JP3800729B2

JP3800729B2 - Upper thread swing prevention device for sewing machine

Info

Publication number: JP3800729B2
Application number: JP15499497A
Authority: JP
Inventors: 雅夫小川
Original assignee: Brother Industries Ltd
Current assignee: Brother Industries Ltd
Priority date: 1997-06-12
Filing date: 1997-06-12
Publication date: 2006-07-26
Anticipated expiration: 2017-06-12
Also published as: JPH11489A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ミシンの天秤及び針棒の上下動等により被縫物の下方でループを形成する上糸を、回転釜が捕捉する際に、揺動しないようにする上糸揺動防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ミシンの天秤及び針棒の上下動等により被縫物の下でループを形成する上糸は、回転釜の剣先に掛けられ、回転釜をくぐり抜けることで下糸と交差して、縫い目を形成するものであるが、この上糸が例えば縫い針の上下動等により被縫物上方で揺動すると、被縫物下方で形成されるループもこれに伴い揺動し、回転釜の剣先に掛からず縫い目が形成されないという不都合が生じる。また、糸切れ、ヒッチステッチの発生にも影響し、こうした不都合をなくすため図７に示すように天秤から縫い針までの間の上糸１を押さえ、上糸１の揺動を防止する上糸揺動防止装置が提案されている。上糸揺動防止装置は様々の物が実用に供されており、又、多くの考案等が提案されている。
【０００３】
図７に示す物は、従来最も良く知られている方法であり以下に説明する。
【０００４】
まず、図７（ａ）に示す上糸揺動防止装置において、１００はミシン本体の天秤から縫い針までの間に固着される第１板体であり、１０１は第１板体と向かい合うように設けられる第２板体である。１０２は第２板体１０１を貫いて第１板体１００に先端を螺合するネジ体である。そして１０３は、一端をネジ体１０２に係合し、他端を第２板体１０１に当接するバネであり、第２板体１０１を第１板体１００に対し付勢している。
【０００５】
以上の構成からなる上糸揺動防止装置の各板体１００、１０１との間に図に示すよう上糸１を通せば上糸揺動防止装置はバネ１０３付勢によって上糸１を押さえるため、上糸１の揺動を防止することができる。また、上糸１への押え圧は、ネジ体１０２の進退によって調整可能である。図７（ｂ）に示す上糸揺動防止装置は、Ｕ字状をなすゴム材１０４からなり、天秤から縫い針までの間のミシン本体に固着され、図に示すように上糸１を挟むよう押さえて上糸１の揺動を防止することができる。
【０００６】
図７（ｃ）示す上糸揺動防止装置は、図に示すようにフェルト１０５にＶ溝を切り上糸１を溝内のＶ溝先端部で狭持し抵抗を与えることで上糸１の揺動を防止することができる。図７（ｄ）に示す上糸揺動防止装置は、複数個の突出ピン１０６を配置して上糸１を屈曲させて上糸１に抵抗を与えるようにして上糸１の揺動を防止することができる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の技術には次のような問題があった。図７（ａ）に示す上糸揺動防止装置は、天秤及び針棒の上下動による上糸の供給時、糸締め時のいずれにあっても上糸を押さえているために毎針ごとに相当量の上糸をしごき、被縫製物の下方でループを形成する上糸のヨリを戻してしまい、回転釜の剣先が適正に上糸を捕捉できないという不都合が生じる。即ち撚糸のヨリが戻るために上糸が二つとか三つに割れた状態となり、回転釜の剣先はこれらの割れた繊維糸の一部を捕捉して縫い目を形成したり、切断したり等の不都合を生ずることとなって上糸の種類によって微妙な調整を必要としていた。
【０００８】
図７（ｂ）、（ｃ）、に示すものは弾力性のあるゴム、フェルトを利用した無調整タイプの上糸揺動防止装置であるが（ａ）と同様に常時糸を挟んでいるので上糸のしごきによる弊害とともに、上糸との摺り合わせによる摩耗が著しく、頻繁な交換が必要となるものであった。
【０００９】
図７（ｄ）は複数個の突出ピン１０６を配置して上糸１を屈曲させて上糸１に抵抗を与えるようにしたものであるが、やはり屈曲抵抗により上糸をしごくとともに、特に、ミシンの縫製スピード変化による屈曲抵抗の変化が激しいため糸調子（上糸と下糸の縫い目のバランス）に問題があった。
【００１０】
上記の上糸揺動防止装置は上述したように、上糸の揺動を防止し上糸揺動に起因する目飛び、糸切れ、ヒッチステッチの発生頻度を減少させることができる。しかし常時上糸１に接触し糸をしごくことから新たに別要因の目飛び、糸切れ、糸ソゲ（糸が割れてその割れた糸が部分的に切断されていき、ついには糸切れに至る状態）が発生することがあった。また、糸調子においても天秤の糸締め作用時に上糸揺動防止装置の装備されているミシンの方が抵抗が大きくなり上糸調子器側から余分に上糸が供給されることになり、縫い目としては上糸の過供給状態となり特別に糸調子器の圧力設定を強くしなければならなかった。ところが一般的にミシンの糸調子器は２枚の調子皿によって上糸を狭持することで上糸に圧力を付与しているのでここでも撚糸のヨリは戻りやすくなり、糸調子器の狭持圧力を強くすることは必ずしも好ましいことではなかった。
【００１１】
本発明はこれらの問題点を解消するために、即ち天秤から縫い針までの間の上糸をしごくことなく上糸の揺動を防止し、且つ縫製時の糸調子に影響せず、簡単操作（片手操作）で糸かけでき、メンテナンスの容易な上糸揺動防止装置を提供しようとする物である。
【００１２】
本発明は、上述した問題点を一挙に解決する新規な方法である。即ち、本発明は、揺動防止装置を上糸を押圧することなく上糸の揺動を防止し得るように毛状繊維体によるスリット状の糸案内装置とし、天秤が下降して天秤から縫い針の間の上糸が緩んでも、この揺動防止装置から縫い針までの間の上糸がふらつかないようにすることで、縫い品質を向上させるとともに、縫製準備のための糸掛け時の上糸を特別な操作をすることなく容易に揺動防止装置内に進入させ得るようにすることを目的としている。
【００１３】
【００１４】
【課題を解決するための手段】
これらの目的を達成するために、本発明の請求項１記載の上糸揺動防止装置は、天秤と針棒の先端に固定される縫い針との間の上糸経路に配置され、ミシンカバーで構成される上糸掛け経路に糸掛けされる上糸が進入して通過可能な対向する二面を有するスリット状のＵ溝が形成される糸案内体と、前記Ｕ溝の対向する面の一方に着脱可能に装着される毛状繊維体であって、この毛状繊維体の毛先が前記Ｕ溝の他方の面と直交する方向に整列される毛状繊維体とを備えるものを対象として、特に、前記上糸掛け経路に上糸の糸掛け作業を行う際、前記毛状繊維体の毛先と前記Ｕ溝の他方の面との両者間に上糸が進入するか、又は糸掛け作業の仕方によって前記両者間に上糸が進入しない場合には前記天秤の上昇による上糸引き締め時に前記両者間に上糸が進入するように、前記毛状繊維体の毛先が前記Ｕ溝の他方の面に微少量接触又は微少量離間するように配設されるものである。
【００１５】
請求項２記載の上糸揺動防止装置は、前記糸案内体が前記針棒を左右移動可能に支持する針棒台又は前記針棒下端部の針抱きに設けられるものである。
【００１６】
上記の構成を有する請求項１乃至２記載の上糸揺動防止装置に於いて、オペレーターは天秤への糸掛け後、上糸の糸端を持って、針棒に固定された糸案内部あるいは針穴に導く。この時ミシンの上糸経路上に配置された糸案内体のＵ溝の対向する二面の一方に装着される毛状繊維体の毛先とＵ溝の他方の面との両者間に上糸が進入する。この毛状繊維体はＵ溝の他方の面に対し毛先が微少量接触または、微少量離間しているので毛状繊維体の毛先とＵ溝の他方の面との両者間に上糸が進入するときの抵抗は極めて僅かでありスムースに導くことが出来る。また、天秤及び針棒の上下動による上糸の供給および引き締め時に上糸に与える抵抗も極めて僅かであり、糸をしごくことはない。毛状繊維体の毛先は上糸の表面に多数存在する毛状の繊維を捕らえ、天秤の下降時に際し、上糸が余って縫い針側へだぶつくことを防止し回転釜の上糸の捕捉を適正なものとする。また、毛状繊維体の毛先はＵ溝の他方の面に直交する方向に整列されているので、上糸を毛状繊維体の毛先とＵ溝の他方の面との両者間に進入しやすくさせていると共に、縫製中の上糸のふらつき程度では毛状繊維体の毛先とＵ溝の他方の面との両者間から出ないようにしている。
【００１７】
請求項２記載の上糸揺動防止装置は、糸案内体が針棒を左右移動可能に支持する針棒台又は前記針棒下端部の針抱きに設けられるので、針棒の左右移動動作に追従して前記糸案内体も左右移動すると共に、縫い針に近接した位置であるので、前記糸案内体から縫い針までの上糸をより安定させることができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した一実施例を図面を参照して説明する。
【００１９】
図１に示すように、ミシンの機枠２には、駆動源である電動モーター３が固定されこれにより回転駆動される上軸４と、更に駆動伝達ベルト５により回転駆動される下軸６が具備されている。上軸４の回転は詳細には説明しない天秤クランク７及び針棒クランクを介して、天秤８を揺動運動させると共に、下端に縫い針９を備えた針棒１０を上下運動させる。一方、下軸６の回転は釜ギヤ１１を介して２倍速に図示しない下糸ボビンを備えた外釜１２を回転させ、下軸６に固定された上下水平送りカム１３を介して布送り歯１４を上下水平駆動する。このように構成されたミシンにおいて、針棒１０、外釜１２、天秤８、布送り歯１４の運動は図２に示すタイミングチャートで表される所定のタイミングで作動するが通常の本縫いミシンのそれと変わりないので詳細説明は省略する。
【００２０】
次に図３を用いてミシンの上糸掛けに関し一般的な糸掛け手順を説明する。上糸１は糸立て棒２０に装着された糸駒２１から第一の糸案内２２を経て糸調子圧付与装置２３に導かれる。次に下降して第２の糸案内２４へ糸掛けされた後、Ｕターンして天秤８の糸孔２５へ通され、再び下降して針棒１０の針抱き１０ａ付近に設けられた針棒糸案内２６へ糸かけされた後、針穴９ａに通される。機枠２には、フロントカバー２７、面板２８、糸道カバー２９が機枠２を包むように固定され、ミシンの外観を形成すると共に上記上糸掛けの経路を形成している。本発明に関わる上糸揺動防止装置は天秤８の糸孔２５から針穴９ａに至る間の上糸経路上に配設されており、天秤８の上下運動の下端よりも下方の面板２８とフロントカバー２７との境目によって構成された上糸掛け経路３０（図４）の奥に位置し、機枠２に装着されている。
【００２１】
さて、本発明の上糸揺動防止装置の構成について、図４及至図６を参照して以下に詳述する。
【００２２】
糸案内体３１は、Ｌ形の板状を成しその一端でミシン機枠に固定されており、もう一端は天秤８の糸穴２５から針抱き１０ａに固着された針棒糸案内２６又は針穴９ａに至る上糸経路に対し略直交する面を有している。この面には中央付近に上糸を通過させるＵ溝３１ａが形成され、このＵ溝３１ａの開口部は上述の面板２８とフロントカバー２７との境目によって構成された上糸掛け経路３０に向かっている。また、Ｕ溝３１ａは上糸１の接触に備え磨かれている。Ｕ溝３１ａを境にして一方には毛状繊維体３３を備えたスナップホルダー３４を装着可能にする鉤状部３１ｂが形成され、もう一方はＵ溝３１ａのＡ面より延長してフロントカバー２７に近接して平行に延びる稜線３１ｃを有しており、上糸１がフロントカバー２７の奥へ進入してミシンを構成する図示しない他の部品に引っ掛かることの無いようにしている。
【００２３】
毛状繊維体３３を備えたスナップホルダー３４は樹脂成型され中央部に糸案内体３１の鉤状部３１ｂに嵌合する一辺が割れた角穴３４ａと、糸案内体３１の鉤状部３１ｂに引掛かって抜け止めとするフック部３４ｂと、毛状繊維体３３を接着する接着面３４ｃを有する。この接着面３４ｃは糸案内体３１に装着された状態で糸案内体３１のＵ溝内に配置されＵ溝３１ａのＡ面と平行となる。毛状繊維体３３は市販の弾性のある直毛で整列されたシート状のものを長方形に型抜きしたもので前記スナップホルダーの接着面３４ｃに接着されており、毛状繊維体３３の毛先は糸案内体３１のＡ面に向かって僅かに接触するか、僅かに離間するかの状態に配設されてその両者間で糸揺動防止部を形成している。スナップホルダー３４の前面部３４ｄは面板２８の前面部に対して近接して平行に延びていて上糸１が面板２８の奥に進入してミシンを構成する他の部品に引掛かることの無いようにしている。
【００２４】
以上のような上糸揺動防止装置を搭載した家庭ミシンについて説明する。
【００２５】
まず、このように構成されたミシンにおいて、所定の上糸掛け作業を行うと、面板２８とフロントカバー２７との境目によって構成された上糸掛け経路３０の奥に位置する糸案内体３１のＵ字溝３１ａの開口部からＵ字溝３１ａのＡ面と毛状繊維体３３の間へ特別な作業を追加することなくガイドされる。毛状繊維体３３の弾性のある直毛は整列され、毛先はＵ字溝３１ａのＡ面に向かって僅かに接触するか、もしくは僅かに離間するかの状態に配設されているのでＵ字溝３１ａのＡ面と毛状繊維体３３の毛先の間に導かれると共に容易にスリットである糸揺動防止部（以後、この糸揺動防止部をスリット３２と称する）へ進入することができる。即ち上糸掛けの際に、糸駒２１からの上糸経路の僅かな抵抗によって上糸１が張る状態程度で進入することができる。
【００２６】
この時オペレーターの作業の仕方によって上糸揺動防止装置内に上糸が進入できなかったとしても、ミシンを駆動すれば天秤８の上昇による上糸引き締め時に進入できるので問題ない。このような場合、即ち縫い始めの第１針目には天秤８の下降によって上糸が大きく緩みやすくなるので、糸案内体３１の稜線３１ｃとスナップホルダー３４の前面部３４ｄによって上糸１が面板２８やフロントカバー２７の奥に進入してミシンを構成する他の部品に引掛かることの無いように、また、上糸揺動防止装置自身に引掛かることの無いようにしている。
【００２７】
次に、ミシンの所定の糸掛けを行い針穴９ａに上糸１を通し、縫製を開始すると、天秤８及び針棒１０の上下動による上糸１の供給および引き締め時に上糸１も激しく上下動し、この毛状繊維体３３と糸案内体３１のＵ字溝３１ａのＡ面とからなるスリット３２を上下に出入りする。
【００２８】
この際にも、本構成によるスリット３２の上糸に与える抵抗は極めて僅かであり、上糸１をしごいて撚糸のヨリを戻すことはない。毛状繊維体３３の毛先は上糸１の表面に多数存在する毛状の繊維を捕らえ、天秤８の下降時に際し、上糸１が余ってスリット３２位置より下の縫い針９側へだぶつくことを防止することができる。従って、本実施例のように上糸掛けしやすくするための開口部２６ａを有する針棒糸案内２６に対して、縫製中にその開口部２６ａから上糸１が外れることなく、針抱き１０ａに固着された針棒糸案内２６と共働して縫い針９の針溝９ｂに上糸１をスムースに案内して外釜１２の上糸１の捕捉を適正なものとする。スリット３２内の毛状繊維体３３は対面に対し直行する方向に毛先が整列され上糸１をスリット３２内に進入しやすくさせていると共に、縫製中の上糸１のふらつき程度ではスリット３２から糸掛け経路３０方向に出ないようにしている。
【００２９】
次に本発明による上糸揺動防止装置の変形実施例を説明する。
【００３０】
図６において、その（ａ）は本発明の揺動防止装置の左側面図であり、その（ｂ）は本発明の上糸揺動防止装置を針棒最上位位置の針抱き１０ａに近接してジグザグミシンの針棒台３５に設けたミシンである。このように構成した場合においてはジグザグミシンの針棒の左右移動動作に追従してスリット３２も動作すると共に、針に近接してスリット３２を配設できるので、スリット３２から針穴９ａまでの上糸１がより安定し、針棒糸案内２６を削除することも可能である。また、図６（ｃ）に示すように上下動する針棒１０の針抱き１０ａに装着するよう変形することも可能であるので追記する。
【００３１】
【発明の効果】
以上詳述したことから明らかなように、本発明の請求項１記載の上糸揺動防止装置によれば、ミシンによる縫製に際し、毛状繊維体の毛先はＵ溝の他方の面に僅かに接触するか、もしくは僅かに離間するように配設されるので、前記毛状繊維体の毛先と前記Ｕ溝の他方の面との間のスリットを通過する上糸に僅かの抵抗を付与するだけで、上糸を押圧することはない。従って、上糸が押圧された状態でしごかれることでヨリが戻ってしまう糸ソゲの発生が防止でき、この糸ソゲに起因する目飛び、糸切れの発生を防止し、縫い品質を向上させることができる。
また、毛状繊維体の毛先は上糸の表面に多数存在する毛状の繊維を捕らえるので、天秤の下降時に際して余る上糸が、糸案内体が配置される位置より下側の縫い針側へだぶつくことを防止できる。即ち、縫製中の上糸の揺動が確実に防止できる。従って、針抱きに固着された針棒糸案内と共働して縫い針の針溝に上糸をスムースに案内し、外釜の上糸の捕捉を適正なものとするので、この上糸の揺動に起因する目飛び、糸切れ、ヒッチステッチの発生を防止でき、縫い品質を向上させることができる。
また、毛状繊維体が糸案内体に着脱可能に装着されているので、毛状繊維体にたまりやすい綿ほこり等の清掃もしくは交換が容易となる。
【００３２】
更に、毛状繊維体の毛先がＵ溝の他方の面に直交する方向に整列されているので、糸掛け時に上糸が容易にスリットに進入することができ、縫製中の上糸のふらつき程度ではスリットから出てしまうことはない。
そして、オペレーターが上糸掛け経路に上糸の糸掛け作業を行う際、糸掛け作業の仕方によって上糸がスリットに進入しない場合においても、天秤の上昇による上糸引き締め時に上糸がスリットに進入するので、上糸の揺動を確実に防止でき、縫い品質を向上させることができる。
【００３３】
本発明の請求項２記載の上糸揺動防止装置によれば、針棒の左右移動動作に追従してスリットも左右移動すると共に、縫い針に近接した位置であるので、スリットから縫い針までの上糸がより安定するので、上糸の揺動防止効果が更に高くなり、縫い品質を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】一般的なミシンの機構図である。
【図２】一般的なミシンの主要な要素のタイミングチャートである。
【図３】一般的ミシンの上糸掛けを説明する斜視図である。
【図４】本発明の上糸揺動防止装置を示す斜視図である。
【図５】本発明の上糸揺動防止装置の分解斜視図である。
【図６】本発明の変更機構例を示す側面図である。
【図７】従来の上糸揺動防止装置の機構例を示す斜視図である。
【符号の説明】
１上糸
２機枠
８天秤
９縫い針
１０針棒
２７フロントカバー
２８面板
３１糸案内体
３１ａ糸案内体のＵ字溝
３３毛状繊維体
３４スナップホルダー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an upper thread swing prevention device for preventing an upper thread that forms a loop below a sewing object by a vertical movement of a sewing machine balance, a needle bar, etc. from being swung when a rotary hook catches the upper thread. Is.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, an upper thread that forms a loop under the workpiece by the vertical movement of the sewing machine balance and needle bar is hung on the sword tip of the rotary hook, crosses the lower thread by passing through the rotary hook, and the seam When the upper thread swings above the workpiece due to, for example, the vertical movement of the sewing needle, the loop formed below the workpiece also swings along with this, and is moved to the sword tip of the rotary hook. There is an inconvenience that the seam is not formed. Further, in order to eliminate the inconvenience which affects the occurrence of thread breakage and hitch stitch, as shown in FIG. 7, the upper thread 1 between the balance and the sewing needle is pressed to prevent the upper thread 1 from swinging. An anti-swing device has been proposed. Various types of upper thread swing prevention devices have been put to practical use, and many devices have been proposed.
[0003]
The object shown in FIG. 7 is a method that is best known in the past, and will be described below.
[0004]
First, in the upper thread swing prevention device shown in FIG. 7 (a), reference numeral 100 denotes a first plate fixed between the balance of the sewing machine body and the sewing needle, and 101 faces the first plate. It is the 2nd board body provided. Reference numeral 102 denotes a screw body that penetrates through the second plate body 101 and is screwed into the first plate body 100. Reference numeral 103 denotes a spring having one end engaged with the screw body 102 and the other end in contact with the second plate 101, and biases the second plate 101 against the first plate 100.
[0005]
If the upper thread 1 is passed between the plates 100 and 101 of the upper thread swing prevention device having the above-described configuration as shown in the drawing, the upper thread swing prevention device presses the upper thread 1 by the spring 103 biasing. The swinging of the upper thread 1 can be prevented. Further, the presser pressure on the upper thread 1 can be adjusted by the advancement / retraction of the screw body 102. The upper thread swing prevention device shown in FIG. 7B is made of a rubber material 104 having a U-shape, and is fixed to the sewing machine body between the balance and the sewing needle, and sandwiches the upper thread 1 as shown in the figure. Thus, the upper thread 1 can be prevented from swinging.
[0006]
The upper thread anti-swing device shown in FIG. 7 (c) cuts the V-groove in the felt 105 as shown in the figure and holds the upper thread 1 at the tip of the V-groove in the groove to give resistance. Oscillation can be prevented. The upper thread swing prevention device shown in FIG. 7 (d) prevents the upper thread 1 from swinging by arranging a plurality of projecting pins 106 to bend the upper thread 1 to give resistance to the upper thread 1. can do.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the conventional technique has the following problems. The upper thread swing prevention device shown in FIG. 7 (a) presses the upper thread regardless of whether the upper thread is supplied or moved when the balance and needle bar are moved up and down. A considerable amount of the upper thread is squeezed, and the twist of the upper thread that forms a loop below the workpiece is returned, causing a disadvantage that the sword tip of the rotary hook cannot properly catch the upper thread. That is, as the twist of the twisted yarn returns, the upper thread is broken into two or three, and the sword tip of the rotary hook catches a part of these broken fiber threads to form a seam, cut, etc. Therefore, a delicate adjustment is required depending on the type of the upper thread.
[0008]
7 (b) and 7 (c) are non-adjustable type upper thread swaying prevention devices using elastic rubber and felt. However, as shown in FIG. In addition to the harmful effects of ironing the upper thread, wear due to friction with the upper thread was significant, requiring frequent replacement.
[0009]
FIG. 7D shows a case where a plurality of protruding pins 106 are arranged to bend the upper thread 1 so as to give resistance to the upper thread 1. There was a problem in thread tension (the balance between the stitches of the upper thread and the lower thread) because the change in the bending resistance due to changes in the sewing speed of the sewing machine was severe.
[0010]
As described above, the upper thread swing prevention device described above can prevent the upper thread from swinging and reduce the occurrence frequency of stitch skipping, thread breakage, and hitch stitch caused by the upper thread swing. However, since it always contacts the upper thread 1 and squeezes the thread, new factors such as skipping, thread breakage, thread soge (the thread breaks and the broken thread is partially cut, eventually leading to thread breakage) State) may occur. Also in the thread tension, the sewing machine equipped with the upper thread anti-swing device has a higher resistance when the balance is tightened, and the upper thread tensioner side supplies extra upper thread, which causes the seam to be stitched. As a result, the upper thread was over-supplied, and the thread tensioner pressure setting had to be increased. However, in general, the thread tensioner of the sewing machine applies pressure to the upper thread by pinching the upper thread with two tension plates, so that the twist of the twisted thread is easily returned here, and the thread tensioner is Increasing the pressure was not always preferable.
[0011]
In order to solve these problems, the present invention prevents the upper thread from swinging without squeezing the upper thread from the balance to the sewing needle, and does not affect the tension of the thread during sewing. It is an object to provide an upper thread swing prevention device that can be threaded by (one-handed operation) and is easy to maintain.
[0012]
The present invention is a novel method for solving the above-described problems all at once. That is, the present invention provides a slit-shaped thread guide device using a fibrous fibrous body so that the swing prevention device can prevent the upper thread from swinging without pressing the upper thread, and the balance is lowered and sewed from the balance. also loose upper thread between the needle by such upper thread until the needle from the swing prevention device were not unsteady, with make improved sewing have quality, when the yarn hooking for sewing preparation An object of the present invention is to allow the upper thread to easily enter the anti-swing device without any special operation.
[0013]
[0014]
[Means for Solving the Problems]
To achieve these objectives, the needle thread swing prevention device according to a first aspect of the present invention is disposed in the upper thread path between the needle fixed to the distal end of the balance and the needle bar sewing machine cover A thread guide body formed with slit-shaped U-grooves having two opposing faces through which an upper thread threaded through an upper threading path composed of A hair fiber body that is detachably attached to one side, and the hair tip of the hair fiber body is provided with a hair fiber body that is aligned in a direction perpendicular to the other surface of the U groove In particular, when performing the threading operation of the upper thread in the upper threading path, the upper thread enters between both the ends of the hairy fibrous body and the other surface of the U groove, or the thread If the upper thread does not enter between the two due to the way of hanging, the both threads are tightened when the upper thread is tightened by raising the balance. As upper thread enters between, in which bristles of the bristle-like fiber body is disposed so as to be separated small amounts contact or small amount on the other surface of the U-groove.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, the upper thread swing prevention device is provided on a needle bar base that supports the needle bar so that the needle bar can be moved in the left-right direction or a needle clamp at the lower end of the needle bar.
[0016]
3. The upper thread swing prevention device according to claim 1 or 2, wherein the operator holds the thread end of the upper thread after threading on the balance and is fixed to the needle bar. Lead to the needle hole. At this time, the upper thread is located between both the tip of the bristle fibrous body and the other surface of the U groove, which are mounted on one of the two opposite faces of the U groove of the thread guide disposed on the upper thread path of the sewing machine. but to enter. Hairy fibers of This or contact bristles small amount relative to the other side of the U groove, the upper so spaced small amount between both the other surface of the bristles and U grooves hairy fibrous body resistance is very little smooth guide Kukoto can be when the thread enters. Further, the resistance given to the upper thread when the upper thread is supplied and tightened by the vertical movement of the balance and the needle bar is very small, and the thread is not squeezed. The hair ends of the hair-like fibrous body catch a large number of hair-like fibers present on the surface of the upper thread, and when the balance is lowered, it prevents the upper thread from remaining excessively on the sewing needle side. Appropriate capture. Further, since the hair ends of the hairy fibrous body are aligned in a direction perpendicular to the other surface of the U-groove, the upper thread enters between the hair tip of the hairy fibrous body and the other surface of the U-groove. In addition, it is possible to prevent the thread from coming out between both the hair end of the fibrous fibrous body and the other surface of the U-groove when the upper thread fluctuates during sewing.
[0017]
The upper thread swing prevention device according to claim 2 is provided on the needle bar base for supporting the needle bar so that the needle bar can be moved in the left-right direction or the needle holder at the lower end of the needle bar. Following this, the thread guide also moves left and right, and is located close to the sewing needle, so that the upper thread from the thread guide to the sewing needle can be made more stable.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0019]
As shown in FIG. 1, the machine frame 2 of the sewing machine has an upper shaft 4 that is fixedly driven by an electric motor 3 that is a drive source, and a lower shaft 6 that is further rotated by a drive transmission belt 5. It is equipped. Rotation of the upper shaft 4 through the thread take-up crank 7 and the needle bar clan click not described in detail, together with the swinging movement of the balance 8, moved up and down movement of the needle bar 10 with the needle 9 sewing the lower end. On the other hand, the rotation of the lower shaft 6 rotates the outer hook 12 having a lower thread bobbin (not shown) through the hook gear 11 at a double speed, and the cloth feed dog via the vertical horizontal feed cam 13 fixed to the lower shaft 6. 14 is driven horizontally up and down. In the sewing machine configured as described above, the movements of the needle bar 10, the outer shuttle 12, the balance 8, and the cloth feed dog 14 operate at a predetermined timing shown in the timing chart shown in FIG. Since it does not change, detailed description is abbreviate | omitted.
[0020]
Next, a general threading procedure for the upper threading of the sewing machine will be described with reference to FIG. The upper thread 1 is guided from the thread spool 21 mounted on the spool pin 20 to the thread tension applying device 23 through the first thread guide 22. Next, after being lowered and threaded onto the second thread guide 24, a U-turn is made to pass through the thread hole 25 of the balance 8, and the needle bar provided again near the needle clamp 10a of the needle bar 10 is lowered again. After being threaded onto the thread guide 26, it is passed through the needle hole 9a. A front cover 27, a face plate 28, and a yarn path cover 29 are fixed to the machine frame 2 so as to wrap the machine frame 2, thereby forming the appearance of the sewing machine and forming the upper threading path. The upper thread swing prevention device according to the present invention is disposed on the upper thread path between the thread hole 25 of the balance 8 and the needle hole 9a, and the face plate 28 below the lower end of the vertical movement of the balance 8; It is located behind the upper thread hooking path 30 (FIG. 4) formed by the boundary with the front cover 27 and is attached to the machine frame 2.
[0021]
Now, the configuration of the upper thread rocking prevention device of the present invention will be described in detail below with reference to FIGS.
[0022]
The thread guide 31 has an L-shaped plate shape, one end of which is fixed to the sewing machine frame, and the other end is a needle bar thread guide 26 or a needle fixed to the needle holder 10 a from the thread hole 25 of the balance 8. It has a surface substantially orthogonal to the upper thread path leading to the hole 9a. A U-groove 31a for allowing the upper thread to pass therethrough is formed in the vicinity of the center, and the opening of the U-groove 31a is directed toward the upper thread hooking path 30 formed by the boundary between the face plate 28 and the front cover 27 described above. Yes. The U groove 31a is polished in preparation for contact with the upper thread 1. On one side of the U-groove 31a, a hook-like portion 31b is formed so that a snap holder 34 provided with a hairy fibrous body 33 can be mounted, and the other extends from the A surface of the U-groove 31a. The upper thread 1 does not enter the back of the front cover 27 and get caught by other parts (not shown) constituting the sewing machine.
[0023]
The snap holder 34 provided with the hair-like fiber body 33 is resin-molded, and is formed in a square hole 34a that is split into a center portion and fitted into the hook-like portion 31b of the yarn guide body 31, and the hook-like portion 31b of the yarn guide body 31. It has a hook part 34 b that is hooked to prevent it from coming off, and an adhesive surface 34 c that adheres the hairy fibrous body 33. The adhesive surface 34c is disposed in the U groove of the yarn guide 31 while being attached to the yarn guide 31, and is parallel to the A surface of the U groove 31a. The hair-like fibrous body 33 is a sheet-like one aligned with commercially available elastic straight hairs, which is cut into a rectangular shape and adhered to the adhesive surface 34c of the snap holder. Are arranged so as to be slightly in contact with the A surface of the thread guide 31 or slightly separated from each other, and form a thread swing preventing portion between them . The front portion 34d of the snap holder 34 extends close to and parallel to the front portion of the face plate 28 so that the upper thread 1 does not enter the back of the face plate 28 and get caught by other parts constituting the sewing machine. that it has to.
[0024]
A home sewing machine equipped with the above-described upper thread swing prevention device will be described.
[0025]
First, in the sewing machine configured as described above, when a predetermined upper thread hooking operation is performed, the U of the thread guide body 31 located at the back of the upper thread hooking path 30 formed by the boundary between the face plate 28 and the front cover 27. It guides without adding a special operation | work between the A surface of the U-shaped groove 31a, and the hair-like fiber body 33 from the opening part of the groove 31a. The elastic straight hairs of the hair-like fibrous body 33 are aligned, and the hair tips are arranged so as to slightly contact or slightly separate toward the A surface of the U-shaped groove 31a. It is guided between the A surface of the groove 31a and the bristles of the hair fiber body 33 and easily enters a thread swing prevention part (hereinafter referred to as slit 32) which is a slit. Can do. In other words, when the upper thread is hooked, the upper thread 1 can enter in a state where the upper thread 1 is tensioned by a slight resistance of the upper thread path from the yarn spool 21.
[0026]
At this time, even if the upper thread cannot enter the upper thread swing prevention device depending on the way the operator works, there is no problem because the upper thread can be tightened by raising the balance 8 if the sewing machine is driven. In such a case, that is, the first needle eye at the sewing start ing upper thread easily loosened significantly by lowering the balance 8, the upper thread 1 by the front portion 34d of the ridgelines 31c and the snap holder 34 of the yarn guide member 31 The upper thread swing prevention device itself is prevented from being caught by entering into the depths of the face plate 28 and the front cover 27 and being caught by other parts constituting the sewing machine.
[0027]
Next, when a predetermined thread hook of the sewing machine is applied and the upper thread 1 is passed through the needle hole 9a and sewing is started, the upper thread 1 also moves up and down violently when the upper thread 1 is supplied and tightened by the vertical movement of the balance 8 and the needle bar 10. The slit 32 formed by the hair fiber body 33 and the A surface of the U-shaped groove 31a of the yarn guide body 31 is moved up and down.
[0028]
Also in this case, the resistance given to the upper yarn of the slit 32 according to the present configuration is very small, and the twist of the twisted yarn is not returned by squeezing the upper yarn 1. The hair ends of the hair-like fiber body 33 catch many hair-like fibers existing on the surface of the upper thread 1, and when the balance 8 is lowered, the upper thread 1 is left on the side of the sewing needle 9 below the slit 32 position. It can prevent sticking. Therefore, without respect to the needle bar thread guide 26 having an opening 26a for facilitating hanging the upper thread, the upper thread 1 is out of the opening 26a during sewing, as in the present embodiment, Hari抱-out 10a to guide smoothly the upper thread 1 into the needle groove 9b of the needle 9 in cooperation with the needle bar thread guide 26 which is secured to the ones captured on yarn 1 of the outer hook 12 proper to. The bristle fibrous body 33 in the slit 32 has its hair tips aligned in a direction perpendicular to the facing surface to make it easy to allow the upper thread 1 to enter the slit 32, and in the degree of wobbling of the upper thread 1 during sewing, the slit 32. So that the thread does not come out in the direction of the yarn hooking path 30.
[0029]
Next, a modified embodiment of the upper thread rocking prevention device according to the present invention will be described.
[0030]
In FIG. 6, (a) is a left side view of the anti-swing device of the present invention, and (b) shows the needle thread anti-sway device of the present invention close to the needle clamp 10a at the uppermost position of the needle bar. The sewing machine is provided on the needle bar base 35 of the zigzag sewing machine. In such a configuration, the slit 32 also operates following the movement of the needle bar of the zigzag sewing machine to the left and right, and the slit 32 can be disposed close to the needle, so that the upper part from the slit 32 to the needle hole 9a can be arranged. It is also possible to eliminate the needle bar thread guide 26 because the thread 1 is more stable. Further, as shown in FIG. 6 ( c ), it can be modified so as to be attached to the needle holder 10a of the needle bar 10 that moves up and down, and will be additionally described.
[0031]
【The invention's effect】
As is clear from the above detailed description, according to the upper thread swing prevention device of the first aspect of the present invention, the tip of the hairy fibrous body is slightly placed on the other surface of the U groove when sewing with the sewing machine. Is arranged so as to be in contact with or slightly spaced from each other, so that a slight resistance is imparted to the upper thread passing through the slit between the hair end of the hairy fibrous body and the other surface of the U groove. Just do not press the upper thread. Accordingly, it is possible to prevent the occurrence of thread sag that returns when the upper thread is squeezed, and prevents stitch skipping and thread breakage due to this thread sag, improving the sewing quality. be able to.
In addition, since the hair ends of the hair-like fibrous body catch a large number of hair-like fibers existing on the surface of the upper thread, the upper needle remaining when the balance is lowered is a sewing needle below the position where the thread guide is disposed. You can prevent it from hitting the side. That is, the swing of the upper thread during sewing can be reliably prevented. Accordingly, the upper thread is guided smoothly in the needle groove of the sewing needle in cooperation with the needle bar thread guide fixed to the needle clamp, and the upper thread of the outer hook is properly captured. The occurrence of stitch skipping, thread breakage and hitch stitching due to swinging can be prevented, and the sewing quality can be improved.
Further, since the hair fiber body is detachably attached to the thread guide body, cleaning or replacement of cotton dust or the like that easily collects on the hair fiber body is facilitated.
[0032]
Furthermore, since the hair ends of the fibrous fibrous bodies are aligned in a direction perpendicular to the other surface of the U-groove, the upper thread can easily enter the slit during threading, and the upper thread during the sewing is wobbling. It does not come out of the slit at a degree.
When the operator performs the threading operation of the upper thread on the upper threading path, even if the upper thread does not enter the slit due to the manner of threading, the upper thread enters the slit when the upper thread is tightened by raising the balance. Therefore, the upper thread can be reliably prevented from swinging and the sewing quality can be improved.
[0033]
According to the needle thread swing prevention device of the second aspect of the present invention, the slit also moves left and right following the movement of the needle bar to the left and right, and is located close to the sewing needle. Since the upper thread is more stable, the effect of preventing the upper thread from swinging is further enhanced, and the sewing quality can be further improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a mechanism diagram of a general sewing machine.
FIG. 2 is a timing chart of main elements of a general sewing machine.
FIG. 3 is a perspective view illustrating an upper thread hook of a general sewing machine.
FIG. 4 is a perspective view showing an upper thread swing prevention device of the present invention.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the upper thread swing prevention device of the present invention.
FIG. 6 is a side view showing an example of a changing mechanism of the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing an example of a mechanism of a conventional needle thread swing prevention device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Upper thread 2 Machine frame 8 Balance 9 Sewing needle 10 Needle bar 27 Front cover 28 Face plate 31 Thread guide body 31a U-shaped groove 33 of thread guide body Capillary fiber body 34 Snap holder

Claims

Disposed upper thread path between the needle fixed to the distal end of the balance and the needle bar, the upper thread is yarn hooking onto the thread hooking path composed of the sewing machine cover faces passable enters two A thread guide formed with a slit-like U-groove having a surface, and a hairy fibrous body detachably attached to one of the opposing surfaces of the U-groove, wherein the hair ends of the hairy fibrous body In an upper thread swing prevention device for a sewing machine comprising a hairy fibrous body aligned in a direction orthogonal to the other surface of the U groove,
When performing the threading operation of the upper thread on the upper threading path, the upper thread enters between both the hair end of the hairy fibrous body and the other surface of the U groove, or the method of threading operation When the upper thread does not enter between the two, when the upper thread is tightened by raising the balance, the hair end of the hairy fibrous body is placed on the other surface of the U groove so that the upper thread enters between the two. An upper thread swing prevention device for a sewing machine, wherein the device is arranged so as to be in contact with a minute amount or spaced apart from each other .

2. The upper thread swing prevention device for a sewing machine according to claim 1 , wherein the thread guide is provided on a needle bar base that supports the needle bar so as to be movable in the left-right direction or a needle clamp at a lower end of the needle bar .