JP3786922B2 - 電力貯蔵システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力会社の時間帯別契約メニューを利用し、夜間電力を蓄電し、夜間電力の供給時間帯以外の時間帯に放電することによって、電気料金の削減および負荷平準化を図る電力貯蔵システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電力会社においては、デイタイムや特定の時期の時間帯に消費されるピーク電力に対応できるように、原子力、水力、火力発電等による発電能力を設定し、電力需要量を予測しながら給電を制御している。電力の需要は、都市部においてはますます増加傾向にあり、ピーク電力の増加は、新たな発電設備の建設などの負担の増加につながっている。一方、夜間は、工場やオフィス等の電力利用が少なくなるため、電力の利用率が低下する。このようなデイタイムと夜間の電力需要量の大きな格差を平準化することを目的とした夜間電力利用促進割引制度が実施されている。夜間電力は、昼間電力に比べ安価で、化石燃料の使用割合が低いため二酸化炭素排出量が少なく、地球環境保全にも好都合である。
【0003】
夜間電力の利用技術としては、電力そのものを貯蔵する方法と、給湯設備や氷蓄熱のような熱エネルギーに変換して貯蔵する方法、あるいは揚水発電のように、位置のエネルギーとして貯蔵する方法等が考えられている。この中で、電力を貯蔵する方法の代表的なものは、夜間電力を蓄電池に貯蔵しておき、電力負荷の大きなデイタイムに蓄電池からの電力を消費する電力貯蔵システムである。この電力貯蔵システムによれば、需用者にとっての電力使用料金の低減効果があると共に、電力系統のボトムアップ、デイタイムのピーク電力抑制による平準化が可能になる。
【0004】
しかし、蓄電池の容量以上にデイタイムの電力消費が大きいことが当然起きる。
このような、蓄電容量以上の電力供給を負荷に行う場合の対策としては、例えば特開2000−308282号公報(特許文献1)や特開2000−295784号公報(特許文献2)に開示されているように系統切替手段を設け、負荷が蓄電池の容量を超えると、負荷への電力供給を蓄電池から商用電力に切り替えるものがある。
【0005】
他の対策としては、例えば特開2001−008385号公報(特許文献3)に開示されているように、一日の蓄電池放電パターンを予め数種類記憶しておいて、使用者がそのパターンを適宜選択することにより、蓄電池に充電される夜間電力を有効に、無駄なく使用するようにした電力貯蔵システムがある。
【0006】
また、特開平10−201129号公報(特許文献4)や特開平10−201130号公報(特許文献5)には、蓄電池への昼間の充電に太陽電池を用いることが開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−308282号公報
【特許文献2】
特開2000−295784号公報
【特許文献3】
特開2001−008385号公報
【特許文献4】
特開平10−201129号公報
【特許文献5】
特開平10−201130号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、特許文献1〜5において提案された電力貯蔵システムにおいては、負荷に接続した蓄電池の蓄電電力が低下した場合、負荷の電力要求に応じられなくなるため、商用電力等に切り替えて負荷に電力を供給している。しかしながら、割安な夜間電気料金帯で蓄電した電力を有効に使い切らない事態が発生すると共にデイタイムの電気料金の電力を使用することとなり、電力貯蔵システムの目的が充分に達成されていなかった。
【0009】
そこで本発明は、負荷から出力容量以上の電力要求があった場合でも、蓄電手段に蓄電された電力を有効に使い切ることにより、夜間電力の有効利用と、デイタイム電力の使用を抑制することのできる電力貯蔵システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の電力貯蔵システムは、商用電力を直流電力に変換する整流手段と、整流された直流電力を貯蔵する蓄電手段と、前記蓄電手段に蓄電された直流電力を前記商用電力の電圧および周波数にほぼ等しい交流電力に変換する電力変換手段と、前記商用電力と前記電力変換手段により変換された交流電力を複数のスイッチを切り替えて選択的に負荷に供給する電力選択手段と、前記電力選択手段の複数のスイッチの制御を行う制御手段とを有し、前記制御手段は、夜間料金適用時間帯は前記商用電力から前記整流手段を介して前記蓄電手段に電力を供給するとともに前記負荷に電力を供給する夜間運転モードと、前記夜間料金適用時間帯以外の時間帯においては、前記負荷の消費電力が所定の値未満のときは前記蓄電手段からのみの前記負荷への電力供給を行う放電運転モードと、前記負荷の消費電力が前記所定の値以上のときは前記商用電力と前記蓄電手段からの前記負荷への電力供給を並行して行う系統補充運転モードの各モードに応じて前記複数のスイッチを制御するものである。
【0011】
本発明においては、夜間料金適用時間帯以外の蓄電手段からの放電を行うときに、負荷から出力容量以上の電力要求があった場合でも、蓄電手段に蓄電された電力を有効に使い切ることにより、夜間電力の有効利用と、デイタイム電力の使用を抑制することができる。
【0012】
前記整流手段および前記電力変換手段を、両者の機能を備えた双方向電力変換器とすることにより、蓄電手段に対する充電動作時はコンバータとして動作するように、また、蓄電手段から負荷へ電力を放電動作時はインバータとして動作するように制御される。
【0013】
前記電力選択手段は、第1入力端子側が第1のスイッチを介して商用電力に接続され、第2入力端子側が第2のスイッチを介して前記電力変換手段に接続され、前記第1入力端子と前記第2の入力端子間の所定の中間タップが前記負荷に接続され、前記第1入力端子と前記第2の入力端子間に第3のスイッチが接続された単巻変成器とすることにより、複雑な電力調整回路を組み合わせることなく、2つの交流電源からの電力をバランスして負荷に並列供給することができる。
【0014】
また、前記蓄電手段の出力部と商用電力との接続点の商用電力側に停電検出手段と商用電源を遮断する遮断器を設けることにより、商用電源の給電中は蓄電手段の出力と商用電源で電流バランスしながら、所定の負荷に給電し、商用電源の停電を検出したら直ちに前記遮断器を開路するとともに蓄電手段の出力制御を自立運転可能とし、自立運転開始後に所定の負荷の全負荷電流を前記蓄電手段で給電するように制御することができる。これにより、蓄電手段で自立運転をした場合に起こる商用系統への逆潮流を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の電力貯蔵システムの実施の形態を、図1から図12を用いて説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る電力貯蔵システムの実施の形態の構成を示すブロック図(単線図)である。同図において、本実施の形態の電力貯蔵システムは、商用電源10と蓄電手段3を構成する蓄電池30から負荷20への電力供給を切り替える電力選択手段1と、商用電源10からの交流電力を蓄電池30への充電のための直流電力に変換するコンバータと蓄電池30に蓄電された直流電力を交流電力に変換するインバータの両方の機能を有する双方向電力変換器2と、蓄電池30からなる蓄電手段3と、電力選択手段1と双方向電力変換器2を制御する制御手段4を備えている。さらに、商用電源の停電発生時にはその停電を検出し、本システムから商用電源側へ電力の逆潮流を防止する開閉手段を設けている。
【0017】
電力選択手段1は、3つの切替スイッチMS1,MS2,MS3と単巻変成器(バランストランスとも言われる)11とを備えている。
【0018】
双方向電力変換器2の主変換部は、スイッチング素子12より構成され、蓄電池30に対する充電動作時はコンバータとして動作するように、また、蓄電池30から負荷20へ電力を放電動作で供給する時はインバータとして動作するように、スイッチング制御部13により制御される。このようにスイッチング素子12を制御することによって、双方向電力変換器2の交流電流波形を基準正弦波に一致させるように制御し、充電および放電ができる双方向電力変換を可能にする。
【0019】
具体的には、次のようなスイッチング制御を行う。
(1)スイッチ素子12に入り切り指令を与えてスイッチング動作を行い入力電圧をパルス状にする。
(2)このパルスが任意区間において正弦波になるように制御を行う。
(3)この正弦波は充電時には充電電流を正弦波にし、放電時には出力電圧を正弦波にする。
(4)この制御により双方向電力変換器2において双方向の電力変換を可能にする。
【0020】
また、スイッチング制御時のパルス幅を大きくすると電流、電圧は大きくなり、パルス幅を小さくすると電流、電圧は小さくなる。蓄電手段3には、任意の電流で定電流充電を行う。充電電気量に近くなるとパルス幅を小さくして充電電流を小さくし、充電電気量完了まで充電を行う。放電動作時はパルス幅を変化させてインバータ出力電圧を変化させて蓄電手段3の放電を制御することができる。
【0021】
(1)スイッチ素子12に入り切り指令を与えてスイッチング動作を行い入力電圧をパルス状にする。
(2)任意の区間(本構成では100μS)においてオン・オフ動作を行う。素子がオン状態では電流を増加し、オフ状態では電流が減少する事を利用して任意区間における電流値を決定する。この電流値は任意区間のオン状態のパルス幅を広げると大きくなり、反対に狭めると小さくなる。これを利用して任意の区間全体(ここでは8mS)において電流値が正弦波になるようにパルス幅の制御を行う。
(3)この正弦波を充電時にはコンデンサCで平滑して直流電流として畜電池に充電を行う。放電時には商用周波数と同じ周波数にして負荷へ供給を行う。さらに、商用からの系統補充運転を行う場合は商用周波数と同期を合せてインバータ出力を行う。
(4)これらの制御により双方向電力変換器2において双方向の電力変換を可能にする。
【0022】
双方向電力変換器2には、リアクトルLと平滑コンデンサCが設けられており、蓄電池30への充電電流を平滑する。また、電力選択手段1と双方向電力変換器2との間には、蓄電池30への充電時には降圧し、蓄電池30からの放電時には昇圧するトランス15が設けられている。
【0023】
蓄電手段3には、蓄電池30の温度を検出する温度センサ14が設けられている。
【0024】
制御手段4は、本実施の形態ではCPUにより構成され、商用電源の電圧と電流、出力の電圧と電流および蓄電池の電圧と、内部タイマーの時刻情報に基づいて電力選択手段1の各スイッチを制御し、また双方向電力変換器2のインバータ機能およびコンバータ機能を制御する。
【0025】
単巻変成器11の動作原理を図2に示す。単巻変成器11の入力1側の巻数をn1、入力2側の巻数をn2とすると、出力側に流れる入力1側からの電流I1と入力2側からの電流I2との関係は、等アンペアターンの法則により、
I1*n1=I2*n2
で表される。出力が単巻変成器11の中間タップである場合はn1=n2となるためI1=I2となる。この原理を利用して商用電源10と蓄電池30からの系統補充運転を行う。
【0026】
なお、中間引出し端子の巻線比をn1:n2(n1≠n2)にすると、単巻変成器11を用いることでn2/n1倍のインバータ出力が可能となる。巻線比はスライダック、タップ切替およびその他の切替手段を用いることができる。
このように蓄電池出力が低下した場合でも巻線比を変えて商用電力を補充することにより、蓄電池の放電限界までいかようにも負荷に電力を供給できる。
【0027】
次に、本実施の形態における動作について、図3〜図7のフローチャートおよび図8〜図12の系統接続図を用いて説明する。
【0028】
1.定常運転
図3に示すステップ100において、放電開始時間帯、すなわち夜間料金時間帯以外の時間帯かどうかを判断する。これは、制御装置4のCPU内部のタイマー(図示せず)を用いて計時を行うことで可能である。放電開始時間帯であれば、ステップ110において、放電開始条件を満たしているかどうかを判断する。放電開始条件は、本例では蓄電池電力残量、蓄電池温度、放電時間帯である。
【0029】
条件が成立しているときは、ステップ120で負荷電力が設定値(本例では3kVA)以上かどうかを判定する。設定値未満であれば、ステップ130で電力選択手段1のスイッチMS2とMS3を投入し、蓄電池30からのみの“電池”自立運転モードとする(図10)。負荷電力が設定値以上であれば、ステップ140で電力選択手段1のスイッチMS1,MS2,MS3を全て投入し、“電池”自立運転に対し商用電力を供給する系統補充運転モードとする(図11)。運転モードが決まると、ステップ150の放電運転出力制御を行う。
【0030】
ステップ160では、蓄電池残量、蓄電池温度、放電時間帯などの放電運転継続条件を監視する。不成立になると、ステップ170で放電運転停止および放電量記録処理を行う。これには、ステップ180の放電量監視処理を常時行っておく。ステップ190では、電力選択手段1のスイッチMS2を開き、スイッチMS1とMS3を閉じることにより電力分配切替を商用運転とする(図8)。
【0031】
2.非定常運転
図4に示すステップ200において、停電が発生すると、ステップ210で現在の運転状況を判定する。充電モードであれば、ステップ220で充電運転時非定常処理を行う。放電モード(系統補充運転モードも含む)であれば、ステップ230で放電運転時非定常処理を行う。商用運転モードであれば、ステップ240で商用運転時非定常処理を行う。ステップ250では、放電深度を判断する。放電深度が超過であれば、ステップ260で均等充電要求フラグをセットする。
【0032】
すなわち、
(1)非定常運転において、蓄電池より負荷へ電力供給することで蓄電容量が減り、放電深度まで達するとステップ260動作。この間、商用は停電中。
(2)商用電力が停電から復帰した場合、本システムは非定常運転から定常運転(商用運転)へ移行する。この時フラグがセットされている場合、充電時間帯に充電を行う。
ステップ270では、停電発生記録を行う。(図12)
【0033】
3.充電制御(1)
図5に示すステップ300において、充電時間帯かどうかを判定する。充電時間帯であれば、ステップ310で充電の要否を判定し、充電要であればステップ310で電力選択手段1のスイッチMS1,MS2,MS3を投入して双方向電力変換器2を介して商用電源からの充電を行う(図9)。
【0034】
4.電池温度監視
図6のステップ400において、充電開始時の温度を記録する。ステップ410において、温度センサ14で計測した電池温度現在値と充電開始時の温度とを比較する。
ステップ420では充電終了かどうかを判断し、充電未終了の場合は、6℃以上の温度上昇があったかどうかを判定し、温度上昇があれば、ステップ440で充電停止フラグをセットし、充電を停止する。
【0035】
5.充電制御(2)
図7のステップ500において、電池電圧検出、電池温度検出処理を行う。ステップ510で充電諸量をセットする。
ここで、充電諸量とは、充電運転を行う場合、充電電気量に達するまでに段階的に充電電流値を減らして充電を行うときの電流値設定のことをいう。
次いで、ステップ520で低電流充電を行う。ステップ530では充電電気量に到達したかどうかを判定し、到達したら、ステップ540で電池電圧判定処理を行う。
【0036】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、夜間料金適用時間帯以外の時間帯において、負荷の消費電力が前記所定の値以上のときは前記商用電力と前記蓄電手段からの前記負荷への電力供給を並行して行う機能を備えたことにより、負荷から出力容量以上の電力要求があった場合でも、蓄電手段に蓄電された電力を有効に使い切ることにより、夜間電力の有効利用と、デイタイム電力の使用を抑制することができる。
【0037】
整流手段および電力変換手段を、両者の機能を備えた双方向電力変換器とすることにより、蓄電手段に対する充電動作時はコンバータとして動作するように、また、蓄電手段から負荷へ電力を放電動作時はインバータとして動作するように制御される。
【0038】
電力選択手段を、3つのスイッチと単巻変成器で構成することにより、複雑な電力調整回路を組み合わせることなく、2つの交流電源からの電力をバランスして負荷に並列供給することができる。
【0039】
商用電力との間に商用電源を遮断する開閉器を設け、前記開閉器の商用電力側に停電検出手段を設けることにより、商用電力側で停電が発生した場合、開閉器をオープンすることで、蓄電手段で自立運転をした場合に起こる商用系統への逆潮流を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電力貯蔵システムの実施の形態の構成を示すブロック図(単線図)である。
【図2】 本発明の実施の形態における単巻変成器の動作を示す説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態における制御手段の動作を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態における制御手段の動作を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態における制御手段の動作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の実施の形態における制御手段の動作を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の実施の形態における制御手段の動作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態における各運転モードの説明図である。
【図9】 本発明の実施の形態における各運転モードの説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態における各運転モードの説明図である。
【図11】 本発明の実施の形態における各運転モードの説明図である。
【図12】 本発明の実施の形態における各運転モードの説明図である。
【符号の説明】
1 電力選択手段
2 双方向電力変換器
3 蓄電手段
4 制御手段
10 商用電源
11 単巻変成器
12 スイッチング素子
13 スイッチング制御部
14 温度センサ
15 トランス
20 負荷
30 蓄電池

Claims (3)

  1. 商用電力を直流電力に変換する整流手段と、整流された直流電力を貯蔵する蓄電手段と、前記蓄電手段に蓄電された直流電力を前記商用電力の電圧および周波数にほぼ等しい交流電力に変換する電力変換手段と、前記商用電力と前記電力変換手段により変換された交流電力を複数のスイッチを切り替えて選択的に負荷に供給する電力選択手段と、前記電力選択手段の複数のスイッチの制御を行う制御手段とを有し、
    前記制御手段は、夜間料金適用時間帯は前記商用電力から前記整流手段を介して前記蓄電手段に電力を供給するとともに前記負荷に電力を供給する夜間運転モードと、前記夜間料金適用時間帯以外の時間帯においては、前記負荷の消費電力が所定の値未満のときは前記蓄電手段からのみの前記負荷への電力供給を行う放電運転モードと、前記負荷の消費電力が前記所定の値以上のときは前記商用電力と前記蓄電手段からの前記負荷への電力供給を並行して行う系統補充運転モードの各モードに応じて前記複数のスイッチを制御するものであり、
    前記電力選択手段は、第1入力端子側が第1のスイッチを介して商用電力に接続され、第2入力端子側が第2のスイッチを介して前記電力変換手段に接続され、前記第1入力端子と前記第2入力端子間の所定の中間タップが前記負荷に接続され、前記第1入力端子と前記第2入力端子間に第3のスイッチが接続された単巻変成器であることを特徴とする電力貯蔵システム。
  2. 前記整流手段および前記電力変換手段は、両者の機能を備えた双方向電力変換器である請求項1記載の電力貯蔵システム。
  3. 前記蓄電手段の出力部と商用電力との接続点の商用電力側に停電検出手段と商用電源を遮断する遮断器を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の電力貯蔵システム。
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