JP3782365B2 - 帯域制御方法および基地局装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯域制御方法および基地局装置に関し、特に、ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおいて、周波数の有効利用を図ることができる帯域制御方法および基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
固定無線アクセスサービスを提供する通信システム(以下、「固定無線アクセスシステム」という)は、一般的に、一つの基地局を用いた比較的小さいサービスエリアであるセルを多数並べることにより、全体として広いサービスエリアを提供する。
【0003】
したがって、この通信システムにおいては、基地局と複数の加入者局との間に複数の無線回線が形成されるが、周波数の有効利用を図るために、該複数の無線回線には共通の周波数チャネルが用いられる。
【0004】
共通の周波数を複数の加入者局で使用するためには、無線信号の干渉(衝突)が生じないように制御する必要がある。このため、この固定無線アクセスシステムにおいては、一般に、TDMA通信が行われる。
【0005】
このTDMA通信においては、基地局がタイムスケジューリング処理を行う。タイムスケジューリング処理とは、基地局の送信バッファに蓄積されているデータおよび加入者局の送信バッファに蓄積されているデータの送信する順番を定める処理をいう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記固定無線アクセスシステムにおいては、上り回線の帯域幅および下り回線の帯域幅が固定されている。したがって、上り回線のデータ量および下り回線のデータ量が動的に変化する場合、上り回線のデータ量と比較して上り回線の帯域幅が過多または過少となる場合や下り回線のデータ量と比較して下り回線の帯域幅が過多または過少となる場合が生じる。
【0007】
このため、図4に示すように、上り回線または下り回線の一方において使用されていない帯域が存在するにもかかわらず、他方の回線の帯域が不足するという問題が生じる。
【0008】
そこで、本発明は、かかる事情に鑑み、周波数の有効利用を図ることができる帯域制御方法および基地局装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記課題は、前記特許請求の範囲に記載の手段により、解決される。
【0010】
請求項1に記載の発明は、ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおける、帯域制御方法であって、
【0011】
帯域制御手段が、上り回線の帯域と下り回線の帯域とにそれぞれ初期値を設定するステップと、帯域制御手段が、基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域を把握するステップと、帯域制御手段が、加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域を把握するステップと、帯域制御手段が、前記下り要求帯域と前記下り回線の帯域の初期値とを比較するステップと、帯域制御手段が、前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域の初期値とを比較するステップと、
【0012】
帯域制御手段が、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さい場合に、前記上り回線の帯域の一部を前記下り回線の帯域へ振り分ける上下振り分け処理を行ない、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きい場合に、前記下り回線の帯域の一部を前記上り回線の帯域へ振り分ける下上振り分け処理を行ない、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きい場合又は前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わないステップと、を有することを特徴する帯域制御方法である。
【0013】
請求項2に記載の発明は、ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおける、帯域制御方法であって、
【0014】
帯域制御手段が、上り回線の帯域と下り回線の帯域とにそれぞれ初期値を設定するステップと、帯域制御手段が、基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域を把握するステップと、帯域制御手段が、加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域を把握するステップと、
【0015】
帯域制御手段が、前記下り要求帯域と前記下り回線の帯域の初期値とを比較するステップと、帯域制御手段が、前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域の初期値とを比較するステップと、
【0016】
帯域制御手段が、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域より小さい場合に、前記下り回線の帯域を前記下り要求帯域に再設定し、前記上り回線の帯域を、前記上り回線の帯域と前記下り回線の帯域との総量から前記再設定後の下り回線の帯域を差し引いた値に設定し、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域より大きい場合には、前記上り回線の帯域を前記上り要求帯域に再設定し、前記下り回線の帯域を、前記上り回線の帯域と前記下り回線の帯域との総量から前記再設定後の上り回線の帯域を差し引いた値に設定し、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きい場合又は前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わないステップと、を有することを特徴とする帯域制御方法である。
【0017】
請求項3に記載の発明は、ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおける前記基地局を構成する装置であって、
【0018】
上り回線の帯域と下り回線の帯域とにそれぞれ初期値を設定し、基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域を把握し、加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域を把握し、
【0019】
前記下り要求帯域と前記下り回線の帯域の初期値とを比較し、前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域の初期値とを比較し、
【0020】
前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さい場合に、前記上り回線の帯域の一部を前記下り回線の帯域へ振り分ける上下振り分け処理を行ない、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きい場合に、前記下り回線の帯域の一部を前記上り回線の帯域へ振り分ける下上振り分け処理を行ない、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きい場合又は前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わない帯域制御手段を有することを特徴する基地局装置である。
【0021】
請求項4に記載の発明は、ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおける基地局装置であって、上り回線の帯域と下り回線の帯域とにそれぞれ初期値を設定し、基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域を把握し、加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域を把握し、
【0022】
前記下り要求帯域と前記下り回線の帯域の初期値とを比較し、前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域の初期値とを比較し、
【0023】
前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域より小さい場合に、前記下り回線の帯域を前記下り要求帯域に再設定し、前記上り回線の帯域を、前記上り回線の帯域と前記下り回線の帯域との総量から前記再設定後の下り回線の帯域を差し引いた値に設定し、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域より大きい場合には、前記上り回線の帯域を前記上り要求帯域に再設定し、前記下り回線の帯域を、前記上り回線の帯域と前記下り回線の帯域との総量から前記再設定後の上り回線の帯域を差し引いた値に設定し、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きい場合又は前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わない帯域制御手段を有することを特徴とする基地局装置である。
【0024】
前記帯域制御方法において、前記初期値は前記固定無線アクセスシステムが用いられるシステムのトラフィック分布に基づき決定された値であることを特徴とする。
【0025】
前記基地局装置において、前記初期値は前記固定無線アクセスシステムが用いられるシステムのトラフィック分布に基づき決定された値であることを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、基地局が基地局の送信バッファに蓄積された送信データ量と加入者局の送信バッファに蓄積された送信データ量とを把握した後に、各各のデータ量に応じて、一方の回線の過多な帯域を不足している他方の回線へ振り分けることができるため、帯域が不足していた他方の回線においてデータ送信を行うことができる。したがって、本発明によれば、従来と比較して、周波数を有効に利用することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の原理を示す図であり、図2は、本発明に係る帯域制御方法のフローチャートの実施の形態を示す図である。
【0028】
ステップS−1で、上り回線の帯域(NBU)に初期値が設定される。また、
下り回線の帯域(NBD)に初期値が設定される。この初期値は、固定無線アクセスシステムが用いられるシステムのトラフィック分布などを把握して決定される。
【0029】
ステップS−2で、帯域制御手段は、基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域(NPD)と加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域(NPU)を把握する。
【0030】
そして、帯域制御手段は、前記下り要求帯域(NPD)と前記下り回線の帯域(NBD)とを比較する。また、帯域制御手段は、前記上り要求帯域(NPU)と前記上り回線の帯域(NBU)とを比較する。
【0031】
帯域制御手段は、前記上り要求帯域(NPU)が前記上り回線の帯域(NBU)より大きく、かつ、前記下り要求帯域(NPD)が前記下り回線の帯域(NBD)より小さい場合に、ステップS−3で、前記下り回線の帯域(NBD)を前記下り要求帯域(NPD)に再設定し、ステップS−4で、上り回線の帯域(NBU)を、上り回線と下り回線の帯域との総量から前記再設定後の下り回線の帯域(NBD)を差し引いた値に設定する上下振り分け処理を行う(図1(a))。
【0032】
一方、帯域制御手段は、前記上り要求帯域(NPU)が前記上り回線の帯域(NBU)より小さく、かつ、前記下り要求帯域(NPD)が前記下り回線の帯域(NBD)より大きい場合には、ステップS−3で、前記上り回線の帯域(NBU)を前記上り要求帯域(NPU)に再設定し、ステップS−4で、下り回線の帯域(NBD)を、上り回線と下り回線の帯域との総量から前記再設定後の上り回線の帯域(NBU)を差し引いた値に設定する下上振り分け処理を行う(図1(b))。
【0033】
なお、帯域制御手段は、前記上り要求帯域(NPU)が前記上り回線の帯域(NBU)より大きく、かつ、前記下り要求帯域(NPD)が前記下り回線の帯域(NBD)より大きい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わない(図1(c))。また、帯域制御手段は、前記上り要求帯域(NPU)が前記上り回線の帯域(NBU)より小さく、かつ、前記下り要求帯域(NPD)が前記下り回線の帯域(NBD)より小さい場合にも、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わない(図1(d))。
【0034】
本実施の形態によれば、ステップS−4において、上り回線または下り回線のうち、帯域が不足する回線に、両回線の帯域の総量から帯域が余っている回線で必要となる帯域を差し引いた帯域が、すべて設定される。したがって、本実施の形態によれば、データの送受信に使用できる帯域を最大限に利用することができる。
【0035】
図3は、本発明に係る基地局装置の回路構成の実施の形態を示す図である。網インタフェースは、基地局とネットワークのインタフェースである。ネットワークは、主として、IP網を想定しているが、これに限られるものではない。
【0036】
ネットワークから基地局へ送信されてきた信号は、網インタフェース回路を通じてMAC制御回路に伝送される。このMAC制御回路におけるタイムスケジューリング回路は、帯域制御手段として働き、基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域(NPD)と加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域(NPU)を把握する。
【0037】
そして、タイムスケジューリング回路は、前記下り要求帯域(NPD)と前記下り回線の帯域(NBD)とを比較する。また、タイムスケジューリング回路は、前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域(NBU)とを比較する。
【0038】
タイムスケジューリング回路は、前記上り要求帯域(NPU)が前記上り回線の帯域(NBU)より大きく、かつ、前記下り要求帯域(NPD)が前記下り回線の帯域(NBD)より小さい場合に、ステップS−3で、前記下り回線の帯域(NBD)を前記下り要求帯域(NPD)に再設定し、ステップS−4で、上り回線の帯域(NBU)を、上り回線と下り回線の帯域との総量から前記再設定後の下り回線の帯域(NBD)を差し引いた値に設定する上下振り分け処理を行う(図1(a))。
【0039】
一方、タイムスケジューリング回路は、前記上り要求帯域(NPU)が前記上り回線の帯域(NBU)より小さく、かつ、前記下り要求帯域(NPD)が前記下り回線の帯域(NBD)より大きい場合には、前記上り回線の帯域(NBU)を前記上り要求帯域(NPU)に再設定し、下り回線の帯域(NBD)を、上り回線と下り回線の帯域との総量から前記再設定後の上り回線の帯域(NBU)を差し引いた値に設定する下上振り分け処理を行う(図1(b))。
【0040】
なお、タイムスケジューリング回路は、前記上り要求帯域(NPU)が前記上り回線の帯域(NBU)より大きく、かつ、前記下り要求帯域(NPD)が前記下り回線の帯域(NBD)より大きい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わない(図1(c))。
【0041】
また、タイムスケジューリング回路は、前記上り要求帯域(NPU)が前記上り回線の帯域(NBU)より小さく、かつ、前記下り要求帯域(NPD)が前記下り回線の帯域(NBD)より小さい場合にも、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わない(図1(d))。
【0042】
タイムスケジューリング回路により、上り回線および下り回線の帯域が決定された後、基地局の送信バッファ(図示せず)に蓄積されているデータは、変復調回路により変調された後、高周波回路、送受信アンテナを通じて加入者局へ送信される。
【0043】
また、加入者局の送信バッファ(図示せず)に蓄積されているデータは、送受信アンテナ、高周波回路を通じて基地局で受信された後、変復調回路において復調される。
【0044】
本基地局装置によれば、上り回線または下り回線のうち、帯域が不足する回線に、両回線の帯域の総量から帯域が余っている回線で必要となる帯域を差し引いた帯域が、すべて設定される。したがって、本基地局装置によれば、データの送受信に使用できる帯域を最大限に利用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、基地局は、送信されるデータ量に応じて、上り回線および下り回線の帯域の割当を動的に変更することができる。したがって、本発明によれば、一方の回線で余っている帯域を、帯域が不足している他方の回線に振り分けることができる。よって、本発明によれば、周波数の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す図である。
【図2】本発明に係る帯域制御方法のフローチャートの実施の形態を示す図である。
【図3】本発明に係る基地局装置の回路構成の実施の形態を示す図である。
【図4】従来の帯域制御方法を示す図である。
【符号の説明】
NPU 上り要求帯域
NBU 上り回線の帯域
NPD 下り要求帯域
NBD 下り回線の帯域
NB 上り回線の帯域と下り回線の帯域との総量
Claims (6)
- ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおける、帯域制御方法であって、
帯域制御手段が、上り回線の帯域と下り回線の帯域とにそれぞれ初期値を設定するステップと、
帯域制御手段が、基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域を把握するステップと、
帯域制御手段が、加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域を把握するステップと、
帯域制御手段が、前記下り要求帯域と前記下り回線の帯域の初期値とを比較するステップと、
帯域制御手段が、前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域の初期値とを比較するステップと、
帯域制御手段が、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さい場合に、前記上り回線の帯域の一部を前記下り回線の帯域へ振り分ける上下振り分け処理を行ない、
前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きい場合に、前記下り回線の帯域の一部を前記上り回線の帯域へ振り分ける下上振り分け処理を行ない、
前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きい場合又は前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わないステップと、
を有することを特徴する帯域制御方法。 - ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおける、帯域制御方法であって、
帯域制御手段が、上り回線の帯域と下り回線の帯域とにそれぞれ初期値を設定するステップと、
帯域制御手段が、基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域を把握するステップと、
帯域制御手段が、加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域を把握するステップと、
帯域制御手段が、前記下り要求帯域と前記下り回線の帯域の初期値とを比較するステップと、
帯域制御手段が、前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域の初期値とを比較するステップと、
帯域制御手段が、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域より大きく、かつ、
前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域より小さい場合に、前記下り回線の帯域を前記下り要求帯域に再設定し、前記上り回線の帯域を、前記上り回線の帯域と前記下り回線の帯域との総量から前記再設定後の下り回線の帯域を差し引いた値に設定し、
前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域より大きい場合には、前記上り回線の帯域を前記上り要求帯域に再設定し、前記下り回線の帯域を、前記上り回線の帯域と前記下り回線の帯域との総量から前記再設定後の上り回線の帯域を差し引いた値に設定し、
前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きい場合又は前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わないステップと、
を有することを特徴とする帯域制御方法。 - ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおける前記基地局を構成する装置であって、
上り回線の帯域と下り回線の帯域とにそれぞれ初期値を設定し、
基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域を把握し、
加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域を把握し、
前記下り要求帯域と前記下り回線の帯域の初期値とを比較し、
前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域の初期値とを比較し、
前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さい場合に、前記上り回線の帯域の一部を前記下り回線の帯域へ振り分ける上下振り分け処理を行ない、
前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きい場合に、前記下り回線の帯域の一部を前記上り回線の帯域へ振り分ける下上振り分け処理を行ない、
前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きい場合又は前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わない帯域制御手段を有することを特徴する基地局装置。 - ひとつの基地局と複数の加入者局とが固定された場所で時分割多元接続方式により通信する固定無線アクセスシステムにおける基地局装置であって、
上り回線の帯域と下り回線の帯域とにそれぞれ初期値を設定し、
基地局の送信バッファに蓄積されたデータ量を加入者局へ送信するのに要する帯域である下り要求帯域を把握し、
加入者局の送信バッファに蓄積されたデータ量を基地局へ送信するのに要する帯域である上り要求帯域を把握し、
前記下り要求帯域と前記下り回線の帯域の初期値とを比較し、
前記上り要求帯域と前記上り回線の帯域の初期値とを比較し、
前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域より小さい場合に、前記下り回線の帯域を前記下り要求帯域に再設定し、前記上り回線の帯域を、前記上り回線の帯域と前記下り回線の帯域との総量から前記再設定後の下り回線の帯域を差し引いた値に設定し、
前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域より大きい場合には、前記上り回線の帯域を前記上り要求帯域に再設定し、前記下り回線の帯域を、前記上り回線の帯域と前記下り回線の帯域との総量から前記再設定後の上り回線の帯域を差し引いた値に設定し、
前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より大きく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より大きい場合又は前記上り要求帯域が前記上り回線の帯域の初期値より小さく、かつ、前記下り要求帯域が前記下り回線の帯域の初期値より小さい場合には、上り回線および下り回線の帯域の変更を行わない帯域制御手段を有することを特徴とする基地局装置。 - 前記初期値は前記固定無線アクセスシステムが用いられるシステムのトラフィック分布に基づき決定された値であることを特徴とする請求項1又は2に記載の帯域制御方法。
- 前記初期値は前記固定無線アクセスシステムが用いられるシステムのトラフィック分布 に基づき決定された値であることを特徴とする請求項3又は4に記載の基地局装置。
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