JP3788658B2 - 熱可塑性樹脂フィルムの製造システム - Google Patents

熱可塑性樹脂フィルムの製造システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、横方向、又は横方向及び縦方向の2軸に延伸された熱可塑性樹脂フィルムの製造に使用して好適な熱可塑性樹脂フィルムの製造システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、特開昭53−118474号公報等に記載されているように、サーキュラーダイを使用して熱可塑性樹脂のチューブラーフィルムを成形し、先ず縦軸に延伸し、次いで、チューブラーフィルム内に空気を封入してバブルとして横軸に延伸する所謂チューブラー方法が知られている。
【0003】
このようなチューブラー方法による熱可塑性樹脂フィルムの製造においては、所謂テンター方法、即ち、Tダイを使用してフラットフィルムを成形し、このフラットフィルムを一旦ロールによって縦方向に延伸し、次いでテンターにより横方向に延伸する方法、即ち縦方向及び横方向の2軸に延伸するテンター方法と比較して、テンター方法のように、高価なテンターを使用したり、フィルムの両側の耳部をトリミングする際にスクラップが大量に発生するためコスト高となるといった欠点はなく、比較的安価に熱可塑性樹脂フィルムを製造できる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のチューブラー方法による熱可塑性樹脂フィルムの製造においては、テンター方法に比較して、製造されるフィルムの厚み精度が低い欠点があった。
このようなチューブラー方法による熱可塑性樹脂フィルムの製造における欠点は、バブル内の空気容積を一定に保持できないことが主な原因の一つと考えられている。
【0005】
即ち、バブル内に封入される空気はその圧力が外気圧より高く保持され、これによりバブルは外方に向かって膨張される。バブル内に一定量(重量)の空気を取り込んで所定の径に到る迄バブルを膨張させて成形を開始した後、バブル内に封入された空気はその周囲を外気より高い温度に保たれたバブルによって取り囲まれている為、時間の経過と共に昇温する傾向が見られる。バブル内に封入された空気は、その上部と下部では加熱の度合いが異なるので、バブル内で対流を起こしてその上部は下部より高温となる。
【0006】
いずれにしてもバブルの平均温度の上昇によりバブル内の空気は膨張し、バブル内の空気の容積は増大し、バブルは拡大される傾向が見られる。
その後、バブル内の空気の温度が均衡状態に達して、その容積がほぼ一定になると、バブルの径は一応安定化する。
尚、バブル外の外気温度が例えば昼と夜で極端に異なる場合には、この影響によってバブル内に閉じ込められた空気の容積が異なって来る要因となる。
【0007】
又、バブルを構成するフィルムは一般に僅かであっても透気性を有するので透気によってバブル内の空気は経時と共にバブル外に漏洩し、バブル内の空気量(重量)は次第に減少するのが不可避である。バブル内の空気量(重量)が減少すれば、バブル内の空気の容積も減少すると共にバブルの口径も減少し、フィルムの平均厚さや延伸倍率が変動し、結果として製造されるフィルムの平均厚さや延伸倍率の諸物性等が経時的に変化し、品質安定化の見地から好ましくない。
【0008】
本発明は、上記の従来のチューブラー方法による熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおける問題点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、従来の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおける問題点を解決し、厚み精度が高く、且つ品質の安定したフィルムを製造できる熱可塑性樹脂フィルムの製造システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムは、筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減することによりバブルのフロストラインからガイドに到る部分の口径を一定にする熱可塑性樹脂フィルムの製造システムであって、バブルのフロストラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィードバック制御することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させることを特徴とするものである。
【0010】
又、請求項2記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムは、筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を縮小することによりバブルのフロストラインから案内板に到る部分の口径を一定にする熱可塑性樹脂フィルムの製造システムであって、バブルのフロストラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減させることを特徴とするものである。
【0011】
又、請求項3記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムは、筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減することによりバブルのフロストラインからガイドに到る部分の口径を一定にする熱可塑性樹脂フィルムの製造システムであって、バブルをピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させることを特徴とするものである。
【0012】
又、請求項4記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムは、筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を縮小することによりバブルのフロストラインから案内板に到る部分の口径を一定にする熱可塑性樹脂フィルムの製造システムであって、バブルをピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減させることを特徴とするものである。
【0013】
本発明において、熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリブチレン、等のオレフィン単独重合体、エチレン−ブロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体等のオレフィンとこれと共重合可能な単量体との共重合体、或いはこれら重合体及び共重合体の混合物からなるポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル樹脂、ナイロン等、又表面層と芯層では融点の異なる多層化された熱可塑性樹脂、或いは芯層としてガスバリヤ性を有する熱可塑性樹脂を使用し、ポリオレフィン等表面層との間に接着力を有する層を介在する多層化された熱可塑性樹脂等が使用できる。
【0014】
本発明において、熱可塑性樹脂には、無機充填剤、更に必要に応じて安定剤等の他の添加剤が混合されていてもよい。無機充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム、水酸化カルシウム等が使用でき、無機充填剤の熱可塑性樹脂に対する添加量は1〜85重量%程度であり、添加量が少ないときは、機械的強度に優れ、且つ厚さの均一な薄膜が得られ、添加量が多いときは、厚さが均一で且つ多孔性薄膜が得られる。
【0015】
【作用】
請求項1記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいては、バブルのフロストラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィードバック制御することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減するものである。
【0016】
従って、経時によりバブル内の空気容積が増加してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインから隔離させる方向に移動させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加するものである。
又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインから接近させる方向に移動させることによりバブルのフロストラインからガイドに到る距離を減少するものである。
このようにしてバブルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブルの口径を不変とすることが可能であり、これによってバブルのフロストラインからガイドに到る部分の平均厚さを一定にすることができる。
【0017】
又、請求項2記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいては、バブルのフロストラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減するものである。
【0018】
従って、経時によりバブル内の空気容積が増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加させるものである。
又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を減少させることによりバブルのフロストラインからガイドに到る距離を減少させるものである。
このようにして、バブルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブルの口径は不変とすることが可能であり、これによってバブルのフロストラインからガイドに到る部分の平均厚さを一定にすることができる。
【0019】
又、請求項3記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいては、バブルをピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減するものである。
【0020】
従って、経時によりバブル内の空気容積が増加してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインから隔離させる方向に移動させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加するものである。
又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近させる方向に移動させることによりバブルのフロストラインからガイドに到る距離を減少するものである。
このようにして、バブルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブルの口径を不変とすることが可能であり、これによってバブルのフロストラインからガイドに到る部分の平均厚さを一定にすることができる。
【0021】
又、請求項4記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいては、バブルをピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減するものである。
【0022】
従って、経時によりバブル内の空気容積が増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加するものである。
又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を減少させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を減少するものである。
このようにして、バブルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブルの口径は不変とすることが可能であり、バブルのフロストラインからガイドに到る部分の平均厚さを一定にすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図により説明する。
図1は本発明の熱可塑性樹脂薄膜の製造システムの一態様を示す説明図である。
図1において、1はターンロールであり、図示しない押出機から押し出された筒状フィルムFが平に折り畳まれた状態(レイフラット)でターンロールに至り、その方向を下方に変更されるようになっている。2はターンロール1の下方に設けられた上部ピンチロール、3は上部ピンチロール2の下方に設けられたガイドロール、4はガイドロール3の下方に設けられた延伸前加熱装置であり、延伸前加熱装置4には延伸前加熱室カバー41が設けられ、延伸前加熱室カバー41内の予備加熱室42には遠赤外線加熱ヒーター43及びガイドロール44が設けられている。
【0024】
予備加熱室42の側方には熱風発生器45が設けられ、熱風発生器45にはヒーター451及びブロアー452が設けられ、熱風発生器45と予備加熱室42とは循環管路453により連結されている。
【0025】
熱風発生器45内のヒーター451により加熱された空気がブロアー452により循環管路453を経由して矢印で示すように予備加熱室42と熱風発生器45とを循環し、予備加熱室42内の温度が調節されるようになっている。
【0026】
5は延伸前加熱装置4の下方に設けられた延伸部加熱装置であり、延伸部加熱装置5には延伸部加熱室カバー51が設けられ、延伸部加熱室カバー51内の延伸部加熱室52内には熱風エアリング53が設けられ、熱風エアリング53内には図示しない熱風発生器から熱風が送られ、熱風エアリング53の先端から熱風が噴出されるようになっている。54は延伸部加熱室52内に設けられた遠赤外線加熱ヒーターである。
【0027】
6は延伸部加熱装置5の下方に設けられた冷風エアリングであり、冷風エアリング6内には図示しない冷風発生器から冷風が送られ、冷風エアリング6の先端から冷風が噴出されるようになっている。
【0028】
7は冷風エアリング6の下方に設けられた案内板装置であり、案内板装置7にはバブルF2を下部ピンチロール81、81に導くガイドとなる2枚の案内板71、71が設けられ、2枚の案内板71、71には複数個の押えロール72が回転可能に設けられている。2枚の案内板71、71には雌ねじブロック73が設けられ、雌ねじブロック73には駆動軸74の雄ねじ741、741が螺合されている。
【0029】
駆動軸74の雄ねじ741、741は相互に逆方向の螺旋とされている。駆動軸74の一端にはユニバーサルジョイント75の一端とジョイント締結用ナット751により連結され、ユニバーサルジョイント75の他端は減速モーター76の駆動軸761と接続されている。
【0030】
駆動軸74の他端にはスプロケットホイール77が取付けられ、スプロケットホイール77に掛けられたチェインにより図示しない後方に設けられた他の駆動軸を駆動回転できるようになっている。
【0031】
駆動軸74の中央部には中心位置保持用突起742が設けられ、中心位置保持用突起742の両側にスライド支持板743の一端が軸受けされ、スライド支持板743の他端は支持板案内ガイド744内を昇降できるように支持されている。減速モーター76の駆動回転により2枚の案内板71、71間の傾斜角度θが増減できるようになっている。
【0032】
8は案内板装置7の下方に設けられたテークアップユニットであり、テークアップユニット8には一対の下部ピンチロール81、81が支持され、ハンドル82を回転することにより下部ピンチロール81、81間の間隔を調整できるようになっている。
【0033】
テークアップユニット8はベースフレーム83上に載置されている。ベースフレーム83には雌ねじブロック831が設けられ、雌ねじブロック831にはねじ棒85の下端部付近の雄ねじがねじ込まれ、ねじ棒85の上端部は支持板86に取付けられ、支持板86はピンチロール支持用フレーム87に取付けられている。
【0034】
ねじ棒85の下端部にはスプロケットホイール851及び傘歯車852が設けられ、傘歯車852は昇降用減速モーター853の駆動軸に設けられた傘歯車854と噛み合っている。スプロケットホイール851同士はチェーン855により連結されている。昇降用減速モーター853の回転駆動によりねじ棒85が回転し、ベースフレーム83が昇降できるようになっている。
9はテークアップユニット8の側方に設けられたターンロールである。
【0035】
図2はバブルF2のバブル径検出装置の一例を示す説明図である。図2に示すバブル径検出装置10は一対の支持棒101、101の先端に二股状にバブル押えロール103が回転自由に且つバブルF2に軽く接触するように設けられ、支持棒101に対するバブルの放射方向の位置をバブル押えロール103の回転角度に換算して測定するようになされたものである。各バブル押えロール103がバブルF2の表面に軽く接触し、バブルF2内の空気容積の変化によりバブルF2の外径が変化すると支持棒101に対するバブル押えロール103の角度β並びに二股状のバブル押えロール103、103間の角度αが変化し、これらの角度α、βの変化を角度検出器102が検出することによりバブルF2の外を検出するものである。
【0036】
図3はバブル径検出装置の他の一例を示す説明図である。図3に示すバブル径検出装置11は4本の支持棒111、111・・の先端に角度検出器112が設けられ、角度検出器112からバブル押えロール113が設けられたものである。各バブル押えロール113、113・・がバブルF2の表面に軽く接触し、バブルF2内の空気容積によりバブルF2の外径が変化すると各バブル押えロール113、113・・の角度検出器112に対する角度が変化し、この角度の変化を角度検出器112が検出することによりバブルF2の外径を検出するものである。
【0037】
以上、バブル径検出装置については、押えロールで軽くバブル表面を押える接触式のものについて述べたが、バブルの外側に4個以上の超音波距離測定器を設けて、測定器からバブル表面までの距離を測定し、ひいてはバブル径を算出する等の方法を採用してもよい。
【0038】
図4、5は空気容積を空気圧に代替して測定するバブル径検出装置の更に異なる他の一例を示す説明図である。図4、5に示すバブル径検出装置12は軸方向移動装置121に軸力測定用ロードセル122が連結され、軸力測定用ロードセル122に軸方向移動量測定装置123が連結され、軸方向移動量測定装置123に回転ローラー124が連結されている。回転ローラー124がバブルF2に圧接され、バブルF2内の空気容積によりバブルF2の外径が変化すると回転ローラー124が軸方向移動するので、その軸方向移動量を軸方向移動量測定装置123により測定することによりバブルF2の外径を検出するものである。
【0039】
即ち、回転ローラー124の幅をH1とし、回転ローラー124の移動量を△X1とし、回転ローラー124の直径をD1とし、軸力測定用ロードセル122による軸力をWとするとバブルF2内の空気圧Pは次式により求めることができる。
P=W/H1×2×{△X1×(D1−△X1)}1/2
【0040】
次に、図1に示すフィルムの製造装置により延伸フィルムを製造する態様について説明する。
図示しない押出機から押し出され、筒状になされたフィルムF1をそのまま、もしくは、図示しない延伸ロールにより縦延伸された筒状フィルムFが平に折り畳まれた状態(レイフラット)でターンロール1に至り、その方向を下方に変更され、上部ピンチロール2により挟圧され、筒状フィルムF1は降下し、延伸前加熱装置4により加熱されると共に空気圧により若干膨張される。
【0041】
筒状フィルムF1は延伸部加熱装置5内を通過することにより更に加熱され、膨張されて横延伸されてバブルF2となる。バブルF2はフロストラインFL、即ち、膨張変形終了ラインから案内板71、71により平に折り畳まれる工程の開始ラインSLまではほぼ一定の外径を保持している。
【0042】
バブルF2は冷風エアーリング6から噴出する空気流により空冷固化され、案内板71、71により平に折り畳まれ下部ピンチロール81、81により挟圧されて平フィルム(レイフラットフィルム)F3となり、ターンロール9を経由して製品となる。
【0043】
バブルF2のバブル径を図2〜5に示すバブル径検出装置により検出し、バブルF2内の空気容積が減少もしくは増加するにつれて昇降用減速モーター853を作動することによりベースフレーム83を上昇もしくは下降させ、フロストラインFLと開始ラインSLとの間の高さHを減少もしくは増加し、バブルF2の外径を一定にし、これによってバブルF2の平均厚み及び延伸倍率を一定化する。
【0044】
又、減速モーター76の駆動回転により2枚の案内板71、71間の傾斜角度θを減少もしくは増加させることによりフロストラインFLと開始ラインSLとの間の高さHを減少もしくは増加し、バブルF2の外径を一定にし、これによってバブルF2の平均厚み及び延伸倍率を一定化してもよい。
【0045】
或いは、フロストラインFLと開始ラインSLとの間の高さHを減少もしくは増加させるために、昇降用減速モーター853を作動することによりベースフレーム83を上昇もしくは下降させると共に減速モーター76の駆動回転により2枚の案内板71、71間の傾斜角度θを減少もしくは増加させてもよい。
【0046】
平フィルムF3の折り幅は図6に示す折り幅センサー13により測定できる。即ち、折り幅センサー13を平フィルムF3の両側に配置し、折り幅センサー13の先端部を平フィルムF3の両側縁に接触させることにより平フィルムF3の折り幅Lを検出できる。
【0047】
以上、本発明の実施の形態を図により説明したが、本発明の具体的な形態は図示の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない変形は本発明に含まれる。
【0048】
例えば、図示の実施の形態のように、縦延伸を施したレイフラットフィルムFを本発明システムに導入して縦延伸及び横延伸の2軸延伸を施したフィルムを製造する代わりに、縦延伸を施していないレイフラットフィルムを導入して本発明システムにより横延伸のみを施した横1軸延伸フィルムを製造するようにしてもよい。
【0049】
又、例えば、筒状フィルムF1の入口部に設けられた上部ピンチロール2の駆動スピードと横延伸後折り畳まれた平フィルムF3引取用の下部ピンチロール81の駆動スピードが同じであれば、この区間でのフィルムの縦延伸は行われない。これに対して上部ピンチロール2に対して下部ピンチロール81駆動スピードを大きくした場合には、上記区間でのフィルムの縦延伸が行われるので、このようにして縦横同時延伸フィルムを製造するようにしてもよい。
【0050】
又、例えば、図示の実施の形態のように、フィルムを下降させてバブルとし、案内板に導入する代わりに、フィルムを上昇させてバブルとし、案内板に導入するようにしてもよい。しかしながら、押出機からフィルムを下方に押出し、それを上昇させ、次いで図示の実施の形態のように、フィルムを下降させてバブルとし、案内板に導入するようにした方がフィルムを冷却する位置が加熱する位置よりも下になるので、対流の影響を受け難くすることができ、配置の上で好ましい。
【0051】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいては、バブルのフロストラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィードバック制御することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減するものである。
【0052】
従って、経時によりバブル内の空気容積が増加してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインから隔離させる方向に移動させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加するものである。
又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインから接近させる方向に移動させることによりバブルのフロストラインからガイドに到る距離を減少するものである。
【0053】
このようにしてバブルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブルの口径を不変とすることが可能であり、これによってバブルのフロストラインからガイドに到る部分の平均厚さを一定にすることができる。
【0054】
又、請求項2記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいては、バブルのフロストラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減するものである。
【0055】
従って、経時によりバブル内の空気容積が増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加させるものである。
又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を減少させることによりバブルのフロストラインからガイドに到る距離を減少させるものである。
このようにして、バブルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブルの口径は不変とすることが可能であり、これによってバブルのフロストラインからガイドに到る部分の平均厚さを一定にすることができる。
【0056】
更に、経時によりバブル内の空気容積が減少して最少限度に達したときは、熱可塑性樹脂フィルムの製造を一旦中止し、2枚の案内板及びピンチロールを昇降台と共に下降させ、バブル内の空気量を充分なものに補給した後、熱可塑性樹脂フィルムの製造を開始すればよい。
【0057】
又、請求項3記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいては、バブルをピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減するものである。
【0058】
従って、経時によりバブル内の空気容積が増加してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインから隔離させる方向に移動させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加するものである。
又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近させる方向に移動させることによりバブルのフロストラインからガイドに到る距離を減少するものである。
このようにして、バブルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブルの口径を不変とすることが可能であり、これによってバブルのフロストラインからガイドに到る部分の平均厚さを一定にすることができる。
【0059】
又、請求項4記載の本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいては、バブルをピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減するものである。
【0060】
従って、経時によりバブル内の空気容積が増加してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増加させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を増加するものである。
又、経時によりバブル内の空気容積が減少してもガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を減少させることにより、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を減少するものである。
このようにして、バブルのフロストラインからガイドに到る区間におけるバブルの口径は不変とすることが可能であり、これによってバブルのフロストラインからガイドに到る部分の平均厚さを一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱可塑性樹脂薄膜の製造システムの一態様を示す説明図。
【図2】バブル径検出装置の一例を示す説明図。
【図3】バブル径検出装置の他の一例を示す説明図。
【図4】バブル径検出装置の更に異なる他の一例を示す平面説明図。
【図5】図4に示すバブル径検出装置の側面説明図。
【図6】折り幅センサーの使用態様を示す説明図。
【符号の説明】
1、9 ターンロール
2 上部ピンチロール
3 ガイドロール
4 予備加熱装置
5 延伸部加熱装置
6 冷風エアリング
7 案内板装置
71 案内板
72 押えロール
73 雌ねじブロック
74 駆動軸
741 雄ねじ
8 テークアップユニット
81 下部ピンチロール
82 ハンドル
83 ベースフレーム
85 ねじ棒
86 支持板
87 ピンチロール支持用フレーム
F レイフラットフィルム
F1 筒状フィルム
F2 バブル
F3 レイフラットフィルム
FL フロストライン
SL 折り畳み開始ライン

Claims (4)

  1. 筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減することによりバブルのフロストラインからガイドに到る部分の口径を一定にする熱可塑性樹脂フィルムの製造システムであって、バブルのフロストラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィードバック制御することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製造システム。
  2. 筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を縮小することによりバブルのフロストラインから案内板に到る部分の口径を一定にする熱可塑性樹脂フィルムの製造システムであって、バブルのフロストラインからガイドに到る間にバブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方を設け、該バブル径検出装置及びバブル圧検出装置の少なくともいずれか一方の検出値をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減させることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製造システム。
  3. 筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させてバブルのフロストラインからガイドに到る距離を増減することによりバブルのフロストラインからガイドに到る部分の口径を一定にする熱可塑性樹脂フィルムの製造システムであって、バブルをピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御することによりガイド及びピンチロールをバブルのフロストラインに接近もしくは隔離させる方向に移動させることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製造システム。
  4. 筒状熱可塑性樹脂フィルム内に空気を封入して該フィルムを少なくとも横方向に延伸し、形成したバブルを2枚の案内板からなるガイドに導入し、ガイドの2枚の案内板の一端同士間から他端同士間に到るまでその間隔を次第に狭くして2枚の案内板の間に傾斜角が設けられ、次いで、ピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの製造システムにおいて、ガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減し、バブルのフロストラインからガイドに到る距離を縮小することによりバブルのフロストラインから案内板に到る部分の口径を一定にする熱可塑性樹脂フィルムの製造システムであって、バブルをピンチロールにより挟圧し、引き取る熱可塑性樹脂フィルムの両側に折り径検出装置を設置し、折り径検出装置の検出値をフィードバック制御することによりガイドの2枚の案内板の間の傾斜角を増減させることを特徴とする熱可塑性樹脂フィルムの製造システム。
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