JP3787527B2

JP3787527B2 - Aerosol composition

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Publication number: JP3787527B2
Application number: JP2002011981A
Authority: JP
Inventors: 和弘松井
Original assignee: Daizo Corp
Current assignee: Daizo Corp
Priority date: 2002-01-21
Filing date: 2002-01-21
Publication date: 2006-06-21
Anticipated expiration: 2022-01-21
Also published as: JP2003212717A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エアゾール組成物に関する。詳しくは経時的に安定であり、使用感に優れたエアゾール組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
尿素は皮膚を軟かくする効果や保湿する効果に優れているため、スキンケア用品として多く用いられ、その製品形態はクリーム、ミストまたはフォームなど多種にわたる。尿素は水に溶解しやすいが、アルコールには溶解しにくいため、従来、尿素は水溶液の状態で配合されていた。しかし尿素は水が存在すると経時的に分解されやすく、安定性が非常に低い。そこで尿素を安定化する手段として、尿素を配合した水溶液にアミノ酸（特公平２−５６３４７号公報）、タウリン（特公平５−２７６１８号公報）、カルボキシビニルポリマー（特公昭６２−４１６４５号公報）、アラントイン（特公昭６０−３０６４６号公報）、またはニコチン酸類（特開平１−４２９２２号公報）などを添加していた。
【０００３】
しかし、これら従来の方法では、尿素を安定化させる効果はあるが、製品の形態が限定されたり、用途が限定されるなどの問題があった。さらに、尿素を配合するために原液中に水を含有しているため、乾燥性が低く、また前記原液を霧状で噴射したとき、噴射面での液タレが多くなり、尿素や他の有効成分を効果的に付与できず、また使用感に劣るものであった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、尿素が経時的に分解されず、また使用感に優れたエアゾール組成物を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決すべく検討を行った結果、尿素をポリオールおよび低級アルコールとともに配合し、さらに液化ガスでエアゾール組成物とすることにより、尿素の安定性に優れ、かつ霧状で噴射しても噴射面での液タレが少なくなり、優れた性能が得られることを見出し、本発明を完成した。
【０００６】
すなわち、本発明のエアゾール組成物は、尿素、ポリオールおよび炭素数が２〜５の脂肪族アルコールを含有する非水原液と、液化ガスとからなる均一なエアゾール組成物であって、非水原液中に尿素を１〜３０重量％、ポリオールを１〜４５重量％、炭素数が２〜５の脂肪族アルコールを３０〜９５重量％含有し、かつ尿素／ポリオールの重量比が０．０２〜１であるエアゾール組成物に関する。
【０００７】
前記ポリオールが、炭素数５以下のポリオールであることが好ましい。
【０００９】
前記非水原液８０〜２０重量％および液化ガス２０〜８０重量％からなることが好ましい。
前記非水原液中に尿素を５〜２５重量％含有することが好ましい。
非水原液中にポリオールを５〜４５重量％含有することが好ましい。
前記尿素／ポリオールの重量比が０．０５〜０．６であることが好ましい。
前記液化ガスがジメチルエーテルであることが好ましい。
前記液化ガスの配合量が、エアゾール組成物中３０〜６０重量％であることが好ましい。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明のエアゾール組成物は、尿素、ポリオールおよび低級アルコールを含有する非水原液と、液化ガスとからなり、均一系を形成することを特徴としている。また、前記尿素とポリオールとを特定の割合で配合することにより、尿素を非水原液中に溶解させることができる。さらに所定量の低級アルコールを前記非水原液中に含有することで、液化ガスを多く配合でき、低温時でも安定な霧状で噴射できる。その結果、原液中に水を配合することなく尿素を含有できるため、尿素が経時的に分解されず、また、乾燥性がよく、使用感に優れたエアゾール組成物が得られる。なお、本発明でいう非水原液とは、原液中に水を配合しないが、低級アルコールやポリオールなどに含まれている１０％程度未満の水分は、本発明でいう水には該当しない。
【００１１】
前記尿素は、皮膚や頭皮を軟化させる皮膚軟化剤や、皮膚のうるおいを保つ保湿剤、他の有効成分を皮膚に浸透しやすくするなどの目的で用いられる。前記尿素は、前記非水原液中１〜３０重量％含有されることが好ましく、５〜２５重量％含有されることがより好ましい。尿素の含有量が、１重量％より少ない場合、尿素を含有する効果が得られにくくなる傾向があり、３０重量％をこえる場合、非水原液の溶解濃度を超えてしまい、含有することができなくなる傾向がある。
【００１２】
前記ポリオールは、前記尿素を溶解する溶媒および保湿剤などとして用いられる。前記ポリオールとしては、グリセリン、ジグリセリンおよびトリグリセリンなどのポリエーテルポリオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、１，３−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどがあげられる。なお、前記ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールは、尿素の溶解量や低級アルコールへの溶解性の点から、平均分子量が１００００以下、さらには１０００以下であることが好ましい。
【００１３】
前記ポリオールのうち、特に炭素数が５以下のポリオールを用いることが好ましい。炭素数が５をこえる場合、尿素を溶解できる量が少なく、温度条件によっては均一なエアゾール組成物が得られにくくなる傾向がある。炭素数５以下のポリオールとしては、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールなどがあげられる。なお、炭素数６以上のポリオールでも炭素数が５以下のポリオールと混合することで本発明のポリオールとして使用することができる。
【００１４】
前記ポリオールは前記非水原液中１〜５０重量％含有することが好ましく、さらには５〜４５重量％含有することが好ましい。前記ポリオールの含有量が１重量％より少ない場合、尿素を溶解できる量が少なくなり、尿素を配合する効果が得られない傾向がある。一方、５０重量％をこえる場合、後述する低級アルコールの含有量が少なくなり、液化ガスの配合量が少なくなる傾向がある。
【００１５】
なお、温度変化により溶解度が変化し、温度条件によっては尿素が析出するなどの問題がないように、尿素を安定に溶解させるためには、ポリオールを尿素と同量以上含有することが好ましく、とくに、尿素／ポリオールの重量比が０．０２〜１であることが好ましく、０．０５〜０．６であることがより好ましい。重量比が０．０２より小さい場合、尿素の配合量が少なくなり、尿素を配合する効果が得られにくくなる傾向があり、１をこえる場合、温度条件によっては尿素が析出するおそれがあり、安定なエアゾール組成物が得られにくくなる傾向がある。
【００１６】
前記低級アルコールは、前記非水原液に対する液化ガスの溶解性を向上させて液化ガスを多く配合するため、また噴霧したエアゾール組成物の乾燥を速くし、液タレを少なくするなど、使用感を向上させるために配合される。
【００１７】
前記低級アルコールとしては、エタノール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、アミルアルコールなど、炭素数が２〜５の脂肪族アルコールがあげられる。なかでも、ポリオールおよび液化ガスの溶解性に優れ、安定なエアゾール組成物が得られる点で、エタノール、イソプロピルアルコールが好ましい。
【００１８】
前記低級アルコールの配合量は、前記非水原液中２０〜９８重量％が好ましく、さらには３０〜９５重量％であることがより好ましい。低級アルコールの含有量が２０重量％より少ない場合、液化ガスを配合できる量が少なくなり、低温時に霧状で噴霧しにくくなる傾向がある。一方、低級アルコールの配合量が９８重量％をこえる場合、尿素およびポリオール、さらに後述する他の有効成分などの含有量が少なくなり、尿素による前記効果や他の有効成分などの効果が得られにくい傾向がある。
【００１９】
本発明に用いる非水原液には、必要に応じて有効成分やその他の成分を配合することができる。
【００２０】
前記有効成分としては、たとえば消臭剤、殺菌・防腐剤、清涼剤、害虫忌避剤、保湿剤、紫外線吸収剤、アミノ酸、ビタミン類、ホルモン類、酸化防止剤、各種抽出液、鎮痒剤、消炎鎮痛剤、収斂剤、抗炎症剤、局所麻酔剤、抗ヒスタミン剤、美白剤、香料などが用いられる。
【００２１】
前記消臭剤としては、たとえば、ラウリル酸メタクリレート、安息香酸メチル、フェニル酢酸メチル、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジルなどがあげられる。
【００２２】
前記殺菌・防腐剤としては、たとえば、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、感光素、パラクロルメタクレゾールなどがあげられる。
【００２３】
前記清涼剤としては、たとえば、ｌ−メントール、カンフルなどがあげられる。
【００２４】
前記害虫忌避剤としては、たとえば、Ｎ，Ｎ−ジエチル−ｍ−トルアミド（ディート）、カプリル酸ジエチルアミドなどがあげられる。
【００２５】
前記保湿剤としては、たとえば、プロピレングリコール、グリセリン、１，３−ブチレングリコール、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアルロン酸、カロニン酸、乳酸ナトリウム、ｄ，ｌ−ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチンなどがあげられる。
【００２６】
前記紫外線吸収剤としては、たとえば、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチルなどがあげられる。
【００２７】
前記アミノ酸としては、たとえば、グリシン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シスチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどがあげられる。
【００２８】
前記ビタミン類としては、たとえば、ビタミンＡ油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ｄ，ｌ−α−トコフェロール、酢酸トコフェロール、ビタミンＤ２（エルゴカシフェロール）、ｄ，ｌ−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチンなどがあげられる。
【００２９】
前記ホルモン類としては、たとえば、エラストラジオール、エチニルエストラジオールなどがあげられる。
【００３０】
前記酸化防止剤としては、たとえば、アスコルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどがあげられる。
【００３１】
前記各種抽出液としては、たとえば、シャクヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタエキス、シルク抽出液などがあげられる。
【００３２】
前記鎮痒剤としては、クロタミトン、ｄ−カンフル、ｌ−メントールなどがあげられる。
【００３３】
前記消炎鎮痛剤としては、たとえば、サリチル酸メチル、インドメタシン、ピロキシカム、フェルビナク、ケトプロフェンなどがあげられる。
【００３４】
前記収斂剤としては、たとえば、酸化亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、タンニン酸、クエン酸、乳酸などがあげられる。
【００３５】
前記抗炎症剤としては、たとえば、アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウム、グリシルレチン酸、アズレンなどがあげられる。
【００３６】
前記局所麻酔剤としては、たとえば、塩酸ジブカイン、塩酸テトラカイン、リドカイン、塩酸リドカインなどがあげられる。
【００３７】
前記抗ヒスタミン剤としては、たとえば、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミンなどがあげられる。
【００３８】
前記美白剤としては、たとえば、アルブチン、コウジ酸などがあげられる。
【００３９】
前記有効成分は、好ましくは前記非水原液中に０．０５〜２０重量％、さらに好ましくは０．１〜１５重量％配合される。有効成分の配合量が０．０５重量％より少ない場合、有効成分の効果が充分に発揮できない傾向があり、２０重量％をこえる場合、有効成分濃度が高すぎ、有効成分によっては人体へ悪影響を及ぼす傾向がある。
【００４０】
前記その他の成分としては、界面活性剤、油成分、粉体などを配合することができる。
【００４１】
前記界面活性剤は、有効成分の可溶化剤や分散剤、あるいは加脂剤などの目的で用いられる。前記界面活性剤としては、非イオン型界面活性剤、陰イオン型界面活性剤、陽イオン型界面活性剤、両性型界面活性剤、高分子型界面活性剤、シリコン型界面活性剤などがあげられる。
【００４２】
前記非イオン型界面活性剤としては、たとえば、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体などがあげられる。
【００４３】
前記陰イオン型界面活性剤としては、たとえば、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石鹸などがあげられる。
【００４４】
前記陽イオン型界面活性剤としては、たとえば、アルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモニウム塩などがあげられる。
【００４５】
前記両性型界面活性剤としては、たとえば、酢酸ベタイン、レシチンなどがあげられる。
【００４６】
前記高分子型界面活性剤としては、たとえば、ポリアルキルビニルピリジニウム、アルキルフェノールポリマー誘導体、スチレン−マレイン酸重合物誘導体などがあげられる。
【００４７】
前記シリコン型界面活性剤としては、たとえば、ポリオキシエチレン−メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン−メチルポリシロキサン共重合体、ポリ（オキシエチレン−オキシプロピレン）−メチルポリシロキサン共重合体などがあげられる。
【００４８】
前記油成分は、使用感の向上や、撥水性などの効果を付与するための成分であり、たとえばシリコン油、炭化水素、エステル油、高級アルコール、高級脂肪酸、ロウ、油脂などがあげられる。
【００４９】
前記シリコン油としては、たとえば、メチルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどがあげられる。
【００５０】
前記炭化水素としては、ノルマルペンタン、イソペンタン、ノルマルヘキサン、イソヘキサン、流動パラフィン、イソパラフィン、ケロシン、スクワラン、スクワレンなどがあげられる。
【００５１】
前記エステル油としては、たとえば、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、乳酸セチル、酢酸エチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジエトキシエチル、コハク酸ジエトキシエチルなどがあげられる。
【００５２】
前記高級アルコールしてはホホバアルコール、カプリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ヘキサデシルアルコール、イソステアリルアルコール、２−オクチルドデカノールなどがあげられる。
【００５３】
前記高級脂肪酸としては、たとえば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などがあげられる。
【００５４】
前記ロウとしては、たとえば、ミツロウ、ラノリン、酢酸ラノリン、カンデリラロウなどがあげられる。
【００５５】
前記油脂としては、たとえば、ツバキ油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油などがあげられる。
【００５６】
前記粉体は、粉体自体が有効成分として作用したり、他の有効成分を担持する担体、保護剤、付着剤などとして用いられる。たとえば、タルク、酸化亜鉛、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライト、セラミックパウダー、窒化ホウ素などがあげられる。
【００５７】
前記その他の成分は、前記非水原液中０．０１〜１５重量％、さらには０．１〜１０重量％配合することが好ましい。前記その他の成分の配合量が０．０１重量％より少ない場合、その他の成分を配合する効果が得られにくくなる傾向がある。１０重量％をこえる場合、乾燥性が悪くなったり、べたつき感が強くなるなど使用感が低下する傾向がある。
【００５８】
本発明のエアゾール組成物に用いられる非水原液は、前記尿素をポリオールに溶解させ、次いで必要に応じて有効成分やその他の成分を低級アルコールに溶解または分散させたものを非水原液に添加して調整することができる。なお、前記有効成分やその他の成分が低級アルコールよりもポリオールに溶解しやすい場合は、ポリオールに溶解させてもよい。
【００５９】
本発明のエアゾール組成物は、前記非水原液と液化ガスとをエアゾール容器に充填し、混合することにより得られ、非水原液と液化ガスとが溶解した均一な組成物である。
【００６０】
前記液化ガスは非水原液を霧状で噴射するための成分であり、前記液化ガスとしては、ブタン、プロパンおよびこれらの混合物である液化石油ガス、ジメチルエーテル、および前記液化石油ガスとジメチルエーテルとの混合物などがあげられる。なお、噴射面での付着性を向上させるために、液化ガス中にノルマルペンタンやイソペンタン、ノルマルヘキサンなどの炭素数が５〜６の炭化水素を配合してもよい。
【００６１】
前記液化ガスの配合量は、エアゾール組成物中２０〜８０重量％、さらには２５〜７０重量％、とくに３０〜６０重量％であることが好ましい。前記液化ガスの配合量が２０重量％より少ない場合、低温時霧状で噴霧するのが困難となる傾向があり、８０重量％をこえる場合、噴射した粒子が細かくなりすぎ、噴射した面で粒子が飛散しやすくなり、付着性が悪くなる傾向があり、さらに使用者が飛散した粒子を吸引するおそれがある。また、尿素がエアゾール組成物中で析出する場合があり、エアゾールバルブや噴射部材で詰まり、噴射できなくなるおそれがある。
【００６２】
なお、前記エアゾール組成物の圧力を調整したり、低温時の圧力低下を少なくするために、窒素ガス、炭酸ガス、圧縮空気、亜酸化窒素などの圧縮ガスを加圧剤として配合することもできる。
【００６３】
かくして得られる本発明のエアゾール組成物は、尿素の安定性および使用感に優れているため、皮膚や頭皮、頭髪などの人体用品として好適に用いることができる。
【００６４】
以下に実施例に基づいて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
【００６５】
【実施例】
実施例１〜５および比較例１〜４
表１に示した原液組成で調製した原液を透明な耐圧性ガラス容器に加え、バルブを取り付けた後ジメチルエーテルをバルブから前記容器に充填し、エアゾール組成物を得た。原液およびジメチルエーテルそれぞれの充填量は下記の通りである。つぎに、得られたエアゾール組成物を２５℃と５℃に３日間保存し、各温度でのエアゾール組成物の均一性を目視によって評価した。また、２５℃に保存したエアゾール組成物を腕に噴霧し、噴霧後の乾燥性および液タレ性を評価した。評価結果を表２に記載する。
【００６６】

【００６７】
（均一性目視評価の基準）
○：いずれの温度においてもエアゾール組成物中に析出物や相分離、白濁がなく、透明かつ均一である。
△：２５℃保存では透明かつ均一であるが、５℃保存で析出物や相分離、白濁などが確認され、不均一になる。
×：いずれの温度においてもエアゾール組成物中に析出物や相分離、白濁などが確認され、不均一である。
【００６８】
（安定性の評価方法）
エアゾール組成物を２５℃にて保存し、１ヶ月毎に噴霧して尿素が分解されたときに発生するアンモニア臭の有無を評価した。
評価基準
○：６ヶ月間保存品でも、アンモニア臭は確認されなかった。
△：３ヶ月間保存品でアンモニア臭が確認された。
×：１ヶ月間保存品でアンモニア臭が確認された。
【００６９】
（噴霧後の乾燥性評価の基準）
○：噴霧した面を指でさわっても指に液が付着せず、サラサラしている。
△：噴霧した面を指でさわるとやや指に液が付着するが、短時間で乾燥する。
×：噴霧した面を指でさわると指に液が多く付着し、液が噴霧した面にしばらく残っている。
【００７０】
（噴霧後の液タレ性評価の基準）
○：噴霧した面を垂直にしても、液タレはない。
△：噴霧した面を垂直にすると、液タレは少しある。
×：噴霧した面を少し傾けると、すぐに液タレする。
【００７１】
【表１】

【００７２】
【表２】

【００７３】
非水原液の処方例を以下に示す。
【００７４】

【００７５】

【００７６】

【００７７】
【発明の効果】
尿素をポリオールおよび低級アルコールとともに配合し、さらに液化ガスでエアゾール組成物とすることにより、尿素の安定性に優れ、かつ霧状で噴射しても噴射面での液タレが少ない均一なエアゾール組成物を得ることができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to aerosol compositions. Specifically, the present invention relates to an aerosol composition that is stable over time and excellent in usability.
[0002]
[Prior art]
Urea is excellent in the effect of softening and moisturizing the skin, so it is often used as a skin care product, and its product form is various such as cream, mist or foam. Urea is easily dissolved in water, but is difficult to dissolve in alcohol. Therefore, urea has conventionally been blended in the form of an aqueous solution. However, urea is easily decomposed over time in the presence of water, and its stability is very low. Accordingly, as means for stabilizing urea, an amino acid (Japanese Patent Publication No. 2-56347), taurine (Japanese Patent Publication No. 5-27618), carboxyvinyl polymer (Japanese Patent Publication No. Sho 62-41645), an aqueous solution containing urea, Allantoin (Japanese Patent Publication No. 60-30646) or nicotinic acids (Japanese Patent Laid-Open No. 1-49222) was added.
[0003]
However, these conventional methods have the effect of stabilizing urea, but have problems such as limited product forms and limited applications. In addition, since the stock solution contains water for blending urea, the dryness is low, and when the stock solution is sprayed in the form of a mist, the liquid sagging on the spray surface increases, and urea and other effective Ingredients could not be effectively applied, and the feeling of use was poor.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide an aerosol composition in which urea is not decomposed over time and has excellent usability.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
As a result of studies to solve the above problems, urea is blended with a polyol and a lower alcohol, and an aerosol composition is formed with a liquefied gas. The liquid sagging on the surface was reduced, and it was found that excellent performance was obtained, and the present invention was completed.
[0006]
That is, the aerosol composition of the present invention is a uniform aerosol composition comprising a nonaqueous stock solution containing urea, a polyol, and an aliphatic alcohol having 2 to 5 carbon atoms, and a liquefied gas. 1 to 30% by weight of urea, 1 to 45% by weight of polyol, 30 to 95% by weight of aliphatic alcohol having 2 to 5 carbon atoms , and a urea / polyol weight ratio of 0.02 to 1. It relates to an aerosol composition.
[0007]
The polyol is preferably a polyol having 5 or less carbon atoms.
[0009]
The non-aqueous stock solution preferably comprises 80 to 20% by weight and liquefied gas 20 to 80% by weight.
It is preferable to contain 5 to 25% by weight of urea in the nonaqueous stock solution.
It is preferable to contain 5 to 45% by weight of polyol in the nonaqueous stock solution.
The urea / polyol weight ratio is preferably 0.05 to 0.6.
The liquefied gas is preferably dimethyl ether.
The blending amount of the liquefied gas is preferably 30 to 60% by weight in the aerosol composition.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The aerosol composition of the present invention is characterized by comprising a non-aqueous stock solution containing urea, a polyol and a lower alcohol, and a liquefied gas to form a uniform system. Moreover, urea can be dissolved in a non-aqueous stock solution by blending the urea and polyol in a specific ratio. Furthermore, by containing a predetermined amount of lower alcohol in the non-aqueous stock solution, a large amount of liquefied gas can be blended, and a stable mist can be injected even at low temperatures. As a result, since urea can be contained without blending water in the stock solution, urea is not decomposed over time, and an aerosol composition having good drying properties and excellent usability can be obtained. The non-aqueous stock solution as used in the present invention does not contain water in the stock solution, but the water of less than about 10% contained in the lower alcohol or polyol does not correspond to the water used in the present invention.
[0011]
Urea is used for purposes such as emollients that soften the skin and scalp, moisturizers that keep the skin moist, and other active ingredients to easily penetrate into the skin. The urea is preferably contained in the nonaqueous stock solution in an amount of 1 to 30% by weight, more preferably 5 to 25% by weight. If the urea content is less than 1% by weight, the effect of containing urea tends to be difficult to obtain, and if it exceeds 30% by weight, the concentration of the solution in the non-aqueous stock solution may be exceeded and contained. There is a tendency to disappear.
[0012]
The polyol is used as a solvent and a humectant for dissolving the urea. Examples of the polyol include polyether polyols such as glycerin, diglycerin and triglycerin, ethylene glycol, propylene glycol, 1,3-butylene glycol, xylitol, sorbitol, diethylene glycol, dipropylene glycol, triethylene glycol, polyethylene glycol, polypropylene glycol. Etc. The polyethylene glycol and polypropylene glycol preferably have an average molecular weight of 10,000 or less, more preferably 1000 or less, from the viewpoint of the amount of urea dissolved or the solubility in lower alcohols.
[0013]
Among the polyols, it is particularly preferable to use a polyol having 5 or less carbon atoms. When the number of carbon atoms exceeds 5, the amount of urea that can be dissolved is small, and a uniform aerosol composition tends to be difficult to obtain depending on temperature conditions. Examples of the polyol having 5 or less carbon atoms include glycerin, ethylene glycol, propylene glycol, diethylene glycol and the like. In addition, even a C6 or more polyol can be used as a polyol of this invention by mixing with a C5 or less polyol.
[0014]
The polyol is preferably contained in the non-aqueous stock solution in an amount of 1 to 50% by weight, more preferably 5 to 45% by weight. When the content of the polyol is less than 1% by weight, the amount capable of dissolving urea is decreased, and the effect of blending urea tends not to be obtained. On the other hand, if it exceeds 50% by weight, the content of lower alcohol described later tends to decrease, and the amount of liquefied gas tends to decrease.
[0015]
In order to stably dissolve urea so that the solubility changes due to temperature change and there is no problem such as precipitation of urea depending on temperature conditions, it is preferable to contain the polyol in the same amount or more, in particular. The weight ratio of urea / polyol is preferably 0.02-1, and more preferably 0.05-0.6. When the weight ratio is smaller than 0.02, the amount of urea is decreased, and the effect of blending urea tends to be difficult to obtain. When it exceeds 1, the urea may be precipitated depending on the temperature condition, and stable. It tends to be difficult to obtain a simple aerosol composition.
[0016]
The lower alcohol improves the usability by improving the solubility of the liquefied gas in the non-aqueous stock solution and blending more liquefied gas, and by speeding up drying of the sprayed aerosol composition and reducing liquid sagging. To be blended.
[0017]
Examples of the lower alcohol include aliphatic alcohols having 2 to 5 carbon atoms such as ethanol, isopropyl alcohol, butyl alcohol, and amyl alcohol. Of these, ethanol and isopropyl alcohol are preferred in that they are excellent in solubility of polyol and liquefied gas and can provide a stable aerosol composition.
[0018]
The blending amount of the lower alcohol is preferably 20 to 98% by weight, more preferably 30 to 95% by weight in the non-aqueous stock solution. When the content of the lower alcohol is less than 20% by weight, the amount in which the liquefied gas can be blended decreases, and it tends to be difficult to spray in a mist at low temperatures. On the other hand, when the blending amount of the lower alcohol exceeds 98% by weight, the contents of urea and polyol, and other active ingredients described later are decreased, and it is difficult to obtain the effects of urea and other active ingredients. Tend.
[0019]
An active ingredient and other components can be mix | blended with the non-aqueous stock solution used for this invention as needed.
[0020]
Examples of the active ingredients include deodorants, bactericides / preservatives, refreshing agents, pest repellents, moisturizers, ultraviolet absorbers, amino acids, vitamins, hormones, antioxidants, various extracts, antiphlogistics, anti-inflammatory agents Analgesics, astringents, anti-inflammatory agents, local anesthetics, antihistamines, whitening agents, fragrances and the like are used.
[0021]
Examples of the deodorizer include lauric acid methacrylate, methyl benzoate, methyl phenylacetate, geranyl crotolate, acetophenone myristate, benzyl acetate, and benzyl propionate.
[0022]
Examples of the bactericidal / preservative include paraoxybenzoic acid ester, sodium benzoate, potassium sorbate, phenoxyethanol, benzalkonium chloride, benzethonium chloride, chlorhexidine chloride, photosensitizer, and parachlormetacresol.
[0023]
Examples of the refreshing agent include l-menthol and camphor.
[0024]
Examples of the insect repellent include N, N-diethyl-m-toluamide (diet) and caprylic acid diethylamide.
[0025]
Examples of the humectant include propylene glycol, glycerin, 1,3-butylene glycol, collagen, xylitol, sorbitol, hyaluronic acid, caronic acid, sodium lactate, d, l-pyrrolidone carboxylate, keratin, casein, lecithin and the like. Is given.
[0026]
Examples of the ultraviolet absorber include paraaminobenzoic acid, paraaminobenzoic acid monoglycerin ester, octyl salicylate, phenyl salicylate, isopropyl paramethoxycinnamate, octyl paramethoxycinnamate, and the like.
[0027]
Examples of the amino acid include glycine, alanine, leucine, serine, tryptophan, cystine, cysteine, methionine, aspartic acid, glutamic acid, arginine and the like.
[0028]
Examples of the vitamins include vitamin A oil, retinol, retinol palmitate, pyridoxine hydrochloride, benzyl nicotinate, nicotinamide, nicotinic acid d, l-α-tocopherol, tocopherol acetate, vitamin D2 (ergocassipherol), and d, l-α-tocopherol, pantothenic acid, biotin and the like.
[0029]
Examples of the hormones include elastadiol, ethinyl estradiol, and the like.
[0030]
Examples of the antioxidant include ascorbic acid, α-tocopherol, dibutylhydroxytoluene, butylhydroxyanisole and the like.
[0031]
Examples of the various extracts include peony extract, loofah extract, rose extract, lemon extract, aloe extract, camphor root extract, eucalyptus extract, sage extract, tea extract, seaweed extract, placenta extract, silk extract and the like.
[0032]
Examples of the antipruritic agent include crotamiton, d-camphor, and l-menthol.
[0033]
Examples of the anti-inflammatory analgesic include methyl salicylate, indomethacin, piroxicam, felbinac, ketoprofen and the like.
[0034]
Examples of the astringent include zinc oxide, allantoin hydroxyaluminum, tannic acid, citric acid, and lactic acid.
[0035]
Examples of the anti-inflammatory agent include allantoin, dipotassium glycyrrhizinate, glycyrrhetinic acid, and azulene.
[0036]
Examples of the local anesthetic include dibucaine hydrochloride, tetracaine hydrochloride, lidocaine, lidocaine hydrochloride and the like.
[0037]
Examples of the antihistamine include diphenhydramine, diphenhydramine hydrochloride, chlorpheniramine maleate, and the like.
[0038]
Examples of the whitening agent include arbutin and kojic acid.
[0039]
The active ingredient is preferably blended in the non-aqueous stock solution by 0.05 to 20% by weight, more preferably 0.1 to 15% by weight. When the amount of the active ingredient is less than 0.05% by weight, the effect of the active ingredient tends to be insufficient. When the amount exceeds 20% by weight, the active ingredient concentration is too high, and depending on the active ingredient, the human body may be adversely affected. There is a tendency to affect.
[0040]
As said other component, surfactant, an oil component, powder, etc. can be mix | blended.
[0041]
The surfactant is used for the purpose of an active ingredient solubilizer, dispersant, or greasing agent. Examples of the surfactant include nonionic surfactants, anionic surfactants, cationic surfactants, amphoteric surfactants, polymer surfactants, and silicon surfactants. .
[0042]
Examples of the nonionic surfactant include sorbitan fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, decaglycerin fatty acid ester, polyglycerin fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, polyoxyethylene sorbit fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester. Polyethylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene alkyl ether, polyoxyethylene polyoxypropylene alkyl ether, polyoxyethylene alkylphenyl ether, polyoxyethylene castor oil / hardened castor oil derivative, and the like.
[0043]
Examples of the anionic surfactant include alkyl sulfates, polyoxyethylene alkyl ether sulfates, alkyl phosphates, polyoxyethylene alkyl ether phosphates, and fatty acid soaps.
[0044]
Examples of the cationic surfactant include alkyl ammonium salts and alkyl benzyl ammonium salts.
[0045]
Examples of the amphoteric surfactant include betaine acetate and lecithin.
[0046]
Examples of the polymer surfactant include polyalkylvinylpyridinium, alkylphenol polymer derivatives, styrene-maleic acid polymer derivatives, and the like.
[0047]
Examples of the silicon type surfactant include polyoxyethylene-methylpolysiloxane copolymer, polyoxypropylene-methylpolysiloxane copolymer, poly (oxyethylene-oxypropylene) -methylpolysiloxane copolymer, and the like. can give.
[0048]
The oil component is a component for improving the feeling of use and imparting water repellency and the like, and examples thereof include silicon oil, hydrocarbon, ester oil, higher alcohol, higher fatty acid, wax, fat and oil.
[0049]
Examples of the silicone oil include methylpolysiloxane, decamethyltetrasiloxane, octamethylcyclotetrasiloxane, and methylphenylpolysiloxane.
[0050]
Examples of the hydrocarbon include normal pentane, isopentane, normal hexane, isohexane, liquid paraffin, isoparaffin, kerosene, squalane, squalene, and the like.
[0051]
Examples of the ester oil include isopropyl myristate, cetyl octanoate, octyldodecyl myristate, isopropyl palmitate, cetyl lactate, ethyl acetate, diethyl phthalate, diethoxyethyl phthalate, and diethoxyethyl succinate. .
[0052]
Examples of the higher alcohol include jojoba alcohol, capryl alcohol, lauryl alcohol, myristyl alcohol, cetyl alcohol, stearyl alcohol, behenyl alcohol, oleyl alcohol, lanolin alcohol, hexadecyl alcohol, isostearyl alcohol, 2-octyldodecanol and the like.
[0053]
Examples of the higher fatty acid include lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, and oleic acid.
[0054]
Examples of the wax include beeswax, lanolin, lanolin acetate, and candelilla wax.
[0055]
Examples of the fat include camellia oil, corn oil, olive oil, rapeseed oil, sesame oil, castor oil, linseed oil, safflower oil, jojoba oil, coconut oil, and the like.
[0056]
The powder itself is used as a carrier, a protective agent, an adhesive, or the like that acts as an active ingredient, or carries other active ingredients. Examples include talc, zinc oxide, kaolin, mica, magnesium carbonate, calcium carbonate, zinc silicate, magnesium silicate, aluminum silicate, calcium silicate, silica, zeolite, ceramic powder, boron nitride and the like.
[0057]
The other components are preferably blended in the nonaqueous stock solution in an amount of 0.01 to 15% by weight, more preferably 0.1 to 10% by weight. When the blending amount of the other component is less than 0.01% by weight, the effect of blending the other component tends to be difficult to obtain. When it exceeds 10% by weight, the feeling of use tends to be lowered, for example, the drying property is deteriorated or the stickiness is increased.
[0058]
The non-aqueous stock solution used in the aerosol composition of the present invention is prepared by dissolving the urea in a polyol and then adding or dissolving an active ingredient or other components in a lower alcohol as necessary to the non-aqueous stock solution. Can be adjusted. In addition, when the said active ingredient and another component are easy to melt | dissolve in a polyol rather than a lower alcohol, you may make it melt | dissolve in a polyol.
[0059]
The aerosol composition of the present invention is a uniform composition obtained by filling the nonaqueous stock solution and the liquefied gas in an aerosol container and mixing them, and the nonaqueous stock solution and the liquefied gas are dissolved.
[0060]
The liquefied gas is a component for injecting a nonaqueous stock solution in the form of a mist, and the liquefied gas includes butane, propane and a mixture thereof, liquefied petroleum gas, dimethyl ether, and a mixture of the liquefied petroleum gas and dimethyl ether. Etc. In order to improve adhesion on the injection surface, hydrocarbons having 5 to 6 carbon atoms such as normal pentane, isopentane, and normal hexane may be blended in the liquefied gas.
[0061]
The blending amount of the liquefied gas is preferably 20 to 80% by weight, more preferably 25 to 70% by weight, and particularly preferably 30 to 60% by weight in the aerosol composition. When the blending amount of the liquefied gas is less than 20% by weight, it tends to be difficult to spray in the form of a mist at low temperature, and when it exceeds 80% by weight, the sprayed particles become too fine and the particles on the sprayed surface Tends to be scattered, the adhesion tends to be poor, and the user may suck the scattered particles. Moreover, urea may precipitate in the aerosol composition, and it may be clogged with an aerosol valve or an injection member and may not be able to be injected.
[0062]
In addition, in order to adjust the pressure of the aerosol composition or reduce the pressure drop at a low temperature, a compressed gas such as nitrogen gas, carbon dioxide gas, compressed air, nitrous oxide or the like can be blended as a pressurizing agent. .
[0063]
Since the aerosol composition of the present invention thus obtained is excellent in urea stability and feeling of use, it can be suitably used as a human body product such as skin, scalp and hair.
[0064]
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on examples, but the present invention is not limited thereto.
[0065]
【Example】
Examples 1-5 and Comparative Examples 1-4
An undiluted solution prepared with the undiluted solution composition shown in Table 1 was added to a transparent pressure-resistant glass container, a valve was attached, and then the container was filled with dimethyl ether to obtain an aerosol composition. The filling amounts of the stock solution and dimethyl ether are as follows. Next, the obtained aerosol composition was stored at 25 ° C. and 5 ° C. for 3 days, and the uniformity of the aerosol composition at each temperature was visually evaluated. Moreover, the aerosol composition preserve | saved at 25 degreeC was sprayed on the arm, and the drying property and liquid sagging property after spraying were evaluated. The evaluation results are shown in Table 2.
[0066]

[0067]
(Standard for visual evaluation of uniformity)
○: At any temperature, the aerosol composition is transparent and uniform with no precipitates, phase separation, or cloudiness.
Δ: Transparent and uniform when stored at 25 ° C., but precipitates, phase separation, cloudiness, etc. are confirmed when stored at 5 ° C. and become non-uniform.
X: Precipitates, phase separation, white turbidity, and the like are confirmed in the aerosol composition at any temperature, which is not uniform.
[0068]
(Stability evaluation method)
The aerosol composition was stored at 25 ° C. and sprayed every month to evaluate the presence or absence of ammonia odor generated when urea was decomposed.
Evaluation Criteria ○: Ammonia odor was not confirmed even for products stored for 6 months.
(Triangle | delta): The ammonia odor was confirmed by the preservation | save goods for 3 months.
X: Ammonia odor was confirmed in the preserved product for 1 month.
[0069]
(Standard for evaluation of dryness after spraying)
○: The liquid does not adhere to the finger even if the sprayed surface is touched with the finger, and it is smooth.
Δ: When the sprayed surface is touched with a finger, the liquid slightly adheres to the finger, but dries in a short time.
X: When the sprayed surface is touched with a finger, a lot of liquid adheres to the finger and remains on the sprayed surface for a while.
[0070]
(Standard for evaluation of liquid sagging after spraying)
○: Even if the sprayed surface is vertical, there is no liquid dripping.
Δ: When the sprayed surface is vertical, there is a little liquid dripping.
X: When the sprayed surface is tilted slightly, the liquid saps immediately.
[0071]
[Table 1]

[0072]
[Table 2]

[0073]
A formulation example of a non-aqueous stock solution is shown below.
[0074]

[0075]

[0076]

[0077]
【The invention's effect】
By blending urea with a polyol and lower alcohol and further forming an aerosol composition with a liquefied gas, a uniform aerosol composition having excellent urea stability and less liquid sagging on the injection surface even when sprayed in a mist form Can be obtained.

Claims

A uniform aerosol composition comprising a non-aqueous stock solution containing urea, a polyol and an aliphatic alcohol having 2 to 5 carbon atoms, and a liquefied gas, wherein 1 to 30% by weight of urea and polyol in the non-aqueous stock solution 1 to 45% by weight, an aliphatic alcohol having 2 to 5 carbon atoms in an amount of 30 to 95% by weight, and a urea / polyol weight ratio of 0.02 to 1.

The aerosol composition according to claim 1, wherein the polyol is a polyol having 5 or less carbon atoms.

The aerosol composition according to claim 1 or 2, comprising 80 to 20% by weight of a nonaqueous stock solution and 20 to 80% by weight of a liquefied gas.

The aerosol composition according to claim 1, 2 or 3, wherein 5 to 25 wt% of urea is contained in the nonaqueous stock solution.

The aerosol composition according to claim 1, 2, 3 or 4, wherein the non-aqueous stock solution contains 5 to 45% by weight of polyol.

The aerosol composition according to claim 1, 2, 3, 4, or 5, wherein the weight ratio of urea / polyol is 0.05 to 0.6.

The aerosol composition according to claim 1, wherein the liquefied gas is dimethyl ether.

The aerosol composition according to claim 1, 2, 3, 4, 5, 6 or 7, wherein a blending amount of the liquefied gas is 30 to 60% by weight in the aerosol composition.