JP3787583B1 - マスキングテープ貼り付け器具 - Google Patents

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【課題】入り隅の間隔幅調整のためのマスキングテープ貼り付けの器具。
【解決手段】円盤状間仕切り板、これから左右両方向に水平方向に突出し、かつ外周面にネジが形成されたテープホルダー用軸、円盤状回転板及びマスキングテープを保持するための突出部が一体に形成され、テープホルダー軸の外周面に形成されたネジと係合するネジが形成されているマスキングテープ用ホルダー、マスキングテープ用ホルダーに係止されマスキングテープの脱落を防止するキャップ、マスキングテープの外周面を保護すると共に、マスキングテープ用ホルダーを回転するための切り欠きが上部に設けられ、テープホルダー軸と一体に形成されている容器本体から構成されるマスキングテープ貼り付けの器具。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建築工事の入り隅の隙間を埋めるコーキングに先立って、マスキングテープ
あるいは養生テープを貼り付ける器具に関し、特に、入り隅とマスキングテープとの間隔を調整することができるマスキングテープ貼り付け器具に関する。
特開平8−127460号公報には、マスキングテープのケースとは別体にガイド板を設けて、入り隅とマスキングテープとの間隔を調整することができるマスキングテープ貼り付け器具が提案されている。
また、特開2004−27802号公報には、マスキングテープの工具本体に、厚みが異なる複数個のコの字状目地幅調整板を被せて、入り隅とマスキングテープとの間隔を調整するマスキングテープ貼り付け器具が開示されている。
特開平8−127460号公報 特開2004−27802号公報
特開平8−127460号公報に記載のマスキングテープ貼り付け器具では、マスキングテープケースとは別体にガイド板が設けられており、入り隅とマスキングテープとの間隔を小さくすることが困難である
特開2004−27802号公報に記載のマスキングテープ貼り付け器具においては、厚みが異なる複数個のコの字状目地幅調整板を別々に保管しなければならず、施工途中で紛失する恐れがある。
さらに、上記した二つの公報に記載されているマスキングテープ貼り付け器具は、図からも分かるように、貼り付け器具の長さがマスキングテープの数倍にもなり、施工時の操作性に劣るという実際上の問題がある。
本発明は、上述した従来技術の持つ課題を解決するマスキングテープ貼り付け器具を提供する。
本願の第一の発明によれば、円盤状間仕切り板、該円盤状間仕切り板の中央部に固定化して左右両方向に形成し、かつ外周面にネジを形成したマスキングテープホルダーを保持するための軸、マスキングテープを保持するための円盤状板とテープ用軸を一体に形成したテープ用ホルダー、該テープ用ホルダーには水平方向に貫通孔を設け、該貫通孔にはテープホルダー用軸の外周面に形成したネジと係合するネジを形成し、該テープ用ホルダーの軸の先端部に係止してマスキングテープの脱落を防止するためのキャップ、該キャップは手動回転に支障をきたすことのない係止方法とし、該テープ用ホルダーを本体の左右両側面から回転移動させて入り隅とマスキングテープとの間隔の調整を図る、マスキングテープの外周面を保護すると共に、テープホルダーの移動調整と計測のため上部に切り欠きと目盛りを設け、テープホルダー用軸及び円盤状間仕切り板と一体に形成した容器本体、該容器本体に延設したマスキングテープ取り出し口を形成する上部繰り出し片及び下部繰り出し片からなることを特徴としたマスキングテープ貼り付け器具を提供する。
本発明のマスキングテープ貼り付け器具においては、マスキングテープ用ホルダーを回転させるとマスキングテープ用ホルダーがテープホルダー軸に沿って左右に移動する。これにより、入り隅とマスキングテープとの間隔を増減することができ、結果として、コーキング幅を増減させることができる。
本発明のマスキングテープ貼り付け器具は、前述した公報の貼り付け器具に比較して、構造が簡単であり、手のひらに収まるような小型にすることができ、マスキングテープの貼り付け作業が非常に容易かつ簡単となる。
以下に図面に示す実施例に基づいて本発明を説明する。
図1は本発明のマスキングテープ貼り付け器具1の側面図であり、図2は貼り付け器具1の平面図である。
マスキングテープ貼り付け器具1の容器本体2には円盤状間仕切り板3を固定、即ち、間仕切り板3の外周面と容器本体2の内周面とを一体に固定にした、容器本体2の上部は、テープホルダーの移動調整の測定のための切り欠きと目盛りを設けた、容器本体2の横幅は、テープホルダー用軸4A,4Bの先端部が容器本体2の側面から飛び出ない幅とする。
外周面にネジを形成したテープホルダー用軸4A、4Bを円盤状間仕切り板3の中央部から左右両方向に形成、マスキングテープ用ホルダー6A,6Bは円盤状板とテープ用軸を一体に形成し、該軸の先端部にテープの脱落を防止するためのキャップを係止、尚このキャップは手動回転に支障のない係止方法とし、該マスキングテープ用ホルダー6A,6Bの中央部に水平方向に貫通孔を設け、該貫通孔にはテープホルダー用軸4A,4Bの外周面に形成したネジと係合するネジを形成し、後述するように、マスキングテープ用ホルダー6A,6Bには2個のマスキングテープ5A,5Bが回転可能に保持できるものとする。
マスキングテープ用ホルダー6A,6Bの端部には、マスキングテープ5A,5Bの脱落を防止するためのキャップ7A,7Bが係止されている。これらのキャップ7A,7Bの内側壁とマスキングテープ用ホルダー6A,6Bを構成する円盤状回転板の外側との間隔は、マスキングテープ5A,5Bの幅より僅かに広くして、マスキングテープ5A,5Bの繰り出しを容易にすると共に、施工時の入り隅とマスキングテープ5A,5Bとの間隔を一定に保つために好ましい。
容器本体には、マスキングテープ5Aあるいは5Bの取り出し口8を形成する上部繰り出し片9及び下部繰り出し片10が、一体に設けられている。取り出し口8から取り出したマスキングテープ5Aあるいは5B の端部を折り返しして下部繰り出し片10の外面に仮止めをする。
マスキングテープ用ホルダー6A,6Bはマスキングテープ5A,5Bを回転可能に保持すると共に、入り隅とマスキングテープ5A,5Bとの間隔を調整するために使用される。こ
の間隔を最小にしたい場合は、マスキングテープ用ホルダー6A,6Bを回転させてマスキン
グテープ5A,5Bを容器本体の側面に移動させる。上記の間隔を広げたいときには、図3、並びに図5に示すように、マスキングテープ用ホルダー6A,6Bを回転させて円盤状間仕切り板3側に移動させる。
本発明のテープ貼り付け器具1を構成する各部材、例えば容器本体2、円盤状間仕切板3等の材質については特別の制限はなく、合成樹脂、金属等を使用することができる。
本発明のマスキングテープ貼り付け器具1を使って入り隅にマスキングテープ5A,5Bを貼り付け施工する際には、テープホルダー用軸4A,4Bにマスキングテープ用ホルダー6A,6Bをネジ込み、マスキングテープ5A,5Bを装着した後、キャップ7A,7Bをマスキングテープ用ホルダー6A,6Bに係止する。この後、マスキングテープ用ホルダー6A,6Bを回転させて、入り隅とマスキングテープ5A,5Bとの間隔が所定値となるように調節する。
ついで、図4に示すように、入り隅12を構成する一方の壁面13に容器本体2の側面を押し付けながら、マスキングテープ5Aをマスキングテープの取り出し口8から繰り出しつつ貼り付ける、貼り付けの終了後、マスキングテープの先端部を下部繰り出し片10の外面に仮止めする、この後に、入り隅12を構成する他方の壁面14に容器本体2の側面を押し付けながらマスキングテープを貼り付ける、貼り付けの終了後に上記と同様にして、マスキングテープ5Bの先端部を繰り出し片10の外面に仮止めする。
本発明のマスキングテープ貼り付け器具の切り欠きの側面図。 図1の切り欠きの平面図。
符号の説明
1テープ貼り付け器具
2容器本体
3円盤状間仕切り板
4テープホルダー用軸
5マスキングテープ
6テープホルダー
7キャップ
8テープ取り出し口
9上部繰り出し片
10下部繰り出し片

Claims (1)

  1. 円盤状間仕切り板、該円盤状間仕切り板の中央部に固定化して左右両方向に形成し、かつ外周面にネジを形成したマスキングテープホルダーを保持するための軸、マスキングテープを保持するための円盤状板とテープ用軸を一体に形成したテープ用ホルダー、該テープ用ホルダーには水平方向に貫通孔を設け、該貫通孔にはテープホルダー用軸の外周面に形成したネジと係合するネジを形成し、該テープ用ホルダーの軸の先端部に係止してマスキングテープの脱落を防止するためのキャップ、該キャップは手動回転に支障をきたすことのない係止方法とし、該テープ用ホルダーを本体の左右両側面から回転移動させて入り隅とマスキングテープとの間隔の調整を図る、マスキングテープの外周面を保護すると共に、テープホルダーの移動調整と計測のため上部に切り欠きと目盛りを設け、テープホルダー用軸及び円盤状間仕切り板と一体に形成した容器本体、該容器本体に延設したマスキングテープ取り出し口を形成する上部繰り出し片及び下部繰り出し片からなることを特徴としたマスキングテープ貼り付け器具。
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