JP3790171B2 - 容器の収容装置 - Google Patents

容器の収容装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3790171B2
JP3790171B2 JP2002038827A JP2002038827A JP3790171B2 JP 3790171 B2 JP3790171 B2 JP 3790171B2 JP 2002038827 A JP2002038827 A JP 2002038827A JP 2002038827 A JP2002038827 A JP 2002038827A JP 3790171 B2 JP3790171 B2 JP 3790171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
containers
conveying means
carrying
chain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002038827A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003235962A (ja
Inventor
勇 内海
雅顕 太田
聡文 大関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP2002038827A priority Critical patent/JP3790171B2/ja
Publication of JP2003235962A publication Critical patent/JP2003235962A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3790171B2 publication Critical patent/JP3790171B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内容物を内在しつつ一端に開口部を有する容器を収容するための容器の収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に透析液として重炭酸塩系と酢酸系とが使用されており、このうち重炭酸塩系透析液では重炭酸ナトリウムを含まない粉末状のA剤と、重炭酸ナトリウムから成る粉末状のB剤とを希釈水にてそれぞれ溶解し、濃厚液を作製することにより得られる。尚、かかる濃厚液は別途の透析液調整装置に供給されるとともに、再び水で希釈されて所望濃度とされた後、患者に投与されることとなる。
【0003】
上記A剤及びB剤は、ブロー成形により一端に開口部を有する略円筒形状に成形されたポリエチレン製容器内にそれぞれ充填され、その開口部がフィルムなどで密封されている。そして、溶解時にはフィルムを開封し、その開口部から希釈水を注入しつつ得られた溶解液を導出し、別途の溶解槽との間で循環させて撹拌することにより所定濃度の濃厚液が作製される。
【0004】
かかるA剤及びB剤を内在する容器の収容装置は、例えば特開平7−31675号公報に開示されている。同公報で開示された収容装置は、複数の容器の開口部がそれぞれ水平方向に指向するように載置して収容するものであり(同公報図3参照)、溶解装置における容器の開口部への接続手段が各容器間を移動するよう構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の収容装置においては、容器が一定位置に固定で接続手段が各容器間を移動するよう構成されているので、接続手段と溶解タンクとを結ぶチューブなどが接続手段の移動時に不自然に屈曲し、破損などを生じる虞があった。
【0006】
かかる不都合を回避すべく、溶解装置の接続手段も固定しつつ別途の移載装置で上記収容装置で収容された容器を溶解装置側に移載することが考えられるが、その場合であっても容器が収容装置内で移動せず固定されているため、移載装置で受け取るべき容器の位置が順次変わってしまい、溶解作業を行うべき容器が何れの位置にあるかを認識して移載装置を移動させる必要があった。このため、装置が複雑化してしまうという問題がある。
【0007】
然るに、収容された容器を収容装置の所定位置まで移動させ、その位置にて移載装置等による容器の移載や接続手段の開口部への接続を行うことが考えられるが、収容装置内で容器を移動させると所定位置に達した容器の向きや位置がその都度変化してしまい、その後の移載装置等による移載作業や接続手段等による接続作業が良好に行われなくなるので、自動化が図り難いという問題がある。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、収容した容器を順次所定位置まで移動させて搬出するとともに、容器の搬入から搬出にかけて当該容器を位置決めし、自動化を図りやすくすることができる容器の収容装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、内容物を内在しつつ一端に開口部を有する容器を横にした状態で搬入する搬入部と、該搬入部から搬入された前記容器を複数収容する収容部と、該収容部に収容された順に前記容器を搬出する搬出部と、前記搬入部と収容部、及び前記搬出部と収容部とに亘って配設され、前記搬入部から搬入した容器を載置しつつ前記搬出部側へ移動する搬送手段とを備えた容器の収容装置であって、前記搬送手段における前記容器の載置面を傾斜させて当該容器の開口部側を上に向けるとともに、前記容器の底面をガイドするガイド手段を設け、該ガイド手段は、前記搬送手段と同期して容器の搬送方向と同一方向に移動するよう駆動されるチェーンコンベアから成ることを特徴とする。
【0010】
かかる構成によれば、搬入部で搬入された容器は、搬送手段上に載置されつつ搬出部まで移動し、その移動過程において、ガイド手段で底面がガイドされて位置決めが施される。即ち、搬送手段の載置面が傾斜しているので、当該載置面に載置された容器は、重力で傾斜した側へ滑り、底面が常にガイド手段に当接するよう位置決めされるのである。
【0011】
請求項2記載の発明は、前記搬送手段を上下複数段に配設して前記収容部を構成するとともに、当該搬送手段上の容器の上側をそれより上段の搬送手段でガイドすることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、前記搬送手段が、チェーンコンベア又はベルトコンベアで構成され、搬送方向へ移動する送り側のチェーン又はベルトで上段における容器を搬送しつつ、戻り側のチェーン又はベルトで下段における容器の上側をガイドしたことを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、前記収容部の終端に配設され、放射状に複数枚羽根を有し、これら羽根が交互に前記搬送手段の載置面上に突出すべく回転可能な羽根部材と、前記羽根の1つが前記搬送手段の載置面上に突出した状態で係止して当該羽根部材の回転を規制するとともに、容器の搬出部への送り出し時に係止を解除し、当該回転を許容するラチェット機構とを具備した送り出し手段が配設されたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る溶解装置は、重炭酸ナトリウムを含まない粉末状のA剤と、重炭酸ナトリウムから成る粉末状のB剤とを希釈水にてそれぞれ溶解し、その溶解液を混合して濃厚液を作製する濃厚液作製装置に配設されたものである。かかる濃厚液作製装置は、図1及び図2に示すように、収容装置1と、移載装置2と、溶解装置3と、減容装置4とから主に構成されている。
【0016】
ここで、容器Aは、図3に示すように、底面A4を有した略円筒状の胴部A3と、一端に開口部A1を有するとともに胴部A3から連続的に縮径した首部A2とから構成された樹脂製一体成形品から成り、開口部A1には胴部A3内に収容されたA剤を密封するためのフィルム状のシールAaが貼着されている。尚、B剤を収容する容器Bは、図4に示すように、容器Aと同様、一端に開口部B1が形成されている首部B2と、底面B4を有した胴部B3(胴部A3より径が小さい)を具備した樹脂製一体成形品から成るものであり、開口部B1にはシールBaが貼着されている。
【0017】
収容装置1は、図5及び図6に示すように、容器A及び容器Bを横にした状態で搬入する搬入部1a、1bと、搬入部1a、1bから搬入された容器A及び容器Bを複数収容する収容部1c、1dと、該収容部1c、1dに収容された順に容器A及び容器Bを搬出する搬出部1e、1fと、搬送手段としてのチェーンコンベア6a、6b及び5a、5bと、同じくチェーンコンベアから成るガイド手段13とから主に構成されている。
【0018】
チェーンコンベア5a、5bは、一対のプーリ間に無端状のチェーンを懸架させて構成されたもので、図示しないモータと連結された駆動側プーリの駆動により、上側に位置するチェーン(送り側のチェーン)が搬送方向へ移動するとともに、下側に位置するチェーン(戻り側のチェーン)がそれと反対方向へ移動する。即ち、容器Aは、チェーンコンベア5a及び5bにおける各送り側のチェーン上の載置面に載置され、当該送り側のチェーンの移動方向に搬送されることとなる。
【0019】
このようなチェーンコンベア5a、5bを、図5で示したように上下複数段(本実施形態においては上下4段)配設するとともに、最上段及び3段目のものの搬送方向(容器Aの載置面の移動方向)を同図右方向とし、最下段及び2段目のものの搬送方向を同図左方向となるよう図示しないモータが駆動するよう構成されている。即ち、最上段のチェーンコンベア5a、5bにおける搬入部1bから搬入された容器Aは、各チェーンコンベア5a、5bの終端部から落下して順次下段側のチェーンコンベア5a、5bに移動し、最終的に最下段のチェーンコンベア5a、5bに達するのである。
【0020】
また、上記の如く上下複数段に配設されたチェーンコンベア5a、5bは、互いに所定寸法離間してその間隙に容器Aを挟持し得るよう構成されている。即ち、上段のチェーンコンベア5a、5bにおける戻り側のチェーンと下段のチェーンコンベア5a、5bにおける送り側のチェーンとで容器Aを上下から挟持しつつ搬送方向へ移動することができるのである。
【0021】
従って、容器Aが収容装置1内で移動する過程において、先行する容器と後続の容器とに押圧されて飛び上がってしまうのを防止することができ、収容部1dにおける容器Aを整然と収容しつつ移動させることができる。また、隣り合う上下のチェーンコンベア5a、5bの搬送方向が逆方向となっているため、上段の送り側のチェーンと下段の戻り側のチェーンとは共に容器Aの搬送方向に移動することとなり、容器Aの上下面それぞれに搬送方向への力を付与することができる。
【0022】
更に、図7に示すように、チェーンコンベア5a及び5bが成す容器Aの載置面(各送り側のチェーン上面)は、所定角αだけ傾斜しており、容器Aの開口部A1側を上に向けて載置するよう構成されている。即ち、所定角αの傾斜により容器Aが重力にて滑り、ガイド手段13に底面A4が当接する位置とされるので、移動時においても常時かかる状態に位置決めされるのである。
【0023】
従って、容器Aの搬入から搬出にかけて当該容器Aの位置決めを維持し、搬出部1fに至った容器Aが常に一定の位置とすることができるので、その後の移載装置2の爪10による容器Aの載置を容易とし、自動化を図りやすくすることができる。また、容器Aの底面A4側でガイドされて開口部A1を上向きとしているので、当該開口部A1は収容装置1を構成する何れの部材とも接触せず、接触によって雑菌等がシールAa等に付着するのを防止することができる。従って、開口部A1側をガイドする場合に比べて、衛生上好ましい。
【0024】
ここで、ガイド手段13は、図6で示すように、チェーンコンベア5a、5bと同様、一対のプーリに無端状のチェーンを懸架したものから成り、容器Aと当接する側のチェーンが当該容器Aの搬送方向と同一方向に同期して移動するよう駆動されている。これにより、容器Aは、ガイド手段13によっても搬送方向へ力が付与されるので、収容部1d内で確実に移動され得ることとなる
【0025】
送り出し手段7は、最下段のチェーンコンベア5aにおける収容部1dの終端(即ち、搬出部1fとの境界近傍)に配設され、搬出部1fに容器Aを1つづつ送り出すもので、図8に示すように、放射状に4枚の羽根9aを有し、これら羽根9aが交互にチェーンコンベア5aの載置面上に突出すべくシャフト15を中心に回転可能な羽根部材9と、シャフト15を介して羽根部材9に連結され、羽根部材9の回転を許容又は規制するラチェット機構14とから主に構成されている。
【0026】
ラチェット機構14は、シャフト15に固定されるとともに外周面において羽根部材9の羽根9aに対応した位置に爪部14aaが形成されたロータリ14aと、該爪部14aaに対し係止又は離間すべく揺動可能なラチェット14bとから成り、羽根部材9における羽根9aの1つがチェーンコンベア5aの載置面上に突出した状態で爪部14aaにラチェット14bが係止して当該羽根部材9の回転を規制するとともに、容器Aの搬出部1fへの送り出し時にラチェット14bが爪部14aaから離間する方向に揺動して当該回転を許容するよう構成されている。
【0027】
これにより、送り出し信号等によってラチェット機構14による係止の解除が行われて羽根部材9が4分の1回転すると、収容部1dにおける最先の容器Aが搬出部1fへ送り出される一方、後続の容器Aは次に突出する羽根9aによって搬出が規制されるので、容器Aの搬出部1fへの送り出しを1つづつ行うことができる。尚、搬出部1fに送り出された容器Aは、ストッパSにより更なる移動が規制され、所定位置に待機することとなる。
【0028】
以上は、容器Aを収容、移動するチェーンコンベア5a、5b、ガイド手段13及び容器Aの送り出し手段7についての説明であるが、容器Bを収容、移動するチェーンコンベア6a、6b、ガイド手段13及び容器Bの送り出し手段8についても同様の構成とされ、容器Bはその底面B4をガイド手段13に当接させつつ位置決めされた状態にて移動する。尚、上段のチェーンコンベア6a、6bと下段のチェーンコンベア6a、6bとの離間寸法は、容器Bの外形寸法と略等しくされており、当該下段のチェーンコンベア6a、6bで移動される容器Bもその上下面が挟持されるよう構成されている。
【0029】
移載装置2は、図1及び図2に示すように、収容装置1の送り出し手段7、8によって送り出しされ、搬出部1f、1eにて待機している容器A及びBを載置し、溶解装置3へ移載するものであり、図9に示すように、容器Aを位置決めしつつ載置する容器A用凹部10aと容器Bを位置決めしつつ載置する容器B用凹部10bが形成された2本の爪10(他の1本は紙面奥側に配置)と、該爪10を水平方向(紙面に対して直交する方向)に案内して移動させる水平ガイド11と、該水平ガイド11及び爪10を垂直方向(同図上下方向)に案内して移動させる垂直ガイド12とから構成されている。
【0030】
そして、爪10を予め垂直ガイド12の最下端に位置させておくとともに、送り出し手段7、8により容器A及び容器Bが搬出部1f、1eにそれぞれ1つづつ送り出された後、当該爪10を上昇させて、まず容器Aを容器A用凹部10aに載せる(図9参照)。そのまま爪10が上昇すると、図10に示すように、搬出部1eで待機した容器Bを容器B用凹部10bに載せることができ、従って、容器Bを爪10の先端側で、容器Aを基端側でそれぞれ載置することとなる。
【0031】
その状態で爪10が水平ガイド11で案内されて床面に対して水平方向に移動し、容器A、Bの首部A2及びB2を溶解装置3の下側挟持部材32上に載置するとともに、胴部A3及びB3を載置部材34上に載置する。溶解装置3は、容器A及びB内のA剤及びB剤を純水などで希釈し所定濃度の濃厚液を作製するためのもので、図11〜図14に示すように、下側挟持部材32、上側挟持部材33、載置部材34、接続手段16、シャフト18などから主に構成されている。
【0032】
載置部材34と下側挟持部材32とはフレームF1で連結されて所定寸法離間しており、載置部材34に形成された凹部に容器A及びBの胴部A3、B3における底面A4、B4近傍が支持されるとともに、下側挟持部材32に形成された凹部32a及び13bに容器A及びBの首部A2、B2が支持されるよう構成されている。
【0033】
また、上側挟持部材33は、下側挟持部材32の凹部32a及び13bにそれぞれ合致して容器A及びBの首部A2、B2を挟持すべく所定の位置に凹部33a及び33bが形成されている。上側挟持部材33は、フレームF2の所定位置に形成されており、該フレームF2は回転軸19を中心にフレームF1に対して回転自在とされている。即ち、フレームF2が回転軸19を中心に回転すると、上側挟持部材33も連動して下側挟持部材32と離間するので、かかる離間状態で爪10から容器A及びBが載置されるのである。
【0034】
更に、フレームF2は、内部に回転軸19を有した中空状のシャフト18と連結固定されており、該シャフト18が図示しないモータによって回転することにより、フレームF2を回転させ、上側挟持部材33を下側挟持部材32に対して当接(図14の状態)又は離間(図13の状態)するよう構成されている。尚、かかるシャフト18による回転力は、フレームF1に対して直接的には伝わらないため、後述するピン20による係止が行われない限り、シャフト18が回転しても載置部材34及び下側挟持部材32は回転しない。
【0035】
接続手段16は、載置部材34及び下側挟持部材32によって保持された容器A及びBの開口部A1、B1に対し液密に接続され、A剤及びB剤を溶解するための希釈水(溶解用液体)を注入するとともに、当該容器A及びB内の溶解液を導出するものである。かかる接続手段16は、図11に示すように、フレームF2と連結された板材21に配設されており、該板材21の基端は、シリンダ17から延びる作動ロッド17aと接続されている。よって、シリンダ17を駆動させて作動ロッド17aの長さ寸法を縮小させると、同図の状態から板材21が移動し、接続手段16が容器A及びBの開口部A1及びB1に当接することとなる。
【0036】
ここで、板材21の略中央には、下側挟持部材32から延設されたステー22の孔22a及び上側挟持部材33に形成された孔33cに対し挿通可能なピン20が形成されており、板材21が下側挟持部材32及び上側挟持部材33に近接すると、図15に示すように、ピン20が孔22a、33cに挿通されて、当該下側挟持部材32と上側挟持部材33とを係止するよう構成されている。
【0037】
かかる係止状態でシャフト18を回転させると、回転力がフレームF1からフレームF2に伝達されることとなり、これらフレームF1及びF2が一体的に回転するので、容器A及びBの開口部A1、B1を上向き又は下向きとする方向に当該容器A及びBを回転させることができる。このように、接続手段16を容器A、Bの開口部A1、B1に接続させる動作の過程において下側挟持部材32と上側挟持部材33とを連結させ、溶解装置のフレームF1及びF2を一体的に回転させることができるので、別途連結手段を設けたものに比べ、装置構成を簡単にすることができる。
【0038】
接続手段16は、図16及び図17に示すように、容器A又はBに水を注入すべく筐体の略中央に形成された注入口16a及び容器A又はB内で得られた溶解液を導出する導出口16bを有している。注入口16aの内周面には、螺旋状の溝16aaが形成されており、注入される水が容器A又はB内で旋回流を生じるよう構成されている。これにより、容器A又はBの内壁等に付着したA剤又はB剤に対しても水を及ばせることができ、簡単な構成で効率良く溶解できる。尚、螺旋状の溝16aaに代えて、螺旋状に形成された凸条部(注入口16aの内周面に対して凸成形されたもの)としたり、複数のノズルを互いに異なる方向へ向けて設置したものとしてもよい。
【0039】
一方、導出口16bは、注入口16aの外周に形成された円環状の凹部16cと連通孔16dを介して連通されており、該円環状の凹部16cに達した溶解液が連通孔16dを流通し、導出口16bから導出されるよう構成されている。また、図18に示すように、凹部16cを成す外側のリブには3枚の刃具30(開封手段)が固定(注入口16aの3方を囲んだ状態にて固定)されており、容器A又はBの開口部A1、B1に貼着されたシールAa又はBaを切除して開封し得るよう構成されている。
【0040】
かかる刃具30は、接続手段16における注入口16a及び導出口16b(凹部16c)よりも容器A及びBの配設された側に突出しているので、接続手段16の接続時において、シールAa及びBaの開封後に水の注入及び溶解液の導出が行われることとなり、シールAa及びBaが未開封のまま溶解液が注入されることを防止し、より確実な溶解作業を行うことができる。尚、刃具30は、注入口16aの3方を囲んだ状態とされているため、開封時に切除されたシールAa及びBaが容器A、B内に落下するのを回避することができる。
【0041】
また、接続手段16における容器A又はBとの接続面には、円環状のパッキン31が形成されており、容器A又はBにおける開口部A1、B1の縁部と密着して水や溶解液が接続手段16との接続部から漏れるのを防止している。かかるパッキン18は、ゲル状材や軟質ゴム材で構成するのが好ましく、その場合、その弾性変形によって、容器A及びBの成形時やシール時のとけ込み状態による当該容器A及びBの高さ方向の寸法誤差(製品ばらつき)を効果的に吸収することができる。
【0042】
図19で示すように、注入口16aは、別途設けられた溶解槽T1の底面と可撓性チューブ(給水ラインL1)を介して接続されており、導出口16bは、当該溶解槽T1の上面と可撓性チューブ(導出ラインL2)を介して接続されている。尚、給水ラインL1にはポンプPが配設されており、当該給水ラインL1内の水や溶解液を圧送し、溶解槽T1と容器A、Bとの間で当該水又は溶解液を循環させ得るよう構成されている。また、同図及び図20で示す符号Yは、溶解槽T1内にエアを送り込むための電磁弁を示しており、当該溶解槽T1への給水時に開くとともに、次に説明する循環時に閉まるよう制御されている。
【0043】
これによりA剤及びB剤の溶解作業を行うには、給水源Wから溶解槽T1内へ給水するとともに、その水を給水ラインL1を介して接続手段16に導き、注入口16aから容器A又はB内へ注入する一方、注入された水は容器A又はB内を流通した後、導出口16bから導出され、導出ラインL2を介して再び溶解槽T1へ導かれる。即ち、溶解槽T1と容器A又はBとの間で水(溶解液)を循環させ、所定濃度となるまで溶解するのである。
【0044】
また、溶解槽T1は、コンプレッサCと接続されており、当該溶解槽T1内の空気層を通じて容器A又はB内にエアを供給し得るよう構成されている。即ち、図20に示すように、容器A及びBが反転して開口部A1及びB1が下向きとなった状態(この時、ポンプPは停止しており、給水ラインL1を水や溶解液が流動しない状態とされている)で、コンプレッサCを駆動することにより、溶解槽T1から導出ラインL2を介してエアを供給するので、導出口16bから容器A及びB内にエアを送り込むことができる。
【0045】
かかるエアの送り込みにより、容器A又はB内に残った残留溶解液を注入口16aから導出し易くすることができ、より早く且つ確実に残留溶解液を容器外(即ち、貯留槽T2内)へ排出することができる。ここで、容器A及びBよりも貯留槽T2の方が下方に設置されているため、エアの送り込みにより導出した残留溶解液は、溶解槽T1ではなく貯留槽T2へ導かれることとなる。尚、本実施形態においては、導出口16bからエアを注入しつつ、注入口16aから残留溶解液を導出しているが、注入口16aからエアを注入しつつ導出口16bから残留溶解液を導出するよう構成してもよい。
【0046】
減容装置4は、残留溶解液が排出された後の空の容器A及びBを切断し、その体積を小さくすることにより廃棄し易くするもので、図21及び図22に示すように、載置用長尺部材23a〜23d、ガイド板24、押し子25、底面用切断刃26及び側面用切断刃27から主に構成されている。
【0047】
載置用長尺部材23a及び23bは、容器Aを載置するための円柱部材から成り、これらの離間部に当該容器Aを載置可能とされている。かかる載置用長尺部材23a及び23bには、一対の爪10(図9及び図10参照)を上下方向に通過させ得る間隙23aa、23ab及び23ba、23bbがそれぞれ形成されており、当該爪10が容器Aを載置した状態で間隙23aa、23ab、23ba及び23bbを下降しつつ通過することにより、容器Aを載置用長尺部材23a及び23b上に載置するよう構成されている。同様に、載置用長尺部材23c及び23dは、これら間隙に容器Bを載置し得るものであり、爪10を通過し得る間隙23ca及び23cbが形成されている。尚、ここで使用される長尺部材は、中空状のパイプや、板材等別形状の部材から構成されたものであってもよい。
【0048】
ガイド板24は、容器A又は容器Bの外径寸法より若干大きな径のガイド孔24a及び24bが形成された板材から成るものである。かかるガイド板24は、載置用長尺部材23a〜23dの基端側(図22における左端側)に立設され、後述する押し子25で押された容器A及びBに対しガイド孔24a及び24bを通過させつつ案内するよう構成されている。
【0049】
押し子25は、図21に示すように、容器Aの開口部A1を押圧し得る容器A用押し部25aと容器Bの開口部B1を押圧し得る容器B用押し部25bとが形成されており、同図矢印方向に摺動して容器A及び容器Bをガイド板24側に移動させるものである。尚、容器A用押し部25a及び容器B用押し部25bには、後述する側面用切断刃27との干渉を回避するための溝28(図22参照)がそれぞれ形成されている。
【0050】
底面用切断刃26は、載置用長尺部材23a及び23b上の容器A、及び載置用長尺部材c及び23d上の容器Bにおける底面A4及びB4側を切除するための屈曲形状の刃具から成り、軸26aを中心に揺動可能とされている。即ち、図21で示した状態において、底面用切断刃26が軸26aを中心に揺動すると、当該底面用切断刃26の刃部が容器A及びBの底面A4及びB4側を切断し、切断された底面A4及びB4が落下し得るよう構成されている。
【0051】
側面用切断刃27は、ガイド孔24a及び24bを臨みつつそれぞれ配設された刃具から成り、押し子25でガイド孔24a及び24b内に導かれた容器A及び容器Bにおける対向する側面をそれぞれ切断するものである。該側面用切断刃27の後方(図22における左側)には、仕切板29が床面に対して略水平方向に延設されており、側面用切断刃27によって切断された上側のものを載置し得るよう構成されている。尚、側面用切断刃27によって切断された下側の容器A及び容器Bは、仕切板29の下方に収容される。
【0052】
かかる減容装置4によれば、爪10で溶解装置3から搬送された容器A、容器Bを載置用長尺部材23a〜23d上に載置した後、まず底面用切断刃26が揺動して容器A及び容器Bの底面A4及びB4側を切除する。その後、押し子25が摺動して容器A及び容器Bをスライドさせガイド孔24a及び24b内を通過させ、その通過過程において容器A及び容器Bの対向する側面が側面用切断刃27により切断されて2分割され、上側のものが仕切板29上に、下側のものが仕切板29の下方に収容されることとなる。
【0053】
次に、上記構成の濃厚液作製装置における動作について説明する。
予め、容器A及び容器Bを横にした状態で搬入部1a、1bから搬入し、収容部1c、1dに複数の容器A及び容器Bを収容しておく。容器Aを収容する部位について具体的に説明すると(容器Bを収容する部位についても同様)、横にした状態で搬入部1bに搬入された容器Aは、最上段のガイド手段13で底面A4がガイドされつつチェーンコンベア5a、5bにより終端(図5における右端)まで搬送される。
【0054】
終端に達した容器Aは、2段目のチェーンコンベア5a、5bの始端(同図における右端)に落下し、そこから最上段のチェーンコンベア5a、5bにおける戻り側のチェーンと2段目のチェーンコンベア5a、5bにおける送り側のチェーンとで上下面が挟持されながら、当該2段目のチェーンコンベア5a、5bの終端まで搬送される。
【0055】
以下、下段に向かって順次同様な移動が行われ、最下段のチェーンコンベア5a、5bの始端(同図における右端)に落下した容器Aは、送り出し手段7が構成する羽根部材9の羽根9aによって更なる移動が規制される。以下、後続する容器Aも同様の移動が行われ、搬入部1bから搬入された順に並んで収容部1dに収容されることとなる。以上で、収容装置1による収容作業が終了する。
【0056】
そして、送り出し手段7及び8の羽根部材9が回転することにより、搬出部1e、1fに1つづつ送り出された容器A、Bは、下降端で待機していた爪10が垂直ガイド12に沿って上昇することによりそれぞれ当該爪10上に載置される。爪10は、容器A、Bを載置した状態で上昇端に達し、その後垂直ガイド12に沿って移動することにより、溶解装置3の載置部材34及び下側挟持部材32に亘って容器A、Bが載置される。
【0057】
尚、待機していた溶解装置3は、フレームF2が図13の状態とされており、フレームF1の上方が開放した状態とされているので、容器A、Bは載置部材34及び下側挟持部材32上にスムーズに載置される。溶解装置3へ容器A、Bを移載後、爪10は、載置部材34及び下側挟持部材32の下方で待機することとなる。
【0058】
その後、シャフト18が回転してフレームF2が回転し、図13の状態から図14の状態とされるので、容器A、Bの開口部側首部A2及びB2が挟持される。そして、シリンダ17を駆動して板材21を上側挟持部材33及び下側挟持部材32側に移動させることにより、接続手段16を容器A、Bの開口部A1及びB1に接続させるとともに、ピン20を孔22c及び33cに挿通させ、下側挟持部材32と上側挟持部材33とを係止することにより、フレームF1とF2とを連結する。
【0059】
一方、接続手段16が容器A、Bと接続する際、刃具30によって容器A、BのシールAa及びBaが開封され、その後にパッキン31が容器A、Bの開口部A1及びB1と液密に当接される。そして、シャフト18を先の回転と逆方向に4分の1回転させることにより、フレームF1及びF2を一体的に回転させ、保持された容器A、Bの開口部A1、B1を上向きとする。
【0060】
この状態で、図19に示す給水源Wから溶解槽T1内に希釈水を供給するとともに、ポンプPを駆動させて溶解槽T1内の希釈水を給水ラインL1に流す。これにより、注入口16aから容器A、B内に希釈水が注入され、開口部A1及びB1から溢れた溶解液が凹部16c及び挿通孔16dを介して導出口16bに達する。溶解液は、導出口16bを通じて導出ラインL2を流れ、再び溶解槽T1内に供給される。このように、溶解液を溶解槽T1と容器A及びBとの間で循環させ、当該溶解液を所定濃度とする。
【0061】
かかる循環により溶解液が所定濃度となったことを別途の濃度センサ(不図示)等で認識すると、ポンプPが停止され、溶解液の循環動作を停止する。かかる状態でシャフト18を半回転させることによりフレームF1及びF2を回転させ、容器A及びBの開口部A1及びB1が下向きとなるまで当該容器A及びBを反転させる(図20の状態)。その後、コンプレッサCを駆動することにより溶解槽T1、導出ラインL2を通じて容器A、B内にエアを送り込む。
【0062】
かかるエアの送り込みにより、容器A、B内の残留溶解液が給水ラインL1を介して貯留槽T2に導出されるのを早めることができる。即ち、貯留槽T2が容器A、Bより下方に設置されているため、溶解槽T1の空気層を開放すればエアを送り込まなくても容器A、B内の残留溶解液は重力にて貯留槽T2に導出するのであるが、エアを送り込んだ方が、早く且つ確実に残留溶解液を貯留槽T2に導出することができるので好ましいのである。また、エアを別途のラインによって接続手段6の注入口6aから送り込み、導出口16bから残留溶解液を排出するようにしてもよい。
【0063】
容器A、B内における残留溶液のほとんどが貯留槽T2へ導出したことを認識した後、シャフト18を所定角度だけ2、3回程度回転させ、容器A、Bを保持したフレームF1及びF2を揺動させる。このようにフレームF1及びF2を揺動させると、開口部A1及びB1を下に向けたまま容器A、Bを振ることとなり、当該容器A、Bの内壁等に残っている残留溶解液をも底面A4及びB4の一部に収集して排出することができるので、より確実に残留溶解液を排出することができる。
【0064】
次に、シャフト18を回転させてフレームF1及びF2を初期状態に戻した後、溶解装置3下で待機していた爪10を上昇させ、空の容器A、Bを再び載置するとともに、水平ガイド11及び垂直ガイド12に沿って移動させ、空の容器A、Bを減容装置4の載置用長尺部材23a〜23d上に移載する。その後の減容動作については記述の通りである。
【0065】
上記実施形態によれば、収容部1c、1dに複数の容器A、Bを収容し、羽根部材9を回転することにより1つづつ送り出されるので、連続した溶解作業をスムーズに行うことができるとともに、上下複数段に容器A、Bを収容しているので、床面に対する収容装置1の占有面積を小さくすることができ、装置全体の設置スペースを小さくすることができる。
【0066】
また、容器A、Bを収容装置1にて収容するとともに、そのうちの1つを送り出し、容器A、B内のA剤及びB剤を溶解装置3にて溶解する一方、溶解後に空となった容器A、Bを減容処理することができるので、透析液(濃厚液)を作製するのに必要な一連の作業を連続的に自動で行わせしめることができる。
【0067】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば搬送手段としてのチェーンコンベアに代えて、ベルトコンベアを用いるようにしてもよい。かかる場合においても、ベルトの載置面を傾斜させて、容器A又はBの底面A4又はB4をガイド手段13に当接させ、位置決めしつつ移動するよう構成する必要がある。尚、上記実施形態と同様に、ベルトコンベアを上下複数段に配設し、上段の戻り側のベルトと下段の送り側のベルトとで容器A又はBの上下面を挟持しつつ搬出部1e、1f側へ移動させるようにするのが好ましい。
【0068】
容器は、本実施形態の如くA剤及びB剤を内在したものに限定されず、一端に開口部を有したものであれば、他の内容物を内在したものとしてもよい。また、収容装置1、溶解装置3、減容装置4を別個独立の装置とし、移載装置2による移載を行わないものとしてもよい。
【0069】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、容器の開口部側を上に向けた状態としつつ底面側をガイドして前記容器を収容及び移動しているので、収容した容器を順次所定位置まで移動させて搬出するとともに、容器の搬入から搬出にかけて当該容器を位置決めし、自動化を図りやすくすることができる。
【0070】
請求項2の発明によれば、下段の搬送手段で搬送される容器は、その搬送手段とそれよりも上段の搬送手段によって上下面から挟持されるので、先行する容器と後続の容器とに押圧されて飛び上がってしまうのを防止することができ、収容部における容器を整然と収容しつつ移動させることができる。また、搬送手段を上下複数段に配設しているので、収容装置の床面に対する占有面積を小さくすることができる。
【0071】
請求項3の発明によれば、収容部を搬送される容器は、チェーンコンベア又はベルトコンベアのチェーン又はベルトで上下面が挟持され容器の飛び上がりが防止され得るとともに、下面が送り側のチェーン又はベルト、上面が戻り側のチェーン又はベルトによって搬送方向への力が付与される。
【0072】
請求項4の発明によれば、収容された容器は、収容部の終端において搬送手段の載置面に突出した羽根部材の羽根により搬出部への搬出が規制されるとともに、ラチェット機構による係止の解除が行われて羽根部材が回転すると、収容部における最先の容器が搬出部へ送り出される一方、後続の容器は次に突出する羽根によって搬出が規制されるので、容器の搬出部への送り出しを1つづつ行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置を示す正面図
【図2】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置を示す左側面図
【図3】本発明の実施形態に係る収容装置に適用される容器であって、A剤を収容した容器を示す斜視図
【図4】本発明の実施形態に係る収容装置に適用される容器であって、B剤を収容した容器を示す斜視図
【図5】本発明の実施形態に係る収容装置を示す正面図
【図6】本発明の実施形態に係る収容装置における搬送手段及びガイド手段を示す上面図
【図7】本発明の実施形態に係る収容装置における搬送手段及びガイド手段を示す左側面図
【図8】本発明の実施形態に係る収容装置における送り出し手段を示す斜視図
【図9】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置において、移載装置が具備する爪(容器Aを載置した状態)を示す模式図
【図10】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置において、移載装置が具備する爪(容器A及び容器Bを載置した状態)を示す模式図
【図11】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置における溶解装置を示す上面図
【図12】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置における溶解装置の上側挟持部材及び下側挟持部材を示す模式図(図11におけるXII−XII線断面図)
【図13】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置における溶解装置のフレームF2が開いた状態を示す左側面図
【図14】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置における溶解装置のフレームF2が閉じた状態を示す左側面図
【図15】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置における溶解装置のフレームF1とF2とを連結させた状態を示す拡大模式図
【図16】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置における溶解装置の接続手段を示す底面図
【図17】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置における溶解装置の接続手段を示す断面模式図
【図18】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置における溶解装置の接続手段が具備する刃具(開封手段)を示す模式図
【図19】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置の溶解装置における溶解槽及び貯留槽との接続状態(容器の開口部が上向きの場合)を示す模式図
【図20】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置の溶解装置における溶解槽及び貯留槽との接続状態(容器の開口部が下向きの場合)を示す模式図
【図21】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置に配設された減容装置を示す模式図
【図22】本発明の実施形態に係る収容装置が適用される濃厚液作製装置に配設された減容装置を示す左側面図
【符号の説明】
1…収容装置
1a、1b…搬入部
1c、1d…収容部
1e、1f…搬出部
2…移載装置
3…溶解装置
4…減容装置
5a、5b、6a、6b…チェーンコンベア(搬送手段)
7、8…送り出し手段
9…羽根部材
10…爪
11…水平ガイド
12…垂直ガイド
13…ガイド手段
14…ラチェット機構
15…シャフト
16…接続手段
16a…注入口
16b…導出口
17…シリンダ
18…シャフト
19…回転軸
20…ピン
21…板材
22…ステー
23a〜23d…載置用長尺部材
24…ガイド板
25…押し子
26…底面用切断刃
27…側面用切断刃
28…溝
29…仕切板
30…刃具(開封手段)
31…パッキン
32…下側挟持部材
33…上側挟持部材
34…載置部材
A、B…容器
A1、B1…開口部
Aa、Ba…シール
C…コンプレッサ
T1…熔解槽
T2…貯留槽
L1…給水ライン
L2…導出ライン
F1、F2…フレーム
S…ストッパ

Claims (4)

  1. 内容物を内在しつつ一端に開口部を有する容器を横にした状態で搬入する搬入部と、
    該搬入部から搬入された前記容器を複数収容する収容部と、
    該収容部に収容された順に前記容器を搬出する搬出部と、
    前記搬入部と収容部、及び前記搬出部と収容部とに亘って配設され、前記搬入部から搬入した容器を載置しつつ前記搬出部側へ移動する搬送手段と、
    を備えた容器の収容装置であって、
    前記搬送手段における前記容器の載置面を傾斜させて当該容器の開口部側を上に向けるとともに、前記容器の底面をガイドするガイド手段を設け、該ガイド手段は、前記搬送手段と同期して容器の搬送方向と同一方向に移動するよう駆動されるチェーンコンベアから成ることを特徴とする容器の収容装置。
  2. 前記搬送手段を上下複数段に配設して前記収容部を構成するとともに、当該搬送手段上の容器の上側をそれより上段の搬送手段でガイドすることを特徴とする請求項1記載の容器の収容装置。
  3. 前記搬送手段は、チェーンコンベア又はベルトコンベアで構成され、搬送方向へ移動する送り側のチェーン又はベルトで上段における容器を搬送しつつ、戻り側のチェーン又はベルトで下段における容器の上側をガイドしたことを特徴とする請求項2記載の容器の収容装置。
  4. 前記収容部の終端に配設され、放射状に複数枚羽根を有し、これら羽根が交互に前記搬送手段の載置面上に突出すべく回転可能な羽根部材と、
    前記羽根の1つが前記搬送手段の載置面上に突出した状態で係止して当該羽根部材の回転を規制するとともに、容器の搬出部への送り出し時に係止を解除し、当該回転を許容するラチェット機構と、
    を具備した送り出し手段が配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の容器の収容装置。
JP2002038827A 2002-02-15 2002-02-15 容器の収容装置 Expired - Lifetime JP3790171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002038827A JP3790171B2 (ja) 2002-02-15 2002-02-15 容器の収容装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002038827A JP3790171B2 (ja) 2002-02-15 2002-02-15 容器の収容装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003235962A JP2003235962A (ja) 2003-08-26
JP3790171B2 true JP3790171B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=27780040

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002038827A Expired - Lifetime JP3790171B2 (ja) 2002-02-15 2002-02-15 容器の収容装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3790171B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001702A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Nikkiso Co Ltd 容器の収容装置
JP4798648B2 (ja) * 2005-05-31 2011-10-19 日機装株式会社 粉体供給方法及び粉体供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003235962A (ja) 2003-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2584717C2 (ru) Устройство сопряжения между системой пневматической почты и системой подачи контейнеров с биологическим продуктом к автоматизированной лабораторной системе
US8297320B2 (en) Machine for the preparation of pharmaceutical products
TWI525022B (zh) 藥劑送出裝置
JP3816160B2 (ja) 容器搬出装置
WO2004004628A1 (ja) カプセル充填封緘装置
KR20100004526U (ko) 화장료 조성물 충진장치
JP3790171B2 (ja) 容器の収容装置
JP4766898B2 (ja) 薬剤溶解装置
KR20020086686A (ko) 주사약 공급 장치
JP3930336B2 (ja) 溶解装置
JP3908608B2 (ja) 容器の収容装置
JP4129882B2 (ja) 溶解装置
JP2017065883A (ja) 容器供給装置
JP3467598B2 (ja) 容器充填封止装置
JP4121606B2 (ja) 注射剤袋詰め装置
KR100515697B1 (ko) 파우치용기 자동 이송장치
US5379570A (en) Sleeving machine
JP2004082404A (ja) ワーク供給装置
JP4900789B2 (ja) 粉末状内容物の投入装置
KR101020435B1 (ko) 포장팩 개방수단이 구비된 액상물 자동포장기 및 상기 포장팩 개방수단을 이용한 액상물 주입방법
KR200383062Y1 (ko) 단자식 조제용 약 포장기
CN214190331U (zh) 一种循环连续下料的输送线
CA2918862A1 (en) Method for handling medicinal agent container
KR101950892B1 (ko) 밀폐용기 뚜껑의 자동결합장치 및 자동조립방법
JP2002087403A (ja) 包装容器の自動密封方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3790171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150407

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term