JP3783922B2 - モータ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用パワーウィンドウ装置等に使用されるモータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車両ドアのサイドガラスを開閉する車両用パワーウィンドウ装置のモータ装置は、図6に示すように、モータ本体50の図示しない出力軸に固定したウォームがウォームホイール51を回転駆動し、このウォームホイール51がゴムダンパ52を介して出力板53及び出力軸54を回転駆動する構成となっている。
【0003】
ウォームホイール51、出力板53及び出力軸54は、同一の回転軸線上に配置されている。図7に示すように、ウォームホイール51は、ギヤハウジング55に設けられたホイール収容部55aに収容され、その底板部上面に設けられた軸受部56に回転可能に支持されている。ゴムダンパ52は、ウォームホイール51の上側に開口する円環状のダンパ収容部51a内に収容されている。出力軸54は、軸受部56に設けられた軸孔56aに回転可能に支持され、ダンパ収容部51aの開口部に配置された出力板53を支持している。そして、ウォームホイール51に設けられた各係合部51bと出力板53に設けられた各係合凸部53aとの間にゴムダンパ52の各ダンパ部52aが介在することによって、ウォームホイール51から出力板53に回転駆動力が伝達される。
【0004】
前記出力板53は、金属板材からプレス打ち抜き加工によって形成されている。出力板53の中央には打ち抜き加工によって軸嵌合孔53bが形成され、図8に示すように、この軸嵌合孔53bに出力軸54の嵌合軸部54aが嵌合されている。又、前記係合凸部53aは、出力板53の外周部に形成した切り欠き部を型曲げ加工することで形成されている。
【0005】
そして、モータ本体50が回転動作してサイドガラスが上昇しているとき、サイドガラスが窓枠に当たって上昇が規制されると、出力板53の回転が規制されゴムダンパ52を介してウォームホイール51の回転が規制される。このとき、モータ本体50を止めようとする力がゴムダンパ52によって吸収され、モータ本体50に発生する衝撃が緩衝される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のモータ装置では、使用期間中に出力板53と出力軸54との間に周方向のがたつきが発生する問題があった。このがたつきは、出力板53の軸嵌合孔53bが回転駆動力によって変形することによって発生していた。即ち、衝撃の緩衝時に出力軸54の嵌合軸部54aから出力板53の軸嵌合孔53bに加わる力に対して、軸嵌合孔53b側の構造強度が十分でなかった。
【0007】
そこで、このような問題を解消するため、出力板53の板厚をより厚くすることで軸嵌合孔53bが変形し難いようにすることが考えられる。しかしながら、出力板53を打ち抜き加工する金属板材の板厚をいまよりも厚くすると、打ち抜き加工が難しくなりプレス加工設備の寿命が今より短くなる上に、加工精度が低下する問題がある。
【0008】
又、板厚を今のままとしてより強度の高い金属板材に代えることも考えられる。しかしながら、この場合においても、プレス打ち抜き加工が難しくなりプレス加工設備の寿命が今より短くなる上に、材料コストが今より高くなる問題がある。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、従来と同じ金属板材から打ち抜き加工することができ、しかも、回転駆動力を伝達する回転駆動力出力軸との連結部にがたつきがより生じ難いようにすることができる回転駆動力出力板を備えた回転駆動力伝達機構を有するモータ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に記載の発明は、モータ本体と、前記モータ本体の回転駆動力が伝達される駆動力伝達体と、前記駆動力伝達体に対して周方向に係合するように介在され、前記駆動力伝達体の回転駆動力が伝達される弾性体と、金属板材から形成され、前記モータ本体の回転駆動力が前記駆動力伝達体及び弾性体を介して伝達される駆動力出力板と、前記駆動力出力板と同一回転軸線上に配置され、該駆動力出力板に対し一体回転可能に固定された駆動力出力軸とを備えたモータ装置において、前記駆動力出力板には、その中央において前記軸線方向一方に折り曲げられる折曲部と、該折曲部の内側から前記軸線方向他方に折り曲げられ、前記金属板材の板厚よりも前記回転軸線方向に長い軸嵌合孔を備えた軸嵌合部とが形成され、前記駆動力出力軸には、前記軸嵌合孔に嵌合する嵌合軸部が形成され、前記軸嵌合孔に前記嵌合軸部を嵌合させることで前記駆動力出力板と前記駆動力出力軸とが一体回転可能に連結され、前記駆動力出力軸は、前記駆動力伝達体が回転可能に支持された軸受部の軸孔に回転可能に支持され、前記駆動力出力板は、その軸嵌合部及び折曲部の一部が、前記軸受部の端面に設けられた凹部に収容されている。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記軸嵌合部は、前記回転軸線方向におけるその長さ範囲内に前記駆動力出力板の板厚範囲を含むように形成されている。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記駆動力出力板の折曲部は、前記駆動力出力軸が挿入される側に設けられている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記軸嵌合孔は、前記駆動力出力軸と周方向の一方において3つ以上の係合面を有している。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、前記駆動力出力板の外周部には、前記回転軸線方向に突出するように形成され、前記弾性体に対し前記回転軸線に対しその周方向に係合可能な係合凸部が一体に形成されている。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記係合凸部と前記折曲部とは、前記駆動力出力板に対して同一方向に形成されている
【0016】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、駆動力出力軸が嵌合する軸嵌合部(軸嵌合孔)が金属板材の板厚よりも回転軸線方向に長くなるので、駆動力出力軸の嵌合軸部から駆動力出力板の軸嵌合孔に加わる力によって内周面近傍に発生する応力の集中が緩和される。従って、打ち抜き加工する金属板材の板厚が従来と同じままであっても伝達する回転駆動力によって軸嵌合孔がより変形し難くなる。その結果、従来と同じ金属板材から打ち抜き加工して駆動力出力板を形成することができ、しかも、駆動力出力軸との連結部にがたつきがより発生し難いようにする。また、駆動力出力板と駆動力伝達体とが駆動力出力軸の端部で回転軸線方向に部分的に重なった状態で支持される。このため、駆動力伝達体がより長い軸受部で支持されるとともに、駆動力伝達体及び駆動力出力板が回転軸線上のより狭い範囲内に配置される。従って、駆動力伝達構造が回転軸線方向にできるだけ大きくならないようにしながら、駆動力伝達体の回転をより安定させることができる。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、駆動側伝達板の中央部の回転軸線方向における大きさが軸嵌合部の同大きさですむ。従って、駆動力出力板の中央部の回転軸線方向での大きさが増大し難い。その結果、回転軸線方向での駆動力伝達機構の大きさができるだけ増大しないようにすることができる。
【0018】
請求項3に記載の発明によれば、駆動力出力板の折曲部は駆動力出力軸が挿入される側に設けられる。この場合、折曲部は折り曲げる際に角部が丸くなるので、軸嵌合孔の折曲部側の開口が僅かに拡開する。従って、軸嵌合孔に駆動力出力軸を挿入し易くすることができる。
【0019】
請求項4に記載の発明によれば、軸嵌合孔は駆動力出力軸と周方向の一方において3つ以上の係合面を有しているので、駆動力出力板と駆動力出力軸とが互いに周方向において確実に係合する。従って、駆動力出力板から駆動力出力軸に駆動力(回転力)を確実に伝達できるとともに、応力の集中を十分に緩和することができる。又、軸嵌合部(軸嵌合孔)を塑性加工により形成する場合に、該軸嵌合孔を周方向に等間隔に3以上の係合面を有する多角形状とすれば、軸嵌合部の肉厚を安定させることができる。
【0020】
請求項5に記載の発明によれば、駆動力出力板に従来のような切り欠き部分ができないので、係合凸部から周方向に力が加わった弾性体が切り欠き部分に入り込んで駆動力出力板側に撓むことがない。従って、回転駆動力によって弾性体が回転軸線に対しその周方向にのみ弾性変形する。その結果、周方向に加わる過大な力をより確実に吸収することができる。
【0021】
請求項6に記載の発明によれば、係合凸部と折曲部とは駆動力出力板に対して同一方向に形成されるので、係合凸部と折曲部とをプレス加工により形成する際、同一方向に押圧することにより形成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を車両用パワーウィンドウ装置のモータ装置に具体化した一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0025】
図1に示すように、モータ装置1は、モータ本体10及び減速部11からなる。モータ本体10は、その図示しない出力軸が減速部11側に延出されている。減速部11は、ギヤハウジング12、駆動力伝達体としてのウォームホイール13、弾性体としてのゴムダンパ14、駆動力出力板としての出力板15、駆動力出力軸としての出力軸16及び蓋17等から構成されている。
【0026】
ギヤハウジング12は合成樹脂で一体成形され、モータ固定部12a、ウォーム収容部12b及びホイール収容部12cを備えている。モータ固定部12aには前記モータ本体10が固定され、その出力軸はウォーム収容部12bの内部に延出されている。この出力軸には図示しないウォームギヤが固定され、ウォームギヤはその一部がホイール収容部12c内に配置されている。
【0027】
ホイール収容部12cは略有底筒状に形成され、その底板部上面における中央に円筒状の軸受部18が形成されている。軸受部18には、その上端面(先端面)に凹部18aが形成されるとともに、その中心軸線方向上に軸孔18bが形成されている。又、ホイール収容部12cの底板部上面には、軸受部18の中心軸線を中心とする円の円周に沿って複数の凸状支持部19が等角度間隔に形成されている。凸状支持部19は、前記ウォームホイール13をホイール収容部12c内で回転可能に支持するために設けられている。ホイール収容部12cには、ウォームホイール13が収容されている。
【0028】
前記ウォームホイール13は合成樹脂で略有底筒状に一体成形され、その外周面には前記ウォームギヤに歯合するギヤ部20が形成されている。ウォームホイール13の中央には、その中心軸線方向に貫通する軸孔21が形成されている。ギヤ部20と軸孔21との間には、上側に開口する円環溝状のダンパ収容部22が形成されている。
【0029】
ダンパ収容部22の底板部上面には、3つの係合部23が形成されている。各係合部23は等角度間隔に設けられ、軸孔21の中心軸線に対しその径方向に延びるように形成されている。各係合部23は、ダンパ収容部22を前記中心軸線を中心とする略扇状の3つの部分に区画している。又、ダンパ収容部22の底板部上面には、前記中心軸線を中心とする円の円周に沿って延びる突条部24が形成されている。そして、ウォームホイール13は、図2に示すように、その軸孔21に軸受部18が挿通し、その底板部下面に各凸状支持部19が当接することで回転可能にホイール収容部12cに収容されている。又、ギヤ部20には、ダンパ収容部22内に配置された前記ウォームギヤが歯合されている。即ち、ウォームホイール13は、軸受部18及び軸孔21の各中心軸線をその回転軸線として回転可能にホイール収容部12cに収容されている。尚、ウォームホイール13の上端面は、軸受部18の上端面よりも高い位置に配置される。ダンパ収容部22には、前記ゴムダンパ14が収容されている。
【0030】
図1に示すように、ゴムダンパ14は円環状に一体成形され、略扇状に形成された6つのダンパ部25を備えている。各ダンパ部25は、その内周側で連結部26によって環状に連結されている。そして、ゴムダンパ14は、隣り合う2つのダンパ部25同士が各係合部23で区画されたダンパ収容部22の各室にそれぞれ収容される。又、隣り合う室に別れて収容された隣り合う両ダンパ部25の間には、それぞれ前記係合部23が嵌入される。ゴムダンパ14は、図2に示すように、各ダンパ部25の下面に対し径方向のほぼ中央で当接する突条部24によって支持されている。ゴムダンパ14の上側には、前記出力板15が配置されている。
【0031】
出力板15は、図1に示すように、金属板材から打ち抜き加工によって略円板状に形成されている。出力板15の円板部27aの中央には、該出力板15の下方に次第に突出するように折り曲げられる円環状の折曲部27bと、該折曲部27bの内側から該出力板15の上方に折り曲げられ、前記出力軸16が固定される筒状の軸嵌合部28とがプレス絞り加工及び打ち抜き加工などの塑性加工によって形成されている。この場合、折曲部27bの先端部27cと軸嵌合部28の先端部28cは、円板部27aを挟んだ両側に位置している。つまり、軸嵌合部28は、図3(b)に示すように、回転軸線方向におけるその長さ範囲L内に、出力板15の板厚範囲Dを含むように形成されている。
【0032】
軸嵌合部28には、出力板15の中心軸線方向に貫通する断面(同中心軸線に対し直交する平断面)略十字状の軸嵌合孔28aが形成されている。即ち、軸嵌合孔28aは、同一断面形状で前記中心軸線方向に、出力板15を打ち抜き加工した金属板材の板厚よりも長く延びるように形成されている。軸嵌合孔28aは、出力軸16から回転駆動力が加わる係合面28bを備えている。従来の出力板53の軸嵌合孔53bにおいては、出力軸54の嵌合軸部54aから回転駆動力が加わる係合面の回転軸線方向の大きさは出力板53の板厚だけであった。これに対し、係合面28bの回転軸線方向の長さは、出力板15を打ち抜き加工した金属板材の板厚の数倍に形成されている。
【0033】
又、出力板15の外周部には、図4,5に示すように、前記中心軸線に対しその軸方向下側に突出する3つの係合凸部29が型折り曲げ加工によって形成されている。係合凸部29は、等角度間隔に設けられ、前記中心軸線に対しその径方向に溝状に延びて最外周側で開口するように形成されている。各係合凸部29は、ゴムダンパ14のダンパ部25に対しその中心軸線に対する周方向に係合可能に形成されている。尚、係合凸部29と前記折曲部27bとは、出力板15に対して同一方向に形成されている。従って、係合凸部29と折曲部27bとをプレス加工により形成する際、同一方向に押圧することにより形成することができる。
【0034】
又、出力板15の下面には、前記中心軸線を中心とする円に沿って延びる突条部30が形成されている。そして、出力板15は、図2に示すように、突条部30を各ダンパ部25の上面に当接させた状態で、ダンパ収容部22の開口部に配置されている。出力板15は、ダンパ収容部22の各室に収容された2つの両ダンパ部25の間の隙間に各係合凸部29を嵌入させた状態でダンパ収容部22に収容される。このとき、軸嵌合部28の下部が、前記軸受部18の凹部18a内に配置される。
【0035】
前記出力軸16は、図1に示すように、その軸部31の上端に、断面(回転軸線に対し直交する平断面)略十字状の嵌合軸部32を備えている。嵌合軸部32は、図4に示すように、出力板15の軸嵌合部28の軸嵌合孔28aに嵌合するように形成されている。嵌合軸部32は、出力板15に対し回転駆動力を伝達するための係合面32aを備えている。係合面32aは、軸嵌合孔28aの係合面28bの全面に当接するように形成されている。又、出力軸16は、その軸部31の下部に、図示しないウィンドウレギュレータの構成部材である駆動部材のギヤ部に歯合されるギヤ部33を備えている。
【0036】
そして、出力軸16は、図2に示すように、前記軸受部18の軸孔18bに軸部31が回転可能に支持され、嵌合軸部32が軸嵌合部28の軸嵌合孔28aに折曲部27b側から挿入され嵌合されている。この場合、折曲部27bは折り曲げる際に角部が丸くなるので、軸嵌合孔28aの折曲部27b側の開口が僅かに拡開し、嵌合軸部32が軸嵌合孔28aに挿入し易くなっている。又、このとき、嵌合軸部32の各係合面32aは、軸嵌合孔28aの各係合面28bの全面に当接する。互いに嵌合する軸嵌合孔28a及び嵌合軸部32はともに略十字状をなしているので、周方向の一方において4つの係合面28b,32aが互いに当接して、出力板15から出力軸16に駆動力(回転力)を伝達するようになっている。従って、出力板15から出力軸16に駆動力(回転力)を確実に伝達できるとともに、応力の集中を緩和することができる。
【0037】
又、出力軸16は、軸嵌合部28の先端部28cから上に突出する嵌合軸部32の上端に設けられた周溝32bにEリング34が係合されることで軸嵌合部28及び軸孔18bから抜けないように固定されている。尚、出力軸16の軸部31には、軸部31と軸孔18bとの間を密封するOリング35が装着されている。
【0038】
前記蓋17は、ホイール収容部12cの上側開口部を覆った状態で前記ギヤハウジング12に固定されている。
次に、以上のように構成されたモータ装置の作用について説明する。
【0039】
サイドガラスを上昇させているときにサイドガラスが窓枠に当たって移動が規制されるとウィンドウレギュレータを介して出力軸16の回転が規制される。このとき、モータ本体10がまだ回転しようとしているので、出力板15の軸嵌合部28の軸嵌合孔28aに対し、出力軸16の嵌合軸部32から加わる周方向の力が急激に大きくなる。
【0040】
このとき、出力軸16の嵌合軸部32が嵌合する軸嵌合孔28aが、出力板15を打ち抜き加工した金属板材の板厚よりも回転軸線方向に長く形成されているので、嵌合軸部32の各係合面32aから軸嵌合孔28aの各係合面28bに加わる力によって軸嵌合孔28aの近傍に発生する応力の集中が緩和される。
以上詳述した本実施形態の作用及び効果を列挙する。
【0041】
(1) 本実施形態では、出力板15を打ち抜き加工した金属板材の板厚よりも回転軸線方向に長い軸嵌合孔28aを備えた軸嵌合部28を出力板15に形成し、出力軸16に設けた嵌合軸部32をこの軸嵌合孔28aに嵌合させた。従って、嵌合軸部32の各係合面32aから軸嵌合孔28aの各係合面28bに加わる力によって軸嵌合孔28aの近傍に発生する応力の集中が緩和されるので、出力板15の板厚が同じままであっても軸嵌合部28がより変形し難くなる。その結果、従来と同じ板厚又はより薄い板厚の金属板材から打ち抜き加工によって形成することができ、しかも、出力軸16と軸嵌合部28との間にがたつきがより生じ難いようにすることができる。
【0042】
(2) 加えて本実施形態では、軸嵌合部28を、回転軸線方向におけるその長さ範囲Lに出力板15の板厚範囲Dを含むように形成した。従って、出力板15の中央部の回転軸線方向での大きさが軸嵌合部28の大きさですむので、出力板15の中央部が上方側へさほど突出しない。その結果、モータ装置1の回転軸線方向での大きさができるだけ大きくならないようにすることができる。
【0043】
(3) 加えて本実施形態では、出力板15の外周部に、回転軸線方向に突出し、ゴムダンパのダンパ部25に対しその周方向に係合可能な係合凸部29を型曲げ加工によって形成した。従って、出力板15に従来の出力板53のような切り欠き部ができないので、係合凸部29から駆動力が加わったダンパ部25が切り欠き部に入り込んで出力板15側に撓むことがない。このため、各ダンパ部25が回転軸線に対しその周方向にのみ弾性変形するので、過大な回転駆動力をより確実に吸収することができる。その結果、出力軸16の回転が規制されたときに過大な力がウォームホイール13のギヤ部20により確実に加わらないようにし、ギヤ部20の破損をより確実に防止することができる。
【0044】
(4) 加えて本実施形態では、ウォームホイール13及び出力軸16を同一回転軸線上で回転可能に支持する軸受部18の上端面に凹部18aを形成し、出力軸16に固定した出力板15の軸嵌合部28の下部を凹部18a内に配置した。従って、ウォームホイール13及び出力板15が出力軸16の上端部で回転軸線方向に部分的に重なった状態で支持されるので、ウォームホイール13及び出力板15が回転軸線上のより狭い範囲内に配置される。その結果、ウォームホイール13及び出力軸16を合わせた回転軸線方向での厚さを薄くしながら、ウォームホイール13をより長い軸受部18で支持してその回転をより安定させることができる。
以下、上記実施形態以外の発明の実施形態を列挙する。
【0045】
・ 上記実施形態では、軸嵌合部28を、その先端部28cが係合凸部29と反対側となるように出力板15に形成したが、先端部28cが係合凸部29と同じ側となるように形成してもよい。
【0046】
・ 上記実施形態では、軸嵌合孔28a及び嵌合軸部32を、ともに略十字状に形成したが、形状はこれに限定されるものではない。例えば、嵌合軸部32において、円柱の一部を平面状に面取りした断面D字状、円柱を平行な一対の平面で面取りした2面幅形状、周方向に等間隔で径方向三方に延びる略Y字状等に形成してもよい。つまり、軸嵌合孔28a及び嵌合軸部32を、周方向において係合する形状に形成すればよい。出力板15から出力軸16に駆動力(回転力)を確実に伝達できる。又、上記実施形態のように、周方向の一方において3つ以上の係合面を有する形状にすれば、出力板15と出力軸16とが互いに周方向において確実に係合するので、出力板15から出力軸16に駆動力(回転力)を確実に伝達できるとともに、応力の集中を十分に緩和することができる。又、軸嵌合部28(軸嵌合孔28a)を塑性加工により形成する場合に、該軸嵌合孔28aを周方向に等間隔に3以上の係合面を有する多角形状とすれば、軸嵌合部28の肉厚を安定させることができる。
【0047】
・ 上記実施形態では、軸嵌合部28を形成するために、出力板15の中央部をプレス絞り加工によって有底筒状に一旦上方に突出させた後、この筒状部の周囲部分を再度プレス絞り加工によって下方に突出させる。その後、改めて筒状部にプレス絞り加工及び打ち抜き加工を行なうことで軸嵌合孔28aを備えた軸嵌合部28を形成した。これを、出力板15の中央部を上方又は下方にのみ突出するようにプレス絞り加工することで形成してもよい。この場合にも、金属体材の板厚よりも長い軸嵌合孔を形成することができるので、出力板15をより厚い板厚の金属板材から形成することなく出力軸16と出力板15との連結部にがたつきが発生し難いようにすることができる。
【0048】
・ 上記実施形態では、係合凸部29を、型曲げ加工によって回転軸線に対し径方向に溝状に延びて最外周側で開口するように形成した。これを、プレス絞り加工によって、前記径方向に溝状に延びるだけで最外周側で開口しないように形成してもよい。
【0049】
・ 上記実施形態では、ゴムよりなるゴムダンパ14を用いたが、ゴム以外の弾性体で形成したダンパを用いてもよい。又、ダンパ14の形状はこれに限定されるものではない。
【0050】
・ 上記実施形態では、車両用パワーウィンドウ装置のモータ装置1に実施したが、その他車両用パワードア開閉装置、パワールーフ開閉装置等のモータ装置に実施してもよい。
【0051】
以下、前述した各実施形態から把握される技術的思想をその効果とともに記載する。
(1) 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のモータ装置を備えた車両用パワーウィンドウ装置。このような構成によれば、車両用パワーウィンドウ装置のモータ装置が上記各請求項に記載の発明の効果を備える。
【0052】
(2) 金属板材から打ち抜き加工によって形成された駆動力出力板と、前記駆動力出力板と同一回転軸線上に配置された駆動力出力軸とを、一体回転可能に連結した回転駆動力の伝達構造において、その中央において前記軸線方向一方に折り曲げられる折曲部(27b)と、該折曲部(27b)の内側から前記軸線方向他方に折り曲げられ、前記金属板材の板厚よりも回転軸線方向に長い嵌合孔を備えた軸嵌合部とを前記駆動力出力板に形成するとともに前記嵌合孔に嵌合する嵌合軸部を前記駆動力出力軸に形成し、前記軸嵌合孔に前記嵌合軸部を嵌合させることで前記駆動力出力板と前記駆動力出力軸とが一体回転可能に連結されている回転駆動力の伝達構造。このような構成によれば、従来と同じ金属板材から打ち抜き加工することができ、しかも、駆動力出力軸との連結部にがたつきがより生じ難いようにすることができる。
【0053】
(3) 上記(2)に記載の発明において、前記軸嵌合部は、前記回転軸線方向におけるその長さ範囲内に前記駆動力出力板の板厚範囲を含むように形成されている回転駆動力の伝達構造。このような構成によれば、駆動力出力板の中央部の回転軸線方向における大きさが軸嵌合部の同大きさですむので、駆動力出力板の中央部の回転軸線方向での大きさができるだけ増大しないようにすることができる。
【0054】
(4) 上記(3)に記載の発明において、前記回転軸線上に配置された駆動力伝達体と、その駆動力伝達体と前記駆動力出力板との間に前記回転軸線に対しその周方向に係合するように介在され、該前記駆動力伝達体と前記駆動力出力板との間で回転駆動力を伝達する弾性体とを備え、前記駆動力出力板の外周部には、前記回転軸線方向に突出するように形成され、前記弾性体に対し前記回転軸線に対しその周方向に係合可能な係合凸部が一体に形成されていることを特徴とする回転駆動力の伝達構造。このような構成によれば、回転駆動力によって弾性体が回転軸線に対しその周方向にのみ弾性変形するので、周方向に加わる過大に力をより確実に吸収することができる。
【0055】
(5) 上記(4)に記載の発明において、前記駆動力出力軸は、前記駆動力伝達体が回転可能に支持された軸受部の軸孔に回転可能に支持され、前記駆動力出力板は、その軸嵌合部及び折曲部の一部が、前記軸受部の端面に設けられた凹部に収容されていることを特徴とする回転駆動力の伝達構造。このような構成によれば、駆動力伝達体及び駆動力出力板が回転軸線上のより狭い範囲内に配置されるので、回転軸線方向に駆動力伝達構造ができるだけ大きくならないようにすることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、打ち抜き加工する金属板材の板厚が従来と同じままであっても伝達する回転駆動力によって軸嵌合孔が変形し難いので、従来と同じ金属板材から打ち抜き加工することができ、しかも、回転駆動力を伝達する駆動力出力軸との連結部にがたつきが生じ難いようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のモータ装置を示す分解斜視図。
【図2】 伝達機構の回転軸線を含む平面での模式断面図。
【図3】 (a)は出力板の平面図、(b)は(a)におけるA−A線断面図。
【図4】 出力軸を固定した出力板の上方からの斜視図。
【図5】 出力板の下方からの斜視図。
【図6】 従来のモータ装置を示す分解斜視図。
【図7】 伝達機構の回転軸線を含む平面での模式断面図。
【図8】 出力軸を固定した出力板の上方からの斜視図。
【符号の説明】
1…モータ装置、10…モータ本体、13…駆動力伝達体としてのウォームホイール、14…弾性体としてのゴムダンパ、15…駆動力出力板としての出力板、16…駆動力出力軸としての出力軸、18…軸受部、18a…凹部、18b…軸孔、27b…折曲部、28…軸嵌合部、28a…軸嵌合孔、28b…係合面、29…係合凸部、32…嵌合軸部、D…板厚範囲、L…長さ範囲。

Claims (6)

  1. モータ本体(10)と、
    前記モータ本体(10)の回転駆動力が伝達される駆動力伝達体(13)と、
    前記駆動力伝達体(13)に対して周方向に係合するように介在され、前記駆動力伝達体(13)の回転駆動力が伝達される弾性体(14)と、
    金属板材から形成され、前記モータ本体(10)の回転駆動力が前記駆動力伝達体(13)及び弾性体(14)を介して伝達される駆動力出力板(15)と、
    前記駆動力出力板(15)と同一回転軸線上に配置され、該駆動力出力板(15)に対し一体回転可能に固定された駆動力出力軸(16)と
    を備えたモータ装置において、
    前記駆動力出力板(15)には、その中央において前記軸線方向一方に折り曲げられる折曲部(27b)と、該折曲部(27b)の内側から前記軸線方向他方に折り曲げられ、前記金属板材の板厚よりも前記回転軸線方向に長い軸嵌合孔(28a)を備えた軸嵌合部(28)とが形成され、
    前記駆動力出力軸(16)には、前記軸嵌合孔(28a)に嵌合する嵌合軸部(32)が形成され、
    前記軸嵌合孔(28a)に前記嵌合軸部(32)を嵌合させることで前記駆動力出力板(15)と前記駆動力出力軸(16)とが一体回転可能に連結され
    前記駆動力出力軸(16)は、前記駆動力伝達体(13)が回転可能に支持された軸受部(18)の軸孔(18b)に回転可能に支持され、
    前記駆動力出力板(15)は、その軸嵌合部(32)及び折曲部(27b)の一部が、前記軸受部(18)の端面に設けられた凹部(18a)に収容されていることを特徴とするモータ装置。
  2. 前記軸嵌合部(28)は、前記回転軸線方向におけるその長さ範囲(L)内に前記駆動力出力板(15)の板厚範囲(D)を含むように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記駆動力出力板(15)の折曲部(27b)は、前記駆動力出力軸(16)が挿入される側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ装置。
  4. 前記軸嵌合孔(28a)は、前記駆動力出力軸(16)と周方向の一方において3つ以上の係合面(28b)を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ装置。
  5. 前記駆動力出力板(15)の外周部には、前記回転軸線方向に突出するように形成され、前記弾性体(14)に対し前記回転軸線に対しその周方向に係合可能な係合凸部(29)が一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のモータ装置。
  6. 前記係合凸部(29)と前記折曲部(27b)とは、前記駆動力出力板(15)に対して同一方向に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のモータ装置。
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