JP3787147B1 - 照明ユニット及び照明装置 - Google Patents

照明ユニット及び照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3787147B1
JP3787147B1 JP2005249986A JP2005249986A JP3787147B1 JP 3787147 B1 JP3787147 B1 JP 3787147B1 JP 2005249986 A JP2005249986 A JP 2005249986A JP 2005249986 A JP2005249986 A JP 2005249986A JP 3787147 B1 JP3787147 B1 JP 3787147B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
light
reflecting
emitting diode
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005249986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007066659A (ja
Inventor
利男 平塚
Original Assignee
株式会社未来
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2005249986A priority Critical patent/JP3787147B1/ja
Application filed by 株式会社未来 filed Critical 株式会社未来
Priority to EP05783190A priority patent/EP1818607A4/en
Priority to PCT/JP2005/016848 priority patent/WO2006059422A1/ja
Priority to TW094131419A priority patent/TWI303701B/zh
Priority to US11/596,814 priority patent/US20070230171A1/en
Priority to KR1020067024265A priority patent/KR100784596B1/ko
Priority to EP09150191A priority patent/EP2039991A3/en
Priority to MYPI20055596A priority patent/MY138360A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3787147B1 publication Critical patent/JP3787147B1/ja
Publication of JP2007066659A publication Critical patent/JP2007066659A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21SNON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
    • F21S4/00Lighting devices or systems using a string or strip of light sources
    • F21S4/20Lighting devices or systems using a string or strip of light sources with light sources held by or within elongate supports
    • F21S4/28Lighting devices or systems using a string or strip of light sources with light sources held by or within elongate supports rigid, e.g. LED bars

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Led Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 高効率でLEDの光を集光させると共に、近接して照明する場合であっても照射領域内に色ムラ及び影を生じさせない照明ユニット及び照明装置を得る。
【解決手段】 多色混合方式による発光ダイオード17を光源とした照明ユニット100であって、複数の発光ダイオード17を基台に配設した発光部21と、発光部21の光出射側に複数の発光ダイオード17それぞれに対応して設けられ、発光ダイオード17の発光面が焦点位置となる放物面25aからなる第1反射部25と、第1反射部25のさらに光出射側に、発光ダイオード17を挟んで、発光ダイオード17の並び方向に対して平行に一対配列され、発光ダイオード17からの光を光出射側に向けて反射する平板状の反射面27aを有する第2反射部27とを備え、第1反射部25と第2反射部27の少なくともいずれかの反射面をなし地状に形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、LEDを光源とした照明ユニット及びこれを備えた照明装置に関する。
従来の照明器具としては、蛍光灯や白熱電球、スポットライト等、種々のタイプの照明光源が利用されているが、照明光の中に被照射物の劣化を誘発する紫外線成分を含んでいたり、照明光源の発熱により、その設置に関しては制約が多かった。最近になり、発熱や消費電力の少ないLED光源が注目され、また、高輝度な白色LEDも提供されるようになってから、一般照明用の照明器具にLED光源を利用するものが増えつつある。この種の照明装置の一例が例えば特許文献1に開示されている。
ところが、LEDから得られる直接光の照射光分布は、指向性の高いものでも照射距離が長くなるにつれブロードとなり、照射領域が広がり過ぎて照度不足となる。図15(a)にLED81を反射板を設けることなく単体で発光させたときの所定距離を隔てた面上における照度分布を示した。図示のように、所定距離だけ離れた面上では、LED81を単体で発光させた場合、低い照度でブロードな光量分布となる。そのため、LED光源に反射板を設ける構成が多々提案されているが、いずれの反射板もLED光源の側方や後方に向けられた光を前方に戻すのみで、必ずしも集光性の高い構成とはいえず、また、照射光分布もブロードであり、不要領域までを照らすことになっていた。このような状況から、必要十分な照度を得るためには高輝度の光源を利用し、照射領域を制限するにはルーバー等の遮光材により不要光をカットすることが一般的に行われている。
しかし、高輝度の光源は消費電力が高く、また、形状も大型化するため、照明装置の取り付けに際しての制約が多く適用範囲が限られていた。さらに、ルーバー等の遮光材は光利用効率を低下させる原因となり、依然として課題が多く残されていた。
一般に、照明用光源としては、高い照度でかつ平坦な照度分布を有する照明領域の得られる光源が求められている。そこで、図15(b)に示すように、LED81の側方(或いは背面側等)に凹面状の放物面を有する反射板83を設けることにより、LED81からの光を、この反射板83によって平行光化して光束密度を上げることができる。また、この反射板83により、光の到達距離をある程度伸ばすことができる。しかながら、LED81の側方に出射した光成分85は反射板83により偏向されるが、反射板83に照射しなかった光成分86は拡散しながら光路前方に進む。このため、光源全体として照度分布は反射板83により照度アップが図られるが、依然としてブロードな分布を呈したままとなり、照明に必要となる高照度で平坦照度分布の照明領域が十分に得られない。また当然ながら、LED81が10゜程度の小さな照度角である場合には、反射板83にLED81からの出射光が照射されずに、実質的に偏向に寄与しない成分が多くなり、照度の向上は望めない。
そこで本願発明者らは、LEDの出力を上げることなくLEDからの光を高効率で集光し、高照度を得ることのできる新規な反射板を備えた照明装置を開発した(特願2004−346543)。この照明装置の反射板によれば、LEDからの光を特定の範囲に集中して照射することができ、照射範囲内では、高い照度で照明することが可能となった。また、照射領域と非照射領域との境界が明瞭に分離する特性を有し、照射したくない領域を選択的に外して照明することも可能となった。
特開2000−021209号公報
ところで、上記した新規な反射板を備えた照明装置では、青色LEDから発光した青色光の一部を蛍光体で黄色光に変換して疑似白色光とするタイプの白色LEDが用いられている。即ち、この白色LEDでは、青色光が蛍光体に吸収されると、蛍光体は黄色光を発し、この黄色光と吸収されなかった青色光とが混ざって白色光となる。
しかしながら、図16に示すように、特にこの白色LED81を備えた照明装置87によって近接位置を照明する場合には、白色LED81の青色光と蛍光体励起光(黄色光)とが色分離し、特定の照射域S1,S2等に青色域と黄色域とがムラとなって現れたり、影が現れる等の不具合が生じた。そのため、照明装置87を例えば机上の照明光として利用した場合には、照明光の品質が著しく低下した。
本発明は、高効率でLEDの光を集光させると共に、近接して照明する場合であっても照射領域内に色ムラ及び影を生じさせることなく均質な照明光が得られる照明ユニット及び照明装置を提供することを目的としている。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1)多色混合方式による発光ダイオードを光源とした照明ユニットであって、複数の発光ダイオードを基台に配設した発光部と、前記発光部の光出射側に前記複数の発光ダイオードそれぞれに対応して設けられ、前記発光ダイオードの発光面が焦点位置となる放物面からなる第1反射部と、前記第1反射部のさらに光出射側に、前記発光ダイオードを挟んで、前記発光ダイオードの並び方向に対して平行に一対配列され、前記発光ダイオードからの光を光出射側に向けて反射する平板状の反射面を有する第2反射部とを備え、前記第1反射部と前記第2反射部の少なくともいずれかの反射面が、なし地状に形成されたことを特徴とする照明ユニット。
この照明ユニットでは、なし地状の光反射面によって反射された光が、巨視的に見れば鏡面反射となるが、微視的に見れば拡散して反射され、その結果、分散して色分離された異なる周波数(波長)成分の光が混合される。
(2)前記多色混合方式の発光ダイオードが、青色発光ダイオードと、該青色発光ダイオードからの青色光を黄色光に変換する蛍光体と、を有する白色発光ダイオードであることを特徴とする(1)記載の照明ユニット。
この照明ユニットでは、青色発光ダイオードから出射された青色光が蛍光体に吸収されると、蛍光体は黄色光を発し、この黄色光と吸収されなかった青色光が混ざって、発光ダイオードからの出射光が白色光となる。
(3)前記第1反射部と前記第2反射部の反射面が、蒸着によるコーティング加工面であることを特徴とする(1)又は(2)記載の照明ユニット。
この照明ユニットでは、反射面が、蒸着によるコーティング加工、例えばスパッタリングメッキによって仕上げられる。スパッタリングメッキの工程は、専用プライマーによるベースコートの塗布、真空中でのアルミ蒸着、アルミ蒸着面へのウレタンクリアーコートからなる。従って、例えば被コーティング面をザラザラな所謂シボ仕上げとすることにより、スパッタリングメッキ後の発光面がなし地状に形成可能となる。
(4) (1)〜(3)のいずれか1項記載の照明ユニットと、前記発光ダイオードを発光駆動するための電力を供給する駆動部と、を備えたことを特徴とする照明装置。
この照明装置では、商用電力が駆動部へ供給されることで、駆動部が発光駆動に必要な駆動電力を白色発光ダイオードへ供給し、白色発光ダイオードが省電力でありながら、高い照度でかつ均一な照度分布で発光される。
本発明に係る照明ユニットによれば、多色混合方式による発光ダイオードを光源とした照明ユニットであって、発光ダイオードの発光面が焦点位置となる放物面からなる第1反射部と、第1反射部のさらに光出射側に、発光ダイオードを挟んで、平行に一対配列された平板状の反射面を有する第2反射部とを備え、第1反射部と第2反射部の少なくともいずれかの反射面をなし地状に形成したので、このなし地状の光反射面によって反射された光は、巨視的に見れば鏡面反射となるが、微視的に見れば拡散して反射され、その結果、分散して色分離された異なる周波数(波長)成分の光が混合される。即ち、分離された例えば青色光と黄色光とが白色光に混合される。この結果、高効率でLEDの光を集光させると共に、近接して照明する場合であっても照射領域内に色ムラ及び影を生じさせることなく均質な照明光を得ることができ、照明光の品質を向上させることができる。
本発明に係る照明装置によれば、前述の照明ユニットと、発光ダイオードを発光駆動するための電力を供給する駆動部とを備えたので、商用電力を駆動部へ供給することにより、省電力でありながら、高い照度で均一な照度分布が得られ、しかも、色ムラ及び影のない照明光を独立した当該単体装置で照射することができる。
以下、本発明に係る照明ユニット及び照明装置の好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る照明装置の第1実施形態を示す全体構成図である。
本発明に係る第1実施形態の照明装置200は、照明ユニット100と、駆動部11とを有して構成されている。
駆動部11は、照明ユニット100に発光駆動電力を供給するものであり、例えばフルレンジトランス等を用いることができる。駆動部11は商用電源に接続し、商用電源からの例えばAC110V〜220V、50Hz〜60Hz等の電力を、DC12V(DC6VやDC24V等の任意の電圧、或いは交流であってもよい)の駆動電圧に変換して照明ユニット100に供給する。
照明ユニット100は、後板15と、多数個の発光ダイオード(LED)17を基台である配線基板19上に直線的に配設した発光部21と、反射鏡部材23とを有して構成されている。後板15は、反射鏡部材23との間に配線基板19を挟み込んで反射鏡部材23に着脱自在に組み付けられる。
LED17は、青色発光ダイオードと、この青色発光ダイオードからの青色光を黄色光に変換する蛍光体とを有する。これにより、LED17では、青色発光ダイオードから出射された青色光が、蛍光体に吸収されると、蛍光体が黄色光を発し、この黄色光と吸収されなかった青色光とが混ざって、出射光が白色光となる。
図2に照明ユニットの側面図(a)、下面図(b)、図3に照明ユニットの分解斜視図を示した。
照明ユニット100は、図2(a)に示すように、反射鏡部材23に後板15を組み付けた状態で高さHを有する。高さHは、本実施形態においては概ね20mm程度であり、発熱電球や蛍光灯等を光源として用いた場合と比較して大幅に薄型化されている。なお、高さHは、小さすぎると反射鏡部材23の偏向特性が損なわれ、大きすぎると設置スペースを要して本照明ユニット100の配置自由度が高められない。そのため、高さHは15〜30mm程度、特に20〜23mm程度にすることが望ましい。
反射鏡部材23は、長尺板状の取付基部24(図3参照)と、図2(b)に示すように、取付基部24に接続され、中心位置に開口を有し光出射側が解放側となる放物面からなる反射面(放物面鏡)25aを複数個(本実施形態においては合計16個)形成した第1反射部25と、第1反射部25のさらに光出射側に設けられ、放物面鏡25aの並び方向に平行な平板状の反射面(平面板鏡)27aを形成した第2反射部27とを一体に有する。第2反射部27は、放物面鏡25aの並び方向とは直交する方向に平面板鏡27aが一対形成されたもので、並び方向両脇は、第1反射部25の放物面鏡を延長した放物面壁27bで接続されている。反射鏡部材23は、射出成形により一体成形された樹脂成形品であって、少なくとも第1反射部25と第2反射部27の光反射面にはメッキ法やアルミ蒸着法等による鏡面のコーティング加工が施されている。また、光反射面としては、これに限らず、他の常套手段が利用可能である。
第1反射部25と第2反射部27の少なくともいずれかの反射面は、なし地状に形成されている。本実施の形態では、第1反射部25と第2反射部27との双方の放物面鏡25aと平面板鏡27aとがなし地状に形成される。このようななし地状の光反射面によって反射された光は、巨視的に見れば鏡面反射となるが、微視的に見れば拡散して反射され、その結果、分散して色分離された異なる周波数(波長)成分の光が混合される。
上記した第1反射部25と第2反射部27の反射面に施されるコーティング加工面としては、例えばスパッタリングメッキによる仕上げが挙げられる。スパッタリングメッキの工程は、専用プライマーによるベースコートの塗布、真空中でのアルミ蒸着、アルミ蒸着面へのウレタンクリアーコートからなる。従って、例えば被コーティング面をザラザラな状態に仕上げることにより、スパッタリングメッキ後の発光面がなし地状に形成可能となる。
また、なし地状の反射面は、つや消し又はつや有りとすることができる。このつや消し又はつや有りは、メッキの下塗り液を調製することにより変更できる。
後板15は、図3に示すように、縦断面が“く”の字状の傘部29と、傘部29の内側面に配線基板19の背面側を支持するリブ30と、傘部29の長手方向の複数箇所(本実施形態においては5箇所)に反射鏡部材23と係合するロック爪31が配設されてなる。ロック爪31は、図中上下一対の縦断面が“コ”の字状のフック形状に形成されている。
配線基板19は、例えばプリント基板であり、反射鏡部材23側に長手方向に沿って個々の放物面鏡25aに対応して複数個(ここでは16個)のLED17が直線状に実装されている。そして、配線基板19の一端側からはリード線33が引き出され、駆動部11(図1参照)に接続されている。配線基板19は、片面実装モジュールのために、障害発生時に問題点を発見し易く、メンテナンス性に優れた安全なモジュールである。
反射鏡部材23は、長尺平板状に形成された取付基部24の両端に照明ユニット100の固定用のブラケット37が形成されており、取付基部24の図3における上下方向に、後板15のロック爪31が係合する係合部39を設けてある。係合部39は、配線基板19を後板15とで挟み込み、後板15のロック爪31とのスナップアクションにより脱着自在に組み合わせられる。
反射鏡部材23、配線基板19、後板15を組み合わせたとき、第1反射部25の放物面鏡の焦点位置にLED17の発光面が位置することになる。これはつまり、反射鏡部材23には、配線基板19表面に当接する面が離散的に配置されており、この当接面を、LED17の発光面が放物面鏡の焦点位置となる高さに形成している。また、配線基板19が反射鏡部材23に形成された基板収容位置に納まる際、後板15のリブ30は、この当接面に配線基板19を押圧するようにその高さが設定されている。
従って、反射鏡部材23、配線基板19、後板15を単に組み合わせるだけで、放物面鏡の焦点位置とLED17の発光面の位置が簡単にして高精度で一致することになる。この構成により、例えばねじ等の締結手段を用いることなく簡単に組み付けでき、部品点数を減らして、組立や調整のための工程を軽減でき、生産性の向上が図られる。
次に、上記構成の照明ユニット100に対する光学的特性について説明する。
図4は図2に示す照明ユニットのA−A断面図である。
照明ユニット100の反射鏡部材23は、第1反射部25と第2反射部27とが連続して形成されており、第1反射部25の基端部には、LED17の発光面を放物面鏡25aの焦点位置に配置させるための開口41が設けてある。第1反射部25の放物面鏡25aは、LED17の発光面を焦点位置とする放物面からなる反射面を有しており、LED17からの光を光出射側に向けて巨視的には略平行化して反射する。
また、第2反射部27は、第1反射部25のさらに光出射側に設けられ、放物面鏡25aの配列方向、即ち、LED17の配列方向に対して平行に配置された平板状の平面板鏡27aを有している。そして、第1反射部25に照射されなかったLED17からの光を受けて、光出射側に向けて略平行化して反射する。第1反射部25は、予め定められた反射面領域M1を有し、第2反射部27は、反射面領域M1に連続して予め定められた反射面領域M2を有するために、巨視的には、第1,第2反射部25,27によって反射された光は、大きな光量の平行光となって被照明物に照射されることになる。
平面板鏡27aのLED17の光軸に対する傾斜角度は、第1反射部25に照射されなかったLED17からの光束が平行光化する角度に設定される。本実施形態の場合は、LED17の光軸に対して20゜〜27゜の範囲で傾斜角度が設定されている。
ここで、LED17は、例えば120°等の広い照度角を有しており、出射した光のうち、側方へ向いて出射した光成分が増加しても、第1反射部25、第2反射部27に捕らえられて、平行光化に寄与する割合が高くなる。これにより、照度分布の均一化効果が一層高められる。
次に、照明ユニット100による照度分布について説明する。
図5は反射面をなし地状として構成した照明ユニットによる照度分布を表す説明図を示した。
この構成によれば、LED17から直接的に照射される光成分と、第1反射部25、第2反射部27による反射を伴って到達した光成分からなる範囲Wにおける光量は、他の領域と比較して、その境界が明瞭に現れている。これは、範囲W内に集光されて、かつ光束が略平行光とされ、放射照度が高い状態になっているためである。また、発光面を鏡面で形成した場合と比較して最大照度が若干低下するが、照度が均一となる範囲Wが広くなり、一台の照明ユニット100によって、より広範囲の照明を行うことが可能となる。さらに、平面板鏡27aのLED17の光軸に対する開き角度θを変更することで、光の偏向状態を調整することができる。つまり、開き角度θを大きくして照明範囲を広げたり、開き角度θを小さくして特定位置に集光させることが可能となる。その場合には、第1反射部と第2反射部とを一体構成とせずに個別に設け、平面板鏡の開き角度θを調整自在にした構成とすることが好ましい。
図6は相対分光分布の相対強度と波長との相関を表したグラフである。
また、相対分光分布は、450〜480nmの波長領域の光が高強度に得られる他、560nm付近の波長領域の光が得られる。ここで、440nm付近の鋭い発光ピークが青色発光ダイオードからの放射光で、560nm付近にあるブロードなピークが蛍光体からの発光である。また、この分光分布では、昆虫の好む365nm〜410nmの波長域の光を含まないので、蛾や蚊等の害虫が寄りにくい照明装置200を実現することができる。
従って、上記の照明ユニットによれば、多色混合方式によるLED17を光源とした照明ユニット100であって、LED17の発光面が焦点位置となる放物面からなる第1反射部25と、第1反射部25のさらに光出射側に、LED17を挟んで、平行に一対配列された平板状の反射面(平面板鏡)27aを有する第2反射部27とを備え、第1反射部25と第2反射部27の反射面をなし地状に形成したので、このなし地状の反射面によって反射された光は、巨視的に見れば鏡面反射となるが、微視的に見れば図4の矢印43に示すように拡散して反射され、その結果、分散して色分離された異なる周波数(波長)成分の光が混合される。即ち、分離された例えば青色光と黄色光とが白色光に混合される。この結果、高効率でLEDの光を集光させると共に、近接して照明する場合であっても照射領域内に色ムラ及び影を生じさせることなく均質な照明光を得ることができ、照明光の品質を向上させることができる。
また、照明ユニット100を備えた照明装置200によれば、LED17を発光駆動するための電力を供給する駆動部11を備えたので、商用電力を駆動部11へ供給することにより、省電力でありながら、高い照度で均一な照度分布が得られ、しかも、色ムラ及び影のない照明光を独立した当該単体装置で照射することができる。
上記構成の照明ユニット100の効果を確認するため、以下の条件で照度特性及び配光特性の試験を行った。
上記実施の形態の構成で反射面をなし地状ツヤ無しで形成した照明ユニットを実施例1とし、反射面をなし地状ツヤ有りで形成した照明ユニットを実施例2とした。また、上記実施の形態の構成で反射面を鏡面で形成した照明ユニットを比較例1とし、第1反射部25、第2反射部27を備えないLED17のみの照明ユニットを比較例2とした。
また、実施例、比較例に用いた照明ユニットの性状を以下に示す。
・LED数 16個
・反射鏡部材23の外形寸法
縦23.8mm、横264mm、高さ(H)16.25mm
また、実施例1、実施例2のなし地状反射面のつや消し、つや有りは、メッキの下塗り液を異なるものとすることによって形成した。即ち、実施例1のメッキ下塗り液は、株式会社飛翔製 500 つや無し28 を使用し、実施例2のメッキ下塗り液は、東洋工業塗料株式会社製 K173NPアンダー を使用した。
この反射面におけるつや消し又はつや有りの表面性状は、例えばサンドペーパの番号を用いて相当粗さを特定することができる。即ち、実施例1の表面性状のサンドペーパ相当番号N1は、#60≦N1≦#100であり、好ましくは#75≦N1≦#85である。また、実施例2のサンドペーパ相当番号N2は、#70≦N2≦#100であり、好ましくは#80≦N2≦#90である。
図7は実施例1の照度特性を表したグラフ、図8は実施例1の配光特性を表したグラフ、図9は実施例2の照度特性を表したグラフ、図10は実施例2の配光特性を表したグラフ、図11は比較例1の照度特性を表したグラフ、図12は比較例1の配光特性を表したグラフ、図13は比較例2の照度特性を表したグラフ、図14は比較例2の配光特性を表したグラフである。なお、図8,10,12,14のグラフにおいて、横軸の角度は、測定器に対し照明ユニット100の光出射面の中心軸を回転軸として左右対称に90度回転した結果を表記したものであり、実線は照明ユニット100の長手方向に平行な軸を回転軸とし、波線はこの回転軸とは直交する方向の軸を回転軸として計測した結果を表している。
実施例1、実施例2、比較例1、比較例2の表面性状、供給電源、全光束、効率、最大光度、1/2ビーム角、及び評価を表1に示す。
Figure 0003787147
実施例1は、図7に示すように、2mの照射距離で、照度10 lxの照射領域が水平距離約0.8mで形成された。また、図8に示すように、−30〜30°の配光角度で、20〜約50cdの均質な光度が得られ、青色光と黄色光との色分離は認められなかった。
実施例2は、図9に示すように、2mの照射距離で、照度10 lxの照射領域が水平距離約0.8mで形成され、その内側に照度20 lxの照射領域が水平距離0.4mで形成された。また、図10に示すように、−30〜30°の配光角度で、20〜約100cdの光度が得られ、青色光と黄色光との色分離は認められなかった。
比較例1は、図11に示すように、2mの照射距離で、照度50 lxの照射領域が水平距離約0.4mで形成された。また、図12に示すように、−10〜10°の配光角度で、50〜約400cdの光度が得られたが、青色光と黄色光との色分離が認められた。
比較例2は、図14に示すように、−90゜〜90゜の配向角度で、0〜約15cdの光度がなだらかに変化する照射領域が形成され、青色光と黄色光との色分離は認められなかった。しかし、図13に示すように、1.6mの照射距離で、照度5 lxの照射領域が水平距離約0.8mで形成されるに止まり、十分な照度が確保できなかった。
したがって、反射面をなし地状ツヤ無しで形成した実施例1と、反射面をなし地状ツヤ有りで形成した実施例2とで、高効率でLEDの光を集光させると共に、照射領域内に色ムラ及び影を生じさせないことが知見できた。
本発明に係る照明装置の第1実施形態を示す全体構成図である。 照明ユニットの側面図(a)、下面図(b)である。 照明ユニットの分解斜視図である。 図2に示す照明ユニットのA−A断面図である。 照明ユニットによる照度分布を示すグラフである。 相対分光分布の相対強度と波長との相関を表したグラフである。 実施例1の照度特性を表したグラフである。 実施例1の配光特性を表したグラフである。 実施例2の照度特性を表したグラフである。 実施例2の配光特性を表したグラフである。 比較例1の照度特性を表したグラフである。 比較例1の配光特性を表したグラフである。 比較例2の照度特性を表したグラフである。 比較例2の配光特性を表したグラフである。 (a),(b)は従来の照明装置の模式図である。 従来の照明装置における色分離の状況を表した説明図である。
符号の説明
11 駆動部
17 LED(発光ダイオード)
21 発光部
25 第1反射部
25a 放物面鏡(放物面)
27 第2反射部
100 照明ユニット
200 照明装置

Claims (4)

  1. 多色混合方式による発光ダイオードを光源とした照明ユニットであって、
    複数の発光ダイオードを基台に配設した発光部と、
    前記発光部の光出射側に前記複数の発光ダイオードそれぞれに対応して設けられ、前記発光ダイオードの発光面が焦点位置となる放物面からなる第1反射部と、
    前記第1反射部のさらに光出射側に、前記発光ダイオードを挟んで、前記発光ダイオードの並び方向に対して平行に一対配列され、前記発光ダイオードからの光を光出射側に向けて反射する平板状の反射面を有する第2反射部とを備え、
    前記第1反射部と前記第2反射部の少なくともいずれかの反射面が、なし地状に形成されたことを特徴とする照明ユニット。
  2. 前記多色混合方式の発光ダイオードが、青色発光ダイオードと、該青色発光ダイオードからの青色光を黄色光に変換する蛍光体と、を有する白色発光ダイオードであることを特徴とする請求項1記載の照明ユニット。
  3. 前記第1反射部と前記第2反射部の反射面が、蒸着によるコーティング加工面であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の照明ユニット。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の照明ユニットと、
    前記発光ダイオードを発光駆動するための電力を供給する駆動部と、
    を備えたことを特徴とする照明装置。
JP2005249986A 2004-11-30 2005-08-30 照明ユニット及び照明装置 Expired - Fee Related JP3787147B1 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249986A JP3787147B1 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 照明ユニット及び照明装置
PCT/JP2005/016848 WO2006059422A1 (ja) 2004-11-30 2005-09-13 照明ユニット及び照明装置
TW094131419A TWI303701B (en) 2004-11-30 2005-09-13 Illumination unit and illumination apparatus
US11/596,814 US20070230171A1 (en) 2004-11-30 2005-09-13 Illumination Unit and Illumination Apparatus
EP05783190A EP1818607A4 (en) 2004-11-30 2005-09-13 LIGHTING UNIT AND LIGHTING DEVICE
KR1020067024265A KR100784596B1 (ko) 2004-11-30 2005-09-13 조명유닛 및 조명장치
EP09150191A EP2039991A3 (en) 2004-11-30 2005-09-13 Illumination unit and illumination apparatus
MYPI20055596A MY138360A (en) 2004-11-30 2005-11-30 Illumination unit and illumination apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005249986A JP3787147B1 (ja) 2005-08-30 2005-08-30 照明ユニット及び照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3787147B1 true JP3787147B1 (ja) 2006-06-21
JP2007066659A JP2007066659A (ja) 2007-03-15

Family

ID=36674824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005249986A Expired - Fee Related JP3787147B1 (ja) 2004-11-30 2005-08-30 照明ユニット及び照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3787147B1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5413871B2 (ja) * 2008-03-14 2014-02-12 独立行政法人国立高等専門学校機構 照明装置
JP2010189836A (ja) * 2009-02-13 2010-09-02 Okamura Corp 間仕切り
JP5537161B2 (ja) * 2010-01-07 2014-07-02 パナソニック株式会社 照明器具
KR20120097570A (ko) * 2011-02-25 2012-09-05 주식회사 필룩스 조명장치
JP5783940B2 (ja) * 2012-03-16 2015-09-24 三菱電機照明株式会社 Ledランプ
WO2017051637A1 (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 ウシオ電機株式会社 光照射装置
JP6953757B2 (ja) * 2017-03-24 2021-10-27 ウシオ電機株式会社 光照射装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007066659A (ja) 2007-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3787148B1 (ja) 照明ユニット及び照明装置
JP3787145B1 (ja) 照明パネル及び照明装置
KR100784596B1 (ko) 조명유닛 및 조명장치
JP4365453B2 (ja) 机上照明装置
JP3694310B1 (ja) 照明ユニット及びこれを備えた照明装置
JP3787147B1 (ja) 照明ユニット及び照明装置
JP4173183B1 (ja) 広域照明装置
US20130335962A1 (en) Lighting assembly having a waveform reflector
US10794572B2 (en) LED troffer fixture having a wide lens
JP3931216B1 (ja) 棚照明装置およびこれを用いた照明装置付き棚
US20110310603A1 (en) Light fixtures
JP2007311064A (ja) 照明装置
US8534880B1 (en) Solid state lighting system
KR20090100004A (ko) Led 조명장치
US9945533B1 (en) Uniform lens illumination in downlight fixtures
US9279564B1 (en) Indirect area lighting apparatus and methods
JP2004355934A (ja) 発光ダイオード照明装置
US20110199765A1 (en) Linear LED Lamp
JP2012230762A (ja) 照明器具
TWI386592B (zh) Led日光燈
US20190211975A1 (en) Bulbs with indirect illumination
JP4800184B2 (ja) 照明装置
JP7227562B2 (ja) 照明装置
JP2023130141A (ja) 照明装置
KR101167044B1 (ko) 리플렉터를 구비한 보안등 기구

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060309

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060721

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20061219

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

S202 Request for registration of non-exclusive licence

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R315201

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100331

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110331

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120331

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130331

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140331

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees