JP3785065B2 - 渦電流信号の自動校正装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基準となる渦電流信号に基づいて実際の渦電流信号の位相・感度を自動的に校正する渦電流信号の自動校正装置及び自動校正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
伝熱管等の磁性体である金属の管路の非破壊検査には、渦電流探傷法が汎用されている。渦電流信号を分析して非破壊検査を行うためには、センサの信号の位相・振幅を一定に揃える校正処理が必要である。このため、渦電流信号の位相・感度を調整することが従来から行われている。
【0003】
渦電流信号の位相・感度を調整するため、従来から、信号要因である傷や穴、凹み等を設けたテストピースに対する渦電流の信号要素の時系列を記憶させておき、実際にテストピースにセンサを通して得られた渦電流の信号要素(対象信号要素)の時系列と、予め記憶された信号要素(見本信号要素)の時系列とを比較し、見本信号要素と対象信号要素をマッチングさせて対象信号要素に対して渦電流信号の位相・感度を調整することが行われている。
【0004】
具体的には、対象信号要素の時系列(ピーク・ピーク)と見本信号要素の時系列(ピーク・ピーク)に対して、振幅や位相角、時間幅等を比較し、類似しているものを対応させて対象信号要素の時系列と見本信号要素の時系列とをマッチングさせている。従って、対象信号要素の時系列と見本信号要素の時系列がマッチングされて渦電流信号の位相・感度の自動校正が可能となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の渦電流信号の位相・感度の調整では、対象信号要素の時系列と見本信号要素の時系列とを比較し、振幅や位相角、時間幅等の類似性によりマッチングを実施していた。このため、見本信号に比べて対象信号の振幅や位相角、時間幅等が大きく異なっている場合(センサを校正する前には十分に起こり得る)、マッチングができないことが考えられる。このため、渦電流信号の位相・感度の自動校正が行えなくなる虞があった。
【0006】
本願発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、対象信号と見本信号とが全く異なる位相や振幅になっている場合であっても、両者を正しくマッチングさせて渦電流信号の位相・感度の自動校正を可能にした渦電流信号の自動校正装置及び自動校正方法を提供すること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の渦電流信号の自動校正装置は、感度調整の目標となるテストピースの見本信号の特徴を見本信号要素の時系列として記憶する見本記憶手段と、分析対象の対象信号を取り込んで対象信号要素の時系列として抽出する対象信号抽出手段と、見本記憶手段で記憶された見本信号要素同士の見本相関を導出する見本信号要素相関導出手段と、対象信号抽出手段で抽出された対象信号要素同士の対象相関を導出する対象信号要素相関導出手段と、見本信号要素相関導出手段で導出された見本相関と対象信号要素相関導出手段で導出された対象相関とに基づいて見本信号と対象信号を対応付けする対応付け手段と、対応付け手段で対応付けされた見本信号及び対象信号に基づいて信号の状況を自動校正する自動校正手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
そして、見本相関及び対象相関は、信号の位相角の相関であることを特徴とする。また、見本相関及び対象相関は、信号の振幅の相関であることを特徴とする。また、見本相関及び対象相関は、信号の間隔の相関であることを特徴とする。また、見本相関及び対象相関は、信号の位相角及び振幅の相関であることを特徴とする。また、対応付け手段には、リサージュ表示された信号の外接長方形の縦横比を見本信号要素と対象信号要素とで比較する機能が備えられていることを特徴とする。また、対応付け手段には、対象相関である対象信号要素同士の位相角の差の値と見本相関である見本信号要素同士の位相角の差の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能が備えられていることを特徴とする。
【0009】
また、対応付け手段には、対象相関である対象信号要素同士の振幅の値と見本相関である見本信号要素同士の振幅の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能が備えられていることを特徴とする。また、対応付け手段には、対象相関である対象信号要素同士の位相角の差の値と見本相関である見本信号要素同士の位相角の差の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能と、対象相関である対象信号要素同士の振幅の値と見本相関である見本信号要素同士の振幅の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能と、位相角の判断結果及び振幅の判断結果に対して異なる重みを加味する機能とが備えられていることを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するための本発明の渦電流信号の自動校正方法は、感度調整の目標となるテストピースの見本信号の特徴を見本信号要素の時系列として記憶し、分析対象の対象信号を取り込んで対象信号要素の時系列として抽出し、記憶された見本信号要素同士の見本位相・振幅相関を求めると共に抽出された対象信号要素同士の対象位相・振幅相関を求め、見本位相・振幅相関と対象位相・振幅相関とに基づいて見本信号と対象信号を対応付けし、対応付けされた見本信号及び対象信号に基づいて信号の状況を自動校正することを特徴とする。
【0011】
た、リサージュ表示された信号の外接長方形の縦横比を見本信号要素と対象信号要素とで比較し、これらの縦横比の差が基準値以上ある場合には当該見本信号要素と対象信号要素の組み合わせは対応付けの候補から除外すること特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
【0013】
図1には本発明の一実施形態例に係る渦電流信号の自動校正装置を備えた配管検査装置により検査を実施している状態の概念、図2には自動校正装置のブロック構成、図3にはテストピースに対する見本信号と対象信号との状況、図4には位相角と信号要素との関係、図5、図6には自動校正方法のフローチャート、図7には仮対応付けにおける見本信号と対象信号の格子点概念、図8には評価値計算における見本信号と対象信号の格子点概念を示してある。
【0014】
図1に示すように、配管検査装置1は、渦電流探傷プローブ2や信号電送ユニット3等がそれぞれフレキシブル部材4を介して直線状に連結されている。配管検査装置1は、管板5に支持された配管6内を軸方向に移動し、配管6の曲げ部ではフレキシブル部材4が曲げられて配管検査装置1の全体が曲げ管に沿って挿入されるようになっている。
【0015】
管板5の配管6の入口側にはテストピース7が配され、配管検査装置1は予め傷や穴、凹みが設けられたテストピース7を通されて渦電流探傷プローブ2の渦電流信号の位相・感度(状況)が自動校正される。即ち、配管検査装置1はテストピース7を通った際に渦電流信号(対象信号)が自動校正装置8に送られ、自動校正装置8にはテストピース7の見本信号が記憶されている。
【0016】
そして、自動校正装置8では、見本信号の傷や穴、凹みに対する信号要素(見本信号要素)と渦電流探傷プローブ2の渦電流信号の信号要素(対象信号要素)がマッチングされ、渦電流探傷プローブ2の渦電流信号の位相・感度が調整されるようになっている。渦電流信号が自動校正された後、配管6内の渦電流探傷プローブ2の信号が分析されて配管6内の傷等が検査される。
【0017】
図2に基づいて自動校正装置8を説明する。
【0018】
図に示すように、テストピース7の見本信号が入力され、見本信号の特徴を見本信号要素の時系列として記憶する見本記憶手段としての見本信号管理装置11が備えられている。また、渦電流探傷プローブ2の渦電流信号が信号取込装置12で取り込まれ、抽出装置13により信号部分(ピーク・ピーク)が抽出され、特徴計算装置14により信号部分の特徴(対象信号要素の時系列)が計算される(信号抽出手段)。
【0019】
また、仮対応付け装置15が備えられ、特徴計算装置14で計算された対象信号と見本信号管理装置11に記憶された見本信号とが仮対応付けされる。仮対応付け装置15で仮対応付けされた結果は評価装置16で重み付けされて評価され(詳細の評価は後述する)、変更装置17に送られる。変更装置17では必要に応じて対応付けの変更が行われ、校正用信号の要素が特定装置18で特定されて正しい対応が特定される(対応付け手段)。
【0020】
特定装置18で特定された校正用信号の要素は信号校正装置19に送られ、信号校正装置19で渦電流探傷プローブ2の渦電流信号の位相・感度(状況)が自動校正される。
【0021】
図3(c) に示すように、テストピース7には傷や穴等の信号要因7▲1▼〜7▲4▼が形成され、図3(d) に示すように、見本信号21には信号要因7▲1▼〜7▲4▼に対応した要素▲1▼〜▲4▼(見本信号要素の時系列)が存在している。一方、同じテストピース7を通った渦電流探傷プローブ2からの対象信号22は、図3(b) に示すように、信号要因7▲1▼〜7▲4▼及びノイズの要素A,B,C,D,E,Fが存在している。
【0022】
見本信号21と対象信号22をマッチングさせて対象信号22の位相・感度を調整する。この時、それぞれの信号の対応する要素を特定することで、対象信号22の位相・感度(位相角度や感度の電圧)を調整して標準化する。このため、自動校正装置8では、見本信号21の要素▲1▼〜▲4▼同士の相関(見本相関)を求めると共に、対象信号22の要素A〜F同士の相関(対象相関)を求め、見本相関と対象相関とを比較することで見本信号21及び対象信号22の対応する要素を特定して見本信号21と対象信号22をマッチングさせる。
【0023】
図3に基づいてマッチングの一例を説明する。
【0024】
図3(e) に示すように、信号要因7▲1▼▲2▼に対応する、見本信号21の要素▲1▼▲2▼において、リサージュ表示された要素▲1▼▲2▼の波形23▲1▼,23▲2▼の振幅L▲1▼,L▲2▼の関係である(L▲1▼/L▲2▼)、及び波形23▲1▼,23▲2▼の位相θ1 (見本相関)を求める。また、図3(a) に示すように、信号要因7▲1▼▲2▼に対応する、対象信号22の要素ABにおいて、リサージュ表示された要素ABの波形24ABの振幅lA,lBの関係である(lA/lB)及び波形24A,24Bの位相θ2 (対象相関)を求める。
【0025】
同じ信号要因7▲1▼▲2▼における見本信号21の波形23▲1▼▲2▼と対象信号22の波形24AB同士であれば、波形23,24の大きさ等に拘らず(L▲1▼/L▲2▼)と(lA/lB)との割合は略同じになり、位相θ1、θ2も略同じになる。このように、同じ信号要因7▲1▼▲2▼に対応する、見本信号21の波形23▲1▼▲2▼及び対象信号22の波形24ABにおける要素の相関は略同じになる。このため、見本相関と対象相関とを比べることで見本信号21と対象信号22の対応する要素を特定し、見本信号21と対象信号22をマッチングさせるようにしている。
【0026】
図4に示すように、対象信号22の要素A〜Fを結ぶ線分と見本信号21の要素▲1▼〜▲4▼を結ぶ線分を平行移動させることで、最も重なる状態での一致度を評価すると、例えば、位相角の相関においては、対象信号22の要素A,B,D,Fがそれぞれ見本信号21の要素▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼に対応し(実線)、対象信号22のC,Eがノイズの要素(点線)であることが判断できる。振幅の相関に関しても同様なことが言える。この場合の比較として、実際の値に加えて学習値等を加味して一致度を判断することも可能である。
【0027】
図5、図6に基づいて自動校正方法を説明する。
【0028】
図5に示すように、テストピース7が新規の場合、テストピース7を登録する。ステップS1でテストピース7の見本信号21を準備し、ステップS2で見本信号21の信号部分(ピーク・ピーク)を抽出する。ステップS3で信号部分(要素)の特徴量である位相角、振幅を計算し、ステップS4で特徴量を保存する。尚、本実施形態例では、ステップS3で信号部分の特徴量としてリサージュ表示された要素の外接長方形の縦横比も計算される。そして、保存された特徴量をステップS5で読み込む。既存のテストピース7が存在する場合、ステップS5では既存のテストピース7の特徴量を読み込む。
【0029】
ステップS1乃至ステップS5が見本信号管理装置11の処理となっている。
【0030】
ステップS6で分析対象の信号である対象信号22が読み込まれ(信号取込装置12)、ステップS7で対象信号22の信号部分(ピーク・ピーク)を抽出する(抽出装置13)。ステップS8で信号部分(要素)の特徴量である位相角、振幅及びリサージュ表示された要素の外接長方形の縦横比を計算する(特徴計算装置14)。ステップS3で計算されたテストピース7(見本信号21)の位相角、振幅及びリサージュ表示された要素の外接長方形の縦横比及びステップS8で計算された対象信号22の位相角、振幅及びリサージュ表示された要素の外接長方形の縦横比はステップS9に送られる。
【0031】
ステップS9では、見本信号21と対象信号22の要素が仮対応付けされ、対応付けの候補の絞り込みが行われる。例えば、見本信号21と対象信号22の要素の縦横比を比較し、縦横比の差が基準以上ある場合には対応付けの候補から除外する。つまり、図7に示すように、縦軸を対象信号22の要素A〜F(図3参照)、横軸を見本信号21の要素▲1▼▲2▼▲3▼▲4▼(図3参照)とした場合、各交点(各組み合わせ)での縦横比の差を評価し、基準を外れる組み合わせ、即ち、図示例では、要素▲1▼と要素D、要素▲2▼と要素A,E、要素▲3▼と要素C、要素▲4▼と要素Bの組み合わせは縦横比の差が基準より大きいため対応付けの候補から除外するようにする。これにより、無駄な比較処理をなくすことが可能になる。
【0032】
図6に示すように、ステップS10では、見本信号21と対象信号22の要素が位相角及び振幅に基づいて仮対応付けされる。つまり、図4に示したように、対象信号22の要素A〜Fを結ぶ線分と見本信号21の要素▲1▼〜▲4▼を結ぶ線分を平行移動させ、最も重なる状態での一致度を評価する。尚、ステップS9の処理を省略して、ステップS3で計算されたテストピース7(見本信号21)の位相角、振幅及びステップS8で計算された対象信号22の位相角、振幅をステップS10に送ることも可能である。
【0033】
ステップS9及びステップS10が仮対応付け装置15の処理となっている。
【0034】
次に、ステップS11で見本信号21の要素▲1▼〜▲4▼同士の位相角の差θk1と、対象信号22の要素A〜F同士の位相角の差θk2とを求め、(θk1−θk2)の絶対値の総和Σθを評価値1とする。
【0035】
例えば、見本信号21の要素と対象信号22の要素の組み合わせは、図8に示すように、多数存在する。この中で、見本信号21の要素▲1▼と要素▲2▼の位相角の差θk1a と、対象信号22の要素Aと要素Bの位相角の差θk2a を考えると、(θk1−θk2)は、(θk1a −θk2a )となり、見本信号21の要素▲2▼と要素▲3▼の位相角の差θk1b と、対象信号22の要素Bと要素Cの位相角の差θk2b を考えると、(θk1−θk2)は、(θk1b −θk2b )となる。このように、考え得る各組み合わせにおける(θk1−θk2)を求め、(θk1−θk2)の絶対値の総和Σθを評価値1とする。
【0036】
更に、ステップS12で見本信号21の要素▲1▼〜▲4▼同士の振幅比rk1 と、対象信号22の要素A〜F同士の振幅比rk2 を求め、(rk1 −rk2 )の絶対値の総和Σr を評価値2とする。この時、ステップS11で求めた総和Σθの要素とステップS12で求める総和Σr の要素は等しいものとする。
【0037】
例えば、見本信号21の要素と対象信号22の要素の組み合わせは、図8に示すように、多数存在する。この中で、見本信号21の要素▲1▼と要素▲2▼の振幅比rk1aと、対象信号22の要素Aと要素Bの振幅比rk2aを考えると、(rk1 −rk2 )は、(rk1a−rk2a)となり、見本信号21の要素▲2▼と要素▲3▼の振幅比rk1bと、対象信号22の要素Bと要素Cの振幅比rk2bを考えると、(rk1 −rk2 )は、(rk1b−rk2b)となる。このように、考え得る各組み合わせにおける(rk1 −rk2 )を求め、(rk1 −rk2 )の絶対値のΣr を評価値2とする。
【0038】
ステップS11で評価値1を求め、ステップS12で評価値2を求めた後、ステップS13で評価関数を計算する。評価関数は、評価値1に重みαを乗じたものと、評価値2に重みβを乗じたものを加算して計算される。重みα,βは、評価を行う際に位相と振幅のどちらをより重視するかにより設定される。重みα,βは、固定値であってもよいし、テストピース7の劣化や渦電流探傷プローブ2の使用状況によって可変値にするようにしてもよい。
【0039】
ステップS11、ステップS12及びステップS13が評価装置16の処理となっている。
【0040】
ステップS14に移行して、次の対応付けの組み合わせが有るか否かが判断され、次の対応付けがある場合にはステップS10に移行して次の対応付けがなくなるまで上述した処理を繰り返す。ステップS14が変更装置17の処理となっている。
【0041】
ステップS14で次の対応付けがないと判断された場合、ステップS15で評価関数が最小となる対応付けを選択する。選択された対応付けの評価関数と基準値とをステップS16で比較し、評価関数が基準値以上であると判断された場合、見本信号21と対象信号22とは対応できない相関の状況であるのでステップS17でテストピース7の見本信号21が不備であると判断される。ステップS16で評価関数が基準値よりも小さいと判断された場合、ステップS18で見本信号の要素▲1▼〜▲4▼毎に対応付けられた対象信号22の要素の位相及び振幅を計算する。
【0042】
ステップS14、ステップS15、ステップS16、ステップS17及びステップS18が特定装置16の処理となっている。
【0043】
ステップS18で対象信号22の要素の位相及び振幅を計算した後、ステップS19で校正用のパラメータが計算され、即ち、位相の変更角度や感度の電圧が計算され、ステップS20で対象信号22を校正用のパラメータに基づいて校正する。
【0044】
ステップS19及びステップS20が信号校正装置19の処理となっている。
【0045】
上述したように、見本信号21の信号要素▲1▼〜▲4▼同士の相関(見本相関)と、対象信号22の要素A〜F同士の相関(対象相関)とを比較することで、見本信号21及び対象信号22の対応する要素を特定して見本信号21と対象信号22をマッチングさせるようにしている。このため、見本信号21と対象信号22で位相や振幅が全く異なっていても見本信号21と対象信号22を正しくマッチングさせることができ、渦電流信号の位相・感度の自動校正が可能になる。
【0046】
そして、位相差や振幅比の基準となる信号要因を、テストピース7で最初に存在する要因とし、その信号との位相差、振幅比により他の信号要因の特徴を表している。最初の要因信号を仮定した場合、他の信号要因の類維持度(見本信号との)に基づくマッチングを行っている。マッチングが基準値よりも悪い場合には最初の信号要因の仮定が誤っていると判断することにより、最初の信号要因の対応を変えるようにしている。これにより、テストピース7部分が信号全長でどの部分か不明確な場合にテストピース7部分の自動きり出しをおこなう。
【0047】
従って、見本信号21と対象信号22とが全く異なる位相や振幅になっている場合に、精度良く分析対象のテストピース7部分を自動認識することができる。また、位相差や振幅比が類似で、複数の信号要因のどれかが明確に判断できない場合に、信号要因の並びや配置(信号波形だけでなく信号の位置関係を考慮する)を利用して分析対象のテストピース7部分を自動認識することができる。
【0048】
上述した実施形態例では、位相と振幅を信号要素として説明したが、位相と振幅の両者を用いた場合、渦電流探傷プローブ2の移動速度に拘らず見本信号21と対象信号22の対応が行え、渦電流探傷プローブ2の駆動手段等の劣化が生じても影響を抑制することができる。位相と振幅のどちらか一方だけを用いることも可能であり、どちらか一方を用いた場合、簡単な制御で見本信号21と対象信号22の対応が行える。
【0049】
また、信号要素の相関としては、要素間隔を適用することも可能である。要素間隔を適用することにより、渦電流探傷プローブ2の劣化やテストピース7の劣化に拘らず見本信号21と対象信号22の対応が行える。要素間隔を適用する場合、自動校正開始から所定時間経過した後に要素間隔相関を加味するようにする等の運用が可能である。
【0050】
上述した自動校正装置を用いることで、検査現場と分析場所とをネットワークで結合して監視することで、完全自動校正処理だけではなく半自動の処理も可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明の渦電流信号の自動校正装置は、感度調整の目標となるテストピースの見本信号の特徴を見本信号要素の時系列として記憶する見本記憶手段と、分析対象の対象信号を取り込んで対象信号要素の時系列として抽出する対象信号抽出手段と、見本記憶手段で記憶された見本信号要素同士の見本相関を導出する見本信号要素相関導出手段と、対象信号抽出手段で抽出された対象信号要素同士の対象相関を導出する対象信号要素相関導出手段と、見本信号要素相関導出手段で導出された見本相関と対象信号要素相関導出手段で導出された対象相関とに基づいて見本信号と対象信号を対応付けする対応付け手段と、対応付け手段で対応付けされた見本信号及び対象信号に基づいて信号の状況を自動校正する自動校正手段とを備えたので、見本信号の見本相関と、対象信号の対象相関とを比較することで、見本信号及び対象信号の対応する信号要素を特定して見本信号と対象信号をマッチングさせることができる。この結果、見本信号と対象信号で位相や振幅等の要素が全く異なっていても見本信号と対象信号を正しくマッチングさせることができ、渦電流信号の位相・感度の自動校正が可能になる。
【0052】
そして、見本相関及び対象相関は、信号の位相角の相関であるので、簡単な制御により見本信号と対象信号を正しくマッチングさせることができる。
【0053】
また、見本相関及び対象相関は、信号の振幅の相関であるので、簡単な制御により見本信号と対象信号を正しくマッチングさせることができる。
【0054】
また、見本相関及び対象相関は、信号の間隔の相関であるので、センサやテストピースの劣化に拘らず見本信号と対象信号の対応が行える。
【0055】
また、見本相関及び対象相関は、信号の位相角及び振幅の相関であるので、センサの移動速度に拘らず見本信号と対象信号の対応が行え、センサの駆動手段等の劣化が生じても影響を抑制することができる。
【0056】
また、対応付け手段には、リサージュ表示された信号の外接長方形の縦横比を見本信号要素と対象信号要素とで比較する機能が備えられているので、仮対応付けが容易に行え、無駄な比較処理をなくすことができる。
【0057】
また、対応付け手段には、対象相関である対象信号要素同士の位相角の差の値と見本相関である見本信号要素同士の位相角の差の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能が備えられているので、簡単な制御で精度良く分析対象のテストピースを自動認識することができる。
【0058】
また、対応付け手段には、対象相関である対象信号要素同士の振幅の値と見本相関である見本信号要素同士の振幅の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能が備えられているので、簡単な制御で精度良く分析対象のテストピースを自動認識することができる。
【0059】
また、対応付け手段には、対象相関である対象信号要素同士の位相角の差の値と見本相関である見本信号要素同士の位相角の差の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能と、対象相関である対象信号要素同士の振幅の値と見本相関である見本信号要素同士の振幅の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能と、位相角の判断結果及び振幅の判断結果に対して異なる重みを加味する機能とが備えられているので、高い精度で必要な要素を重視して分析対象のテストピースを自動認識することができる。
【0060】
本発明の自動校正方法は、感度調整の目標となるテストピースの見本信号の特徴を見本信号要素の時系列として記憶し、分析対象の対象信号を取り込んで対象信号要素の時系列として抽出し、記憶された見本信号要素同士の見本位相・振幅相関を求めると共に抽出された対象信号要素同士の対象位相・振幅相関を求め、見本位相・振幅相関と対象位相・振幅相関とに基づいて見本信号と対象信号を対応付けし、対応付けされた見本信号及び対象信号に基づいて信号の状況を自動校正するようにしたので、見本信号の見本相関と、対象信号の対象相関とを比較することで、見本信号及び対象信号の対応する信号要素を特定して見本信号と対象信号をマッチングさせることができる。この結果、見本信号と対象信号で位相や振幅等の要素が全く異なっていても見本信号と対象信号を正しくマッチングさせることができ、渦電流信号の位相・感度の自動校正が可能になる。
【0062】
また、リサージュ表示された信号の外接長方形の縦横比を見本信号要素と対象信号要素とで比較し、これらの縦横比の差が基準値以上ある場合には当該見本信号要素と対象信号要素の組み合わせは対応付けの候補から除外するようにしたので、仮対応付けが容易に行え、無駄な比較処理をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る渦電流信号の自動校正装置を備えた配管検査装置により検査を実施している状態の概念図。
【図2】自動校正装置のブロック構成図。
【図3】テストピースに対する見本信号と対象信号との状況説明図。
【図4】位相角と信号要素との関係を表すグラフ。
【図5】自動校正方法のフローチャート。
【図6】自動校正方法のフローチャート。
【図7】仮対応付けにおける見本信号と対象信号の格子点概念図。
【図8】評価値計算における見本信号と対象信号の格子点概念図。
【符号の説明】
1 配管検査装置
2 渦電流探傷プローブ
3 信号電送ユニット
4 フレキシブル部材
5 管板
6 配管
7 テストピース
8 自動校正装置
11 見本信号管理装置
12 信号取込装置
13 抽出装置
14 特徴計算装置
15 仮対応付け装置
16 評価装置
17 変更装置
18 信号校正装置

Claims (11)

  1. 感度調整の目標となるテストピースの見本信号の特徴を見本信号要素の時系列として記憶する見本記憶手段と、
    分析対象の対象信号を取り込んで対象信号要素の時系列として抽出する対象信号抽出手段と、
    見本記憶手段で記憶された見本信号要素同士の見本相関を導出する見本信号要素相関導出手段と、
    対象信号抽出手段で抽出された対象信号要素同士の対象相関を導出する対象信号要素相関導出手段と、
    見本信号要素相関導出手段で導出された見本相関と対象信号要素相関導出手段で導出された対象相関とに基づいて見本信号と対象信号を対応付けする対応付け手段と、
    対応付け手段で対応付けされた見本信号及び対象信号に基づいて信号の状況を自動校正する自動校正手段と
    を備えたことを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  2. 請求項1において、
    見本相関及び対象相関は、信号の位相角の相関であることを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  3. 請求項1において、
    見本相関及び対象相関は、信号の振幅の相関であることを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  4. 請求項1において、
    見本相関及び対象相関は、信号の間隔の相関であることを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  5. 請求項1において、
    見本相関及び対象相関は、信号の位相角及び振幅の相関であることを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項において、
    対応付け手段には、リサージュ表示された信号の外接長方形の縦横比を見本信号要素と対象信号要素とで比較する機能が備えられていることを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  7. 請求項2において、
    対応付け手段には、対象相関である対象信号要素同士の位相角の差の値と見本相関である見本信号要素同士の位相角の差の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能が備えられていることを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  8. 請求項3において、
    対応付け手段には、対象相関である対象信号要素同士の振幅の値と見本相関である見本信号要素同士の振幅の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能が備えられていることを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  9. 請求項5において、
    対応付け手段には、
    対象相関である対象信号要素同士の位相角の差の値と見本相関である見本信号要素同士の位相角の差の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能と、
    対象相関である対象信号要素同士の振幅の値と見本相関である見本信号要素同士の振幅の値との差の絶対値を任意の時系列で加算し、加算値が最小となった時系列を判断することで見本信号と対象信号を対応付けする機能と、
    位相角の判断結果及び振幅の判断結果に対して異なる重みを加味する機能と
    が備えられていることを特徴とする渦電流信号の自動校正装置。
  10. 感度調整の目標となるテストピースの見本信号の特徴を見本信号要素の時系列として記憶し、
    分析対象の対象信号を取り込んで対象信号要素の時系列として抽出し、
    記憶された見本信号要素同士の見本位相・振幅相関を求めると共に抽出された対象信号要素同士の対象位相・振幅相関を求め、
    見本位相・振幅相関と対象位相・振幅相関とに基づいて見本信号と対象信号を対応付けし、
    対応付けされた見本信号及び対象信号に基づいて信号の状況を自動校正することを特徴とする渦電流信号の自動校正方法。
  11. 請求項10において、
    リサージュ表示された信号の外接長方形の縦横比を見本信号要素と対象信号要素とで比較し、これらの縦横比の差が基準値以上ある場合には当該見本信号要素と対象信号要素の組み合わせは対応付けの候補から除外することを特徴とする渦電流信号の自動校正方法。
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