JP3788602B2 - コンピュータインストールシステム、及び、インストール方法 - Google Patents

コンピュータインストールシステム、及び、インストール方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、コンピュータの保守システムに関するもので、障害発生時にコンピュータ本体と周辺装置から、解析に必要となる機器情報を自動的に採取する方式、および、バージョンアップ時のインストール方式に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の機器情報採取方式では、採取した機器情報の記憶媒体として磁気フロッピーディスク(「フロッピーディスク」は、登録商標である。以下、同様)または磁気テープを使用していた。また、従来のインストール方式でも、インストールするファイルの記憶媒体としては、磁気フロッピーディスクまたは磁気テープを使用していた。
【0003】
さらに、従来の機器情報採取方式では、コンピュータのリセットボタン押下によって、強制的にROM上のコンピュータ初期化処理を実行させ、この初期化処理によって、補助記憶装置からメモリにロードされた機器情報採取プログラムに制御を移してから、機器情報を採取していた。
【0004】
図13は従来の機器情報採取方式の手順を示すフローチャートである。コンピュータのリセットボタンが押下されると、CPUのレジスタは既定値に初期化される(81)。ROM上のコンピュータ初期化処理が実行され(82)、その結果、メモリ上の割込ベクタテーブル、BIOS(ベーシック入出力システム)データエリア、VideoRAMが初期化される。その後、磁気フロッピーディスク等の補助記憶装置から、機器情報を採取するためのプログラムがメモリ上にロードされ(83)、このプログラムへ制御が移ることによって、機器情報を補助記憶装置に採取する処理が行なわれる(84)。このようにして、障害発生から実際に機器情報を補助記憶装置に採取するまでに、CPUのレジスタ、メモリ上の割込ベクタテーブル、BIOS(ベーシック入出力システム)データエリア、VideoRAMが初期化されてしまうという不具合がある。
また、プログラムがメモリ上にロードされメモリの内容が変わってしまうという不具合がある。
【0005】
図14は従来のインストール方式でのシステム構成図である。コンピュータにオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを初めてインストールする場合、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを磁気フロッピーディスクや磁気テープからコンピュータの固定ディスクへコピーするという作業が行われなければならない。このインストール処理は、磁気フロッピーディスクや磁気テープを用いるため低速であり時間がかかる。例えば、磁気フロッピーディスク931から読み込まれたデータは、コンピュータのメモリ内のバッファ902へ転送され、固定ディスク941へ書き込まれる。通常はディスクのセクタサイズを単位として、この読み込み/書き込みの処理を繰り返す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の機器情報採取方式では、情報の採取が始まるまでに、コンピュータの初期化処理が実行されていたため、障害が起きているその状況でのCPUレジスタやVideoRAM(ディスプレイ画面に表示されている内容)の情報が失われてしまうという問題点があった。また、メモリの内容の一部も、コンピュータの初期化処理の時点や、機器情報採取プログラムをメモリへロードする時点に失われてしまっていた。
【0007】
また、従来のインストール方式では、インストールするファイルが、磁気フロッピーディスクや磁気テープに格納されていたため、記憶媒体に対する信頼性が低く、かつ磁気記憶装置の処理性能も遅かった。
【0008】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、従来の機器情報採取方式では取りこぼしていたCPUレジスタ情報やVideoRAM情報を採取することができるとともに、全メモリの内容を正確に採取できるコンピュータ保守システムを提供することを目的としている。
【0009】
また、この発明は信頼性が高く、処理性能の速いコンピュータインストールシステムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るコンピュータインストールシステムは、以下の要素を有するものである。
(a)インストール情報を記憶した不揮発性記憶媒体、
(b)上記不揮発性記憶媒体に記憶されたインストール情報をコンピュータの所定のメモリ領域に転送する転送手段、
(c)上記所定のメモリ領域を、補助記憶装置とみなして、上記所定のメモリ領域転送されたインストール情報のインストールを行うインストール手段。
【0011】
また、この発明に係るコンピュータインストールシステムは、上記インストール手段が、上記所定のメモリ領域にRAMドライブを設定するRAMドライブ設定手段と、RAMドライブをディスクドライブとして扱うRAMドライバとを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、この発明に係るコンピュータインストールシステムは、上記転送手段とインストール手段と不揮発性記憶媒体を増設基板に備えることを特徴とする。
【0013】
【作用】
この発明におけるコンピュータインストールシステムは、インストールを通常の磁気ディスク装置や磁気テープから行うのではなく、ICカード等の不揮発性記憶媒体に記憶されたインストール情報を、一旦、コンピュータのメモリ領域に転送し、そのインストール情報が転送されたメモリ領域をあたかも従来の磁気ディスク装置や、磁気テープ装置と同様にアクセスすることにより、インストールを行うものである。
インストール手段は、インストール情報が転送されたメモリ領域を従来のインストール用装置として扱うため、このシステムにおいては、インストール用の磁気ディスク装置や磁気テープ装置が不要になる。
【0014】
また、この発明におけるコンピュータインストールシステムは、インストール手段が、インストール情報が転送されたメモリ領域をディスクドライブとして扱うので、従来のディスクを用いたインストレーションと同様なことがメモリを用いて行える。従って、インストレーションが高速に行える。
【0015】
また、この発明におけるコンピュータインストールシステムは、転送手段とインストール手段と不揮発性記憶媒体を増設基板に備えるようにしたため、従来のコンピュータシステムを何等変更せずに前述したようなインストールが行える。
【0016】
【実施例】
実施例1.
本発明のコンピュータ保守システムを組み込んだシステムの一実施例を図1に示す。CPU10は、バス12を介してメモリ11、キーボードコントローラ14、ディスプレイコントローラ15、フロッピーディスクコントローラ16、ハードディスクコントローラ17、通信装置18、割込コントローラ19とコミュニケーションする。同様に本実施例の増設ボード13ともバス12を介してコミュニケーションする。各コントローラの先には、キーボード141、CRT151、フロッピーディスク161、固定ディスク171等の周辺装置が接続されている。プリンタ等の他の周辺装置の接続も可能であり、このようなコンピュータシステムはPCやその互換機等によって構築できる。メモリ11上には、割込ベクタテーブル111、OS112、一般のアプリケーションプログラム115が存在する。さらに、ディスプレイコントローラ15上にVideoRAM(図中、略してVRAMと記す)152が存在し、通信装置18上にそれぞれ2ポートメモリ181が存在する。
【0017】
増設ボード13上には、ICカード134を制御するためのICカードコントローラ部131と、割込みとして、ここではCPUチップのNMI(Non Maskable Interrupt)を用いて、NMI発生スイッチ135を押下するとコンピュータにNMI割込信号を発生できるNMI制御部132と、機器情報採取プログラム136を格納したメモリが内蔵されている。SLOT133はICカード134を格納するためのものである。
【0018】
ICカードコントローラ部131は、ボードに実装されたICカードのリード/ライト、電源ON/OFF等を制御するブロックで、図2に示すように、ICカード・コントローラ201、ICカード電源コントローラ202、及びICカード・ソケット203の3つのH/Wブロックで構成される。
ICカードコントローラ201は、1チップで2枚のICカードを各々独立して制御できるLSIである。
【0019】
ICカード電源コントローラ202は、ICカードの電源(動作電源:Vcc、プログラム電源:Vpp)のON/OFF制御を行う。このICカードの電源のON/OFF制御は、前記ICカード・コントローラをプログラミングすることによってICカード電源コントローラを駆動し、各々のICカードの電源を制御する。
【0020】
ICカード・ソケット203は、68ピン・ソケット(A側)と外部拡張用80ピン・ソケット(B側)のコネクタを持つ。
尚、本実施例では、A側ソケットを使用する。
【0021】
NMI制御部132は、図3に示すように、NMI制御ポート210、NMIジェネレータ220、アベンド・メモリ230の3ブロックで構成される。
【0022】
NMI制御ポート210は、NMI制御部のNMIジェネレータ220、アベンド・メモリ230を制御するポートで、NMIコントロール・レジスタ211、及びNMIステータス・リード・レジスタ212で構成される。このNMIコントロール・レジスタ211、NMIステータス・リード・レジスタ212のポート・アドレスは、本ボードのDIPスイッチ(図示せず)の設定によってそのアドレスを変更することができる。
【0023】
NMIコントロール・レジスタ211は、NMIジェネレータの220のNMIフラグ・セット/リセット、NMIマスク・セット/リセット、アベンド・メモリのイネーブル/ディセーブルを各々行うレジスタである。NMIステータス・リード・レジスタ212は、NMIジェネレータ220のNMIフラグ、NMIマスク、及びアベンド・メモリ230のマップ・ステータスをリードするレジスタである。
【0024】
NMIジェネレータ220は、アベンド・セーブの起動用NMI割込を発生する回路である。このNMI割込はNMI発生スイッチ135を押下することによって発生する。またこのNMI割込はバスを経由してCPUに通知される。
【0025】
アベンド・メモリ230は、ICカード・コントローラ初期化プログラム、アベンド・プログラム等の制御プログラムを格納するアベンドROM231とプログラム実行時に使用される制御フラグ等を格納するアベンドRAM232で構成される。このアベンドROM231、アベンドRAM232のメモリ・アドレスは各々拡張I/Oのメモリ空間に割付けられ、本ボードのDIPスイッチ(図示せず)の設定によってそのアドレスを変更することができる。
【0026】
図1に示した機器情報採取プログラム136は、前述したアベンドROM231の内部に記憶されているものである。しかし、図1においては機器情報採取プログラム136が特にこの実施例において特徴を持つものであるため、NMI制御部132とは別個に図示している。
【0027】
図4は、本発明の機器情報採取プログラム136の初期処理を示す流れ図である。まず最初に、割込ベクタテーブル111の中からNMI割込に相当するINT2の割込の行先番地をセットし(21)、NMI発生時には、機器情報採取プログラム136へ制御が移るようにしておく。次に、NMI制御部132を初期化して(22)、NMI発生スイッチ135が有効となるようにする。最後に、メモリに常駐したまま終了する(23)。
【0028】
障害が発生した場合は、増設ボード13上のNMI発生スイッチ135を押下する。すると、NMI制御部132の働きによってコンピュータ内にNMI割込信号が発生する。NMIはマスク不可能な割込であるため、コンピュータがいかなる状態であっても、メモリ上の機器情報採取プログラム136へ制御が移ることになる。
【0029】
図5は、本発明の機器情報採取プログラム136がNMI割込によって起動された場合の処理を示す流れ図である。まず、NMI発生直後のコンピュータのレジスタ値を退避しておく(31)。次にNMI制御部132を調べ、NMI発生スイッチ135が押されていることを確認する(32)。もしも押されていなければ、コンピュータのレジスタ値を復元してリターンし、NMI割込以前の状態へ戻る。NMI発生スイッチ135が押されている場合は、機器情報を採取するため、NMI制御部132へ以降のNMI割込信号の発生を禁止する命令を出し、割込コントローラ19へは全てのIRQ割込(Interrupt Request割込)をマスクする命令を出す(33)。そして、ICカードコントローラ部131を初期化し(34)、退避しておいたレジスタ値や、メモリ11の内容や、各コントローラからの機器情報や、VideoRAM等の2ポートメモリの内容をICカード134へ記録する(35)。
【0030】
以上のような手順で機器情報を採取するので、障害が起きているその状況でのCPUレジスタやVideoRAMの情報を失うことなく採取することができる。
【0031】
これらの処理を実現するために、この実施例では、図6のようにプログラムを分割している。
機器情報採取プログラム136を割り込みプログラム41とメモリセーブプログラム42に分割し、更に割り込みプログラム41をINITコマンドによる処理部411とブートプログラム(メモリ常駐)412に分割している。
割り込み処理プログラム41は、デバイスドライバとして登録されメモリに常駐する。ただし、INITコマンドによる処理部411は、実行後使用したメモリを解放する。よってメモリ常駐するのは、NMI割り込みの発生により起動されるブートプログラム412のみである。
【0032】
次にそれぞれのプログラムの働きを説明する。
なお、以下で言う基本メモリとは、CPUから直接アクセスできるメモリの部分をさし、この実施例では、1Mバイトである。また、拡張メモリとはCPUがドライバを経由してアクセスするメモリの部分をさしている。この基本メモリと拡張メモリを合わせて実装メモリと呼ぶ。
INITコマンドによる処理部411はシステム起動時に働き、次の処理を行う。
(1)メモリセーブプログラム42を増設ボードから拡張メモリへロードする。
(2)NMI割り込みが発生した時の行先番地を変更する。
これにより、NMI割り込みが発生した時、メモリに常駐するブートプログラム412へ制御が移る。
【0033】
メモリに常駐するブートプログラム412はNMI割り込み発生により起動され、次の処理を行う。
(1)NMI発生時のレジスタ情報セーブ。
(2)NMI要因がNMI発生スイッチ押下によるものかどうかチェックし、本要因でなければ上記(1)でセーブしたレジスタ情報を復元し、通常NMI処理へ移行する。
(3)NMI要因がNMI発生スイッチ押下によるものであれば、NMI制御部132へ以降のNMI割込信号の発生を禁止する命令を出す。
(4)次に行うメモリセーブプログラム42の基本メモリへのローディングによるメモリ内容の破壊を防ぐため、メモリ内容の一部を拡張メモリへ一時セーブしておく。
(5)メモリセーブプログラム42を拡張メモリから基本メモリへロード。
(6)メモリセーブプログラム42に制御を移す。
【0034】
メモリセーブプログラム42について説明する。
(1)メモリセーブプログラム42は増設ボード13上に存在し、割り込みプログラム41のINITコマンドによる処理部411により拡張メモリへローディングされる。
(2)NMI発生を契機にブートプログラム412により起動され次のデータをセーブする処理を行う。
このプログラムによりセーブされる内容は、
退避しておいたレジスタ値
VRAM(CRT画面情報)
メモリ(基本メモリ/拡張メモリ/増設メモリ)
周辺装置のコントローラのレジスタ
周辺装置との2ポートメモリ
である。
セーブしたデータはファイルとして保存される。
上記プログラムによってセーブされた内容は、障害解析ツールで解析される。
【0035】
次に図7を用いて実装メモリと増設ボード間のプログラムとデータの移動について説明する。
増設ボード13は図1に示すものと同じであるが、説明に必要のないものは省いている。増設ボード13上にはICカード134と機器情報採取プログラム136があり、本プログラムは割り込みプログラム41とメモリセーブプログラム42に分けることができる。
割り込みプログラム41は、INITコマンドによる処理部411とブートプログラム412に分かれている。
また、実装メモリ50は、基本メモリ51と拡張メモリ52の2つの部分に分けることができる。
【0036】
次に、プログラムとデータの流れを説明する。
(a)このシステムがパワーオンされた時点で、増設ボード13上の割り込みプログラム41が基本メモリ51上にロードされる(図7(1))。
(b)割り込みプログラム41中のINITコマンドによる処理が実行され、増設ボード13上のメモリセーブプログラム42は拡張メモリ52へロードされる(図7(2))。このメモリセーブプログラム42がロードされる拡張メモリ52の場所は、予め定められた場所であり、他のプログラムはこのメモリセーブプログラムが配置された場所に書込みをしないものとする。
(c)INITコマンドによる処理部411は実行後使用したメモリを解放し、割り込みプログラム41の中のブートプログラム412のみがメモリに常駐する。
(d)NMI割り込みが発生した時点でブートプログラム412が起動され、NMI発生時のレジスタ情報をセーブする(図7(3))。これは基本メモリ内でのデータの移動である。
(e)ブートプログラム412は、基本メモリ51中のメモリの一部の内容(図中、斜線部)を拡張メモリ52へセーブする(図7(4))。この拡張メモリ52へセーブする場所は、予め定められたものとし、他のプログラムはこのセーブされる場所をアクセスしないものとする。従って、基本メモリ51からのデータのセーブによって拡張メモリ52のデータが破壊されることはない。
(f)ブートプログラム412は、メモリセーブプログラム42を拡張メモリから基本メモリへロードする(図7(5))。この基本メモリへのロードは、前述した拡張メモリへセーブされた内容が保存されていた場所である(図中斜線部)。従って、基本メモリの一部がメモリセーブプログラム42により、上書きされてしまうが、既にこの部分は拡張メモリの所定の場所にセーブされているため、内容が失われてしまうことはない。
(g)ブートプログラム412は、メモリセーブプログラム42に制御を移す。
(h)メモリセーブプログラム42は、セーブされていた基本メモリ上のデータ及び拡張メモリ上のデータをICカード134へ書き込む(図7(6))。
【0037】
このように、本実施例では、機器情報採取プログラムを分割し、ICカードへ書き込む処理を、機器情報採取プログラムとしてまとめ、また、拡張メモリを利用している。これは、機器情報採取プログラムのメモリ常駐部のサイズを縮小するためである。
【0038】
以上のように、この実施例では、トリガー発生装置と、機器情報採取プログラムと、採取情報の補助記憶装置として、再書き込み可能な非破壊メモリICカードを、コンピュータの入出力スロットに装着した増設ボード上に持たせている。そして、この機器情報採取プログラムをシステム起動時にコンピュータのメモリ内に常駐させ、前記トリガー発生装置より発生された割込信号を受けて、前記機器情報採取プログラムに制御を移し実行させている。
これにより、障害が起きている状況でのCPUレジスタやVideoRAMや全メモリの内容を採取することができる。
【0039】
この実施例によれば、従来の機器情報採取方式では採取不可能であったCPUのレジスタ情報やVideoRAM情報(ディスプレイ画面に表示されている内容)を採取できる。これらの情報は、障害情報を解析する上で非常に重要な情報である。
さらに、採取した機器情報から、CPUとメモリに関しては完全に同じ状況を、別のコンピュータで再現させることもできる。もしも、通信装置等の周辺装置と無関係な障害であれば、この再現環境を利用して、実際に動作させながら障害の解析を進めることができる。
また、機器情報採取プログラムは、一般的な割込プログラムと同じ位置付けにあり、機器情報を採取した後であってもコンピュータのメモリは割込前と同じ状態である。従って、割込前に実行中であった業務アプリケーションプログラムは、機器情報を採取した後も継続実行できる。
【0040】
この実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、割込信号を発生させるトリガー発生手段と、情報採取手段である採取プログラムと、採取された情報を記憶する不揮発性記憶媒体を備える。
例えば、採取プログラムを予めメモリに常駐させておくことと、トリガー発生装置と、トリガー発生を受けて機器情報採取プログラムへ制御を移すための割込機能と、情報を記録するための高速でかつ信頼性の高い外部補助記憶装置を有することを特徴とする。そして、この採取プログラムをシステム起動時にメモリに常駐させ、トリガー発生時に割込機能により採取プログラムへ制御が移るようにしておく。トリガー発生装置によるトリガー発生を受けて、メモリに常駐している採取プログラムが即実行される。また、この採取プログラムは、トリガー発生時のCPUレジスタやVideoRAM、メモリの内容を保存し、記録する。このため、従来のコンピュータの初期化処理を避けて、障害が起きている状況下での機器情報を不揮発性記憶媒体に記録できる。
【0041】
また、この実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、情報採取手段として、コンピュータの起動時にメモリに配置される採取プログラムを備えたので、従来のように故障が起きてから採取プログラムをメモリにロードする場合に生じていたメモリの内容の破壊を防止する。
【0042】
また、この実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、採取プログラムがメモリセーブプログラムとブートプログラムと初期プログラムを備えており、初期プログラムが起動時にブートプログラムとメモリセーブプログラムをメモリに配置し、実際に割込が発生した場合にブートプログラムがメモリセーブプログラムを起動する。ブートプログラムは単にメモリセーブプログラムを起動するためのものであるため、メモリに常駐する。一方、メモリセーブプログラムには実際の情報を採取するルーチンが含まれており、ブートプログラムに比べて比較的大きなプログラムとなる。従って、基本的なメモリ領域には常駐せず拡張エリア等の普段使用しない場所に配置される。このように、採取プログラムをブートプログラムとメモリセーブプログラム分けることにより採取プログラムがメモリに及ぼす影響を最小限にとどめている。
【0043】
また、この実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、増設基板にトリガー発生手段と情報採取手段と不揮発性記憶媒体を搭載しているため、従来のシステムを何等変更することなく、前述したような情報採取を行うことができる。
【0044】
この実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、以下の要素を有するものである。
(a)割込信号を発生させるトリガー発生手段、
(b)上記トリガー発生手段により発生された割込信号に基づいて起動され、コンピュータ機器の情報を採取する情報採取手段、
(c)上記情報採取手段により採取された情報を記憶する不揮発性記憶媒体。
【0045】
また、この実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、上記情報採取手段は、コンピュータの起動時にメモリに記憶され、上記割込信号によりコンピュータのメモリの内容を上記不揮発性記憶媒体に転送する採取プログラムを備えたことを特徴とする。
【0046】
また、この実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、上記採取プログラムが、メモリの内容を転送するメモリセーブプログラムと、上記メモリセーブプログラムを起動するブートプログラムと、コンピュータの起動時に上記メモリセーブプログラムとブートプログラムをそれぞれメモリの別なエリアに配置する初期プログラムを備えたことを特徴とする。
【0047】
また、この実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、上記トリガー発生手段と情報採取手段と不揮発性記憶媒体を増設基板に備えることを特徴とする。
【0048】
そして、実施例1で説明したコンピュータ保守システムは、障害が発生した時点で初期処理等が実行されることなく各種情報を採取することができるとともに、全メモリの内容を正確に採取することができる。
【0049】
また、情報採取手段を採取プログラムにより構成したので従来のコンピュータシステムのハードウェアを変更せずに情報の採取が行える。
【0050】
また、採取プログラムがブートプログラムとメモリセーブプログラムに分けられてメモリに配置されているため、採取プログラムによるメモリの圧迫が最小限で済む。
【0051】
また、増設基板により前述した各種機能が提供されるため、従来のコンピュータのハードウェアを一切変えずに、情報の採取を行うことができる。
【0052】
実施例2.
図8は、図1の中からICカードによるインストールを行う場合の動作に関わる部分を抜き出したシステム構成図である。
【0053】
図8において、116はコンピュータメモリ内に確保されたRAMドライブと呼ぶ領域であり、134はインストールするファイルを格納するICカード、114はICカード134とRAMドライブ116間での一括ブロック転送を実行するICカード転送プログラム、113はRAMドライブ116をディスク構造に従ってアクセスできるRAMドライバ、171は固定ディスク、17はハードディスクコントローラである。ここで、RAMドライブ領域116は、いわゆる「ラムディスク」又は「メモリディスク」と呼ばれるもので、フロッピーディスクや固定ディスク等の補助記憶装置と同様のインタフェースを用いてアクセスできる領域である。外部記憶媒体へのアクセスは、メモリへのアクセスに比べて非常に低速である。「ラムディスク」又は「メモリディスク」を採用することにより、メモリアクセスと同様の高速なアクセスが可能となる。また、RAMドライバ113がフロッピーディスクや固定ディスクのインタフェースをエミュレーションしているため、「ラムディスク」又は「メモリディスク」をアクセスするためにプログラムを変更する必要がないという利点がある。
この実施例では、RAMドライブ領域116をアクセスするプログラムに対してフロッピーディスク装置と同一のインタフェースをRAMドライバ113が提供し、RAMドライバ113とRAMドライブ116により、フロッピーディスクコントローラ16とフロッピーディスク161をエミュレーションする。
【0054】
図8において、増設ボード13は、上記実施例1で用いた増設ボードである。この増設ボード上のICカード134は障害発生時の機器情報を格納するだけでなく、インストール用データも格納している。また後で図9を用いて説明するが、RAMドライバ113とICカード転送プログラム114も、はじめは、ICカード134の中に格納されている。
【0055】
次に、処理の流れを説明する。このインストール方式では、ICカード転送プログラム114によって、ICカード134からRAMドライブ116へデータをブロック転送し、その後はRAMドライバ113経由でRAMドライブ116内のファイルをアクセスして、固定ディスク171へ格納する。
【0056】
次に図9を用いて、増設ボードを用いたインストール手順について詳しく説明する。RAMドライバ113とICカード転送プログラム114は、あらかじめICカード134の中に格納されている。
図9(a)は、インストール前の状態でメモリ11上には何もない。次に図9(b)に示すように、インストール時に増設ボード上のICカードコントローラ部131は、ICカードにあるRAMドライバ113とICカード転送プログラムをメモリ上に転送し、RAMドライブ116を確保する。
図9(c)において、ICカード転送プログラム114によりICカードの中のインストール用データを、確保したRAMドライブ116の全領域へ一括してブロック転送する。このブロック転送されるデータの中にはブートプログラムやOSやアプリケーション・プログラムが含まれている。この実行性能は非常に高速であり、従来のインストール用フロッピーディスクと同じ内容を瞬時にしてRAMドライブ116に転送することができる。
図9(d)において、システムはこのRAMドライブ116とRAMドライバ113をインストール用のフロッピーディスク装置とみなしてインストールを開始する。まず、OS用ブートプログラムがイニシャルプログラムとしてRAMドライブ116からメモリにロードされ、次にOS用ブートプログラムがOSをRAMドライブ116からメモリにロードする。
図9(e)において、OSがRAMドライブ116からアプリケーション・プログラム等必要なプログラムをメモリに移す。
最後に、OSのCOPYコマンドとRAMドライバ113を利用して、RAMドライブ116から固定ディスク171へその他のプログラムやファイルを転送する。
このようにして、ICカードを用いたインストレーションが完了する。
【0057】
このように、RAMドライブ116を作成して、このRAMドライブ116をフロッピーディスク装置とみなしてインストールすることができる。
これによって、磁気フロッピーディスクを使わずに高速でかつ信頼性の高いインストールが実現できる。
通常のインストールは、フロッピーディスクを用いてインストールするが、RAMドライブ領域116とRAMドライバ113がフロッピーディスク装置をエミュレーションしているため、通常のインストール用プログラムが変更なくそのまま利用できる。
【0058】
次にICカード転送プログラム114について説明する。
図8で、メモリ11上のICカード転送プログラム114は、RAMドライブ116と、増設ボード13に装着されたICカード134の間のブロック転送を実行できる。また、RAMドライバ113は、RAMドライブ116をディスク構造に従ったアクセスをする場合に使用される。
【0059】
図10は、ICカード転送プログラム114の処理内容を示す流れ図である。まず、ICカードコントローラを初期化し(61)、ICカードにアクセスできるようにする。以降、RAMドライブ116からICカードへの転送か(62)、ICカードからRAMドライブ116への転送か(63)、ICカードをイレーズしておくだけか(64)、という3つの処理の中から1つを選択する。いずれでもない場合はエラーメッセージを出力して終了する(65)。RAMドライブ116からICカードへ転送する場合は、ICカードをイレーズし(621)、再書き込み可能な状態とする。次に、RAMドライブから直接データを読み込み(622)、RAMドライブ116のサイズ分だけICカードへ書き込んでいく(623)。逆に、ICカードからRAMドライブ116へ転送する場合は、ICカードからデータを読み込み(631)、RAMドライブ116をバッファとみなして全領域にデータを書き込んでいく(632)。そして、OSのファンクションコールでRAMドライブ116をリセットすれば(633)、RAMドライバ113がこのRAMドライブ116を「ラムディスク」又は「メモリディスク」としてアクセスすることが可能となる。また、ICカードをイレーズするだけ(641)の処理も実行可能である。
【0060】
次に、従来使用されていたインストール用フロッピーディスクから、インストール用ICカードを作成する方法について説明する。
図11は、図1の中からインストール用ICカードを作成する場合の動作に関わる部分を抜き出したシステム構成図である。従来のインストール用フロッピーディスク161はフロッピーディスクコントローラ16に接続されており、ICカードコントローラ部131にはICカード134が接続されている。メモリ11上にはRAMドライブ116と、これを「ラムディスク」又は「メモリディスク」として制御するRAMドライバ113が存在する。また、本実施例のICカード転送プログラム114もメモリ11上に存在する。まず最初に、OS112のCOPYコマンドとRAMドライバ113を利用して、インストール用フロッピーディスク161内の全ファイルをRAMドライブ116へ転送する。次にICカード転送プログラム114を実行し、RAMドライブ116の領域全てを、一括してICカード134へブロック転送する。このようにして、従来のインストール用フロッピーディスク161に代わるインストール用ICカード134を作成する。
【0061】
以上のように、この実施例は、コンピュータへシステムをインストールするデータの補助記憶装置としてICカードを使用し、システムをインストールを行う場合は、ICカード転送プログラムによって、コンピュータのメモリ内のRAMドライブの領域とICカード間でデータのブロック転送を一括して実行する。
その後はRAMドライバ経由で、RAMドライブ内のインストール用データをアクセスし、インストールを実行し、必要なデータを固定ディスクへ格納する。
これにより、信頼性が高く、処理性能の速いICカードを利用したインストールが可能になる。
【0062】
実施例3.
図12は、ICカード134を複数のブロックに分けて活用する場合の一実施例である。ICカードは大容量化が期待されており、1枚のICカード内に実施例2で示したRAMドライブ転送データ領域(721〜722)を複数存在させることができる。また、実施例1で示した機器情報格納領域(723)と、その他一般的なファイルデータを格納するファイルデータ領域(724〜725)も共存できる。実施例2のようにICカードとRAMドライブ間で直接データ転送を実行する際は、転送先を複数のRAMドライブ転送データ領域(721〜722)の中から選択すればよく、必要に応じて何度でも切り換えられる。また、一般的なファイルデータ(724〜725)については、RAMドライバ113経由でRAMドライブ116へ追加することもできる。RAMドライブ転送データ領域(721〜722)には、全コンピュータに共通するインストールデータを格納しておき、ファイルデータ領域(724〜725)には、通信アドレス等の各コンピュータ固有のインストールデータを格納しておく。そして、障害が発生した場合は、機器情報格納領域(723)に機器情報を記録するという利用方法を1枚のICカードで実現できる。
【0063】
このように、この実施例では、障害が発生した場合の採取情報の補助記憶と、インストールするファイルの補助記憶と、その他の目的で使用するデータの補助記憶を、複数のブロックに分けた1枚のICカード上に記録し使い分けることを特徴とするコンピュータ保守システムについて述べた。
【0064】
実施例4.
上記実施例においては、不揮発性記憶媒体としてICカードを用いる場合を示したが、増設基板に予め固定されたフラッシュメモリを用いて情報記憶するようにしても構わない。ICカードを用いる場合は、交換可能になるが、フラッシュメモリは固定されたままになる。フラッシュメモリの場合は単にメモリをアクセスするメモリアクセス回路が存在しておればよく、増設基板を小型にかつ安価に製造することができる。
【0065】
実施例5.
上記実施例においては、トリガー発生手段としてNMI発生スイッチ135を用いる場合について説明したが、トリガー発生手段は必ずしもスイッチである必要はなく、他の条件によりトリガーを発生するような場合であっても構わない。例えば、ハードウェアエラーが検出された時をトリガーとしても構わない。ハードウェアエラーを検出した時に割込を発生する場合は、スイッチを押すというオペレータの動作を必要とせず、自動的に機器情報を採取することが可能になる。また、ハードウェアエラーに限らず、何等かのイベントの発生によりトリガーを発生するようにしても構わない。
【0066】
実施例6.
また、上記実施例においては、機器情報採取プログラム136が、基本メモリに常駐するブートプログラム412と拡張メモリに配置されるメモリセーブプログラム42に分けられている場合について説明したが、情報を採取するプログラム全体のサイズがメモリを圧迫しない場合にはブートプログラムとメモリセーブプログラムに分ける必要はなく、電源の起動時に採取プログラムを基本メモリに常駐させるようにしても構わない。
【0067】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、信頼性が高く処理性能の早いインストールを実現することができる。
【0068】
また、この発明によれば、メモリ領域をディスク装置としてにエミュレーションするため、従来のディスク装置からのインストール方式がそのまま利用できるとともに、インストールが高速に行える。また、インストール用のディスク装置等が不要になる。
【0069】
また、この発明によれば、増設基板を用いて前述した機能を提供するので、従来のコンピュータのハードウェアを変更せずに前述したインストールが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンピュータ保守システムを組み込んだコンピュータシステムの一例を示す図である。
【図2】本発明のICコントローラ部の内部構成図である。
【図3】本発明のNMI制御部の内部構成図である。
【図4】本発明の機器情報採取プログラムの初期処理を示す流れ図である。
【図5】本発明の機器情報採取プログラムのNMI割込発生後の機器情報採取処理を示す流れ図である。
【図6】本発明の機器情報採取プログラムのプログラム分割を示す図である。
【図7】本発明の実装メモリと増設ボード間のプログラムとデータの移動を示す図である。
【図8】本発明のICカード転送プログラムによってインストールする場合のコンピュータシステムの構成図である。
【図9】本発明のインストール時のメモリの移り変わりを示す図である。
【図10】本発明のICカード転送プログラムの処理を示す流れ図である。
【図11】本発明のICカード転送プログラムによってインストール用ICカードを作成する場合のコンピュータシステムの構成図である。
【図12】ICカードを複数のブロックに分けて保守に利用する場合のコンピュータシステムの一例を示す図である。
【図13】従来の機器情報採取手順を示す流れ図である。
【図14】従来のインストール手順を示すコンピュータシステムの構成図である。
【符号の説明】
13 増設ボード
131 ICカードコントローラ部
132 NMI制御部
133 SLOT
134 ICカード
135 NMI発生スイッチ
136 機器情報採取プログラム
114 ICカード転送プログラム

Claims (3)

  1. メモリ領域とディスクとを有するコンピュータが、インストール情報を記憶した不揮発性記憶媒体を用いて、インストール情報ディスクにインストールするコンピュータインストールシステムにおいて、
    上記不揮発性記憶媒体は、
    上記不揮発性記憶媒体に記憶されたインストール情報をコンピュータのメモリ領域に転送する転送プログラムと、
    上記メモリ領域を、補助記憶装置とみなしてアクセスするRAMドライバと
    を記憶し、
    上記不揮発性記憶媒体が記憶するインストール情報は、ブートプログラムと、オペレーティング・システム(OS)と、ディスクにインストールする情報とを含み、
    上記コンピュータインストールシステムは、
    上記メモリ領域にRAM領域を設定するコントローラ部備え、
    上記コントローラ部は、インストール前の状態のメモリ領域に、上記不揮発性記憶媒体が記憶するRAMドライバと転送プログラムとを転送するとともに、上記RAM領域をコンピュータのメモリ領域に設定し、
    上記コンピュータのメモリ領域に転送された転送プログラムは、上記RAMドライバを利用して上記RAM領域を補助記憶装置とみなして、上記コントローラ部が設定したRAM領域に上記不揮発性記憶媒体に記憶されたインストール情報を転送し、
    上記コンピュータは、上記RAMドライバを利用して上記RAM領域を補助記憶装置とみなして、上記RAM領域に転送されたインストール情報が含むブートプログラムを上記メモリ領域にロードし、
    上記メモリ領域に転送されたブートプログラムは、上記RAMドライバを利用して上記RAM領域を補助記憶装置とみなして、上記RAM領域に転送されたインストール情報が含むOSを上記メモリ領域にロードし、
    上記OSは、上記RAMドライバを利用して上記RAM領域を補助記憶装置とみなして、上記RAM領域に転送された、インストール情報に含まれるディスクにインストールする情報をアクセスして、アクセスしたディスクにインストールする情報をディスクへ転送する
    ことを特徴とするコンピュータインストールシステム。
  2. 上記コンピュータインストールシステムは、上記不揮発性記憶媒体の代わりに上記転送プログラムとRAMドライバとインストール情報を増設基板に備えることを特徴とする請求項1記載のコンピュータインストールシステム。
  3. メモリ領域とディスクとを有するコンピュータが、インストール情報を記憶した不揮発性記憶媒体を用いて、インストール情報をディスクにインストールするコンピュータインストールシステムで実行されるインストール方法において、
    メモリ領域にRAM領域を設定するコントローラ部が、インストール前の状態のメモリ領域に、上記不揮発性記憶媒体が記憶するRAMドライバと転送プログラムとを転送するとともに、上記RAM領域をコンピュータのメモリ領域に設定する工程と、
    上記コンピュータのメモリ領域に転送された転送プログラムが、上記RAMドライバを利用して上記RAM領域を補助記憶装置とみなして、上記コントローラ部により設定されたRAM領域に上記不揮発性記憶媒体に記憶されたインストール情報を転送する工程と、
    上記コンピュータが、上記RAMドライバを利用して上記RAM領域を補助記憶装置とみなして、上記RAM領域に転送されたインストール情報に含まれるブートプログラムを上記メモリ領域にロードする工程と、
    上記メモリ領域に転送されたブートプログラムが、上記RAMドライバを利用して上記RAM領域を補助記憶装置とみなして、上記RAM領域に転送されたインストール情報に含まれるオペレーティング・システム(OS)を、上記メモリ領域にロードする工程と、
    上記OSが、上記RAMドライバを利用して上記RAM領域を補助記憶装置とみなして、上記RAM領域に転送された、インストール情報に含まれるディスクにインストールす る情報をアクセスして、アクセスしたディスクにインストールする情報をディスクへ転送する工程と
    を有することを特徴とするインストール方法。
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