JP3793684B2 - 粉末成形用の金型装置 - Google Patents
粉末成形用の金型装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3793684B2 JP3793684B2 JP2000104750A JP2000104750A JP3793684B2 JP 3793684 B2 JP3793684 B2 JP 3793684B2 JP 2000104750 A JP2000104750 A JP 2000104750A JP 2000104750 A JP2000104750 A JP 2000104750A JP 3793684 B2 JP3793684 B2 JP 3793684B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- base plate
- piston rod
- punch
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原料粉末を充填しプレスして成形体を得る粉末成形用の金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、原料粉末を充填しプレスして成形体を得る粉末成形用の金型装置として、例えば、日本粉末冶金工業会が発行した粉末冶金用プレス用語(JPMA G01−1995)の冊子において、粉末成形用の金型装置を示すツールセット例図として、付図22にウイズドロアル法・上一段下二段ツールセット例が開示される、同冊子にはツールセットを取り付けて粉末成形プレスを構成することができる、クランクプレスの例、ナックルプレスの例、油圧プレス、とする斜視図がプレスの種類として示される。
【0003】
従来例として、ポットコアになるフェライト粉末成形体9を得る粉末成形用の金型装置4を図6乃至図10に縦断面図で示す、ボルスタ1と上部ラム2と下部ラム3はプレスの一部分であり、それらの部分を除くと従来の金型装置4であり、ベースプレート50がボルスタ1に載置され、上部ラム2が上パンチプレート10と下部ラム3がヨークプレート25と各々係合し一体に昇降駆動する、金型装置4はツールセットあるいはダイセットと呼ぶこともあり、上パンチプレート10に上パンチ受け板11と上パンチ押さえ12と上パンチ13とガイドポスト14が取り付けられ、ダイ20とダイホルダ21をダイ押さえ22がダイプレート23に押さえて取り付ける、下第一パンチ30は下第一パンチ押さえ31でホルダ132に取り付けられ、側壁に抜き穴33A,33Bを備えるホルダ132はベースプレート50に固定され、ベースプレート50の上面に複数のガイド61が固定されスライドブロック60A,60Bを摺動自在に保持する、図示しない引張ばねをスライドブロック60Aと60Bに張架し、スライドブロック60Aと60Bが近づく向きに付勢する、ガイドロッド24はベースプレート50に備える穴に嵌入し昇降方向に摺動自在に軸支され、上端がダイプレート23と下端がヨークプレート25に固着し一体になって昇降する、ダイプレート23下面から下方に直交してウエッジ70A,70Bが取り付けられ、同じくダイプレート23下面から下方に直交して抜き出し調整ねじ71A,71Bが螺着されている、また、スライドブロック60A,60Bは各々方形の抜き穴61を備え、各々の抜き穴61において、スライドブロック60A,60Bに固定するローラピン62を備え、各々のローラピン62は各々ローラ63を回転自在に軸支する、下第二パンチ40は下第二パンチ押さえ41で下第二パンチ受け板42に取り付けられ、下第二パンチ受け板42は下方に直交して突出するリフテイングロッド43を備え、リフテイングロッド43はベースプレート50に設けられた穴に嵌入し昇降方向に摺動自在に軸支され、さらにリフテイングロッド43は延長上にねじ部44を有し下端に鍔部45を備え、ねじ部44にナット44Aを螺着し、鍔部45とヨークプレート25との間に圧縮ばね46を設け、鍔部45とヨークプレート25が離間する方向に付勢し、ナット44Aがベースプレート50の下面に当接し、ナット44Aは下第二パンチ40の上端位置を調整する充填調整ナットとして機能する。
【0004】
図6から図10に順に金型装置4が粉体を充填し加圧し押し出す状態を示す、図6の6aは充填されたままの充填粉体であり、図7の6bは加圧された状態の加圧粉体であり、図8の6cは押し出し開始時の成形粉体であり、図9と図10の6は成形済みの成形体である、図6から図7の状態は上部ラム2が下降し、加圧粉体6bが下第二パンチ40を圧縮ばね46に抗して押し下げ、下第二パンチ受け板42の下端がスライドブロック60Aと60Bに当接して下降が止まる、図7から図8の状態は上部ラム2が下降を継続し、かつ下部ラム3も下降する、下部ラム3の下降によりダイプレート23が下降し、ウエッジ70A,70Bの傾斜面がスライドブロック60A,60Bの各ローラ63に当接し、ダイプレート23の下降に伴いウエッジ70A,70Bの傾斜面が各ローラ63を外側に押す、スライドブロック60Aと60Bは引張ばねに抗して相互に離間する方向に移動する、また、ダイプレート23の下降に伴い抜き出し調整ねじ71Aと71Bの下端が下第二パンチ押さえ41の上面に近づき当接する、このタイミングでスライドブロック60Aと60Bは下第二パンチ受け板42の下端より外側に移動する、図8から図9の状態は上部ラム2が上昇し、下部ラム3は下降を継続するためダイプレート23も継続して下降し、ダイ20の上面が成形体6より下方に下降し、昇降しない下第一パンチ30に載っている成形体6はダイ20より上に姿を現す、この時に抜き出し調整ねじ71Aと71Bが下第二パンチ押さえ41の上面に当接しており、下第二パンチ40と下第二パンチ押さえ41と下第二パンチ受け板42とその一体個所が下降する、図9から図10の状態は下第一パンチ30に対するダイ20の下降が完了し、成形体6の下端がダイ20の上面以上に位置する抜き出し状態になったことを示す。
【0005】
図6から図7の状態はダイ20が固定し上パンチ13だけ下降して、充填粉体6aを加圧し加圧粉体6bとする、図7から図8の状態はダイ20が下降しかつ上パンチ13も下降して、加圧粉体6bをさらに加圧して成形粉体6cとする、この加圧はウイズドロアル法と呼ばれる加圧法に属する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術に示す金型装置4は、ダイプレート23の下降に伴いウエッジ70A,70Bの傾斜面が各ローラ63を外側に押す、スライドブロック60Aと60Bは引張ばねに抗して相互に離間する方向に移動する、また、ダイプレート23の下降に伴い抜き出し調整ねじ71Aと71Bの下端が下第二パンチ押さえ41の上面に近づき当接する、このタイミングでスライドブロック60Aと60Bは下第二パンチ受け板42の下端より外側に移動する、図8から図9の状態は上部ラム2が上昇し、下部ラム3は下降を継続するためダイプレート23も継続して下降し、ダイ20の上面が成形体6より下方に下降し、昇降しない下第一パンチ30に載っている成形体6はダイ20より上に姿を現す構成である、そのため図8から図9の状態に示す如く、抜き出し時ウエッジ70A,70Bによりスライドブロック60Aと60Bが離間する方向に移動させてから、抜き出し調整ねじ71A,71Bで下第二パンチ40を下降させているため、成形体6がダイ20より抜き出される前に下第二パンチ40も移動し下降する、そのため成形体6にストレス(スプリングバック)によるクラックが発生しやすい、また、成形体6が薄物成形体の場合、ウエッジ70A,70Bと抜き出し調整ねじ71A,71Bの作用するタイミングを調整するのが困難になる、さらに、成形体6の寸法を加減するために、ウエッジ70A,70Bや抜き出し調整ねじ71A,71Bの調整は頻繁に行わなければならず、段取りのための時間を多く要すると言う問題がある。
【0007】
本発明の目的は、均一な密度の成形体を得ることが容易であり、成形体がダイより抜き出されるときにクラックが発生するような過大なストレスを与えることなく、各々の動作のタイミングを調整することが容易であり、また、ポット型とフランジ型の成形体を成形する場合に交換する部分について、成形体に直接関係するパンチとダイの金型部分の交換だけで対応でき、その他の機構部分については共用が可能な金型装置を提供することである。
【0008】
本発明のその他の目的や新規な特徴は後述の実施の形態において明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の発明は、ベースプレートと、ガイドロッドに案内され該ガイドロッドの方向に昇降自在な下第一パンチのホルダと、筒体から出入りする第一ピストンロッドが設けられた第一空圧シリンダと、を有するウイズドロアル法の金型装置において、前記ベースプレートの上面から下面に貫通し、前記ホルダと一体に昇降し、外径側に第一の雄ねじが設けられたガイドロッドと、前記ベースプレートの上面側で前記第一の雄ねじに螺着し、前記ガイドロッドに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第一のリングと、前記ベースプレートの下面側で前記第一の雄ねじに螺着し、前記ガイドロッドに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第二のリングと、を備え、前記筒体を前記ベースプレートと前記ホルダのいずれか一方に固着し、かつ前記第一ピストンロッドを他方に固着して、前記第一空圧シリンダが、前記ホルダを昇降し、前記第一のリングが前記ベースプレートの上面に当接して前記ホルダの下降を規制し、前記第二のリングが前記ベースプレートの下面に当接して前記ホルダの上昇を規制することを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明は、ベースプレートと、ガイドロッドに案内され該ガイドロッドの方向に昇降自在な下第一パンチのホルダと、筒体から出入りする第一ピストンロッドが設けられた第一空圧シリンダと、を有するウイズドロアル法の金型装置において、前記ベースプレートに嵌着するブッシュと、筒体から出入りする第二ピストンロッドが設けられた第二空圧シリンダと、下第二パンチ受け板と一体のリフテイングロッドと、前記リフテイングロッドを挿通可能とし、下端が前記ベースプレートの上面に固着される第三のリングと、前記第三のリング外径側に設けた第二の雄ねじと、前記第二の雄ねじに螺着し、前記第三のリングに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第四のリングとを備え、前記筒体を前記ベースプレートと前記ホルダのいずれか一方に固着し、かつ前記第一ピストンロッドを他方に固着して、前記第一空圧シリンダが前記ホルダを昇降し、前記リフテイングロッドを前記ブッシュに嵌入して昇降方向に摺動自在に軸支し、前記第二空圧シリンダは前記ベースプレートに前記筒体を固定し、かつ前記第二ピストンロッドを前記リフテイングロッドに結合して備え、前記第二空圧シリンダが前記リフテイングロッドを昇降し、前記下第二パンチ受け板の下面が前記第四のリング上端に当接し下降が規制されることを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の発明は、ベースプレートと、ガイドロッドに案内され該ガイドロッドの方向に昇降自在な下第一パンチのホルダと、筒体から出入りする第一ピストンロッドが設けられた第一空圧シリンダと、を有するウイズドロアル法の金型装置において、前記ベースプレートに嵌着するブッシュと、筒体から出入りする第二ピストンロッドを有する第二空圧シリンダと、下第二パンチ受け板と一体のリフテイングロッドと、前記第二空圧シリンダの下部に突出する第二ピストンロッドと、前記第二ピストンロッドの下端に固定されたフランジと、前記第二ピストンロッドを挿通可能とし、上端で前記第二空圧シリンダの下部に固定する第五のリングと、前記第五のリング外側に設けられた、第三の雄ねじと、前記第三の雄ねじに螺着し、前記第五のリングに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第六のリングとを備え、前記リフテイングロッドを前記ブッシュに嵌入して昇降自在に軸支し、前記第二空圧シリンダは前記ベースプレートに前記筒体を固定し、かつ前記第二ピストンロッドを前記リフテイングロッドに結合して備え、前記第二空圧シリンダが前記リフテイングロッドを昇降し、前記フランジが前記第六のリング下端に当接して、前記第二ピストンロッドと一体に昇降する前記下第二パンチ受け板の上昇を規制することを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の発明は、前記ベースプレートの上面から下面に貫通し、前記ホルダと一体に昇降し、外径側に第一の雄ねじが設けられたガイドロッドと、前記ベースプレートの上面側で前記第一の雄ねじに螺着し、前記ガイドロッドに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第一のリングと、前記ベースプレートの下面側で前記第一の雄ねじに螺着し、前記ガイドロッドに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第二のリングと、前記第二空圧シリンダの下部に突出するピストンロッドと、前記ピストンロッドの下端に固定されたフランジと、前記ピストンロッドを挿通可能とし、上端で前記第二空圧シリンダの下部に固定する第五のリングと、前記第五のリング外側に設けられた、第三の雄ねじと、前記第三の雄ねじに螺着し、前記第五のリングに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第六のリングとを備え、前記第一のリングが前記ベースプレートの上面に当接して前記ホルダの下降を規制し、前記第二のリングが前記ベースプレートの下面に当接して前記ホルダの上昇を規制し、前記フランジが前記第六のリング下端に当接して前記ピストンロッドと一体に昇降する前記下第二パンチ受け板の上昇が規制されることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を説明する、図1乃至図5は本発明に係る粉末成形用の金型装置5の縦断面図である、金型装置5は従来の金型装置4と同じ部位に同じ記号を用いて示す、ボルスタ1と上部ラム2と下部ラム3はプレスの一部分であり、それらの部分を除くと本発明に係る金型装置5であり、ベースプレート50がボルスタ1に載置され、上部ラム2が上パンチプレート10と下部ラム3がヨークプレート25と各々係合し一体に昇降駆動する、金型装置5は従来の金型装置4と同じくツールセットあるいはダイセットと呼ぶこともあり、上パンチプレート10に上パンチ受け板11と上パンチ押さえ12と上パンチ13とガイドポスト14が取り付けられ、ダイ20とダイホルダ21をダイ押さえ22がダイプレート23に押さえて取り付ける、下第一パンチ30は下第一パンチ押さえ31でホルダ32に取り付けられる、ベースプレート50は平面の下面501がボルスタ1に載置する、平面の上面502は下面501に平行である、ガイドロッド24は同じ構成の各々について、下面501と垂直にガイドロッド24が嵌入する穴を備える、ガイドロッド24はベースプレート50に備える穴に嵌入し昇降方向に摺動自在に軸支され、上端がダイプレート23と下端がヨークプレート25に固着し一体になって昇降する、また、ベースプレート50は下面501と垂直にリフテイングロッド43が嵌入するブッシュ52を穴51に嵌着して備え、リフテイングロッド43はブッシュ52に嵌入し昇降方向に摺動自在に軸支される、穴53は逃げ用の穴である、さらに、ベースプレート50は下面501と垂直にガイドロッド34Aが嵌入するブッシュ54Aを穴55Aに嵌着し、ガイドロッド34Bが嵌入する図示しないブッシュ54Bを図示しない穴55Bに嵌着して備え、ガイドロッド34Aはブッシュ54Aに嵌入し、ガイドロッド34Bはブッシュ54Bに嵌入してともに摺動自在に軸支される、穴56Aと図示しない穴55Bに同心の図示しない穴56Bは逃げ用の穴である。
【0015】
ブッシュ35は各々のガイドロッド24に対応する構成であり、ホルダ32はガイドロッド24が嵌入するブッシュ35を穴36に嵌着して備え、ホルダ32はブッシュ35に嵌入するガイドロッド24に案内されて昇降方向に摺動自在である、また、ガイドロッド34A,34Bの上端はホルダ32の下面側に突出する如く固着されている、すなわち、ホルダ32はガイドロッド24に案内されるとともに、ガイドロッド34Aがブッシュ54Aにガイドロッド34Bがブッシュ54Bに摺動自在であり、ホルダ32とガイドロッド34A,34Bは一体になって昇降する。
【0016】
ベースプレート50の上面502に空圧シリンダ8A,8Bを固定する、空圧シリンダ8Aと8Bは同一の構成であり、説明は空圧シリンダ8Aを示して行うが空圧シリンダ8Bについても同じある、空圧シリンダ8A,8Bは復動シリンダであり底を有する筒体80にピストン82を嵌入し、ピストン82と一体で上部に突出するピストンロッド821を備え、筒体80の上部はロッドカバー81を固着して塞ぐ、ロッドカバー81の中心穴からピストンロッド821が上部に突出する、中心穴にはピストンロッド821に対するロッドパッキンが備えられて空圧の漏れを防止する、筒体80の側面に取り付けた継ぎ手を介して筒体80の内部に連通するチューブ84,85を接続し、チューブ84,85の他端は図示しない空圧回路に接続する、チューブ84に空圧供給しチューブ85から排気するとピストンロッド821が上部に突出し、チューブ85に空圧供給しチューブ84から排気するとピストンロッド821が引っ込む往復シリンダであり、空圧シリンダ8A,8Bはベースプレート50の上面502所定位置に筒体80の底側を固定する、ピストンロッド821は上面502に垂直に筒体80から突出あるいは引っ込む動作をする構成である、ピストンロッド821の上端には連結駒83がボルトで固定される、連結駒83はピストンロッド821より大きい径の円盤であり、ピストンロッド821に同心に固定されてホルダ32に設ける段差を備える穴に係合して連結する、ホルダ32に蓋39を固定すると連結駒83は昇降方向で遊び無く横方向に遊びを有する如くなる、空圧シリンダ8Bとホルダ32の関係も同じ構成であり、空圧シリンダ8A,8Bを同期して駆動しホルダ32がガイドロッド24の方向に昇降する構成である。
【0017】
下第二パンチ40は下第二パンチ押さえ41で下第二パンチ受け板42に取り付けられ、下第二パンチ受け板42は下方に直交して突出するリフテイングロッド43を備え、リフテイングロッド43はベースプレート50に嵌着するブッシュ52に嵌入し昇降方向に摺動自在に軸支される、一方、ベースプレート50に下面501と平行な段差面57を設け、該段差面57に空圧シリンダ9を固定する、空圧シリンダ9は往復シリンダであり筒体90にピストン92を嵌入し、ピストン92と一体で上部に突出するピストンロッド921と下部に突出するピストンロッド922とを備え、筒体90の上部はロッドカバー91を固着して塞ぐ、空圧シリンダ9は該ロッドカバー91上面が段差面57に固定され取り付けられている、ロッドカバー91の中心穴からピストンロッド921が上部に突出する、中心穴にはピストンロッド921に対するロッドパッキンが備えられて空圧の漏れを防止する、また、筒体90が備える底面901の中心穴からピストンロッド922が下部に突出する、中心穴にはピストンロッド922に対するロッドパッキンが備えられて空圧の漏れを防止する、ピストンロッド922の下端にフランジ93がねじ止めで固定される、筒体90の側面に取り付けた継ぎ手を介して筒体90の内部に連通するチューブ94,95を接続し、チューブ94,95の他端は図示しない空圧回路に接続する、チューブ94に空圧供給しチューブ95から排気するとピストンロッド921が上部に突出し、ピストンロッド922が下部において引っ込み、チューブ95に空圧供給しチューブ94から排気するとピストンロッド921が上部において引っ込み、ピストンロッド922が下部に突出する往復シリンダである、ピストンロッド921の上端とリフテイングロッド43の下端はねじで結合してあり、ピストンロッド921とリフテイングロッド43は一体になって昇降する。
【0018】
リング47は下端でベースプレート50の上面502に固定し、リング47の内径にリフテイングロッド43の外径が所定の隙間を保ち挿通する、リング47の外径側は雄ねじを備え、内径側に雌ねじを備えるリング48が螺着する、図示しないがリング48は円周に中心から放射状で等間隔の位置に止めねじを備え回転止めする、リング48の上端はベースプレート50の上面502に常に平行を保ち、リング47に対してリング48を回転させると、上面502とリング48の上端までの距離が変化する、下第二パンチ受け板42及びリフテイングロッド43が一体に下降すると、下第二パンチ受け板42の下面がリング48の上端に当接し下降が規制される、一方、リング96は上端で筒体90が備える底面901に固定し、リング96の内径にピストンロッド922の外径が所定の隙間を保ち挿通する、リング96の外径側は雄ねじを備え、内径側に雌ねじを備えるリング97が螺着する、図示しないがリング97は円周に中心から放射状で等間隔の位置に止めねじを備え回転止めする、リング97の下端は筒体90が備える底面901に常に平行を保ち、リング96に対してリング97を回転させると、底面901とリング97の下端までの距離が変化する、ピストン92及びピストンロッド921,922が一体に上昇するとフランジ93がリング97の下端に当接し上昇が規制される、ピストンロッド921の上端とリフテイングロッド43の下端はねじ結合されており、リフテイングロッド43の上昇が規制される、すなわち、下第二パンチ40の上昇位置はリング97により変更でき、下第二パンチ40の下降位置はリング48により変更できる構成である、リング97は下第二パンチ40の上端位置を調整する充填調整ナットとして機能する。
ホルダ32はブッシュ35に嵌入するガイドロッド24に案内されて昇降自在であり、さらに、ホルダ32に固着されているガイドロッド34A,34Bも一体に昇降し、ベースプレート50に嵌着するブッシュ54Aと図示しないブッシュ54Bに各々が嵌入して摺動自在である、ガイドロッド34A,34Bはブッシュ54A,54Bに嵌入する位置より上に各々が雄ねじを備え、内側に雌ねじを備えるリング37Aがガイドロッド34Aの雄ねじと、内側に雌ねじを備えるリング37Bがガイドロッド34Bの雄ねじと各々螺着する、図示しないがリング37A,37Bは円周に中心から放射状で等間隔の位置に止めねじを備え回転止めする、リング37A,37Bの下端はベースプレート50の上面502に常に平行を保ち、ガイドロッド34A,34Bに対してリング37A,37Bを各々回転させると、上面502とリング37A,37Bの下端までの各々の距離が変化する、該距離はリング37Aとリング37Bについて常に等しく設定することが望ましい、ピストンロッド821及びホルダ32及びガイドロッド34A,34B及び下第一パンチ30に代表される部分が一体に下降すると、リング37A,37Bの下端が上面502(あるいは同一面を構成する部材)に当接して下降が規制される、また、ガイドロッド34A,34Bは下端から上方に所定の長さに位置して各々が雄ねじを備え、それらの雄ねじに各々ナット38A,38Bを螺着する、ガイドロッド34A,34Bに対してナット38A,38Bを各々回転させると、下面501とナット38A,38Bの上端までの各々の距離が変化する、該距離はナット38Aとナット38Bについて常に等しく設定することが望ましい、ピストンロッド821及びホルダ32及びガイドロッド34A,34B及び下第一パンチ30に代表される部分が一体に上昇すると、ナット38A,38Bの上端が下面501に当接して上昇が規制される、ガイドロッド34A,34Bに対するナット38A,38Bの回転止めはいわゆるダブルナット止めができるが、他の周知の回転止め手段を用いることもできる。
【0019】
空圧シリンダ8A,8B,9は図示しない空圧回路に接続されているが、空圧回路には空圧供給を開閉する複数の電磁弁を備え制御動作が行われる、電磁弁は図示しない電気制御回路に接続されて開閉を制御されるが、例えばプレスがカムプレスの場合はカムを回転させる主軸が存在し、該主軸に回転角が検出できるエンコーダを備え、該エンコーダの発する主軸回転角信号を基準にして動作する電気制御回路が構成できる、該電気制御回路の一例として周知のプログラマブルシーケンサーを用いることが可能であり、空圧シリンダ8A,8B,9の動作はハードウエアの変更をすることなく、プログラマブルシーケンサーのプログラムを変更あるいは選択することで変えることができる。
【0020】
図1から図5に順に金型装置5が粉体を充填し加圧し押し出す状態を示す、図1の6aは充填されたままの充填粉体であり、図2の6bは加圧された状態の加圧粉体であり、図3の6cは押し出し開始時の成形粉体であり、図4と図5の6は成形済みの成形体である、図1の状態は上部ラム2と下部ラム3が上昇位置にあり、空圧シリンダ8A,8Bはチューブ85に空圧供給しチューブ84から排気し下第一パンチ30を下降させ、空圧シリンダ9はチューブ94に空圧供給しチューブ95から排気し下第二パンチ40を上昇させ、フランジ93が充填調整ナットであるリング97の下端に当接し上昇が規制されている、図1から図2の状態は上部ラム2が下降し、加圧粉体6bが下第二パンチ40を空圧シリンダ40に抗して押し下げ、下第二パンチ受け板42の下面がリング48の上端に当接して下降が止まる、これはフローテイングと呼ばれる動作である、図2の加圧状態に至ると空圧シリンダ9のチューブ95に空圧供給しチューブ94から排気するよう切り換える、図3の状態は上部ラム2が下降を継続し、下第一パンチ30と下第二パンチ40は下降が止まり成形粉体6cの加圧状態が維持されながら、下部ラム3が下降を始め、下部ラム3はダイプレート23を下降し、ダイプレート23に取り付けられたダイ20が下降する、下第二パンチ40の上面がダイ20の上面まで抜き出しされたところである、図3から図4の状態は上部ラム2が上昇し、上パンチ13も上昇し加圧状態は終了するが、下部ラム3は下降を継続するためダイプレート23及びダイ20も継続して下降し、下第一パンチ30の上面がダイ20の上面まで抜き出しされる、図4から図5の状態は下第一パンチ30に対するダイ20の下降が完了し、空圧シリンダ8A,8Bのチューブ84に空圧供給しチューブ85から排気するよう切り換えると、ピストンロッド821及びホルダ32及びガイドロッド34A,34B及び下第一パンチ30に代表される部分が一体に上昇する、ナット38A,38Bの上端がベースプレート50の下面501に当接して上昇が規制される、下第一パンチ30の上面が下第二パンチ40の上面に一致するようナット38A,38Bを予め位置調整しておくと、下第一パンチ30の上面と下第二パンチ40の上面が一致し成形体6の抜き出しが完了する。
【0021】
なお、図3から図4の状態においても、上部ラム2の下降を継続して成形粉体6cの加圧状態が維持されながら、下部ラム3は下降を継続しダイプレート23及びダイ20が継続して下降し、下第一パンチ30の上面がダイ20の上面まで抜き出しされてから上部ラム2が上昇すると、成形体6cの加圧状態が維持されながら下第一パンチ30の上面がダイ20の上面まで抜き出しされる、いわゆる上パンチホールドダウンと呼ばれる抜き出し方法も容易に実施することができる。
【0022】
また、成形体の形状を大別するとポットとフランジになるが、上述の実施の形態は成形体がポットについて述べた、成形体がフランジになるとポットと異なり第二パンチを下降させておいて、第一パンチにフローテイングと呼ばれる動作をさせる、すなわち、成形体の形状が異なるとダイと上パンチと下第一パンチと下第二パンチを一式とする金型交換をする、金型交換はポットとフランジに関わらず必要であるが、加えて従来はベースプレート50とリフテイングロッド43とホルダ132とスライドブロック60A,60Bとを交換し、下第一パンチあるいは下第二パンチの一方を下降させ他方にフローテイングと呼ばれる動作をさせる切り替えを行うことになり、実用上は金型装置4を別個に用意することで対応することになる、本発明の金型装置5は金型交換をするだけでよく、下第一パンチ及び下第二パンチは空圧回路に接続された空圧シリンダにより昇降し、空圧回路には空圧供給を開閉する複数の電磁弁を備え制御動作が行われる、電磁弁は電気制御回路に接続されて開閉を制御されるが、例えばプレスがカムプレスの場合はカムを回転させる主軸が存在し、該主軸に回転角が検出できるエンコーダを備え、該エンコーダの発する主軸回転角信号を基準にして動作する電気制御回路が構成される、該電気制御回路の一例として周知のプログラマブルシーケンサーを用いることが可能であり、空圧シリンダの動作はハードウエアの変更をすることなく、プログラマブルシーケンサーのプログラムを変更あるいは選択することで変えることができ、下第一パンチあるいは下第二パンチの一方を下降させ他方にフローテイングと呼ばれる動作をさせる切り替えが容易に行える。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、従来技術の金型装置はダイから成形体を抜き出し時ウエッジによりスライドブロックが離間する方向に移動させてから、抜き出し調整ねじで下第二パンチを下降させているため、成形体がダイより抜き出される前に下第二パンチも移動し下降する、そのため成形体にストレス(スプリングバック)によるクラックが発生しやすい、また、成形体が薄物成形体の場合、ウエッジと抜き出し調整ねじの作用するタイミングを調整するのが困難になる、さらに、成形体の寸法を加減するために、ウエッジや抜き出し調整ねじの調整は頻繁に行わなければならず、段取りのための時間を多く要するなどの問題があったが、本発明によれば、下第一パンチ及び下第二パンチともに成形粉体の加圧状態が終了したままの位置関係を保ちながら、成形粉体からなる成形体をダイより抜き出すことができるため、成形体にストレスを与え難くクラックの発生を防ぐ。また、成形体が薄物成形体の場合に欠陥を生じることなくダイから抜き出そうとするが、下第二パンチに対して下第一パンチの上面を一致させるタイミングが取りやすい、すなわち、下第二パンチ及び下第一パンチは空圧回路に接続された空圧シリンダにより昇降し、空圧回路には空圧供給を開閉する複数の電磁弁を備え制御動作が行われる、電磁弁は電気制御回路に接続されて開閉を制御されるが、例えばプレスがカムプレスの場合はカムを回転させる主軸が存在し、該主軸に回転角が検出できるエンコーダを備え、該エンコーダの発する主軸回転角信号を基準にして動作する電気制御回路が構成される、該電気制御回路の一例として周知のプログラマブルシーケンサーを用いることが可能であり、空圧シリンダの動作はハードウエアの変更をすることなく、プログラマブルシーケンサーのプログラムを変更あるいは選択することで変えることができる、従って、ほぼどのような形状や寸法の成形体でも欠陥を生じることなくダイから抜き出すタイミングが取りやすく、このような成形体の抜き出しタイミングの調整は一度だけ成形体に合わせて行えばよく、準備作業の時間も短縮できる。さらに、成形体の形状を変えるとポットとフランジにかかわらず金型を交換するが、下第一パンチあるいは下第二パンチの一方を下降させ他方にフローテイングと呼ばれる動作をする切り替えが容易に行えるため、ポットとフランジで金型装置を別個に用意する必要が無く、金型装置を余分に所有したり切り替えに多くの時間が費やされる無駄が発生しない。ここに掲げた如く極めて実用的で経済的な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る金型装置の縦断面図で粉体充填の状態。
【図2】本発明に係る金型装置の縦断面図で粉体加圧の状態。
【図3】本発明に係る金型装置の縦断面図で抜き出し開始時。
【図4】本発明に係る金型装置の縦断面図で抜き出し途中。
【図5】本発明に係る金型装置の縦断面図で抜き出し完了時。
【図6】従来の金型装置の縦断面図で粉体充填の状態。
【図7】従来の金型装置の縦断面図で粉体加圧の状態。
【図8】従来の金型装置の縦断面図で抜き出し開始時。
【図9】従来の金型装置の縦断面図で抜き出し途中。
【図10】従来の金型装置の縦断面図で抜き出し完了時。
【符号の説明】
1 ボルスタ
2 上部ラム
3 下部ラム
5 金型装置
6 成形体
8A,8B,9 空圧シリンダ
10 上パンチプレート
13 上パンチ
14 ガイドポスト
20 ダイ
23 ダイプレート
24 ガイドロッド
25 ヨークプレート
30 下第一パンチ
32 ホルダ
34A,34B ガイドロッド
37A,37B リング
38A,38B ナット
40 下第二パンチ
42 下第二パンチ受け板
43 リフテイングロッド
47,48 リング
50 ベースプレート
82,92 ピストン
93 フランジ
821,921,922 ピストンロッド
Claims (4)
- ベースプレートと、
ガイドロッドに案内され該ガイドロッドの方向に昇降自在な下第一パンチのホルダと、
筒体から出入りする第一ピストンロッドが設けられた第一空圧シリンダと、
を有するウイズドロアル法の金型装置において、
前記ベースプレートの上面から下面に貫通し、前記ホルダと一体に昇降し、外径側に第一の雄ねじが設けられたガイドロッドと、
前記ベースプレートの上面側で前記第一の雄ねじに螺着し、前記ガイドロッドに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第一のリングと、
前記ベースプレートの下面側で前記第一の雄ねじに螺着し、前記ガイドロッドに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第二のリングと、を備え、
前記筒体を前記ベースプレートと前記ホルダのいずれか一方に固着し、
かつ前記第一ピストンロッドを他方に固着して、前記第一空圧シリンダが、前記ホルダを昇降し、
前記第一のリングが前記ベースプレートの上面に当接して前記ホルダの下降を規制し、
前記第二のリングが前記ベースプレートの下面に当接して前記ホルダの上昇を規制すること
を特徴とする粉末成形用の金型装置。 - ベースプレートと、
ガイドロッドに案内され該ガイドロッドの方向に昇降自在な下第一パンチのホルダと、
筒体から出入りする第一ピストンロッドが設けられた第一空圧シリンダと、
を有するウイズドロアル法の金型装置において、
前記ベースプレートに嵌着するブッシュと、
筒体から出入りする第二ピストンロッドが設けられた第二空圧シリンダと、
下第二パンチ受け板と一体のリフテイングロッドと、
前記リフテイングロッドを挿通可能とし、下端が前記ベースプレートの上面に固着される第三のリングと、
前記第三のリング外径側に設けた第二の雄ねじと、
前記第二の雄ねじに螺着し、前記第三のリングに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第四のリングとを備え、
前記筒体を前記ベースプレートと前記ホルダのいずれか一方に固着し、
かつ前記第一ピストンロッドを他方に固着して、
前記第一空圧シリンダが前記ホルダを昇降し、
前記リフテイングロッドを前記ブッシュに嵌入して昇降方向に摺動自在に軸支し、
前記第二空圧シリンダは前記ベースプレートに前記筒体を固定し、かつ前記第二ピストンロッドを前記リフテイングロッドに結合して備え、前記第二空圧シリンダが前記リフテイングロッドを昇降し、
前記下第二パンチ受け板の下面が前記第四のリング上端に当接し下降が規制されること
を特徴とする粉末成形用の金型装置。 - ベースプレートと、
ガイドロッドに案内され該ガイドロッドの方向に昇降自在な下第一パンチのホルダと、
筒体から出入りする第一ピストンロッドが設けられた第一空圧シリンダと、
を有するウイズドロアル法の金型装置において、
前記ベースプレートに嵌着するブッシュと、
筒体から出入りする第二ピストンロッドを有する第二空圧シリンダと、
下第二パンチ受け板と一体のリフテイングロッドと、
前記第二空圧シリンダの下部に突出する第二ピストンロッドと、
前記第二ピストンロッドの下端に固定されたフランジと、
前記第二ピストンロッドを挿通可能とし、上端で前記第二空圧シリンダの下部に固定する第五のリングと、
前記第五のリング外側に設けられた、第三の雄ねじと、
前記第三の雄ねじに螺着し、前記第五のリングに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第六のリングと
を備え、
前記リフテイングロッドを前記ブッシュに嵌入して昇降自在に軸支し、
前記第二空圧シリンダは前記ベースプレートに前記筒体を固定し、
かつ前記第二ピストンロッドを前記リフテイングロッドに結合して備え、
前記第二空圧シリンダが前記リフテイングロッドを昇降し、
前記フランジが前記第六のリング下端に当接して、前記第二ピストンロッドと一体に昇降する前記下第二パンチ受け板の上昇を規制することを特徴とする粉末成形用の金型装置。 - 前記ベースプレートの上面から下面に貫通し、前記ホルダと一体に昇降し、外径側に第一の雄ねじが設けられたガイドロッドと、
前記ベースプレートの上面側で前記第一の雄ねじに螺着し、前記ガイドロッドに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第一のリングと、
前記ベースプレートの下面側で前記第一の雄ねじに螺着し、前記ガイドロッドに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第二のリングと、
前記第二空圧シリンダの下部に突出するピストンロッドと、
前記ピストンロッドの下端に固定されたフランジと、
前記ピストンロッドを挿通可能とし、上端で前記第二空圧シリンダの下部に固定する第五のリングと、
前記第五のリング外側に設けられた、第三の雄ねじと、
前記第三の雄ねじに螺着し、前記第五のリングに対して螺着したまま昇降方向に移動可能な、第六のリングと
を備え、
前記第一のリングが前記ベースプレートの上面に当接して前記ホルダの下降を規制し、
前記第二のリングが前記ベースプレートの下面に当接して前記ホルダの上昇を規制し、
前記フランジが前記第六のリング下端に当接して前記ピストンロッドと一体に昇降する前記下第二パンチ受け板の上昇が規制されること、
を特徴とする請求項2に記載の粉末成形用の金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000104750A JP3793684B2 (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 粉末成形用の金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000104750A JP3793684B2 (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 粉末成形用の金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001287098A JP2001287098A (ja) | 2001-10-16 |
JP3793684B2 true JP3793684B2 (ja) | 2006-07-05 |
Family
ID=18618242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000104750A Expired - Fee Related JP3793684B2 (ja) | 2000-04-06 | 2000-04-06 | 粉末成形用の金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3793684B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006026675A (ja) * | 2004-07-14 | 2006-02-02 | Tdk Corp | プレス成形装置 |
KR101258664B1 (ko) | 2010-07-26 | 2013-04-26 | 김경운 | 성형용 및 교정용 분말 프레스기 |
CN102729514B (zh) * | 2012-06-18 | 2014-12-10 | 南京航空航天大学 | 粉末压片的成型方法及其装置 |
CN107553964B (zh) * | 2017-10-24 | 2024-01-23 | 北京新龙立智能科技有限公司 | 压片机 |
-
2000
- 2000-04-06 JP JP2000104750A patent/JP3793684B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001287098A (ja) | 2001-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
SU1609438A3 (ru) | Способ изготовлени оболочки и устройство дл его осуществлени | |
KR100290242B1 (ko) | 압분 성형체의 제조장치 | |
US4376744A (en) | Mechanical and fluid actuated ram for powder compacting press and method of compacting powder material | |
US3748887A (en) | Method and apparatus for locating stock in forming dies | |
JP3793684B2 (ja) | 粉末成形用の金型装置 | |
WO2004007184A1 (ja) | 粉末成形方法および粉末成形装置 | |
CN110303093A (zh) | 一种能够控制高强度钢回弹的折弯模具及其使用方法 | |
JPH082586B2 (ja) | 回転式成形機 | |
DE19962607A1 (de) | Werkzeugkassette mit federnder Matrize | |
JP3003126B2 (ja) | 粉末成形方法 | |
JPH0832922B2 (ja) | ボス付き成形体の粉末成形方法およびその装置 | |
CN207271942U (zh) | 一种压筋模 | |
JP3926556B2 (ja) | 粉末成形装置 | |
JP2002239675A (ja) | 閉塞鍛造金型装置 | |
JP2001047176A (ja) | 複動用ダイホルダ機構 | |
CN216181437U (zh) | 一种锰锌软磁铁氧体磁心的成形模具 | |
JP2535135Y2 (ja) | 圧粉成形装置 | |
JPS6330361B2 (ja) | ||
JPS638728Y2 (ja) | ||
JP2000237835A (ja) | 閉塞鍛造用金型装置及び閉塞鍛造方法 | |
KR101410918B1 (ko) | 가압성형기 및 이를 이용한 가압성형방법 | |
JP3144450B2 (ja) | 圧粉体成形用金型 | |
JP3872138B2 (ja) | 粉末成形装置 | |
JPH084184Y2 (ja) | 歯車成形用金型装置 | |
JP2003230936A (ja) | 段付軸の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050422 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051227 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060322 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060410 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |