JP3790374B2 - パンツ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、運動時に防風保温のために着用するウインドブレーカーのパンツに関するもので、パンツのウエスト部の構造を改良することにより、運動中のパンツの引き連れを防止し、ウエストへの圧迫を軽減するものである。
【0002】
【従来の技術】
運動用に使用するパンツのウエストを締め付けるために、従来より、ウエストの全周縁にゴムなどの伸縮性部材を縫着してウエスト部全周にわたって緊縮するようにしたもの、あるいはウエストの左右脇部にのみ伸縮性部材を縫着してウエストを局部的に緊縮するものがある。
また、パンツのウエストのずり落ち防止を考慮したものとして、パンツの腰裏部にゴム性の滑り止め部材を帯状に設けてずり落ちを防止する技術も用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のパンツにおいては、ウエストを全周にわたって緊縮する場合でも、ウエストを局部的に緊縮する場合でも、屈伸運動の際、前屈みの姿勢を取った時、膝頭から内股部を経てウエスト部の後部(臀部)に至る線に沿って生地が引っ張られる引き連れの現象が起こる。その際に背部でベルトがウエスト部の設定位置より引き下げられ、立位に戻った時にはベルトが引き下げられたままの状態となってしまうといった問題があった。
【0004】
また、ベルト部が全周にわたって緊縮すると、ウエスト部の後部に介在させた伸縮性生地を覆っているカバー布も緊縮されて皺がより見栄えが良くなかった。更に、ベルト部の全周にゴムなどの伸縮性部材を使用した場合には、常にウエスト全体に対して圧迫感があり、着心地が良くなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明に係るウインドブレーカーのパンツは、非伸縮性生地からなるパンツの上部開口部周縁を折り返して、その内部に全周にわたって伸縮性ゴム帯を積層してベルト部を形成するものであるが、ベルト部の背部領域においては、非伸縮性生地と同じ長さの伸縮性ゴム帯を縫合して非緊縮帯を形成し、ベルト部の左右脇部から腹部に至る領域においては、非伸縮性生地より短い長さの伸縮性ゴム帯を縫合して緊縮帯を形成するものである。
【0006】
また、パンツのウエスト部背部において、臀部相当部分の上部からベルト部にかけて伸縮性生地を介在させて伸縮部を形成することにより、屈伸運動の際、伸縮部が体の線に沿って伸縮するので、ベルト部が下方に引きずられることなくウエストの設定位置にとどまる。
【0007】
更に、パンツ本体と同じ非伸縮性生地をベルト部から臀部方向に延長し、その下端部をパンツ本体に縫着せず開放状態にすることによって、ベルト部の下部に介在させた伸縮部を覆うフラップ布を形成する。
【0008】
【発明の実施の形態】
そこで、本発明に係るパンツは、以下のように実施される。
殆ど伸縮性を有しない生地からなるパンツの上部開口部の周縁を内側に折り返し、その内部に全周にわたって伸縮性ゴム帯を積層してベルト部を形成する。
ベルト部に積層する伸縮性ゴム帯の長さは、ベルト部の背部領域においては、パンツ本体の生地の長さと同一寸法にし、ベルト部の左右脇部から腹部に至る領域においては、パンツ本体の生地の長さより短くする。左右の脇部でシャーリング止めを行い、左右脇部から腹部に至る部分にはシャーリング加工を施すことによって、ベルト部の背部においては殆ど伸縮しない非緊縮帯を形成し、ベルト部の左右脇部から腹部に至る領域においては緊縮帯を形成することができる。
【0009】
更に、臀部相当部分の上部からベルト部にかけて伸縮性生地を介在させ、その上端部をベルト部に縫着し、その左右端部および下端部をパンツ本体の身頃地に縫着する。
伸縮性生地は、縦方向(パンツの上下方向)だけでなく横方向(パンツの左右方向)にも伸縮する素材のものが好ましい。
【0010】
このように、ベルト部の背部においては、ほとんど伸縮することがない非緊縮帯が形成されるので、屈伸運動の際、前屈みの姿勢を取ったときにパンツの背部が緊張する場合、ベルト部の下部に介在した伸縮性生地が伸張して、ベルト部が下方に引き連られることなく、ウエストの設定位置にとどまることになる。
【0011】
ベルト部の左右脇部から背部にわたる領域においては、パンツ本体と同一の非伸縮性生地をベルト部から臀部方向に延長して、その上端部および左右端部を縫着し、その下端部を縫着せず開放状態にすることによって、ベルト部の下部に介在した伸縮性生地片を覆うフラップ布を形成する。
このフラップ布は、ベルト部の非緊縮帯から延長しており、その下端部を開放状態に取りつけているので屈伸運動の際にも伸縮することがない。
【0012】
【実施例】
本発明に係るパンツの実施例を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例であるパンツの側面図である。図2は、本発明の実施例であるパンツのウエスト部の要部断面図であり、(イ)は、脇部A−A断面、(ロ)は、背部B−B断面を示している。図3の(イ)は、本発明の実施例であるパンツの背部の部分拡大図であり、(ロ)は、同部分の破断図であり、裏面に伸縮性生地が介在していることを示している。
【0013】
図1ないし図3に示すように、本発明に係るパンツ1は、非伸縮性生地からなるパンツ1の上部開口部2を内側に折り返して、その内部に全周にわたって伸縮性ゴム帯4を積層してベルト部3を形成している。ベルト部3の左右脇部から腹部に至る領域では、パンツ本体1の生地の長さより短い長さの伸縮性ゴム帯4を内部に積層してシャーリング加工を施して緊縮帯5を形成し、ベルト部3の背部領域では、パンツ本体1の生地の長さと同一寸法の伸縮性ゴム帯4を積層して左右脇部でシャーリング止めを施して非緊縮帯6を形成している。
本実施例において、ベルト部3全周縁に使用する伸縮性ゴム帯4には合成ゴムが使用されるが、合成ゴム以外の素材であって、従来から用いられている伸縮性部材の中から適宜選択することができる。
【0014】
更に、臀部相当部分の上部からベルト部3にかけて伸縮性生地11を介在させて伸縮部7を形成し、その上端部をベルト部3に縫着し、その左右端部及び下端部をパンツ本体1の身頃地8に縫着している。
伸縮性生地11にはポリウレタン弾性糸を含んだ編物が利用されているが、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等の合成繊維の加工糸を使った編物、織物地を利用することもできる。
【0015】
パンツ本体1と同一の非伸縮性生地をベルト部3から臀部方向に延長して、その上端部及び左右端部をパンツ本体1に縫着し、その下端部は縫着せず開放状態にすることによって、ベルト部3の下部に介在させた伸縮部7を覆うフラップ布9を形成している。
【0016】
図2の(イ)に示すウエスト部10の脇部においては、ベルト部3の裏側は、パンツ本体1の生地を内側に折り返し、伸縮性ゴム帯4と伸縮性生地11を積層してベルト部3を形成し、ベルト部3から延長した伸縮性生地11をパンツ本体1に縫着している。表側は、パンツ本体1の生地がベルト部3から裏側に縫着した伸縮性生地11を覆う位置まで延長してパンツ本体1の身頃地8に縫着されている。
図2の(ロ)に示すウエスト部10の背部においては、ベルト部3の裏側は、脇部と同様にパンツ本体1の生地を内側に折り返し、伸縮性ゴム帯4と伸縮性生地11を積層してベルト部3を形成し、ベルト部3から延長した伸縮性生地11をパンツ本体1に縫着している。表側は、パンツ本体1の生地がベルト部3から裏側に縫着した伸縮性生地11を覆う位置まで延長しているが、その下端部はパンツ本体1に縫着せず開放状態となっている。
【0017】
図3の(ロ)に示すように、パンツ1のウエスト部10の左右脇部から背部にかけての裏面に伸縮性生地11が介在していることを示している。
パンツ本体1とは別体の伸縮性生地11は伸縮性ゴム帯4と積層してベルト部3の一部を形成しているが、ベルト部3から延長した伸縮性生地11は、その下端部をパンツ本体1の身頃地8に縫着して臀部相当部分の上部に介在する伸縮部7を形成している。
【0018】
【発明の効果】
本発明に係るウインドブレーカーのパンツは、上記の構成にしたので、屈伸運動の際、前屈みの姿勢を取った時には背部の伸縮性生地が伸長して後部ウエストベルトが引き連られることなく、ウエスト設定位置にとどまり、立位に戻った時の衣服のずり落ち(着崩れ)を効果的に抑制することができる。
ベルト部のほぼ3分の一部分において非緊縮帯を形成するので、常に身体全体が圧迫されることがなく、着心地の良いパンツを提供することができる。
よって、運動中にパンツのずり落ちや衣服の着くずれに煩わされることなく運動に集中できるうえに、充分な運動機能性が得られるパンツを提供することができる。
【0019】
ベルト部の背部が伸縮しない非緊縮帯となっているので、ベルト部から延長しているフラップ布も伸縮せず、皺がよることがないので見栄えの良いパンツを提供することができる。
【0020】
ベルト部の全周にわたって同一素材の伸縮性ゴム帯を積層することによって、ベルト部の芯材の役目も果たすので、従来から用いられていた芯材を使用する必要がなく、使用する部品を削減することができ、かつ縫製作業の能率化にも役立つ効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパンツの側面図である。
【図2】本発明の実施例であるパンツのウエスト部の要部断面図であり、(イ)は脇部A−A断面を、(ロ)は背部B−B断面を示す。
【図3】(イ)は、本発明の実施例であるパンツの背部の部分拡大図であり、(ロ)は同部分の破断図である。
【符号の説明】
1 パンツ
2 開口部
3 ベルト部
4 伸縮性ゴム帯
5 緊縮帯
6 非緊縮帯
7 伸縮部
8 身頃地
9 フラップ布
10 ウエスト部
11 伸縮性生地
A−A 脇部断面
B−B 背部断面

Claims (1)

  1. 非伸縮性生地からなるパンツの上部開口部周縁を折り返し、その内部に全周にわたって伸縮性ゴム帯を積層してベルト部を形成したパンツにおいて、ベルト部の背部領域においては非緊縮帯を形成し、ベルト部の左右脇部から腹部に至る領域においては緊縮帯を形成し、前記パンツの臀部相当部分の上部からベルト部にかけて別体の伸縮性生地を介在して伸縮部を形成し、かつ、該伸縮部をベルト部から延長した非伸縮性生地からなるフラップ布で覆い、該フラップ布の上端部及び左右端部をパンツ本体に縫着する一方、その下端部を開放状態にしたことを特徴とするパンツ。
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