JP3783032B2 - ウインドレギュレータなどのケーブル駆動装置 - Google Patents

ウインドレギュレータなどのケーブル駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のウインドレギュレータなどに用いられるケーブル駆動装置に関する。さらに詳しくは、駆動軸の回転により、一対のケーブルのうち一方をドラム上に巻き取り、他方をドラムから送り出すことによりケーブルのループを循環駆動するためのケーブル駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のケーブル式ウインドレギュレータの駆動装置は、たとえば図14に示す駆動装置100のように、合成樹脂製のハウジング101と、その上面を覆う金属板製のカバー102とを備えている。ハウジング101はドラム103を収容する有底筒状のドラム収容部104と、その開口部側から外側に拡がる板状のベース部105とを備えており、ベース部105にはドラム収容部104を囲むように、複数個のボルト穴106が設けられている。カバー102はボルト穴106と対応する爪付き穴107を有する。ハウジング101とカバー102とは、ハウジングのボルト穴106に裏面側から段付きボルト108を挿入し、表側に出た先端部にカバー102の爪付き穴107を通し、さらに爪部109をカシメることにより、結合している。
【0003】
上記従来の駆動装置100は、ハウジング101の裏面から段付きボルト108を挿入して爪部109のカシメ加工を行うため、組立作業の自動化は困難である。また手動で組立作業を行う場合も、きわめて手間がかかる。
【0004】
他方、図15に示す駆動装置のハウジング101には、ドラム103に係止する内索110を案内する一対の導管(アウターケーシング)111の端部を取り付けるための筒状の導管保持部112、113を設けている。そして導管111の端部に固定したアウターエンド114をそれらの導管保持部に、軸方向に移動自在に収容し、バネ115によりアウターエンド114を外向きに付勢し、使用中に内索110に生ずる伸びを吸収するようにしている。さらに一方の導管保持部112は断面U字状に構成し、それにより、導管111、内索110、アウターエンド114およびバネ115を組み立てて、内索110にテンションを与えた状態のままで、あるいは弛みを除いた状態でハウジング101に組み付けることができるようにしている。そしてカバー102に、導管保持部112のU溝116の上部開口を塞ぐための押さえ部117を設け、その押さえ部117でアウターエンド114が抜けないようにしている。なおカバー102には、ハウジング101に形成した突起に係合させる係合舌片118と、ハウジング101にカシメ止めする取付片119とが設けられている。
【0005】
上記のカバー102の押さえ部117は、縁曲げ部120などで補強しているが、強度が充分でない。とくに手動でハンドルレバーを回転させてドラムを回転させる手動式ケーブル駆動装置の場合は、誤って窓ガラスの上昇端を超えてハンドルを回転させたときに、内索110に過大な力が加わる。そしてその反力でアウターエンド114がカバー102をこじ開けようとする力が働き、カバー102がハウジング101から離脱するなどの問題がある。
【0006】
また従来のケーブル駆動装置には、図16のごとく、ハウジング101の導管保持部112の端面に、ケーブルの伸び取り用のバネ115の端部を保持する環状の突起121を設けたものがある。このものはアウターエンド組み付け用のU溝116の上部が開口しているにも関わらず、金型の抜き方向が3方向になっている。そのため金型の構造が複雑である。さらに従来のケーブル駆動装置では、ドラムとハウジングとが平面同士で摺接している。そのため、ドラムの回転時の抵抗が大きいという問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、組立作業の自動化に適するウインドレギュレータなどのケーブル駆動装置を提供することを技術課題としている。さらに本発明は、手動で操作する場合でも、カバーが離脱したりすることがないケーブル駆動装置を提供することを第2の課題としている。さらに本発明は、シンプルな金型により製造しうるケーブル駆動装置を提供することを第3の課題としている。さらにドラムの回転の抵抗を少なくすることを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のウインドレギュレータなどのケーブル駆動装置は(請求項1)、有底筒状のドラム収容部、そのドラム収容部の開口部の周縁から外側に拡がるベース部、およびドラム収容部の接線方向に延びる一対のケーブル出入り部を備えた合成樹脂製のハウジングと、前記ドラム収容部の開口部を覆うようにベース部に固定される金属板製のカバーと、ハウジングおよびカバーによって回転自在に保持される手動の駆動軸と、その駆動軸によって回転駆動され、前記ドラム収容部に収容されるドラムと、それぞれドラムに端部が係止され、交互に巻き取られるようにドラム上に巻かれると共に、前記ケーブル出入り部から外部に導かれる一対のケーブルと、そのケーブルによりドラムが回転すると拡径し、駆動軸によりドラムを回転すると縮径するコイル部を有するブレーキスプリングとを備え、前記カバーにブレーキスプリングを収納すると共に、前記拡径したコイル部が強く当接することにより、ドラムの回転を阻止する内周面を有する筒状部が形成されており、前記カバーに、その周辺部からベース部に向けて延び、先端部が外向きに傾斜する4本の係止片が形成され、前記ベース部が、肉厚が厚く形成され、かつ、そのベース部に、肉厚の側面から底面にかけて連続するように係止片をカシメ付けるためのカシメ受部が形成され、そのカシメ受部が、ベース部のドラム収納部を挟んで対向する2辺にそれぞれ2つずつ向き合うように形成された4個の凹溝であり、その凹溝に対応する位置に、前記4本の係止片が配置されていることを特徴としている。
【0010】
このような駆動装置においては、前記一対のケーブルを内部に摺動自在に収納する導管を備えており、前記一対のケーブル出入り部のうち少なくとも一方に、ドラム収容部の内部と連通するように、かつ、ドラム収容部の開口側と同じ側が開口するようにU溝が設けられており、そのU溝内に、導管の端部に固定されたアウターエンドが軸方向移動自在に収容されており、さらに出入り部の近辺に、断面コ字状のアウターエンドの抜け止め用の金属板製のリテーナが、そのU溝の開口を覆うように被せられ、その先端部が出入り部の裏面側に曲げられてカシメ付けられているものが好ましい(請求項2)。
【0011】
また、前記一対のケーブル出入り部のうち少なくとも一方に、ドラム収容部の内部と連通するように、かつ、ドラム収容部の開口側と同じ側が開口するようにU溝が設けられており、そのU溝内にケーブルを案内する導管の端部に固定したアウターエンドが軸方向に移動自在に収容されると共に、アウターエンドがバネによって常時外向きに付勢されており、さらに前記U溝を有するケーブル出入り部のU字状の先端面における左右の上端部および底部にそのバネの外周を保持する突起が形成されているものが好ましい(請求項3)。
【0012】
さらに、前記ドラム収容部の内底面またはドラムの底面のうちのいずれか一方に、相手と摺接する環状突起がドラム収容部と同心状に設けられており、他方が平坦にされているものが好ましい(請求項4)。
また、前記環状突起がドラム収容部の内底面に設けられているものが好ましい(請求項5)。
【0013】
【作用】
本発明のケーブル駆動装置は(請求項1)、ハウジングに被せるカバーの周囲に係止片を設け、ハウジングの周辺近辺に設けたカシメ受け部にカシメ付けるので、組立作業の自動化が容易である。カシメ受け部を係合凹溝とした駆動装置では、カシメ付けた係止片が係合凹溝内に嵌合し、横ずれが防止される。そのため、組立が簡単である利点を損なうことなく、カバーの取付強度が向上する。また、ベース部の肉厚を厚くして側面から底面にかけて連続するようにカシメ受部を形成しているので、カシメ強度が一層向上し、組立作業も容易になる。
【0015】
このような駆動装置は、前記一対のケーブルを内部に摺動自在に収納する導管を備えており、前記一対のケーブル出入り部のうち少なくとも一方に、ドラム収容部の内部と連通するように、かつ、ドラム収容部の開口側と同じ側が開口するようにU溝が設けられており、そのU溝内に、導管の端部に固定されたアウターエンドが軸方向移動自在に収容されており、さらに出入り部の近辺に、断面コ字状のアウターエンドの抜け止め用の金属板製のリテーナが、そのU溝の開口を覆うように被せられ、その先端部が出入り部の裏面側に曲げられてカシメ付けられている場合は(請求項2)、ケーブル出入り部の近辺に、金属板製のリテーナをカシメ付けているので、アウターエンドにかかる力はリテーナで直接押さえられる。そのため、カバーにはこじ開けようとする力がかからず、カバーが離脱するおそれが少ない。なおリテーナはU溝の上部から被せてカシメるので、カバーのカシメ作業と同時に、あるいは連続して行うことができ、作業性がよい。
【0016】
また、前記一対のケーブル出入り部のうち少なくとも一方に、ドラム収容部の内部と連通するように、かつ、ドラム収容部の開口側と同じ側が開口するようにU溝が設けられており、そのU溝内にケーブルを案内する導管の端部に固定したアウターエンドが軸方向に移動自在に収容されると共に、アウターエンドがバネによって常時外向きに付勢されており、さらに前記U溝を有するケーブル出入り部のU字状の先端面における左右の上端部および底部にそのバネの外周を保持する突起が形成されている場合は(請求項3)、金型の抜き方向が上下方向だけで済む。そのため金型の構造が簡単になる。
【0017】
さらに、前記ドラム収容部の内底面またはドラムの底面のうちのいずれか一方に、相手と摺接する環状突起がドラム収容部と同心状に設けられており、他方が平坦にされている場合は(請求項4)、ドラム収容部とドラムとが、環状突起を介して摺接する。そのため、摺動面が少なく、摺動抵抗が少ない。
また、前記環状突起がドラム収容部の内底面に設けられている場合は(請求項5)、成形が容易で、しかも内底面の平坦精度が低くてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明のケーブル駆動装置の好ましい実施の形態を説明する。なお以下の実施形態では、本発明を自動車のウインドレギュレータ用のケーブル駆動装置に適用する場合を示しているが、本発明はそれに限定されるものではなく、他の用途のケーブル駆動装置にも採用することができる。
【0019】
図1は本発明の駆動装置の一実施形態を示す部分組立斜視図、図2はその駆動装置の組立前の正面図、図3および図4はそれぞれその駆動装置のハウジングの平面図および底面図、図5および図6はその駆動装置の組立後の平面図および背面図、図7は図5のVII-VII線断面図、図8は本発明にかかわるケーブル出入り部およびアウターエンドの一実施形態を示す斜視図、図9は本発明に関わる組立装置の概略斜視図、図10aおよび図10bはそれぞれ図9の組立装置の作動状態を示す工程図、図11はその組立装置の他の部分の作動状態を示す工程図、図12は本発明の範囲外であるケーブル駆動装置を示す斜視図、図13は本発明の範囲外であるケーブル駆動装置を示す斜視図である。
【0020】
図1のケーブル駆動装置Aは、ハウジング1と、そのハウジング1に被せられるカバー2とを備えている。ハウジング1には円筒状の凹部であるドラム収容部3が設けられ、そのドラム収容部3内にケーブル巻き取り用のドラム4が収容されている。また図1では、カバー2に駆動軸5が下側から挿入されている。駆動軸5は図2にその全体が示されている。
【0021】
駆動軸5とカバー2の間には、図2に示す公知のブレーキスプリング6が介在されている(図7参照)。図1の符号7は、ハウジング1の一方のケーブル出入り部13にカシメ付けるリテーナである。また符号8はドラム4に巻かれる一対のケーブルであり、それらのケーブル8は導管(アウターケーシング)9によって被駆動部側まで摺動自在に案内される。すなわちケーブル(内索・インナーケーブル)8および導管9は、いわゆる引きコントロールケーブルを構成している。導管9の端部には、導管9をハウジング1に連結するためのアウターエンド10が固定され、アウターエンドの周囲にはケーブル8の伸びを補償ないし吸収するための圧縮コイルスプリング(以下、圧縮バネという)11が設けられている。
【0022】
前記ハウジング1は、図3および図4に示すように、有底円筒状のドラム収容部3と、その上部開口部の周縁から外側に拡がる、平面視で矩形状のベース部12と、ドラム収容部3の接線方向に延びる一対のほぼ筒状を呈するケーブル出入り部13、14とを有する。この実施形態では、ハウジング1は合成樹脂で一体に成形される。
【0023】
図3および図7に示すように、ドラム収容部3の底部15の中心には、駆動軸5の端部を回転自在に支持するボス16が設けられている。さらに底部15の内底面には、ボス16と同心状に環状突起17が形成されている。この環状突起17はドラム4と底部15との滑り性を向上させるものである。環状突起17はドラム4側に設けてもよい。
【0024】
図1から明らかなように、ベース部12は厚肉にされている。そしてそのベース部12の裏面側には、図4にハッチングで示すように、多数の肉抜き部18が設けられている。このようにベース部12を厚肉とし、多数の肉抜き部18を設けるのは、ハウジング1の重量軽減および材料節約と、カバー2をカシメるための剛性維持との両方を満たすためである。なお、これらの肉抜き部18は、多数の補強リブ19を設けた残りの部分と考えることもできる。しかも裏面側はカバーと接触しないので、水が溜まってもカバーを錆びさせるおそれが少ない。
【0025】
ベース部12の前後の周縁部には、ドラム収容部3に関して前後左右対称となる位置に、4個の凹溝20がカシメ受け部として形成されている。凹溝20はベース部12の側面だけでなく、底面にかけて連続するように形成されている(図4参照)。さらに後部側の2個の凹溝20は、ベース部12の上面にも浅く連続して形成されている。
【0026】
ケーブル出入り部13、14は、図4に示すように、ベース部12の裏面側に、ドラム収容部3と一体的に設けられる細い筒状の部分13a、14aと、それらの細い筒状の部分から延長してベース部12の側縁部から突出する太い筒状の部分13b、14bとを有する。太い筒状の部分はアウターエンド10を収容する部分である。ケーブル出入り部13、14の上面側は、ドラム4にケーブル8を巻いたまま組み立てられるように、ドラム収容部3の内部空洞と連通するようにケーブル8の径より大きい幅で開放されている。そしてそれによって形成される溝部の上部の縁部は、ケーブル8を挿入しやすいようにテーパ面としている。さらに図1における左側のケーブル出入り部13は、アウターエンド10を上側から挿入できるように、アウターエンド10の幅で上方に開口しており、U字状の断面形状を有するU溝としている。
【0027】
図1において、カバー2は金属板を立体的にプレス成形したものであり、板状のベースプレート22と、その中央部から立ち上がる有底円筒状の筒状部23と、ベースプレート22の前後の縁部の4個所から前後に延び出し、下方に折り曲げられた係止片24とを備えている。係止片24の位置はハウジング1の凹溝20の位置と対応しており、その幅は凹溝20の内幅と対応している。それにより係止片24と凹溝20とはカバー2をハウジング1に合わせるときの位置決め手段になっている。係止片24の下端はハウジング1に被せやすいように、いくらか外向きに傾斜させている。ベースプレート22の前縁の中央部および後縁の左右の2ヶ所からは、駆動装置Aを自動車のドアパネル等の相手部材に取り付けるための取り付け片25が延び出している。
【0028】
図2において、駆動軸5は上端にハンドルレバーを固定するためのセレーションが形成された頭部26を有し、中間部にはブレーキスプリング6およびドラム4と係合する平面視で扇状の係合部27を有する。そして下方にはドラム4の中心孔に挿通される軸部28を有する。軸部28の先端は、前述のようにハウジング1の底部のボス16によって回転自在に支持される(図7参照)。駆動軸5は通常は亜鉛ダイカストなどにより製造する。
【0029】
図2のブレーキスプリング6は、バネ鋼線を密接して螺旋状に巻いたものであり、上下の端部は、駆動軸5の係合部27と係合させるように、半径方向内向きに折り曲げられた折り曲げ部とされている。このブレーキスプリング6は、図7に示すように、駆動軸5の係合部27とカバー2の筒状部23の内面の間に介在される。そして駆動軸5を回転させたときに折り曲げ部を引き込んでコイル部の径を縮小させ、回転を許すと共に、外部からケーブル8を介してドラム4を回転させる力に対しては、コイル部の径を拡げ、カバー2の筒状部23の内面に強く当接させて回転を阻止するためのものである。
【0030】
図2のドラム4は、外周面にケーブルを整列状態で巻くための螺旋状のガイド溝29を備え、上端面に駆動軸5の係合部27と係合する平面視で扇状の係合突起30を一体に備えた円筒状の合成樹脂製の部品である。図7に示すように、ドラム4の中心部には、駆動軸5の軸部を通す中心孔31が形成され、その中心孔31と平行に、ケーブル8の端部に固定したケーブルエンド(図1の符号32)を係止する係止孔33が形成されている。係止孔33は、ドラム4の上端面および下端面に形成した案内スリット34を介して表面のガイド溝29と連通している。ドラム4は通常は合成樹脂製である。
【0031】
前記ケーブル8は金属単線、または金属撚り線からなる可撓性を有する線材であり、引っ張り方向の力を伝達するものである。また導管9は、金属線を螺旋状に巻いて管状に成形し、合成樹脂被覆を設けたものである。この導管9はケーブル8の引っ張り力の反力である圧縮方向の力を支持すると共に、可撓性を有し、ケーブルを湾曲した経路に沿って摺動自在に案内する公知のものである。導管9とケーブル8とはいわゆる引きコントロールケーブルを構成しており、したがってここでは前記ケーブル8は内索(インナーケーブル)である。しかし導管9に代えて、剛性を有する金属管あるいは合成樹脂管を採用してもよく、ケーブル8を複数のプーリなどで案内するようにしてもよい。なおケーブル出入り部13、14は本実施形態では導管取り付け部でもある。
【0032】
図1において、アウターエンド10は合成樹脂製の筒状体であり、ハウジング1のケーブル出入り部13、14内に軸方向に摺動自在に、かつ回転可能に収容される円筒状の小径部10aと、圧縮バネ11を保持する大径部10bとを有する。大径部10bの端部には、圧縮バネ11の端部と係合するフランジ部10cが設けられている。なお大径部10bの後端側には、導管9を挿入固定する穴35が形成されている。さらに穴35の底部の中心から反対側まで、ケーブル8を挿通する中心孔が形成されている。圧縮バネ11の一端はアウターエンド10のフランジ部10cに係合され、他端はハウジング1のケーブル出入り部13、14の端面13d、14dと係合する。
【0033】
本実施形態では、図8に詳細に示すように、一方のケーブル出入り部13の端面13dがU字状に形成され、その端面の上端両側と下端の3個所に、圧縮バネ11を保持するための突起36、37が一体に形成されている。上端両側の突起36と下端の突起37とは、平面視で重ならないように配置されており、それにより、端面13dに当接する金型を上下方向に、すなわちドラム収容部3などを形成する金型と同じ向きに抜くことができる。それにより金型の構成が簡単になる。またアウターエンド10に圧縮バネ11を被せてハウジング1に組み込む場合も、小径部10aを上側からまっすぐ入れることができるので、組み立て作業が簡単であり、とくにケーブル8に張力を与えた状態で簡単にハウジング1内にに組み付けることができる。
【0034】
図3の右側のケーブル出入り部14は、端面14dが上端部に細い切り欠きを備えたほぼ円形状を呈しているので、アウターエンド10の小径部10aを端面14d側の孔から挿入すればよい。すなわち左右両側のアウターエンド10については、一方をケーブル出入り部14の端面14d側から挿入し、その後に他方のアウターエンド10をケーブル出入り部13の上面の開口から挿入すれば、ケーブル8に適切な張力を与えたまま組み立てることができる。
【0035】
図8に示すように、前記のリテーナ7は細長い長方形の金属板をコ字状に折り曲げたものであり、上端にはアウターエンド10の小径部10aを押さえる突条7aが形成されている。
【0036】
上記のごとく構成される各部品を組み立てる場合、たとえばまず2本のコントロールケーブルの導管9の先端にアウターエンド10を固着する。ついでコントロールケーブルの内索であるケーブル8をアウターエンド10に挿通し、ケーブル8の先端にケーブルエンド32を鋳込んで固定する。さらにそれらのアウターエンド10の周囲に圧縮バネ11を装着した上で、ドラム4の係止孔33にケーブルエンド32を挿入してケーブル8をドラム4の周りに巻き付ける。そしてこの状態で、図1のようにドラム4、ケーブル8、アウターエンド10および圧縮バネ11をハウジング1に組み付ける。このとき、前述のように、まず右側のケーブル出入り部14に端面14d側からアウターエンド10を挿入し、さらに他方のアウターエンド10を左側のケーブル出入り部13のU溝に上部から挿入する。なおドラム収容部3の内面にはあらかじめグリースを塗布しておく。
【0037】
つぎにドラム4の中心孔31およびハウジング1のボス16に駆動軸5を挿入し、筒状部23の内面にブレーキスプリング6を嵌合させたカバー2をハウジング1に被せる。そのとき、カバー2の係止片24をハウジング1のベース部12の4個所の凹溝20に嵌合させる。そして係止片24の下端部をハウジング1の裏面側に折り曲げてカシメ付け、カバー2とハウジング1とを一体化する。さらにリテーナ7を左側のケーブル出入り部13に被せ、その下端部をケーブル出入り部13の下面側に折り曲げてカシメ付ける。
【0038】
それにより図5および図6、あるいは図7に示すように、ハウジング1とカバー2とが一体化され、組立作業が完了する。このように上記のケーブル駆動部Aの組立作業には、従来の駆動装置のようなネジ止めやナット締めなどの作業が不要で、係止片24およびリテーナ7の下端部をカシメ付けるだけで組立が完了する。したがって、組立作業の自動化を容易にすることができる。
【0039】
また組み立てられた駆動装置Aは、カバー2とは切り離されたリテーナ7がアウターエンド10を直接押える。そのため手動操作で駆動軸5を回転させたときに導管9に加わる圧縮力でアウターエンド10にU溝から抜き出す方向の力がかかっても、リテーナ7が充分にその力に対抗し、アウターエンド10が抜けることがなく、もちろんカバー2がハウジング1から離脱するおそれもない。またカバー2の係止片24とハウジング1の凹溝20の係合により、カバー2とハウジング1の位置決めが正確で、しかもずれることがないので、両者によって支持される駆動軸5の回転もスムーズである。
【0040】
つぎに図9〜11を参照して、上記のケーブル駆動装置Aを自動的ないし半自動的に組み立てる方法を説明する。図9は前述のカバーの係止片とリテーナとを自動的にカシメて組み立てるための組立装置Kを示している。その組立装置Kはハウジングを位置決めして保持するための位置決めプレート41と、その位置決めプレート41に対して上下動するカバー押さえ治具42とを備えている。カバー押さえ治具42には、カバーの係止片をカシメるための4本のカシメレバー43および駆動用のエアシリンダ44を備えたカシメ機45が上下動可能に設けられている。さらにカバー押さえ治具42の左右端には、リテーナを上部から押し付けるリテーナ押さえ治具46が設けられている。
【0041】
前記位置決めプレート41には、ハウジングの位置決め用のピン47が突設され、さらにリテーナカシメ治具48が設けられている。なお中央部には駆動軸組み忘れ防止用のセンサー49が設けられている。
【0042】
このような組立装置Kを用いて前述の駆動装置Aを組み立てる場合、まず位置決めプレート41上に、ドラムを組み込んだハウジングと、軸およびブレーキスプリングを組み込んだカバーおよびリテーナとを乗せ、カバー押さえ治具42を下降させ、カバーおよびリテーナをハウジングに対して押さえつける。つぎに図10aに示すように、カシメ機45のエアシリンダ44のロッド50を伸ばしてカシメレバー43の先端を内側に寄せるように駆動する。カシメレバー43の先端は内側に曲がった爪51を備えており、図10bのようにカバーの係止片の先端を内側に押し曲げる。同時にカシメ機45はいくらか上昇し、カシメ加工を行う。
【0043】
上記のカバー押さえ治具42が下降したとき、図11aに示すように、リテーナ押さえ治具46がリテーナ7をハウジング1に対して押さえつける。ついで、リテーナ押さえ治具46の上面側の側方から押さえレバー52が伸び出し、リテーナ押さえ治具46の上面を押さえる(図11b参照)。さらにリテーナカシメ治具48の内部で、左右から一対のカシメ爪53が伸び出してきて(図11c参照)、リテーナ7の下端をハウジング1の下面側に押し曲げ、カシメ加工が完了する。
【0044】
上記の一連の加工が完了すると、爪51やカシメ爪53が元の位置に戻り、ハウジング1、カバー2およびリテーナ7が一体に組み立てられた駆動装置Aを取り出す。このように上記のケーブル駆動装置Aは、自動機械により容易に組み立てることができ、作業の自動化を図ることができる。
【0045】
前述の実施形態では、係止片をハウジングの周縁に形成した凹溝にカシメ付けているが、本発明の範囲外であるが、図12aに示す駆動装置Bのように、ハウジング1の周縁近辺の3個所にスリット61を形成し、図12bに示すように、そのスリット61に係止片24を通した上でカシメ付けるようにしてもよい。その場合は組立作業はいくらか煩雑になるが、係止片24が外向きに曲がることが防止されるので、一層確実にカバー2とハウジング1の一体化を図ることができる。また係止片24とスリット61の嵌合の時にカバー2のハウジング1に対する位置決めができるので、駆動軸5の保持に不都合がない。
【0046】
また、本発明の範囲外であるが、図13aに示す駆動装置Cでは、ハウジング1の上面に円柱状の位置決めピン63を複数本、たとえば3本突設し、カバー2の対応する位置に位置決めピン63と嵌合する係合孔64を形成している。そして図13bに示すように、位置決めピン63と係合孔64とを嵌合させた上で、係止片24の先端をハウジング1周辺に突出させた所定の厚さのベース部12の裏面側にカシメ付けている。このものは位置決めピン63をある程度深く嵌合させる必要があるので、位置決めピン63の先端部がカバー2の表面から突出する。そのためカバー2の取り付け片25は、カバー2の他の部分よりもいくらか上向きに浮かせた段付きの状態として、位置決めピン63が相手部材への取り付けの邪魔にならないようにするのが好ましい。なおこのものは、位置決めピン63と係合孔64との嵌合でカバー2とハウジング1とを位置決めすることができる。
【0047】
【発明の効果】
本発明のケーブル駆動装置は(請求項1)、ハウジングにカバーを被せ、係止片をハウジングのカシメ受け部にカシメ付けるだけで容易に組み立てることがでる。カシメ受け部を係合凹溝とする場合は、係止片が係合凹溝内に嵌合するので位置決めが正確である。カシメ受け部をスリットとした駆動装置では、組み付け強度が一層向上する。ベース部の肉厚を厚くしたものは、カシメ強度が高い
【0048】
前記一対のケーブルを内部に摺動自在に収納する導管と備えており、前記一対のケーブル出入り部のうち少なくとも一方に、ドラム収容部の内部と連通するように、かつ、ドラム収容部の開口側と同じ側が開口するようにU溝が設けられており、そのU溝内に、導管の端部に固定されたアウターエンドが軸方向移動自在に収容されており、さらに出入り部の近辺に、断面コ字状のアウターエンドの抜け止め用の金属板製のリテーナが、そのU溝の開口を覆うように被せられ、その先端部が出入り部の裏面側に曲げられてカシメ付けられている場合は(請求項2)、カバーの取り付け強度が高い。また、前記一対のケーブル出入り部のうち少なくとも一方に、ドラム収容部の内部と連通するように、かつ、ドラム収容部の開口側と同じ側が開口するようにU溝が設けられており、そのU溝内にケーブルを案内する導管の端部に固定したアウターエンドが軸方向に移動自在に収容されると共に、アウターエンドがバネによって常時外向きに付勢されており、さらに前記U溝を有するケーブル出入り部のU字状の先端面における左右の上端部および底部にそのバネの外周を保持する突起が形成されている場合は(請求項3)、金型の抜き方向が上下方向だけでよいので、金型の構造が簡単になる。
【0049】
さらに、前記ドラム収容部の内底面またはドラムの底面のうちのいずれか一方に、相手と摺接する環状突起がドラム収容部と同心状に設けられており、他方が平坦にされている場合は(請求項4)、ドラム収容部とドラムの摺動抵抗が少ない。
また、前記環状突起がドラム収容部の内底面に設けられている場合は(請求項5)、成形が容易で、しかも内底面の平坦精度が低くてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の駆動装置の一実施形態を示す部分組立斜視図である。
【図2】 その駆動装置の組立前の正面図である。
【図3】 その駆動装置のハウジングの平面図である。
【図4】 その駆動装置のハウジングの底面図である。
【図5】 その駆動装置の組立後の平面図である。
【図6】 その駆動装置の組立後の背面図である。
【図7】 図5のVII-VII 線断面図である。
【図8】 本発明にかかわるケーブル出入り部およびアウターエンドの一実施形態を示す斜視図である。
【図9】 本発明に関わる組立装置の概略斜視図である。
【図10】 図10aおよび図10bはそれぞれ図9の組立装置の作動状態を示す工程図である。
【図11】 図11a、図11bおよび図11cはその組立装置の他の部分の作動状態を示す工程図である。
【図12】 図12aは本発明の範囲外であるケーブル駆動装置のを示す斜視図であり、図12bはその要部断面図である。
【図13】 図13aは本発明の範囲外であるケーブル駆動装置の他の例を示す斜視図であり、図13bはその要部断面図である。
【図14】 従来のケーブル駆動装置の一例を示す斜視図である。
【図15】 従来のケーブル駆動装置の他の例を示す斜視図である。
【図16】 従来のケーブル駆動装置のさらに他の例を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
A ケーブル駆動装置
1 ハウジング
2 カバー
3 ドラム収容部
4 ドラム
5 駆動軸
6 ブレーキスプリング
7 リテーナ
8 ケーブル
9 導管
10 アウターエンド
11 圧縮バネ
12 ベース部
13 ケーブル出入り部
14 ケーブル出入り部
17 環状突起
18 肉抜き部
20 凹溝
24 係止片
36 突起
37 突起
B ケーブル駆動装置
61 スリット
C ケーブル駆動装置
63 位置決めピン
64 係合孔

Claims (5)

  1. 有底筒状のドラム収容部、そのドラム収容部の開口部の周縁から外側に拡がるベース部、およびドラム収容部の接線方向に延びる一対のケーブル出入り部を備えた合成樹脂製のハウジングと、
    前記ドラム収容部の開口部を覆うようにベース部に固定される金属板製のカバーと、
    ハウジングおよびカバーによって回転自在に保持される手動の駆動軸と、
    その駆動軸によって回転駆動され、前記ドラム収容部に収容されるドラムと、
    それぞれドラムに端部が係止され、交互に巻き取られるようにドラム上に巻かれると共に、前記ケーブル出入り部から外部に導かれる一対のケーブルと
    そのケーブルによりドラムが回転すると拡径し、駆動軸によりドラムを回転すると縮径するコイル部を有するブレーキスプリングとを備え、
    前記カバーにブレーキスプリングを収納すると共に、前記拡径したコイル部が強く当接することにより、ドラムの回転を阻止する内周面を有する筒状部が形成されており、
    前記カバーに、その周辺部からベース部に向けて延び、先端部が外向きに傾斜する4本の係止片が形成され、
    前記ベース部が、肉厚が厚く形成され、かつ、そのベース部に、肉厚の側面から底面にかけて連続するように係止片をカシメ付けるためのカシメ受部が形成され、
    そのカシメ受部が、ベース部のドラム収納部を挟んで対向する2辺にそれぞれ2つずつ向き合うように形成された4個の凹溝であり、その凹溝に対応する位置に、前記4本の係止片が配置されているウインドレギュレータなどのケーブル駆動装置。
  2. 前記一対のケーブルを内部に摺動自在に収納する導管備えており、前記一対のケーブル出入り部のうち少なくとも一方に、ドラム収容部の内部と連通するように、かつ、ドラム収容部の開口側と同じ側が開口するようにU溝が設けられており、そのU溝内に、導管の端部に固定されたアウターエンドが軸方向移動自在に収容されており、さらに出入り部の近辺に、断面コ字状のアウターエンドの抜け止め用の金属板製のリテーナが、そのU溝の開口を覆うように被せられ、その先端部が出入り部の裏面側に曲げられてカシメ付けられている、請求項1記載のウインドレギュレータなどのケーブル駆動装置。
  3. 前記一対のケーブル出入り部のうち少なくとも一方に、ドラム収容部の内部と連通するように、かつ、ドラム収容部の開口側と同じ側が開口するようにU溝が設けられており、そのU溝内にケーブルを案内する導管の端部に固定したアウターエンドが軸方向に移動自在に収容されると共に、アウターエンドがバネによって常時外向きに付勢されており、さらに前記U溝を有するケーブル出入り部のU字状の先端面における左右の上端部および底部にそのバネの外周を保持する突起が形成されている、請求項記載のケーブル駆動装置。
  4. 前記ドラム収容部の内底面またはドラムの底面のうちのいずれか一方に、相手と摺接する環状突起がドラム収容部と同心状に設けられており、他方が平坦にされている、請求項記載のウインドレギュレータなどのケーブル駆動装置。
  5. 前記環状突起がドラム収容部の内底面に設けられている請求項記載のケーブル駆動装置。
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