JP3787260B2 - パケット多重方法および多重制御装置ならびに通信システム - Google Patents

パケット多重方法および多重制御装置ならびに通信システム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信システムにおけるパケット多重方法および多重制御装置ならびに通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通信方式には、大別して回線交換方式とパケット方式が存在することが知られている。回線交換方式は、情報の有無に依らず通信が続く間、その通信が伝送リソースを占有する方式で、音声通信に適している。一方、パケット方式は、情報をパケットと呼ばれる小単位で構成し、パケット単位で伝送する方式で、複数存在する呼源各々の時々刻々と変化する必要性に応じて通信中に伝送リソースの割り当てを変更でき、複数の通信が伝送リソースを共有できる方式である。
【0003】
パケット方式は、通信中情報量が時間的に不規則に変動する場合やバースト性を有する通信に適しており、制御信号の伝送やデータ通信に適している。近年急速な発展を遂げている携帯電話などの移動通信システムにおいても、主として制御信号の伝送にパケット方式が用いられるほか、インターネット接続時のデータ通信などに広く利用されている。
【0004】
ところで、同期転送を行う通信システムでは、一般に通信チャネルはフレームと呼ばれる伝送単位に時分割され、情報はフレームに乗せて伝送される。フレーム化された通信チャネルを用いてパケット通信を実現する場合、パケット長がフレーム長に比して十分短ければ、複数のパケットを1フレーム内に多重できる。さらに、複数のパケットをフレームに多重する場合、パケットが発生した順序でフレームに乗せるよう制御することができる。
【0005】
ところが、パケットの優先度に本来高低がある場合、単純に発生順にフレームに乗せる多重方法では、優先度が高いパケットの伝送が優先度の低いパケットの発生の影響を受け、優先度が高いパケットの伝送のタイミングが延びる、または伝送不完了に陥るといった問題を生じかねない。
【0006】
このような場合、優先度が高いパケットを発生順にフレームに乗せ、この間優先度が低いパケットは送出を待たせ、優先度が高いパケットの送出がない場合に優先度が低いパケットを送出することができる。具体的に本方法を実現しようとした場合、例えば、優先度が高いパケットの待ち行列(バッファ)と優先度が低いパケットのバッファを分離し、優先度が高いパケットのバッファから優先的に送出し、この間優先度が低いパケットはバッファに溜めて送出を保留することができる。そして、優先度が高いパケットの送出がない場合に、バッファに溜まった優先度が低いパケットを発生順に送出することができる。バッファの切り替えは、フレーム毎に行うことができ、或いは、フレーム内でバッファを切り替えて優先度が異なるパケットをフレーム内に混在させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このような単純な優先制御では、フレーム毎にバッファを切り替えた場合、優先度が高いパケットが一つでもあれば1フレームを占有してしまうため、通信チャネルにパケットが乗らない空白が多く生じてしまい、伝送リソースの利用効率が低下してしまうという問題があった。
【0008】
また、フレーム内に優先度が異なるパケットを混在できる場合でも、優先度が低くパケット長が長いパケットは送出されにくく、これが原因で伝送リソースの利用効率が低下してしまうという問題があった。
【0009】
そこで本発明の目的は、上記問題点に鑑み、通信チャネルの利用効率が高いパケット多重方法および多重制御装置ならびに通信システムを提供することにある。
【0010】
本発明は、特に、W−cdma方式のページングや共通制御情報、ユーザパケットの物理チャネルへの多重化に有効である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムにおける通信チャネルへのパケット多重方法であって、フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する際に、前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視し、前記監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記高優先度パケットの送出要求数が2個以上N個以下の所定の最低送出数以上となるまで当該高優先度パケットの送出を保留することを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明は、通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムにおける通信チャネルへのパケット多重方法であって、フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する際に、前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視し、前記監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記高優先度パケットのフレーム内個数が、フレーム長と、前記高優先度パケットのパケット長および前記低優先度パケットのパケット長とに基づいて求められた1フレームに乗る前記高優先度パケットの個数のパターンに従うように、当該高優先度パケットの送出を制御することを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明は、通信チャネルを時分割したフレームにパケットを多重して伝送するパケット通信システムであって、フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する送出手段と、前記送出手段によって前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視する監視手段と、前記監視手段の監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記高優先度パケットの送出要求数が2個以上N個以下の所定の最低送出数以上となるまで当該高優先度パケットの送出を保留するように前記送出手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明は、通信チャネルを時分割したフレームにパケットを多重して伝送するパケット通信システムであって、フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する送出手段と、前記送出手段によって前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視する監視手段と、前記監視手段の監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記前記送出手段から送出される高優先度パケットのフレーム内個数が、フレーム長と、前記高優先度パケットのパケット長および前記低優先度パケットのパケット長とに基づいて求められた1フレームに乗る前記高優先度パケットの個数のパターンに従うように前記送出手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0015】
請求項5の発明は、通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムにおける通信チャネルへのパケット多重制御装置であって、フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する送出手段と、前記送出手段によって前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視する監視手段と、前記監視手段の監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記高優先度パケットの送出要求数が2個以上N個以下の所定の最低送出数以上となるまで当該高優先度パケットの送出を保留するように前記送出手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0016】
請求項6の発明は、請求項5において、前記送出手段は、前記高優先度パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、前記低優先度パケットを一時的に蓄積する第2バッファと、前記第1バッファおよび前記第2バッファのいずれかからのパケットを選択して出力するスイッチとを有し、前記監視手段は、前記第1および第2バッファ内のパケットを監視し、前記制御手段は、前記第1バッファ内の高優先度パケットの送出要求数を検出する検出手段と、前記所定の最低送出数を設定する設定手段とを有し、前記検出手段の検出結果と、前記設定手段によって設定された所定の最低送出数とに基づいて、前記高優先度パケットの送出要求数が2個以上N個以下の所定の最低送出数以上となるまで当該高優先度パケットの送出を保留するように前記スイッチを制御することを特徴とする。
【0017】
請求項7の発明は、通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムにおける通信チャネルへのパケット多重制御装置であって、フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する送出手段と、前記送出手段によって前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視する監視手段と、前記監視手段の監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記送出手段から送出される高優先度パケットのフレーム内個数が、フレーム長と、前記高優先度パケットのパケット長および前記低優先度パケットのパケット長とに基づいて求められた1フレームに乗る前記高優先度パケットの個数のパターンに従うように前記送出手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴とする。
【0018】
請求項8の発明は、請求項7において、前記送出手段は、前記高優先度パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、前記低優先度パケットを一時的に蓄積する第2バッファと、前記第1バッファおよび前記第2バッファのいずれかからのパケットを選択して出力するスイッチとを有し、前記監視手段は、前記第1および第2バッファ内のパケットを監視し、前記制御手段は、前記第1バッファ内の高優先度パケットの送出要求数を検出する検出手段と、前記1フレームに乗る前記高優先度パケットの個数のパターンを設定する設定手段とを有し、前記検出手段の検出結果と、前記設定手段によって設定された前記高優先度パケットの個数のパターンとに基づいて、前記送出手段から送出される高優先度パケットのフレーム内個数が、前記高優先度パケットの個数のパターンに従うように前記スイッチを制御することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0020】
通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムあって、フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出するパケット通信システムの一例として、ここでは、移動通信システムを適用した。そして、本実施形態では、移動通信システムの網側から移動局へ向けて送信されるいわゆる下りリンクにおけるぺージングパケットとデータパケットとを1通信チャネルに多重する場合を例に説明する。
【0021】
ページングパケットは移動局に対して網からの呼び出しがある場合や、網から移動局へ動作を指示する場合などに送信されるパケットである。このような用途から、ここではページングパケットは優先度が高く、また、パケット長が比較的短いものとする。一方、データパケットは通信の目的となるユーザデータを含むパケットとし、このような用途から、ここではパケット長がページングパケットより長いものとする。従って、ここではページングパケットを高優先度パケット、データパケットを低優先度パケットとする。
【0022】
また、通信チャネルは等間隔のフレームに時分割され、1フレームによって、ページングパケットならば最大4つ、データパケットならば最大2つが搬送可能であるとする。
【0023】
図1は、実施形態を説明するための概念図である。図2は、本実施形態にかかるパケット多重制御装置のブロック図である。
【0024】
ページングパケットのバッファとデータパケットのバッファおよび各バッファにパケットが溜まっている様子が図1上部の枠内に示され、通信チャネルがパケットを運ぶ様子が図1下部に示されている。なお、ページングパケットはN群に分割され、群毎にバッファが用意され、各群のパケットはNフレームに1度の群毎に決められたフレームによってのみ搬送可能な場合を例として挙げている。このような群分けは、同一移動局へ宛てられるパケットの群を固定し、移動局が属する群を各移動局にそれぞれ通知しておけば、移動局が受信すべきタイミングが限定され移動局の動作負荷が軽減されるため、移動通信システムで広く利用されている。また、群分けしたことは本発明の必須の要件ではなく、群分けがない場合にも本発明は十分な効果を発揮できる。
【0025】
図2に示す本実施形態にかかるパケット多重制御装置では、ページングパケットがバッファに存在し、かつ所定の条件を満たす場合、ページングパケットがフレームに乗せられ、ページングパケットがない場合若しくはページングパケットを乗せたフレーム内に十分な空きがある場合にデータパケットがバッファから送出され、フレームに乗せられるような制御が実行されるが、このようなパケット多重制御法として、以下に詳述するように2つの制御法、すなわち、第1の制御法および第2の制御法がある。
【0026】
まず、図2について説明する。
【0027】
図2に示したパケット多重制御装置は、少なくとも第1バッファ1、第2バッファ2、待ち時間(見送り回数)監視部3、パケット要求数検出部4、送出数設定記憶部5、制御部6およびSW(スイッチ)7を有する。
【0028】
制御部6は、待ち時間(見送り回数)監視部3、パケット要求数検出部4および送出数設定記憶部5からの出力情報に基づいて、第1の制御法または第2の制御法を実行するものであって、第1の制御法は、同一フレーム内にページングパケットとデータパケットを混在させず、ページングパケットが1つも乗らない空きフレームのみデータパケットを送出するように、第1および第2バッファ1,2とSW7とを制御するものであり、第2の制御法は、同一フレーム内にページングパケットとデータパケットが混在できるように、即ちフレーム内多重ができるように、第1および第2バッファ1,2とSW7とを制御するものである。
【0029】
第1バッファ1はページングパケットをバッファリングするためのメモリで、RAM(Random Access Memory)等で構成され、図1に示したように、N個のバッファを構成する。第2バッファ2はデータパケットをバッファリングするためのメモリで、同じくram等で構成される。SW7は、第1バッファ1と第2バッファ2からの2入力のうち一方を選択し、出力する。
【0030】
待ち時間(見送り回数)監視部3は、ページングパケットに対して、最大待ち時間(或いは最大見送り回数)を設定し、第1バッファ1内に溜まっているページングパケットの要求発生からの待ち時間(或いは見送り回数)を監視し、第1バッファ1を監視した結果を制御部6に伝達する。このとき、例えば、今回送出しなければ最大待ち時間(或いは最大見送り回数)を超えてしまうパケットが第1バッファ1に存在する場合、信号A=1を制御部へ伝達し、そのようなパケットが存在しない場合信号A=0を伝達する。
【0031】
パケット要求数検出部4は、第1バッファ1内に溜まっているページングパケット数を検出し、制御部6に結果を伝達する。送出数設定記憶部5は、第1の制御法が実行される場合、予め設定されたページングパケットの最低送出数を記憶するメモリとなり、また、第2の制御法2が実行される場合、フレーム長とページングパケットおよびデータパケットのパケット長とに基づいて予め設定されたページングパケットの送出個数パターンを記憶するメモリとなる。
【0032】
制御部6は、待ち時間(見送り回数)監視部3からの監視結果を受け、前記A=1であった場合SW7を第1バッファ1に接続するよう制御する。A=0であった場合、制御部6はパケット要求数検出部4が検出したパケット要求数と送出数設定記億部5から参照する条件(第1の制御法の場合は、予め設定されたページングパケットの最低送出数であり、第2の制御法の場合は、フレーム長とページングパケットおよびデータパケットのパケット長とに基づいて予め設定されたページングパケットの送出個数パターンである)を比較し、今回送出するページングパケット数を決定する。そして、制御部6は、決定したパケット数分だけSW7を第1バッファ1に接続するよう制御し、ページングパケットが所望数送出された後にはSW7を第2バッファ2に接続するよう制御する。フレーム内多重が可能な場合は、フレーム時間内で制御部6はSW7を切り替えるよう制御し、また、フレーム内多重できない場合は、フレーム間隔でSW7を切り替えるよう制御する。
【0033】
図1に戻って、まず、第1の制御法として、同一フレーム内にページングパケットとデータパケットを混在できず、ページングパケットが1つも乗らない空きフレームのみデータパケットを搬送可能な場合を例に説明する。
【0034】
図1(a)は、本発明を適用せず、ページングパケットが1つでも存在した場合であって、ページングパケットをフレームに乗せた場合に、通信チャネルがパケットを運ぶ様子を表す。例えば、ページングパケットが1つしかない場合でも、1フレームを占有してしまうため、データパケットを搬送できるフレームが少なく、通信チャネルの利用効率が低い様子がわかる。図1(A)に示した例では全フレームがページングパケットによって占有され、データパケットが送出されていない。
【0035】
図1(B)は、第1の制御法1を適用し、ページングパケットの最低送出数を2個に設定した場合に、通信チャネルがパケットを運ぶ様子を表す。この場合、バッファにページングパケットが1個しかなく、同パケットが最大待ち時間或いは最大見送り回数に満たない場合はページングパケットの送出が差し止められ、データパケットを搬送可能となる。図1(B)の4番目のフレームがこれに該当する。ページングパケットが2個以上バッファに溜まっている場合はページングパケットが伝送されるため、図1(b)の1番目、2番目、3番目およびN番目のフレームが搬送するパケットは図1(a)と変わらない。また、唯一バッファに存在するパケットが今フレームで送出しなければ最大待ち時間或いは最大見送り回数に達してしまう場合は、ページングパケットが送出される。図1(B)の5番目のフレームがこれに該当する。4番目のフレームで送出保留したページングパケットは、待ち時間(見送り回数)監視部3において待ち時間或いは見送り回数を計上する。保留したページングパケットは、制御部6において次回の送出チャンスに再び判定を行い、最大待ち時間或いは最大見送り回数に達するまでに送出される。4番目のフレームに見たように、1ページングパケットが1フレームを占有するケースが減少するため、通信チャネルの利用効率を向上できる。
【0036】
図1(C)、(d)は、第1の制御法1を適用し、それぞれ最低送出数を3個および4個とした場合の様子を表す。通信チャネルにおいてパケットが乗らない空白が減り、利用効率が向上していることがわかる。なお、図示した例では、1番目のフレームにおいてバッファに溜まっているページングパケットが3つであるものの、今フレームで送出しなければ最大待ち時間或いは最大見送り回数に達してしまうパケットが存在するため、最低送出数を4個に設定した図1(d)においても1番目のフレームでページングパケット3個が送出され、図1(C)と同じ結果となっている。
【0037】
次に、同一フレーム内にページングパケットとデータパケットが混在できる場合、即ちフレーム内多重ができる場合を説明する。
【0038】
図1(E)は、本発明を適用せずにフレーム内多重を行った場合に、通信チャネルがパケットを運ぶ様子を表す。一方、図1(f)は、第1の制御法を適用し、ページングパケットの最低送出数を2個に設定した場合を表す。4番目のフレームでページングパケットの送出が保留され、代わりにデータパケットが送出されている。このように、図1(F)は図1(E)より通信チャネルの空白が少なく、通信チャネルの利用効率が向上していることがわかる。
【0039】
第2の制御法を適用すると、更に利用効率を向上できる。第2の制御法では、1フレームに乗るページングパケット数のパターンを予め設定しておき、ページングパケットの待ち時間が最大待ち時間を超えない範囲内或いは見送り回数が最大見送り回数を超えない範囲内で、ページングパケットのフレーム内個数が前記パターンに従うよう、ページングパケットの送出を制御する。本実施形態では、データパケット長がページングパケット長の2倍であり、1フレームで搬送可能なパケット数がデータパケットなら2個、ページングパケットなら4個である関係から、1フレーム内のページングパケット数を2個と4個の2パターンに決めると効果的である。この場合の様子を図1(G)に示す。パターンを2個と4個に限定したため、最大待ち時間或いは最大見送り回数の条件を満たす範囲内では、バッファに溜まっているページングパケットが1個の場合、送出が見送られる。図1(G)の4番目のフレームがこれに該当する。また、バッファ内のページングパケット数が3個の場合、先に発生した2個が送出され、最後に発生した1個は送出見送りとなる。1番目のフレームがこれに該当し、フレーム内に空きができた分データパケットが詰め込まれている。このように1フレーム内のページングパケット数を限定したことで、フレーム内の空白が減り、全体として通信チャネルの利用効率が向上している。なお、最大待ち時間或いは最大見送り回数を設定したことで、データパケットがない場合でもページングパケットの遅延が保証されている。
【0040】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明は、通信チャネルの利用効率を向上することができる。また、通信チャネルの利用効率を向上できるため、より少ない本数の通信チャネルで所要のパケット伝送容量を確保することができる。或いは、同じ通信チャネル本数でより大きいパケット伝送容量を得ることができる。
【0041】
移動通信システムの下り回線では、複数の通信チャネルが基地局の送信電力を共有する。各通信チャネルはそれぞれ所要品質の保証に必要な電力で送信する一方で、基地局の送信電力には上限があるため、基地局が収容できる通信チャネル数には限界がある。ここで、本発明を適用し、ページングパケット及びデータパケット用の通信チャネル本数を削減できると、削減本数に応じて送信電力を削減できる。さらに、削減できた分のリソースを、回線交換など他の通信チャネルに割り当てられるといった利点が得られる。
【0042】
また、ページングパケットとデータパケットを効率的に一通信チャネルに多重させたため、受信側で復調すべき通信チャネル数が減少し、動作が簡略化される。
【0043】
このように、本発明を適用することで、システム全体として高効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信チャネルがパケットを運ぶ様子を説明する図である。
【図2】本発明の実施形態に係るパケット多重制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 第1バッファ
2 第2バッファ
3 待ち時間(見送り回数)監視部
4 パケット要求数検出部
5 送出数設定記憶部
6 制御部
7 SW(スイッチ)

Claims (8)

  1. 通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムにおける通信チャネルへのパケット多重方法であって、
    フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する際に、
    前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視し、
    前記監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記高優先度パケットの送出要求数が2個以上N個以下の所定の最低送出数以上となるまで当該高優先度パケットの送出を保留することを特徴とするパケット多重方法。
  2. 通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムにおける通信チャネルへのパケット多重方法であって、
    フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する際に、
    前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視し、
    前記監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記高優先度パケットのフレーム内個数が、フレーム長と、前記高優先度パケットのパケット長および前記低優先度パケットのパケット長とに基づいて求められた1フレームに乗る前記高優先度パケットの個数のパターンに従うように、当該高優先度パケットの送出を制御することを特徴とするパケット多重方法。
  3. 通信チャネルを時分割したフレームにパケットを多重して伝送するパケット通信システムであって、
    フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する送出手段と、
    前記送出手段によって前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記高優先度パケットの送出要求数が2個以上N個以下の所定の最低送出数以上となるまで当該高優先度パケットの送出を保留するように前記送出手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴とするパケット通信システム。
  4. 通信チャネルを時分割したフレームにパケットを多重して伝送するパケット通信システムであって、
    フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する送出手段と、
    前記送出手段によって前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記前記送出手段から送出される高優先度パケットのフレーム内個数が、フレーム長と、前記高優先度パケットのパケット長および前記低優先度パケットのパケット長とに基づいて求められた1フレームに乗る前記高優先度パケットの個数のパターンに従うように前記送出手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴とするパケット通信システム。
  5. 通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムにおける通信チャネルへのパケット多重制御装置であって、
    フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する送出手段と、
    前記送出手段によって前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記高優先度パケットの送出要求数が2個以上N個以下の所定の最低送出数以上となるまで当該高優先度パケットの送出を保留するように前記送出手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴とするパケット多重制御装置。
  6. 請求項5において、
    前記送出手段は、前記高優先度パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、前記低優先度パケットを一時的に蓄積する第2バッファと、前記第1バッファおよび前記第2バッファのいずれかからのパケットを選択して出力するスイッチとを有し、
    前記監視手段は、前記第1および第2バッファ内のパケットを監視し、
    前記制御手段は、前記第1バッファ内の高優先度パケットの送出要求数を検出する検出手段と、前記所定の最低送出数を設定する設定手段とを有し、前記検出手段の検出結果と、前記設定手段によって設定された所定の最低送出数とに基づいて、前記高優先度パケットの送出要求数が2個以上N個以下の所定の最低送出数以上となるまで当該高優先度パケットの送出を保留するように前記スイッチを制御することを特徴とするパケット多重制御装置。
  7. 通信チャネルを時分割したフレームにパケットを乗せて伝送するパケット通信システムにおける通信チャネルへのパケット多重制御装置であって、
    フレーム内に2個以上N個まで多重可能であり優先度が高い高優先度パケットと、空きフレームのみ、または空きフレームおよび前記高優先度パケットが乗るフレーム内の空きが使用可能であり前記高優先度パケットより優先度が低い低優先度パケットとを送出する送出手段と、
    前記送出手段によって前記高優先度パケットを送出するまでの待ち時間または見送り回数を監視する監視手段と、
    前記監視手段の監視結果に基づいて、前記待ち時間が所定の最大待ち時間を超えない範囲内または前記見送り回数が所定の最大見送り回数を超えない範囲内で、前記送出手段から送出される高優先度パケットのフレーム内個数が、フレーム長と、前記高優先度パケットのパケット長および前記低優先度パケットのパケット長とに基づいて求められた1フレームに乗る前記高優先度パケットの個数のパターンに従うように前記送出手段を制御する制御手段とを具えたことを特徴とするパケット多重制御装置。
  8. 請求項7において、
    前記送出手段は、前記高優先度パケットを一時的に蓄積する第1バッファと、前記低優先度パケットを一時的に蓄積する第2バッファと、前記第1バッファおよび前記第2バッファのいずれかからのパケットを選択して出力するスイッチとを有し、
    前記監視手段は、前記第1および第2バッファ内のパケットを監視し、
    前記制御手段は、前記第1バッファ内の高優先度パケットの送出要求数を検出する検出手段と、前記1フレームに乗る前記高優先度パケットの個数のパターンを設定する設定手段とを有し、前記検出手段の検出結果と、前記設定手段によって設定された前記高優先度パケットの個数のパターンとに基づいて、前記送出手段から送出される高優先度パケットのフレーム内個数が、前記高優先度パケットの個数のパターンに従うように前記スイッチを制御することを特徴とするパケット多重制御装置。
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