かつ、サーバーレベル容量プロセッサとクライアントレベル容量プロセッサとのニーズに応答し、またサーバーレベル容量プロセッサとクライアントレベル容量プロセッサとの動作を調整する、マスターレベル容量プロセッサ
サーバーレベル容量プロセッサとマスターレベル容量プロセッサとは、無線ネットワークオペレータの地上ネットワーク内に展開することも、クラウドコンピューティング環境内に展開することもできる。
開示されているACCSは、無線通信基盤の物理的容量と無線通信システムの論理的容量とを区別立てをする。従来のシステムではこれらは一つの同一のものであり、それにより無線通信基盤についてはすべての無線基地局が最大容量に合わせて設計される必要があり、したがって過剰設計される。無線ネットワークオペレータは、使用されているか否かに関わらず、その余分な容量について料金を支払わなければならない。論理的容量から物理的容量が分断されているので、無線ネットワークオペレータは使用中の論理的容量に対してのみ料金を支払う必要がある。さらに、論理的容量の地理的分布は経時的に著しく、かつ動的に変化し得る。
ACCSは、実世界のユーザーアクティビティまたは無線ネットワークの使用を反映する接続を識別する。これは、無線通信の性質が広範囲かつ揮発性であるため重要である。例えば音声通話はテキストメッセージ交換とは非常に異なるネットワーク負荷をかけるが、これは添付ファイル付きの電子メールとは異なるものである。ビデオストリーミングは、対話式の双方向ビデオ等とは異なる。さらに、デバイスは、新しいソーシャルメディアの投稿についてのメッセージ回数の更新、またはクラウドストレージサイトへのファイルバックアップ等、ユーザーに知られない「バックグラウンド」通信を継続的に送受信する。その結果、ユーザーが開始した通信またはユーザーが関与した通信が存在しない場合でも、無線デバイスがネットワークに「接続」されることが一般的である。
また、モノのインターネットと機器対機器通信との出現により、接続はしばしば、持続時間に関しては短く、伝達される情報に関しては小さいものとなっている。デバイスのタイプを特定し、それらのネットワーク容量への影響を特徴付けることが非常に望ましい。
ACCSは、所定数の接続トークンのアクセスプールを保持することにより、無線ネットワーク全体に無線接続容量を動的に割り当てる。本明細書で使用されるように、接続トークンは、無線基地局と特定の無線デバイスとの間の単一のアクティブな接続の論理的表現である。接続トークンは、単一UEについて、1つ以上のベアラ(たとえば、1つ以上の集約されたキャリアを介する)の単一のアクティブな接続に必要な無線リソースの数(たとえば、ダウンリンク共通チャネル(DL−SCH)/コントロールチャネル(CCH)またはアップリンク共通チャネル(UL−SCH)/コントロールチャネル(CCH)トランスポートブロックビット数等)を表すことができる。したがって、たとえば、(その対応するベースバンドレベル容量プロセッサを介する)特定のベースバンドプロセッサは、接続トークンで量子化され、適宜に管理される特定の無線容量を有する。接続トークンの論理的表現は、無線容量の増減に応じて、接続トークンの数の変化に応じてカウントされる(インクリメントおよびデクリメントされる)単一の値としてメモリ内に実装され得る。たとえば、ACCSはそのマスターアクセスプール内に、それが(各サーバーレベル容量プロセッサとクライアントレベル容量プロセッサを介して)その個別のベースバンドレベル容量プロセッサに割り当てる、接続トークンの特定の割り当てを有する。各新しい無線デバイスが各ベースバンドプロセッサに接続されると、その対応するベースバンドレベル容量プロセッサに割り当てられた接続トークンの数が1つデクリメントされる。接続が終了すると、接続はベースバンドプロセッサの対応するベースバンドレベル容量プロセッサに再び解放され、接続トークン数が再インクリメントされる。これは、スマートフォン、タブレット、車両、または固定されているか静止しているIoTアプライアンス(例えば、ガスメーター、水バルブ、パーキングメーター、建物のセキュリティシステム等)等の無線デバイスのタイプに関係なく実行され得る。さらに、アクセスプールは3GPPで定義されたデバイスカテゴリー(Cat0−8、Cat Mなど)等の各異なるデバイスカテゴリーについて接続トークンの特定の割り当てを有することができる。代替的には、接続トークンは、デバイスカテゴリー等に関する情報を含むソフトウェアオブジェクトまたはデータオブジェクトとして実装され得る。本明細書で使用されるように、「割り当て」とは、特定のベースバンドレベル容量プロセッサ、クライアントレベル容量プロセッサ、またはサーバーレベル容量プロセッサに割り当てられ、またはこれらに送信され、また保持される、接続トークンの集合を指す。
例示的な動作の下では、各ベースバンドレベル容量プロセッサは、対応するベースバンドプロセッサが現在アクティブに接続されている無線デバイスの数、接続されてはいるが非アクティブ状態である無線デバイスの数、および現在割り当てられている接続トークンの数との経過を追跡する。
ACCSの各コンポーネント(ベースバンドレベル容量プロセッサ、クライアントレベル容量プロセッサ、サーバーレベル容量プロセッサ、およびマスターレベル容量プロセッサ)は、「先読み」機能を実行して今度の要求を見込むことができる。その際、各コンポーネントは、システムのそのレベルにとって範囲と時間とが適切なそれ自体のローカル先読み機能を実行する。
さらに、現代の電気通信規格の厳しいレイテンシ要件を満たすために、追加の接続要求に対する応答性と、各先読み機能のタイムホライズンとは、システムの各層によって異なる。換言すると、ベースバンドプロセッサレベルでは、UE接続要求への応答は即座に行われなければならず、また、接続トークンの任意の追加の割り当ては非常に素早いものでなければならない。反対に、サーバーレベル容量プロセッサレベルとマスターレベル容量プロセッサレベルとの間のトランザクションは、たとえば15分間隔等、より遅いペースで行われ得る。したがって、サーバーレベル容量プロセッサレベルとマスターレベル容量プロセッサレベルとでは、予測の精度が非常に重要であるが、レイテンシは最重要事項ではない。
現在および/または見込まれる接続要求を考慮すると、各クライアントレベル容量プロセッサは、その対応するサーバーレベル容量プロセッサに追加の接続トークンの形で追加の無線容量を割り当て要求することができる。そして、サーバーレベル容量プロセッサはこの要求に応答し、サーバーレベル容量プロセッサ内に実装されたロジック(それ自体の割り当てとその構成されたポリシールールとのステータスを含む)に応じて、そのアクティブな接続のアクセスプールから追加の接続トークンを割り当てることができる。その際、サーバーレベル容量プロセッサは、追加の割り当て要求に応じて、(1)完全な割り当て要求の許可、(2)部分的な割り当て要求の許可、または(3)割り当て要求の拒否、のいずれかの動作を行い得る。すべての場合において、サーバーレベル容量プロセッサはデバイス接続を説明およびレポートし、使用状況の分析を促進する。そして、クライアントレベル容量プロセッサは、それ自体のアクティブな接続アクセスプールと、そのベースバンドレベル容量プロセッサのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てとの間でその割り当てのバランスを取り、それ自体の先読み機能を実行して将来の要求を見込む。
指定された間隔で、かつ変動する接続条件に基づいて、各クライアントレベル容量プロセッサはそのサーバーレベル容量プロセッサから追加のアクティブな接続の割り当てを要求し得る。同様に、経時的に、各クライアントレベル容量プロセッサはまた、そのアクティブな接続予約からアクティブな接続トークンを解放し、それによってその対応するサーバーレベル容量プロセッサのアクティブな接続アクセスプールに接続トークンを返す。このプロセスを通じて、サーバーレベル容量プロセッサは、そのアクティブな接続アクセスプールからそれが割り当てたそのクライアントレベル容量プロセッサのそれぞれに許可された接続トークン数、ならびに、その接続アクセスプールの容量を超える接続トークンへの未解決要求を説明する。
マスターレベル容量プロセッサは、(クライアントレベル容量プロセッサとサーバーレベル容量プロセッサとから上方にレポートされたデータ、ならびにそれ自体の内部先読み機能に基づく)無線ネットワーク全体の現在および将来の要求のその認識、ならびにマスターレベル容量プロセッサ内に構成されたポリシーに基づき、接続トークンの割り当てを調整する。さらに、マスターレベル容量プロセッサは、そのクライアントレベル容量プロセッサに(その対応するサーバーレベル容量プロセッサを介して)、特定の無線デバイスへの低優先度のアクティブな接続を選択的に終了するよう指示することができる。
マスターレベル容量プロセッサは、そのサーバーレベル容量プロセッサのアクティブな接続アクセスプールに関連付けられた多くの物理的な拠点にわたる実際の最大同時接続を経時的に測定し、また、各サーバーレベル容量プロセッサに必要な調整を特定して、経時的に変化する(上昇または下降する)実際の使用量に対応する。各サーバーレベル容量プロセッサは、その関連付けられたクライアントレベル容量プロセッサからそれが受信するレポートに基づいて、同様の分析を実行し得る。したがって、サーバーレベル容量プロセッサとクライアントレベル容量プロセッサとはそれぞれ、接続トークンがどのように要求され、また許可されるかを最適化する適応特性を有することができる。
さらに、クライアントレベル容量プロセッサとサーバーレベル容量プロセッサとによって実装されるレポート機構であって、それによりそれぞれがそのアクティビティと、要求がその割り当てを超えたイベントとを上方にレポートするレポート機構を通して、マスターレベル容量プロセッサは無線ネットワーク全体の接続トークンの過不足に関する履歴データを保持する。これを考慮すると、ここで開示されるACCSはネットワークオペレータ用の新しいビネスモデルを可能にする技術的解決策であり、それによりネットワークオペレータは基盤プロバイダーまたは中立ホストから必要な容量のみを購入する。要求が増加または減少するにつれ、ネットワークオペレータは追加の接続トークンを取得するオプションを有する。さらに、ネットワーク基盤プロバイダーと中立ホストとは、要求に応じてそれらの展開されたネットワークを拡大することができ、非常にまれにしか発生しない最大需要を満たすように設計された過剰に設計された無線基地局の展開に起因する「ストランデッドキャパシティ」の問題を軽減する。
ACCSは柔軟なポリシー定義されたアクセス強制を支援し、それにより新たな接続が特定の割り当てを超えた場合にさまざまなポリシーと動作とがプログラムに基づいて適用され得る。例えば、追加の接続への請求等のイベント後の行動を容易にするために、過剰な接続をもたらす接続が拒否され、または許可されて説明され得る。1つの分散無線システム内に存在するさまざまなプールに、さまざまな強制動作が指定されることが可能である。
図1は、分散無線ネットワークへと統合された例示的な適応接続制御システム(ACCS)100を示す。無線システムは複数の無線基地局110を含み、そのそれぞれは複数の分散アンテナシステム(DAS)120に結合され、それにより各DAS120はフロントホールネットワーク121を介して無線基地局110と通信するマスターユニット125を有することができる。各マスターユニット125は分配ネットワーク123を介して複数の遠隔ユニット127に接続され得る。各遠隔ユニット127は、1つ以上のRFケーブルを介して少なくとも1つのアンテナ128に接続される無線トランシーバを含むことができ、それを介して当該無線トランシーバは範囲内無線デバイス160と通信することができる。範囲内無線デバイス160には、複数のアクティブな無線デバイス161と、別個の複数の非アクティブな無線デバイス165と、複数の本無線デバイス166とがある。
各無線基地局110は、インターフェース115を介して複数のDASマスターユニット125に結合された複数のベースバンドプロセッサ112を有する。インターフェース115は、コモン・パブリック・ラジオ・インタ−フェース(CPRI)、またはアップリンクとダウンリンクとの両方についてのデジタルベースバンド信号の通信用のインターネットプロトコル(IP)等のパケット化されたデジタルプロトコルを採用することができる。例示的な実施形態では、各無線基地局110はLTEのeNodeBであり、複数のベースバンドプロセッサ112のそれぞれは、個々の帯域について、4つのプロトコルスタック層(PHY、MAC、RLC、およびPDCP)を実装する。ベースバンドプロセッサ112は、専用の組み込みハードウェアで実装されることができ、または仮想ベースバンドプロセッサとしてソフトウェアで実装されてもよいことが理解されるであろう。無線基地局110は、IPネットワーク145内に無線プロバイダー地上ネットワーク147と通信するバックホールバス134をさらに含む。例示的なLTE実装では、バックホールバス134はS1インターフェースである。
アンテナ128から無線基地局110を通る無線ネットワークの要素は、無線アクセスネットワーク(RAN)105と総称され得る。
RAN105の典型的な動作は次のとおりである。
<アップリンク>
1つ以上のアンテナ128が、特定のアクティブな無線デバイス161からRF電磁信号を受信する。遠隔ユニット127は、アンテナの範囲内のRF環境全体とともに、アンテナ128からの信号を受信する。遠隔ユニット127は、以下の機能を実行する。まず、遠隔ユニット127はさらなる処理のために受信したRF信号全体を増幅し、次に、遠隔ユニット127はRF信号を光信号に変調し、光ファイバ分配バス123を介して送信する。DASマスターユニット125は、光ファイバ分配バス123回線を介して送信されるRF変調光信号を受信し、光信号を復調して異なるRFコンポーネント信号帯域を抽出および分離し、RFコンポーネント信号帯域のそれぞれにデジタル減衰を適用し、RFコンポーネント信号帯域のそれぞれを個別に増幅し、RFコンポーネント信号帯域のそれぞれについてダウンコンバージョンを実行して、それらをアナログベースバンド信号へ変換し、アナログベースバンド信号のそれぞれをデジタル化し、次に、デジタル化されたベースバンド信号をインターネットプロトコル(IP)等のパケットベースのプロトコルを介した送信用にパケット化するか、またはコモン・パブリック・ラジオ・インターフェース(CPRI)プロトコルに従った送信用にデータをシリアル化する。他のタイプの送信が可能であり、本発明の範囲内であることが理解されるであろう。次に、DASマスターユニット125は、デジタル化されたベースバンド信号をフロントホールネットワーク121を介して無線基地局110に送信する。フロントホールネットワーク121は、イーサネットケーブル、光ファイバ回線、または無線伝送媒体を使用して実装され得る。
無線基地局110はアップリンクデジタルベースバンド信号を受信し、帯域固有のデータをその対応するベースバンドプロセッサ112に送信する。前述のように、各ベースバンドプロセッサ112は、4つのLTEプロトコルスタック層(PHY、MAC、RLC、PDCP)を実装することにより、各帯域についてのデジタル化ベースバンド信号を処理してユーザーデータと制御データとを生成する。次に無線基地局110は、得られたユーザーデータと制御データとを無線プロバイダー地上ネットワーク147内の発展型パケットコア(EPC)(図示せず)に送信する。
<ダウンリンク>
これはアップリンクの逆方向のものに似ているが、いくつかの違いを有する。最初に、LTEは、アップリンクとダウンリンクとの間の変調および処理における違いを特定する。これは、LTE実装の知識がある者に理解されよう。二番目に、マスターユニット125と遠隔ユニット127とはダウンリンク信号を別々に処理する。例えば、マスターユニット125は、(各ベースバンドプロセッサからの)帯域固有のRF信号のそれぞれを単一のRF信号へと合成し、それを光ファイバによって遠隔ユニット127に送信する。さらに、遠隔ユニット127は光信号をRFに変換し、合成されたRF信号を増幅してそれに接続された各アンテナ128に電力を供給する。これらの違いが開示された発明の特性を変えるものではないこと、また、これらの違いをさらに詳述する必要がないことは容易に理解されるであろう。
これらのプロセスを通じて、RAN105が数千のモバイルデバイスに接続され得る。これらの接続は、アクティブな無線デバイス161はLTE RRC接続状態にあり、ユーザープレーン情報を送信および/または受信している形式、非アクティブな無線デバイス165はLTE RRC接続状態にあるが、現在ユーザープレーン情報を送信または受信していない形式、本無線デバイス166はLTE RRCアイドル状態にあり、カバレッジエリア内に位置しているが、現在無線基地局110に接続されていない形式、の3つの形式のいずれかをとる。
例示的な無線システムは、DASベースのRANで説明したが、ACCS100が、様々な無線システムであって、1つ以上の無線基地局110が従来の無線遠隔ユニットを介して1つ以上のセルラーマクロアンテナに直接結合される変更を含む無線システムのいずれかに統合されることができること、また、ACCS100が、DASサブシステム、マクロセル基地局、スモールセル基地局、および/または任意の追加の無線通信テクノロジーの組み合わせを含むことができることは容易に理解されるであろう。
図1に戻ると、ACCS100は、様々なレベルで無線システムに統合されるコンポーネント:各ベースバンドプロセッサ112に結合されたベースバンドレベル容量プロセッサ;特定の無線基地局110内の各ベースバンドレベル容量プロセッサに結合されたクライアントレベル容量プロセッサ130;そのそれぞれが別個の複数のクライアントレベル容量プロセッサ130に結合された、複数のサーバーレベル容量プロセッサ140;複数のサーバーレベル容量プロセッサ140のそれぞれに結合されたマスターレベル容量プロセッサ150を含む。
各無線基地局110は、クライアントレベル容量プロセッサ(ACCSクライアント)130を含む。先に述べたように、クライアントレベル容量プロセッサ130は各ベースバンドプロセッサ112内のベースバンドレベル容量プロセッサと対話して無線容量の使用状況を追跡し、また、サーバーレベル容量プロセッサ140と対話する。クライアントレベル容量プロセッサ130の機能は、以下でさらに詳細に説明される。図示されたように、各クライアントレベル容量プロセッサ130は、接続133を介してサーバーレベル容量プロセッサ140に接続される。
無線システム100の要素は、以下により詳細に説明される。
<ベースバンドレベル容量プロセッサ>
図2Aは、無線基地局110内のさらなる詳細を示す。図示されるように、各ベースバンドプロセッサ112は、プロトコルスタックの実装210を有し、これは無線基地局110によって使用されるLTE帯域の中の個々の帯域用の4つのプロトコルスタック層(PHY、MAC、RLC、およびPDCP)を実装するソフトウェアのインスタンス化であり得る。この場合、プロトコルスタック210用のソフトウェアは、無線基地局110内の機械可読メモリ内で命令として符号化され、その中のハードウェア上で実行され得る。ベースバンドプロセッサ112は、ベースバンドレベル容量プロセッサ200をさらに備える。ベースバンドレベル容量プロセッサ200は、接続測定モジュール215、構成およびポリシーモジュール220、接続制御モジュール225、および先読みモジュール230の4つのソフトウェアモジュールを有する。ベースバンドレベル容量プロセッサ200は、API205を介してクライアントレベル容量プロセッサ130と通信する。
接続測定モジュール215は、命令を実行して範囲内無線デバイス160の中のアクティブな無線デバイス161と非アクティブな無線デバイス165との数を決定する。範囲内無線デバイス160は、任意の時点で様々な通信状態にあり得る。例えば、これらのデバイスのいくつかはアイドル状態または非アクティブ状態であることができ、いくつかはアクティブに情報を送信していることができ、当該送信の特性は情報の量または送信速度等の観点から対称または非対称であることができる。接続測定モジュール215は、無線通信デバイスがアクティブに接続されているか否かに関係なく、ネットワーク上の容量を「使用」している無線通信デバイスと、そうでない無線通信デバイスとを区別する。これを行うため、接続測定モジュール215は無線基地局110によって取り扱われる範囲内無線デバイス160のそれぞれの通信状態を識別する。
以下は例示的なロジックであり、これにより接続測定モジュール215が各ベースバンドプロセッサ112内で表される各デバイスベアラについての無線リソース制御(RRC)状態と拡張無線アクセスベアラ(E−RAB)状態とを取得する。RRCおよびE−RABパラメータは3GPP KPIであり、識別可能であり、ベースバンドプロセッサ112を作動させる無線基地局110が利用可能である。E−RABパラメータを使用して、接続測定モジュール215が命令を実行して、Tx/Rxバッファ状態および/または各対応するデバイスベアラについてのタイマー状態を得る。この情報を使用して、接続測定モジュール215が次のロジックを使用して特定のデバイスベアラをアクティブまたは非アクティブであるとして識別する。
3GPP TS32.425ごとのアクティブなE−RABは、次のように定義され得る。
―DLまたはUL内にキューに入れられたユーザーデータがある場合、バーストフローを有するE−RABは活動状態とみなされる。
・本明細書で使用されるように、「バーストフロー」とは、非GBR(保証ビットレート)QCIを有するE−RABを意味する。
―連続フローを有するE−RABは常に活動状態とみなされる。
・本明細書で使用されるように、「連続フロー」とは、GBR QCIを有するE−RABを意味する。
Figure 2020511099
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接続測定モジュール215は、それに割り当てられたメモリ範囲を有し、これを用いてアクティブな無線デバイス161と非アクティブな無線デバイス165とのそれぞれの状態に対応するデータのテーブルを、接続のタイプに関するアクティブなデバイスと非アクティブなデバイスとに対応する追加情報とともに、登録する。
図2Bは、本開示による上記の論理テーブルを実装する際に接続測定モジュール215によって実行される例示的なプロセス250を示す。ステップ252で、接続測定モジュール215は命令を実行して、各範囲内無線デバイス160についてのRRC状態とE−RAB状態とを抽出する。この情報を使って、接続測定モジュール215は各範囲内無線デバイス160についてプロセス250の残りのステップを実行する。
ステップ252およびステップ254で、接続測定モジュール215は、問題の無線デバイスのRRC状態を調査する。RRC状態がアイドル状態の場合は、その無線デバイスへの接続は無いこととなる。状態が接続状態の場合、プロセス250はステップ256に進み、ここで接続測定モジュール215は無線デバイスのE−RABパラメータの状態を調査する。状態が保証ビットレートQoSクラス識別子(GBR QCI)を示す場合、接続測定モジュール215は、このデバイスがアクティブな接続を有する(すなわち、アクティブな無線デバイス161)と分類する。しかしながら、E−RAB状態が非保証ビットレートQCIを示す場合はデバイスがアクティブな接続を有する可能性があるが、追加情報が必要である。この場合、プロセス250はステップ258に進む。
ステップ258で、接続測定モジュール215は命令を実行して、プロトコルスタック210のPDCP、RLC、またはMACサブ層内のこのデバイスについてバッファリングされたダウンリンクデータがあるか決定をする。ダウンリンクデータがあれば、デバイスはアクティブな無線デバイス161として識別される。ダウンリンクデータが無い場合、プロセス250はステップ260に進み、ここで接続測定モジュール215はプロトコルスタック210が特定の無線デバイスからGBR QCIを有しないEーRAB用の任意の論理チャネルについて非ゼロのバッファステータスを受信したかを決定する。非ゼロのバッファステータスを受信した場合、デバイスはアクティブな無線デバイス161として識別される。非ゼロのバッファステータスを受信していない場合、プロセス250はステップ262に進み、ここで接続測定モジュール215は特定の無線デバイスについてRLCリオーダリングタイマー(t−リオーダリング。3GPP TS 36.322を参照)が作動しているかを決定する。作動している場合、デバイスはアクティブな無線デバイス161として識別される。作動していない場合、プロセス250はステップ264に進む。
ステップ264で、接続測定モジュール215は命令を実行して、制御プレーンCIoT EPS(セルラーIoTの発展型パケットシステム)最適化が特定の無線デバイスに関連して使用されているかを決定する。これは、特定の無線デバイスがユーザーデータ無線ベアラの代わりにシグナリング無線ベアラを使用してデータを送信しているIoT UEであるかをテストするために行う。このメカニズムは、たまの小さなデータパケットを送受信するIoTデバイスによって使用され得る。しかしながら、この情報だけでは不十分であるため、プロセス250は特定の無線デバイスがそのシグナリング無線ベアラ(ERB)のいずれかにおいて任意の保留中のデータを有するかをまた決定するさらなるステップ(ステップ266)を含む。これらの条件の両方が真である場合、特定の無線デバイスはアクティブな無線デバイス161であるIoTデバイスである。
ステップ258〜ステップ266の論理条件のいずれも真でない場合、特定の無線デバイスは、非アクティブな接続を有する(すなわち、非アクティブな無線デバイス165)と識別される。特定の無線デバイスが「接続」されている(RRCが接続状態にある)場合でも、測定時に、それは無線ネットワーク100のリソースを消費していない。
ステップ256に戻ると、特定の範囲内無線デバイス160についてのE−RAB状態が、確立されたE−RABが存在しないようなものである場合、プロセス250はステップ268に進み、ここで接続測定モジュール215がステップ264と同様の命令を実行する。しかしながら、特定の無線デバイスが確立されたE−RABを有しないが、CIoT EPS最適化が使用されている場合、および(ステップ270において)シグナリング無線ベアラ(ERB)のいずれかにおいて保留中のデータがある場合は、デバイスがIoTアクティブな無線デバイス161であるという点で、論理結果は異なる。そうでない場合、デバイスはIoT非アクティブな無線デバイス165である。
したがって、プロセス250を介して、ベースバンドレベル容量プロセッサ200は、単にRRCとE−RAB KPIとに依存する場合に可能である場合よりも、いくつのデバイスが(アクティブな接続を使用して)無線ネットワーク上の容量を占有しているかについて一層実質的な認識を得ることができる。さらに、接続測定モジュール215はまたネットワークリソースを非常にまれに、かつ少ないデータ量で使用するデバイスも考慮に入れる。これは、任意の時点での特定のベースバンドプロセッサ112によるネットワークリソースの実際の使用状況のより包括的な認識を図る。
ステップ258、ステップ260、ステップ262でテストされた条件はOR条件であり(ステップ264とステップ266とのAND組み合わせと、さらに論理和をとられる)、ステップ258〜ステップ262の特定の順序はプロセス250の機能から逸脱することなく再配置され得ることが認識されるだろう。
また、RRC状態とE−RAB状態とは各無線デバイスに対応する既存の3GPP KPIであり、また、この情報は標準を実装するとすぐに利用可能であるが、これはステップ258、260、262、264、266、268、および270の各ステップで必要な特定の情報のすべてに当てはまるわけではない。この情報は、この情報がAPI205または同様のソフトウェア実装メカニズムに視認されてこの情報を抽出し、またバッファリングすることができるよう、プロトコルスタック210を拡張してコードを「取り付ける」ことによって得られる必要があり、その結果それが接続測定モジュール215の実行ソフトウェアにアクセスできる。
接続測定モジュール215は、そのアクティブな無線デバイス161と非アクティブな無線デバイス165とのそれぞれについての接続のタイプを決定するようさらに構成され得る。一般的に、異なる機能と目的を有する幅広い種類の無線通信装置がある。一般的なタイプには、携帯電話、スマートフォン、およびタブレットが含まれる。非常に様々な特性としては、速度とスループット、モビリティ操作または固定操作、WiFiおよびLTE等の無線インターフェース等が含まれる。デバイスタイプの区別立ての一例は、デバイスカテゴリー(LTEデバイスカテゴリー等)を使用することである。特に、モノのインターネット(IoT)の出現と期待される成長とにより、多様性はさらに顕著になり、また幅広いIoTユースケースに対処する新しいデバイスのカテゴリーが導入されている。様々な無線通信デバイスカテゴリーのそれぞれは、無線通信システムに異なる使用負荷をかける。デバイスカテゴリーを識別し、デバイスが無線通信システムに課す要求のタイプを予測することにより、接続測定モジュール215は、管理者が定義したポリシールール(以下に説明する構成およびポリシーモジュール220に格納されるもの)を適用して、ネットワークに同時にアクセスしているさまざまなデバイスカテゴリーまたはカテゴリーの組み合わせへの接続要求を取り扱うことができる。
たとえば、次の表は、LTEデバイスカテゴリーとそれらのサポートされる最大データレートの簡単な図を示す。(http://www.3gpp.org/keywords−acronyms/1612−ue−category)
Figure 2020511099
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Figure 2020511099
UE−Categoryフィールド(36.306表4.1−2)によって設定されたアップリンク物理層パラメータ値は以下である。
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上記のデバイスカテゴリーに加えて、ACCS100はLTE狭帯域(NB)およびCat−M IoTデバイスにも対応できる。
接続測定モジュール215は、以下のように、アクティブな無線デバイス161と非アクティブな無線デバイス165とのそれぞれに対応するデータを格納することができる。アクティブな無線デバイス161については、接続測定モジュール215は、デバイス識別子と、デバイスカテゴリー(Cat0−12、Cat−M、またはNB)と、デバイスの各ベアラの状態(例えば、「バースト」状態または「連続」状態)とを格納できる。
接続測定モジュール215の別の機能は、API205を介してクライアントレベル容量プロセッサ130にステータスをレポートすることである。接続測定モジュール215は、定期的に(たとえば、測定期間ごとに1回)および/またはクライアントレベル容量プロセッサ130からの要求に応じて、API205を介してレポートすることができる。レポートは、最新の測定時点における以下の情報:アクティブな無線デバイス161の数およびそれぞれのデバイスカテゴリー、ならびに非アクティブな無線デバイス165の数とそれぞれのデバイスカテゴリー、ベースバンドレベル容量プロセッサ200によって許可された範囲内無線デバイス160からの接続要求の数、およびベースバンドレベル容量プロセッサ200によって拒否された範囲内無線デバイス160からの接続要求の数、を含むことができる。後者の2つの数値は、前回のレポートインスタンス以降の数値であってもよい。
プロセス250の各繰返しにおいて接続測定モジュール215は、インスタンスであって、アクティブな無線デバイス161として前回識別された特定のデバイスが非アクティブな接続を現在有し、したがって非アクティブな無線デバイス165であるインスタンス、またその反対のインスタンスを追跡することができる。アクティブ状態から非アクティブ状態への遷移を識別する場合、接続測定モジュール215は構成およびポリシーモジュール220に格納されたベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てにおける接続トークンの数をインクリメントし、アクティブな接続が利用可能になったことを示すことができる。逆に、特定のデバイスが非アクティブ状態からアクティブ状態へと遷移した場合(すなわち、非アクティブな無線デバイス165からアクティブな無線デバイス161へと遷移した場合)、接続測定モジュール215は、ベースバンドレベルのアクティブな割り当てにおける接続トークンの数をデクリメントすることができる。こうすることにより、ベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てにおける接続トークンの数が定期的にリフレッシュされ、また更新される。
構成およびポリシーモジュール220は、ベースバンドレベル容量プロセッサ200の現在の接続トークンの割り当て(すなわち、そのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当て)に関連するデータと、ベースバンドレベル容量プロセッサ200が、その現在の接続トークンの割り当て(すなわち、「ハード制限」対「ソフト制限」)を超えることが許可されているかを示すフラグと、接続の数に対応する値であって、これによりベースバンドレベル容量プロセッサ200がソフト制限(本明細書ではそのオーバーフロー制限と呼ぶ)がある場合にその割り当てを超えることができる値と、を格納する機械可読メモリを備える。一例では、構成およびポリシーモジュール220は、接続測定モジュール215と、接続制御モジュール225と、読出し書込みアクセス用API205とによってアクセス可能な共有メモリとして実装されてもよい。
接続制御モジュール225は、次の機能を実行する。接続制御モジュール225は、無線基地局110への接続を求める様々な範囲内無線デバイス160からの接続要求を受信する。接続制御モジュール225は、接続測定モジュール220からアクティブな無線デバイス161の現在の数を取得する。接続制御モジュール225は、構成およびポリシーモジュール220から利用可能な接続トークンの数(すなわち、そのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当て)を取得する。接続制御モジュール225は、現在の接続要求の数と、利用可能な接続トークンの現在の数とを比較する。そして接続制御モジュール225は、比較の結果に基づいて接続要求を許可または拒否する。接続要求の数が利用可能な接続トークンの数を超える場合、次に接続制御モジュール225は構成およびポリシーモジュール220をポーリングして、接続制御モジュール225がその利用可能な接続トークンの割り当て(ハード制限またはソフト制限)と、オーバーフロー制限(ソフト制限の場合)とを超えることが許可されているかを決定し、それに応じて要求を許可または拒否する。さらに、接続制御モジュール225は、接続測定モジュール215によって決定されたデバイスカテゴリーに基づいて、接続の許可または拒否を判別することができる。
接続制御モジュール225は、定期的に、または要求に応じて、API205を介して次の情報:アクティブな無線デバイス161の数およびそれぞれのデバイスカテゴリー;非アクティブな無線デバイス165の数およびそれぞれのデバイスカテゴリー;許可された範囲内無線デバイス160からの接続要求の数およびそのデバイスカテゴリー;拒否された範囲内無線デバイス160からの接続要求の数およびそれらのデバイスカテゴリー、をクライアントレベル容量プロセッサ130にレポートすることができる。レポートは、前回のレポート以降の統合された数値であってもよい。
ベースバンドプロセッサ先読みモジュール230は、以下の機能を実行する。ベースバンドプロセッサ先読みモジュール230は、接続測定モジュール215によって実行されるプロセス250の各最新の繰返しの結果をタイムスタンプとともに格納して、無線デバイスのベースバンドプロセッサ112へのアクティブな接続と非アクティブな接続との履歴を構築する。ベースバンドプロセッサ先読みモジュール230は、機械学習アルゴリズムを実装して、要求の高低のパターンを識別する。ベースバンドプロセッサ先読みモジュール230は、(格納された履歴データを使用して)最新の使用パターンを推定して、近い将来の接続要求を計算し、また特に、構成およびポリシーモジュール230に格納されている現在のアクティブな接続の割り当てが推定された要求を満たすのに十分かを計算する。ベースバンドプロセッサ先読みモジュール230は、スライディングタイムウィンドウ方式でこれを実行できる。本明細書で開示される機械学習実装のすべての例について、様々なアルゴリズムを採用することができること、また、当業者が必要とされるアルゴリズムのタイプおよび本開示の文脈においてどのようにそれを実装するかについて特定できることが理解されるであろう。
ベースバンドプロセッサ先読みモジュール230は、不揮発性の機械可読メモリから発生し、上記の機能を実行する命令で符号化されたメモリのセクタを備えることができる。特に、ベースバンドプロセッサ先読みモジュール230は、機械学習アルゴリズムを実行する命令と、接続測定モジュール215によって実行されたプロセス250の前回の繰返しの履歴データをバッファリング/格納する揮発性および/または不揮発性メモリのセクタとを含むことができる。
図3Aは、システム開始時に各ベースバンドレベル容量プロセッサ200とクライアントレベル容量プロセッサ130とによって実行される例示的なベースバンド初期化プロセス300を示す。ステップ302では、ベースバンドプロセッサ112を実行する1または複数のプロセッサが、図2Aに示されるベースバンドプロセッサ112のモジュール200、210、215、220、および225のそれぞれを起動し、生成および初期化する。ステップ304では、構成およびポリシーモジュール220が命令を実行してクライアントレベル容量プロセッサ130からのその割り当てを要求する。この点においてクライアントレベル容量プロセッサ130が命令を実行して、サーバーレベル容量プロセッサ140によってそれに送信される構成データ取得する。当該構成データは、所定のベースバンドレベル容量プロセッサ200についての所定のベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを含むことができる。
ステップ306では、クライアントレベル容量プロセッサ130がそれ自体のクライアント先読み機能を実行して、ベースバンドレベル容量プロセッサ200について指定されたベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てが十分であるかを決定する。十分でない場合、クライアントレベル容量プロセッサ130は命令を実行して、それ自体の接続予約132から、指定されたベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを補完することができる。さらに、ステップ308では、クライアントレベル容量プロセッサ130が命令をさらに実行してサーバーレベル容量プロセッサ140からの追加の割り当てを要求することができ、また、サーバーレベル容量プロセッサ140はステップ310で要求に応答することができる。別の変形例では、ACCS全体の起動プロセスのシーケンスに応じて、クライアントレベル容量プロセッサ130は、ベースバンドレベル容量プロセッサ200について指定されたベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを有するサーバーレベル容量プロセッサ140によって事前に構成されない場合がある。この場合、構成およびポリシーモジュール230が起動し、ステップ304でクライアントレベル容量プロセッサ130からそのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを要求するとき、クライアントレベル容量プロセッサ130は、そのメモリに格納されたそれについての指定されたベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを有さなくともよい。この場合、クライアントレベル容量プロセッサ130は、割り当て要求をサーバーレベル容量プロセッサ140に中継する必要がある。いずれにしても、サーバーレベル容量プロセッサはステップ310で要求に応答する。
ステップ312では、クライアントレベル容量プロセッサ130が接続トークンの割り当て(ベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当て)をベースバンドレベル容量プロセッサ200内の構成およびポリシーモジュール220に送信する。これはまた、割り当て制限がハード制限またはソフト制限であるかについて、またソフト制限である場合はオーバーフロー制限の値について等の構成およびポリシー設定も含むことができる。
図3Bは例示的なプロセス320であって、これにより接続制御モジュール225がUE接続要求に応答することができるプロセスを示す。ステップ322では、接続制御モジュール225がUEから接続要求を受信する。これは、LTE規格に従って、または他の通信技術を介して実行され得る。ステップ324では、接続制御モジュール225が接続測定モジュール215を呼び出してプロセス250を実行して、アクティブな接続の数、非アクティブな接続の数、およびそのそれぞれのデバイスカテゴリーを決定する。ステップ326では、接続制御モジュール225は次に、プロセス250のデータプロダクト(例えば、アクティブな無線デバイス161の数、非アクティブな無線デバイス165の数、ならびにそれぞれのデバイスカテゴリー)を取得し、構成およびポリシーモジュール220内に格納された割り当てに対応する接続トークンの数を取得することができる。UE要求に応答してプロセス250を作動させることには、デバイス接続の現在の状態を更新(またはリフレッシュ)し、また構成およびポリシーモジュール220内に格納された割り当てにおける接続トークンの現在のカウントを更新するという効果がある。これを行うと、利用可能な接続トークンの数が、ベースバンドプロセッサ112の現在の容量使用量と、その制限を超えるまでにさらに何個の接続が確立され得るかということとを正確に反映する。
この情報が与えられると、ステップ328では、接続制御モジュール225が命令を実行して接続要求の許可が接続トークンの現在の数(またはベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当て)によって決定される制限を超えるかについて決定する。これは、割り当てにおいて少なくとも1つの接続トークンが残っているかを決定する単純なものであってもよく、または、要求元デバイスのデバイスカテゴリーを決定し、これをデバイスカテゴリー別に接続優先順位をリストする構成およびポリシーモジュール220内に格納されたルックアップテーブルと比較することを含んでもよい。割り当てにおいて利用可能な接続トークンがある場合、接続制御モジュール225は、ステップ328の「ノー」ブランチを介して、接続制御モジュール225が接続要求を許可するステップ330に進み、ステップ332で、割り当てにおける接続トークンの数をデクリメントする。
しかしながら、ベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てにおける接続トークンがもう無い場合は、接続制御モジュール225は次にステップ334に進んで構成およびポリシーモジュール220を照会して、これがハード制限またはソフト制限であるかを決定することができる。ハード制限である場合、接続制御モジュール225は現在の制限を超えず、それが接続要求を拒否するステップ338へと進む。代替的には、制限がソフト制限である場合は、接続制御モジュール225はそのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを超えることが事前に許可され、ステップ336に進み、ここで現在のUE接続要求を許可することがそのオーバーフロー制限を超える接続制御モジュール225を生じることになるかについて決定する。その場合は、接続制御モジュール225は接続要求を拒否するステップ338に進む。または、接続要求を許可することがオーバーフロー制限を超えない場合は、接続制御モジュール225は次に上記のようにステップ330および332へと進む。
ステップ339では、接続制御モジュール225は命令を実行してそのステータスを更新し、また、そのステータスをトランザクションレポートの形式でクライアントレベル容量プロセッサ130に送信することができる。代替的には、接続制御モジュール225は、プロセス320の各繰返しについてのトランザクション記録を格納することができ、また、蓄積された繰返しの統計を定期的にクライアントレベル容量プロセッサ130にレポートすることができる。
図3Cは、接続制御モジュール225によって実行される定期的な更新プロセス340を示す。このプロセスはUE要求に応答して行われず、また、所定の間隔、例えば15分ごとに実行され得る。追加的または代替的に、接続制御モジュール225はクライアントレベル容量プロセッサ130からのコマンドに応答してプロセス340を実行することができる。
ステップ342では、接続制御モジュール225が接続測定モジュール215を呼び出してプロセス250を実行し、またステップ344では、それが同一のモジュールを呼び出して可用性をチェックする。ステップ342および344は、プロセス320のステップ324およびステップ326と同様の方法で行われてもよく、これはUE接続要求に応じて行われる。
ステップ346では、ベースバンドプロセッサ先読みモジュール230が、上述のように、命令を実行して近い将来の今度の接続要求を推定する。特に、先読みモジュール230がプロセス340の実行時とプロセス340の次の後続する繰返しとの間に接続要求がベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを超える確率の推定値を提供する。
ステップ348では、接続制御モジュール225が命令を実行して、ステップ342〜ステップ346の結果を取得し、推定接続要求を構成およびポリシーモジュール220に格納されたベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てと比較する。要求が割り当てを超えると推定される場合、プロセス340はステップ350に進み、ここで接続制御モジュール225が(ステップ342〜ステップ346の結果から)予想される要求を満たすのに必要な追加の接続トークンの数を計算し、また、ステップ352で、クライアントレベル容量プロセッサ130からの接続トークンの追加の割り当てを要求する。
代替的には、推定要求がベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを超えない場合は、プロセス340はステップ354に進み、ここで接続制御モジュール225がベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てが余剰の接続トークンを有するかを決定する。構成およびポリシーモジュール230は、接続トークン余剰閾値であるパラメータを格納することができる。この閾値は、利用可能な接続トークンがその値を超える場合、この数を超える接続トークンがクライアントレベル容量プロセッサ130に解放され得る数である。利用可能な接続トークンの数が余剰閾値を超える場合、プロセス340はステップ356に進み、ここで接続制御モジュール225がAPI205を介してクライアントレベル容量プロセッサ130に余剰接続トークンを解放することができる。接続制御モジュール225は、その割り当てをデクリメントし、そのデクリメントされた割り当てに対応する数をクライアントレベル容量プロセッサ130に送信し、それにより接続トークンをクライアントレベル容量プロセッサ130まで「転送」することにより、これを行うことができる。
ステップ354に加えて、接続トークンの推定数が余剰閾値を超えない場合、プロセス340はステップ358に進む。
したがって、接続制御モジュール225は、ベースバンドプロセッサの負荷が過剰か(そのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てが不十分であり、したがってより多くの接続トークンが必要とされているか)、または負荷が小さいか(そのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てが余剰の接続トークンを有するか)を決定する。
ステップ358では、接続制御モジュール225がその統計および推定値を更新し、それをそのローカルメモリ内に格納し、更新をレポートの形式でクライアントレベル容量プロセッサ130に送信する。
例示的な実施形態では、接続制御モジュール225が15分ごとにプロセス340を実行する。しかしながら、当業者は、繰返し間のより長い期間が、UE接続要求についての統計のより大きなサンプルセットを含む可能性が高いことを容易に認識するであろうが、先読み推定の忠実度の低下が問題となり得る。
<クライアントレベル容量プロセッサ>
各無線基地局110は、専用の組み込みハードウェアで実装されるか、または、無線基地局110内のコンピューティングインフラストラクチャまたは無線基地局110に関連付けられたコンピューティングインフラストラクチャで実行されるソフトウェアでインスタンス化され得る、クライアントレベル容量プロセッサ130を有する。いずれの場合でも、クライアントレベル容量プロセッサ130用のソフトウェアは、無線基地局110内に組み込まれた、またはIPネットワーク145内のリモートサイトにおける不揮発性コンピュータ可読媒体内で機械命令として符号化される。クライアントレベル容量プロセッサ130は、そのアクティブな接続予約132が格納されているメモリのセクションを有するか、当該メモリのセクションをそれに割り当てる。クライアントレベル容量プロセッサ130は、バックホールバス134内に統合されるか、または別個の専用接続であり得る接続133を介してサーバーレベル容量プロセッサ140と通信する。
クライアントレベル容量プロセッサ130は、以下の機能を実行する。クライアントレベル容量プロセッサ130は、API205を介して各ベースバンドレベル容量プロセッサ200と対話して、現在の接続に関する情報を取得および導出する。クライアントレベル容量プロセッサ130は、各ベースバンドレベル容量プロセッサ200への接続トークン割り当ての時間記録、接続要求が各ベースバンドレベル容量プロセッサ200のベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを超えた回数に関するデータ、ベースバンドレベル容量プロセッサ200が追加の接続トークンを要求した各回に関するデータ、ベースバンドレベル容量プロセッサ200が余剰接続トークンを解放した各回に関するデータ、とを含む過去の接続に関する履歴データを保持する。クライアントレベル容量プロセッサ130は、先読み機能を実行して現在の接続と履歴とに基づいて、そのベースバンドプロセッサ112全体にわたる今度のニーズを決定する。クライアントレベル容量プロセッサ130は、接続トークンのアクティブな接続予約132を保持する。クライアントレベル容量プロセッサ130は、必要に応じて追加の接続トークンをサーバーレベル容量プロセッサ140に要求する。;クライアントレベル容量プロセッサ130は、余剰接続トークンをサーバーレベル容量プロセッサ140に解放する。クライアントレベル容量プロセッサ130は、現在および過去のデータをサーバーレベル容量プロセッサ140にレポートする。
図1および図2に示されるように、クライアントレベル容量プロセッサ130はアクティブな接続予約132を保持する。アクティブな接続予約132はクライアントレベル容量プロセッサ130に割り当てられたメモリのセクションを含むことができ、ここでそれが接続トークンの予約を保持する。サーバーレベル容量プロセッサ140は、直接的に、またはクライアントレベル容量プロセッサ130からの要求に応じて、アクティブな接続予約132にその接続トークンを提供する。クライアントレベル容量プロセッサ130はまた、API205を介したそのベースバンドレベル容量プロセッサ200とのその対話の履歴データ、およびAPI205を介したそのベースバンドレベル容量プロセッサ200からのレポートの履歴データを格納する専用メモリを有することができ、これを使用してクライアントレベル容量プロセッサ130は先読み機能を実行し、また、そこからサーバーレベル容量プロセッサ140にレポートをする。
図3Dは例示的なプロセス360を示し、これによりクライアントレベル容量プロセッサ130が各ベースバンドレベル容量プロセッサ200からの要求に応答して、無線基地局110の付近の範囲内無線デバイス160への接続用の無線容量を(接続トークンの形式で)動的に提供する。プロセス360は単一のループで、または所定の間隔(例えば、15分ごと)で、またはサーバーレベル容量プロセッサ140によるプロンプティングまたはベースバンドレベル容量プロセッサ200から来る割り当て要求等の特定のイベントに応じて実行され得る。クライアントレベル容量プロセッサ130は、無線基地局110内に組み込まれた、またはIPネットワーク145内のリモートサイトにおける不揮発性メモリ内に格納された機械可読命令を実行することによりプロセス360を実行する。
ステップ362では、クライアントレベル容量プロセッサ130が命令を実行してクライアントレベル容量プロセッサ130がプロセス360を実行した前回以降の、そのベースバンドレベル容量プロセッサ200から受信した追加のアクティブな接続の割り当ての要求の全てを取得(プロセス340のステップ352で各ベースバンドレベル容量プロセッサ200によって実行されたように)する。ステップ364では、クライアントレベル容量プロセッサが各ベースバンドレベル容量プロセッサ112から要求された接続トークンの数を集約し、それをそのアクティブな接続予約132内のそれ自体の割り当てと比較する。
ステップ366では、クライアントレベル容量プロセッサ130がそれ自体の先読み機能を実行して、現時点とプロセス360が実行される次回との間のそのベースバンドレベル容量プロセッサ200からの(接続トークンの形式の)追加のアクティブな接続の割り当ての要求を推定する。その際、クライアントレベル容量プロセッサ130は、そのベースバンドレベル容量プロセッサ200のそれぞれからの追加のアクティブな接続の割り当て要求(および余剰接続トークンの解放)の履歴を調べる機械学習アルゴリズムを実装して、命令を実行することができる。これは、ベースバンドレベル容量プロセッサ200によって実行される先読み機能とは、次の点で異なる。(1)クライアントレベル容量プロセッサ130は、そのベースバンドレベル容量プロセッサ200の全てにわたる要求パターンを集約して、それら全てにわたる要求を満たすことができることを保証する。(2)クライアントレベル容量プロセッサ130は、そのベースバンドレベル容量プロセッサ200の全てにわたって統合された追加の割り当ての要求を推定する(換言すると、いくつかのベースバンドレベル容量プロセッサ200は、他のベースバンドレベル容量プロセッサ200が余剰接続トークンを解放する場合に、要求の急増を経験する)(3)クライアントレベル容量プロセッサ130は、ベースバンドレベル容量プロセッサ200間の相互相関パターンを識別し、したがって要求パターンのより全体的な見方を有し、よってベースバンドレベル容量プロセッサ200における場合よりも正確な推定を提供することができる。(4)クライアントレベル容量プロセッサ130は、他のベースバンドレベル容量プロセッサ200からの推定された要求の増加を予想して、その接続予約132内に解放された接続トークンをバッファリングすることができる。
ステップ368では、クライアントレベル容量プロセッサ130がその接続予約132内の現在利用可能な接続トークン割り当てをステップ366で計算された推定要求と組み合わせ、当該組み合わせた要求が接続予約132内のその割り当てによって課される制限を超えるかを決定する。制限を超えない場合、クライアントレベル容量プロセッサ130はステップ370に進み、各ベースバンドレベル容量プロセッサ200からの割り当て要求を許可し、API205を介して、対応する接続トークンをそのベースバンドレベル容量プロセッサ200内の構成およびポリシーモジュール220のそれぞれに送信する。
推定要求がアクティブな接続予約132内の接続トークン割り当てを超えない場合、クライアントレベル容量プロセッサ130は、これがハード制限であるか、またはソフト制限であるかを決定するステップ374に進むことができる。この情報は、クライアントレベル容量プロセッサ130メモリ内に格納されたパラメータの形式をとることができ、また、サーバーレベル容量プロセッサ140によって設定されていてもよい。それがソフト制限である場合、プロセス360はステップ376に進み、ここでクライアントレベル容量プロセッサ130は要求された接続トークンの提供がそのオーバーフロー制限を超えるかを決定する。それがオーバーフロー制限を超えない場合、上述のように、プロセスはステップ370および372に進む。それがオーバーフロー制限を超える場合、プロセス360はステップ378に進み、ここでクライアントレベル容量プロセッサ130はサーバーレベル容量プロセッサ140から追加の接続トークンを要求する。
ステップ380では、クライアントレベル容量プロセッサがサーバーレベル容量プロセッサからの応答を受信し、これはステップ368で発行された要求の完全な許可、部分的な許可、または要求の拒否であり得る。応答が要求の完全な許可または部分的な許可である場合、クライアントレベル容量プロセッサ130は、上述のステップ370に進み、接続トークンを適切なベースバンドレベル容量プロセッサ200に割り当てることができる。応答が要求の拒否である場合、次に、クライアントレベル容量プロセッサ130はステップ384に進む。
ステップ386では、クライアントレベル容量プロセッサ130は、それ自体のアクティブな接続予約132を含むそのステータスを更新し、そのステータスを(そのベースバンドレベル容量プロセッサ200のそれぞれのステータスレポートとともに)サーバーレベル容量プロセッサ140にレポートすることができる。
注:上記のプロセス360は、デバイスカテゴリーを考慮して拡張され得る。この場合、各ベースバンドレベル容量プロセッサ200は、特定のセットのデバイスカテゴリーについての特定の数の接続トークンを要求していてもよく、また、クライアントレベル容量プロセッサ130は可用性をチェックし、デバイスカテゴリーベースでデバイスカテゴリー上でその先読み機能を実行することができる。したがって接続トークンは、デバイスカテゴリーベースでもって、ベクタ形式で要求され、また送信され得る。
クライアントレベル容量プロセッサ130は、次の方法でサーバーレベル容量プロセッサ140と対話する。クライアントレベル容量プロセッサ130はサーバーレベル容量プロセッサ140に追加のアクティブな接続トークン割り当ての要求を発行する。クライアントレベル容量プロセッサ130は要求に応じて、またはサーバーレベル容量プロセッサ140が実行した分析に基づいてサーバーレベル容量プロセッサ140から直接、接続トークンを受信する。クライアントレベル容量プロセッサ130はアクティブな接続予約132から余剰接続トークンを解放する。そして、クライアントレベル容量プロセッサ130はステータスおよび履歴(例えば、現在のステータスならびに前回のレポート以降の履歴)をサーバーレベル容量プロセッサ140にレポートする。
<サーバーレベル容量プロセッサ>
図1を参照すると、サーバーレベル容量プロセッサ140(ACCSサーバとも呼ばれる)は、複数のクライアントレベル容量プロセッサ130に接続され、また、接続トークンのその割り当てを格納するアクティブな接続アクセスプール142を有する。サーバーレベル容量プロセッサ140は、クラウドアプリケーションとしてIPネットワーク145内でインスタンス化されるか、または、それが専用ハードウェア上で作動し、また、不揮発性メモリ内で符号化された実行可能命令に格納され得る無線プロバイダー地上ネットワーク147内に展開され得る。アクティブな接続アクセスプール142は、サーバーレベル容量プロセッサ140に割り当てられたメモリのセクタであり、それを用いてサーバーレベル容量プロセッサ140はそのクライアントレベル容量プロセッサ130のそれぞれに割り当てることができる接続トークンを格納する。アクティブな接続アクセスプール142は、各クライアントレベル容量プロセッサ130に割り当てられたアクティブな接続の単純なカウントとして接続トークンを格納することができ、または、アクティブな接続アクセスプール142は、割り当てられた接続トークンの論理的表現であることができる。アクティブな接続アクセスプール142は、アクティブな接続予約132と同様の方法で実装されることができ、または、ACCS100のシステム階層におけるその位置を考慮して別様に実装されることができる。
サーバーレベル容量プロセッサ140は、以下の機能を実行する。サーバーレベル容量プロセッサ140は接続トークンの追加の割り当てについて各クライアントレベル容量プロセッサ130からの要求を受信する。サーバーレベル容量プロセッサ140は分析を実行し、各クライアントレベル容量プロセッサ130からの要求を拒否、部分的に許可、または完全に許可するかを決定し、それに応じて許可または拒否をする。サーバーレベル容量プロセッサ140は、プロセス360のステップ386でレポートされたステータスに関して、各クライアントレベル容量プロセッサ130からレポートを受信する。サーバーレベル容量プロセッサ140は、各クライアントレベル容量プロセッサ130からレポートされた履歴データの分析を実行して、クライアントレベル容量プロセッサ130に接続トークンをどのように適応的または事前に配布するか、また、マスターレベル容量プロセッサ150からの追加の接続トークンを要求するか(およびいくつ要求するか)を決定する。サーバーレベル容量プロセッサ140は、マスターレベル容量プロセッサ150から追加の接続トークンを要求する。サーバーレベル容量プロセッサ140は、それが接続トークンの余剰を有するかを判断し、接続トークンの余剰を有している場合はいくつ有しているかを決定する。そして、サーバーレベル容量プロセッサ140は、それが余剰を特定した場合は、接続トークンをマスターレベル容量プロセッサ150に解放する。
図4は、サーバーレベル容量プロセッサ140が接続トークンをそのクライアントレベル容量プロセッサ130に適応的に割り当てることができ、ならびにマスターレベル容量プロセッサ150と対話することができる、例示的なプロセス400を示す。プロセス400におけるステップの順序の変更が可能であり、かつ、本開示の範囲内であることが理解されるであろう。
ステップ410では、サーバーレベル容量プロセッサ140が命令を実行し、クライアントレベル容量プロセッサ130から履歴データを取得する。これは、プロセス360のステップ386でレポートされた最新の情報をそれぞれ含む。これは、それとクライアントレベル容量プロセッサ130との間の共有メモリの照会をするサーバーレベル容量プロセッサ140、またはタスク間データ通信用の他の既知の方法による照会をするサーバーレベル容量プロセッサ140を含むことができる。
ステップ415では、サーバーレベル容量プロセッサ140が命令を実行して履歴データの分析を実行して傾向を決定し、また、接続トークンの使用における近い将来の変化を予測する。その際、サーバーレベル容量プロセッサ140が接続アクセスプール142内の接続トークンの現在の数が十分であるか、また、いつ、いくつの接続トークンが必要かということや、どのデバイスカテゴリーまたは他の形式のデバイスタイプのものかということを含む、需要の増加が予想されるかを計算する。ここで説明する分析は、ベースバンドプロセッサレベルおよびクライアントレベル容量プロセッサレベルで実装された先読みアルゴリズムと同様の機械学習アルゴリズムの実行を含むことができる。ここでの違いは、サーバーレベル容量プロセッサ140のレベルで、先読みは、より広い地理的領域にわたって分散された、複数のクライアントレベル容量プロセッサ130(およびそれらの各ベースバンドレベル容量プロセッサ200)からのデータを備える、より広範なデータセットを含む。さらに、広範なデータセットを考慮すると、追加の接続トークンの要求が急増する可能性があり、また、(クライアントレベル容量プロセッサ130からの)余剰接続トークン解放のインスタンスはクライアントレベル容量プロセッサ130の広範な分布を幾分か積分消去(integrate out)することができる。したがって、サーバーレベル容量プロセッサ140は、その接続予約プール142がこれらの要求の急増を実質的に均等にするのに十分な深さになるように、これを保持することができる。
サーバーレベル容量プロセッサ140は、ACCS100が展開される無線ネットワークでのその展望を考慮すると、(例えば複数の都市ブロックにわたる、また数ヶ月にわたる)より広範な地理的スケール上の地理的および時間的要求パターンを識別できる可能性がある。そのため、より短い期間のスライディングウィンドウ上で戦術計画レベルで行われる、ベースバンドレベル容量プロセッサ200によって実行される先読み機能とは異なり、サーバーレベル容量プロセッサ140によって実行される先読み機能は戦略計画レベルで行われる。
ステップ420およびステップ425とでは、サーバーレベル容量プロセッサ145がその接続アクセスプール142に照会して、ステップ415の結果を考慮し、それがクライアントからの現在および近い将来の予測可能な要求に対し提供するのに十分な接続トークンを有するかを決定する。これは、デバイスカテゴリーの評価を含むことができる。例えば、接続予約プール142は、十分な数の低い要求の接続トークン(例えば、デバイスカテゴリーCat0またはCat1対Cat8に対応する)を有することができるが、十分な高い要求の接続トークンは有さない。十分な接続トークンを有しない場合、ステップ430では、サーバーレベル容量プロセッサ140が特定のデバイスカテゴリーを含むことができる追加の接続トークンについての要求をマスターレベル容量プロセッサ150に発行する。
ステップ435では、マスターレベル容量プロセッサ150がステップ430における要求の全部または一部を許可する場合、サーバーレベル容量プロセッサ140は、サーバーレベル容量プロセッサ140がステップ455でその接続アクセスプール142を適宜更新する、要求された数までの接続トークンを受信する。
ステップ425に戻ると、ステップ420で決定されたように、サーバーレベル容量プロセッサ140がそれが十分な数の接続トークンを有すると決定した場合、サーバーレベル容量プロセッサ140は次にそのアクティブな接続アクセスプール142内にそれが余剰数の接続トークンを有するかを決定する。その際、サーバーレベル容量プロセッサ140はステップ440に進み、命令を実行してマスターレベル容量プロセッサ150によって設定されたポリシーによって指示された余剰閾値に対応する構成パラメータを取得する。サーバーレベル容量プロセッサ140は次に、この余剰閾値をステップ420の結果と比較する。ステップ420で決定された接続トークンの数が余剰閾値を超える場合、サーバーレベル容量プロセッサ140は次にステップ445に進み、そこで解放される接続トークンの数を計算し、そしてステップ450で、余剰接続トークンをマスターレベル容量プロセッサ150に解放する。ステップ450が完了すると、サーバーレベル容量プロセッサ140は、ステップ455でそのアクティブな接続アクセスプール142内の接続トークンの数を更新する。しかしながら、ステップ440でサーバーレベル容量プロセッサ140がそれが過剰な数(すなわち、余剰閾値を超える数)の接続トークンを有しないと決定する場合、サーバーレベル容量プロセッサ140はステップ480に進む。
ステップ460では、サーバーレベル容量プロセッサ140が追加の接続トークンの形式でクライアントレベル容量プロセッサ130から追加のアクティブな接続の割り当ての要求を受信する。ステップ460がプロセス400の上述のステップからの独立したイベントであって、プロセス中の任意の時点で発生する可能性があること、および、サーバーレベル容量プロセッサ140が割り込み要求においてこの要求に応答できること(プロセス400において現在の状態を保留して保留中要求にサービスを提供する)、またはサーバーレベル容量プロセッサ140が要求に応答する準備ができるまでプロセス400の実行を継続できることは明らかである。いずれにせよ、サーバーレベル容量プロセッサ140は、クライアントレベル容量プロセッサ130から要求を受け取ると、ステップ465で命令を実行して、そのアクティブな接続アクセスプール142に照会して、それが要求を許可するのに十分な数の接続トークンを有しているかを決定する。
ステップ470では、サーバーレベル容量プロセッサ140が要求を拒否するか、要求を完全に許可するか、要求を部分的に許可するかを決定する。サーバーレベル容量プロセッサ140は、要求の性質(例えば、接続トークンの要求された数およびそれぞれのデバイスカテゴリー)をそのアクティブな接続アクセスプール142と比較して、要求を処理するのに十分な接続トークンがあるかを確認する。ステップ470で実行されるサブプロセスは、上述のステップ420〜ステップ435と実質的に同様であることができる。要求を少なくとも部分的に許可するのに十分な接続トークンがある場合、プロセス400はステップ475に進む。
ステップ480では、サーバーレベル容量プロセッサ140がそのアクティブな接続予約プール142の修正されたステータスを含むそのステータスを更新し、更新をそのメモリ内に格納し、そして新しいステータスをマスターレベル容量プロセッサ150にレポートする。内部で生成されたそれ自体の情報をレポートすることに加えて、サーバーレベル容量プロセッサ140はまた、そのクライアントレベル容量プロセッサ130のそれぞれによって生成され、プロセス360のステップ386でレポートされたレポートを中継することもできる。
サーバーレベル容量プロセッサ140は、以下の方法でマスターレベル容量プロセッサ150と対話することができる。サーバーレベル容量プロセッサ140はマスターレベル容量プロセッサ150から、それ自体およびそれについての構成およびポリシーに関するデータを受信して、クライアントレベル容量プロセッサ130に中継する。サーバーレベル容量プロセッサ140は、マスターレベル容量プロセッサに追加の接続トークンを要求する。サーバーレベル容量プロセッサ140は、余剰接続トークンをマスターレベル容量プロセッサ150に解放する。また、サーバーレベル容量プロセッサ140は、内部で生成されたそれ自体のレポートならびにクライアントレベル容量プロセッサ130からの中継レポートの両方をマスターレベル容量プロセッサ150に提供する。
プロセス400に対する変更が可能であり、また、これは本開示の範囲内である。例えば、プロセス400は、1つ以上のクライアントレベル容量プロセッサ130からの割り当て要求に応じて単一ループのみにおいて実行され得る。この場合、プロセスはクライアントレベル容量プロセッサ130によって実行されるプロセス360と同様に動作する。この場合、プロセス500は分析を含むことができ、また、ステップ410〜ステップ455で実行される他の機能は、ステップ465の代わりに実行され得る。
<マスターレベル容量プロセッサ>
図1を再び参照すると、マスターレベル容量プロセッサ150(ACCSマスターとも呼ぶ)は、複数のサーバーレベル容量プロセッサ140に結合され、マスターアクティブ接続アクセスプール152を有する。マスターレベル容量プロセッサ150は、IPネットワーク145内でクラウドアプリケーションとしてインスタンス化されてもよく、または、それが専用ハードウェア上で作動でき、不揮発性メモリ内で符号化された実行可能命令内に格納され得る無線プロバイダー地上ネットワーク147内に展開されてもよい。マスターアクティブ接続アクセスプール152はマスターレベル容量プロセッサ150に割り当てられたメモリのセクタであり、それを用いてマスターレベル容量プロセッサ150が、接続トークンであって、無線プロバイダーによって取得された接続トークン総数に達し、サーバーレベル容量プロセッサ140に割り当てられていない予約接続トークンを含み得る接続トークンを格納する。換言すると、マスターアクティブ接続アクセスプール152は、無線プロバイダーが利用可能な接続トークンの総数であって、当該接続トークンはマスターレベル容量プロセッサ150がサーバーレベル容量プロセッサ140とクライアントレベル容量プロセッサ130とを介してその無線基地局110のそれぞれに適応的に割り当てることができる、接続トークンの総数を表す。マスターレベル容量プロセッサ150は、マスターアクセスプール152からそのサーバーレベル容量プロセッサ140のそれぞれに割り当てる接続トークンを引き出す。
マスターレベル容量プロセッサ150は、次の機能を実行する。マスターレベル容量プロセッサ150は、接続トークンの形式で、そのサーバーレベル容量プロセッサ140のそれぞれから追加のアクティブな接続の割り当ての要求を受信する。マスターレベル容量プロセッサ150は分析を実行して各サーバーレベル容量プロセッサ140からの要求を拒否するか、部分的に許可するか、完全に許可するかを決定し、それに応じて許可または拒否する。マスターレベル容量プロセッサ150は、プロセス400のステップ480でレポートされたそのサーバーレベル容量プロセッサ140のそれぞれから、それが分析の実行において使用するレポートを受信する。マスターレベル容量プロセッサ150は、それが実行する分析の結果に基づいてそのサーバーレベル容量プロセッサ140中で接続トークンを動的に割り当てる。マスターレベル容量プロセッサ150は、クライアントレベル容量プロセッサ130がそのオーバーフロー制限を超えたために要求または接続トークンが部分的にまたは完全に拒否されたかということを含む、各クライアントレベル容量プロセッサ130がその割り当てを超えた発生パターンについてのレポートを生成する。マスターレベル容量プロセッサ150は、デバイスカテゴリーに応じて、これらの機能のそれぞれを実行することができる。
図5は例示的なプロセス500を示し、これにより、マスターレベル容量プロセッサ150は接続トークンをそのサーバーレベル容量プロセッサ140のそれぞれに適応的に割り当て、ならびにそのマスターアクティブ接続アクセスプール152内の接続トークンの現在の数が不十分であるか、十分であるか、または多すぎるかを決定することができる。
ステップ510では、マスターレベル容量プロセッサ150は命令を実行して、プロセス400のステップ480でサーバーレベル容量プロセッサ140によって提供されるレポートを取得する。これらのレポートは、プロセス500の前回の繰返し以降に受信されたものであってもよい。これらのレポートは、ステップ386またはプロセス360で各サーバーレベル容量プロセッサのクライアントレベル容量プロセッサ130によって生成されたレポート、または各サーバーレベル容量プロセッサ140が下位のレポートから合成した情報を含むことができる。代替的には、マスターレベル容量プロセッサ150が命令を実行してその割り当てられたメモリから、すでに受信されてそのメモリに格納されているレポートのそれぞれからの情報を取得および選択することができる。
ステップ515では、マスターレベル容量プロセッサ150が命令を実行してACCS100が展開される無線システムによる接続トークンの現在の使用、最新の使用、および過去の使用についての分析を実行する。その際、マスターレベル容量プロセッサ150は、各サーバーレベル容量プロセッサ140とクライアントレベル容量プロセッサ130とに対し行われた割り当てに対応するデータのテーブルまたはバッファを保持して、任意の特定の時間にそれぞれに割り当てられた接続トークンの数(および潜在的に、各接続トークンに対応するデバイスカテゴリー)を定量化し、クライアントレベル容量プロセッサのどれがその時間中にそれらの各オーバーフロー制限を超えたかを特定し、マスターアクセスプール152に対しさらに接続トークンが必要かを決定することができる。
図6は、経時的に実行されるプロセス500を説明するタイムラインを示す。ステップ515を説明するため、議論は第1の期間650に焦点を当てる。上述のように、ステップ515では、マスターレベル容量プロセッサ150が命令を実行して、当該期間内の各日についての各サーバーレベル容量プロセッサ140への(それらの各アクティブな接続アクセスプール142への)割り当てを合計し、ここで各サーバーレベル容量プロセッサ140の割り当ては、特定の日の割り当て620において異なる色合いとして示され得る。したがって、各日の割り当て620はマスターアクティブ接続アクセスプール152のパーティショニングを表し、いくつの接続トークンが各サーバーレベル容量プロセッサ140に割り当てられたかを表す。さらに、各日の割り当て620における色合いの帯はまた、各サーバーレベル容量プロセッサ140によって行われた、その割り当てを超える、要求の合計も含むことができる。マスターアクティブ接続アクセスプール152内の接続トークンの総数は、限界線630によって表され得る。さらに、マスターレベル容量プロセッサ150は、各サーバーレベル容量プロセッサ140からのレポートデータだけでなく、それらの特定のクライアントが任意の特定の時間に異常な量の要求を経験していた場合、1つ以上のクライアントレベル容量プロセッサ130についての情報も含むことができる。
4週間の期間650の使用と、日毎の割り当て620によって使用を量子化することとは例示的なものであることと、他の時間の分割および期間が可能であって、それは本開示の範囲内であることとが理解されるであろう。
図5に戻ると、ステップ515に加えて、マスターレベル容量プロセッサ150は要求された接続トークンの数がマスターアクティブ接続アクセスプール152内の数(限界線630によって表される数)を超えた事例を識別することができる。各事例は、超過610と呼ばれる。この場合、図示されるように、マスターレベル容量プロセッサ150が命令を実行して超過610に応答してマスターアクティブ接続アクセスプール152に対応するオーバーフロー制限を超えることができる。この情報は、超過610に対応するデバイスタイプおよび/またはデバイスカテゴリーを含むことができる。
ステップ520では、マスターレベル容量プロセッサ150が命令を実行して各サーバーレベル容量プロセッサ140と、任意には各クライアントレベル容量プロセッサ130とのポリシーを調整する。この例は、最新の期間650中に観測された超過610に応じて、それぞれの期間、または複数のそのような期間の複数にわたって、オーバーフロー制限を増減するもの(またはハード制限/ソフト制限パラメータを設定すること)である。ポリシーを調整するもう1つの例は、デバイスカテゴリーに応じて優先的なオーバーフロー制限を提供することである。
ステップ520に加えて、マスターレベル容量プロセッサ140が命令を実行して、その現在のマスターアクティブ接続アクセスプール152が最新の期間650で経験された総要求を満たすのに十分であるか、またはそれが要求を満たすのに過剰な容量を有するかを決定することができる。その際、マスターレベル容量プロセッサ150が特定の期間中の超過数610の構成可能な上限の閾値および下限の閾値を有することができる。超過数610が上限閾値を超える場合、マスターレベル容量プロセッサ150は追加の接続トークンが必要であることを示す通知をネットワークオペレータカスタマーに送信することができる。これは、ネットワークオペレータに、そのマスターアクティブ接続アクセスプール152用の追加の接続トークンを購入するオプションを提供することができる。代替的には、超過610の数が下限の閾値を下回る場合、マスターレベル容量プロセッサはネットワークオペレータに通知を送信し、それが過剰な接続トークンを有することを示すことができ、また、そのマスターアクティブ接続アクセスプール152内の特定の数の接続トークンを買い戻す(または払い戻しを得る)オプションを提供することができる。その際、マスターレベル容量プロセッサ150は命令を実行して購入に必要な接続トークンの数を計算し、または上限閾値と下限閾値との間とされる超過610の推定数を取得するため戻ることができる。このプロセスは、接続トークンに対応するデバイスカテゴリーが不足しているか過剰になっているかについての考慮を含むことができる。
ステップ525では、マスターレベル容量プロセッサ150が命令を実行してサーバーレベル容量プロセッサ140に修正されたポリシーを送信する。これはクライアントレベル容量プロセッサ130に直接さらなるポリシーを送信することを含むことができる。代替的には、サーバーレベル容量プロセッサ140がマスターレベル容量プロセッサ150からのその各ポリシーに基づいて、そのクライアントレベル容量プロセッサ130のそれぞれについてポリシーを解釈または導出することができる。
ステップ530では、マスターレベル容量プロセッサ150が、サーバーレベル容量プロセッサ140のアクティブ接続予約プール142のそれぞれに格納されているサーバーレベル容量プロセッサ140自体の割り当てを超える追加の接続トークンを要求したサーバーレベル容量プロセッサ140の数を考慮して、マスターレベル容量プロセッサ150のマスターアクティブ接続アクセスプール152を再度パーティショニングすることにより、サーバーレベル容量プロセッサ140の各アクティブな接続アクセスプール142内に予約接続トークンを有していると思われるそれらのサーバーレベル容量プロセッサ140から、接続トークンを再割り当てすることができる。これは図6に図式で、1日の割り当て620内の各色合いの帯に比例して変化として表わされる。その際、マスターレベル容量プロセッサ150は命令を実行して、そのサーバーレベル容量プロセッサ140のそれぞれのアクティブな接続アクセスプール142へ/から単に接続トークンを増加または減少させることにより(または送信または取得することにより)、接続トークンを再配布することができる。代替的にはマスターレベル容量プロセッサ150は、クライアントレベル容量プロセッサ130レベルで、各クライアントレベル容量プロセッサ130のアクティブな接続予約132へ/から、または直接API205を介して各ベースバンドプロセッサ112の構成およびポリシーモジュール220へ、接続トークンをさらに増加または減少させることにより(または今回も、送信または取得することにより)、接続トークンを再配布することができる。
ステップ510〜ステップ530、およびステップ565は、プロセス500のサブプロセスとして見なされてもよい。これらのステップは、1つのループで一定の間隔で、またはACCS100の外部から、たとえばユーザーインターフェース(図示せず)からの信号に応じて実行されてもよい。さらに、ステップ535〜ステップ560は、サーバーレベル容量プロセッサ150からの要求に応じていつでも実行され得る別個のサブプロセスと見なされてもよい。このサブプロセスについて以下に説明する。
ステップ535では、プロセス400のステップ430に従い、マスターレベル容量プロセッサ150がそのサーバーレベル容量プロセッサ140の1つ以上から要求を受信する。命令を発行することにより、サーバーレベル容量プロセッサ140がマスターアクティブ接続アクセスプール152からのその割り当ての増加を求める。これに応じて、ステップ540では、マスターレベル容量プロセッサ150が命令を実行してそのマスターアクティブ接続アクセスプール152から関連データを取得することにより、十分な(および適当な場合は対応するデバイスタイプまたはデバイスカテゴリーにおける)接続トークンがあるかを決定する。マスターアクティブ接続アクセスプール152に十分な接続トークンがある場合、次にマスターレベル容量プロセッサ150はステップ555に進み、ここで要求された接続トークンを要求元サーバーレベル容量プロセッサ140に送信する。
マスターアクティブ接続アクセスプール152に十分な接続トークンがない場合は、利用可能な接続トークンがないか、または利用可能な接続トークンはあるが要求された数を満たすのに十分ではないことが原因であり得る。前者の場合、マスターレベル容量プロセッサ150はステップ545に進む。後者の場合、マスターレベル容量プロセッサ150は要求を部分的に許可し、ステップ555に進んで利用可能な接続トークンを送信し、さらに、マスターアクティブ接続アクセスプール152の容量を超えて要求された残りの接続トークンに関するステップ545へと進む。
ステップ545では、マスターレベル容量プロセッサは命令を実行して要求された接続トークン数(または要求された接続トークンの残りの数)がその構成されたオーバーフロー制限よりも多いかを決定する。そうではない場合、マスターレベル容量プロセッサ150は、それが要求された接続トークンを要求元サーバーレベル容量プロセッサ150に送信するステップ555に進む。または、要求を満たすことがオーバーフロー制限を超えるときは、マスターレベル容量プロセッサ150はステップ550に進む。
ステップ550では、マスターレベル容量プロセッサ150はその構成されたポリシーに関する情報を取得して、それが次に進み、要求された接続トークンを発行し、ステップ515における後続の分析処理用にそのメモリ内にオーバーフローイベントを記録するかを決定することができる。構成されたポリシーは、1つの期間650においてオーバーフロー制限が超えられ得る回数に制限を設定することができる。マスターレベル容量プロセッサ150が、それがそのオーバーフロー制限を超える許可を有していると決定した場合、それは次にステップ555に進み、要求された接続トークンを送信する。そうでない場合、それはステップ560に進み、要求を拒否する。いずれの場合でも、マスターレベル容量プロセッサ150はステップ515での後続の分析処理用にそのメモリ内にイベントを記録することができる。
また、図示した例では、マスターレベル容量プロセッサ150は4週間の期間にわたる各日の割り当てを合計して、サーバーレベル容量プロセッサ140からの要求が、マスターアクティブ接続アクセスプール152のオーバーフロー制限の合計を超えたであろう日を特定する。
上記の開示に対する変更が可能であり、かつ本開示の範囲内であることが理解されるだろう。例えば、ベースバンドプロセッサ112は、無線基地局110に搭載されたハードウェアに展開される代わりに、IPネットワーク145内でインスタンス化され得る仮想ベースバンドプロセッサとして実装され得る。この場合、ベースバンドレベル容量プロセッサ200(およびそのコンポーネント接続測定モジュール220、構成およびポリシーモジュール220、接続制御モジュール225)とAPI205とはまた、仮想ベースバンドプロセッサ112とともにインスタンス化され実行される仮想化ソフトウェアコンポーネントとして実装されてもよい。クライアントレベル容量プロセッサ130についても同様のことが当てはまり、その場合その接続予約132はIPネットワーク145内の専用メモリに格納され得る。
また、上述のソフトウェアモジュールのパーティショニングに対する変更が可能であり、かつ本開示の範囲内であることが理解されるであろう。
さらに、プロセス500は単一のループ内で実行されてもよく、それによりマスターレベル容量プロセッサ150がステップ535でプロセス500を開始し、ここでマスターレベル容量プロセッサ150がそのサーバーレベル容量プロセッサ140からの要求を取得する。代替的には、プロセス500の単一のループの実装の開始ステップはステップ150であることができ、その場合、ステップ530の完了後にステップ535が実行される。さらなる可能な変更では、ステップ535において、マスターレベル容量プロセッサ150がリアルタイムで各サーバーレベル容量プロセッサ140から要求を受信することができる。この割り込み駆動型アプローチでは、プロセス500は2つのサブプロセスに分割され得る。バックグラウンドタスクとしてのステップ510〜ステップ530とステップ565、および割り込み駆動型タスクとしてのステップ535〜ステップ565である。
上記変更に加えて、ACCSシステム100はサーバーレベル容量プロセッサ140の追加の層を含むことができる。この場合、ACCSシステム100は多層実装であることができ、それにより上述の構造および機能がポリシーの構成、接続トークン要求、レポート、および他の機能の追加の層を含む。
さらなる変更として、ACCSシステム100は、複数のネットワークオペレータを支持するように設計および展開されることができる。この一例では、マスターレベル容量プロセッサ150はネットワークオペレータごとに1つのプールである、複数のマスターアクティブ接続アクセスプール152を有することができる。同様に、各サーバーレベル容量プロセッサ140は、複数のアクティブな接続予約プール142を有することができ、各クライアントレベル容量プロセッサ130は複数のアクティブな接続予約132を有することができる。この場合、マスターレベル容量プロセッサ150と、サーバーレベル容量プロセッサ140と、クライアントレベル容量プロセッサ130とのそれぞれは、優先順位を設定し、要求の多い期間にネットワークオペレータ間の競合または衝突を解決する別個のポリシー構成ならびにマスター構成を有することができる。代替的には、複数のネットワークオペレータは上記のプールを共有し、それによって接続トークンが各ネットワークオペレータに割り当てられたサービスレベルに比例して分割されてもよい。

Claims (30)

  1. 無線通信ネットワークにおいて容量を割り当てるシステムであって、
    それぞれが対応するベースバンドプロセッサに接続された複数のベースバンドレベル容量プロセッサであって、前記複数のベースバンドレベル容量プロセッサのそれぞれは、アクティブに接続された無線デバイスの数と、非アクティブに接続された無線デバイスとの数とを決定し、ベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを保持し、少なくとも1つの要求元無線デバイスからのアクティブな接続の要求に応答する、複数のベースバンドレベル容量プロセッサと、
    それぞれが無線基地局に対応し、それぞれが複数のベースバンド容量プロセッサ内のベースバンドレベル容量プロセッサの別個のサブセットに結合される、複数のクライアントレベル容量プロセッサであって、前記複数のクライアントレベル容量プロセッサのそれぞれがアクティブな接続予約を保持し、その対応するベースバンドレベル容量プロセッサのそれぞれに前記ベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを提供し、クライアントレベル先読み機能を実行してアクティブな接続の将来の要求を決定し、その対応するベースバンドレベル容量プロセッサからのベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、複数のクライアントレベル容量プロセッサと、
    を備える、システム。
  2. 前記複数のベースバンドレベル容量プロセッサのそれぞれは、各範囲内無線デバイス接続状態を決定することにより、前記アクティブに接続された無線デバイスの数と前記非アクティブに接続された無線デバイスの数とを決定する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記ベースバンドレベル容量プロセッサは、前記アクティブに接続された無線デバイスのそれぞれと、前記非アクティブに接続された無線デバイスのそれぞれとに対応するデバイスカテゴリーを決定する、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記ベースバンドレベル容量プロセッサが、
    そのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てから利用可能なアクティブな接続の数を決定するステップと、
    アクティブな接続の要求の許可が前記利用可能なアクティブな接続の数を超えるかを決定するステップと、
    前記アクティブな接続の要求が前記利用可能なアクティブな接続の数を超えない場合、前記アクティブな接続の要求を許可するステップと、
    前記アクティブな接続の要求の許可が前記利用可能なアクティブな接続の数を超える場合、前記ベースバンドレベル容量プロセッサがその対応するベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを超えることを許可されているかを決定し、また、前記アクティブな接続の要求の許可がオーバーフロー制限を越えるかを決定するステップと、
    前記アクティブな接続の要求の許可が前記オーバーフロー制限を超えない場合、前記アクティブな接続の要求を許可するステップと、
    前記アクティブな接続の要求の許可が前記オーバーフロー制限を超える場合、前記アクティブな接続の要求を拒否するステップと、
    を含むプロセスを使用してアクティブな接続の要求に応答する、請求項1に記載のシステム。
  5. 前記ベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てが複数の接続トークンを備える、請求項4に記載のシステム。
  6. 各ベースバンドレベル容量プロセッサがベースバンドレベル先読み機能を実行する、請求項1に記載のシステム。
  7. 各ベースバンドレベル容量プロセッサが、前記ベースバンドレベル先読み機能の結果に基づいて、そのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当ての余剰部分を前記クライアントレベル容量プロセッサに解放する、請求項6に記載のシステム。
  8. 各クライアントレベル容量プロセッサが、
    そのアクティブな接続予約から利用可能なアクティブな接続の数を決定するステップと、
    ベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に対応する第1の量が、前記利用可能なアクティブな接続の数を超えるかを決定するステップと、
    前記第1の量が前記利用可能なアクティブな接続の数を超えない場合、前記ベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求を許可するステップと、
    前記第1の量が前記利用可能なアクティブな接続の数を超える場合、前記ベースバンドレベル容量プロセッサがそのアクティブな接続予約を超えることを許可されているかを決定し、前記第1の量の提供がオーバーフロー制限を超えるかを決定するステップと、
    前記第1の量が前記オーバーフロー制限を超えない場合、ベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求を許可するステップと、
    前記第1の量が前記オーバーフロー制限を超えた場合、前記ベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求を拒否するステップと、
    を含むプロセスを使用することにより、ベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、請求項1に記載のシステム。
  9. 各ベースバンドレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じてそのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを保持し、各ベースバンドレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じてベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当てを要求し、各クライアントレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じてそのアクティブな接続予約を保持し、各クライアントレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じてベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、請求項8に記載のシステム。
  10. 各クライアントレベル容量プロセッサが、1つ以上の比較的負荷が小さいベースバンドレベル容量プロセッサからのアクティブな接続の余剰を受信し、前記アクティブな接続の余剰の少なくとも一部を、その対応するベースバンドレベル容量プロセッサの別個のサブセット内の1つ以上の比較的負荷が過剰なベースバンドレベル容量プロセッサに分配する、請求項1に記載のシステム。
  11. 各クライアントレベル容量プロセッサが、その対応するベースバンドレベル容量プロセッサの別個のサブセットのそれぞれに対応する複数の履歴データであって、
    時間に応じた前記ベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てに対応する第1のデータと、
    前記ベースバンドレベル容量プロセッサがそのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当てを超えた各イベントに対応する第2のデータと、
    前記ベースバンドレベル容量プロセッサがベースバンドレベルの追加のアクティブな接続の割り当てを要求する各イベントに対応する第3のデータと、
    前記ベースバンドレベル容量プロセッサがそのベースバンドレベルのアクティブな接続の割り当ての余剰部分を前記クライアントレベル容量プロセッサに解放した各イベントに対応する第4のデータと、
    を備えるデータを格納する、請求項1に記載のシステム。
  12. 各クライアントレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じてその対応する複数の履歴データを格納する、請求項11に記載のシステム。
  13. 各クライアントレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じてそのクライアントレベル先読み機能を実行する、請求項1に記載のシステム。
  14. それぞれが前記複数のクライアントレベル容量プロセッサ内のクライアントレベル容量プロセッサの別個のサブセットに接続された複数のサーバーレベル容量プロセッサであって、各サーバーレベル容量プロセッサがアクティブな接続アクセスプールを保持し、サーバーレベル先読み機能を実行し、その対応するクライアントレベル容量プロセッサからのクライアントレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、複数のサーバーレベル容量プロセッサと、
    前記複数のサーバーレベル容量プロセッサに接続されたマスターレベル容量プロセッサであって、前記マスターレベル容量プロセッサがマスターアクティブ接続アクセスプールを保持し、マスターレベル先読み機能を実行し、前記複数のサーバーレベル容量プロセッサのそれぞれからのサーバーレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、マスターレベル容量プロセッサと、
    をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  15. 各サーバーレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じてそのアクティブな接続アクセスプールを保持し、前記マスターレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じて前記マスターアクティブ接続アクセスプールを保持し、前記マスターレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じてサーバーレベルの追加のアクティブな接続の割り当ての要求に応答する、請求項14に記載のシステム。
  16. 各サーバーレベル容量プロセッサが、デバイスカテゴリーに応じてそのサーバーレベル先読み機能を実行し、前記マスターレベル容量プロセッサがデバイスカテゴリーに応じて前記マスターレベル先読み機能を実行する、請求項15に記載のシステム。
  17. 各クライアントレベル容量プロセッサがそのアクティブな接続アクセスプールの余剰部分をその対応するサーバーレベル容量プロセッサに解放する、請求項15に記載のシステム。
  18. 各サーバーレベル容量プロセッサが、1つ以上の比較的負荷の小さいクライアントレベル容量プロセッサからアクティブな接続余剰を受信し、前記アクティブな接続余剰の少なくとも一部をその対応するクライアントレベル容量プロセッサの別個のサブセット内の1つ以上の比較的負荷が過剰なクライアントレベル容量プロセッサに分配する、請求項15に記載のシステム。
  19. 無線通信システムにおいて接続容量を動的に割り当てる方法であって、
    より低い処理レベルで、ベースバンドプロセッサに接続されたアクティブに接続された無線デバイスの数と非アクティブに接続された無線デバイスの数とを決定するステップと、
    先読み機能を実行してアクティブな接続の将来のニーズを決定するステップと、
    前記アクティブに接続された無線デバイスの数および前記アクティブな接続の将来のニーズを、アクティブな接続の割り当てと比較するステップと、
    前記比較するステップが、前記アクティブな接続の割り当てにおけるアクティブな接続の不十分な数を示す場合、上位の処理層から追加のアクティブな接続の割り当ての要求を送信するステップと、
    前記比較のステップが前記アクティブな接続の割り当てにおけるアクティブな接続の余剰を示す場合、前記アクティブな接続の余剰を前記上位の処理層に解放するステップと、を含む方法。
  20. 前記アクティブに接続された無線デバイスの数を決定する前記ステップが、
    a)無線デバイスに対応するRRCステートパラメータを取得するステップと、
    b)前記無線デバイスに対応する1つ以上のE−RABパラメータを取得するステップと、
    c)前記RRCステートパラメータが接続状態を示し、かつ、前記1つ以上のE−RABパラメータの少なくとも1つが保証ビットレートQCIを示す場合、前記アクティブに接続された無線デバイスの数をインクリメントするステップと、
    を含む請求項19に記載の方法。
  21. 前記アクティブに接続された無線デバイスの数を決定する前記ステップが、
    a)無線デバイスに対応するRRCステートパラメータを取得するステップと、
    b)前記無線デバイスに対応する1つ以上のE−RABパラメータを取得するステップと、
    c)前記RRCステートパラメータが接続状態を示し、かつ、前記1つ以上のE−RABパラメータの少なくとも1つが非保証ビットレートQCIを示す場合、前記無線デバイスに対応するPDCPサブ層、RLCサブ層またはMACサブ層の少なくとも1つからバッファ状態情報を取得し、また、前記バッファ状態情報がダウンリンクデータがバッファリングされたことを示す場合、前記アクティブに接続された無線デバイスの数をインクリメントするステップと、
    を含む、請求項19に記載の方法。
  22. 前記アクティブに接続された無線デバイスの数を決定する前記ステップが、
    a)無線デバイスに対応するRRCステートパラメータを取得するステップと、
    b)前記無線デバイスに対応する1つ以上のE−RABパラメータを取得するステップと、
    c)前記RRCステートパラメータが接続状態を示し、かつ、前記1つ以上のE−RABパラメータの少なくとも1つが非保証ビットレートQCIを示す場合、前記無線デバイスに対応する非ゼロのバッファステータスレポートが各E−RABパラメータに対応する前記ベースバンドプロセッサによって受信されていたかを決定し、また、前記非ゼロのバッファステータスレポートが前記ベースバンドプロセッサによって受信されていた場合、前記アクティブに接続された無線デバイスの数をインクリメントするステップと、
    を含む、請求項19に記載の方法。
  23. 前記アクティブに接続された無線デバイスの数と前記非アクティブに接続された無線デバイスの数とを決定する前記ステップが、
    a)無線デバイスに対応するRRCステートパラメータを取得するステップと、
    b)前記無線デバイスに対応する1つ以上のE−RABパラメータを取得するステップと、
    c)前記RRCステートパラメータが接続状態を示し、かつ、前記1つ以上のE−RABパラメータの少なくとも1つが非保証ビットレートQCIを示す場合、各E−RABパラメータに対応するRLCリオーダリングタイマーに対応する状態を取得し、また、前記RLCリオーダリングタイマーが作動している場合、前記アクティブに接続された無線デバイスの数をインクリメントするステップと、
    を含む、請求項19に記載の方法。
  24. 前記非アクティブに接続された無線デバイスの数を決定するステップが、
    a)無線デバイスに対応するRRCステートパラメータを取得するステップと、
    b)前記無線デバイスに対応する1つ以上のE−RABパラメータを取得するステップと、
    c)前記RRCステートパラメータが接続状態を示し、かつ、前記1つ以上のE−RABパラメータの少なくともつが非保証ビットレートQCIを示す場合、前記無線デバイスに対応する制御プレーンCIoT EPS最適化が使用されているかを決定し、前記無線デバイスに対応するシグナリング無線ベアラが保留中のデータを有するかを決定し、また、いずれも真である場合は前記非アクティブに接続された無線デバイスの数をインクリメントし、いずれも偽である場合は前記非アクティブに接続された無線デバイスの数をインクリメントするステップと、
    を含む、請求項19に記載の方法。
  25. 前記アクティブに接続された無線デバイスの数と前記非アクティブに接続された無線デバイスの数とを決定する前記ステップが、
    a)無線デバイスに対応するRRCステートパラメータを取得するステップと、
    b)前記無線デバイスに対応する1つ以上のE−RABパラメータを取得するステップと、
    c)前記RRCステートパラメータが接続状態を示し、かつ、前記無線デバイスがE−RABパラメータを有しない場合、前記無線デバイスに対応する制御プレーンCIoT EPS最適化が使用されているかを決定し、前記無線デバイスに対応するシグナリング無線ベアラが保留中のデータを有するかを決定し、また、いずれも真である場合は前記アクティブに接続された無線デバイスの数をインクリメントし、いずれも偽である場合は前記非アクティブに接続された無線デバイスの数をインクリメントするステップと、
    を含む、請求項19に記載の方法。
  26. ベースバンドプロセッサに接続されたアクティブに接続された無線デバイスの数と、非アクティブに接続された無線デバイスの数とを決定する前記ステップが、LTEデバイスカテゴリーを決定するステップを含む、請求項19に記載の方法。
  27. 前記先読み機能が、LTEデバイスカテゴリーに応じてアクティブな接続の将来のニーズを決定する、請求項26に記載の方法。
  28. 前記アクティブな接続の割り当てが複数の接続トークンを備える、請求項19に記載の方法。
  29. 前記アクティブに接続された無線デバイスの数および前記アクティブな接続の将来のニーズを、アクティブな接続の割り当てと比較する前記ステップが、
    割り当てられた接続トークンの現在の数を取得するステップと、
    前記割り当てられた接続トークンの現在の数を、前記アクティブに接続された無線デバイスの数の合計に対応する接続トークンの数および前記アクティブな接続の将来のニーズに対応する接続トークンの数と比較するステップと、
    前記アクティブに接続されたデバイスの数に対応する接続トークンの数と前記アクティブな接続の将来のニーズに対応する接続トークンの数との合計が、前記割り当てられたトークンの現在の数よりも多い場合、前記合計数−前記割り当てられたトークンの現在の数がソフト制限を超えるかを決定するステップと、
    前記合計数−割り当てられたトークンの現在の数が前記ソフト制限を超える場合、追加の接続トークンを要求するステップと、
    を含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記複数の接続トークンのそれぞれが対応するデバイスカテゴリーを備える、請求項28に記載の方法。
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