JP3778950B2 - Snake behavior control device for railcar bogie - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、鉄道車両台車に特有の不安定現象である蛇行動を抑制し、鉄道車両の安定限界速度を飛躍的に向上させることのできる鉄道車両台車の蛇行動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現用されている鉄道車両台車は、ほとんどが2軸ボギーを採用しており、それぞれの形式や各部の構造には数多くの種類があるが、台車としての基本構造や構成はほぼ同じであり、一般に台車枠、揺れ枕装置、ばね装置、軸受軸箱、軸箱支持装置、輪軸、基礎ブレーキ装置等によって構成される。その台車としての基本構造は図10A、Bに示すように、台車枠1、車軸2、車輪3、軸箱4、一次ばね5および二次ばね6より構成される。そして、車輪3には曲線路の通過を容易にするために、踏面勾配θが付けられた円錐輪が用いられている。
【0003】
そのため、レールに接する踏面位置によって踏面半径が異なり、更に車輪は使用摩耗により不整斉となる。また、2本のレールは施設上からも、保守上からも幾何学的に誤差を免れない。これらが原因となり、車輪の左右中心は線路中心に対し偏位した位置で転走する。その上、転走時に受ける抵抗は、左右車輪で異なり踏面においてすべりを生じ、一方の車輪は他方の車輪より多く進むか、あるいは遅く進むため、車輪には遅れまたは進みの走行角が生じ最大値に達した後は、逆に進みまたは遅れの走行角の最大値に達して1サイクル(図11に蛇行の波長Lで示す)を終わる。このサイクルを繰り返したときの輪軸中心の転送軌跡は、一定の波長並びに振幅をもった曲線を描き、いわゆる蛇行軌道曲線となる。よって、鉄道車両の走行速度が高くなるにつれて、輪軸の蛇行の振動数は大きくなり、ある速度で一次ばねの固有振動数と一致する。その結果、台車全体が大きく蛇行するようになり、鉄道車両の安定走行が維持できなくなる。この現象は、蛇行動と呼ばれており、また蛇行動の発生する走行速度を安定限界速度と呼ぶ。
【0004】
上記のごとく、蛇行動は本質的には避けられない現象であるが、安定限界速度を向上させることは可能である。その、安定限界速度を向上させるための従来方法としては、一次ばね(軸ばね)のばね定数を大きくして固有振動数を大きくする方法や、図12に示すように、車体8と台車枠1との間にヨーダンパ9を設置し、蛇行動を減衰させる方法がある。
【0005】
また、鉄道車両の乗り心地の向上を目的になされた発明に輪軸ヨー角制御装置付鉄道用車両(特開平3−258655号公報)がある。これは図13に示すように、台車枠1と輪軸との間に流体アクチュエータ10を設置し、記憶装置11に予め蓄積しておいた軌道不整等に関する情報を外部からの信号(速度信号、ATS信号、異常信号、非常停止信号等)に従い随時読み出し、制御器12で制御入力を計算し、前記流体アクチュエータ10に入力する構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の内、一次ばねのばね定数を大きくして固有振動数を大きくする方法やヨーダンパを用いる方法は、容易に実現でき蛇行動の抑制効果もあるが、軌道不整を台車枠や車体に振動として伝えやすくなり、通常走行時の乗り心地が悪化する。
一方、特開平3−258655号公報の「輪軸ヨー角制御装置付鉄道用車両」は、通常走行時の乗り心地の向上には効果があるが、不安定現象である蛇行動の抑制に効果的であるとはいえない。
【0007】
この発明は、上記のごとく従来技術には乗り心地を維持したまま蛇行動を抑制し得る制御装置は出現していない現状に鑑みて、通常走行時の乗り心地を悪化させずに、高速走行時に発生する蛇行動を抑制し、安定限界速度を向上させることのできる鉄道車両台車の蛇行動制御装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の鉄道車両台車の蛇行動制御装置は、鉄道車両台車の台車枠と輪軸との間に設置して輪軸にヨー方向の制御力を発生させるための流体アクチュエータと、該輪軸の振動加速度を検知するセンサと、該センサからの検知信号に基づいてヨー角加速度を算出して前記輪軸に発生させるヨー方向の制御力信号を作成し、かつ前記流体アクチュエータを前後軸で同時に又は個別に制御する一つ又は二つの安定化制御器とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、この発明の蛇行動制御装置において、該安定化制御器は、最適レギュレータ理論によって得られるフィードバックゲインを用いて制御信号を求めることができる。
【0012】
【作用】
図1は、請求項1の発明により、前後輪軸を個別に制御する蛇行動制御装置の構成を示したものである。流体アクチュエータ10は、台車枠1と軸箱4との間に車軸2に対し垂直方向に設置され、輪軸7にヨー方向の制御力を発生させる。軸箱4にはセンサ13が取付けられ、輪軸7の左右方向およびヨー方向の振動を検知する。上記センサからの信号は安定化制御器14に入力され、輪軸7の運動を安定化させるための制御信号uFおよび制御信号uRを計算する。これらの制御信号は、制御弁15に入力され、上記流体アクチュエータ10をヨー方向に駆動する。
【0013】
図2は、請求項2の発明により、前後輪軸を一体に制御する蛇行動制御装置の構成を示したものである。この場合には、台車枠1を介して生じる前後輪軸間の干渉を考慮するために、台車枠1にもセンサ13を設置し、台車枠1の運動も考慮して設計した一つの安定化制御器14を用いている。
【0014】
図1あるいは図2における安定化制御器14の構成図を図3に示す。制御対象(図1の場合には輪軸7の運動、図2の場合には輪軸7および台車枠1の運動)の内部状態に注目して1式のようなモデルを作成する。
【0015】
【数1】
1式
【0016】
ここで、tは時間、x(t)は内部状態のベクトル、u(t)は制御信号のベクトル、y(t)はセンサ出力のベクトルである。
【0017】
上記モデルを基にして、安定化制御器14は2式に示すオブザーバ16と3式に示す状態フィードバック17から構成される。
【0018】
【数2】
2式
【0019】
3式
u(t)=FxE(t)
【0020】
オブザーバ16は、センサ出力y(t)から内部状態の推定値xE(t)を求めるものであり、行列Kは推定速度を決定するパラメータである。状態フィードバック17は上記オブザーバで得られた内部状態を用いて、制御対象を安定化させる制御信号u(t)を計算する。
フィードバックゲインFは、公知の制御理論である最適レギュレータ理論により得られる。すなわち、3式の状態フィードバックを行ったとき、内部状態x(t)と制御信号u(t)に関する下記4式の評価関数Jを最小にするフィードバックゲインFを採用する。
【0021】
【数3】
4式
ここで、行列Qおよび行列Rは適当な重みである。
【0022】
【実施例】
実施例1
請求項1の発明の実施による図1に示した前後輪軸を個別に制御する蛇行動制御装置に基づいて説明する。輪軸7の振動を検知するセンサとして、図4に示すように加速度計18を設置し、軸箱4の左右および前後方向の振動加速度aF1、aF2、aF3、aF4、aR1、aR2、aR3、aR4を検知する。
【0023】
上記センサ出力は、図5に示すようにA/D変換装置19でディジタル値に変換され、制御用コンピュータ20に入力される。この制御用コンピュータ20内では、先ずセンサ出力変換部21で下記5式に示す演算を行い、輪軸左右振動加速度aFL、aRLおよび輪軸ヨー角加速度aFY、aRYを計算する。
【0024】
5式
aFL=(aF1+aF2)/2
aRL=(aR1+aR2)/2
aFY=(aF3−aF4)/2b1
aRY=(aR3−aR4)/2b1
ただし、b1は輪軸7の中心から加速度計18までの距離である。上記の結果を用いて、安定化制御計算部22で輪軸7に発生させるヨー方向の制御力に相当する制御信号uFおよびuRを計算する。上記安定化制御計算部は2式および3式に示した安定化制御器14を下記6式および7式に示すようにディジタル化し、さらにソフトウェア化したものである。
【0025】
6式
xE(k+1)=DDxE(k)+BDu(k)+KDy(k)
7式
u(k)=FDxE(k)
ただし、k=0、1、2、…はディジタル化された時間を表す。
上記により求められた制御信号は、D/A変換装置23でアナログ値に変換された後、制御弁15に入力される。
【0026】
実施例2
請求項2の発明の実施による図2に示した前後輪軸を同時に制御する蛇行動制御装置に基づいて説明する。輪軸7および台車枠1の振動を検知するセンサとして、図6に示すように加速度計18を設置し、軸箱4の左右および前後方向の振動加速度aF1、aF2、aF3、aF4、aR1、aR2、aR3、aR4、更に、輪軸中心上における台車枠1の左右方向の振動加速度aF5、aR5を検知する。
【0027】
実施例1と同様に、上記センサ出力は、図7に示すようにA/D変換装置19でディジタル値に変換され、制御用コンピュータ20に入力される。この制御用コンピュータ20内では、先ずセンサ出力変換部21で下記8式に示す演算を行い、輪軸左右振動加速度aFL、aRLおよび輪軸ヨー角加速度aFY、aRY、更に台車中心上における台車左右振動加速度aTL、台車ヨー角加速度aTYを計算する。
【0028】
8式
aFL=(aF1+aF2)/2
aRL=(aR1+aR2)/2
aFY=(aF3−aF4)/2b1
aRY=(aR3−aR4)/2b1
aTL=(aF5+aF6)/2
aTY=(aF5−aF6)/2b2
【0029】
ただし、b2は台車中心から加速度計18までの距離である。上記の結果を用いて、安定化制御計算部22で輪軸7および台車枠1を安定化させるために発生させるヨー方向の制御力に相当する制御信号uFおよびuRを計算する。そして、上記で求めた制御信号は、D/A変換装置23でアナログ値に変換され、制御弁15に入力される。
【0030】
実施例3
請求項2の発明の実施による図2に示した前後輪軸を同時に制御する蛇行動制御装置に基づいた他の実施例について説明する。輪軸7と台車枠1の振動を検知するセンサとして、図6に示す加速度計18に図8に示す変位計24を追加し、軸箱4の左右および前後方向の振動加速度および輪軸中心上における台車枠1の左右方向の振動加速度aF1、aF2、aF3、aF4、aF5、aR1、aR2、aR3、aR4、aR5に加えて、軸箱4と台車枠1との間の左右および前後方向の相対変位dF1、dF2、dF3、dF4、dR1、dR2、dR3、dR4を検知する。
【0031】
実施例2と同様に、上記センサ出力は、図9に示すようにA/D変換装置19でディジタル値に変換され、制御用コンピュータ20に入力される。この制御用コンピュータ20内では、先ずセンサ出力変換部21で上記8式に加え、下記9式を使って左右相対変位dFL、dRLおよびヨー相対角度dFY、dRYを計算する。
【0032】
9式
dFL=(dF1+dF2)/2
dRL=(dR1+dR2)/2
dFY=(dF3−dF4)/2b3
dRY=(dR3−dR4)/2b3
【0033】
ただし、b3は台車中心から変位計24までの距離である。上記の結果を用いて、安定化制御計算部22で輪軸7および台車枠1を安定化させるために発生させるヨー方向の制御力に相当する制御信号uFおよびuRを計算する。この実施例では、上記安定化制御計算部において2式のオブザーバの代わりに下記10式に示す最小次元オブザーバを用いた。
【0034】
【数4】
10式
【0035】
最小次元オブザーバの特徴は、センサ出力の利用により状態推定の冗長度を減らせることであり、内部状態の数をn、センサ出力の数をmとすると、2式のオブザーバは(n−m)次元となる。したがって、制御計算量を減らすことができる。そして、上記で求めた制御信号は、D/A変換装置23でアナログ値に変換され、制御弁15に入力される。
【0036】
【発明の効果】
この発明は、通常走行時の乗り心地を悪化せずに、高速走行時に発生する蛇行動を抑制し、安定限界速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明により、前後輪軸を個別に制御する蛇行動制御装置の構成を示す説明図である。
【図2】請求項2の発明により、前後輪軸を同時に制御する蛇行動制御装置の構成を示す説明図である。
【図3】この発明の実施例で使用する安定化制御器の構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の実施例1における加速度計の配置を示す説明図である。
【図5】この発明の実施例1における制御計算のブロック図である。
【図6】この発明の実施例2における加速度計の配置を示す説明図である。
【図7】この発明の実施例2における制御計算のブロック図である。
【図8】この発明の実施例3における変位計の配置を示す説明図である。
【図9】この発明の実施例3における制御計算のブロック図である。
【図10】鉄道車両台車の基本構成を示す説明図で、Aは平面図、Bは正面図ある。
【図11】鉄道車両における輪軸の蛇行動を示す説明図である。
【図12】鉄道車両におけるヨーダンパの配置を示す説明図である。
【図13】従来の輪軸ヨー角度制御装置を有する鉄道車両台車の説明図である。
【符号の説明】
1 台車枠
2 車軸
3 車輪
4 軸箱
5 一次ばね
6 二次ばね
7 輪軸
8 車体
9 ヨーダンパ
10 流体アクチュエータ
11 記憶装置
12 制御器
13 センサ
14 安定化制御器
15 制御弁
16 オブザーバ
17 状態フィードバック
18 加速度計
19 A/D変換装置
20 制御用コンピュータ
21 センサ出力変換部
22 安定化制御計算部
23 D/A変換装置
24 変位計
F 状態フィードバックゲイン
K オブザーバの推定速度を決定するパラメータ行列
k ディジタル化した時間
aF1、aF2、aR1、aR2 軸箱の左右方向の振動加速度
aF3、aF4、aR3、aR4 軸箱の前後方向の振動加速度
aF5、aR5 輪軸中心上における台車枠の左右方向の振動加速度
aFL、aRL 輪軸左右振動加速度
aFY、aRY 輪軸ヨー角加速度
aTL 台車左右振動加速度
aTY 台車ヨー角加速度
dF1、dF2、dR1、dR2 軸箱と台車枠との間の左右方向の相対変位
dF3、dF4、dR3、dR4 軸箱と台車枠との間の前後方向の相対変位
uF、uR 制御信号
dFL、dRL 左右相対変位
dFY、dRY ヨー相対角度[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a snake behavior control device for a railway vehicle trolley that can suppress the snake behavior that is an unstable phenomenon peculiar to the railway vehicle trolley and can dramatically improve the stability limit speed of the railway vehicle.
[0002]
[Prior art]
Most railcar trolleys currently in use employ two-axis bogies, and there are many types of structures and parts, but the basic structure and configuration of the trolley are almost the same. It consists of a bogie frame, a swing pillow device, a spring device, a bearing shaft box, a shaft box support device, a wheel shaft, a basic brake device, and the like. As shown in FIGS. 10A and 10B, the basic structure of the carriage is constituted by a
[0003]
Therefore, the radius of the tread differs depending on the position of the tread contacting the rail, and the wheels become irregular due to wear. In addition, the two rails are subject to geometric errors from both the facilities and maintenance. Due to these reasons, the left and right centers of the wheels roll at a position deviated from the center of the track. In addition, the resistance received during rolling differs between the left and right wheels, causing slip on the tread, and one wheel travels more than the other or travels slower, so that the wheel has a delayed or advanced travel angle and the maximum value. On the contrary, the maximum value of the traveling angle of the advance or delay is reached and one cycle (indicated by the meandering wavelength L in FIG. 11) is completed. The transfer locus at the center of the wheel axis when this cycle is repeated draws a curve having a constant wavelength and amplitude, and becomes a so-called meandering orbit curve. Therefore, as the traveling speed of the railway vehicle increases, the frequency of the meandering of the wheel shaft increases and coincides with the natural frequency of the primary spring at a certain speed. As a result, the entire bogie will meander significantly, making it impossible to maintain stable travel of the railway vehicle. This phenomenon is called snake behavior, and the traveling speed at which snake behavior occurs is called the stability limit speed.
[0004]
As described above, snake behavior is essentially an unavoidable phenomenon, but it is possible to improve the stability limit speed. As a conventional method for improving the stability limit speed, a method of increasing the natural frequency by increasing the spring constant of the primary spring (shaft spring), or a vehicle body 8 and a
[0005]
Moreover, there is a railway vehicle (Japanese Patent Laid-Open No. 3-258655) with an wheel yaw angle control device as an invention made for the purpose of improving the riding comfort of the railway vehicle. As shown in FIG. 13, a
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Among the above-mentioned prior arts, the method of increasing the natural frequency by increasing the spring constant of the primary spring and the method of using a yaw damper can be easily realized and have the effect of suppressing the serpentine behavior. It becomes easier to convey as vibration, and the ride comfort during normal driving deteriorates.
On the other hand, “Railway Vehicle with Wheel Yaw Angle Control Device” disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-258655 is effective in improving riding comfort during normal driving, but effective in suppressing snake behavior that is an unstable phenomenon. It cannot be said.
[0007]
As described above, in view of the present situation that the control device capable of suppressing the snake behavior while maintaining the riding comfort has not appeared in the prior art, the present invention does not deteriorate the riding comfort during normal driving, and at the time of high speed driving. The present invention provides a snake behavior control device for a railway vehicle carriage that can suppress the generated snake behavior and improve the stability limit speed.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a snake behavior control device for a railway vehicle bogie according to the present invention is provided between a bogie frame of a railway vehicle bogie and a wheel shaft, and a fluid actuator for generating a control force in the yaw direction on the wheel shaft; A sensor for detecting the vibration acceleration of the wheel shaft, a yaw angular acceleration is calculated based on a detection signal from the sensor, and a control force signal in the yaw direction to be generated on the wheel shaft is generated. And one or two stabilization controllers that are controlled simultaneously or individually.
[0009]
Further, in the hunting oscillation control apparatus of the invention, the stabilization controller may determine the control signal using the feedback gain obtained by optimal regulator theory.
[ 0012 ]
[Action]
FIG. 1 shows the configuration of a snake behavior control device for individually controlling front and rear wheel axles according to the invention of
[ 0013 ]
FIG. 2 shows a configuration of a snake behavior control device for integrally controlling front and rear wheel shafts according to the invention of
[ 0014 ]
A configuration diagram of the
[ 0015 ]
[Expression 1]
1 set
[ 0016 ]
Here, t is time, x (t) is an internal state vector, u (t) is a control signal vector, and y (t) is a sensor output vector.
[ 0017 ]
Based on the above model, the
[ 0018 ]
[Expression 2]
2 sets
[ 0019 ]
Formula 3 u (t) = Fx E (t)
[ 0020 ]
The observer 16 obtains an estimated value x E (t) of the internal state from the sensor output y (t), and the matrix K is a parameter that determines the estimated speed. The
The feedback gain F is obtained by an optimal regulator theory that is a known control theory. That is, when the state feedback of the three formulas is performed, the feedback gain F that minimizes the evaluation function J of the following four formulas regarding the internal state x (t) and the control signal u (t) is employed.
[ 0021 ]
[Equation 3]
4 sets
Here, the matrix Q and the matrix R are appropriate weights.
[ 0022 ]
【Example】
Example 1
A description will be given based on the snake behavior control device for individually controlling the front and rear wheel shafts shown in FIG. 1 according to the embodiment of the present invention. As shown in FIG. 4, an
[ 0023 ]
The sensor output is converted into a digital value by the A /
[ 0024 ]
aRL = (a R1 + a R2 ) / 2
a FY = (a F3 -a F4 ) / 2b 1
aRY = (a R3 −a R4 ) / 2b 1
Here, b 1 is the distance from the center of the
[ 0025 ]
Formula 6 x E (k + 1) = D D x E (k) + B D u (k) + K D y (k)
Formula 7 u (k) = F D x E (k)
Here, k = 0, 1, 2,... Represents the digitized time.
The control signal obtained as described above is converted into an analog value by the D /
[ 0026 ]
Example 2
A description will be given based on the snake behavior control apparatus for simultaneously controlling the front and rear wheel shafts shown in FIG. As a sensor for detecting vibration of the
[ 0027 ]
As in the first embodiment, the sensor output is converted into a digital value by the A /
[ 0028 ]
Formula 8 a FL = (a F1 + a F2 ) / 2
a RL = (a R1 + a R2 ) / 2
a FY = (a F3 -a F4 ) / 2b 1
a RY = (a R3 −a R4 ) / 2b 1
a TL = (a F5 + a F6 ) / 2
a TY = (a F5 -a F6 ) / 2b 2
[ 0029 ]
Where b 2 is the distance from the center of the carriage to the
[ 0030 ]
Example 3
Another embodiment based on the snake behavior control apparatus for simultaneously controlling the front and rear wheel shafts shown in FIG. 2 according to the invention of
[ 0031 ]
As in the second embodiment, the sensor output is converted into a digital value by the A /
[ 0032 ]
Formula 9 d FL = (d F1 + d F2 ) / 2
d RL = (d R1 + d R2 ) / 2
d FY = (d F3 -d F4 ) / 2b 3
d RY = (d R3 −d R4 ) / 2b 3
[ 0033 ]
Here, b 3 is the distance from the center of the carriage to the
[ 0034 ]
[Expression 4]
10 formulas
[ 0035 ]
The feature of the minimum dimension observer is that the redundancy of state estimation can be reduced by using the sensor output. When the number of internal states is n and the number of sensor outputs is m, the two observers are (nm). It becomes a dimension. Therefore, the amount of control calculation can be reduced. The control signal obtained above is converted into an analog value by the D /
[ 0036 ]
【The invention's effect】
The present invention can suppress the snake behavior that occurs during high-speed driving and improve the stability limit speed without deteriorating the riding comfort during normal driving.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view showing a configuration of a snake behavior control device for individually controlling front and rear wheel axles according to the invention of
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a configuration of a snake behavior control device for simultaneously controlling front and rear wheel axles according to the invention of
FIG. 3 is a block diagram showing a configuration of a stabilization controller used in the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory view showing the arrangement of accelerometers in
FIG. 5 is a block diagram of control calculation in
FIG. 6 is an explanatory diagram showing the arrangement of accelerometers in
FIG. 7 is a block diagram of control calculation in
FIG. 8 is an explanatory view showing the arrangement of displacement meters in
FIG. 9 is a block diagram of control calculation in
FIGS. 10A and 10B are explanatory views showing a basic configuration of a railway vehicle bogie, in which A is a plan view and B is a front view.
FIG. 11 is an explanatory diagram showing a snake behavior of a wheel shaft in a railway vehicle.
FIG. 12 is an explanatory diagram showing the arrangement of a yaw damper in a railway vehicle.
FIG. 13 is an explanatory diagram of a railway vehicle bogie having a conventional wheel axis yaw angle control device.
[Explanation of symbols]
1
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1993
- 1993-01-07 JP JP01793493A patent/JP3778950B2/en not_active Expired - Lifetime
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