JP3787944B2 - Recording medium reproducing apparatus and recording medium reproducing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオデータやオーディオデータ等の時間的に連続性があるデータを記録した記録媒体の再生装置及び記録媒体の再生方法に関し、特に再生時にエラーが発生したときのエラー処理を行う記録媒体の再生装置及び記録媒体の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク等の記録媒体の再生装置では、一般に、データを読み出すことができないときやデコーダがハングアップしたとき等のエラーが発生した場合に、リカバリ処理を行う。このリカバリ処理は、エラーが発生した回路やそのエラーの内容によって処理手法が異なる。従来のDVD−VIDEOディスクの再生装置により行われているリカバリ処理について、エラーの内容で場合分けをして以下に説明する。
【0003】
第1にDVD−VIDEOディスクの再生装置の各構成部分単位でエラーが生じた場合のいわゆる局所的なエラーが生じた場合について説明する。この局所的なエラーとは、例えば、ピックアップが外部からの衝撃等により振動してフォーカスが落ちた場合やトラックが外れた場合等である。また、トラックが外れたことにより読み出したデータのセクタアドレスが正しくない場合や、ECCエラーや、EDCエラーによりデータのエラー訂正ができない場合である。
【0004】
また、この局所的なエラーとして、ビデオデコーダやオーディオデコーダがハングアップした場合や、ビデオデータとオーディオデータ等を振り分けるデマルチプレクサ等の処理がハングアップした場合等もある。
【0005】
このような局所的なエラーが発生した場合のリカバリ処理は、エラーが生じた構成部分単位でリカバリ処理が行われ、他の構成部分に対しては影響を与えない。すなわち、各回路単位でリカバリ処理であるいわゆる局所的なリカバリ処理がされる。具体的には、フォーカスやトラックが外れた場合には、ピックアップが再度フォーカスサーボやトラックサーボを引き込み、エラーの発生したデータから再度読み出す。そして、後の処理を行うビデオデコーダ等に対してはエラーの発生したデータは供給しない。
【0006】
また、ビデオデコーダ,オーディオデコーダ又はデマルチプレクサ等がハングアップした場合は、これらの前段にトラックバッファ等が有れば、エラーが発生した位置を基準にしてこのトラックバッファからデータを再度読出し、デコード等の処理を行う。そして、出力されるビデオ信号やオーディオ信号に対しては、何等影響を与えない。
【0007】
すなわち、局所的なエラーの場合は、リカバリ処理を行っても出力されるビデオ信号等が何等途切れることなく出力される。従って、DVD−VIDEOディスクの再生装置のユーザーは、装置内部でエラーが生じたことを気づかずに視聴できる。
【0008】
第2にDVD−VIDEOディスクの再生装置の動作全体にエラーが生じる場合のいわゆる致命的なエラーが生じた場合について説明する。この致命的なエラーとは、例えば、ディスクの回転が暴走している場合やメカの動作が不良である場合などである。
【0009】
また、致命的なエラーとして例えば、再生、早送り等のモードが遷移する場合に、このモード遷移が一定時間行われない場合や、インターフェースコントローラやドライブコントローラ等との通信が一定時間正しく行われない場合などの、装置のシステムを制御するシステムコントローラにの動作に関するものもある。さらに、ディスクに損傷があるためデータが全く読めない場合や、ディスクに記録されているディスク情報に不具合がある場合などのディスクに起因する場合もある。
【0010】
このような致命的なエラーのリカバリ処理は、そのまま動作の続行をすることができないため、装置の停止処理がされる。具体的には、モード遷移や通信が一定時間行われない場合は、リセット処理や電源をoffする等の処理がされる。また、ディスクに起因するエラーの場合は、例えば、ディスクが無いものとして停止状態にしたり、ディスクが装填されているディスクトレイを自動的に外部に配出したりする。
【0011】
すなわち、致命的なエラーの場合は、ビデオ信号等の再生を継続できない。従って、DVD−VIDEOディスクの再生装置のユーザーは、継続して映像等の視聴をすることができない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、局所的なエラーが生じた場合上述したような局所的なリカバリ処理が行われるが、この局所的なリカバリ処理によりエラー原因が解消されない場合がある。例えば、フォーカスサーボやトラックサーボの引き込み動作を数十回行っても引き込みをすることができない場合や、ビデオデコーダ,オーディオデコーダ又はデマルチプレクサ等がハングアップしてその回復ができない場合などである。さらに、記録媒体から何度もデータを読み込んでも、エラーが生じたデータしか読み込めない等の場合もある。
【0013】
このような場合、従来のDVD−VIDEOディスクの再生装置では、上述した致命的なエラーの場合と同じリカバリ処理を行っている。すなわち、ディスクの再生処理等を停止したり、装置のリセット等をしたりしている。
【0014】
しかしながら、記録媒体に記録されているデータがビデオデータやオーディオデータ等の時間的に連続性のある、いわゆるシーケンシャルデータであれば、エラーが発生している部分を除き、他の部分を再生してもその映像等としての出力を保つことが要求される。
【0015】
すなわち、記録されているデータがコンピュータデータであれば、一部にデータのエラーが生じていれば或いは一部のデータが存在しなければ、全体のデータに何等意味が生じなくなる。ところが、記録されているデータがビデオデータ等のシーケンシャルデータであれば、一部のデータが存在しなくてもその後のデータに対しては影響は生じず、ユーザーもそのデータの意味内容を理解することが可能である。従って、ビデオデータ等のシーケンシャルデータを再生する場合は、一部のデータがエラーにより再生できなくても再生出力を保つことが要求される。
【0016】
また、レーザーディスク等のように物理的にシーケンシャルにデータが記録された記録媒体では、ピックアップを単に物理的にスキップするといった処理をしても再生出力は保たれる。しかしながら、DVD−VIDEOディスク等では、データが物理的にランダム記録されている、つまり、データのストリームがパケット単位で構成されているため、単にピックアップを物理的にスキップするといった処理では、データの連続性を保つことができない。
【0017】
本発明は、このような実情を鑑みてなされたものであり、局所的なエラーのリカバリができな場合であっても、出力を保つことができる記録媒体の再生装置及び記録媒体の再生方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明に係る記録媒体の再生装置は、再生した際に連続性があるデータを物理的にランダムに記録した記録媒体から、この連続性があるデータを読み出す読出し部と、上記読出し部から読み出したデータの再生処理を施す複数のデータ処理部と、上記読出し部及び複数のデータ処理部のうち読出し部又は1のデータ処理部内でエラーが発生した場合に、この読出し部又は1のデータ処理部によりエラーが発生したデータの位置から再度データの読み出し又は再生処理を施して他のデータ処理部に対してはデータの連続性を確保する局所的リカバリを行う制御をし、さらに、この読出し部又は1のデータ処理部により上記局所的リカバリが行えない場合には、読出し部又は1のデータ処理部内のエラーの内容に基づき、記録媒体から読み出すデータの位置を変更する制御部とを備えることを特徴とする。
【0021】
本発明に係る記録媒体の再生方法は、再生した際に連続性があるデータを物理的にランダムに記録した記録媒体から、この連続性があるデータを読み出す読出し工程と、上記読出し工程により読み出したデータの再生処理を施す複数のデータ処理工程と、上記読出し工程及び複数のデータ処理工程のうち読出し工程又は1のデータ処理工程でエラーが発生した場合に、この読出し工程又は1のデータ処理工程内でエラーが発生したデータの位置から再度データの読み出し及びデータ再生処理を施して他のデータ処理工程に対してはデータの連続性を確保する局所的リカバリを行い、さらに、この読出し工程又は1のデータ処理工程で上記局所的リカバリが行えない場合には、読出し部又は1のデータ処理部内のエラーの内容に基づき、記録媒体から読み出すデータの位置を変更することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態として本発明を適用したDVD−VIDEOディスクの再生装置(以下、DVD再生装置という。)について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は、DVD再生装置のブロック構成図である。
【0025】
DVD再生装置100は、記録媒体1からRF信号を再生するピックアップ2と、このピックアップ2により再生されたRF信号が供給されこのRF信号の2値化処理等をするRF回路3と、RF回路3からの再生データが供給されエラー訂正等のデコード処理をするデータデコーダ4と、データデコーダ4によりデコード処理がされた再生データを主映像圧縮データ,副映像圧縮データ及び音声圧縮データに振り分けるデマルチプレクサ5とを備える。
【0026】
また、このDVD再生装置100は、上記主映像圧縮データを伸張するビデオデコーダ6と、上記副映像圧縮データを伸張して主映像データと合成する副映像デコーダ7と、上記音声圧縮データを伸張するオーディオデコーダ8と、副映像デコーダ7からの主映像データと副映像データが合成された映像データが供給されNTSC信号又はPAL信号に変換するデジタル/NTSC,PAL変換回路(以下、単にNTSC変換回路という。)9と、オーディオデコーダ8からのオーディオデータが供給されアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換回路(以下、単にD/A変換回路という。)10とを備える。
【0027】
また、このDVD再生装置100は、ピックアップ2,RF回路3,データデコーダ4,デマルチプレクサ5,ビデオデコーダ6,副映像デコーダ7,オーディオデコーダ8,NTSC変換回路9及びD/A変換回路10を制御するコントローラ11と、このコントローラ11とユーザーの操作入力を媒介するユーザーインターフェース12と、コントローラ11のデータ記憶部となるメモリ13とを備える。
【0028】
DVD再生装置100は、記録媒体1として再生専用,追記型,書換型等のDVDディスク及びDVD−VIDEOディスクを再生する。
【0029】
ピックアップ2は、記録媒体1からRF信号を再生してRF回路3に供給する。
【0030】
RF回路3は、このRF信号の波形等化及び2値化等をしてデジタルデータとその同期信号等を生成する。このRF回路3により生成されたデジタルデータ等は、データデコーダ4に供給される。
【0031】
データデコーダ4は、RF回路3により生成されたデジタルデータに基づきデータの復調や誤り訂正等の処理を行う。データデコーダ4により復調等がされたデジタルデータは、デマルチプレクサ5に供給される。
【0032】
また、このデータデコーダ4では、MPEG2のフォーマットにおけるシステムヘッダや、パックヘッダ等に含まれるパラメータ情報やDVDフォーマットにおけるナビゲーションパック(Navigation Pack:NV_PCK)に含まれる所定の情報等を検出する。この検出したパラメータ情報等は、データデコーダ4からコントローラ11に供給される。
【0033】
また、このデータデコーダ4は、デジタルデータの出力段にトラックバッファ4aを有している。このトラックバッファ4aによりデータデコーダ4とデマルチプレクサ5の処理速度の違いが吸収される。
【0034】
デマルチプレクサ5は、データデコーダ4によりエラー訂正のデコード処理等がされたデジタルデータを、主映像圧縮データと、副映像圧縮データと、音声圧縮データとに分割する。
【0035】
ここで、主映像圧縮データとは、MPEG2の方式で圧縮された映像データであり、例えばDVDのフォーマットにおけるVideo streamsである。副映像圧縮データとは、主映像に合成される字幕画像等のデータであり、例えば、DVDのフォーマットにおけるSub−picture streamsである。音声圧縮データとは、MPEG2等の方式で圧縮等された音声データであり、DVDのフォーマットにおけるAudio streamsである。
【0036】
デマルチプレクサ5は、主映像圧縮データをビデオデコーダ6に供給し、副映像圧縮データを副映像デコーダ7に供給し、音声圧縮データをオーディオデコーダ8に供給する。
【0037】
ビデオデコーダ6は、主映像圧縮データの復号処理を行い、この復号処理により伸張化された主映像データを生成する。このビデオデコーダ6は、復号処理を行うために3画面分のメモリを有している。すなわち、MPEG2のフォーマットにおけるI−Picture,P−Picture,B−Pictureを復号してビデオデコーダ6のメモリに格納し、さらに、この復号された各ピクチャをこのメモリ上から出力する。なお、このメモリは、3画面分に限らず、これ以上の容量があってもよい。ビデオデコーダ6は、生成した主映像データを副映像デコーダ7に供給する。
【0038】
副映像デコーダ7は、副映像圧縮データの復号処理を行い、この復号処理をした副映像データをビデオデコーダ6から供給された主映像データに合成して、映像データを生成する。すなわち、副映像デコーダ7は、副映像データとして再生される字幕画像等を主映像と合成する。なお、この副映像デコーダ7は、副映像データが無い場合には、主映像データをそのまま映像データとして出力する。副映像デコーダ7は、生成した映像データをNTSC変換回路9に供給する。
【0039】
オーディオデコーダ8は、音声圧縮データの復号処理を行い、伸張した音声データを生成する。すなわち、オーディオデコーダ8は、音声圧縮データがMPEG2のフォーマットで圧縮されていれば、これに対応した伸張処理をして、音声データを生成する。なお、この音声データがこのMPEG2のフォーマットの他に、PCM等のフォーマットで符号化されたものであれば、これに対応した復号処理を行う。オーディオデコーダ8は、生成した音声データをD/A変換回路10に供給する。
【0040】
NTSC変換回路9は、映像データをデジタルデータからNTSCやPAL等のテレビジョン信号に変換して出力する。この出力をモニタ等に供給することにより、ユーザーが記録媒体1から再生した映像を視聴することができる。
【0041】
D/A変換回路10は、デジタルデータである音声データをアナログの音声データに変換して出力する。この出力をスピーカ等に供給することにより、ユーザーが記録媒体1から再生した映像を視聴することができる。
【0042】
コントローラ11は、ピックアップ2,RF回路3,データデコーダ4,デマルチプレクサ5,ビデオデコーダ6,副映像デコーダ7,オーディオデコーダ8,NTSC変換回路9及びD/A変換回路10の制御を行う。
【0043】
また、このコントローラ11には、操作パネルやリモートコントローラであるユーザーインターフェース12を介して操作入力がされ、この操作入力に基づき各回路の制御を行う。
【0044】
また、コントローラ11は、メモリ13に各制御データ等を記憶させ、メモリ13が記憶したデータに基づき各回路の制御を行う。
【0045】
つぎに、DVD再生装置100において局所的なエラーが発生した場合の局所的なリカバリ処理について説明する。
【0046】
ピックアップ2で発生する局所的なエラーとしては、例えば、外部からの衝撃やディスク上のゴミ等によりフォーカスが落ちた場合や、トラックが外れた場合等がある。フォーカスが落ちた場合は、ピックアップからのRF信号等が正常に読み出せなくなる。また、トラックが外れた場合は、読み出しているデータのセクタアドレスが不連続になる。
【0047】
ピックアップ2は、フォーカスが落ちた場合に、コントローラ11の制御に基づき再度フォーカスサーボループを引き込む処理をする。1回でフォーカスサーボループがオンできなければ、数回繰り返して引き込み動作を行う。同様にトラックが外れた場合も再度目的のトラックにトラッキングをかける。そして、ピックアップ2は、エラーが発生して読み出せなかった部分のデータを再度読出し、RF回路3及びデータデコーダ4等に供給する。
【0048】
RF回路3で発生する局所的なエラーとしては、例えば、RF信号から同期信号を取り出せない場合や、正確にRF信号の2値化処理をできない場合等がある。この場合は、エラーが生じたデータを次のデータデコーダ4に供給することとなり、このデータデコーダ4においてエラーの訂正処理等が行われる。
【0049】
データデコーダ4で発生する局所的なエラーとしては、上述したようにRF回路3で正確に同期信号を取り出せなかった場合や2値化処理が正確にできなかった場合に発生するエラー等がある。データデコーダ4は、EDC/ECC(Error Detection Codes/Error Correction Codes)に基づきデータのエラー訂正を行う。なお、データデコーダ4は、このエラー訂正を行ってもエラーを訂正しきれない場合やセクタアドレスにエラーが生じている場合は、コントローラ11に再度データの読出しを要求する。コントローラ11は、ピックアップ2等を制御して、エラーが発生した部分からのデータを再度読み出す。
【0050】
従って、ピックアップ2,RF回路3及びデータデコーダ4では、局所的なエラーが発生した場合であっても、エラー訂正処理またコントローラ11が再読出し等の制御を行うことにより局所的なリカバリ処理を行う。従って、後段のデマルチプレクサ5に対しては、エラーの生じているデータを供給することがない。なお、データデコーダ4には、出力段に十分な容量のトラックバッファが設けられているため、上述したリカバリ処理の遅延は吸収される。
【0051】
デマルチプレクサ5で発生する局所的なエラーとしては、主映像圧縮信号、副映像圧縮信号及び音声圧縮信号の分割ができず、後段のビデオデコーダ6等に各信号を供給することができない等の場合がある。デマルチプレクサ5では、例えば、MPEG2のフォーマットにおけるシステムヘッダや、パックヘッダ等に含まれるパラメータ情報やDVDフォーマットにおけるナビゲーションパック(Navigation Pack:NV_PCK)に含まれる所定の情報等に基づきこれらの主映像圧縮信号等に分割する。しかしながら、このシステムヘッダ等が検出できない場合は、主映像圧縮信号、副映像圧縮信号及び音声圧縮信号が分割できない。従ってこのような場合には、デマルチプレクサ5は、データデコーダ4のトラックバッファ4aに必要なデータが残っていれば、この残っているデータを再度読み出して、リカバリ処理を行うこととなる。
【0052】
ビデオデコーダ6で発生する局所的なエラーは、ビデオデコーダ6のメモリから復号した画像が出力されず次に復号するメモリ領域が無くなった場合や、メモリが空になり出力する画像が無くなる場合等である。このような場合ビデオデコーダ6は、次に復号するメモリ領域が無くなれば、強制的に画像を出力する等の処理を行う。また、メモリが空になり出力する画像が無くなれば、前に出力している画像を出力し続け、メモリに画像が復号されるまで待機する。
【0053】
以上のように、DVD再生装置100では、局所的なエラーが発生した場合であっても、出力されるビデオ信号等が何等途切れることなく出力され、DVD−VIDEOディスクの再生装置のユーザーは、装置内部でエラーが生じたことを気づかずに視聴できる。
【0054】
つぎに、DVD再生装置100が行うスキップ処理について説明する。
【0055】
DVD再生装置100では、上述したように局所的なリカバリ処理を行うことにより、ビデオ信号等が途切れること無く出力を行うことができる。ところが、局所的なリカバリ処理を行っても、そのリカバリ処理によりエラーの回復ができない場合がある。
【0056】
具体的には、ピックアップ2がフォーカスサーボループの引き込み動作を何度行ってもループがオンしない場合(例えば50回サーボの引き込みを行ってもループがオンしない場合)や、何度ピックアップ2からデータを読み込んでもデータデコーダ4に供給されるデータにエラーが生じており、デマルチプレクサ5に正確なデータが供給できない場合等である。
【0057】
また、デマルチプレクサ5で、システムヘッダ等の情報が全く取り込めず、後段のビデオデコーダ6等にデータを供給できない場合や、ビデオデコーダ6等でデコード処理やヘッダの検出処理を行わなければならないタイミングであっても、ピクチャヘッダやシーケンスエンドコード(Seq End)が一定時間読み取れない場合等である。また、ビデオデコーダ6で画像が復号されるメモリの領域が空の状態が一定時間続いたり、このメモリがFULLの状態であっても画像が出力できない状態が一定時間続いたりした場合である。
【0058】
このような場合は、DVD再生装置100は、局所的なリカバリ処理が不可能であるとして、このエラーを回避するためスキップ処理を行う。
【0059】
以下、このDVD再生装置100における局所的なリカバリ処理が不可能でこのエラーを回避するためのスキップ処理について説明する。
【0060】
まず、この処理内容について説明する前に、このDVD−VIDEOディスクのフォーマットの簡単な説明とスキップ処理で使用する各管理情報,属性,検索情報等を説明をする。
【0061】
DVD−VIDEOディスクでは、図2に示すように、Video Object Set(VOBS)単位で主映像データ,副映像データ,音声データを管理する。このVOBSは、例えば、映画の1作品等の単位となる。このVOBSは、複数のVideo Object(VOB)から構成されている。このVOBは、各データがディスク上に1群として記録されている単位である。また、このVOBSは、複数のCellで構成されている。このCellは、例えば映画における1シーンや1カット等の単位となり、1Cellが数分から10数分という時間の単位である。また、DVDでは、例えば、1つの映画を複数のストーリー展開で見ることができるマルチストーリといったフォーマットやいわゆるパレンタルロックといわれる暴力シーンなどの教育上好ましくないシーンをとばしたりする機能を備えており、このような機能は、このCellの組み合わせにより作成される。
【0062】
Cellは、複数のVideo Object Unit(VOBU)により構成されている。このVOBUは、動画像で0.4から1.2秒の単位であり、このVOBUの中にMPEG2のフォーマットにおける複数のGOP(Group Of Pictures)が含まれることになる。
【0063】
このVOBUは、このVOBUの管理情報を有するパックであるNV_PCKと、主映像を有するパックであるV_PCKと、音声データを有するパックであるA_PCKと、副映像データを有するパックであるSP_PCKとにより構成されている。このV_PCK、A_PCK、SP_PCKは、それぞれMPEG2等のフォーマットで圧縮されて記録媒体1上に記録されている。
【0064】
DVD−VIDEOディスクのフォーマットのおいては、上述した構造の各データがそれぞれ各種管理情報により管理されている。コントローラ11は、映像データ等を記録媒体1から再生する際に、この管理情報を記録媒体1から取得してメモリ13に記憶させ、データの再生等の制御を行う。
【0065】
例えば、各Cellの管理は、PGC(Program Chain)と呼ばれる管理単位で行われる。このPGCの管理情報は、図3に示すProgram Chain Information(PGCI)にある。PGCIのPreCommandには、このPGCの再生前に処理をする管理情報が含まれており、また、PostCommandには、このPGC再生後に処理をする管理情報が含まれている。また、このPGCIには、このPGCで管理するCellの再生順序等の情報が含まれている。コントローラ11は、映画等の再生をする場合に、予めこのPGCIを記録媒体1から読み込み、このPGCIをメモリ13に記憶させておく。そして、コントローラ11はこのPGCIの情報に基づき各部を制御して、指定されたCellを順次再生していく。
【0066】
このようなPGCIは、具体的には図4に示すように、Program Chain General Information(PGC_GI)と、Program Chain Command Table(PGC_CMDT)と、Program Chain Program Table(PGC_PGMAT)と、Cell Play back Information Table(C_PBIT)と、Cell Position Information Table(C_POSIT)といった管理情報を有している。
【0067】
PGC_GIには、このPGC全体の情報が含まれている。例えば、このPGCの情報内容やPGC全体の時間情報等である。PGC_CMDTには、このPGCを再生する前後に行う管理情報が含まれている。例えば、上述したPreCommandやPostCommand等の情報である。PGC_PGMATには、各プログラムの開始Cell番号等が含まれている。C_PBITは、各Cellの再生時間等の情報が含まれている。C_POSITには、各CellのVOB内の続き番号であるID番号等が含まれている。
【0068】
特に、C_PBITには、図5に示すように、PGCを構成する各Cell単位における再生時間等の管理情報のCell Play Back Information(C_PBI)が含まれている。この各CellのC_PBIには、図6に示すように、管理情報としてC_CATと、C_PBTMと、C_FVOBU_SAと、C_FILVU_EAと、C_LVOBU_SAと、C_LVOBU_EAとが含まれている。C_CATには、このCellのカテゴリ情報が示されている。C_PBTMには、このCellの合計の再生時間等が示されている。C_FVOBU_SAには、このCellの最初のVOBUのスタートアドレスが示されている。C_FILVU_EAには、このCellの最初のILVU(インターリーブユニット)のエンドアドレスが示されている。C_LVOBU_SAには、このCellの最後のVOBUのスタートアドレスが示されている。C_LVOBU_EAには、このCellの最後のVOBUのエンドアドレスが示されている。
【0069】
また、各VOBUの管理は、Navigation Pack(NV_PCK)と呼ばれる管理パックに基づき行われる。このNV_PCKは、図2で示したように、各VOBUの先頭にある。コントローラ11は、映画等の再生をする場合に、予めこのNV_PCKをデータデコーダ4及びデマルチプレクサ5等を介して取得してメモリ13に記憶させておき、このNV_PCKの管理情報に基づき再生をしていく。
【0070】
このNV_PCKは、図7(a)及び図8(a)に示すように、映像データの表示の制御情報が含まれるPresentation Control Information(PCI)パケットと、各データのサーチ情報が含まれるData Search Information(DSI)パケットとが含まれている。
【0071】
NV_PCKのPCIには、図7(b)に示すように、PCI全般の管理情報が含まれるPCI General Information(PCI_GI)と、ノンシームレスの場合のアングル切換情報が含まれるAngle Information for non-seamless(NSML_AGLI)と、副映像等を表示する際に所定領域にハイライト表示をする為の情報が含まれるをHighlight Information(HTL)と、主映像データ,副映像データ及び音声データのレコーディング情報が含まれるRecording Information(RECI)とが含まれている。
【0072】
特に、PCI_GIには、図7(c)に示すように、NV_PCK_LBNと、VOBU_CATと、VOBU_UOP_CTLと、VOBU_S_PTMと、VOBU_E_PTMと、VOBU_SE_E_PTMと、C_ELTMとが含まれている。
【0073】
NV_PCK_LBNには、このNV_PCKのアドレスが示されている。VOBU_CATには、このVOBUのカテゴリが示されている。VOBU_UOP_CTLには、ユーザオペレーションの制御情報が示されている。VOBU_S_PTMには、このVOBU内の最初のGOPの表示のスタート時間が示されている。VOBU_E_PTMには、このVOBU内の最後のGOPの表示の終了時間が示されている。VOBU_SE_E_PTMには、このVOBUの主映像データが途切れることが示されている。つまり、このVOBU_SE_E_PTMは、このVOBU内の主映像データにMPEG2のフォーマットにおけるSequence End Codeが配置されており、このVOBUの表示の終了時間VOBU_E_PTM以前に、主映像データの表示が終了する時間を示している。C_ELTMには、このVOBUが含まれるCellの先頭からの経過時間が示されている。この時間時に基づきディスプレイに経過時間等が表示できる。
【0074】
NV_PCKのDSIには、図8(b)に示すように、DSI全般の管理情報が含まれるDSI General Information(DSI_GI)と、シームレスの場合の再生管理情報が含まれるSeamless Playback Information(SML_PBI)と、シームレスの場合のアングル情報が含まれるAngle Information for seamless(SML_AGLI)と、VOBU間の時間間隔等の検索情報が含まれるVOB Unit Search Information(VOBU_SRI)と、音声データ及び副映像データと時間的な一致を示すシンクロ情報が含まれるSynchronous Information(SYNCI)とが含まれている。
【0075】
特に、DSI_GIには、図8(c)に示すように、NV_PCK_SCRと、NV_PCK_LBNと、VOBU_EAと、VOBU_1STREF_EAと、VOBU_2NDREF_EAと、VOBU_3RDREF_EAと、VOBU_VOB_IDNと、VOBU_C_IDNと、C_ELTMとが含まれている。
【0076】
NV_PCK_SCRには、システムクロックの基準が示されている。NV_PCK_LBNには、このNV_PCKのアドレスが示されている。VOBU_EAには、このVOBUのエンドアドレスが示されている。VOBU_1STREF_EAには、このVOBUの最初のI−Pictureが含まれる最後のアドレスが示されている。なお、VOBUにI−Pictureが無い場合には、このデータは、0となる。VOBU_2NDREF_EAには、このVOBUの最初から2番目のI−Picture又はP−Pictureが含まれる最後のアドレスが示されている。なお、VOBUに2枚のI−Picture又はP−Pictureが無い場合には、このデータは、0となる。VOBU_3RDREF_EAには、このVOBUの最初から3番目のI−Picture又はP−Pictureが含まれる最後のアドレスが示されている。なお、VOBUに3枚のI−Picture又はP−Pictureが無い場合には、このデータは、0となる。VOBU_VOB_IDNには、このVOBUのID番号が示されている。VOBU_C_IDNには、このVOBUが含まれるCellのID番号が示されている。C_ELTMには、PCIと同様に、このVOBUが含まれるCellの先頭からの経過時間が示されている。
【0077】
また、このDSIのVOBU_SRIは、図9に示すように、現在のVOBUと、Cell内の他のVOBUとの時間差を示した情報が含まれている。このVOBU_SRIには、例えば、このVOBUの0.5秒先のVOBUのアドレスはFWD1に示されており、7.5秒先のVOBUのアドレスはFWD15に示されている。同様に、このVOBUの0.5秒前のVOBUのアドレスはBWD1に示されており、2.5秒前のVOBUのアドレスはBWD5に示されている。すなわち、FWD−ScanやBWD−Scanを行う為には、コントローラ11がこのVOBU_SRIの情報を検出して再生情報を制御する必要がある。このVOBU_SRIには、具体的には、図10に示すように、FWDNextと、FWDInと、FWDIVideoと、BWDprevと、BWDInと、BWDVideoとが含まれている。
【0078】
FWDInには、このVOBUから時間軸方向に先のVOBUのアドレスが示されている。ここで、添字のnは、時間を表しており、実際には、n×0.5秒の単位である。つまり、30秒先のVOBUアドレスは、FWDI60に示されている。同様に、BWDInには、このVOBUから時間軸方向に前のVOBUのアドレスが示されている。添字のnは、FWDIと同一である。なお、同一のCell内に、所定時間以降或いは所定時間以前のVOBUが無い場合は、このアドレスを示すデータの下30bitはすべて1となる。(なお、このVOBUのアドレスを示すデータは、4byteで示されている。)例えば、Cellの一番最初のVOBUであれば、それ以前のVOBUはこのVOBU_SRIには示されないため各BWDIのアドレスを示すデータの下30bitはすべて1となる。また、Cellの一番最後のVOBUであれば、各FWDIのアドレスを示すデータの下30bitはすべて1となる。
【0079】
FWDINextには、このVOBUの時間的に次のVOBUのアドレスが示されている。また、BWDIPrevには、このVOBUの時間的に直前のVOBUのアドレスが示されている。
【0080】
FWDIVideoには、次の主映像データのストリームのあるVOBUのアドレスが示されている。例えば、主映像データが存在しないVOBUが連続して続くいわゆるビデオギャップの場合は、次に主映像データが存在するVOBUのアドレスを示している。また、BWDIVideoには、主映像データのストリームが途切れる直前のVOBUのアドレスが示されている。例えば、このVOBU以前のVOBUに主映像データが存在していないVOBUが続いていれば、最後に主映像データが存在したVOBUのアドレスである。
【0081】
また、各FDWInのデータは、図11(a)に示すように、アドレスのデータを示すFDWAと、V_FWD_Exist1と、V_FWD_Exist2とで構成されている。アドレスのデータは、上述したように、所定時間先のVOBUのアドレスを示しており、30bitのデータである。V_FWD_Exist1は、この所定時間先のVOBUに主映像データが存在するかどうかを示しており、存在しなければ0であり、存在すれば1である。また、V_FWD_Exist2は、所定時間先のVOBUと、この所定時間先のVOBUのSRIのステップで1つ手前のVOBUとの間に主映像データが存在するかどうかを示しており、映像データが存在すれば1であり、映像データが存在しなければ0である。例えば、図10のFWDI14とFWDI15の間にVOBUが存在して、このFWDI14とFWD15の間のVOBUに映像データが存在すれば、FWDI15のV_FWD_Exist2が1となる。
【0082】
また、各BWDInのデータは、図11(b)に示すように、アドレスのデータと、V_BWD_Exist1と、V_BWD_Exist2とで構成されている。アドレスのデータは、上述したように、所定時間前のVOBUのアドレスを示している。V_BWD_Exist1は、この所定時間前のVOBUに主映像データが存在するかどうかを示しており、存在しなければ0であり、存在すれば1である。また、V_FWD_Exist2は、所定時間先のVOBUと、この所定時間先のVOBUのSRIのステップで1つ手前のVOBUとの間に主映像データが存在するかどうかを示しており、映像データが存在すれば1であり、映像データが存在しなければ0である。
【0083】
なお、以上説明したVOBU_SRIのアドレスは、VOBUの先頭からの距離を示した相対アドレスである。すなわち、このVOBU_SRIに示されるアドレスのVOBUのデータを取得するときは、このVOBU_SRIが含まれる当該VOBUのアドレス(NV_PCK_LBN)に例えばFWDInを加えることとなる。
【0084】
つぎに、DVD再生装置100により行われるスキップ処理について、図12及び図13に示すフローチャートを用いて説明する。
【0085】
DVD再生装置100では、記録媒体100の再生中にコントローラ11が図12に示すステップS1からの処理を行うことにより上記スキップ処理を行う。ステップS1において、コントローラ11は、記録媒体再生中に局所的なリカバリができないエラーが発生したか否かを判断し、局所的なリカバリ処理が行えないエラーが発生するまで待機する。
【0086】
なお、ステップS1で局所的なリカバリができないエラーが発生していない期間が一定時間経過すると、ステップS2及びステップS3で変数rlevelを0とする。なお、この変数のrlevelは、発生したエラーの内容によって重み付けをされる変数であり、この値は0,1,2,3,4の5段階ある。初期値では、このrlevelの値は0である。また、ステップS2及びステップS3で、局所的なリカバリができないエラーが発生していない期間をカウントして、この期間が一定時間経過したときはrlevel=0となることから、局所的なリカバリができないエラーが発生しなければ、rlevelは初期値にもどる。また、コントローラ11は、局所的なリカバリができないエラーが発生したことを、各デマルチプレクサ5やビデオデコーダ6等の各回路からエラーフラグが供給されるため、このエラーフラグを検出することにより判断する。
【0087】
ステップS1で局所的なリカバリができないエラーが発生したと判断すると、ステップS4において、上述したステップS2におけるタイマをリセットする。タイマをリセットするとステップS5において、rlevel=0であるか否かを判断する。rlevel=0である場合はステップS6に進み、rlevel=0でない場合はステップS11に進む。
【0088】
ステップS6において、現在のナビパック(NV_PCK)が存在するか否かを判断する。なお、このナビパック(NV_PCK)は、VOBUがデータデコーダ4及びデマルチプレクサ5を通過したときに、コントローラ11に供給される。コントローラ11は、このNV_PCKをメモリ13に記憶させ、各処理を行っている。従って、このステップS6でコントローラ11は、エラーが発生した現在のNV_PCKをデータデコーダ4或いはデマルチプレクサ5から取得する。
【0089】
現在のナビパック(NV_PCK)を検出できないときは、ステップS7に進み、このステップS7において、rlevel=4にセットしステップS11に進む。
【0090】
現在のナビパック(NV_PCK)を検出できたときは、ステップS8に進む。
【0091】
ステップS8において、この現在のナビパック(NV_PCK)の情報をメモリ13に記憶させ、ステップS9に進む。
【0092】
ステップS9において、現在のrlevelに1を加えて、ステップS10に進む。
【0093】
ステップS10において、ピックアップ2を現在のナビパック(NV_PCK)のセクタアドレス(VOBU_PCK_LBN)を検出し、この現在のNV_PCKが含まれているVOBUからの再生を開始する。すなわち、rlevel=0の場合には、エラーが発生した位置からの再生を試みる。
【0094】
ステップS10で再生を開始すると、ステップS1からの処理を繰り返す。なお、このとき、ステップS1では、rlevel=1となっている。そして、このステップS1で局所的なリカバリ処理が不可能なエラーが一定時間発生しなければ、rlevelは0となる。
【0095】
一方、ステップS5でrlevel=0でない場合及びステップS6で現在のナビパック(NV_PCK)を取得できない場合は、ステップS11からステップS13において、現在のrlevelが1から4のいずれであるかを判断する。 ステップS11においてrlevel=1であれば、ステップS14において、変数rpointを10secに設定し、ステップS20に進む。
【0096】
ステップS12おいてrlevel=2であれば、ステップS15において、変数rpointを30secに設定し、ステップS20に進む。
【0097】
ステップS13においてrlevel=3であれば、ステップS16において、変数rpointを1minに設定し、ステップS20に進む。
【0098】
さらに、ステップS13においてrlevel=3でなければ、すなわち、rlevel=4であれば、変数rpointをcell(ここでは、次に再生すべきCell)に設定し、ステップS20に進む。
【0099】
すなわち、ステップS11から17では、rlevelの重みに応じて、rpointの値を変えている。ここで、このrpointは、後の工程で行う再生するVOBUを現在のVOBUから一定時間とばすスキップ処理を行うが、このスキップ処理をするために用いられる。つまり、rlevel=1のときは、現在のVOBUから10秒先のVOBUから再生を開始し、rlevel=2ときは、30秒先のVOBUから再生を開始する。また、rlevel=3のときは、1分先のVOBUから再生を開始し、rlevel=4のときは、現在再生しているVOBUが含まれるCellの次のCellから再生を開始する。
【0100】
ステップS14からステップS17でrpointの設定を終えると、図13に示すステップS20において、現在のDVD再生装置100のモードがリバースモード(FR:反転再生)か或いはスローリバースモード(SR:スローの反転再生)等であるかどうかを判断する。すなわち、現在のモードが逆方向のモードか順方向のモードかを判断する。順方向であると判断する場合はステップS21に進み、逆方向であると判断する場合は、ステップS22に進む。
【0101】
ステップS21において、メモリ13に記憶している現在のナビパック(NV_PCK)の情報を検索し、現在のVOBUからrpoint分先の時間のVOBU_SAを取得する。このVOBU_SAは、NV_PCKのVOBU_SRIを参照して求められる。このVOBU_SRIのFWDInには、現在のVOBUからrpoint先のVOBUのアドレスが示されている。そして、ステップS21からステップS23に進む。
【0102】
また、ステップS22において、メモリ13に記憶している現在のナビパック(NV_PCK)のVOBU_SRIの情報を検索し、現在のVOBUからrpoint時間前のVOBU_SAを取得する。上述のステップS21の処理と同様にVOBU_SRIのBWDInには、現在のVOBUからrpoint前のVOBUのアドレスが示されている。そして、ステップS22からステップS23に進む。
【0103】
なお、ステップS21及びステップS22において、rlevel=4でありrpointがCellのときは、NV_PCKのVOBU_SRIではなく、メモリ13に記憶しているPGCIのC_FVOBU_SAやC_LVOBU_SA等を参照することとなる。
【0104】
ステップS23において、ステップS21及びステップS22で取得したVOBU_SAが現在のVOBUが含まれているCellの範囲を超えているかどうかを判断する。Cellの範囲を超えていれば、ステップS24に進み、rlevel=4に設定して、ステップS11からの処理を繰り返す。また、Cellの範囲を超えていない場合は、ステップS25に進む。
【0105】
ここで、この判断は、先のステップS21又はステップS22で参照したVOBU_SRIのFWDI又はBWDIを参照して行われる。すなわち、FWDI及びBWDIのデータの下30bitがすべて1であれば、現在再生しているCellの中に、所定時間先のVOBUがないこととなり、係る場合は、Cellの範囲を超えていることとなる。なお、rlevel=4のときには、必ずCellの範囲を超えていないこととなるので、このときは必ずステップS25に進む。
【0106】
ステップST25において、現在のCellが再生範囲のCellを超えたかどうかを判断する。例えば、順方向の再生をしている場合は、映画等のすべての映像が終了した場合やユーザが規定した再生範囲を超えて終了する場合である。また、逆方向の再生をしている場合は、映画等の始まりのCellを過ぎてしまった等である。再生Cellを超えているときには、処理を終了し、再生Cellを超えていない場合は、ステップS26に進む。
【0107】
ステップS26において、rlevel=4であるかどうかを判断し、rlevel=4でなければ、ステップS27において現在のrlevelに1を加えてステップS28に進み、rlevel=4であれば、そのままステップS28に進む。
【0108】
ステップS28において、ステップS21及びステップS22で取得した再生すべきVOBU_SAから再生を試みる。
【0109】
ここで、rlevel=1のときは、現在のVOBUから10秒先のVOBUから試みる。rlevel=2のときは、現在のVOBUから30秒先のVOBUから試みる。また、rlevel=3のときは、現在のVOBUから1分先のVOBUから試みる。そして、rlevel=4のときは、次のCellからの再生を試みる。
【0110】
すなわち、このステップS1からステップS28の処理を繰り返すことにより、エラーのrlevelの重みを変えて処理を行っていく。
【0111】
ステップS28で再生先のVOBUをスキップさせて再生を開始すると、ステップS1からの処理を繰り返す。
【0112】
以上のように、DVD再生装置100では、局所的なエラーのリカバリができな場合であっても、エラーが発生した読出し位置から一定距離読出し位置をスキップさせて読出しを開始するため、映像出力を保つことができる。
【0113】
また、rlevelを用いてエラーの内容に重み付けを行い、この重み付けみもとづき、読出し位置を変えている。このことにより、エラーの内容に応じたエラーリカバリ処理ができる。
【0114】
なお、上述した実施の形態の説明においては、DVDのフォーマットを用いて説明したがこのフォーマットに限らず他のフォーマットにおいても、記録媒体からの読出し位置を変えることにより実現ができる。
【0115】
【発明の効果】
本発明の記録媒体の再生装置では、読出し部又は1のデータ処理部により局所的リカバリができない場合には、制御部が読出し部又は1のデータ処理部内のエラーの内容に基づき、記録媒体から読み出すデータの位置を変更するので、エラーが発生したデータの部分をデータとして出力せず、一定時間先のデータから出力を再開することができる。さらに、エラーが発生している部分を除き、他の部分を再生してもその映像等としての出力を保つことができる。
【0116】
また、本発明の記録媒体の再生装置では、制御部が、読出し部又は1のデータ処理部内のエラーの内容に基づき、記録媒体から読み出すデータの位置を変更することにより、エラーの内容に応じたデータの出力を行うことができる。
【0117】
本発明の記録媒体の再生方法では、読出し工程又は1のデータ処理工程で局所的リカバリが行えない場合には、読出し部又は1のデータ処理部内のエラーの内容に基づき、記録媒体から読み出すデータの位置を変更するので、エラーが発生したデータの部分をデータとして出力せず、一定時間先のデータから出力を再開することができる。さらに、エラーが発生している部分を除き、他の部分を再生してもその映像等としての出力を保つことができる。
【0118】
また、本発明の記録媒体の再生方法では、読出し工程又は1のデータ処理工程でののエラーの内容に基づき、記録媒体から読み出すデータの位置を変更することにより、エラーの内容に応じたデータの出力を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したDVD再生装置のブロック構成図である。
【図2】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図3】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図4】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図5】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図6】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図7】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図8】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図9】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図10】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図11】DVD−VIDEOのフォーマットの説明図である。
【図12】本発明を適用したDVD再生装置のコントローラの処理内容を説明するフローチャートである。
【図13】本発明を適用したDVD再生装置のコントローラの処理内容を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録媒体、2 ピックアップ、3 RF回路、4 データデコーダ、5 デマルチプレクサ、6 ビデオデコーダ、7 副映像デコーダ、8 オーディオデコーダ、9 NTSC変換回路、10 D/A変換回路、11 コントローラ、12 ユーザーインターフェース、13 メモリ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a recording medium playback apparatus and a recording medium playback method that record temporally continuous data such as video data and audio data, and more particularly to a recording medium that performs error processing when an error occurs during playback. The present invention relates to a reproducing apparatus and a reproducing method of a recording medium.
[0002]
[Prior art]
In general, a reproducing apparatus for a recording medium such as an optical disc performs a recovery process when an error occurs such as when data cannot be read or when a decoder hangs up. This recovery process differs in processing method depending on the circuit in which the error has occurred and the content of the error. The recovery process performed by the conventional DVD-VIDEO disc playback device will be described below, classified by error contents.
[0003]
First, a case where a so-called local error occurs in the case where an error occurs in each component unit of the DVD-VIDEO disc playback apparatus will be described. This local error is, for example, when the pickup is vibrated due to an external impact or the like and the focus is lost, or when the track is removed. Also, there are cases where the sector address of the read data is not correct due to the track being off, or the data cannot be corrected due to an ECC error or an EDC error.
[0004]
In addition, as the local error, there are a case where the video decoder or the audio decoder hangs up, or a case where processing such as a demultiplexer for distributing video data and audio data hangs up.
[0005]
When such a local error occurs, the recovery process is performed in units of components where the error has occurred, and does not affect other components. That is, so-called local recovery processing that is recovery processing is performed for each circuit. Specifically, when the focus or the track is out, the pickup pulls in the focus servo or the track servo again, and reads again from the data in which the error has occurred. Then, the data in which an error has occurred is not supplied to a video decoder or the like that performs subsequent processing.
[0006]
If the video decoder, audio decoder, demultiplexer, etc. hang up, if there is a track buffer in the preceding stage, the data is read again from the track buffer based on the position where the error occurred, decoded, etc. Perform the process. The video signal and audio signal to be output are not affected at all.
[0007]
That is, in the case of a local error, the output video signal or the like is output without any interruption even if recovery processing is performed. Therefore, the user of the DVD-VIDEO disc playback device can view the content without noticing that an error has occurred inside the device.
[0008]
Secondly, a case where a so-called fatal error occurs when an error occurs in the entire operation of the DVD-VIDEO disc playback apparatus will be described. This fatal error is, for example, when the disk is running out of control or when the mechanical operation is defective.
[0009]
Also, as a fatal error, for example, when a mode such as playback or fast-forwarding transitions, this mode transition is not performed for a certain period of time, or communication with the interface controller or drive controller is not performed correctly for a certain period of time. There is also an operation related to a system controller that controls the system of the apparatus. Further, there are cases where data cannot be read at all due to damage to the disk, or when there is a defect in the disk information recorded on the disk.
[0010]
Such a fatal error recovery process cannot be continued as it is, and therefore the apparatus is stopped. Specifically, when mode transition or communication is not performed for a predetermined time, a reset process, a process of turning off the power, and the like are performed. In the case of an error caused by a disk, for example, the disk is stopped because there is no disk, or a disk tray loaded with a disk is automatically delivered to the outside.
[0011]
That is, in the case of a fatal error, the video signal or the like cannot be reproduced. Therefore, the user of the DVD-VIDEO disc playback device cannot continuously view the video and the like.
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when a local error occurs, the local recovery process as described above is performed, but the cause of the error may not be resolved by this local recovery process. For example, the focus servo or track servo pull-in operation cannot be performed even after several tens of times, or the video decoder, the audio decoder, the demultiplexer, etc. hang up and cannot be recovered. Furthermore, even if data is read from the recording medium many times, only data in which an error has occurred may be read.
[0013]
In such a case, the conventional DVD-VIDEO disc playback apparatus performs the same recovery process as in the case of the fatal error described above. That is, the reproduction process of the disk is stopped, the apparatus is reset, and the like.
[0014]
However, if the data recorded on the recording medium is so-called sequential data that is temporally continuous, such as video data and audio data, the other parts are reproduced except for the part where the error has occurred. However, it is required to maintain the output as the video.
[0015]
That is, if the recorded data is computer data, if there is a data error in a part or if there is no part of the data, there is no meaning in the whole data. However, if the recorded data is sequential data such as video data, even if some data does not exist, the subsequent data is not affected, and the user understands the meaning of the data. It is possible. Therefore, when reproducing sequential data such as video data, it is required to maintain the reproduction output even if some data cannot be reproduced due to an error.
[0016]
In addition, on a recording medium on which data is physically sequentially recorded, such as a laser disk, the reproduction output is maintained even if the pickup is simply skipped. However, in a DVD-VIDEO disc or the like, data is physically recorded randomly, that is, a data stream is configured in units of packets, and therefore in a process of simply skipping pickup, data is continuously recorded. I can't keep sex.
[0017]
The present invention has been made in view of such circumstances, and provides a recording medium reproducing apparatus and a recording medium reproducing method capable of maintaining output even when local error recovery cannot be performed. The purpose is to provide.
[0018]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-described problem, a recording medium reproducing apparatus according to the present invention reads out data having continuity from a recording medium in which continuity data is physically recorded at the time of reproduction. And when the error occurs in the reading unit or one data processing unit among the reading unit and the plurality of data processing units. Control for performing local recovery to ensure data continuity for other data processing units by performing data reading or reproduction processing again from the data position where an error has occurred by the reading unit or one data processing unit. Furthermore, when the local recovery cannot be performed by the reading unit or one data processing unit, Based on the error content in the reading unit or one data processing unit, the position of the data read from the recording medium is changed. And a control unit.
[0021]
According to the recording medium reproducing method of the present invention, the continuous data is read out from the recording medium in which the continuous data is physically recorded at the time of reproduction. When an error occurs in a plurality of data processing steps for performing data reproduction processing and the reading step or one of the plurality of data processing steps, the reading step or one data processing step The data reading and data reproduction processes are performed again from the data position where the error occurred in
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a DVD-VIDEO disc playback apparatus (hereinafter referred to as a DVD playback apparatus) to which the present invention is applied will be described with reference to the drawings.
[0024]
FIG. 1 is a block diagram of a DVD playback apparatus.
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
Here, the main video compressed data is video data compressed by the MPEG2 method, and is, for example, Video streams in the DVD format. The sub-picture compressed data is data such as a caption image synthesized with the main picture, and is, for example, Sub-picture streams in the DVD format. The audio compressed data is audio data compressed by a method such as MPEG2, and is an audio stream in the DVD format.
[0036]
The
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
The audio decoder 8 decodes the audio compression data to generate decompressed audio data. That is, if the audio compressed data is compressed in the MPEG2 format, the audio decoder 8 performs an expansion process corresponding to this and generates audio data. If the audio data is encoded in a format such as PCM in addition to the MPEG2 format, a decoding process corresponding to this is performed. The audio decoder 8 supplies the generated audio data to the D /
[0040]
The
[0041]
The D /
[0042]
The
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
Next, local recovery processing when a local error occurs in the
[0046]
Examples of local errors that occur in the
[0047]
The
[0048]
Examples of local errors that occur in the
[0049]
As described above, local errors that occur in the
[0050]
Therefore, in the
[0051]
As a local error that occurs in the
[0052]
A local error that occurs in the
[0053]
As described above, in the
[0054]
Next, a skip process performed by the
[0055]
In the
[0056]
Specifically, when the
[0057]
Further, when the
[0058]
In such a case, assuming that local recovery processing is impossible, the
[0059]
Hereinafter, a skip process for avoiding this error when local recovery process in the
[0060]
First, before describing the processing contents, a brief description of the format of the DVD-VIDEO disc and each management information, attribute, search information, etc. used in the skip processing will be described.
[0061]
In the DVD-VIDEO disc, as shown in FIG. 2, main video data, sub-video data, and audio data are managed in units of Video Object Set (VOBS). This VOBS is a unit of, for example, one movie work. This VOBS is composed of a plurality of Video Objects (VOB). This VOB is a unit in which each data is recorded as a group on the disc. Moreover, this VOBS is comprised by several Cell. This cell is a unit of one scene or one cut in a movie, for example, and one cell is a unit of time from several minutes to several tens of minutes. In addition, the DVD has a function of skipping scenes that are undesirable in education, such as a multi-story format in which one movie can be viewed in multiple story developments, and a violent scene called so-called parental lock. Such a function is created by the combination of the cells.
[0062]
The cell is composed of a plurality of video object units (VOBU). This VOBU is a unit of 0.4 to 1.2 seconds in a moving image, and a plurality of GOPs (Group Of Pictures) in the MPEG2 format are included in this VOBU.
[0063]
This VOBU is composed of NV_PCK which is a pack having management information of this VOBU, V_PCK which is a pack having main video, A_PCK which is a pack having audio data, and SP_PCK which is a pack having sub video data. ing. The V_PCK, A_PCK, and SP_PCK are each compressed on a format such as MPEG2 and recorded on the
[0064]
In the DVD-VIDEO disc format, each piece of data having the structure described above is managed by various management information. When reproducing video data or the like from the
[0065]
For example, each cell is managed in a management unit called PGC (Program Chain). This PGC management information is in Program Chain Information (PGCI) shown in FIG. The PGCI PreCommand includes management information to be processed before the reproduction of the PGC, and the PostCommand includes management information to be processed after the PGC reproduction. Further, this PGCI includes information such as the playback order of the cells managed by this PGC. The
[0066]
Specifically, as shown in FIG. 4, such PGCI includes Program Chain General Information (PGC_GI), Program Chain Command Table (PGC_CMDT), Program Chain Program Table (PGC_PGMAT), Cell Play back Information Table ( Management information such as C_PBIT) and Cell Position Information Table (C_POSIT).
[0067]
PGC_GI includes information on the entire PGC. For example, information content of the PGC, time information of the entire PGC, and the like. PGC_CMDT includes management information to be performed before and after reproducing this PGC. For example, information such as the above-described PreCommand and PostCommand. PGC_PGMAT includes the start cell number of each program. C_PBIT includes information such as the playback time of each cell. C_POSIT includes an ID number that is a serial number in the VOB of each Cell.
[0068]
In particular, as shown in FIG. 5, C_PBIT includes Cell Play Back Information (C_PBI) of management information such as playback time in each cell unit constituting the PGC. As shown in FIG. 6, C_CAT, C_PBTM, C_FVOBU_SA, C_FILVU_EA, C_LVOBU_SA, and C_LVOBU_EA are included in the C_PBI of each Cell as management information. C_CAT shows the category information of this Cell. C_PBTM indicates the total playback time of the cell. C_FVOBU_SA indicates the start address of the first VOBU of this Cell. C_FILVU_EA indicates the end address of the first ILVU (interleave unit) of this Cell. C_LVOBU_SA indicates the start address of the last VOBU of this Cell. C_LVOBU_EA indicates the end address of the last VOBU of this Cell.
[0069]
Each VOBU is managed based on a management pack called a navigation pack (NV_PCK). This NV_PCK is at the head of each VOBU as shown in FIG. When playing back a movie or the like, the
[0070]
As shown in FIGS. 7A and 8A, this NV_PCK includes a Presentation Control Information (PCI) packet including video data display control information and Data Search Information including search information of each data. (DSI) packet.
[0071]
As shown in FIG. 7B, the NV_PCK PCI includes PCI General Information (PCI_GI) including general PCI management information and Angle Information for non-seamless (non-seamless angle switching information). NSML_AGLI), which includes information for highlight display in a predetermined area when displaying sub-pictures, etc., and includes highlight information (HTL), and recording information of main video data, sub-video data, and audio data Recording Information (RECI) is included.
[0072]
In particular, PCI_GI includes NV_PCK_LBN, VOBU_CAT, VOBU_UOP_CTL, VOBU_S_PTM, VOBU_E_PTM, VOBU_SE_E_PTM, and C_ELTM, as shown in FIG. 7C.
[0073]
NV_PCK_LBN indicates the address of this NV_PCK. VOBU_CAT indicates the category of this VOBU. In VOBU_UOP_CTL, control information of user operation is indicated. VOBU_S_PTM indicates the start time for displaying the first GOP in this VOBU. VOBU_E_PTM indicates the end time for displaying the last GOP in this VOBU. VOBU_SE_E_PTM indicates that the main video data of this VOBU is interrupted. That is, this VOBU_SE_E_PTM indicates that the main video data in this VOBU has a sequence end code in the MPEG2 format, and the display time of the main video data ends before the end time VOBU_E_PTM of this VOBU display. Yes. C_ELTM indicates the elapsed time from the beginning of the Cell including this VOBU. Based on this time, the elapsed time or the like can be displayed on the display.
[0074]
As shown in FIG. 8B, the NV_PCK DSI includes DSI General Information (DSI_GI) including management information of DSI in general, Seamless Playback Information (SML_PBI) including playback management information in a seamless case, Angle information for seamless (SML_AGLI) including angle information in case of seamless, VOB Unit Search Information (VOBU_SRI) including search information such as time interval between VOBUs, audio data and sub-picture data in time And Synchronous Information (SYNCI) including the sync information.
[0075]
8C includes NV_PCK_SCR, NV_PCK_LBN, VOBU_EA, VOBU_1STREF_EA, VOBU_2NDREF_EA, VOBU_3RDREF_EA, VOBU_EA, VOBU_EA, VOBU_EA
[0076]
NV_PCK_SCR indicates a system clock reference. NV_PCK_LBN indicates the address of this NV_PCK. VOBU_EA indicates the end address of this VOBU. In VOBU_1STREF_EA, the last address including the first I-Picture of this VOBU is shown. If there is no I-Picture in the VOBU, this data is 0. VOBU_2NDREF_EA indicates the last address including the second I-Picture or P-Picture from the beginning of this VOBU. If there are no two I-Pictures or P-Pictures in the VOBU, this data is zero. VOBU — 3RDREF_EA indicates the last address including the third I-Picture or P-Picture from the beginning of this VOBU. If there are no three I-Pictures or P-Pictures in the VOBU, this data is zero. In VOBU_VOB_IDN, the ID number of this VOBU is shown. In VOBU_C_IDN, the ID number of the Cell including this VOBU is shown. C_ELTM indicates the elapsed time from the top of the Cell including this VOBU, as in the case of PCI.
[0077]
Also, the VOBU_SRI of this DSI includes information indicating the time difference between the current VOBU and other VOBUs in the cell, as shown in FIG. In this VOBU_SRI, for example, the address of the VOBU 0.5 seconds ahead of this VOBU is shown in FWD1, and the address of the VOBU 7.5 seconds ahead is shown in FWD15. Similarly, the address of the VOBU 0.5 seconds before this VOBU is shown in BWD1, and the address of the VOBU 2.5 seconds before is shown in BWD5. That is, in order to perform FWD-Scan or BWD-Scan, it is necessary for the
[0078]
In FWDIn, the address of the previous VOBU in the time axis direction from this VOBU is shown. Here, the subscript n represents time, and is actually a unit of n × 0.5 seconds. That is, the
[0079]
FWDINext indicates the address of the next VOBU in terms of time for this VOBU. Also, BWDIPrev indicates the address of the VOBU immediately before this VOBU.
[0080]
FWDVideo indicates the address of the VOBU in which the next main video data stream exists. For example, in the case of a so-called video gap in which VOBUs in which main video data does not exist continue continuously, the address of the VOBU in which main video data exists next is indicated. Also, BWDVideo indicates the address of the VOBU immediately before the main video data stream is interrupted. For example, if the VOBU before the VOBU is followed by a VOBU in which no main video data exists, it is the address of the VOBU in which the main video data last exists.
[0081]
Further, as shown in FIG. 11A, each FDWIn data is composed of FDWA indicating address data, V_FWD_Exist1, and V_FWD_Exist2. As described above, the address data indicates the address of the VOBU ahead of a predetermined time, and is 30-bit data. V_FWD_Exist1 indicates whether or not main video data exists in the VOBU ahead of the predetermined time, and is 0 if it does not exist, and 1 if it exists. V_FWD_Exist2 indicates whether or not main video data exists between a VOBU that is a predetermined time ahead and the VOBU that is one step earlier in the SRI step of the VOBU that is a predetermined time ahead. 1 if there is no video data. For example, if VOBU exists between
[0082]
Each BWDIn data is composed of address data, V_BWD_Exist1, and V_BWD_Exist2, as shown in FIG. 11B. As described above, the address data indicates the address of the VOBU a predetermined time ago. V_BWD_Exist1 indicates whether or not the main video data exists in the VOBU before the predetermined time, and is 0 if it does not exist, and 1 if it exists. V_FWD_Exist2 indicates whether or not main video data exists between a VOBU that is a predetermined time ahead and the VOBU that is one step earlier in the SRI step of the VOBU that is a predetermined time ahead. 1 if there is no video data.
[0083]
Note that the VOBU_SRI address described above is a relative address indicating the distance from the head of the VOBU. That is, when acquiring VOBU data at the address indicated by this VOBU_SRI, for example, FWDIn is added to the address (NV_PCK_LBN) of the VOBU including this VOBU_SRI.
[0084]
Next, the skip processing performed by the
[0085]
In the
[0086]
Note that when a certain period of time has elapsed in which no error that cannot be locally recovered has occurred in step S1, the variable rlevel is set to 0 in steps S2 and S3. The variable rlevel is a variable that is weighted according to the content of the error that has occurred, and this value has five levels of 0, 1, 2, 3, and 4. In the initial value, the value of this rlevel is 0. In step S2 and step S3, the period during which no error that cannot be recovered locally is counted, and rlevel = 0 when this period elapses for a certain period of time, so local recovery cannot be performed. If no error occurs, rlevel returns to the initial value. In addition, the
[0087]
If it is determined in step S1 that an error that cannot be locally recovered has occurred, the timer in step S2 described above is reset in step S4. When the timer is reset, it is determined in step S5 whether rlevel = 0. When rlevel = 0, the process proceeds to step S6. When rlevel = 0 is not satisfied, the process proceeds to step S11.
[0088]
In step S6, it is determined whether or not the current navigation pack (NV_PCK) exists. The navigation pack (NV_PCK) is supplied to the
[0089]
If the current navigation pack (NV_PCK) cannot be detected, the process proceeds to step S7. In step S7, rlevel = 4 is set, and the process proceeds to step S11.
[0090]
If the current navigation pack (NV_PCK) has been detected, the process proceeds to step S8.
[0091]
In step S8, the current navigation pack (NV_PCK) information is stored in the
[0092]
In step S9, 1 is added to the current rlevel, and the process proceeds to step S10.
[0093]
In step S10, the
[0094]
When reproduction is started in step S10, the processing from step S1 is repeated. At this time, rlevel = 1 in step S1. If no error that cannot be locally recovered in this step S1 occurs for a certain period of time, rlevel becomes zero.
[0095]
On the other hand, if rlevel = 0 is not satisfied in step S5 and if the current navigation pack (NV_PCK) cannot be acquired in step S6, it is determined in steps S11 to S13 whether the current rlevel is 1 to 4. If rlevel = 1 in step S11, variable rpoint is set to 10 sec in step S14, and the process proceeds to step S20.
[0096]
If rlevel = 2 in step S12, variable rpoint is set to 30 sec in step S15, and the process proceeds to step S20.
[0097]
If rlevel = 3 in step S13, variable rpoint is set to 1 min in step S16, and the process proceeds to step S20.
[0098]
Furthermore, if rlevel = 3 is not satisfied in step S13, that is, if rlevel = 4, the variable rpoint is set to cell (here, Cell to be reproduced next), and the process proceeds to step S20.
[0099]
That is, in steps S11 to S17, the value of rpoint is changed according to the rlevel weight. Here, this rpoint is used to perform a skip process in which a VOBU to be played back in a later step is skipped from the current VOBU for a certain period of time. That is, when rlevel = 1, playback starts from the VOBU that is 10 seconds ahead of the current VOBU, and when rlevel = 2, playback starts from the VOBU 30 seconds ahead. When rlevel = 3, playback starts from the VOBU one minute ahead, and when rlevel = 4, playback starts from the cell next to the cell containing the currently played VOBU.
[0100]
When rpoint setting is completed in step S14 to step S17, in step S20 shown in FIG. 13, the current mode of the
[0101]
In step S21, information on the current navigation pack (NV_PCK) stored in the
[0102]
Further, in step S22, the information of VOBU_SRI of the current navigation pack (NV_PCK) stored in the
[0103]
In step S21 and step S22, when rlevel = 4 and rpoint is Cell, PGCI C_FVOBU_SA, C_LVOBU_SA, etc. stored in the
[0104]
In step S23, it is determined whether or not the VOBU_SA acquired in steps S21 and S22 exceeds the range of the cell including the current VOBU. If the cell range is exceeded, the process proceeds to step S24, rlevel = 4 is set, and the process from step S11 is repeated. Moreover, when not exceeding the range of Cell, it progresses to step S25.
[0105]
Here, this determination is made with reference to the FWDI or BWDI of the VOBU_SRI referred to in the previous step S21 or step S22. That is, if all the lower 30 bits of FWDI and BWDI data are 1, there is no VOBU ahead of a predetermined time in the currently playing cell, and in such a case, the cell range is exceeded. Become. Note that when rlevel = 4, the range of the cell is not necessarily exceeded, and at this time, the process always proceeds to step S25.
[0106]
In step ST25, it is determined whether or not the current cell exceeds the cell in the reproduction range. For example, when the playback is in the forward direction, it is the case where all the videos such as a movie have ended or the case where the playback ends beyond the playback range defined by the user. Also, when playing in the reverse direction, the beginning cell of a movie or the like has passed. When the reproduction cell is exceeded, the process is terminated. When the reproduction cell is not exceeded, the process proceeds to step S26.
[0107]
In step S26, it is determined whether rlevel = 4. If rlevel = 4 is not satisfied, 1 is added to the current rlevel in step S27 and the process proceeds to step S28. If rlevel = 4, the process proceeds to step S28 as it is. .
[0108]
In step S28, reproduction is attempted from the VOBU_SA to be reproduced acquired in steps S21 and S22.
[0109]
Here, when rlevel = 1, an attempt is made from the VOBU 10 seconds ahead of the current VOBU. When rlevel = 2, an attempt is made from the VOBU 30 seconds ahead of the current VOBU. When rlevel = 3, an attempt is made from a VOBU one minute ahead of the current VOBU. When rlevel = 4, reproduction from the next cell is attempted.
[0110]
That is, by repeating the processing from step S1 to step S28, the processing is performed while changing the weight of the error rlevel.
[0111]
When playback is started by skipping the playback destination VOBU in step S28, the processing from step S1 is repeated.
[0112]
As described above, in the
[0113]
Also, the error level is weighted using rlevel, and the reading position is changed based on this weighting basis. As a result, error recovery processing according to the content of the error can be performed.
[0114]
In the above description of the embodiment, the DVD format is used. However, the present invention is not limited to this format and can be realized by changing the reading position from the recording medium.
[0115]
【The invention's effect】
In the recording medium reproducing apparatus of the present invention, By reading unit or 1 data processing unit When local recovery is not possible Is The control unit Since the position of data to be read from the recording medium is changed based on the content of the error in the reading unit or one data processing unit, It is possible to resume the output from the data ahead of a certain time without outputting the data portion where the error has occurred as data. Furthermore, the output as the video or the like can be maintained even if other portions are reproduced except for the portion where the error has occurred.
[0116]
Further, in the recording medium reproducing apparatus of the present invention, the control unit changes the position of data read from the recording medium based on the error content in the reading unit or one data processing unit, and thus according to the error content. Data can be output.
[0117]
In the recording medium reproduction method of the present invention, when local recovery cannot be performed in the reading step or one data processing step, Since the position of data to be read from the recording medium is changed based on the content of the error in the reading unit or one data processing unit, It is possible to resume the output from the data ahead of a certain time without outputting the data portion where the error has occurred as data. Furthermore, the output as the video or the like can be maintained even if other portions are reproduced except for the portion where the error has occurred.
[0118]
In the recording medium reproduction method of the present invention, the position of data to be read from the recording medium is changed based on the content of the error in the reading step or one data processing step, so that the data corresponding to the content of the error is changed. Output can be done.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram of a DVD playback apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 3 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 4 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 6 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 7 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 8 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 11 is an explanatory diagram of a DVD-VIDEO format.
FIG. 12 is a flowchart for explaining processing contents of a controller of a DVD playback apparatus to which the present invention is applied.
FIG. 13 is a flowchart illustrating processing contents of a controller of a DVD playback apparatus to which the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
1 recording medium, 2 pickup, 3 RF circuit, 4 data decoder, 5 demultiplexer, 6 video decoder, 7 sub-picture decoder, 8 audio decoder, 9 NTSC conversion circuit, 10 D / A conversion circuit, 11 controller, 12 user interface , 13 memory
Claims (18)
上記読出し部から読み出したデータの再生処理を施す複数のデータ処理部と、
上記読出し部及び複数のデータ処理部のうち読出し部又は1のデータ処理部内でエラーが発生した場合に、この読出し部又は1のデータ処理部によりエラーが発生したデータの位置から再度データの読み出し又は再生処理を施して他のデータ処理部に対してはデータの連続性を確保する局所的リカバリを行う制御をし、さらに、この読出し部又は1のデータ処理部により上記局所的リカバリが行えない場合には、上記読出し部又は1のデータ処理部内のエラーの内容に基づき、記録媒体から読み出すデータの位置を変更する制御部とを備えることを特徴とする記録媒体の再生装置。A reading unit for reading out the data having continuity from the recording medium in which the data having continuity at the time of reproduction is physically randomly recorded;
A plurality of data processing units for performing reproduction processing of data read from the reading unit;
When an error occurs in the reading unit or one data processing unit among the reading unit and the plurality of data processing units, data is read again from the position of the data in which the error has occurred by this reading unit or one data processing unit or When performing recovery processing to perform local recovery to ensure continuity of data for other data processing units, and the local recovery cannot be performed by this reading unit or one data processing unit Comprises a control unit that changes the position of data read from the recording medium based on the content of the error in the reading unit or one data processing unit .
上記制御部は、上記局所的リカバリが行えない場合に変更される読み出しデータの位置が、再生範囲の上記第1データ単位を超えるか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の再生装置。 The continuous data is recorded on the recording medium so as to be managed for each predetermined first data unit,
2. The control unit according to claim 1, wherein the control unit determines whether or not a position of read data to be changed when the local recovery cannot be performed exceeds the first data unit in a reproduction range . Recording medium playback device.
上記読出し工程により読み出したデータの再生処理を施す複数のデータ処理工程と、
上記読出し工程及び複数のデータ処理工程のうち読出し工程又は1のデータ処理工程でエラーが発生した場合に、この読出し工程又は1のデータ処理工程内でエラーが発生した データの位置から再度データの読み出し及びデータ再生処理を施して他のデータ処理工程に対してはデータの連続性を確保する局所的リカバリを行い、さらに、この読出し工程又は1のデータ処理工程で上記局所的リカバリが行えない場合には、読出し部又は1のデータ処理部内のエラーの内容に基づき、記録媒体から読み出すデータの位置を変更することを特徴とする記録媒体の再生方法。 A reading process of reading out the data having continuity from the recording medium in which the data having continuity at the time of reproduction is physically randomly recorded,
A plurality of data processing steps for performing reproduction processing of the data read by the reading step;
When an error occurs in the reading step or one of the plurality of data processing steps, the data is read again from the position of the data in which the error occurred in the reading step or one of the data processing steps. And local recovery to ensure data continuity with respect to other data processing steps by performing data reproduction processing, and when the local recovery cannot be performed in this reading step or one data processing step A method for reproducing a recording medium, wherein the position of data to be read from the recording medium is changed based on the content of an error in the reading unit or one data processing unit .
上記制御部は、上記局所的リカバリが行えない場合に変更される読み出しデータの位置が、再生範囲の上記第1データ単位を超えるか否かを判別することを特徴とする請求項10に記載の記録媒体の再生方法。The said control part discriminate | determines whether the position of the read data changed when the said local recovery cannot be performed exceeds the said 1st data unit of a reproduction | regeneration range, It is characterized by the above-mentioned. A method for reproducing a recording medium.
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