JP3789752B2 - 無段階調節の接触式トースター - Google Patents
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- Food Science & Technology (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、食品調理装置に関し、特に、ベーグルやパンやマフィン等の食品をこんがり焼くトースターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の接触式トースターは、各々が加熱された熱板に沿って食品を受け入れて運ぶようになっている一つ以上のこんがり焼く小室を特徴としている。例えば、米国特許第4,530,276号では、トースターは、熱板に対して隔設された状態で回転する無端ベルトを採用している。食品は、ベルトと熱板との間の空間に挿入され、熱板面に沿って押圧適合された関係で運ばれる。押圧適合状態を達成するために、案内板がベルトの背後に配置されている。異なった幅の食品に対処するために、調節可能な当止部材が一般に使用されており、案内板の位置を調節し、それでベルトと熱板との間の距離を調節する。調節可能な当止部材は、4つの別個のベルトから熱板までの距離又は食品の幅に対応した4つの別個の位置(図6に示されているように)に回転可能となっているロッド上に搭載されたフレームとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
幾つかの用途に適してはいるが、米国特許第4,530,276号に開示された4つの別個の位置の調節器の使用は、当止部材によって許容された4つの別個の位置調節の内の少なくとも一つと矛盾無く合った幅を有した食品に制限されている。これについての問題は、それが、接触式トースターが使用できる食品を実質的に制約している点である。
【0004】
本願発明者は、無段階調節ができるようにし、それによって、例えば異なった製造業者によって造られたパン等、事実上道理に合ったいかなる幅を有した各種の食品に対しても接触式トースターが使用されるようにした新規なベルト熱板調節機構を開発した。
【0005】
本願発明は、最小と最大のトースターベルトから熱板までの距離の間で無段階制御を行う新規で改良されたトースターを提供するものである。
本願発明を具体化したトースターは、更に、熱板を向いたベルト領域に渡って選択距離をほぼ均等に維持するようになっている。
【0006】
【問題点を解決する手段】
本願発明を具体化するトースターは、ハウジングと、該ハウジングに形成された食品の入口及び出口と、上記ハウジング内に形成され、且つ上記食品の入口と出口との間に配設された少なくとも一つのこんがり焼く小室と、該小室内で食品をこんがり焼くように熱板面を有して上記ハウジング内に取り付けられた熱板と、可撓な無端ベルトと、該ベルトと上記熱板との間のこんがり焼く経路に沿って食品を通過させるために上記ベルトを回転させる手段とを有し、上記熱板に沿って上記小室を通して上記食品を搬送する手段と、を具えた接触式トースターにおいて、異なった大きさの食品を製造するのに用いるために、予め決められた最小値および最大値を有する一つ又はそれ以上のカムを備えた軸を設け、また、前記ベルトと少なくとも一つのカムとの間に案内体を設け、前記軸をノブにより手動回転することによって、ノブ→ 軸→ カム→ 案内体→ 無端ベルト と順に作動させて、前記ベルトと熱板との間の距離を無段階に調整するものである。
【0007】
案内体は、前記ベルトと少なくとも一つのカムとの間に位置し、カムのカム面を最小と最大の限界値との間の任意の位置に前記ベルトの少なくとも一部を位置させる可変距離構造の軸を有している。
【0008】
可変距離構造のための軸は、さらに、選択的にカムを回転してこんがり焼く経路に沿ってほぼ一様にベルトから熱板までの距離を維持するように案内体の付加領域に渡って広く力を分配するための少なくとも一つの力分配軸を具えた力分配器を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面において、同じ参照文字は、構造が同じな要素を示している。
本願発明を具体化したトースター装置が、図1−3に示されている。本トースター装置は、ハウジング10を、正面パネル11と背面パネル12と側面パネル13、14とから形成している。加熱される熱板19は、ハウジング10内に(明瞭化の目的のために図示していない手段によって)搭載されており、2つの別個のほぼ同一なこんがり焼く小室を形成している。2つのこんがり焼く小室はほぼ同一であるために、ただ一方の小室20のみを詳細に説明することにし、小室30は一組の鏡面対称状の部品を有していると理解される。
【0010】
熱板19は、図3で抵抗器18として図示されている加熱エレメントに電力供給するために標準的なAC電力供給部に(明瞭化目的のために図示されていない手段によって)接続されるようになっている。
【0011】
こんがり焼く小室20は、案内体21と、食品入口23を形成するように熱板19と共に所定位置に配置された無端可撓ベルト22と、食品出口24と、入口と出口の間に延び且つ可撓ベルト22と熱板19との間に延びたこんがり焼く経路25とを有している。可撓ベルト22は、駆動歯車26Aと遊び歯車26Bとに渡って所定個所に搭載されている。可撓ベルト22は、駆動歯車26Aの駆動軸27に結合されたモータ(明瞭化目的のために図示されて無い)によって回動可能となっている。可撓ベルト22は、更に、ベルトの張りを制御するために(明瞭化目的のために図示していない手段によって)図3において矢印28によって図示された可撓力を受けるようになっている。
【0012】
焼く幅寸法が変わった食品に対処するために、無段階コントローラー(こんがり焼く経路幅調節装置)40が、ベルトと熱板との間の距離を最小限界値と最大限界値との間のいずれかの値に設定するために、選択的にベルト22を変位させるように設けられている。こんがり焼く経路の幅調節装置は、図1−3に示された実施例では、各々が案内体21の異なった領域と接触している複数の可変距離エレメント41A、41B、41C、41Dを軸42上に搭載している。
【0013】
各可変距離エレメントは、最小限界値と最大限界値との間のいずれかの位置を取ることができる。このために、各可変距離エレメント41A−41Dは、最小限界値と最大限界値との間のいずれかの半径方向距離を取ることができるカム周面を有するように図示されている。可変距離エレメント41Aのこれら最小限界値と最大限界値とは、図7と8に各々示されている。図7では、可変距離エレメント41Aは、半径値R1によって図示されている最小限界値に位置決めされている。図8では、可変距離エレメント41Aは、半径値R2によって図示されている最大限界値に位置決めされている。軸42は、カムエレメント41A−41DをR1とR2の間のいずれかの半径距離値に位置決めするために調節装置ノブ43(図1)によって手動回転できるようになっている。
【0014】
ベルトから熱板までの距離(こんがり焼く経路幅)を変化させるために、ノブ43が、各々最大と最小の距離値(限界値)の中間となっているいずれかのベルトから熱板までの距離値に相当した最小と最大の値の中間となっているいずれかの値にカムエレメントを設定するために手動回転される。
【0015】
ベルト22に分与される可撓力は、案内体21の別々の隔設された領域と接触しているように軸42に沿ってカムエレメント41A、41B、41C、41Dの間隔をあけることによって案内体とベルトとに渡って水平に分配される。
【0016】
案内体に与えられる力を更に分配するために、可変距離構造は、軸42に連動する軸45A、45Bを配置した力分配器44を有しており、軸42が新しい位置に回動されるに従って、軸42と案内体21との間の距離変化が軸45A、45Bに与えられる。軸45Aは、力を垂直方向下方側に分配するために案内体21の右側に位置決めされている。このために、軸45Aは、ハウジングに取り付けられている上部と下部の搭載部47A、48Aの間で回転可能に搭載されている。軸45Aは、案内体21に箇所49A、50Aで取り付けられた湾曲部46Aを有している。同様に、軸45Bは、力を垂直方向下方側に分配するために案内体21の左側に位置決めされている。このために、軸45Bは、ハウジングに取り付けられた上部と下部の搭載部47B、48Bの間で回転可能に搭載されている。軸45Bは、案内体21に箇所49B、50Bで取り付けられた湾曲部46Bを有している。この構成は、取り付けエレメント49A、49B、50A、50Bによって限定された案内体の4つの付加的な隔設領域に可撓力を分配する働きをする。
【0017】
図1−3には、可変距離構造が、最大のベルトから熱板までの距離に相当したその最小限界値(図7での半径値R1)の位置で示されている。図4は、中間限界値における可変距離構造を示している。さて軸42は、半径値における変化に相当した距離だけ案内体から変位される。これによって、力分配軸45Aに同様な変位を起こすと共に、湾曲部46Aに回転変位を起こす。
以上の結果、次の順番によって、ノブ43の回転が無端ベルト22を動かすことになる。
ノブ43→軸42→カム41A→案内体21→無端ベルト22
案内体21の箇所49A、50Aには、軸45Aの湾曲部46Aが取付けられているので、案内体21の上部がカム41Aによって動かされると、下部も一体に動き、熱板19に対して上下同じ間隔で接離し、これにより無端ベルト22も熱板19に上下同じ間隔で接離する。
【0018】
さて、図5を参照すると、可変距離構造の別の実施例が示されており、それは図1−3のエレメント41A、41B、41C又は41Dよりも大きな幅の複数の可変距離エレメント61A、61Bを採用しており、それで案内体21との接触により大きな周面を取るようにしている。図6は、可変距離エレメント71が更により大きな幅を有している更に別の実施例を示している。図5と6の可変距離エレメントの側面図又はプロフィル図は、図3と4における可変距離エレメント41Aのプロフィル図とほぼ同じである。図5と6の実施例は、好ましくは、図1−3の力分配器44を採用していて、明瞭化の理由で図5と6には示されて無い。
【0019】
この発明は、異なる食品製造器に対処するためにベルトと熱板との間の距離を可変とし、しかもこの可変の手段として一つ又はそれ以上のカムを設け、このカムによって最小、最大値としたので、可変とする機構が簡易、かつ、小型化できて他の部材の邪魔になる恐れがないとともに、安価に製造することができ、トースター全体のコストを低下させることができる。また、本願発明の精神から逸脱しない限り、図示の実施例に対して改造が行われるものであり、従って、好適な実施例は、ただ図示のためだけであって、本願発明の技術的範囲を限定するように意図されたものでは無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハウジングを部分的に除去した状態で本願発明を具体化したトースターの立面図である。
【図2】 図1において線2−2に沿って採取されたトースターの頂面図である。
【図3】 図1において線2−2に沿って採取されたトースターの側面図である。
【図4】 可変距離構造の最小と最大の限界値の中間の位置で示された本可変距離構造の部分側面立面図である。
【図5】 本願発明に係る可変距離構造の別の実施例の平面図である。
【図6】 本願発明に係る可変距離構造の更に別の実施例の平面図である。
【図7】 可変距離エレメントの最小半径距離限界値に位置決めされた状態で図1、3、4の可変距離エレメントを示した立面図である。
【図8】 可変距離エレメントの最大半径距離限界値に位置決めされた状態で図1、3、4の可変距離エレメントを示した立面図である。
【符号の説明】
10……ハウジング
11……正面パネル
12……背面パネル
13、14……側面パネル
18……抵抗器
19……熱板
20、30……小室
21……案内体
22……可撓ベルト
23……食品入口
24……食品出口
25……経路
26A……駆動歯車
26B……遊び歯車
27……駆動軸
28……矢印
40……無段階コントローラー
41A、41B、41C、41D、61A、61B、71A……可変距離エレメント
43……ノブ
44……力分配器
42、45A、45B……軸
46A、46B……湾曲部
47A、47B、48A、48B……搭載部
49A、49B、50A、50B……取り付けエレメント
R1、R2……半径値
【発明の属する技術分野】
この発明は、食品調理装置に関し、特に、ベーグルやパンやマフィン等の食品をこんがり焼くトースターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の接触式トースターは、各々が加熱された熱板に沿って食品を受け入れて運ぶようになっている一つ以上のこんがり焼く小室を特徴としている。例えば、米国特許第4,530,276号では、トースターは、熱板に対して隔設された状態で回転する無端ベルトを採用している。食品は、ベルトと熱板との間の空間に挿入され、熱板面に沿って押圧適合された関係で運ばれる。押圧適合状態を達成するために、案内板がベルトの背後に配置されている。異なった幅の食品に対処するために、調節可能な当止部材が一般に使用されており、案内板の位置を調節し、それでベルトと熱板との間の距離を調節する。調節可能な当止部材は、4つの別個のベルトから熱板までの距離又は食品の幅に対応した4つの別個の位置(図6に示されているように)に回転可能となっているロッド上に搭載されたフレームとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
幾つかの用途に適してはいるが、米国特許第4,530,276号に開示された4つの別個の位置の調節器の使用は、当止部材によって許容された4つの別個の位置調節の内の少なくとも一つと矛盾無く合った幅を有した食品に制限されている。これについての問題は、それが、接触式トースターが使用できる食品を実質的に制約している点である。
【0004】
本願発明者は、無段階調節ができるようにし、それによって、例えば異なった製造業者によって造られたパン等、事実上道理に合ったいかなる幅を有した各種の食品に対しても接触式トースターが使用されるようにした新規なベルト熱板調節機構を開発した。
【0005】
本願発明は、最小と最大のトースターベルトから熱板までの距離の間で無段階制御を行う新規で改良されたトースターを提供するものである。
本願発明を具体化したトースターは、更に、熱板を向いたベルト領域に渡って選択距離をほぼ均等に維持するようになっている。
【0006】
【問題点を解決する手段】
本願発明を具体化するトースターは、ハウジングと、該ハウジングに形成された食品の入口及び出口と、上記ハウジング内に形成され、且つ上記食品の入口と出口との間に配設された少なくとも一つのこんがり焼く小室と、該小室内で食品をこんがり焼くように熱板面を有して上記ハウジング内に取り付けられた熱板と、可撓な無端ベルトと、該ベルトと上記熱板との間のこんがり焼く経路に沿って食品を通過させるために上記ベルトを回転させる手段とを有し、上記熱板に沿って上記小室を通して上記食品を搬送する手段と、を具えた接触式トースターにおいて、異なった大きさの食品を製造するのに用いるために、予め決められた最小値および最大値を有する一つ又はそれ以上のカムを備えた軸を設け、また、前記ベルトと少なくとも一つのカムとの間に案内体を設け、前記軸をノブにより手動回転することによって、ノブ→ 軸→ カム→ 案内体→ 無端ベルト と順に作動させて、前記ベルトと熱板との間の距離を無段階に調整するものである。
【0007】
案内体は、前記ベルトと少なくとも一つのカムとの間に位置し、カムのカム面を最小と最大の限界値との間の任意の位置に前記ベルトの少なくとも一部を位置させる可変距離構造の軸を有している。
【0008】
可変距離構造のための軸は、さらに、選択的にカムを回転してこんがり焼く経路に沿ってほぼ一様にベルトから熱板までの距離を維持するように案内体の付加領域に渡って広く力を分配するための少なくとも一つの力分配軸を具えた力分配器を有している。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面において、同じ参照文字は、構造が同じな要素を示している。
本願発明を具体化したトースター装置が、図1−3に示されている。本トースター装置は、ハウジング10を、正面パネル11と背面パネル12と側面パネル13、14とから形成している。加熱される熱板19は、ハウジング10内に(明瞭化の目的のために図示していない手段によって)搭載されており、2つの別個のほぼ同一なこんがり焼く小室を形成している。2つのこんがり焼く小室はほぼ同一であるために、ただ一方の小室20のみを詳細に説明することにし、小室30は一組の鏡面対称状の部品を有していると理解される。
【0010】
熱板19は、図3で抵抗器18として図示されている加熱エレメントに電力供給するために標準的なAC電力供給部に(明瞭化目的のために図示されていない手段によって)接続されるようになっている。
【0011】
こんがり焼く小室20は、案内体21と、食品入口23を形成するように熱板19と共に所定位置に配置された無端可撓ベルト22と、食品出口24と、入口と出口の間に延び且つ可撓ベルト22と熱板19との間に延びたこんがり焼く経路25とを有している。可撓ベルト22は、駆動歯車26Aと遊び歯車26Bとに渡って所定個所に搭載されている。可撓ベルト22は、駆動歯車26Aの駆動軸27に結合されたモータ(明瞭化目的のために図示されて無い)によって回動可能となっている。可撓ベルト22は、更に、ベルトの張りを制御するために(明瞭化目的のために図示していない手段によって)図3において矢印28によって図示された可撓力を受けるようになっている。
【0012】
焼く幅寸法が変わった食品に対処するために、無段階コントローラー(こんがり焼く経路幅調節装置)40が、ベルトと熱板との間の距離を最小限界値と最大限界値との間のいずれかの値に設定するために、選択的にベルト22を変位させるように設けられている。こんがり焼く経路の幅調節装置は、図1−3に示された実施例では、各々が案内体21の異なった領域と接触している複数の可変距離エレメント41A、41B、41C、41Dを軸42上に搭載している。
【0013】
各可変距離エレメントは、最小限界値と最大限界値との間のいずれかの位置を取ることができる。このために、各可変距離エレメント41A−41Dは、最小限界値と最大限界値との間のいずれかの半径方向距離を取ることができるカム周面を有するように図示されている。可変距離エレメント41Aのこれら最小限界値と最大限界値とは、図7と8に各々示されている。図7では、可変距離エレメント41Aは、半径値R1によって図示されている最小限界値に位置決めされている。図8では、可変距離エレメント41Aは、半径値R2によって図示されている最大限界値に位置決めされている。軸42は、カムエレメント41A−41DをR1とR2の間のいずれかの半径距離値に位置決めするために調節装置ノブ43(図1)によって手動回転できるようになっている。
【0014】
ベルトから熱板までの距離(こんがり焼く経路幅)を変化させるために、ノブ43が、各々最大と最小の距離値(限界値)の中間となっているいずれかのベルトから熱板までの距離値に相当した最小と最大の値の中間となっているいずれかの値にカムエレメントを設定するために手動回転される。
【0015】
ベルト22に分与される可撓力は、案内体21の別々の隔設された領域と接触しているように軸42に沿ってカムエレメント41A、41B、41C、41Dの間隔をあけることによって案内体とベルトとに渡って水平に分配される。
【0016】
案内体に与えられる力を更に分配するために、可変距離構造は、軸42に連動する軸45A、45Bを配置した力分配器44を有しており、軸42が新しい位置に回動されるに従って、軸42と案内体21との間の距離変化が軸45A、45Bに与えられる。軸45Aは、力を垂直方向下方側に分配するために案内体21の右側に位置決めされている。このために、軸45Aは、ハウジングに取り付けられている上部と下部の搭載部47A、48Aの間で回転可能に搭載されている。軸45Aは、案内体21に箇所49A、50Aで取り付けられた湾曲部46Aを有している。同様に、軸45Bは、力を垂直方向下方側に分配するために案内体21の左側に位置決めされている。このために、軸45Bは、ハウジングに取り付けられた上部と下部の搭載部47B、48Bの間で回転可能に搭載されている。軸45Bは、案内体21に箇所49B、50Bで取り付けられた湾曲部46Bを有している。この構成は、取り付けエレメント49A、49B、50A、50Bによって限定された案内体の4つの付加的な隔設領域に可撓力を分配する働きをする。
【0017】
図1−3には、可変距離構造が、最大のベルトから熱板までの距離に相当したその最小限界値(図7での半径値R1)の位置で示されている。図4は、中間限界値における可変距離構造を示している。さて軸42は、半径値における変化に相当した距離だけ案内体から変位される。これによって、力分配軸45Aに同様な変位を起こすと共に、湾曲部46Aに回転変位を起こす。
以上の結果、次の順番によって、ノブ43の回転が無端ベルト22を動かすことになる。
ノブ43→軸42→カム41A→案内体21→無端ベルト22
案内体21の箇所49A、50Aには、軸45Aの湾曲部46Aが取付けられているので、案内体21の上部がカム41Aによって動かされると、下部も一体に動き、熱板19に対して上下同じ間隔で接離し、これにより無端ベルト22も熱板19に上下同じ間隔で接離する。
【0018】
さて、図5を参照すると、可変距離構造の別の実施例が示されており、それは図1−3のエレメント41A、41B、41C又は41Dよりも大きな幅の複数の可変距離エレメント61A、61Bを採用しており、それで案内体21との接触により大きな周面を取るようにしている。図6は、可変距離エレメント71が更により大きな幅を有している更に別の実施例を示している。図5と6の可変距離エレメントの側面図又はプロフィル図は、図3と4における可変距離エレメント41Aのプロフィル図とほぼ同じである。図5と6の実施例は、好ましくは、図1−3の力分配器44を採用していて、明瞭化の理由で図5と6には示されて無い。
【0019】
この発明は、異なる食品製造器に対処するためにベルトと熱板との間の距離を可変とし、しかもこの可変の手段として一つ又はそれ以上のカムを設け、このカムによって最小、最大値としたので、可変とする機構が簡易、かつ、小型化できて他の部材の邪魔になる恐れがないとともに、安価に製造することができ、トースター全体のコストを低下させることができる。また、本願発明の精神から逸脱しない限り、図示の実施例に対して改造が行われるものであり、従って、好適な実施例は、ただ図示のためだけであって、本願発明の技術的範囲を限定するように意図されたものでは無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハウジングを部分的に除去した状態で本願発明を具体化したトースターの立面図である。
【図2】 図1において線2−2に沿って採取されたトースターの頂面図である。
【図3】 図1において線2−2に沿って採取されたトースターの側面図である。
【図4】 可変距離構造の最小と最大の限界値の中間の位置で示された本可変距離構造の部分側面立面図である。
【図5】 本願発明に係る可変距離構造の別の実施例の平面図である。
【図6】 本願発明に係る可変距離構造の更に別の実施例の平面図である。
【図7】 可変距離エレメントの最小半径距離限界値に位置決めされた状態で図1、3、4の可変距離エレメントを示した立面図である。
【図8】 可変距離エレメントの最大半径距離限界値に位置決めされた状態で図1、3、4の可変距離エレメントを示した立面図である。
【符号の説明】
10……ハウジング
11……正面パネル
12……背面パネル
13、14……側面パネル
18……抵抗器
19……熱板
20、30……小室
21……案内体
22……可撓ベルト
23……食品入口
24……食品出口
25……経路
26A……駆動歯車
26B……遊び歯車
27……駆動軸
28……矢印
40……無段階コントローラー
41A、41B、41C、41D、61A、61B、71A……可変距離エレメント
43……ノブ
44……力分配器
42、45A、45B……軸
46A、46B……湾曲部
47A、47B、48A、48B……搭載部
49A、49B、50A、50B……取り付けエレメント
R1、R2……半径値
Claims (7)
- ハウジング(10)と、該ハウジング(10)に形成された食品の入口(23)及び出口(24)と;
上記ハウジング(10)内に形成され、且つ上記食品の入口(23)と出口(24)との間に配設された少なくとも一つのこんがり焼く小室(20、30)と;
該小室内で食品をこんがり焼くように熱板面を有して上記ハウジング(10)内に取り付けられた熱板(19)と;
可撓な無端ベルト(22)と、該ベルト(22)と上記熱板(19)との間のこんがり焼く経路(25)に沿って食品を通過させるために上記ベルトを回転させる手段(27、26A)とを有し、上記熱板に沿って上記小室を通して上記食品を搬送する手段;
とを具えた接触式トースターにおいて、
異なった大きさの食品を製造するのに用いるために、予め決められた最小値および最大値(R1、R2)を有する一つ又はそれ以上のカム(41A〜41D)を備えた軸(42)を設け、また、前記ベルト(22)と少なくとも一つのカム(41A)との間に案内体(21)を設け、前記軸(42)をノブ(43)により手動回転することによって
ノブ(43)→ 軸(42)→ カム(41A)→ 案内体(21)→ 無端ベルト(22) と順に作動させて、
前記ベルト(22)と熱板(19)との間の距離を無段階に調整することを特徴とする食品をこんがり焼くトースター。 - 前記少なくとも一つのカム(41A)は前記案内体(21)の一つの領域と接触している請求項1記載のトースター。
- 前記カム(41A〜41D)は、それぞれ前記案内体(21)の複数の領域のうちの任意の領域と接触している請求項2記載のトースター。
- 前記各カム(41A〜41D)は、最小と最大のベルト(22)から熱板(19)までの距離の限界値に対応した最小と最大のカム限界値(R1、R2)との間で選択的に設定可能なカム面を有し、上記カム面の点は、上記カムに対応した上記案内体(21)の領域に接触している請求項3記載のトースター。
- 可変距離構造のための軸(42)は、選択的にカムを回転可能であり、カム面を最小と最大のカム限界値(R1、R2)に移動し、軸(42)に沿った力を上記領域中に分配する請求項4記載のトースター。
- 上記ベルト(22)から熱板(19)までの距離を上記のこんがり焼く経路(25)に沿ってほぼ一様に維持するために上記軸(42)から上記案内体(21)の付加領域に力を分配する力分配器(44)を有している請求項5記載のトースター。
- 上記力分配器(44)は、上記付加領域に係合する部分を有した少なくとも一つの力分配軸(45A、45B)を有している請求項6記載のトースター。
Applications Claiming Priority (3)
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