JP3800262B2 - 商品払出し機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品が払い出される商品払出し機に関する。
なお商品の中には、ゲーム機におけるような景品の類も含むものである。
【0002】
【従来の技術】
商品払出し機には、箱内に積まれた多数の景品のうち目的の景品を狙いプレイヤーがクレーン等を操作して取り出すゲーム機(実公平3−42949号等)がある。
一方自動販売機のようなものでは、商品の特徴や利用者の欲求の特徴などから缶飲料等を自動的に選択販売する自動販売機(特開平3−30084号)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前者のゲーム機は、予め景品を決めて操作するものであり、操作する面白味は非常にあるが、払い出される景品が何であるかと期待する楽しみはなく、また心理的ゲームではない。
【0004】
また後者の自動販売機も利用者の好まれると思われる缶飲料が選択されるだけであり、心理テスト等のテストを行って診断をするのではないので、やはり心理的な面白味はない。
【0005】
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その目的とする処は、心理テスト等のテストを行い診断するとともにテストの結果に基づき商品の払出しを行う魅力ある商品払出し機を供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】
上記目的を達成するために、本発明は、心理テスト等のテストを行うテスト進行制御手段と、前記テストの結果に基づき診断を行う診断手段と、前記テストで利用者が操作する操作手段と、前記テストの内容および診断内容を表示する表示手段と、多種類の商品をストックする商品ストック手段と、前記テストの結果に基づいて商品を選択する商品選択手段と、選択された商品を払い出す商品払出手段と、前記商品に付された識別記号を読み取り商品を識別する読取手段とを備え、前記商品はグループ分けされて前記商品ストック手段にストックされ、前記商品選択手段は、前記テストの結果に基づきグループを選択し、かつ同グループ内から払い出す商品を決定する商品払出し機とした。
【0007】
利用者は、占いやカウンセリング等における心理テスト等を受けてその診断を得る楽しみがあるとともに、さらにテストの結果に基づいた商品の払い出しを受けることができる。
【0008】
したがって特に若い女性には興味をそそられる魅力ある商品払出し機となる。 払い出される商品がテストの結果に基づくものなので、特に利用者のために特別に用意された商品が選択されたように感じて利用者の満足度は極めて大きい。
多種類の商品をグループ分けしてストックすればよいので、商品ストック手段は商品の種類ごとに分けてストックする必要がなく構造を簡素化しコストの低減を図ることができる。
そして払い出される商品の個々については識別記号を読取手段が読み取って各別に識別することができるので、その払い出される商品そのものの説明をメッセージに記載することが可能である。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の商品払出し機において、前記診断手段による診断結果をメッセージとして作成するメッセージ作成手段と、前記メッセージをプリントアウトするプリンターとを備えたものである。
【0010】
商品の払い出しとともに心理テスト等に基づく診断結果のメッセージがプリントアウトされるので、利用者は商品とメッセージとの双方を受取り満足度が大きい。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の商品払出し機において、前記メッセージ作成手段が、前記メッセージに前記診断結果のほかに前記選択されて払い出される商品についての説明も加えることを特徴とするものである。
払い出された商品の説明もメッセージに記載されるので、商品の商品性が向上する。
【0016】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれかの項記載の商品払出し機において、前記商品が、芳香剤であることを特徴とするものである。
【0017】
芳香剤は種類が豊富であり、それぞれの香りが心理的に影響を与えることがあるので、心理テストと密接に関連させることが可能であり、心理テストの診断結果に基づき最も適した芳香剤を選択することで、利用者にとって最適の芳香剤または利用者の現在の心理状態に最も適した芳香剤をメッセージとともに提供することができ、香り療法の効用が実際に期待でき興趣を抱かせるものがある。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項1または請求項2記載の商品払出し機において、前記表示手段が、テストの質問事項とその複数の回答を表示し、前記操作手段が、前記複数の回答から1つの回答を選択し決定する操作スイッチであることを特徴とするものである。
【0020】
利用者は、表示手段に表示される質問を読み、操作スイッチを操作して複数の回答の中から1つの回答を選択し決定することで質問に答えていくことができ、何ら難しい操作をする必要がない。
また上記のように質問に答えていくことで、テストの結果に基づく診断がなされるとともに利用者に最も適したあるいは必要とされる商品の払い出しができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る一実施の形態について図1ないし図12に図示し説明する。
本実施の形態の商品払出し機1は、心理テストとして占いあるいはカウンセリングを行う心理テストとともに、芳香剤(エッセンシャルオイル)を商品として払い出すものであり、該商品払出し機1の外観を図1に示す。
【0022】
筐体2は、縦長で下半部が前方へ膨出しており、その膨出部の傾斜した上面にテレビモニター3が配設されており、そのテレビモニター3の手前に横長の操作盤4があり、同操作盤4に前後左右に揺動可能な選択レバー5と押しボタンスイッチである決定ボタン6が左右に配設され、決定ボタン6の右にはコイン投入口7がある。
【0023】
操作盤4のさらに手前の角部の棚にエッセンシャルオイルの商品見本8が複数個透明カバー9に覆われて陳列されている。
同陳列棚の下方の正面壁に商品取出口10とメッセージ用紙の用紙排出口11が左右に並んで設けられている。
用紙排出口11の奥にはプリンター15が内蔵されている。
【0024】
またテレビモニター3よりすぐ上の正面垂直ボード12はゲームやエッセンシャルオイルの説明が記載されており、その上にスピーカ13,13が左右に配設され、さらにその上はビルボード14となって各種ランプ78によって照明されている。
【0025】
筺体2内には、商品ストッカー20,商品払出し装置30,制御装置70,プリンター15,各種ランプ78等が内蔵されている。
商品ストッカー20および商品払出し装置30の構造を図2ないし図4に示し説明する。
【0026】
筐体2の左右側壁間に架設された横梁部材21に縦長の矩形筒状の商品ストッカー20が12本係合ピン23,23を介してそれぞれ着脱自在に支持されるようになっている。
【0027】
垂直板材としての横梁部材21に上下一対の係合孔21a,21bが所定間隔で左右に12対形成されており、商品ストッカー20の後面所定箇所に突設された上下一対の係合ピン23,23が横梁部材21の上下の係合孔21a,21bに係合して商品ストッカー20は支持される。
12本の商品ストッカー20は、同じ高さで互いに接して並んで支持される。
【0028】
商品25は、エッセンシャルオイルを小瓶に詰め図5に示すような直方体状のケース25aに入れたもので、ケース25aの底面には内容物のエッセンシャルオイルを識別するためのバーコード25bが付されている。
矩形筒状の商品ストッカー20は、かかる商品25を前後方向に指向した姿勢で上端の開口から順次挿入して底部に順に積み重ねていく。
【0029】
商品ストッカー20の底部は、左右の側壁のみが下方へ商品1個分延出し、その両下端を内側に屈曲して底壁20a,20aとしており、左右の底壁20a,20a間には所定幅の空隙20bが形成されている。
かかる商品ストッカー20に上端の開口から前記商品25が順次挿入され、左右の底壁20a,20aに最下層の商品25が支持され、同商品25の上に順に商品25が積み重ねられていく。
【0030】
こうして1本の商品ストッカー20に15個程商品25が収容され、商品25の収容された商品ストッカー20が12本それぞれ前記係合ピン22,23を利用して横梁部材21に係合支持される。
各商品ストッカー20の下部は、前後に開口を有し、前方開口にはストッパー24が上角部にあって商品25の抜け止めがなされ、後方開口はストッパーはなく商品1個分が抜けることができる開口となっている。
【0031】
したがって商品ストッカー20に収容された商品25のうち最下層の商品25は、前方へは抜け止めされ、後方開口から後方へ抜き取ることができる。
横梁部材21の下端縁に沿って横長の揺動開閉板26が設けられ、同揺動開閉板26は商品ストッカー20の下部の後方開口の上部を塞ぐ位置にある。
【0032】
揺動開閉板26は、左右端の上部をブラケット27,27に支持された支軸28,28にそれぞれ枢支されて略上端縁を中心に後方へ揺動自在に支持されるとともに、スプリングにより前方へ付勢されて商品ストッカー20の下部の後方開口の上部を塞ぐように作用している。
【0033】
したがって商品ストッカー20の最下層の商品25は、前方はストッパー24により、後方は揺動開閉板26により抜け止めがなされるが、後方へはある程度の外力が商品25に加わるとスプリングに抗して揺動開閉板26が後方へ揺動されて開き商品25を抜き去ることができる。
【0034】
商品25は、ケース25aの底面が前方に向くように商品ストッカー20に収容されるので、最下層に収容された商品25のケース25aの底面のバーコード25bは、商品ストッカー20の下部の前方開口に臨んでいる。
【0035】
以上の商品25を収容した12本の商品ストッカー20の下方には、商品払出し装置30が設けられている。
筺体2の左右側壁間に水平基板31が架設されており、同水平基板31上に左右方向に指向して平行な2本のレール32,32が敷設され、同レール32,32にスライダー33,33を介して摺動支持部材34が左右に摺動自在に支持されている。
【0036】
また水平基板31の左右位置にそれぞれ架台35,36が設けられ、一方の架台35には移動用モータ37が固着され下方に突出した駆動軸にドライブプーリ38が嵌着され、他方の架台36にはドリブンプーリ39が軸支されて、両プーリ38,39間にベルト40が架渡されている。
【0037】
そしてベルト40の一部が摺動支持部材34に固着されている。
したがって移動用モータ37の駆動によりベルト40が回動し、ベルト40の一部に固着された摺動支持部材34が左右に摺動する。
【0038】
摺動支持部材34は、前後に長尺の枠体であり、左右に対向した側板34a,34a間にチェーンスプロケット45,46が前後にそれぞれ回転自在に軸支され、両チェーンスプロケット45,46間にチェーン47が架渡され、同チェーン47の一部に外周方向に突出した突片48が固着されている。
【0039】
そして一方の側壁34aに固着された払出し用モータ44の駆動軸に前記チェーンスプロケット45が嵌着されている。
したがって払出し用モータ44の駆動によりチェーン47が回動し、チェーン47と一体に突片48も回動する。
【0040】
この突片48の上方へ回り込んだ時の高さが、丁度商品ストッカー20に収容された最下層の商品25の下半部に当たり、突片48の左右幅は商品ストッカー20の左右の底壁20a,20a間の空隙20bより若干狭く、突片48はこの空隙20bを通り抜けることができる。
【0041】
水平基板31上に敷設された前側のレール32よりさらに前方位置に左右方向に長尺の位置決め板50が立設されており、図3に示すように摺動支持部材34から前方へ延出したブラケット51から下方に突設された前後対をなす光センサー52が前記位置決め板50を上方から跨いでいる。
【0042】
位置決め板50は、12本の商品ストッカー20にそれぞれ対応する位置に切込み50aが形成されており、光センサー52はこの切込み50aを検知して摺動支持部材34を所定位置に停止させることができる。
なおベルト40の両端のプーリ38,39の各近傍にリミットセンサー60,61が配置されており、摺動支持部材34の移動限界を検知するようになっている。
【0043】
また図3に示すように摺動支持部材34から前方へ突設されたブラケット53に光センサー54が取付けられており、同光センサー54は前記突片48の軌道の外側に位置しており、突片48のホームポジションを検知することができるようになっている。
【0044】
摺動支持部材34の後方へは、商品ストッカー20の底壁20aより若干低い位置から下方へ傾斜した排出通路55が形成されている。
摺動支持部材34と一体に移動する排出通路55は、固定側の傾斜通路56を経て、前記商品取出口10に通じるシュート57に連なる。
【0045】
さらに摺動支持部材34の前部にブラケット58を介してバーコードリーダー59が図4において左方に偏って立設されており、同バーコードリーダー59の読取り部は前記商品ストッカー20に収容された最下層の商品25の底面のバーコード25bに向いている。
【0046】
商品払出し装置30は以上のような構造をしており、移動用モータ37の駆動で、ベルト40を介して摺動支持部材34が左右に摺動し、バーコードリーダー59が商品ストッカー20の最下層に収容された商品25のバーコード25bを読み取っていくことができる。
【0047】
また位置決め板50の切込み50aを光センサー52が検知することで所望の商品ストッカー20に対応させて摺動支持部材34を停止させることができ、かかる状態で払出し用モータ44を駆動するとチェーン47が突片48とともに回動し、当該商品ストッカー20に収容された最下層の商品25のケース25a底面に突片48が前方から当たり商品25を後方へ押していくので、該商品25は揺動開閉板26を押し開いて後方へ飛び出し、傾斜した排出通路55,傾斜通路56を自重で滑りシュート57を通って商品取出口10に払い出される。
【0048】
突片48は、商品を送り出し後述するようにバーコードリーダー59がバーコード25bの読み込みを行った後、光センサー54に検知されるホームポジションで停止して、次の商品払い出しに備え待機することができる。
なお商品を送り出すストロークが大きいので、チェーン47の回動のほか、推力モータを用いロッドの突出により商品を送り出したり、ピニオンラック機構を用いラックを突出させ商品を送り出すことも考えられる。
【0049】
本商品払出し機1の制御系の概略ブロック図を図6に示す。
制御装置70は、マイクロコンピュータであるメインボード71と払出し制御装置72に大別され、両者は相互に信号の送受を行っている。
メインボード71は、画像処理回路73,印字制御回路74,サウンドアンプ75,ランプ制御回路76等の各回路が接続されている。
【0050】
メインボード71には選択レバー5,決定ボタン6等から操作信号が入力され、メインボード71で処理されて指示信号が各画像処理回路73,印字制御回路74,サウンドアンプ75,ランプ制御回路76等に出力される。
【0051】
画像処理回路73は、指示信号に従ってテレビモニター3にモニター画像を形成し、印字制御回路74は、指示信号に従ってプリンター15を駆動し、メッセージを診断用紙80に印字して排出する。
またサウンドアンプ75は、指示信号に従ってスピーカ13,13を駆動し音声を出し、ランプ制御回路76は、各種ランプ78を点灯制御する。
【0052】
また払出し制御装置72には、光センサー52,54,リミットセンサー60,61等の各種センサーから検知信号が入力されるとともにバーコードリーダー59から検出情報信号が入力される。
そして払出し制御装置72は、信号処理し、メインボード71からの指令に基づき駆動信号をモータドライバー77に出力し、モータドライバー77が移動用モータ37と払出し用モータ44を駆動する。
【0053】
以上の制御系による本商品払出し機1の制御手順を図7および図8の概略フローチャートに基づき説明する。
まずメインルーチン(図7)において、電源が投入されると(ステップ1)、商品払出し装置30の初期化が行われ(ステップ2)、次いで移動用モータ37の駆動で摺動支持部材34が図4において右側から左方へ移動して、摺動支持部材34と一体に移動するバーコードリーダー59が12本の商品ストッカー20の各最下層の商品25のケース25aの底面のバーコード25bを順次読み取っていき、各位置と対応させて記憶する(ステップ3)。
【0054】
次にアドバタイズ状態となり(ステップ4)、テレビモニター3の画面や各種ランプ78その他スピーカー13を駆動して広告し、コインがコイン投入口7に投入されるまで(ステップ5)、アドバタイズ状態とする。
利用者がコインを投入すると、ステップ6に進みゲームが開始される。
【0055】
ゲームは心理テストゲームであり、図8のゲームサブルーチンに従って進行され、その内容は後述するとしてゲームが終了するとメッセージがプリントアウトされ(ステップ7)、さらに選択された商品25が払い出される(ステップ8)。
すなわち12本の商品ストッカー20のうち1本が選択され、該商品ストッカー20に対応する位置に摺動支持部材34が移動して突片48の回動でその最下層の商品25が払い出される。
【0056】
したがって利用者はメッセージとともに、商品25のエッセンシャルオイルを受け取ることができる。
そしてステップ9では、払出しのあった商品ストッカー20において最下層の商品25が抜き去られたのちその上にあった商品25が落下して、新たに最下層となった商品25のバーコード25bをバーコードリーダー59が読み取り記憶する。
【0057】
そして次のゲームができる状態であるか否かを判別して(ステップ10)、できる状態にあればステップ4に戻りアドバタイズ状態とし、できる状態になければ終了する。
【0058】
本商品払出し装置1においては、32種類のエッセンシャルオイルを商品25として用意しており、この32種類のエッセンシャルオイルを6グループに分類している。
したがって1グループには4種類のエッセンシャルオイルが含まれ、前記12本の商品ストッカー20は、それぞれいずれかのグループに対応しており、各商品ストッカー20には対応するグループの4種類のエッセンシャルオイルが順不同無作為に収容されている。
【0059】
12本の商品ストッカー20のうち6本は、6グループのそれぞれに1対1に対応しており、残りの6本はそれぞれ6グループのどれに対応させるかは自由に設定できるようになっている。
したがって需要の多いグループは残り6本の商品ストッカー20の2本以上に対応させ、需要の少ないグループは基本の1本だけにしておくなど、需要に合わせて設定することで、商品の補充頻度を減らし効率を良くすることができる。
【0060】
このグループ分けは、図8のゲームサブルーチン(前記図7のステップ6に相当)において最初に行うジャンル選択のジャンルに対応しており、ステップ11でジャンル選択画面をテレビモニター3に映し出す。
図9はジャンル選択画面を示している。
6つのジャンルが1画面に表示され、利用者は前記選択レバー5を前後左右に操作して自分の希望するジャンルを選択する。
【0061】
この6つのジャンルがエッセンシャルオイルの6つのグループに対応しており、各ジャンルに相応しいエッセンシャルオイルが予めブレンドされて用意されている。
画面上で選択されたジャンルは枠線が太くなり色も変わり中のアニメーションが動いたりする。
そして決定ボタン6を押すとそのジャンルが決定され(ステップ12)、ステップ13に進む。
このジャンル選択から既に心理テストは始まっている。
【0062】
ステップ13では決定したジャンルに対応するグループのエッセンシャルオイルの商品25を収容する商品ストッカー20の1本を払出しを行う商品ストッカー20として決定する。
払出しを行う商品ストッカー20が決定されると、既にバーコードの読込み(ステップ3)により記憶されている各商品ストッカー20の最下層の商品25のうち払出しされる商品25が決定し、その内容物であるエッセンシャルオイルが何であるかが決定される。
【0063】
そして次のステップ14ではさらにコースの選択が行われる。
図10は、そのコース選択画面を示す。
図10では前記ジャンル選択でLOVEのジャンルを選択した場合の例を示しているが、各ジャンル毎にそれぞれ異なるコースが用意されている。
そして選択レバー5を操作して希望するコースを選択し、決定ボタン6を押すと(ステップ15)、次のステップ16に進む。
【0064】
ステップ16からカウンセリングに入り、数問の質問がなされる。
例えば図11に示すような質問がなされ、回答例のうちいずれかを選択レバー5で選択し、決定ボタン6で決定して回答を行う(ステップ17)。
こうしてステップ16,17,18を繰り返して全問に回答すると(ステップ18)、ステップ19に進む。
【0065】
ステップ19では、メッセージが作成される。
メッセージの内容は、プリントアウトされた診断用紙80(図12参照)にも記載されるようにカウンセリングによる診断結果81と、払い出される商品25のエッセンシャルオイルの説明82からなる。
【0066】
診断結果81は、予め用意された文章の中から選択されたジャンル,コースにおけるカウンセリングの回答結果に基づいて選ばれた複数の文章のうち払い出される商品に対応した文章が選択される。
エッセンシャルオイルの説明82は、ステップ13で決定した払出しをする商品ストッカー20の最下層の商品25すなわち払い出される商品25のエッセンシャルオイルの説明の文章が選択される。
【0067】
そして次のステップ20において診断結果の概略がテレビモニター3の画面に表示され、メインルーチンに戻る。
メインルーチンのステップ7においてはメッセージのプリントアウトで診断結果の詳細が診断用紙80に記載されて出力され、同診断用紙80にはステップ8で払い出される商品25のエッセンシャルオイルの説明も一緒に記載されている。
【0068】
以上のように利用者は、占いやカウンセリング等の心理テストを楽しめるとともに、さらに心理テストの結果に基づいて商品25としてエッセンシャルオイルの払い出しを受けることができる。
払い出されるエッセンシャルオイルは心理テストのジャンル選択の結果に基づいて選択されるものなので、自分のために特別に選ばれたエッセンシャルオイルであるとの感じを利用者に与えることができ、利用者の満足度は大きい。
【0069】
さらにプリントアウトされる診断用紙80には、カウンセリングの診断結果81と払い出されたエッセンシャルオイルの説明82が記載されており、当該エッセンシャルオイルが利用者にとって最も適しており、いかなる効用が期待できるか等の説明により、利用者はますます自分のためだけの特別のエッセンシャルオイルであるとの確信を深め、満足度は極めて大きい。
したがって特に若い女性には興味をそそられる魅力あるものとなる。
【0070】
エッセンシャルオイルは、原液が多種類あってその配合の仕方,配合の割合によって、その種類は極めて多く、本来ならば専門の知識を持ったアロマテラピストによってブレンドされるものであるが、本商品払出し機1では知識のない人でも心理テストのカウンセリングの質問に答えていくことで、利用者に適したエッセンシャルオイルを簡易に提供することができる。
【0071】
本商品払出し機1では、32種類のエッセンシャルオイルを商品25としているが、6グループに分けてグループ毎に払出しを行っているので、商品ストッカー20は32本備える必要はなく、本商品払出し機1では12本として筐体2を小型化し構造を簡素化してコストの低減を図っている。
【0072】
また商品25は、エッセンシャルオイルを小瓶に詰め直方体状のケース25aに入れた小さな物なので、扱い易く商品ストッカー20も小型化することができ、よってゲーム機1自体を大型化せずに多種類のエッセンシャルオイルを多数ストックすることができる。
【0073】
以上の実施の形態では、エッセンシャルオイルを商品としたが、その他香水,薬,口紅,ガム,その他飲食物等種々の物が商品として考えら、あるいは玩具,人形,ぬいぐるみ等を景品として扱うことが考えられる。
また心理テストばかりでなく、趣向テスト、嗜好テスト、運動神経テスト、体力テストなどのテストを加えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る商品払出し機の全体外観図である。
【図2】商品払出し装置および商品ストッカーの後面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】同上面図である。
【図5】商品の外観図である。
【図6】制御系の概略ブロック図である。
【図7】制御手順を示すメインルーチンのフローチャートである。
【図8】ゲームサブルーチンのフローチャートである。
【図9】ジャンル選択画面の例を示す図である。
【図10】コース選択画面の例を示す図である。
【図11】カウンセリング画面の例を示す図である。
【図12】診断用紙の記載の様子を示す図である。
【符号の説明】
1…商品払出し機、2…筐体、3…テレビモニター、4…操作盤、5…選択レバー、6…決定ボタン、7…コイン投入口、8…商品見本、9…透明カバー、10…商品取出口、11…用紙排出口、12…正面垂直ボード、13…スピーカ、14…ビルボード、15…プリンター、
20…商品ストッカー、21…横梁部材、22,23…係合ピン、24…ストッパー、25…商品、26…揺動開閉板、27…ブラケット、28…支軸、
30…商品払出し装置、31…水平基板、32…レール、33…スライダー、34…摺動支持部材、35,36…架台、37…移動用モータ、38…ドライブプーリ、39…ドリブンプーリ、40…ベルト、44…払出し用モータ、45,46…チェーンスプロケット、
47…チェーン、48…突片、50…位置決め板、51…ブラケット、52…光センサー、
53…ブラケット、54…光センサー、55…排出通路、56…傾斜通路、57…シュート、58…ブラケット、59…バーコードリーダー、60,61…リミットセンサー、
70…制御装置、71…メインボード、72…払出し制御装置、73…画像処理回路、
74…印字制御回路、75…サウンドアンプ、76…ランプ制御回路、77…モータドライバー、78…各種ランプ、
80…診断用紙、81…診断結果、82…エッセンシャルオイルの説明。
Claims (6)
- 心理テスト等のテストを行うテスト進行制御手段と、
前記テストの結果に基づき診断を行う診断手段と、
前記テストで利用者が操作する操作手段と、
前記テストの内容および診断内容を表示する表示手段と、
多種類の商品をストックする商品ストック手段と、
前記テストの結果に基づいて商品を選択する商品選択手段と、
選択された商品を払い出す商品払出手段と、
前記商品に付された識別記号を読み取り商品を識別する読取手段とを備え、
前記商品はグループ分けされて前記商品ストック手段にストックされ、
前記商品選択手段は、前記テストの結果に基づきグループを選択し、かつ同グループ内から払い出す商品を決定することを特徴とする商品払出し機。 - 心理テスト等のテストを行うテスト進行制御手段と、
前記テストの結果に基づき診断を行う診断手段と、
前記テストで利用者が操作する操作手段と、
前記テストの内容および診断内容を表示する表示手段と、
多種類の商品をストックする商品ストック手段と、
前記テストの結果に基づいて商品を選択する商品選択手段と、
選択された商品を払い出す商品払出手段と、
前記商品に付された識別記号を読み取り商品を識別する読取手段とを備え、
前記商品はグループ分けされて前記商品ストック手段にストックされ、
前記商品選択手段は、前記テストの結果に基づきグループを選択し、かつ同グループ内から払い出す商品を決定し、
払い出される商品を前記読取手段により識別して該商品の説明を出力することを特徴とする商品払出し機。 - 前記診断手段による診断結果をメッセージとして作成するメッセージ作成手段と、
前記メッセージをプリントアウトするプリンターとを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の商品払出し機。 - 前記メッセージ作成手段は、前記メッセージに前記診断結果のほかに前記選択されて払い出される商品についての説明も加えることを特徴とする請求項3記載の商品払出し機。
- 前記商品は、芳香剤であることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの項記載の商品払出し機。
- 前記表示手段は、前記テストの質問事項とその複数の回答を表示し、
前記操作手段は、前記複数の回答から1つの回答を選択し決定する操作スイッチであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の商品払出し機。
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JP03216197A JP3800262B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 商品払出し機 |
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JP03216197A JP3800262B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 商品払出し機 |
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JPH10225571A JPH10225571A (ja) | 1998-08-25 |
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JP03216197A Expired - Fee Related JP3800262B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 商品払出し機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010155029A (ja) * | 2009-01-05 | 2010-07-15 | Taito Corp | 景品払出ゲーム機 |
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1997
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JP2010155029A (ja) * | 2009-01-05 | 2010-07-15 | Taito Corp | 景品払出ゲーム機 |
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