JP3783163B2 - 化粧パネル付き屋根 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧パネル付き屋根に係り、特に、駅舎のホーム等に設備される屋根に取り付けられる化粧パネルに関する。
従来から駅舎のホームには化粧パネル付き屋根が設備される。図6に、駅舎のホーム28、線路29、駅舎のホーム28に設備される屋根20およびその化粧パネルとしての石綿スレート板製破風パネル30の見取図を示す。屋根20は、ホーム28に立てられた構造柱27に構造梁23をはりめぐらせ、この構造梁間に母屋24を取り付け、屋根材21を張り巡らせて形成し、更に、屋根先端部の構造梁22には、破風パネルジョイント重ね部31によって形成された石綿スレート板製破風パネル30を取り付け、この石綿スレート板製破風パネル30の下部に破風パネル取り付け下地板32を設ける構造を成していた。
図5に、石綿スレート板製破風パネル30の投影図を示す。石綿スレート板製破風パネル30は、逆L字形状の形態をなし、その逆L字状の一辺が屋根材21の一端を挾んで破風パネル取り付けボルト33によって母屋24に取り付られ、その逆L字状の他辺つまり下部が屋根先端部の構造梁22に破風パネル取り付け下地板32を挾んで取り付られる。そして、石綿スレート板製破風パネル30は、破風パネルジョイント重ね部31によって形成され、屋根材21の他端を屋根材取り付けボルト26によって母屋24に取り付けられる。
このように、駅舎のホーム28に設備される屋根20の先端部に取り付けられる化粧パネルとして、従来は石綿スレート板製破風パネル30が利用されていた。そして、この石綿スレート板の主材料は、セメントであり、逆L字形状の形態を成していた。
従来の石綿スレート板は、主材料がセメントであるため、重量が重く、また、耐酸性に弱く、酸性雨等の影響により数年で劣化してしまう。劣化すると、水を吸い込んでさらに汚れやカビなどにより黒く変色するうえ、衝撃に弱く、割れ易くなるため、何らかの衝撃により欠落のおそれも生じる。また、その欠落が発生した場合、劣化部分を交換する工事を行う必要が生じ、保守の観点から著しく不便である、という問題がある。
また、従来の石綿スレート板では、酸性雨等の影響により発生する汚れやカビなどにより黒く変色し易いため、単一規格の逆L字形状の形態にするなど、色・形ともにデザインの自由がなく、そのため、ホーム全体の景観を暗いものにする、という問題がある。
そこで、本発明の課題は、色・形ともにあらゆるデザインに対応でき、耐候性に優れ、軽量で作業性が良い化粧パネル付き屋根を提供することにある。
上記課題を解決するために、化粧パネル付き屋根において、化粧パネルとして、
不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維との層を形成し、成型加工したFRP(F
iberglass Reinforced Plastics:ガラス繊維強
化プラスチック)成型パネルを用い、FRP成型パネルの上部を母屋に固定し、
FRP成型パネルの下部を屋根先端部の構造梁に取り付けた下端アルミ型材に固
定し、前記上部と前記下部をそれぞれ端部としてFRP成型パネルの形状を曲面
形状を成す形態とし、屋根先端部の構造梁には、所定のピッチで取り付け用フッ
クボルトを差込み、L型金物で挟み込んでナットで締め付け固定するとともに、
L型金物に下端アルミ型材を取り付け、FRP成型パネルを下端アルミ型材に差
込む
本発明によれば、FRP成型パネルは、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維材料として成型加工しているので、耐酸性・耐アルカリ性に優れ、長期使用による劣化が少なく、また、衝撃に強く、欠損が生じ難い、という効果を奏する。
また、重量が軽いため、施工性がよく、制約の多い状況下、例えば終電から始発までのわずかな作業時間しかない鉄道工事の状況下でも安全に作業することができる。
また、FRP成型パネルは、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維が有する特性からあらゆる形状に成型可能であり、そのため、設計者の新しい感性に基づく表現が可能であり、いろいろな美観を呈するパネル形状をデザインすることができ、個性的な製品を容易かつ自在に製作することができる。また、色について、不飽和ポリエステル樹脂を用いているので、塗装により多彩に表現することができる。
また、FRP成型パネルの形状を曲面形状を成す形態としたので、柔らかな美観を呈し、また、四角段形状を成す形態としたので、鋭角なイメージの美観を呈するので、従来の逆L字形状の石綿スレート板製破風パネルに比し、ホーム全体の景観を著しく向上させることができる。
また、FRP成型パネルは軽量のため、屋根先端部の構造梁に取り付ける際の取付構造を簡略化することができ、作業性を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に従って詳細に説明する。
図3は、本発明の実施例1による化粧パネル付き屋根の見取図を示す。なお、以下図6と同じ符号は同一対象物を表す。
本実施例1において、線路29に沿う駅舎のホーム28に設備される屋根20は、その先端に取り付けられる化粧パネルとしてFRP成型パネル1を用いる。
ここで、FRP(Fiberglass Reinforced Plastics:ガラス繊維強化プラスチック)成型パネル1は、不飽和ポリエステル樹脂をガラス繊維で補強したものであり、不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を重ね合わせ、そのガラス繊維の上に更に不飽和ポリエステル樹脂を塗り、更に、この不飽和ポリエステル樹脂にガラス繊維を重ね合わせ、以下同様に、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維の層を形成して成型したパネルである。
図3において、屋根20は、ホーム28に立てられた構造柱27に構造梁23をはりめぐらせ、この構造梁間に母屋24を取り付け、屋根材21を張り巡らせて形成し、更に、屋根先端部の構造梁22にはFRP成型パネル1を取り付け、FRP成型パネル1の接合部はジョイントゴム7を使用する構造を成す。
図1に、本実施例1のFRP成型パネル1の縦断面図を示し、、図2に、本実
施例1のFRP成型パネル1の投影図を示す。
ホーム28の屋根20を支える屋根先端部の構造梁22にある一定のピッチで
取り付け用フックボルト2を差込み、L型金物3で挟み込んでナットで締め付け
固定する。このL型金物3に下端アルミ型材4をボルトにて取り付ける。FRP
成型パネル1の下部を下端アルミ型材4に差込み、FRP成型パネル1の上部は
屋根20に乗せる。取り付け用ボルト6によってその上部を屋根材21とともに
母屋24に固定し、押え板5によってFRP成型パネル1の下部を下端アルミ型
材4に固定する。FRP成型パネル1の接合部はジョイントゴム7を使用する。
母屋24は母屋取り付けアングル25によって構造梁23に支える。
ここで、FRP成型パネル1は、母屋24に固定したその上部と下端アルミ型
材4に固定したその下部をそれぞれ端部として、曲面形状を成す形態とする。
また、FRP成型パネル1は、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維とを重ね
合わせて層を形成し、成型加工するので、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維
が有する特性からあらゆる形状に成型可能であり、本実施例1では、柔らかな美
観を出すために、曲面形状を成す形態とした。
また、FRP成型パネル1を屋根先端部の構造梁に取り付ける際、FRP成型
パネル1は軽量のため、その取付構造を取り付け用フックボルト2、L型金物3、
下端アルミ型材によって形成することができるので、その取付構造を簡略化す
ることができ、作業性を向上させることができる。

図4は、本発明の実施例2を示す。なお、図4において、図2と同じ符号は同一対象物を表す。
本実施例2は、FRP成型パネル1について実施例1に示す曲面形状の形態に代えて四角段形状を成す形態にすることに特徴を有する。
なお、四角段形状のFRP成型パネル1の上部を母屋24に固定し、その下部を屋根先端部の構造梁22に取り付けた下端アルミ型材4に固定することは、実施例1の図1及び図2と同様であるので、図示および説明を省略した。
本実施例2では、鋭角なイメージの美観を出すために、四角段形状を成す形態とした。
本発明の実施例1,2として、FRP成型パネル1の形状を曲面形状、四角段形状について説明したが、本発明では、FRP成型パネル1は、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維とを重ね合わせて層を形成し、成型加工するので、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維が有する特性からあらゆる形状に成型可能であり、そのため、設計者の新しい感性に基づく表現が可能であり、いろいろな美観を呈する個性的な製品を容易かつ自在に製作することができる。
また、本発明では、色について、不飽和ポリエステル樹脂を用いているので、塗装により多彩に表現することができる。
また、本発明の実施例1,2として、駅舎のホームに設備される化粧パネル付き屋根について説明したが、本発明は、商店街に設置したアーケードに設備される屋根、ビルとビルの間を結ぶ通路に設備される屋根、一般住宅用の家屋の屋根などに適用できることは、云うまでもない。
本発明は、化粧パネル付き屋根において、化粧パネルとして不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維材料とで成型加工したFRP成型パネルを用いているので、耐酸性・耐アルカリ性に優れ、長期使用による劣化が少なく、また、衝撃に強く、欠損が生じ難いパネルとして利用できる。
また、このFRP成型パネルは、重量が軽いため、施工性がよく、制約の多い状況下、例えば終電から始発までのわずかな作業時間しかない鉄道工事の状況下でも安全に作業することができるパネルとして利用できる。
また、このFRP成型パネルは、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維が有する特性からあらゆる形状に成型可能であり、そのため、設計者の新しい感性に基づく表現が可能であり、いろいろな美観を呈するパネル形状をデザインすることができ、個性的な製品を容易かつ自在に製作することができるパネルとして利用できる。また、色について、不飽和ポリエステル樹脂を用いているので、塗装により多彩に表現することができるパネルとして利用できる。
また、このFRP成型パネルの形状を曲面形状を成す形態としたので、柔らかな美観を呈し、また、四角段形状を成す形態としたので、鋭角なイメージの美観を呈するので、従来の逆L字形状の石綿スレート板製破風パネルに比し、ホーム全体の景観を著しく向上させることができるパネルとして利用できる。
また、このFRP成型パネルは、軽量のため、屋根先端部の構造梁に取り付ける際の取付構造を簡略化することができ、作業性を向上させることができるパネルとして利用できる。
本発明の実施例1によるFRP成型パネルの縦断面図 本発明の実施例1によるFRP成型パネルの投影図 本発明の実施例1による化粧パネル付き屋根の見取図 本発明の実施例2によるFRP成型パネルの投影図 従来の石綿スレート板製破風パネルの投影図 従来の化粧パネル付き屋根の見取図
符号の説明
1…FRP成型パネル、2…取り付けフックボルト、3…L型金物、4…下端アルミ型材、5…押え板、6…取り付けボルト、7…ジョイントゴム
20…屋根、21…屋根材、22…構造梁(屋根先端部)、23…構造梁、24…母屋、25…母屋取り付けアングル、26…屋根材取り付けボルト、27…構造柱、28…ホーム、29…線路、30…石綿スレート板製破風パネル、31…石綿スレート板製破風パネルジョイント重ね部、32…破風パネル取り付け下地板、33…破風パネル取り付けボルト

Claims (1)

  1. 駅舎のホーム等に立てられた構造柱に構造梁をはりめぐらせ、前記構造梁間に
    母屋を取り付け、屋根材を張り巡らせて形成し、屋根先端部の構造梁に化粧パネ
    ルを取り付けた化粧パネル付き屋根において、
    前記化粧パネルとして、不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維との層を形成し、
    成型加工したFRP成型パネルを用い、前記FRP成型パネルの上部を前記母屋
    に固定し、前記FRP成型パネルの下部を前記屋根先端部の構造梁に取り付けた
    下端アルミ型材に固定し、前記上部と前記下部をそれぞれ端部として前記FRP
    成型パネルの形状を曲面形状を成す形態とし、
    前記屋根先端部の構造梁には、所定のピッチで取り付け用フックボルトを差込
    み、L型金物で挟み込んでナットで締め付け固定するとともに、前記L型金物に
    前記下端アルミ型材を取り付け、前記FRP成型パネルを前記下端アルミ型材に
    差込むことを特徴とする化粧パネル付き屋根。
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