JP3799018B2 - 電子パズルの実行に関する処理方法、電子パズル実行装置、動画像配信方法及び動画像配信装置 - Google Patents

電子パズルの実行に関する処理方法、電子パズル実行装置、動画像配信方法及び動画像配信装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像を処理対象とするゲーム性に富んだ電子パズルを実現する電子パズル実行に関する処理法と、その電子パズルの実行に関する処理方法の実現に用いられる電子パズル実行装置と、その電子パズル実行技術を使ってネットワークを介して接続される端末に動画像を配信することで、動画像をただ単に配信するだけでなくて、その内容をユーザに対し深く訴求させることを実現する動画像配信方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現状の画像配信事業において、有名な映画や人気歌手のコンサートなどの配信はユーザニーズが高く、かつ長時間の視聴が期待できるため収益メリットがあるものの、それ以外の単なる画像についてはユーザニーズが得られにくく、長時間視聴してもらえないため、収益性に問題が生じていた。
【0003】
このようなことを背景にして、最近、ジグソーパズルを電子的に取り扱うことで、画像をただ単に配信するだけでなくて、その内容をユーザに対し深く訴求させることを実現する新たな画像の配信技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
この画像の配信技術では、静止画像を処理対象とする電子ジグソーパズルを実現することで、その内容をユーザに対し深く訴求させることを実現している。
【0005】
その他に、この電子ジグソーパズルを使って、ダウンロード待ち時間の間、ユーザを退屈させないようにする技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0006】
また、遠隔地にいる複数のプレイヤーがゲームに参加できるようにする方法として、様々な技術が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−78959
【特許文献2】
特開2002−197343
【特許文献3】
特表2000−508940
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
確かに、特許文献1に記載される技術を使って画像を配信するようにすると、ユーザが自ずと画像を丁寧に見ることになるので、その内容をユーザに対し深く訴求させることを実現できるようになる。
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載される技術では、静止画像を処理対象とする電子ジグソーパズルを実現するだけであって、その適用には限界がある。
【0010】
すなわち、最近では、静止画像よりも動画像の配信が主流であり、特許文献1に記載される技術に従っていたのでは、そのような動画像の配信には適用できないという問題がある。
【0011】
これから、特許文献1に記載される技術に従っていたのでは、実用性に欠けるという問題がある。
【0012】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって、動画像を処理対象とするゲーム性に富んだ電子パズルを実行する新たな電子パズル実行技術の提供と、その電子パズル実行技術を使ってネットワークを介して接続される端末に動画像を配信することで、動画像をただ単に配信するだけでなくて、その内容をユーザに対し深く訴求させることを実現する新たな動画像配信技術の提供とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の電子パズル実行装置の構成
上記の目的を達成するために、本発明の電子パズル実行装置は、電子パズルを実行する処理を行うために、(イ)1つの原動画像を、時間差をつけながら複数回静止させ、その静止の都度、異なる画像位置の画像部分を切り出すことにより複数の静止画ピースを生成する生成手段と、(ロ)静止画ピース情報記憶手段に対して、生成された静止画ピースの識別情報に対応付けて、その静止画ピースの画像位置と、その静止画ピースが生成されたときの原動画像の再生時間位置と、その静止画ピースへのポインタとを登録する登録手段と、(ハ)静止画ピース情報記憶手段に記憶される静止画ピースの一部又は全てと、全ての静止画ピースの画像位置に位置する原動画像部分を取り除いた動画像とをディスプレイに表示する表示手段と、(ニ)ユーザ操作によって静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定してその静止画ピースの組立て要求が発行される場合に、静止画ピース情報記憶手段に記憶されるその静止画ピースの画像位置と、その組立て先画像位置とが一致するのか否かを判断することで、その組立て要求が正解であるのか否かを判断する判断手段と、(ホ)判断手段が正解を判断する場合に、その正解を示した組立て先画像位置の表示形態を、組み立て先画像位置の候補であることを示す状態の表示から、表示中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の表示に変更する変更手段とを備えるように構成する。
【0014】
以上の各処理手段はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどの記録媒体に記録して提供したり、ネットワークを介して提供することができる。
【0015】
このように構成される本発明の電子パズル実行装置では、生成手段は、1つの原動画像を、時間差をつけながら複数回静止させ、その静止の都度、異なる画像位置の画像部分を切り出すことにより複数の静止画ピースを生成し、これを受けて、登録手段は、静止画ピース情報記憶手段に対して、生成された静止画ピースの識別情報に対応付けて、その静止画ピースの画像位置と、その静止画ピースが生成されたときの原動画像の再生時間位置と、その静止画ピースへのポインタとを登録する。
そして、電子パズルの実行に入ると、表示手段は、静止画ピース情報記憶手段に記憶される静止画ピースの一部又は全てと、全ての静止画ピースの画像位置に位置する原動画像部分を取り除いた動画像とをディスプレイに表示する。
【0016】
このとき、表示手段は、ユーザに対して静止画ピースの組立て先のヒントを与えるために、完動画像についてもディスプレイに表示することがあり、さらに、このとき、その完成動画像の再生時間位置を変更する要求が発行される場合に、ディスプレイに表示する完成動画像を、その変更要求の指定する再生時間位置のものに変更したり、静止画ピースが生成された時点の完成動画像の表示要求が発行される場合に、静止画ピース情報記憶手段を参照することで、指定される静止画ピースが生成された時点の原動画像の再生時間位置を取得して、ディスプレイに表示する完成動画像を、所定時間の間、その取得した再生時間位置で静止するものに変更することがある。
【0017】
この表示手段による静止画ピースおよび動画像の表示を受けて、ユーザは、静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定して静止画ピースの組立て要求を発行してくるので、判断手段は、その組立て要求が発行されると、静止画ピース情報記憶手段に記憶されるその静止画ピースの画像位置と、その組立て先画像位置とが一致するのか否かを判断することで、その組立て要求が正解であるのか否かを判断する。
【0018】
この判断結果を受けて、変更手段は、判断手段が正解を判断する場合に、その正解を示した組立て先画像位置の表示形態を、組み立て先画像位置の候補であることを示す状態の表示から、表示中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の表示に変更する。
【0020】
このように、本発明の電子パズル実行装置は、動画像から時間差をもって切り出された静止画ピースと、それらの静止画ピース部分を取り除いた動画像とをディスプレイに表示して、その表示に応答して、ユーザから静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定して静止画ピースの組立て要求が発行される場合に、その組立て要求が正解であるのか否かを判断して、正解を判断する場合には、その正解を示した組立て先画像位置の表示形態を、組み立て先画像位置の候補であることを示す状態の表示から、表示中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の表示に変更するように処理する。
【0021】
これにより、本発明の電子パズル実行装置によれば、動画像を処理対象とするゲーム性に富んだ電子パズルを実現できるようになる。
【0022】
(2)本発明の動画像配信装置の構成
上記の目的を達成するために、本発明の動画像配信装置は、本発明の電子パズル実行技術を使って、ネットワークを介して接続される端末に電子パズル形式の動画像を配信することで、動画像をただ単に配信するだけでなくて、その内容をユーザに対し深く訴求させることを実現するために、(イ)配信対象の原動画像を、時間差をつけながら複数回静止させ、その静止の都度、異なる画像位置の画像部分を切り出すことにより複数の静止画ピースを生成する生成手段と、(ロ)静止画ピース情報記憶手段に対して、生成された静止画ピースの識別情報に対応付けて、その静止画ピースの画像位置と、その静止画ピースが生成されたときの原動画像の再生時間位置と、その静止画ピースへのポインタとを登録する登録手段と、(ハ)静止画ピース情報記憶手段に記憶される静止画ピースの一部又は全てと、全ての静止画ピースの画像位置に位置する原動画像部分を取り除いた配信対象の動画像とを端末に配信する配信手段と、(ニ)配信手段による配信に応答して、ユーザ操作によって静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定してその静止画ピースの組立て要求が発行される場合に、静止画ピース情報記憶手段に記憶されるその静止画ピースの画像位置と、その組立て先画像位置とが一致するのか否かを判断することで、その組立て要求が正解であるのか否かを判断する判断手段と、(ホ)判断手段が正解を判断する場合に、その正解を示した組立て先画像位置についての配信データを、組み立て先画像位置の候補であることを示すデータの配信から、配信中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の配信に変更する変更手段とを備えるように構成する。
【0023】
このように構成されるときにあって、さらに、(ヘ)配信手段が完動画像についても配信するときに、その完成動画像の再生時間位置を変更する要求が発行されたのか否かを検出する第1の検出手段や、(ト)配信手段が完動画像についても配信するときに、静止画ピースが生成された時点の完成動画像の表示要求が発行されたのか否かを検する第2の検出手段や、(チ)全ての静止画ピースが正解位置に組み込まれた場合に、動画像の配信先となるユーザに対して賞品を与えるための処理を行う賞品付与手段を備えることがある。
【0024】
以上の各処理手段はコンピュータプログラムで実現できるものであり、このコンピュータプログラムは、半導体メモリなどの記録媒体に記録して提供したり、ネットワークを介して提供することができる。
【0025】
このように構成される本発明の動画像配信装置では、生成手段は、配信対象の原動画像を、時間差をつけながら複数回静止させ、その静止の都度、異なる画像位置の画像部分を切り出すことにより複数の静止画ピースを生成し、これを受けて、登録手段は、静止画ピース情報記憶手段に対して、生成された静止画ピースの識別情報に対応付けて、その静止画ピースの画像位置と、その静止画ピースが生成されたときの原動画像の再生時間位置と、その静止画ピースへのポインタとを登録する。
そして、電子パズルの実行に入ると、配信手段は、静止画ピース情報記憶手段に記憶される静止画ピースの一部又は全てと、全ての静止画ピースの画像位置に位置する原動画像部分を取り除いた配信対象の動画像とを端末に配信する。
【0026】
このとき、配信手段は、完動画像についても端末に配信することがある。
【0027】
この配信を受けて、端末のディスプレイには、配信されてきた静止画ピースと、動画像から切り出された全ての静止画ピース部分を取り除いた動画像とが表示され、これを受けて、ユーザは、電子パズルとして静止画ピースの組立てを試みる。
【0028】
このとき、ユーザは、静止画ピースの組立て先の画像位置のヒントを得るために、完成動画像の再生時間位置を変更する要求を発行したり、静止画ピースが生成された時点の完成動画像の表示要求を発行してくる。
【0029】
これから、第1の検出手段が完成動画像の再生時間位置の変更要求の発行を検出すると、配信手段は、その変更要求の指定する再生時間位置の完成動画像を端末に配信し、また、第2の検出手段が静止画ピースの生成された時点の完成動画像の表示要求の発行を検出すると、配信手段は、静止画ピース情報記憶手段を参照することで、指定される静止画ピースが生成された時点の原動画像の再生時間位置を取得して、完成原動画像の配信に代えて、所定時間の間、その取得した再生時間位置で静止する完成静止画像を端末に配信する。
【0030】
このような動画像および静止画ピースの配信を受けて、ユーザは、静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定して静止画ピースの組立て要求を発行してくるので、判断手段は、その組立て要求が発行されると、静止画ピース情報記憶手段に記憶されるその静止画ピースの画像位置と、その組立て先画像位置とが一致するのか否かを判断することで、その組立て要求が正解であるのか否かを判断する。
【0031】
この判断結果を受けて、変更手段は、判断手段が正解を判断する場合に、その正解を示した組立て先画像位置についての配信データを、組み立て先画像位置の候補であることを示すデータの配信から、配信中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の配信に変更する。
【0032】
このようにして、配信対象の原動画像を電子パズルとして扱っていくときに、配信対象の動画像から生成された全ての静止画ピースが正解位置に組み込まれると、賞品付与手段は、ユーザに対して賞品を与えるための処理を行う。このとき、第2の検出手段により静止画ピースが生成された時点の完成動画像の表示要求の発行が検出される場合には、その表示要求が発行されない場合に比べて価値の減じられた賞品を与えるための処理を行うことがある。
【0033】
このように、本発明の動画像配信装置は、配信対象の動画像から、時間差をもって複数の静止画ピースを切り出して、それらの静止画ピースと、それらの静止画ピースを取り除いた配信対象の動画像とを端末に配信し、その配信に応答して、ユーザから静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定して静止画ピースの組立て要求が発行される場合に、その組立て要求が正解であるのか否かを判断して、正解を判断する場合には、その正解を示した組立て先画像位置についての配信データを、組み立て先画像位置の候補であることを示すデータの配信から、配信中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の配信に変更するように処理する。
【0034】
これにより、本発明の動画像配信装置によれば、動画像をただ単に配信するだけでなくて、その内容をユーザに対し深く訴求させることを実現できるようになる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に従って本発明を詳細に説明する。
【0036】
本発明では、一般的な動画像をパズル状に分割してユーザに配信し、その電子ピースを、これまで単なる動画像の受け手であったユーザが自らの手で組立てていくことにより、ユーザの配信動画像への集中および電子ピースの入手意欲を促進して、通信料、コンテンツ配信料およびパズル参加料等の形で収益の向上を図り、かつ動画像の生成にユーザが能動的に参画できることを可能とすることを目的とする。
【0037】
この目的に達成するために、本発明では、ホストコンピュータと配信サーバとが配置され、このホストコンピュータは、動画の映像コンテンツと、ユーザ情報と、ユーザのパズルデータを記録しているユーザの専用ページとを収容し、一方、この配信サーバは、ホストコンピュータの収納する映像コンテンツをユーザに配信する。
【0038】
ホストコンピュータは、一定の条件のもと、ユーザのパズルデータに電子ピース付与を行い、ユーザは、パソコンからインターネットを介してホストコンピュータに接続し、自己に付与されているID番号を入力して自分の専用ページに接続を行う。続いて、ユーザは、自分のパズルデータを読み出して自分のパソコンにパズル画面を表示し、付与された電子ピースをマウスで操作してパズルを組立てていく。
【0039】
このような電子パズルを使った動画像配信を実現することで、本発明によれば、一般的な動画像に関するユーザの配信動画像への集中および電子ピースの入手意欲を促進して、通信料、コンテンツ配信料およびパズル参加料等の形で収益の向上を図り、かつ動画像の生成にユーザが能動的に参画できることが可能になる。
【0040】
次に、本発明の実施形態例について図面を使って詳細に説明する。
【0041】
図1に、テーマパークで用いられる場合を想定した本発明の一実施形態例を図示し、図2に、会員のパソコン画面の表示例を図示する。
【0042】
図1に示すように、テーマパーク101の顧客は、パソコン102等と通信回線103とを用いて、事前に画像配信事業者のデータセンタ104内に収容されているテーマパーク101のホストコンピュータ105に接続して、自分の住所、氏名などの個人情報の登録を行う。
【0043】
このとき、作成するパズルの画像形態(動画像か静止画像か)、画像を分割したピース(電子ピース)の数と電子ピース分割時間差の有無やその長さとによって異なるものとなるパズルの難易度、および複数ある完成画像の中から好みの絵柄を選択する。なお、このホストコンピュータ105内には、複数の配信画像が収容されている。
【0044】
ホストコンピュータ105は、登録された顧客個人情報を基に、その顧客を会員として登録し、会員IDを付与するとともに、自己のホームページ内に、その会員専用のウェブページを開設する。このページには、選択した電子パズルの外枠と完成画像とが表示される(図2で後述する)。
【0045】
また、テーマパーク101は、登録された個人情報に基づき、会員IDの記録した会員カード106をその会員に発行する。
【0046】
会員がテーマパーク101に入園する際、カードデータ読取機107で会員カード106に記録した会員データを読み取ることにより、ホストコンピュータ105に会員ID番号と入園情報とが送信される。
【0047】
また、会員がテーマパーク101内のレストラン108や売店等で飲食料金等の支払いを行った場合にも、会員カード106が提示され、これにより、カードデータ読取機107を介して会員ID番号と利用金額とがホストコンピュータ105に送信される。
【0048】
ホストコンピュータ105は、これらの情報を受けて、その会員のウェブページに入園や利用金額に応じた枚数の電子ピースを配付する。
【0049】
会員は帰宅後、パソコン102等からホストコンピュータ105のホームページ内の自分のページを開き、データセンタ104内に収容されている画像配信サーバ109を介して配信される分割前の画像(完成画像)を見ながら、配付された電子ピースの組立てを行う。
【0050】
以下、会員が動画像パズルを選択し、配付される電子ピースは静止画像である場合について述べる。
【0051】
画像配信サーバ109からの配信を受けて、会員のパソコン102には、図2に示すように、制作中のパズル画像208の表示域となるパズル枠201と、会員に配付された電子ピース202(未組立てのもの)と、完成動画像203と、所要時間の表示域204と、画像操作ボタン205と、HELPボタン206と、終了ボタン207とを表示する画面が表示される。
【0052】
パズル枠201に表示されるパズル画像208は動画像のため常に変化しているが、配付された電子ピース202の絵柄(画像)は静止しており、会員は、このパズル画像208に未組立ての電子ピース202を当てはめて正規の配置位置を探す。全ての電子ピース202が会員に配付され、これを全て組み立てれば、パズルの完成となる。
【0053】
この電子ピース202は、ホストコンピュータ105が動画像を任意の時点で静止させ、その時点の静止画像の一部を分割してピース上に描いたものであり、その静止させる時点には時間差が設けられている。そのため、仮に隣接する2つの電子ピース202を単に見比べても、電子ピース202上に描かれた画像は不連続となるため、容易には正しい配置位置が類推できないようになっている。
【0054】
ただし、電子ピース202を正しい配置位置に配置した場合には、画面上に正解表示を行い、以後、その電子ピース202は、パズル枠201に表示されるパズル画像208と一体となって動画像を表示する。
【0055】
従って、会員は、パズル枠201に表示されるパズル画像208と、それと同時に配信されてくる分割前の完成動画像203の動画像とを見て、必要に応じて画像操作ボタン205を操作することで完成動画像203の静止やコマ送り、巻き戻し、早送り等を行い、付与された電子ピース202の画像が一致する場所を探すことになる。
【0056】
このため、会員は、配信されてくる動画像を丹念に見る必要が生じることから、通常の動画像配信よりも強くコンテンツ内容について訴求できるという、配信側(テーマパーク101側)のメリットを生むことが可能となる。
【0057】
また、配置しようとしている電子ピース202の正しい配置位置が判別できなくなった場合には、会員は、パソコンの画面上にあるHELPボタン206をクリックすれば、その配置しようとしている電子ピース202が分割された時点での完成動画像203の静止画像(ある時間静止させてもよいし、一瞬の間表示して、そこから動画を開始させてもよい)を見ることができるようになっており、これにより正しい配置位置を探し出すヒントとすることができる。
【0058】
更に、分割するピース数を少なくしたり、動画像ではなく静止画像のパズルも選定できるようにしたり、加えてパズル全体の映像をパソコン上からの指示により随時変更でき、全く別の新しいパズル画像を画像配信サーバ109から受信することで、パズル初心者でも飽きることなく容易にパズルを完成できるように工夫されており、パズルが完成すれば、その難易度や組立てに要した所要時間(所要時間表示域204に表示されている)に応じて、会員はテーマパーク101から賞品を得ることができるようになっている。
【0059】
これにより、電子ピース202を収集するためにテーマパーク101を再度訪問する会員が増加することにより、顧客のリピート(再訪問)率の向上や、パーク内レストラン、売店における客単価の向上を図ることができ、テーマパーク101の収益向上に寄与することができる。
【0060】
一方、画像配信事業者においては、ホストコンピュータ105や画像配信サーバ109を管理するデータセンタ104において、会員への配信画像のデータ量(パケット数)、会員の視聴時間などに基づき課金を行い、テーマパーク運営事業者からこの料金を徴収することにより、収益を上げることができる。
【0061】
また、テーマパーク101と提携することにより、テーマパーク101が保有する人気キャラクタのコンテンツを安価に配信できる優位性を得られるほか、人気映画などの高額なコンテンツに頼らずとも、原価が安価な単なる動画像の配信でも、パズル化により長時間に渡って視聴してくれる視聴者を確保でき、新たなる収入源とすることも可能となる。
【0062】
次に、図3ないし図9を使って、このように構成される本発明の一実施形態例の処理について更に具体的に説明する。ここで、以下の説明では、説明の便宜上、配信対象の動画像は1種類しかないことを想定する。
【0063】
図3に、データセンタ104の備える機能の一構成例を図示する。
【0064】
上述したことから分かるように、データセンタ104は、会員に配信する動画像を格納する配信画像格納部10と、会員に配付する電子ピースを作成する電子ピース作成部11と、電子ピース作成部11の作成した電子ピースの情報を管理する電子ピース管理部12と、パソコン102から会員の情報を取得する会員情報取得部13と、会員情報取得部13の取得した会員情報を管理する会員情報管理部14と、パソコン102に対して動画像および電子ピースを配信する画像配信部15とを備える。
【0065】
この電子ピース管理部12は、図4に示すように、各電子ピースの画像(静止画像)を管理するとともに、各電子ピースのピース番号に対応付けて、その電子ピースの画像位置と、その電子ピースを切り出した時点の動画像の再生時間の位置と、その電子ピースの画像へのポインタとを管理する。
【0066】
一方、会員情報管理部14は、図5に示すように、会員のIDに対応付けて、その会員の持つ得点(テーマパーク101の利用金額に応じて割り当てられる)と、その得点に応じてその会員に割り当てられた電子ピースの番号と、その割り当てられた電子ピースの内の未組立ての電子ピースの番号とを管理する。
【0067】
図6に電子ピース作成部11の実行する処理フローの一例、図7に会員情報取得部13の実行する処理フローの一例、図8及び図9に画像配信部15の実行する処理フローの一例を図示する。
【0068】
電子ピース作成部11は、データベースセンタ104の運営者から電子ピースの作成要求が発行されると、図6の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ10で、配信画像格納部10に格納される配信対象の動画像の再生を開始する。
【0069】
続いて、ステップ11で、その動画像から切り出される電子ピースの画像位置(例えば、矩形のブロックで切り出される場合には、そのブロックの位置)に対応付けられる数値をランダムに発生し、続くステップ12で、その発生した数値が既に発生したものと同一であるのか否かを判断して、既に発生していることを判断するときには、ステップ11に戻ることで、これまでに発生していない数値を得るように処理する。
【0070】
このようにして、ステップ12で、これまでに発生していない数値を得たことを判断すると、ステップ13に進んで、規定のサンプリング周期に到達するのを待って、規定のサンプリング周期に到達することを判断すると、ステップ14に進んで、その到達時点の時間位置で定義される動画像の再生時間位置を取得する。
【0071】
続いて、ステップ15で、ステップ11で発生した数値およびステップ14で取得した再生時間位置の指す動画像部分を抽出することで電子ピースを作成する。続いて、ステップ16で、その作成した電子ピースの情報を電子ピース管理部12に登録する。
【0072】
続いて、ステップ17で、規定個数の電子ピースを作成したのか否かを判断して、規定個数の電子ピースを作成していないことを判断するときには、ステップ11に戻り、規定個数の電子ピースを作成したことを判断するときには、ステップ18に進んで、動画像の再生を終了して、処理を終了する。
【0073】
このようにして、電子ピース作成部11は、配信対象の動画像から例えば50個の電子ピースを作成して、電子ピース管理部12に対して、それらの電子ピースの情報を登録するのである。
【0074】
次に、会員情報取得部13の実行する処理について説明する。
【0075】
会員情報取得部13は、テーマパーク101のカードデータ読取機107から会員の利用金額が送られてくると、図7の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ20で、送られてきた会員IDおよび利用金額を受信する。
【0076】
続いて、ステップ21で、その受信した利用金額から得点を算出する。利用金額に応じて得点が割り当てられるので、その受信した利用金額から、会員に割り当てられる得点を算出するのである。
【0077】
続いて、ステップ22で、その算出した得点を加算することで、会員情報管理部14に管理される得点を更新する。続いて、ステップ23で、電子パズルの難易度が高いのか否かを判断する。
【0078】
例えば、同一の動画像を使った電子パズルでも、例えば、会員の方で電子パズルの難易度を選択できるようにすることが可能であり、これから、このステップ23では、送られてきた会員IDの指す会員が電子パズルの難易度として高い難易度を選択しているのか否かを判断するのである。
【0079】
このステップ23で、電子パズルの難易度が高いことを判断するときには、ステップ24に進んで、会員情報管理部14の割当ピース番号に登録されていない電子ピースの中から、追加した得点分の電子ピースをランダムに選択する。一方、電子パズルの難易度が高くないことを判断するときには、ステップ25に進んで、会員情報管理部14の割当ピース番号に登録されていない電子ピースの中から、割当ピースに隣接する電子ピースを選択対象として、追加した得点分の電子ピースをランダムに選択する。
【0080】
すなわち、電子ピース作成部11により例えば50個の電子ピースが作成されているときにあって、それまでの得点に応じて30個の電子ピースが会員に割り当てられているときに、その会員が5個分の利用金額を支払ったときには、電子パズルの難易度に応じた選択方法に従って、残りの20個の中から5個の電子ピースを選択するのである。
【0081】
続いて、ステップ26で、その選択した電子ピースの番号を、会員情報管理部14の管理する割当ピース番号および未組立ピース番号に登録して、処理を終了する。
【0082】
このようにして、会員情報取得部13は、テーマパーク101のカードデータ読取機107から会員の利用金額が送られてくると、その利用金額に応じて、会員情報管理部14に管理される電子ピースの情報を更新するのである。
【0083】
次に、画像配信部15の実行する処理について説明する。
【0084】
画像配信部15は、パソコン102を操作する会員から動画像の配信要求が発行されると、図8及び図9の処理フローに示すように、先ず最初に、ステップ30で、パソコン102に、パズル画像/未組立ての電子ピース/完成動画像について表示する図2に示すようなパズル画面を表示する。
【0085】
ここで、未組立ての電子ピースについては、会員情報管理部14に管理されている未組立ピース番号の指すものを表示することになる。
【0086】
続いて、ステップ31で、このパズル画面の表示に応答してユーザ操作(会員による操作)が行われるのを待って、ユーザ操作が行われたことを検出すると、ステップ32に進んで、電子ピースの組立指示のユーザ操作であるのか否かを判断する。
【0087】
すなわち、会員は、図2に示すようなパズル画面が表示されると、未組立ピース置場に置かれている電子ピース(図2に示す電子ピース202)をクリックして、パズル画像208に組立てていくので、その組立指示のユーザ操作であるのか否かを判断するのである。
【0088】
この判断処理により、電子ピースの組立指示のユーザ操作であることを判断すると、ステップ33に進んで、電子ピース管理部12に管理される電子ピースの画像位置を参照することで、その組立て先が正規の位置であるのか否かを判断して、正規の位置でないことを判断するときには、ステップ38に進んで、組立て指示の電子ピースを未組立ピース置場に戻してから、ステップ31に戻る。
【0089】
一方、ステップ33で、電子ピースの組立て先が正規の位置であることを判断するときには、ステップ34に進んで、組立指示の電子ピースを組み込む形でパズル画像208を表示し、併せて、パズル画面に正解表示を行う。
【0090】
すなわち、組み込んだ電子ピースの画像部分についても動画像表示するとともに、併せて、パズル画面に正解表示を行うのである。
【0091】
続いて、ステップ35で、その正解に従って未組立ての電子ピースが減ることになるので、会員情報管理部14に管理される未組立ての電子ピースの番号を更新する。
【0092】
続いて、ステップ36で、会員情報管理部14に管理される未組立ての電子ピース番号が残っているのか否かを判断することで、パズル画像の組立てが完了したのか否かを判断して、完了していないことを判断するときには、ステップ31に戻り、完了したことを判断するときには、ステップ37に進んで、会員への賞品の支払いのための処理を行ってから、ステップ31に戻る。
【0093】
例えば、パズル画像208の組立てが成功した場合、テーマパーク101への入場料を割り引くといったような賞品を与えるという宣伝を行っているときには、その会員がテーマパーク101に入場するときに、その割り引きが行われるようにと、テーマパーク101に対して割引指示の通知を発行するといったような会員への賞品の支払いのための処理を行うのである。
【0094】
このとき、パズル画像208の組立ての所要時間が規定時間内に入らない場合には、その賞品の価値を減ずる形で、会員への賞品の支払いのための処理を行うことになる。
【0095】
一方、ステップ32で、ユーザ操作が行われたことを検出するときにあって、電子ピースの組立指示のユーザ操作でないことを判断するときには、ステップ39に進んで、画像操作ボタン205のユーザ操作であるのか否かを判断する。
【0096】
すなわち、会員は、図2に示すようなパズル画面が表示されるときにあって、電子ピースの組立て先のヒントが欲しい場合には、図2に示す画像操作ボタン205を操作することで完成動画像203の再生時間位置を変更する要求を発行してくるので、そのような再生時間位置の変更要求のユーザ操作であるのか否かを判断するのである。
【0097】
この判断処理により、画像操作ボタン205のユーザ操作であることを判断するとき、すなわち、完成動画像203の再生時間位置の変更要求であることを判断するときには、ステップ40に進んで、操作された画像操作ボタン205に従って、完成動画像203の再生時間位置を変更することで、表示する完成動画像203の内容を変更する形で表示してから、ステップ31に戻る。
【0098】
一方、ステップ39で、画像操作ボタン205のユーザ操作ではないことを判断するときには、ステップ41に進んで、HELPボタン206のユーザ操作であるのか否かを判断する。
【0099】
すなわち、会員は、図2に示すようなパズル画面が表示されるときにあって、電子ピースの組立て先のヒントが欲しい場合には、図2に示すHELPボタン206を操作することで電子ピースが作成された時点の完成動画像203の表示要求を発行してくるので、そのような完成動画像203の再生時間位置の変更要求のユーザ操作であるのか否かを判断するのである。
【0100】
この判断処理により、HELPボタン206のユーザ操作であることを判断するとき、すなわち、会員が選択した電子ピースの作成時点の完成動画像203の表示要求であることを判断するときには、ステップ42に進んで、その電子ピースを作成した時点の再生時間位置となるようにと完成動画像203の再生時間位置を変更することで、その電子ピースを作成した時点における完成動画像203の静止画像を一定時間表示する。
【0101】
すなわち、電子ピース管理部12に管理される再生時間位置に従って、選択された電子ピースを作成した時点の再生時間位置を特定して、その特定した再生時間位置のものに完成動画像203を変更するのである。
【0102】
続いて、ステップ43で、HELPボタン206を操作したことのペナルティとして、電子組立ての所要時間(図2の所要時間表示域204に表示する所要時間)に一定時間を加算してから、ステップ31に戻る。
【0103】
一方、ステップ41で、HELPボタン206のユーザ操作ではないことを判断するときには、ステップ44に進んで、図2に示す終了ボタン207のユーザ操作であるのか否かを判断して、終了ボタン207のユーザ操作でないことを判断するときには、ステップ45に進んで、そのユーザ操作の指示する処理を行ってからステップ31に戻り、終了ボタン207のユーザ操作であることを判断するときには、処理を終了する。
【0104】
このようにして、画像配信部15は、会員に配信する動画像をパズル画像として扱いながら、その動画像を会員へ配信するように処理するのである。
【0105】
以上に説明した実施形態例では説明しなかったが、電子ピース作成部11により作成される電子ピースの個数を変えたり、電子ピース作成部11により作成される電子ピースの時間差の大きさを変えたりすることにより、電子パズルの難易度を調整することが可能である。
【0106】
また、以上に説明した実施形態例では説明しなかったが、電子パズルの難易度に応じて、会員に与える賞品の価値を変えるようにすることも可能である。
【0107】
また、以上に説明した実施形態例では説明しなかったが、画像配信サーバ109の配信チャネルを増加させることにより、多数の会員による多種の動画像配信要求に対応できるようにすることも可能である。
【0108】
また、以上に説明した実施形態例では、利用金額に応じた個数の電子ピースを会員に配付するようにしているが、無条件に全ての電子ピースを配付するようにしてもよい。
【0109】
また、以上に説明した実施形態例では、電子ピースと電子パズルの枠のデータとについては、動画像配信を行う事業者が運営するデータセンタ内部に収納し、会員のパソコン102へ直接ダウンロードしていないようにしているが、この構成に従って、電子ピースデータの不正な操作を防止することができるようになる。
【0110】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一般的な動画像をパズル状に分割して配信し、その電子ピースを、これまで単なるコンテンツの受け手であったユーザが自らの手で組み立てていくことにより、パズル参加料やコンテンツ配信料等の形で収益の向上を図り、かつコンテンツの生成に能動的に参画できることを可能とすることで、画像配信事業者のコンテンツ原価の低廉化と安定した視聴者数が得られる。
【0111】
また、本発明をテーマパーク等に適用することにより、顧客のリピート率および客単価の向上を図ることができ、画像配信事業者およびテーマパーク運営者等ともに、効果の相乗作用が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例である。
【図2】パソコン画面の表示例である。
【図3】データセンタの備える機能の一構成例である。
【図4】電子ピース管理部の管理する電子ピースの情報の一例である。
【図5】会員情報管理部の管理する会員情報の一例である。
【図6】電子ピース作成部の実行する処理フローの一例である。
【図7】会員情報取得部の実行する処理フローの一例である。
【図8】画像配信部の実行する処理フローの一例である。
【図9】画像配信部の実行する処理フローの一例である。
【符号の説明】
10 配信画像格納部
11 電子ピース作成部
12 電子ピース管理部
13 会員情報取得部
14 会員情報管理部
15 画像配信部
102 パソコン
104 データセンタ

Claims (12)

  1. 生成手段と登録手段と表示手段と判断手段と変更手段とを備える電子パズル実行装置で実行される電子パズルの実行に関する処理方法であって、
    上記生成手段が、1つの原動画像を、時間差をつけながら複数回静止させ、その静止の都度、異なる画像位置の画像部分を切り出すことにより複数の静止画ピースを生成し、
    上記登録手段が、静止画ピース情報記憶手段に対して、生成された静止画ピースの識別情報に対応付けて、その静止画ピースの画像位置と、その静止画ピースが生成されたときの原動画像の再生時間位置と、その静止画ピースへのポインタとを登録し、
    上記表示手段が、上記静止画ピース情報記憶手段に記憶される静止画ピースの一部又は全てと、全ての静止画ピースの画像位置に位置する原動画像部分を取り除いた原動画像とをディスプレイに表示し、
    上記判断手段が、ユーザ操作によって静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定してその静止画ピースの組立て要求が発行される場合に、上記静止画ピース情報記憶手段に記憶されるその静止画ピースの画像位置と、その組立て先画像位置とが一致するのか否かを判断することで、その組立て要求が正解であるのか否かを判断し、
    上記変更手段が、上記判断手段により正解であることが判断される場合に、その正解を示した組立て先画像位置の表示形態を、組み立て先画像位置の候補であることを示す状態の表示から、表示中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の表示に変更することを、
    特徴とする電子パズルの実行に関する処理方法。
  2. 請求項1に記載の電子パズルの実行に関する処理方法において、
    上記表示手段は、完成原動画像についてもディスプレイに表示することを、
    特徴とする電子パズルの実行に関する処理方法。
  3. 請求項2に記載の電子パズルの実行に関する処理方法において、
    上記表示手段は、上記完成原動画像の再生時間位置を変更する要求が発行される場合に、ディスプレイに表示する上記完成原動画像を、その変更要求の指定する再生時間位置のものに変更することを、
    特徴とする電子パズルの実行に関する処理方法。
  4. 請求項2に記載の電子パズルの実行に関する処理方法において、
    上記表示手段は、上記静止画ピースが生成された時点の完成原動画像の表示要求が発行される場合に、上記静止画ピース情報記憶手段を参照することで、指定される静止画ピースが生成された時点の原動画像の再生時間位置を取得して、ディスプレイに表示する上記完成原動画像を、所定時間の間、その取得した再生時間位置で静止するものに変更することを、
    特徴とする電子パズルの実行に関する処理方法。
  5. 電子パズルを実行する電子パズル実行装置であって、
    1つの原動画像を、時間差をつけながら複数回静止させ、その静止の都度、異なる画像位置の画像部分を切り出すことにより複数の静止画ピースを生成する生成手段と、
    静止画ピース情報記憶手段に対して、生成された静止画ピースの識別情報に対応付けて、その静止画ピースの画像位置と、その静止画ピースが生成されたときの原動画像の再生時間位置と、その静止画ピースへのポインタとを登録する登録手段と、
    上記静止画ピース情報記憶手段に記憶される静止画ピースの一部又は全てと、全ての静止画ピースの画像位置に位置する原動画像部分を取り除いた原動画像とをディスプレイに表示する表示手段と、
    ユーザ操作によって静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定してその静止画ピースの組立て要求が発行される場合に、上記静止画ピース情報記憶手段に記憶されるその静止画ピースの画像位置と、その組立て先画像位置とが一致するのか否かを判断することで、その組立て要求が正解であるのか否かを判断する判断手段と、
    上記判断手段が正解を判断する場合に、その正解を示した組立て先画像位置の表示形態を、組み立て先画像位置の候補であることを示す状態の表示から、表示中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の表示に変更する変更手段とを備えることを、
    特徴とする電子パズル実行装置。
  6. ネットワークを介して端末に接続され、生成手段と登録手段と配信手段と判断手段と変更手段とを備えて該端末に対して動画像を配信する動画像配信装置で実行される動画像配信方法であって、
    上記生成手段が、配信対象の原動画像を、時間差をつけながら複数回静止させ、その静止の都度、異なる画像位置の画像部分を切り出すことにより複数の静止画ピースを生成し、
    上記登録手段が、静止画ピース情報記憶手段に対して、生成された静止画ピースの識別情報に対応付けて、その静止画ピースの画像位置と、その静止画ピースが生成されたときの原動画像の再生時間位置と、その静止画ピースへのポインタとを登録し、
    上記配信手段が、上記静止画ピース情報記憶手段に記憶される静止画ピースの一部又は全てと、全ての静止画ピースの画像位置に位置する原動画像部分を取り除いた配信対象の原動画像とを端末に配信し、
    上記判断手段が、上記配信手段による配信に応答して、ユーザ操作によって静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定してその静止画ピースの組立て要求が発行される場合に、上記静止画ピース情報記憶手段に記憶されるその静止画ピースの画像位置と、その組立て先画像位置とが一致するのか否かを判断することで、その組立て要求が正解であるのか否かを判断し、
    上記変更手段が、上記判断手段により正解であることが判断される場合に、その正解を示した組立て先画像位置についての配信データを、組み立て先画像位置の候補であることを示すデータの配信から、配信中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の配信に変更することを、
    特徴とする動画像配信方法。
  7. 請求項に記載の動画像配信方法において、
    上記配信手段は、完成原動画像についても端末に配信することを、
    特徴とする動画像配信方法。
  8. 請求項に記載の動画像配信方法において、
    上記動画像配信装置がさらに検出手段を備える場合に、該検出手段が、上記完成原動画像の再生時間位置を変更する要求が発行されたのか否かを検出し、
    上記配信手段は、上記変更要求の発行が検出される場合に、その変更要求の指定する再生時間位置の完成原動画像を端末に配信することを、
    特徴とする動画像配信方法。
  9. 請求項に記載の動画像配信方法において、
    上記動画像配信装置がさらに検出手段を備える場合に、該検出手段が、上記静止画ピースが生成された時点の完成原動画像の表示要求が発行されたのか否かを検出し、
    上記配信手段は、上記表示要求の発行が検出される場合に、上記静止画ピース情報記憶手段を参照することで、指定される静止画ピースが生成された時点の原動画像の再生時間位置を取得して、完成原動画像の配信に代えて、所定時間の間、その取得した再生時間位置で静止する完成静止画像を端末に配信することを、
    特徴とする動画像配信方法。
  10. 請求項ないしのいずれか1項に記載の動画像配信方法において、
    上記動画像配信装置がさらに賞品付与手段を備える場合に、該賞品付与手段が、上記組立て要求により、配信対象の原動画像から生成された全ての上記静止画ピースが正解位置に組み込まれた場合に、原動画像の配信先となるユーザに対して賞品を与えるための処理を行うことを、
    特徴とする動画像配信方法。
  11. 請求項に記載の動画像配信方法において、
    上記動画像配信装置がさらに賞品付与手段を備える場合に、該賞品付与手段が、上記組立て要求により、配信対象の原動画像から生成された全ての上記静止画ピースが正解位置に組み込まれた場合に、原動画像の配信先となるユーザに対して賞品を与えるための処理を行い、かつ、上記表示要求が発行される場合に、その表示要求が発行されない場合に比べて価値の減じられた賞品を与えるための処理を行うことを、
    特徴とする動画像配信方法。
  12. ネットワークを介して接続される端末に動画像を配信する動画像配信装置であって、
    配信対象の原動画像を、時間差をつけながら複数回静止させ、その静止の都度、異なる画像位置の画像部分を切り出すことにより複数の静止画ピースを生成する生成手段と、
    静止画ピース情報記憶手段に対して、生成された静止画ピースの識別情報に対応付けて、その静止画ピースの画像位置と、その静止画ピースが生成されたときの原動画像の再生時間位置と、その静止画ピースへのポインタとを登録する登録手段と、
    上記静止画ピース情報記憶手段に記憶される静止画ピースの一部又は全てと、全ての静止画ピースの画像位置に位置する原動画像部分を取り除いた配信対象の原動画像とを端末に配信する配信手段と、
    上記配信手段による配信に応答して、ユーザ操作によって静止画ピースとその組立て先の画像位置とを指定してその静止画ピースの組立て要求が発行される場合に、上記静止画ピース情報記憶手段に記憶されるその静止画ピースの画像位置と、その組立て先画像位置とが一致するのか否かを判断することで、その組立て要求が正解であるのか否かを判断する判断手段と、
    上記判断手段が正解を判断する場合に、その正解を示した組立て先画像位置についての配信データを、組み立て先画像位置の候補であることを示すデータの配信から、配信中の原動画像の再生時間位置と同じ再生時間位置を持つその組立て先画像位置における原動画像部分の配信に変更する変更手段とを備えることを、
    特徴とする動画像配信装置。
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