JP3778626B2 - 状態応答電気スイッチおよびその組立方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は一般的には流体圧応答電気スイッチおよび該スイッチの製作方法に関するものであり、より詳しくはそのようなスイッチをより信頼性があってスイッチ毎に変動性がより少ないものにすると同時により低コストで製作出来るようにするある特有の特徴に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
流体圧力をスナップ作動ダイヤフラムのような急速撓みアクチュエータの一方の側に導入して、該ダイヤフラムを所定の作動圧力値において第1の形状から第2の形状へと移動させ、別の非作動圧力値により復帰させることにより電気回路を流体圧力の値の変化に応答して開閉する装置は周知である。典型的には、運動伝達部材が前記アクチュエータ近傍に可動に装着されかつ運動をアクチュエータから電気スイッチの可動アームへと伝達するようにされている。
【0003】
当業界においてはそのようなスイッチの信頼性を改善すると同時にそれらのユニットコストを低減するというニーズが依然として存在している。改善が望まれている一つの分野は作動および非作動圧力レベルに対する設計仕様内でより確実に作動するスイッチを提供することに関するものである。装置毎に不変の作動および非作動を得るために該装置を調整乃至較正するための種々の従来技術装置が工夫されてきた。例えば、前記運動伝達部材の長さを選定してアクチュエータとスイッチの可動アームとの間の距離における変動を補償することが出来る。ある装置においては、前記可動スイッチアームは該アームを装着しているブラケットの角度を変化させることによって調節され得る。また、ある装置においては、スイッチの静止接点の位置は接点と整合したねじ付部材によって調整され得る。そのような装置は一般的にはそのような調節技術を用いることにより所望の仕様へともたらされ得るが、それらはある場合には部品を追加することによってまた他の場合には操作を加えることによってスイッチのコストを増大させてしまう。
【0004】
改善が所望されている別の分野は低コストでかつ大量生産技術に資する有効な環境シールを提供することである。種々のシーリング技術が従来技術に開示されており、それらは、米国特許第3816685号に示されるように、スイッチから延びる端子のまわりにエポキシ樹脂が充填されている状態でスイッチが配置されている外側ハウジングを用いることを含んでいる。この技術は有効ではあるものの、十分な硬化を許容するために組立時間が著しく長くなってしまう。加うるに、エポキシ樹脂が硬化している間の貯蔵スペースの問題や、硬化期間中にスイッチを保持するための特殊な保持装置が必要になるという問題もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は上記の従来技術の不利点を克服する状態応答電気スイッチを提供することである。本発明の別の目的は従来技術の方法よりも費用対効果の良いそのようなスイッチを組立てるための方法を提供することである。本発明の更に別の目的は改良された状態応答電気スイッチにして、従来技術のものよりも安価に製造出来、自動組立技術に特に適したものであり、かつ装置毎に一貫して設計仕様内で作動する電気スイッチを提供することである。本発明の別の目的はそのようなスイッチの精度を向上させ、以て圧力設定点の公差範囲がより厳しく特定されるのを可能にし、従来装置の適用が困難であった最終製品内に該スイッチを適用することを可能にすることである。
【0006】
手短かに言えば、本発明の好適実施例によれば、流体圧応答電気スイッチは第1端部において半径方向外向きに延びるフランジが形成されている第1の開口端部と、スイッチチャンバに通ずる第1および第2の孔を備えた反対側の第2の端部とを有する細長い全体的に円筒形のベースを有している。第1および第2の直径方向に対向して長手方向に延びるスロットが前記ベースの側壁のスイッチチャンバ部分内に形成され、それぞれ第1および第2のスイッチ端子を収納している。
【0007】
通常は開いているスイッチに対して、かみ合う可動接点の運動方向に対して選定された角度で配置された静止接点を装着している第1の端子がベース内に前記第1の開口端部を通して配置されて第1のスロット内に収納されている。長手方向軸線に沿っての端子の位置は端子の横方向に延びるタブの第1の表面とベースの台座表面との係合によって決定される。次に横方向に延びる可動接点アームを装着している第2の端子が前記第1の開口端部を通して配置されて第2のスロット内に収納される。この際第2の端子の長手方向軸線に沿っての位置は台座表面と係合する端子の横方向に延びるタブの対応する第1の表面によって決定される。
【0008】
ピンを収納する長手方向に延びる孔を備えたハブを有する運動伝達ピンガイド部材はベースの第1の開口端部内に収納される第1の円筒状壁部分を有している。この第1の円筒状壁部分は半径方向外向きに延びて第1および第2のシール座を形成する部分を備えており、そして第2の円筒状壁部分がベースから離れるように延びて該ベースの壁とほぼ整合した力伝達表面に達している。
【0009】
ピンガイド部材上に配置されたセンサ組立体は中央に配置されたピン収納孔を備えているディスク支持部材と、貫通する適当な流体収納孔を備えているディスクハウジングと、前記ディスク支持体およびディスクハウジング間にはさみ込まれたスナップ作動ディスクの如き1つまたはそれ以上の急速撓みアクチュエータとを有している。センサ組立体の部品は全てそれらの外側の全体として円形の周縁のまわりに溶接されて、モニタされているシステムの作動流体の漏出を防止する気密シールを形成している。
【0010】
第1および第2の可撓O−リングがそれぞれ第1および第2のシール座上に配置されており、そして運動伝達ピンがガイド部材およびディスク支持体の孔内に滑動可能に収納されている。前記ベース、ガイド部材、センサ組立体およびO−リングはベース上のフランジとセンサ組立体との間を延びるばね保持スリーブによって一緒に圧縮されており、ガイド部材は前記第1の表面に対向した横方向端子部分の第2の表面と係合して該端子部分を選定された長手方向位置において台座表面に対してロックしており、ガイド部材の力伝達表面は外側の溶接周縁部分を介してセンサ組立体と係合している。
【0011】
各々が絶縁層を有する第1および第2のワイヤリードには絶縁層上に収納された管状ガスケットと、ワイヤリードのそれぞれの被覆除去(stripped)端部に取付けられた雌型コネクタとが設けられている。前記ガスケットはベースの第2の端部のそれぞれ第1および第2の孔との締り嵌めを形成するよう選定された外径部分を有している。前記リードはそれぞれの第1および第2の孔内に挿入され、雌型コネクタはガスケットが孔内に挿入されて環境シールを形成するのと同時にそれぞれの端子部材の雄型コネクタ部分と電気的に係合する。
【0012】
図1に示される慣用のねじ付き取付部品の如き種々の取付部品が、モニタされるべき流体圧力源と協力するためにディスクハウジングに取付けられ得る。修整された実施例によれば、熱遮断取付部品が設けられており、それは細長い銅クラッドステンレス鋼管状部材からなっている。該部材はディスクハウジングに気密に取付けられるとともにろう付け、溶接などによって、そのような取付けにおいて通常必要とされる慣用ヒートシンクのニーズなしに気密冷凍システムの如きシステムに都合よく気密に取付けられる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1乃至図5を参照すると、本発明に従って製作された流体圧応答スイッチ10は全体として細長い管状ベース部材12を有しており、該部材12は長手方向軸線44を有するとともに、PBT、ポリブチルプテラフタレートの如き適当な電気絶縁材料から作られている。ベース部材12は第1の開口端部16から第1および第2の孔20,22を備えた第2の開口端部18へと延びている円筒状壁14を有しており、該孔20,22は長手方向軸線44と平行に延びてスイッチキャビティ24へと入り込んでいる。
【0014】
側壁14には前記ベース内で長手方向に延びる第1および第2のスロット26,28が形成されており、これらのスロットはベース12の開口端部16近傍の台座表面30から孔20,22の内側端部近傍の位置迄延びている。
【0015】
第1の端子34はスロット26内に滑動可能に収納された一対の側壁部材36を有している。これら側壁部材の各々は横方向に延びるタブ38を有しており、該タブ38は台座30と係合して端子のスロット26内への運動を規制している。通常は開いているスイッチ端子34内には静止電気接点40が設けられている。接点40は以下に議論する可動接点の運動の方向とほぼ直交する平面に関して選定された角度を以て配置された支持体42上に装着されている。端子34にはまた孔22内へ下向きに垂れ下がる雄型コネクタ部分46が形成されている。
【0016】
第2の端子48はスロット28内に滑動可能に収納された類似の一対の側壁部材50を有している。横方向に延びるタブ52は側壁部材50から延びており、台座30と係合してスロット28内の端子の動きを規制している。端子48には導電性可動ばね接点アーム54が設けられており、該アームは端子の一方の端部56において装着されており、その反対側端部において電気接点58を装着している。接点58は静止接点40と接触したりそれから外れたりの係合作用を行なうことが可能であり、接点アーム54は接点を接触離脱位置へと偏倚させるばね力を有している。端子48はまた雄型コネクタ部分60を有しており、該コネクタ部分は端子からベース部材12の孔20内へ下向きに垂れ下がっている。
【0017】
中央に配置されたハブ66を貫いて形成された長手方向に延びる孔64を備えた運動伝達ピンガイド部材62はベース12の開口端部16に装着されている。ガイド部材62は第1の円筒状壁部分68を有しており、該部分は半径方向に延びる壁70によってハブ66に接続された開口端部16内に滑動可能に嵌まっている。壁70はタブ38,52の頂部表面と係合して端子34,48をベース12の台座30に対してロックしている。円筒状壁68の反対側端部において、半径方向壁部分72は壁14の遠位端部部分上を外向きに延び、それぞれ相対する上側および下側表面上において第1および第2のシール座74,76を形成している。ベースの壁14の遠位端部には外向きに延びるフランジ80が形成されており、該フランジはベース12の長手方向軸線44と垂直な平面内に位置するシール座表面82を形成するとともに、以下に述べる保持スリーブのための突起部をも形成している。
【0018】
第2の円筒状壁部分84は壁部分72の外側部分から上向きに、すなわちベース部材12から離れる方向に延び、力伝達表面86として終結している。第1の可撓O−リング88がベース部材12の表面82とシール座76との間に収納されており、第2の可撓O−リング90がシール座74上に収納されている。
【0019】
センサ組立体92はスナップ作動ディスク(選定される数はモニタされるべき圧力レベルに依存している)のような1つまたはそれ以上の急速アクチュエータ要素94を有しており、該要素は中央に配置された孔98を備えたディスク支持プレート96と、104で示す周縁のまわりで溶接された流体収納オリフィス102を備えたディスクハウジング100との間にはさみ込まれている。前記ディスク、支持プレートおよびディスクハウジングは平面図において全体的に円形をなしており、円形溶接部分104は以下に述べる目的のために、円形力伝達部分86の直径よりも決して大きくない選定直径を有している。
【0020】
運動伝達ピン105を孔64内に配置した後、センサ組立体はピン105が支持プレート96の孔98内に収納された状態でガイド部材62の頂部へ配置される。
【0021】
良好なばね特性を有する材料から形成されたリテーナスリーブ106はその一端部がディスクハウジング100の頂部表面上に収納された内向きに突出する壁部分108を有しており、そしてディスクハウジングに選定された力がベース部材12に向う方向に加えられてリテーナスリーブ106の反対側端部は110においてフランジ80上にクリンプされており、スイッチの幾つかの部品を諸部品と一緒に互いに長手方向軸線に沿って所定の寸法関係にロックしている。
【0022】
スイッチが用いられるべき用途を考えて選定された形状を有する適当な取付部品112が既知の態様でディスクハウジング92に気密に取付けられる。図示のように、取付部品112は内側ねじ114と、慣用の六角形外面116とを有している。
【0023】
これ迄記述したように、スイッチ10は端子34,48をそれぞれのスロットに挿入し、次にガイド部材62およびピン105を関連するO−リング88,90とともにベース部材の開口端部16に配置することにより組立てられる。リテーナスリーブ106がセンサ組立体上に配置され、ディスクハウジングにはベースに向けて、例えば11.3kgf(25ポンド)の如きO−リングシールを変形させるのに十分な力が加えられる。この力はかくして溶接部分104を介してベースに対抗するよう力伝達表面86およびタブ38,52へと加えられ、以て端子がセンサ組立体とスイッチ組立体との間で不変の所定距離を保持した状態で予め選定された長手方向位置に配置されるのを保証する。リテーナスリーブが110においてクリンプされることにより、諸部品はばね力が壁部分108を介して加えられた状態でそれぞれの位置にロックされ、諸部品間のこの寸法的関係が保持される。センサ組立体、ピンガイド部材、端子およびベースの全てが長手方向軸線に沿って互いに対して所定位置に固定されるのを保証するために、前記O−リングを変形させるのに必要な力を十分超えた大きさの力が採用される。記載した実施例においては約34kgf(75ポンド)が適当な力であると判明している。
【0024】
力伝達部分86の直径がセンサ組立体の溶接部分104の直径よりも小さくないように選定することは、ディスクに較正シフトを生じさせるようなモーメントをディスク支持体に付与することを防止する。すなわち、もしも力が溶接部分の内側に伝達されると、ディスク支持体は変位し、センサ組立体の非作動圧力レベルに影響を及ぼすであろう。O−リング90を介して伝達される力は十分に低いので、それはセンサ組立体の較正に対して何らの顕著な影響も及ぼさない。
【0025】
前述したように、静止接点40は可動接点58の運動方向に対して選定された角度を形成する平面内に位置する支持体上に装着されている。選定される角度は前記可動接点アームが電気的に付勢された状態において完全に撓まされると接点が置かれている諸平面を平行状態にさせる角度である。このようにすることにより接点のヒートシンク特性が最適化され、可動ばね接点アームが完全に偏倚する以前の初期係合において接点平面が平行状態になっている慣用の構造のものとくらべて、より多くの接点材料を利用することが出来る。選定される特定の角度はアクチュエータの特性並びに可動ばね接点アームの設計に依存する。図示のごとく、前記角度は約10度である。
【0026】
図2、図3および図6を参照すると、それぞれ絶縁層122,124を有する第1および第2の電気リード118,120の各々にはそれぞれの雌型コネクタ126が設けられている。コネクタ126(図6参照)にはその一方の端部に第1の部分130aが設けられており、該部分130aはそれぞれのリードの金属部分上にクリンプされている。前記一方の端部は更にそれぞれのガスケット134上にクリンプされている第2の部分130bを有している。前記コネクタの反対側端部は雌型収納部分132へと形成されている。各リード上には全体的に管状の好ましくは弾性部材であるガスケット134が配置されており、該ガスケットは絶縁層122,124と密着して嵌まるように選定された直径を有する孔135を備えている。ガスケット134はベース部材12の孔20,22と締まり嵌めするように選定された外径を有している。図6では、ガスケット134は、コネクタが第2の部分130bを介して小さな直径部分137へクランプされている状態で図示されているが、例示の便宜上この特徴は図2および図3には示されていない。好ましくは、選定された直径を有する複数のリブ136がガスケットの外側周縁のまわりに形成されており、ガスケットとベース12との間に高圧力の界面を形成している。所望とあらば、(図示せぬ)リブを孔135内にも形成して、リードとガスケットとの間に高圧力界面を形成することも可能である。スイッチを組立てる際には、リードはそれぞれの孔20,22内に挿入され、この際前記孔のテーパ表面20a,22aはコネクタの全体的に角度の付いた側方部分133と協働してコネクタの角度位置を配向させるのに役立つ。雌型コネクタはガスケットから選定された距離だけ隔置されているが、この距離は雌型コネクタが、好ましくはガスケットが孔20,22内に挿入されるのと同時に雄型コネクタ部分46,60に収納されるように選定されており、それによりスイッチとの電気的接続を行なうと同時に、ガスケットをリードの絶縁層並びに孔20,22を画成しているベース12の表面の両者に対して押圧することにより環境シールを提供する。基本的には、コネクタ126とそれらのそれぞれのガスケット134との間の距離はそれぞれ雄型コネクタ部分46,60とそれぞれの孔22,20の外側端部との間の距離よりも小さい。通常は開いているスイッチが説明されているが、本スイッチの論理は接点40,58を可動接点54の反対側に配置することにより逆にされ得ることが理解されよう。その場合には可動接点アームを装着している端子は静止接点端子の挿入に先立ってベース内に挿入されるであろう。更に、ベース12内の孔および長手方向に延びるスロットの数はスイッチに要求される電気リードの数に依存することが理解されよう。例えば、単一極、ダブルスロースイッチに対しては、ベースには3つの孔と3つの長手方向スロットが設けられるであろう。
【0027】
図7を参照すると、改良された熱遮断取付部品が示されており、該取付部品は本スイッチ10がシールされた冷凍システムの如きシールされたシステムにおいて用いられるべき時に該スイッチに対して特に適している。取付部品140はクラッド金属から形成された全体として管状の細長い要素であり、該要素は冷凍システム内の銅取付部品への例えばろう付けの如き適当な方法による気密接続を容易化するための銅の外側層と、熱伝導性を減少させてろう付けプロセス中における慣用ヒートシンクに対するニーズを不要にするステンレス鋼の内側層とを有している。取付部品の端部142は製造時にスイッチ10に対して気密に取付けられる一方、端部144はその場で冷凍システムに取付けられる。取付部品140は熱応答スイッチや他の機能部品例えばソレノイド弁、逆転弁、熱交換器などのみならず圧力応答スイッチに対しても使用可能であり、従って本発明の範囲内に含まれることが認識されるであろう。
【0028】
以上に鑑みれば、本発明の前記幾つかの目的が達成されることおよび他の有利な結果が得られることが理解されるであろう。
【0029】
本発明の範囲から逸脱せずに前述の構造および方法においては多くの変更例がなされ得るから、上記の記述に含まれ、付図に示された全ての事項は例示のためであり決して限定のためのものではないことが意図されている。また前掲特許請求の範囲はそのような同等の変更例を本発明の精神および範囲内に当然に含んでいることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気リードを取付ける前の、本発明に従って製作された流体圧応答電気スイッチの断面図。
【図2】電気リードが取付けられた、本発明に従って製作されたスイッチのベースおよびピンガイド部材の斜視断面図。
【図3】端子が装着され電気リードが1つの端子に取付けた、図1および図2のベースの少し拡大された斜視断面図。
【図4】図1のスイッチのベースの斜視図。
【図5】図4のベースの一部切取られた斜視図。
【図6】コネクタのリードおよびガスケットへの取付けを示す電気リードの一部分の拡大横断面図。
【図7】図1および図2のスイッチとモニタされるべき流体圧システムとの間で用いられる熱遮断界面の縮小横断面図。
【符号の説明】
10 流体圧応答電気スイッチ
12 ベース
20,22 孔
30 台座
34,48 第1および第2の端子
26,28 スロット
38,52 タブ
62 ガイド部材
86 力伝達表面または部分
92 センサ組立体
118,120 電気リード
126 コネクタ
134 ガスケット
140 熱遮断取付部品
Claims (3)
- 状態応答電気スイッチにおいて、
長手方向軸線を有する細長い管状になったベース部材であって、スイッチキャビティと連通する第1の開口端部並びに前記スイッチキャビティと連通する第1および第2の孔を有する第2の端部を備えた壁と、前記第1の開口端部近傍で前記壁内に形成された横方向に延びる台座と、該台座から前記第1および第2の孔に向けて長手方向に延びる第1および第2の端子収納スロットと、これら第1および第2の端子収納スロット内にそれぞれ滑動可能に収納された第1および第2の端子にして、前記ベース部材の第1の開口端部から前記第2の端部に向けての運動を制限すべく前記台座上に支えられた横方向に延びるタブを有し、かつそれぞれ前記第1および第2の孔に向けて延びるコネクタ部分を有している第1および第2の端子と、前記第1および第2の端子のうちの一方の上に装着されていてこれら第1および第2の端子のうちの他方と電気的係合し又はその電気的係合から外れる動きをすることの出来る可動接点アームとを有する、ベース部材と、
前記ベース部材の第1の開口端部内に収納され、長手方向に延びた孔を有するガイド部材であって、該ベース部材の第2の端部から前記第1の開口端部へ向う方向の動きを防止すべく前記第1および第2の端子のタブと係合しているガイド部材と、
第1および第2の電気リードであって、電気絶縁層並びにこれら第1および第2の電気リードの端部にそれぞれ取付けられたコネクタと、これら第1および第2の電気リードの電気絶縁層上にそれぞれ支えられかつ前記ベース部材の第1および第2の孔との締り嵌めを形成するように選定した外径を備える全体的に管状になったガスケットとを有し、前記コネクタは、前記第1および第2の電気リードの前記第1および第2の孔内への挿入が前記第1および第2の端子のそれぞれのコネクタ部分との電気的接続をもたらすと同時に、前記ガスケットと前記それぞれの第1および第2の孔との間に環境シールが形成されるように、これらガスケットから選定された距離だけ隔置されている第1および第2の電気リードと、
前記ガイド部材上に装着されたセンサ組立体と、該ガイド部材の孔内に滑動可能に装着されかつ前記センサ組立体と前記可動接点アームとの間を延びる運動伝達部材とを有する状態応答電気スイッチ。 - 請求項1に記載の電気スイッチにおいて、前記ガスケットは各々が縮径部分を有しており、前記それぞれのコネクタはこの縮径部分にクリンプされていて該ガスケットが前記第1および第2の電気リードのうちの対応するものに対して軸方向に移動するのを防止する、状態応答電気スイッチ。
- 請求項1に記載の電気スイッチにおいて、前記ガスケットは弾性材料から形成され、これらガスケットの外周のまわりに延在する複数の円周リブを有する、状態応答電気スイッチ。
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