JP3791775B2 - Topical skin preparation - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚の表皮バリア機能を修復し、角質層の水分環境を改善することにより、乾燥肌,シワ,肌荒れの改善、及び予防に効果を発揮する皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
皮膚の最外層に存在する角質層は外界からの刺激(紫外線、乾燥等)に対する防御壁として機能している。例えば、外環境の乾燥から身を守るため、角質層は体内からの水分を放出するのを抑制する作用とその角質層自身の水分を保持する作用を合わせ持つことが知られている。また、角質層の水分量が低下することにより角質層がかたくなり、亀裂を生じさせ、小皺の原因となったり、外界因子(抗原等)の侵入を容易にし、皮膚炎症反応を誘起することもある。これまで、水分量の減少した角質層を改善するため、油剤や、糖,アミノ酸,乳酸,ピロリドンカルボン酸塩等の天然保湿因子、コラーゲン等の蛋白質、ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸等の多糖類、グリセリン,1,3-ブチレングリコール等の多価アルコールといった保湿剤を皮膚外用剤に配合して適用することで改善が試みられてきた。さらに、近年は、消費者の天然志向及び植物志向を反映して、かかる成分を植物に求める傾向が強くなっている。
【0003】
しかしながら、すでに報告されている植物起源の上記成分の中には、活性が低いため、皮膚外用剤に配合して十分な作用効果を得るにはかなりの高濃度を要したり、安定性や安全性上問題があったり、皮膚外用剤に好ましくない色や臭いを付与してしまうものがあるなど、皮膚外用剤に配合した際に、製剤安定性及び安全性と、作用効果のすべての面で満足できるものは少ないのが現状であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明においては、皮膚の表皮バリア機能を修復し、角質層の水分環境を改善することにより、乾燥肌,シワ,肌荒れの改善、及び予防に効果を発揮する皮膚外用剤を得ることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
先に述べた課題を解決するべく種々検討したところ、加水分解シルク蛋白質及び海藻抽出物を併用して皮膚外用剤に配合することにより、皮膚の表皮バリア機能を修復し、角質層の水分環境を改善することにより、乾燥肌,シワ,肌荒れの改善、及び予防に効果を発揮することを見いだした。
【0006】
またさらに甘草抽出物,ワレモコウ抽出物,クワ抽出物から選択される1種又は2種以上を併用することにより、肌に透明感を付与することができることを見いだした。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
本発明において用いられる加水分解シルク蛋白質は、シルク蛋白質を酸又はアルカリ、若しくは酵素処理により、加水分解して得られるものである。シルク蛋白質は、フィブロイン,セリシンを主成分とする蛋白質の混合物であり、本発明においては、フィブロイン,セリシンを単独,若しくは混合物の状態で加水分解したものを用いることができるが、乾燥肌,シワ,肌荒れの改善、及び予防効果の点から、セリシンを加水分解したものを用いることが好ましい。
【0009】
本発明において加水分解セリシンは、蚕繭又は生糸に含まれるセリシンを酸若しくはアルカリ水溶液中又は酵素処理により部分加水分解して溶出させたものを用いることができる。また、この溶出液を有機酸或いは無機酸によってpH3〜5に調整、若しくはメタノール,エタノール,ジオキサン等の水溶性有機溶媒を混合して、加水分解セリシンを析出させ、濾別後乾燥し粉体化したものを用いることもできる。さらに本発明で用いられる加水分解セリシンは、平均分子量約10,000〜200,000で、セリンを20〜40モル%含有するものが特に好ましい。
【0010】
本発明で用いられる加水分解セリシンは、易水溶性であり、通常の皮膚外用剤成分との混和性に優れ、また、水溶液として安定な性状を維持し、皮膚に対する刺激性及び感作性がなく安全性に優れている。
【0011】
本発明における加水分解シルク蛋白質の皮膚外用剤への配合量は、皮膚外用剤の剤型や目的などによって調整することができるが、好適な配合量は、皮膚外用剤全量に対して、0.0001〜20重量%、さらに好ましくは0.1〜10重量%である。
【0012】
かかる加水分解セリシンの皮膚への効果としては、皮膚炎症防止効果(特開平10−245345),チロシナーゼ活性阻害効果(特開平10−265403),界面活性能(特開平11−276876),コラーゲン産生促進効果(特開平10−226653),サブスタンスP拮抗作用(特開平10−158177)等が知られており、さらに酵母抽出物との併用(特開平11−193210),単糖類及びオリゴ糖類との併用(特開2001−64148)等も開示されている。
【0013】
本発明においては、加水分解シルク蛋白質と海藻抽出物を併用することにより、高い表皮バリア機能修復作用、及び角質層の水分環境改善作用を奏することを見いだしたものであり、上述の公知技術からは予測できなかった、全く新しい効果を見いだしたものである。
【0014】
続いて本発明においては、海藻として緑藻類,紅藻類,褐藻類のいずれをも用いることができるが、紅藻類を用いることが好ましく、特にスギノリ目(Gigartinales)に属する海藻が好ましく使用できる。スギノリ目には、スギノリ科,ヌメリグサ科,ヒカゲノイト科,オゴノリ科,ユカリ科,キジノオ科,アツバノリ科,ススカケベニ科,ミリン科,イソモツカ科,イバラノリ科,オキツノリ科等の海藻が属しており、スギノリ(Gigartina tenella Harvey),カイノリ(Gigartina intermedia Suringar),シキンノリ(Gigartina teedii Lamouroux),イボノリ(Gigartina pacifica Kjellman),イカノアシ(Gigartina mamillosa J. Agardh),ツノマタ(Chondrus ocellatus Holmes),ヒラコトジ(Chondrus pinnulatus Okamura),トゲツノマタ(Chondrus armatus Okamura),コトジツノマタ(Chondrus elatus Holmes),クロハギンナンソウ(Chondrus yendoi Yamada et Mikami),アカハギンナンソウ(Rhodoglossum pulcherum Setchell et Gardner),オゴノリ(Gracilaria verrucosa Papenfuss),オオオゴノリ(Gracilaria gigas Harvey),シラモ(Gracilaria bursa-pastris Silva),ツルシラモ(Gracilariopsis chorda Ohmi),ミゾオゴノリ(Gracilaria incurvata Okamura),カバノリ(Gracilaria textorii Suringar),ユミガタオゴノリ(Gracilaria arcuata Zanardini),リュウキュウオゴノリ(Gracilaria eucheumoides Harvey),フシクレノリ(Corallopsis opuntia J. Agardh),カイメンソウ(Ceratodictyon spongiosum Zanardini),ナミイワタケ(Tylotus li chenoides Okamura),イソモッカ(Catenella opuntia Greville),ウスギヌ(Nemastoma lancifolia Okamura),ホウノオ(Platoma japonica Okamura),ベニスナゴ(Schizymenia dubyi J. Agardh),ユカリ(Plocamium telfairiae Harvey),ホソユカリ(Plocamium leptophyllum var. flexuosum J. Agardh),マキユカリ(Plocamium recurvatum Okamura),ヒメユカリ(Plocamium oviforme Okamura),イソダンツウ(Caulacanthus okamurai Yamada),キジノオ(Phacelocarpus japonicus Okamura),ミリン(Solieria robusta Kylin),ホソバミリン(Solieria mollis Kylin),エゾナメシ(Turnerella mertensiana Schmitz),トサカノリ(Meristotheca papulosa J. Agardh),キクトサカ(Meristotheca coacta Okamura),キリンサイ(Eucheuma muricatum Weber van Bosse),アマクサキリンサイ(Eucheuma amakusanensis Okamura),トゲキリンサイ(Eucheuma serra J. Agardh),ビャクシンキリンサイ(Eucheuma cupresoideum Weber van Bosse),ススカケベニ(Halarachnion latissimum Okamura),イバラノリ(Hypnea charoides Lamouroux),カギイバラノリ(Hypnea japonica Tanaka),サイダイバラ(Hypnea saidana Holmes),タチイバラノリ(Hypnea variabilis Okamura),ヒモイバラ(Hypnea chordacea Kuetzing),サイミ(Ahnfeltia concinna J. Agardh),イタニグサ(Ahnfeltia plicata F. Fries),ハリガネ(Ahnfeltia paradoxa Okamura),オキツノリ(Gymnogongrus flabelliformis Harvey),ミアナグサ(Trematocarpus pygmaeus Yendo),アツバノリ(Sarcodia ceylanica Harvey),ハスジグサ(Stenogramma interrupta Montagne),エツキマダラ(Fauchea stipitata Ymamada et Segawa),ウエバグサ(Webberella micans Hauptfleisch)等が挙げられる。上述の海藻の中でも、乾燥肌,シワ,肌荒れの改善、及び予防効果の点から、サイミ(Ahnfeltia concinna J. Agardh)を用いることが最も好ましい。
【0015】
海藻は、生のまま抽出に供してもよいが、抽出効率を考えると、細切,乾燥,粉砕等の処理を行った後に抽出を行うことが好ましい。抽出は、抽出溶媒に浸漬して行う。抽出効率を上げるため撹拌を行ったり、抽出溶媒中でホモジナイズしたり、酵素処理等により加水分解してもよい。抽出温度としては、5℃程度から抽出溶媒の沸点以下の温度とするのが適切である。抽出時間は抽出溶媒の種類や抽出温度によっても異なるが、4時間〜14日間程度とするのが適切である。
【0016】
抽出溶媒としては、水の他、メタノール,エタノール,プロパノール,イソプロパノール等の低級アルコール、1,3-ブチレングリコール,プロピレングリコール,ジプロピレングリコール,グリセリン等の多価アルコール、ジエチルエーテル,ジプロピルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル,酢酸ブチル等のエステル類、アセトン,エチルメチルケトン等のケトン類などの極性有機溶媒を用いることができ、これらより1種又は2種以上を選択して用いる。また、生理食塩水,リン酸緩衝液,リン酸緩衝生理食塩水等を用いてもよい。
【0017】
海藻の上記溶媒による抽出物は、そのままでも本発明に係る皮膚外用剤に含有させることができるが、濃縮,乾固したものを水や極性溶媒に再度溶解したり、或いはこれらの生理作用を損なわない範囲で脱色,脱臭,脱塩等の精製処理を行ったり、カラムクロマトグラフィー等による分画処理を行った後に用いてもよい。抽出物をさらに発酵させたり、加水分解処理を行った後に用いることもできる。海藻の前記抽出物やその処理物及び分画物は、各処理及び分画の後凍結乾燥し、用時に溶媒に溶解して用いることもできる。また、リポソーム等のベシクルやマイクロカプセル等に内包させて用いることもできる。
【0018】
本発明における海藻抽出物の皮膚外用剤への配合量は、皮膚外用剤の剤型や目的などによって調整することができるが、好適な配合量は、皮膚外用剤全量に対して、0.001〜20重量%、好ましくは0.01〜10重量%である。
【0019】
かかる海藻抽出物の皮膚への効果としては、エラスターゼ活性阻害効果(特開2001−181167),紫外線吸収効果(特開平8−188521),抗菌・防腐効果(特開平11−180813),アトピー性皮膚炎予防・治療効果(特開平10−279491),免疫機能抑制効果(特開平6−298661)等が知られており、さらに甘草抽出物中に含まれるグラブリジンとの併用(特3091045),コラーゲンとの併用(特開2000−229832)等も開示されている。
【0020】
本発明においては、加水分解シルク蛋白質及び海藻抽出物と併用して、甘草抽出物,ワレモコウ抽出物,クワ抽出物から選択される1種又は2種以上を含有することができる。これらの成分を併用することにより、表皮のバリア機能修復効果が向上し、肌に透明感を付与する効果を発揮することができる。
【0021】
かかる甘草抽出物の皮膚への効果としては、テストステロン−5α−リダクターゼ阻害作用(特公平4−69620),細胞賦活作用(特公平6−86387),メラニン生成抑制効果(特公平6−8249),酸化防止効果(特2805325)等が知られており、さらに海藻抽出物、酵母自己消化物、シルク加水分解物および大豆胚軸抽出物からなる群から選ばれたアミノ酸混合物との併用(特3091045)、抗炎症剤との併用(特3052104),コウジ酸との併用(特2549127)等も開示されている。ワレモコウ抽出物の皮膚への効果としては、テストステロン−5α−リダクターゼ阻害作用(特2871763),エラスターゼ阻害作用(特2969451),ヒドロキシラジカル消去作用(特開平7−133216),コラゲナーゼ阻害作用(特開平7−196526),抗アレルギー作用(特開平10−36276),脂肪分解促進作用(特開平10−158181),セラミド産生促進作用(特開2000−169359),メタロプロテアーゼ阻害作用(特開2000−319155)等が知られている。さらに、クワ抽出物の皮膚への効果としては、美白及び抗炎症効果(フレグランスジャーナル臨時増刊No.6第348ページ),抗酸化効果(特公平3−7235)等が知られており、アルブチンとの併用(特2957334)等も開示されている。
【0022】
本発明において用いる甘草抽出物は、カンゾウ属植物より抽出して得られる成分である。カンゾウ属植物は、マメ科(Leguminosae)に属する双子葉植物であり、特にその種類は問わないが、スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra L.),キカンゾウ(Glycyrrhiza kansuensis Chang et peng),カンゾウ(Glycyrrhiza urarensis Fisch.)を用いることが好ましい。カンゾウ属植物から抽出物を得る際の使用部位は特に限定されないが、肌に透明感を付与する効果の点から根を用いることが好ましい。また、抽出物から精製した、グラブリジンやヒスパグラブリジン,リクイリチン等を用いることもできる。発明における甘草抽出物の皮膚外用剤への配合量は、皮膚外用剤の剤型や目的などによって調整することができるが、好適な配合量は、皮膚外用剤全量に対して、0.001〜5重量%である。
【0023】
本発明において用いるワレモコウ抽出物は、バラ科(Rosaceae)ワレモコウ属(Sanguisorba L.)に属する植物ワレモコウ(Sanguisorba officinalis L.)より抽出して得られる成分である。ワレモコウ抽出物を得る際の使用部位は特に限定されず、葉,茎,花,根等の各部位を用いることができるが、肌に透明感を付与する効果の点から根部を用いることが好ましい。発明におけるワレモコウ抽出物の皮膚外用剤への配合量は、皮膚外用剤の剤型や目的などによって調整することができるが、好適な配合量は、皮膚外用剤全量に対して、0.001〜5重量%である。
【0024】
本発明において用いるクワ抽出物は、クワ属植物より抽出して得られる成分である。クワ属植物は、クワ科(Moraceae)に属する双子葉植物であり、特にその種類は問わないが、マグワ(Morus alba L. ; Morus atropurpure Roxb.),シマグワ(Morus australis Poir. ; Morus acidosa Griff.),ヤマグワ(Morus bombycis Koidz. ; Morus alba L. var. stylosa Bur. ; Morus japonica Bailey non Sieb.),ハチジョウグワ(Morus lagayamae Koidz.),ログワ(Morus latifolia (Bur.) Poir. ; Morus alba L. var. latifolia Bur. ; Morus multicaulis Perr. ; Morus alba L. var. multicaulis Loud.),モウコグワ(Morus mongolica (Bur.) Schneid. ; Morus alba var. mongolica Bur.),クロミグワ(Morus nigra L.),アカミグワ(Morus rubra L.)等が例示される。これらのクワ属植物の中では、原料供給の面から、マグワ(Morus alba L. ; Morus atropurpure Roxb.)若しくはヤマグワ(Morus bombycis Koidz. ; Morus alba L. var. stylosa Bur. ; Morus japonica Bailey non Sieb.)、及びこれらの栽培用の品種を用いることが好ましい。クワ属植物から抽出物を得る際の使用部位は特に限定されないが、根皮,樹皮,葉が好ましく、肌に透明感を付与する効果の点から根皮が特に好ましい。発明におけるクワ抽出物の皮膚外用剤への配合量は、皮膚外用剤の剤型や目的などによって調整することができるが、好適な配合量は、皮膚外用剤全量に対して、0.001〜5重量%である。
【0025】
なお、カンゾウ属植物より甘草抽出物を、ワレモコウよりワレモコウ抽出物を、クワ属植物よりクワ抽出物を得る際の抽出方法及び抽出溶媒は、上述の海藻抽出物と同様である。
【0026】
本発明に係る皮膚外用剤は、ローション剤,乳剤,ゲル剤,クリーム剤,軟膏剤,粉末剤,顆粒剤等、種々の剤型で提供することができる。
【0027】
なお、本発明に係る皮膚外用剤には、加水分解シルク蛋白質及び海藻抽出物,甘草抽出物,ワレモコウ抽出物,クワ抽出物の他に、油性成分,界面活性剤,保湿剤,顔料,紫外線吸収剤,抗酸化剤,香料,防菌防黴剤等の一般的な医薬品及び化粧料用原料や、皮膚細胞賦活剤,抗炎症剤,美白剤等の生理活性成分を含有させることができる。
【0028】
【実施例】
さらに本発明の特徴について、実施例により詳細に説明する。
【0029】
まず、本発明に係る皮膚外用剤に含有させる加水分解シルク蛋白質及びその水溶液,海藻抽出物,甘草抽出物,ワレモコウ抽出物,クワ抽出物の調製について示す。
【0030】
[加水分解シルク蛋白質]
蚕繭をバシルス属酵母(Bacillus licheniformis 由来の細菌性アルカリプロテアーゼを用い、pH8.0,55℃で1時間処理し、加水分解セリシンを溶出させる。溶出液を減圧濃縮し、2倍容量のエタノールを添加して、加水分解セリシンを析出させ、濾別後乾燥し、加水分解セリシンを主成分とする加水分解シルク蛋白質を得た。なお、この加水分解シルク蛋白質の平均分子量は約13,000で、セリンを35モル%含有していた。
【0031】
[加水分解シルク蛋白質水溶液]
前記加水分解シルク蛋白質5gを、精製水95gに溶解させ、加水分解シルク蛋白質水溶液とした。
【0032】
[海藻抽出物]
スギノリ科に属する海藻であるサイミ(Ahnfeltia concinna J.Agardh)の藻体2.4kgを乾燥した後粉砕し、精製水1.5リットルに浸漬し、50℃〜60℃で10時間撹拌抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収し、海藻抽出物とした。
【0033】
[甘草抽出物]
スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra L.)の根及び根茎500gを乾燥,粉砕し、無水エタノール水溶液1,000ml中にて25℃で24時間撹拌抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収し、減圧濃縮した後、凍結乾燥により乾固させる。乾固物を酢酸エチル1,000ml中にて20℃で2日間撹拌抽出した。抽出後、減圧乾燥した後、得られた抽出物5gを500mlの95容量%エタノール水溶液に溶解し、甘草抽出物とした。
【0034】
[ワレモコウ抽出物]
ワレモコウ(Sanguisorba officinalis L.)の根部350gを乾燥,粉砕し、50容量%エタノール水溶液1.5リットル中にて20℃で7日間浸漬した後、ろ過してろ液を回収して、ワレモコウ抽出物とした。
【0035】
[クワ抽出物]
クワ(Morus alba L.)の根皮350gを細切し、50容量%1,3-ブチレングリコール水溶液1,000ml中にて20℃で7日間浸漬して抽出した。抽出液をろ過してろ液を回収してクワ抽出物とした。
【0036】
次に、皮膚外用剤に上述の抽出物を配合した、本発明の実施例の処方を示す。
【0037】
表1に示した処方にて、本発明の実施例1〜実施例4に係る皮膚用ローションを調製した。また同時に加水分解シルク蛋白質及び海藻抽出物のどちらか一方若しくは両成分を共に配合していない、比較例1〜比較例3を表2に示した処方で調製した。なお、皮膚用ローションは、精製水に全ての成分を順次添加して、混合,均一化することにより調製した。
【0038】
【表1】

Figure 0003791775
【0039】
【表2】
Figure 0003791775
【0040】
表1及び表2に示した皮膚用ローションについて、使用試験を行い、本発明の効果を確認した。使用試験は、乾燥,シワ,肌荒れの症状を有する女性パネラー20名を一群とし、各群に実施例1〜実施例4及び比較例1〜比較例3をそれぞれブラインドにて1日2回ずつ2ヶ月間使用させて行った。
【0041】
使用試験開始前及び終了後の皮膚の経皮水分蒸散量(TEWL),水分量,シワ,肌荒れ,透明感の状況を比較し、これらの改善状況について「改善」,「やや改善」,「変化無し」の3段階にて評価し、改善と評価されたパネラーの数が15名以上の場合を「◎」、10〜14名の場合を「○」、5〜9名の場合を「△」、0〜4名の場合を「×」として表4に示した。なおTEWLは、テヴァメター(TEWAMETER TM210,日本代理店株式会社インテグラル)を、皮膚の水分量は、皮膚水分測定器(SKICON−200,IBS社製)を、それぞれ用いて、室温23℃,湿度55%の恒温恒湿室内にて測定した。シワ,肌荒れ,及び透明感の状況については、使用前後の肌状態を画像としてコンピュータに取り込み、目視により比較することにより評価を行った。
【0042】
【表3】
Figure 0003791775
【0043】
表3より明らかなように、本発明の実施例においては、表皮バリア機能の指標となるTEWLに明確な改善が認められ、水分量が上昇し肌の乾燥状態が改善されることが示された。さらに、シワ,肌荒れ改善効果も認められていた。また加水分解シルク蛋白質水溶液と海藻抽出物に加えて、甘草抽出物,ワレモコウ抽出物,クワ抽出物をそれぞれ添加した実施例2〜実施例4においては、透明感の改善効果も認められていた。これに対し、加水分解シルク蛋白質水溶液及び海藻抽出物のどちらか一方を含有していない比較例1及び比較例2においては、表皮バリア機能の改善傾向は認められるものの、その程度は加水分解シルク蛋白質水溶液と海藻抽出物を併用した実施例よりも低かった。
【0044】
本発明の他の実施例を示す。
【0045】
[実施例5] 化粧水
(1)dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム(50重量%水溶液) 0.5(重量%)
(2)クエン酸 0.1
(3)クエン酸ナトリウム 0.1
(4)乳酸ナトリウム 0.1
(5)精製水 69.45
(6)1,3-ブチレングリコール 2.0
(7)濃グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.2
(9)エタノール 4.0
(10)カルボキシビニルポリマー(1重量%水溶液) 10.0
(11)甘草抽出物 0.1
(12)クワ抽出物 0.2
(13)ノバラ油 0.05
(14)ワレモコウ抽出物 0.2
(15)海藻抽出物 2.0
(16)加水分解シルク蛋白質水溶液 7.0
製法:(1)〜(5)の成分を混合溶解した後、(6)〜(16)の成分を順次添加して、溶解,均一化する。
【0046】
[実施例6] 乳液
(1)ステアリン酸 1.0(重量%)
(2)イソステアリン酸2-ヘキシルデシル 1.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリル 0.2
(4)サラシミツロウ 0.2
(5)d-δ-トコフェロール 0.01
(6)ベヘニルアルコール 0.1
(7)マカデミアンナッツ油 1.0
(8)スクワラン 2.0
(9)ノバラ油 0.1
(10)1,3-ブチレングリコール 10.0
(11)水酸化カリウム 0.2
(12)ショ糖ステアリン酸エステル 0.1
(13)精製水 40.61
(14)カルボキシビニルポリマー(5重量%水溶液) 10.0
(15)N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 0.05
(16)L-アルギニン 0.03
(17)海藻抽出物 10.0
(18)濃グリセリン 15.0
(19)dl-ピロリドンカルボン酸ナトリウム(50重量%水溶液) 1.0
(20)エタノール 2.0
(21)甘草抽出物 0.1
(22)パラオキシ安息香酸メチル 0.2
(23)ワレモコウ抽出物 0.1
(24)加水分解シルク蛋白質水溶液 5.0
製法:(1)〜(9)の油相成分及び(10)〜(19)の水相成分をそれぞれ85℃に加熱溶解する。水相成分に油相成分を添加し、ホモミキサーを用いて乳化する。50℃まで冷却し(20)〜(24)の成分を順次添加して混合,均質化する。
【0047】
[実施例7] 水中油乳化型クリーム
(1)ステアリン酸 2.0(重量%)
(2)イソステアリン酸2-ヘキシルデシル 10.0
(3)親油型モノステアリン酸グリセリル 1.0
(4)ベヘニルアルコール 2.5
(5)サラシミツロウ 2.0
(6)マカデミアナッツ油 2.0
(7)オリーブ油 2.0
(8)デカメチルシクロペンタシロキサン 2.0
(9)d-δ-トコフェロール 0.05
(10)1,3-ブチレングリコール 3.0
(11)水酸化カリウム 0.3
(12)ショ糖ミリスチン酸エステル 0.8
(13)カルボキシビニルポリマー(3重量%水溶液) 10.0
(14)N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 0.5
(15)精製水 49.827
(16)エタノール 4.0
(17)クエン酸 0.003
(18)クエン酸ナトリウム 0.01
(19)加水分解シルク蛋白質水溶液 5.0
(20)水素添加大豆リン脂質 0.7
(21)甘草抽出物 0.1
(22)ワレモコウ抽出物 0.2
(23)海藻抽出物 2.0
(24)香料 0.01
製法:(1)〜(9)の油相成分及び(10)〜(15)の水相成分をそれぞれ85℃に加熱溶解する。水相成分に油相成分を添加し、ホモミキサーを用いて乳化する。50℃まで冷却し(16)〜(24)の成分を順次添加して混合,均質化する。
【0048】
[実施例8] 油中水乳化型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 30.0(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.0
(3)ワセリン 5.0
(4)ジグリセリンオレイン酸エステル 5.0
(5)L-グルタミン酸ナトリウム 1.6
(6)L-セリン 0.4
(7)プロピレングリコール 3.0
(8)1,3-ブチレングリコール 5.0
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(10)海藻抽出物 1.0
(11)ワレモコウ抽出物 0.5
(12)加水分解シルク蛋白質水溶液 1.0
(13)精製水 44.8
(14)香料 0.1
(15)リクイリチン 0.02
(16)エタノール 0.48
製法:(5),(6)を(13)の一部に溶解して50℃とし、50℃に加熱した(4)に撹拌しながら徐々に添加する。これをあらかじめ混合し、70℃に加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散し、これに(7)〜(12)を(13)の残部に溶解して70℃に加熱したものを撹拌しながら添加し、ホモミキサーにて乳化する。冷却後、40℃にて(14)〜(16)の成分を添加,混合する。
【0049】
[実施例9] メイクアップベースクリーム
(1)ステアリン酸 12.0(重量%)
(2)甘草抽出物 0.1
(3)セタノール 2.0
(4)グリセリントリ-2-エチルヘキサン酸エステル 2.5
(5)自己乳化型グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
(6)プロピレングリコール 11.0
(7)水酸化カリウム 0.3
(8)海藻抽出物 1.0
(9)ワレモコウ抽出物 0.5
(10)加水分解シルク蛋白質 1.0
(11)精製水 66.0
(12)酸化チタン 1.0
(13)ベンガラ 0.1
(14)黄酸化鉄 0.4
(15)香料 0.1
製法:(1)〜(5)の油相成分を混合し、75℃に加熱して均一とする。一方、(6)〜(11)の水相成分を混合し、75℃に加熱,溶解して均一とし、これに(12)〜(14)の顔料を添加し、ホモミキサーにて均一に分散させる。この水相成分に前記油相成分を添加し、ホモミキサーにて乳化した後冷却し、40℃にて(15)の成分を添加,混合する。
【0050】
[実施例10] 乳液状ファンデーション
(1)ステアリン酸 2.0(重量%)
(2)スクワラン 5.0
(3)ミリスチン酸オクチルドデシル 5.0
(4)セタノール 1.0
(5)デカグリセリンモノイソパルミチン酸エステル 9.0
(6)マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 0.5
(7)甘草抽出物 0.1
(8)1,3-ブチレングリコール 8.0
(9)水酸化カリウム 0.1
(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(11)精製水 48.5
(12)酸化チタン 9.0
(13)タルク 7.4
(14)ベンガラ 0.5
(15)黄酸化鉄 1.1
(16)黒酸化鉄 0.1
(17)香料 0.1
(18)海藻抽出物 1.0
(19)ワレモコウ抽出物 0.5
(20)加水分解シルク蛋白質 1.0
製法:(1)〜(7)の油相成分を混合し、75℃に加熱して均一とする。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合し、75℃に加熱,溶解して均一とし、これに(12)〜(16)の顔料を添加し、ホモミキサーにて均一に乳化した後冷却し、40℃にて(17)〜(20)の成分を添加,混合する。
【0051】
[実施例11] ハンドクリーム
Figure 0003791775
製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,溶解して75℃に加熱する。一方、(8)〜(11)の水相成分を混合,溶解して75℃に加熱する。ついで、水相成分に油相成分を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化して冷却し、40℃にて(12)〜(14)の成分を添加,混合する。
【0052】
本発明の実施例5〜実施例11について、実施例1〜実施例4と同様に使用試験を行った。結果を表4に示す。
【0053】
【表4】
Figure 0003791775
【0054】
表4に示したとおり、本発明の実施例においては、表皮バリア機能の指標となるTEWLにも改善が認められ、水分量が増加し肌の乾燥状態が改善された。さらに、シワ,肌荒れ,透明感が改善され、高い有効性を発揮することが示された。なお、上記使用試験期間中に皮膚刺激性を訴えたパネラーは認められず、安全性が良好であることが示された。さらに、上記使用試験期間中に含有成分の析出,分離,凝集,変臭,変色といった製剤の状態変化は全く見られなかった。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明により、皮膚の表皮バリア機能を修復し、角質層の水分環境を改善することにより、乾燥肌,シワ,肌荒れの改善、及び予防に効果を発揮する皮膚外用剤を得ることができた。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an external preparation for skin which is effective in improving and preventing dry skin, wrinkles and rough skin by repairing the epidermal barrier function of the skin and improving the moisture environment of the stratum corneum.
[0002]
[Prior art]
The stratum corneum present in the outermost layer of the skin functions as a defense wall against external stimuli (ultraviolet rays, dryness, etc.). For example, it is known that the stratum corneum has a function of suppressing the release of moisture from the body and a function of retaining the moisture of the stratum corneum itself in order to protect the body from drying out of the external environment. In addition, the stratum corneum becomes harder due to a decrease in the water content of the stratum corneum, causing cracks, causing small wrinkles, facilitating the entry of external factors (antigens, etc.) and inducing a skin inflammation reaction. is there. Until now, in order to improve the stratum corneum with reduced water content, oils, natural moisturizing factors such as sugar, amino acid, lactic acid, pyrrolidone carboxylate, proteins such as collagen, polysaccharides such as hyaluronic acid and chondroitin sulfate, glycerin Improvements have been attempted by applying a moisturizer such as polyhydric alcohol such as 1,3-butylene glycol to a skin external preparation. Furthermore, in recent years, there has been a growing tendency to demand such components from plants, reflecting the natural and plant orientation of consumers.
[0003]
However, among the above-mentioned ingredients of plant origin that have already been reported, the activity is low, so that a considerably high concentration is required to obtain a sufficient action effect when blended with an external preparation for skin, stability or safety. When blended into a topical skin preparation, such as when there is a problem with sexuality, or there are things that impart an unfavorable color or odor to the topical skin preparation, in all aspects of formulation stability and safety, and action and effect At present, there are few things that can be satisfied.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in the present invention, an object of the present invention is to obtain an external preparation for skin which is effective in improving and preventing dry skin, wrinkles and rough skin by repairing the epidermal barrier function of the skin and improving the moisture environment of the stratum corneum. It was.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Various studies have been conducted to solve the above-mentioned problems. By combining hydrolyzed silk protein and seaweed extract into a topical skin preparation, the skin barrier function of the skin is restored, and the moisture environment of the stratum corneum is improved. It has been found that by improving, it is effective in improving and preventing dry skin, wrinkles and rough skin.
[0006]
Furthermore, it has been found that transparency can be imparted to the skin by using one or more selected from licorice extract, bituminous extract and mulberry extract in combination.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described.
[0008]
The hydrolyzed silk protein used in the present invention is obtained by hydrolyzing silk protein by acid, alkali or enzyme treatment. Silk protein is a mixture of proteins mainly composed of fibroin and sericin. In the present invention, fibroin and sericin can be used alone or hydrolyzed in the form of a mixture. From the viewpoint of improvement of rough skin and prevention effect, it is preferable to use a product obtained by hydrolyzing sericin.
[0009]
In the present invention, hydrolyzed sericin can be obtained by elution of sericin contained in silkworms or raw silk by partial hydrolysis in an acid or alkaline aqueous solution or by enzymatic treatment. The eluate is adjusted to pH 3 to 5 with an organic acid or inorganic acid, or mixed with a water-soluble organic solvent such as methanol, ethanol or dioxane to precipitate hydrolyzed sericin. It is also possible to use what has been done. Furthermore, the hydrolyzed sericin used in the present invention has an average molecular weight of about 10,000 to 200,000 and particularly preferably contains 20 to 40 mol% of serine.
[0010]
Hydrolyzed sericin used in the present invention is easily water-soluble, has excellent miscibility with normal skin external preparation components, maintains stable properties as an aqueous solution, and has no irritation and sensitization to the skin. Excellent safety.
[0011]
The blending amount of the hydrolyzed silk protein in the external preparation for skin according to the present invention can be adjusted according to the dosage form and purpose of the external skin preparation, but the preferred blending amount is 0. It is 0001 to 20% by weight, more preferably 0.1 to 10% by weight.
[0012]
The effects of such hydrolyzed sericin on the skin include skin inflammation prevention effect (Japanese Patent Laid-Open No. 10-245345), tyrosinase activity inhibitory effect (Japanese Patent Laid-Open No. 10-265403), surface active ability (Japanese Patent Laid-Open No. 11-276676), promotion of collagen production. Effects (Japanese Patent Laid-Open No. 10-226653), substance P antagonism (Japanese Patent Laid-Open No. 10-158177) and the like are used, and combined use with yeast extract (Japanese Patent Laid-Open No. 11-193210), combined use with monosaccharides and oligosaccharides (Japanese Patent Laid-Open No. 2001-64148) is also disclosed.
[0013]
In the present invention, by using a hydrolyzed silk protein and a seaweed extract in combination, it has been found that there is a high epidermal barrier function repairing action and a water environment improving action of the stratum corneum. It was a completely new effect that was unpredictable.
[0014]
Subsequently, in the present invention, any of green algae, red algae, and brown algae can be used as seaweeds, but it is preferable to use red algae.Gigartinales) Can be preferably used. The cedar family includes seaweeds such as the cedar family, the mosquito family, the mosquito family, the scorpion family, the eucalyptus family, the pheasant family, the crab family, the sukabeni family, the milin family, the iridaceae family, etc.Gigartina tenella Harvey), Kainori (Gigartina intermedia Suringar), Shikinori (Gigartina teedii Lamouroux), Ibonori (Gigartina pacifica Kjellman), Ikanoashi (Gigartina mamillosa J. Agardh), Tsunomata (Chondrus ocellatus Holmes), Hirakotoji (Chondrus pinnulatus Okamura), Togetsumata (Chondrus armatus Okamura), Kotojitsu no Mata (Chondrus elatus Holmes)Chondrus yendoi Yamada et Mikami)Rhodoglossum pulcherum Setchell et Gardner)Gracilaria verrucosa Papenfuss)Gracilaria gigas Harvey), Silamo (Gracilaria bursa-pastris Silva)Gracilariopsis chorda Ohmi), Mizoogonori (Gracilaria incurvata Okamura), birch (Gracilaria textorii Suringar), Yumigataogonori (Gracilaria arcuata Zanardini), Ryukyu Ogonori (Gracilaria eucheumoides Harvey), Fusiclenori (Corallopsis opuntia J. Agardh), Sponge (Ceratodictyon spongiosum Zanardini), Namiiwatake (Tylotus li chenoides Okamura), Isomokka (Catenella opuntia Greville), Usuginu (Nemastoma lancifolia Okamura), Hounoo (Platoma japonica Okamura), Venice Nago (Schizymenia dubyi J. Agardh), Yukari (Plocamium telfairiae Harvey)Plocamium leptophyllum var.flexuosum J. Agardh), Maki Yukari (Plocamium recurvatum Okamura), Himekari (Plocamium oviforme Okamura), Isodantsu (Caulacanthus okamurai Yamada), pheasant (Phacelocarpus japonicus Okamura), Milin (Solieria robusta Kylin), Hosobamilin (Solieria mollis Kylin), Ezonameshi (Turnerella mertensiana Schmitz)Meristotheca papulosa J. Agardh), Kikutosaka (Meristotheca coacta Okamura), Kirinsai (Eucheuma muricatum Weber van Bosse), Amakasaki Rinsai (Eucheuma amakusanensis Okamura), Togekirinsai (Eucheuma serra J. Agardh), Jinxin Kirinsai (Eucheuma cupresoideum Weber van Bosse), Suskakebeni (Halarachnion latissimum Okamura), Ibaranori (Hypnea charoides Lamouroux), Kaguya Baranori (Hypnea japonica Tanaka), Saidaibara (Hypnea saidana Holmes), Tachii Baranori (Hypnea variabilis Okamura)Hypnea chordacea Kuetzing), Saimi (Ahnfeltia concinna J. Agardh)Ahnfeltia plicata F. Fries)Ahnfeltia paradoxa Okamura)Gymnogongrus flabelliformis Harvey), mianagusa (Trematocarpus pygmaeus Yendo), Atsubanori (Sarcodia ceylanica Harvey)Stenogramma interrupta Montagne), Etsuki Madara (Fauchea stipitata Ymamada et Segawa), Uebagusa (Webberella micans Hauptfleisch). Among the seaweed mentioned above, from the viewpoint of dry skin, wrinkles, improvement of rough skin, and prevention effect,Ahnfeltia concinna Most preferably, J. Agardh) is used.
[0015]
Although seaweed may be subjected to extraction as it is, considering extraction efficiency, it is preferable to perform extraction after processing such as shredding, drying, and pulverization. Extraction is performed by immersing in an extraction solvent. In order to increase the extraction efficiency, the mixture may be stirred, homogenized in an extraction solvent, or hydrolyzed by an enzyme treatment or the like. The extraction temperature is suitably about 5 ° C. to the boiling point of the extraction solvent. The extraction time varies depending on the type of extraction solvent and the extraction temperature, but is suitably about 4 hours to 14 days.
[0016]
Extraction solvents include water, lower alcohols such as methanol, ethanol, propanol, and isopropanol, polyhydric alcohols such as 1,3-butylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, and glycerin, diethyl ether, dipropyl ether, and the like. Polar organic solvents such as ethers, esters such as ethyl acetate and butyl acetate, and ketones such as acetone and ethyl methyl ketone can be used, and one or more of these are selected and used. Further, physiological saline, phosphate buffer, phosphate buffered saline, or the like may be used.
[0017]
Although the extract of the seaweed by the above solvent can be contained in the skin external preparation according to the present invention as it is, the concentrated and dried solid can be dissolved again in water or a polar solvent, or the physiological effects thereof can be impaired. It may be used after performing purification treatment such as decolorization, deodorization, desalting, etc., or performing fractionation treatment such as column chromatography. It can also be used after the extract is further fermented or hydrolyzed. The extract of seaweed and its treated product and fraction can be freeze-dried after each treatment and fractionation and dissolved in a solvent before use. It can also be used by encapsulating in vesicles such as liposomes or microcapsules.
[0018]
The blending amount of the seaweed extract in the skin external preparation of the present invention can be adjusted depending on the dosage form and purpose of the skin external preparation, but the preferred blending amount is 0.001 with respect to the total amount of the skin external preparation. -20% by weight, preferably 0.01-10% by weight.
[0019]
The effects of the seaweed extract on the skin include elastase activity inhibitory effect (JP 2001-181167), UV absorption effect (JP 8-188521), antibacterial and antiseptic effect (JP 11-180813), atopic skin Flame prevention / treatment effect (Japanese Patent Laid-Open No. 10-279491), immune function suppressing effect (Japanese Patent Laid-Open No. 6-298661), etc. are further known, and combined use with grabrizine contained in licorice extract (Japanese Patent No. 3091045), collagen and (JP 2000-229832) and the like are also disclosed.
[0020]
In the present invention, one or more kinds selected from a licorice extract, a bitumen extract, and a mulberry extract can be contained in combination with the hydrolyzed silk protein and the seaweed extract. By using these components in combination, the effect of repairing the barrier function of the epidermis is improved, and the effect of imparting transparency to the skin can be exhibited.
[0021]
Such licorice extract has the following effects on the skin: testosterone-5α-reductase inhibitory action (Japanese Patent Publication No. 4-69620), cell activation action (Japanese Patent Publication No. 6-86387), melanin production inhibitory effect (Japanese Patent Publication No. 6-8249), Antioxidation effect (special 2805325) is known, and further, combined use with a mixture of amino acids selected from the group consisting of seaweed extract, yeast autolysate, silk hydrolyzate and soybean hypocotyl extract (special 3091045) In addition, combined use with an anti-inflammatory agent (Japanese Patent No. 3052104), combined use with kojic acid (Special Japanese Patent No. 2549127), and the like are also disclosed. The effects of the extract of walnut mushroom on the skin include testosterone-5α-reductase inhibitory action (Japanese Patent No. 2871763), elastase inhibitory action (Japanese Patent No. 2969451), hydroxy radical scavenging action (Japanese Patent Laid-Open No. 7-133216), collagenase inhibitory action (Japanese Patent Laid-Open No. Hei 7). -196526), anti-allergic action (JP-A-10-36276), lipolysis promoting action (JP-A-10-158181), ceramide production promoting action (JP-A 2000-169359), metalloprotease inhibitory action (JP 2000-319155) Etc. are known. Furthermore, skin effects of mulberry extract are known for whitening and anti-inflammatory effect (Fragrance Journal Extra Number No. 6 page 348), antioxidant effect (Japanese Patent Publication No. 3-7235), etc. Are also disclosed (Japanese Patent No. 2957334).
[0022]
The licorice extract used in the present invention is a component obtained by extraction from a licorice plant. Licorice plants are legumes (Leguminosae) Is a dicotyledonous plant, and its type is not particularly limited.Glycyrrhiza glabra L.), licorice (Glycyrrhiza kansuensis Chang et peng), daylily (Glycyrrhiza urarensis Fisch.) Is preferably used. Although the use site | part at the time of obtaining an extract from a licorice plant is not specifically limited, It is preferable to use a root from the point of the effect which provides a transparent feeling to skin. Further, grabrizine, hispagrabridine, liquiritin and the like purified from the extract can also be used. The blending amount of the licorice extract in the invention to the external preparation for skin can be adjusted according to the dosage form and purpose of the external preparation for skin, but the preferred blending amount is 0.001 to the total amount of the external preparation for skin. 5% by weight.
[0023]
The bittersweet extract used in the present invention is a rose family (Rosaceae)Sanguisorba L.) belonging to the plantSanguisorba officinalis It is a component obtained by extraction from L.). There are no particular limitations on the part used when obtaining the extract of walnut mulberry, and each part such as leaves, stems, flowers, and roots can be used, but it is preferable to use the root from the viewpoint of imparting transparency to the skin. . The blending amount of the extract from the skin extract in the invention can be adjusted according to the dosage form or purpose of the external preparation for skin, and the preferred blending amount is 0.001 to the total amount of the external preparation for skin. 5% by weight.
[0024]
The mulberry extract used in the present invention is a component obtained by extraction from a mulberry plant. Mulberry plants are mulberry (Moraceae) Dicotyledonous plants belonging toMorus alba L.;Morus atropurpure Roxb.), Shimagwa (Morus australis Poir.;Morus acidosa Griff.), Yamaguchi (Morus bombycis Koidz.;Morus alba L. var.stylosa Bur.Morus japonica Bailey non Sieb.), Hachijogwa (Morus lagayamae Koidz.), Logwa (Morus latifolia (Bur.) Poir.;Morus alba L. var.latifolia Bur.Morus multicaulis Perr.;Morus alba L. var.multicaulis Loud.), Mokoguwa (Morus mongolica (Bur.) Schneid.;Morus alba var.mongolica Bur.), Kuromiguwa (Morus nigra L.), Aka Miguwa (Morus rubra L.) etc. are exemplified. Among these mulberry plants, in terms of raw material supply,Morus alba L.;Morus atropurpure Roxb.) Or Yamaguchi (Morus bombycis Koidz.;Morus alba L. var.stylosa Bur.Morus japonica Bailey non Sieb.) And these cultivars are preferably used. The use site for obtaining the extract from the genus Mulberry is not particularly limited, but the root bark, bark, and leaves are preferable, and the root bark is particularly preferable from the viewpoint of imparting transparency to the skin. The blending amount of the mulberry extract in the invention to the external preparation for skin can be adjusted according to the dosage form and purpose of the external preparation for skin, but the preferred blending amount is 0.001 to the total amount of the external preparation for skin. 5% by weight.
[0025]
In addition, the extraction method and extraction solvent at the time of obtaining a licorice extract from a licorice plant, a bitumen extract from a mulberry plant, and a mulberry extract from a mulberry plant are the same as the above-mentioned seaweed extract.
[0026]
The external preparation for skin according to the present invention can be provided in various dosage forms such as lotions, emulsions, gels, creams, ointments, powders, granules and the like.
[0027]
In addition, the skin external preparation according to the present invention includes hydrolyzed silk protein and seaweed extract, licorice extract, bitumen extract, mulberry extract, oil component, surfactant, moisturizer, pigment, UV absorption General pharmaceutical and cosmetic raw materials such as agents, antioxidants, fragrances, antibacterial and antifungal agents, and physiologically active ingredients such as skin cell activators, anti-inflammatory agents, and whitening agents.
[0028]
【Example】
Further, the features of the present invention will be described in detail with reference to examples.
[0029]
First, preparation of the hydrolyzed silk protein and its aqueous solution, seaweed extract, licorice extract, bitumen extract, and mulberry extract to be contained in the external preparation for skin according to the present invention will be described.
[0030]
[Hydrolyzed silk protein]
The bacillus yeast (Bacillus licheniformis )The resulting bacterial alkaline protease is used for treatment for 1 hour at pH 8.0 and 55 ° C. to elute the hydrolyzed sericin. The eluate was concentrated under reduced pressure, and twice the volume of ethanol was added to precipitate hydrolyzed sericin. After filtration and drying, a hydrolyzed silk protein containing hydrolyzed sericin as a main component was obtained. The hydrolyzed silk protein had an average molecular weight of about 13,000 and contained 35 mol% serine.
[0031]
[Hydrolyzed silk protein aqueous solution]
5 g of the hydrolyzed silk protein was dissolved in 95 g of purified water to obtain a hydrolyzed silk protein aqueous solution.
[0032]
[Seaweed extract]
Saimi, a seaweed belonging to the cedar familyAhnfeltia concinna 2.4 kg of algal bodies of J. Agardh) were dried and pulverized, immersed in 1.5 liters of purified water, and extracted by stirring at 50 ° C. to 60 ° C. for 10 hours. The extract was filtered and the filtrate was collected to obtain a seaweed extract.
[0033]
[Licorice extract]
Spanish daylily (Glycyrrhiza glabra L.) roots and rhizomes (500 g) were dried, pulverized, and extracted by stirring in 1,000 ml of absolute ethanol aqueous solution at 25 ° C. for 24 hours. The extract is filtered to collect the filtrate, concentrated under reduced pressure, and then dried by lyophilization. The dried product was extracted by stirring in 1,000 ml of ethyl acetate at 20 ° C. for 2 days. After extraction and drying under reduced pressure, 5 g of the obtained extract was dissolved in 500 ml of a 95% by volume ethanol aqueous solution to obtain a licorice extract.
[0034]
[Warmer extract]
Warmoko (Sanguisorba officinalis 350 g of the root part of L.) was dried and pulverized, immersed in 1.5 liters of a 50% by volume ethanol aqueous solution at 20 ° C. for 7 days, and then filtrated to collect the filtrate, which was used as an extract.
[0035]
[Mulberry extract]
Mulberry (Morus alba L.) root bark (350 g) was minced and extracted by dipping in 1,000 ml of a 50 vol% 1,3-butylene glycol aqueous solution at 20 ° C. for 7 days. The extract was filtered and the filtrate was collected to obtain a mulberry extract.
[0036]
Next, the prescription of the Example of this invention which mix | blended the above-mentioned extract with the skin external preparation is shown.
[0037]
With the formulations shown in Table 1, skin lotions according to Examples 1 to 4 of the present invention were prepared. At the same time, Comparative Examples 1 to 3 in which either one or both of the hydrolyzed silk protein and seaweed extract were not prepared were prepared according to the formulation shown in Table 2. The skin lotion was prepared by sequentially adding all components to purified water, mixing and homogenizing.
[0038]
[Table 1]
Figure 0003791775
[0039]
[Table 2]
Figure 0003791775
[0040]
The skin lotions shown in Tables 1 and 2 were tested for use to confirm the effects of the present invention. The use test consists of 20 female panelists with symptoms of dryness, wrinkles, and rough skin, and each group is divided into 2 to 2 each day with each of Examples 1 to 4 and Comparative Examples 1 to 3 blinded. Used for months.
[0041]
Compare the skin transcutaneous moisture transpiration (TEWL), moisture content, wrinkles, rough skin, and translucency before and after the start of use test, and “improvement”, “slight improvement”, “change” regarding these improvements "None" is evaluated in three stages, "◎" if the number of panelists evaluated as improved is 15 or more, "○" if 10-14, "△" if 5-9 The cases of 0 to 4 persons are shown in Table 4 as “x”. TEWL is TEVAMETER (TEWAMETER TM210, Integral Co., Ltd., Japan), and the skin water content is a skin moisture measuring device (SKICON-200, manufactured by IBS) using room temperature 23 ° C. and humidity 55 % In a constant temperature and humidity room. The condition of wrinkles, rough skin, and transparency was evaluated by capturing the skin condition before and after use as an image and comparing it visually.
[0042]
[Table 3]
Figure 0003791775
[0043]
As is clear from Table 3, in the examples of the present invention, a clear improvement was observed in TEWL, which is an index of the epidermal barrier function, and it was shown that the moisture content increased and the dryness of the skin was improved. . In addition, wrinkles and rough skin were also improved. In addition, in Examples 2 to 4 in which a licorice extract, a bitumen extract, and a mulberry extract were added in addition to the hydrolyzed silk protein aqueous solution and the seaweed extract, an effect of improving transparency was also recognized. On the other hand, in Comparative Example 1 and Comparative Example 2 that do not contain either the hydrolyzed silk protein aqueous solution or the seaweed extract, although there is a tendency to improve the epidermal barrier function, the degree thereof is hydrolyzed silk protein. It was lower than the Example which used aqueous solution and the seaweed extract together.
[0044]
Another embodiment of the present invention will be described.
[0045]
[Example 5] Lotion
(1) Sodium dl-pyrrolidonecarboxylate (50 wt% aqueous solution) 0.5 (wt%)
(2) Citric acid 0.1
(3) Sodium citrate 0.1
(4) Sodium lactate 0.1
(5) Purified water 69.45
(6) 1,3-butylene glycol 2.0
(7) Concentrated glycerin 4.0
(8) Methyl paraoxybenzoate 0.2
(9) Ethanol 4.0
(10) Carboxyvinyl polymer (1 wt% aqueous solution) 10.0
(11) Licorice extract 0.1
(12) Mulberry extract 0.2
(13) Novara oil 0.05
(14) Warmoko extract 0.2
(15) Seaweed extract 2.0
(16) Hydrolyzed silk protein aqueous solution 7.0
Production method: After the components (1) to (5) are mixed and dissolved, the components (6) to (16) are sequentially added to dissolve and homogenize.
[0046]
[Example 6] Emulsion
(1) Stearic acid 1.0 (wt%)
(2) 2-hexyldecyl isostearate 1.0
(3) Lipophilic glyceryl monostearate 0.2
(4) Sara beeswax 0.2
(5) d-δ-tocopherol 0.01
(6) Behenyl alcohol 0.1
(7) Macadamian nut oil 1.0
(8) Squalane 2.0
(9) Novara oil 0.1
(10) 1,3-Butylene glycol 10.0
(11) Potassium hydroxide 0.2
(12) Sucrose stearate 0.1
(13) Purified water 40.61
(14) Carboxyvinyl polymer (5 wt% aqueous solution) 10.0
(15) N-stearoyl-L-glutamate sodium 0.05
(16) L-Arginine 0.03
(17) Seaweed extract 10.0
(18) Concentrated glycerin 15.0
(19) Sodium dl-pyrrolidonecarboxylate (50% by weight aqueous solution) 1.0
(20) Ethanol 2.0
(21) Licorice extract 0.1
(22) Methyl paraoxybenzoate 0.2
(23) Warmoko extract 0.1
(24) Hydrolyzed silk protein aqueous solution 5.0
Production method: The oil phase components (1) to (9) and the aqueous phase components (10) to (19) are heated and dissolved at 85 ° C., respectively. The oil phase component is added to the water phase component and emulsified using a homomixer. Cool to 50 ° C., add components (20) to (24) sequentially, mix and homogenize.
[0047]
[Example 7] Oil-in-water emulsified cream
(1) Stearic acid 2.0 (wt%)
(2) 2-hexyldecyl isostearate 10.0
(3) Lipophilic glyceryl monostearate 1.0
(4) Behenyl alcohol 2.5
(5) Sara beeswax 2.0
(6) Macadamia nut oil 2.0
(7) Olive oil 2.0
(8) Decamethylcyclopentasiloxane 2.0
(9) d-δ-tocopherol 0.05
(10) 1,3-butylene glycol 3.0
(11) Potassium hydroxide 0.3
(12) Sucrose myristic acid ester 0.8
(13) Carboxyvinyl polymer (3 wt% aqueous solution) 10.0
(14) N-stearoyl-L-glutamate sodium 0.5
(15) Purified water 49.827
(16) Ethanol 4.0
(17) Citric acid 0.003
(18) Sodium citrate 0.01
(19) Hydrolyzed silk protein aqueous solution 5.0
(20) Hydrogenated soybean phospholipid 0.7
(21) Licorice extract 0.1
(22) Warmoko extract 0.2
(23) Seaweed extract 2.0
(24) Fragrance 0.01
Production method: The oil phase components (1) to (9) and the water phase components (10) to (15) are heated and dissolved at 85 ° C., respectively. The oil phase component is added to the water phase component and emulsified using a homomixer. Cool to 50 ° C, add components (16) to (24) in order, mix and homogenize.
[0048]
[Example 8] Water-in-oil emulsified emollient cream
(1) Liquid paraffin 30.0 (wt%)
(2) Microcrystalline wax 2.0
(3) Vaseline 5.0
(4) Diglycerin oleate 5.0
(5) Sodium L-glutamate 1.6
(6) L-serine 0.4
(7) Propylene glycol 3.0
(8) 1,3-butylene glycol 5.0
(9) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(10) Seaweed extract 1.0
(11) Warmoko extract 0.5
(12) Hydrolyzed silk protein aqueous solution 1.0
(13) Purified water 44.8
(14) Fragrance 0.1
(15) Liquiritin 0.02
(16) Ethanol 0.48
Production method: (5) and (6) are dissolved in a part of (13) to 50 ° C., and gradually added to (4) heated to 50 ° C. with stirring. This is mixed in advance and uniformly dispersed in (1) to (3), which is heated and dissolved at 70 ° C, and (7) to (12) are dissolved in the remainder of (13) and heated to 70 ° C. Is added with stirring and emulsified with a homomixer. After cooling, add and mix the components (14) to (16) at 40 ° C.
[0049]
[Example 9] Makeup base cream
(1) Stearic acid 12.0 (wt%)
(2) Licorice extract 0.1
(3) Cetanol 2.0
(4) Glycerin tri-2-ethylhexanoate 2.5
(5) Self-emulsifying glycerin monostearate 2.0
(6) Propylene glycol 11.0
(7) Potassium hydroxide 0.3
(8) Seaweed extract 1.0
(9) Warmoko extract 0.5
(10) Hydrolyzed silk protein 1.0
(11) Purified water 66.0
(12) Titanium oxide 1.0
(13) Bengala 0.1
(14) Yellow iron oxide 0.4
(15) Fragrance 0.1
Production method: The oil phase components (1) to (5) are mixed and heated to 75 ° C. to be uniform. On the other hand, the water phase components (6) to (11) are mixed, heated and dissolved at 75 ° C. to make uniform, and the pigments (12) to (14) are added to this and dispersed uniformly with a homomixer. Let The oil phase component is added to the water phase component, emulsified with a homomixer, cooled, and the component (15) is added and mixed at 40 ° C.
[0050]
Example 10 Emulsion foundation
(1) Stearic acid 2.0 (wt%)
(2) Squalane 5.0
(3) Octyldodecyl myristate 5.0
(4) Cetanol 1.0
(5) Decaglycerin monoisopalmitate 9.0
(6) Macadamia nut fatty acid phytosteryl 0.5
(7) Licorice extract 0.1
(8) 1,3-butylene glycol 8.0
(9) Potassium hydroxide 0.1
(10) Methyl paraoxybenzoate 0.1
(11) Purified water 48.5
(12) Titanium oxide 9.0
(13) Talc 7.4
(14) Bengala 0.5
(15) Yellow iron oxide 1.1
(16) Black iron oxide 0.1
(17) Fragrance 0.1
(18) Seaweed extract 1.0
(19) Warmoko extract 0.5
(20) Hydrolyzed silk protein 1.0
Production method: The oil phase components (1) to (7) are mixed and heated to 75 ° C. to be uniform. On the other hand, the water phase components (8) to (11) are mixed, heated and dissolved at 75 ° C. to make it uniform, and then the pigments (12) to (16) are added thereto and uniformly emulsified with a homomixer. After cooling, the components (17) to (20) are added and mixed at 40 ° C.
[0051]
[Example 11] Hand cream
Figure 0003791775
Production method: The oil phase components (1) to (7) are mixed, dissolved, and heated to 75 ° C. On the other hand, the water phase components (8) to (11) are mixed and dissolved and heated to 75 ° C. Next, the oil phase component is added to the water phase component and pre-emulsified, and then uniformly emulsified with a homomixer and cooled, and the components (12) to (14) are added and mixed at 40 ° C.
[0052]
About Example 5-Example 11 of this invention, the usage test was done like Example 1- Example 4. FIG. The results are shown in Table 4.
[0053]
[Table 4]
Figure 0003791775
[0054]
As shown in Table 4, in the examples of the present invention, an improvement was also observed in TEWL, which is an index of the epidermal barrier function, and the moisture content increased and the dryness of the skin was improved. Furthermore, it was shown that wrinkles, rough skin, and transparency were improved and exhibited high effectiveness. In addition, no panelists complaining of skin irritation were observed during the use test period, indicating that the safety was good. Furthermore, there was no change in the state of the preparation such as precipitation, separation, aggregation, odor change, and discoloration of the components during the use test period.
[0055]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, a skin external preparation that exhibits an effect on the improvement and prevention of dry skin, wrinkles, and rough skin by repairing the epidermal barrier function of the skin and improving the moisture environment of the stratum corneum. Could get.

Claims (2)

平均分子量10,000〜200,000の加水分解セリシン及び紅藻類スギノリ目オキツノリ科サイミ抽出物を含有する、表皮バリア機能修復剤 An epidermis barrier function repairing agent containing hydrolyzed sericin having an average molecular weight of 10,000 to 200,000 and a red seaweed cephalonaceae Oleaceae pedicle extract . さらに、甘草抽出物,ワレモコウ抽出物,クワ抽出物から選択される1種又は2種以上を含有する、請求項1に記載の表皮バリア機能修復剤Furthermore, the epidermis barrier function restoration | repair agent of Claim 1 containing the 1 type (s) or 2 or more types selected from a licorice extract, a bitumen extract, and a mulberry extract.
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