JP3787461B2 - 工作機械のリニアモータ駆動送り装置 - Google Patents

工作機械のリニアモータ駆動送り装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械において工作物に対する工具の送りをリニアモータにより行うようにした工作機械のリニアモータ駆動送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工作機械などの駆動送り装置には、送り精度及び応答性を高めるためにリニアモータを使用することが行われている。これに使用するリニアモータは、通常は、固定側に取り付ける1次モータ要素(電磁コイル)の長さを可動側に取り付ける2次モータ要素(磁石板)よりも短くし、2次モータ要素の長さは1次モータ要素の長さと全ストローク長の和と同じまたはそれよりも大としている。これにより1次モータ要素と2次モータ要素はストロークの全範囲において完全に対向することになるので、リニアモータは常に所定の推力を生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来のリニアモータ駆動送り装置の長さは全ストローク長と往復動方向における1次モータ要素の長さにより支配され、コンパクト化を図る場合の障害となっている。本発明はこのような問題を解決して、工作機械のリニアモータ駆動送り装置をコンパクト化することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による工作機械のリニアモータ駆動送り装置は、ベースに往復動可能に案内支持され工作物を加工する工具を支持する移動台と、前記ベース及び移動台にそれぞれ取り付けられて互いに対向する1次モータ要素及び2次モータ要素よりなり前記移動台を前記工具が前記工作物に当接してこれを加工する前進位置と前記工具が前記工作物から離隔する後退位置間で往復動させるリニアモータを備えてなり、前記1次モータ要素と2次モータ要素の前記往復動方向における長さは何れか一方他方よりも短く長さが短い方の前記一方のモータ要素は、前記移動台の前進位置では前記往復動方向における全長において前記他方のモータ要素と対向し、後退位置では前記往復動方向における全長の一部が前記他方のモータ要素から外れるように配置したことを特徴とするものである。リニアモータの短い方の一方のモータ要素は、工具による加工が行われない後退位置では往復動方向における全長の一部が他方のモータ要素から外れるように配置したので、短い方のモータ要素の長さと全ストローク長を従来と同一とした場合、長い方のモータ要素の長さは従来よりも短くなる。工具による加工が行われる前進位置では、短い方の一方のモータ要素は移動台の往復動方向における全長において他方のモータ要素と対向するのでリニアモータは所定の推力を生じる。
【0006】
請求項の発明は、請求項の発明に示すように、前記移動台の全ストローク範囲のうち加工に使用するストローク範囲では前記一方のモータ要素は前記往復動方向における全長において前記他方のモータ要素と対向し、加工に使用しないストローク範囲では前記一方のモータ要素は前記往復動方向における全長の一部が前記他方のモータ要素から外れるように配置してもよい。このようにしても請求項1と同様な作用が得られる。
【0007】
また請求項の発明による工作機械のリニアモータ駆動送り装置は、中間ベースに往復動可能に案内支持され工作物を研削する砥石車を支持する砥石台と、前記中間ベースに固定された1次モータ要素とこれと対向するように前記砥石台に固定された2次モータ要素よりなり前記砥石台を前記中間ベースに対し往復動させるリニアモータを備えてなり、前記1次モータ要素の前記往復動方向における長さを前記2次モータ要素より短くすると共に、前記砥石台の全ストローク範囲のうち前記砥石車が前記工作物から離隔する一方の末端位置では前記1次モータ要素の前記往復動方向における全長の一部が前記2次モータ要素から外れ、前記砥石車が前記工作物に当接する他方の末端位置では前記1次モータ要素は前記往復動方向における全長において前記2次モータ要素と対向するように配置したことを特徴とするものである。リニアモータの1次モータ要素は、砥石車による研削加工が行われない砥石台のストロークの一方の末端位置ではその往復動方向における全長の一部が2次モータ要素から外れるので、1次モータ要素の長さと全ストローク長を従来と同一とした場合、2次モータ要素の長さは従来よりも短くなる。また砥石車による研削加工が行われる他方の末端位置では、1次モータ要素は往復動方向における全長において2次モータ要素と対向するのでリニアモータは所定の推力を生じる。
【0008】
請求項の発明は、請求項に示すように、前記リニアモータは前記砥石車が前記工作物に対する切り込み送り方向に往復動するように前記砥石台を往復動させ、これと直交する横送り方向における前記砥石台の往復動は横送りモータにより回転駆動される送りねじにより行うようにしてもよい。このようにすれば、砥石車による研削加工が行われる切込み位置において、リニアモータは所定の推力を生じる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図3は、本発明を局所カバーを備えた研削盤に適用した場合の実施の形態を示す。この実施の形態のベッド10上には、工作物Wを取り付けるチャック21を先端に有する主軸台20と、工作物Wを研削加工する砥石車Gを先端に軸承した砥石台(移動台)15と、砥石車Gを整形するツルーイング装置25と、工作物Wを計測する定寸装置26と、工作物Wを含む主軸台20の先端部と砥石車Gを含む砥石台15の先端部とツルーイング装置25と定寸装置26を囲む局所カバー30が設けられている。
【0010】
図1に示すように、ベッド10上に設置された主軸台20は主軸モータにより回転駆動される水平な主軸(何れも図示省略)を有し、主軸の先端には軸承部20aより突出するチャック21が設けられている。この実施の形態の工作物Wは、軸部Waと2つのクランクピン部Wbよりなるロータリコンプレッサのクランクシャフトであり、その軸部Waはチャック21により主軸と同軸的に把持されている。
【0011】
砥石台15は、図1〜図3に示すように、固定ベース11及び中間ベース(ベース)12を介して、主軸台20の主軸と直交する水平なX方向(工作物Wに対する切り込み送り方向)及び主軸と平行なZ方向(横送り方向)に往復動可能にベッド10上に支持されている。ベッド10上に固定された固定ベース11にZ方向往復動可能に案内支持された中間ベース12は、固定ベース11に回転のみ可能に支持されてサーボモータ(横送りモータ)14により回転駆動されるボールねじ(送りねじ)13と、中間ベース12の下面に固定されてボールねじ13と螺合するボールナット(ナット)13aにより往復動される。中間ベース12は、図3に示すようにX方向に延びる略U字断面形状で、その上側はモータ取り付けベース12aにより連結されている。中間ベース12の内面両側に形成された1対の案内溝12bには、砥石台15の両側から一体的に突出する1対のレール15aが摺動可能に係合され、これにより砥石台15は中間ベース12によりX方向に往復動可能に案内支持される。案内溝12bとレール15aの間の上下及び両側の摺動面は静圧案内面であり、加圧された潤滑油が供給される静圧ポケットが形成されている。
【0012】
主として図1及び図2に示すように、砥石台15には、主軸台20のチャック21に把持される工作物Wに向かってX方向に突出する突出部15bが一体的に形成され、この突出部15bの先端にはZ方向と平行な砥石軸(図示省略)を回転自在に支持する軸受部15cが固定されている。この砥石軸の一端に取り付けられた砥石車Gは工作物Wと対向する側を除きカバー22により覆われ、軸受部15cの反対側に取り付けられた砥石モータ19により回転駆動される。
【0013】
主として図2及び図3に示すように、砥石台15は、その上面に固定した2次モータ要素16bとモータ取り付けベース12aの下面に固定した1次モータ要素16aよりなるリニアモータ16により、砥石車Gが工作物Wに当接してこれを研削加工する前進位置(実線参照)と砥石車Gが工作物Wから離隔する後退位置(二点鎖線Ga参照)の間で、中間ベース12に対しX方向に往復動される。1次モータ要素16aは電磁コイルであり、2次モータ要素16bは磁石板であり、X方向の長さは1次モータ要素16aの方が2次モータ要素16bよりも短い。砥石台15が最前進位置(図2の実線参照)にある状態では1次モータ要素16aはX方向の全長において2次モータ要素16bと対向しているが、砥石台15が最後退位置(図2の二点鎖線15d参照)にある状態では1次モータ要素16aの前部の一部が2次モータ要素16bから外れるようになっている。従って、2次モータ要素の長さは1次モータ要素の長さと全ストローク長の和よりも小である。
【0014】
図3に示すように、突出部15bを含む砥石台15にはX方向に延びる複数の孔17a,17bが形成されている。中央の太い孔17aは砥石モータ19に給電するための配線を通すものであり、小さい複数の孔17bは砥石車Gを設けた砥石軸や中間ベース12と砥石台15の間の静圧案内面に潤滑油を供給する管路である。砥石台15の後端部には孔17bに潤滑油を供給するジョイント17cが設けられている。砥石車Gと工作物Wの間の研削部を冷却するためのクーラントをこの孔17bの1つを通して供給するようにしてもよい。
【0015】
ベッド10上に設置したツルーイング装置25は、砥石台15をX方向及びZ方向に移動させて砥石車Gを二点鎖線Gbに示す位置とした状態で、回転駆動されるツルア25aにより砥石車Gの研削面を整形するものである。また定寸装置26は、ベッド10上に設置した支持台26aとこれにより進退可能に支持された検出ヘッド26bよりなり、砥石車Gにより研削加工された工作物Wのクランクピン部Wbの外周面を間接定寸またはポストプロセスで計測するものである。
【0016】
局所カバー30は、図1及び図2に示すように、ベッド10上に固定される下部カバー31とその上側を覆う上部カバー32よりなるもので、主軸台20は軸承部20aより先の部分だけが、また砥石台15は突出部15bの途中より先の部分だけが局所カバー30の内部に位置している。下部カバー31には、四周に上向きフランジ部31aが、また底面に排出筒部31b及び開口31cが形成されている。開口31cはツルーイング装置25及び定寸装置26をベッド10上に直接取り付けるためのものである。下部カバー31の下側には、排出筒部31bから排出されるクーラントを収容槽35に導く案内樋34が取り付けられている。
【0017】
上部カバー32は研削部に供給されたクーラントの飛沫が外部に飛散するのを防止するためのもので、その下縁は下部カバー31四周部のフランジ部31aの内側にはめ込まれている。主軸台20は、主軸を回転駆動する主軸モータ部分を局所カバー30の外側とし、軸承部20aより先の部分を上部カバー32に設けた開口より局所カバー30内に挿入して、上部カバー32を貫通する部分にはシール構造20bを設けてクーラントのもれを防止している。
【0018】
図1及び図2示すように、X方向に往復動する砥石台15の突出部15bは、中間ベース12の局所カバー30側に板部材18aを介して固定されたフランジ部材18bを摺動自在に貫通しており、フランジ部材18bには水平方向に細長い長方形の板状のスライドカバー33が固定されている。また、中間ベース12側となる局所カバー30の後面には、中間ベース12のZ方向往復動に伴うフランジ部材18bの往復動を許容する長さの長方形の開口30aが形成され、その下縁は下部カバー31のフランジ部31aの上縁により形成され、その上縁及び両側縁は上部カバー32の後面により形成されている。スライドカバー33は、下縁部がフランジ部31aの内面に、また上縁部及び両側縁部が上部カバー32の後面に、それぞれ摺動可能に当接され、中間ベース12と共にZ方向に往復動した場合、ストロークの全範囲において常に開口30aを閉状態に保持するような長さとなっている。これら板部材18a、フランジ部材18b、開口30a及びスライドカバー33は、砥石台15の突出部15bが局所カバー30内に挿入される挿通部からのクーラントのもれを防止する摺動シール構造Aを構成している。
【0019】
局所カバー30内には、ツルーイング装置25及び定寸装置26に対する配線並びに研削部に調温されたクーラントを供給する配管を通すために、下部カバー31から立ち上がる中空柱36が設けられている。
【0020】
加工待機状態では、砥石台15は図2の二点鎖線15dに示す最後退位置にあり、リニアモータ16の1次モータ要素16aは、前部の一部が2次モータ要素16bから外れている。研削盤の作動を制御する制御装置は、この状態からリニアモータ16により砥石台15をX方向に前進させ、主軸の先端に把持されて回転している工作物Wの一方のクランクピン部Wbの外周面に回転している砥石車Gを当接し、主軸の回転と連動して砥石台15を往復動させて研削加工する。砥石台15のストロークのうち少なくともこの研削加工に使用する範囲では、1次モータ要素16aは常にX方向の全長において2次モータ要素16bと対向している(図2の実線参照)。
【0021】
一方のクランクピン部Wbを所定量研削加工した後、制御装置は砥石台15を一旦後退させ、主軸を所定の角度位置で停止させ、定寸装置26の検出ヘッド26bを前進させ、先端部のフィーラを研削されたクランクピン部Wbの外周面に当接して寸法を計測する。そして、残りの研削残量を演算して再度研削加工を行い、クランクピン部を所定の精度に研削する。なお、この際の砥石台前進位置を記憶しておく。次に砥石台15を中間ベース12と共にZ方向に移動して砥石車Gが他方のクランクピン部Wbと対向する位置とし、上記と同様に砥石台15をX方向に前進させて他方のクランクピン部Wbの外周面を研削する。この際、一方のクランクピン部の研削完了時の砥石台位置にくるまで研削加工を行うことで、所定の精度に他方のクランクピン部を研削加工する。加工完了後、チャック21からその工作物Wを取り外して未加工の工作物Wを把持し、前述と同様にして研削加工を行う。なお、更に高精度な加工を実現するため、各ピンに対向した位置に定寸装置を設けてもよい。あるいは、加工箇所に応じて定寸装置をZ軸方向に移動するようにしてもよい。
【0022】
各クランクピン部Wbと砥石車Gの間の各研削部には、中空柱36から局所カバー30内に導入された2本の配管を介して調温されたクーラントを供給して、加工に伴う発熱による工作物W及び砥石車Gの温度上昇を防いでいる。使用されて下方に流れ落ちたクーラントは下部カバー31内に入り、排出筒部31bから案内樋34を通って収容槽35内に戻される。
【0023】
所定数の工作物Wの加工が終了する度に、砥石台15をX方向及びZ方向に移動させて砥石車Gを二点鎖線Gb(図1参照)の位置とし、ツルーイング装置25を作動させてツルア25aにより砥石車Gの研削面を整形する。
【0024】
上述した実施の形態によれば、砥石台15が後退位置にある状態では1次モータ要素16aの前部の一部が2次モータ要素16bから外れており、これにより長い方の2次モータ要素16bの長さが従来よりも短くなるので、その分だけリニアモータ16の全長を短くすることができ、工作機械のリニアモータ駆動送り装置をコンパクト化することができる。しかも研削加工が行われるストローク範囲である砥石台15の前進位置では1次モータ要素16aはX方向の全長において2次モータ要素16bと対向し、リニアモータ16は所定の推力を生じるので加工に必要な推力が不足することはない。
【0025】
上述した実施の形態のように、中間ベース12の内面両側に形成した1対の案内溝12bに、砥石台15の両側から一体的に突出する1対のレール15aを摺動可能に案内支持したものでは、砥石台15及びこれに取り付けられる各部材の重量による負荷は、案内溝12bとレール15aの間の摺動面のうち下側のものに加わるので、この摺動面が先に摩耗し、上側の摺動面の摩耗は少ない。一方、砥石台を往復動させるリニアモータの1次モータ要素と2次モータ要素の間には磁気的吸引力が作用するので、このリニアモータを砥石台15の下側に設けたのでは下側の摺動面に負荷が一層増大し、このためリニアモータの推力を大きくすることができない。しかし上述した実施の形態では、砥石台15を往復動させるリニアモータ16は砥石台15とその上側に位置するモータ取り付けベース12aとの間に設けたので、両モータ要素16a,16bの間に生じる磁気的吸引力は砥石台15を引き上げ、下側の摺動面に加わる負荷を減少させるように作用する。従ってリニアモータ16による推力を増大させしかも摺動面の摩擦抵抗及び摩耗を少なくすることができる。
【0026】
上記実施の形態では、本発明による工作機械のリニアモータ駆動送り装置を研削盤の切り込み送りに適用した場合につき説明したが、本発明は研削盤の横送りやその他の工作機械の工具の送りに適用することも可能である。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、長い方のモータ要素の長さが従来よりも短くなるので、その分だけリニアモータの全長を短くすることができ、工作機械のリニアモータ駆動送り装置をコンパクト化することができ、しかも工具による加工が行われる前進位置では、リニアモータは所定の推力を生じるので加工に必要な推力が不足することはない。
【0028】
請求項2の発明においても、請求項1の発明と同様、工作機械のリニアモータ駆動送り装置をコンパクト化することができ、しかも加工に必要な推力が不足することはない。
【0029】
また、請求項の発明によれば、2次モータ要素の長さが従来よりも短くなるので、その分だけリニアモータの全長を短くすることができ、工作機械のリニアモータ駆動送り装置をコンパクト化することができ、しかも砥石車による研削加工が行われる末端位置では、リニアモータは所定の推力を生じるので研削加工に必要な推力が不足することはない。
【0030】
請求項の発明によれば、請求項の発明と同様、工作機械のリニアモータ駆動送り装置をコンパクト化することができ、しかも切込み位置において研削加工に必要な推力が不足することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるリニアモータ駆動送り装置の一実施形態を備えた工作機械の全体平面図である。
【図2】 図1に示す工作機械のリニアモータ駆動送り装置の要部を示すX方向に沿った断面図である。
【図3】 図2の3−3線に沿った拡大断面図である。
【符号の説明】
12…ベース(中間ベース)、13…送りねじ(ボールねじ)、14…横送りモータ(サーボモータ)、15…移動台(砥石台)、16…リニアモータ、16a…1次モータ要素、16b…2次モータ要素、G…工具(砥石車)、W…工作物。

Claims (4)

  1. ベースに往復動可能に案内支持され工作物を加工する工具を支持する移動台と、前記ベース及び移動台にそれぞれ取り付けられて互いに対向する1次モータ要素及び2次モータ要素よりなり前記移動台を前記工具が前記工作物に当接してこれを加工する前進位置と前記工具が前記工作物から離隔する後退位置間で往復動させるリニアモータを備えてなり、前記1次モータ要素と2次モータ要素の前記往復動方向における長さは何れか一方他方よりも短く長さが短い方の前記一方のモータ要素は、前記移動台の前進位置では前記往復動方向における全長において前記他方のモータ要素と対向し、後退位置では前記往復動方向における全長の一部が前記他方のモータ要素から外れるように配置したことを特徴とする工作機械のリニアモータ駆動送り装置。
  2. 前記移動台の全ストローク範囲のうち加工に使用するストローク範囲では前記一方のモータ要素は前記往復動方向における全長において前記他方のモータ要素と対向し、加工に使用しないストローク範囲では前記一方のモータ要素は前記往復動方向における全長の一部が前記他方のモータ要素から外れるように配置したことを特徴とする請求項1に記載の工作機械のリニアモータ駆動送り装置。
  3. 中間ベースに往復動可能に案内支持され工作物を研削する砥石車を支持する砥石台と、前記中間ベースに固定された1次モータ要素とこれと対向するように前記砥石台に固定された2次モータ要素よりなり前記砥石台を前記中間ベースに対し往復動させるリニアモータを備えてなり、前記1次モータ要素の前記往復動方向における長さを前記2次モータ要素より短くすると共に、前記砥石台の全ストローク範囲のうち前記砥石車が前記工作物から離隔する一方の末端位置では前記1次モータ要素の前記往復動方向における全長の一部が前記2次モータ要素から外れ、前記砥石車が前記工作物に当接する他方の末端位置では前記1次モータ要素は前記往復動方向における全長において前記2次モータ要素と対向するように配置したことを特徴とする工作機械のリニアモータ駆動送り装置。
  4. 前記リニアモータは前記砥石車が前記工作物に対する切り込み送り方向に往復動するように前記砥石台を往復動させ、これと直交する横送り方向における前記砥石台の往復動は横送りモータにより回転駆動される送りねじにより行うようにしてなる請求項に記載の工作機械のリニアモータ駆動送り装置。
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