JP3778606B2 - 画質改善装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、両方向予測を用いた符号化方式により検出された信号の復号画像のレベル変動に基づき復号画質を改善する画質改善装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
表示される画像の画質を改善する手法として、これまで、何種類かの提案がなされている。
【0003】
第1の手法としては、表示装置に供給される電気信号上の雑音成分を、時空間的なフィルタを適応的に用いて除去するものであり、例えば、「直流加算型ノイズリデューサの提案とMUSEデコーダ動画処理用ノイズリデューサの開発」(和泉他、TV学会誌、vol.48, No.12, pp1553-1564 (1994) )に記載されているものが知られている。
【0004】
第2の手法はフリッカについてのものであり、被写体の照明として蛍光灯が用いられた場合、TV(television)カメラ出力の電気信号において、空間的に同一の位置を与える信号の時間的な変動を検出して、時間的な変動を補正し、フリッカを除去するものである。このような手法は、例えば、「テレビジョン信号の蛍光灯フリッカー除去装置」(大塚他、NHK 技研月報、vol.27, No.12, pp.501-506 )に記載されたものが知られている。
【0005】
第3の手法は種類の異なるモニタ間のガンマ特性のばらつきを補正するものである。これは、ガンマ特性が例えば投射型と直視型でかなり異なり、表示上、階調特性に影響を及ぼすので、ガンマ特性の違いを「逆ガンマ:再ガンマ」という過程により補正するものである。このような手法としては、「ハイビジョンディスプレイの階調特性と画質の検討」(近藤、金澤、1992年テレビジョン学会年次大会5-8 )に記載されたものが知られている。
【0006】
フリッカは種々の原因で発生するが、電気信号上で検出し得るものであれば、上記第2の手法により検出し補正することができるが、そうでない場合は、補正することができなかった。例えば、時間的に連続するフレームの画像間での空間解像度差が平均輝度レベル差にふりかわる場合には、補正することができなかった。通常、CRT等の表示装置では、ガンマ特性があるので、電気信号と光信号のレベルの間には線形な関係がなく、このため、電気信号レベルでは平均値が同じでも、高周波信号が存在することにより、光信号レベルでは、平均値が異なる結果になりうる。
【0007】
このようなフリッカの原因となる空間解像度の時間的な変化が起こる例としては、両方向予測を用いた符号化方式の復号画像の表示がある。データ圧縮方式として、時間軸上の前後の画像と無関係に当該画像内で完結するデータ圧縮方式および時系列順に予測を行なう一方向予測による圧縮方式が知られている。前者の圧縮符号化構造としては、Iピクチャ(Intra coded Pictures)が、後者の予測符号化構造としては、Pピクチャ(Predictive coded Pictures) がある。Iピクチャは直接映像信号をDCT(discrete cosine transform)したフレーム内符号化画像であり、圧縮率が最も低く、復号化する際、他のピクチャを参照することなく再生することができる。Pピクチャは時間的に過去のピクチャ(IピクチャまたはPピクチャ)からのみ前方向予測してフレーム間符号化したピクチャである。図4(a)に示すように、Iピクチャを周期的に配置し、ランダム・アクセス、早送り再生等の特殊再生機能に対応させている。図4(a)にNで示す複数のピクチャによりGOP(Group of Pictures) という1つのグループを構成する。
【0008】
しかし、この一方向予測では、時間的に前のフレームからの予測しか行なえないので、未来を予測、例えば、物体の移動に伴って見えてくるアンカバード部を予測することができなかった。
【0009】
未来を予測することができるデータ圧縮方式としては、MPEG(Moving Picture Experts Group)ビデオの符号化方式が知られている。この符号化方式により符号化された画像は、IピクチャおよびPピクチャの他に、Bピクチャ(Bidirectionally Predictive coded Pictures) がある。Bピクチャは過去と未来の両方から予測してフレーム間符号化したものである。MPEG方式では、1つのPピクチャまたはIピクチャと1つ以上の所定数のBピクチャより構成される図4(b)中にMで表わされる画像単位の繰り返しにより符号化画像が構成されている。
【0010】
図4(b)に示す符号化の例では、IピクチャとPピクチャの間に、Bピクチャが2枚ある。両方向の予測が用いられるBピクチャでは、時間的に前のフレームからの予測画像と、時間的に後ろのフレームからの予測画像と、さらにこれら2つの予測画像の平均画像(内挿予測)が選択的に用いられる。このため、前のフレームからの予測しか行なえないPピクチャに比べてより高精度な予測が行われる。上述したアンカバード部は、時間的に後ろのピクチャから予測可能であり、アンカバード部の問題は両方向予測では事実上存在しない。また、内挿予測を用いる場合、補償精度が一方向の動き補償の精度以上になる上、変形のような補償不可能な動きがある場合も位相の近似度の高い予測画像を得ることができる(図5参照)。
【0011】
このため、多くの画像においてはBピクチャでは内挿予測が用いられる確率が高い。ただし、内挿予測では位相がずれた画像の平均をとることになるため、一方向からの予測画像に比べて空間解像度が落ちることになる。変形を伴わない動きに対して、動き補償が理想的に行われた場合、この平均をとる2画像の位相差はたかだか補償精度の大きさである。しかし、現実には、動き推定の不完全性により本来の補償精度より大きくなることがあり、変形を伴う画像の場合、大きな位相差が存在する可能性がある。従って、Bピクチャの予測画像の空間解像度はPピクチャの空間解像度より低く、その低下の程度は上述したように動き、変形に依存するため一様ではない。
【0012】
両方向予測では、BピクチャはPピクチャと違って他のフレームの予測に用いられることがないので、Bピクチャに歪みがあっても他のフレームには影響はない。また、上述したように両方向予測の予測効率は高いので、Bピクチャでは同じ歪み量を達成するのに必要な情報量はPピクチャより少なくてすむことになる。従って、Bピクチャに対し割り当て情報量を少なくし、その分IピクチャやPピクチャへの割当を増やすという、効率的な情報量制御を行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、同時に、このような情報量制御により、Bピクチャの高周波成分の伝送に情報量割当がなされなくなり、結果としてBピクチャの解像度が他のピクチャタイプより低くなることになる。
【0014】
通常、CRT等の表示装置ではガンマ特性があるため、電気信号レベルと光信号レベルの間には線形な関係がなく、光信号レベルでは平均値が異なる。その結果、電気信号レベルでは平均値が同じでも、高周波信号が存在した場合、時間的に連続するフレームの画像間での空間解像度差が平均輝度レベル差にふりかわり、光信号の平均輝度レベルが時間的に変動し、フリッカが発生する。
【0016】
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し、フリッカを抑制して復号画質を改善することができる画質改善装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、時間的に過去の信号のみを予測信号とする1つの一方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像と、時間的に過去および未来の信号を予測信号とする1つ以上の所定数の両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像と、を1単位として該単位を繰り返すとともに、周期的に、前記一方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像を、フレーム内またはフィールド内符号化画像と置換した復号画像信号に対してガンマ補正変換を行う第1信号処理手段と、該第1信号処理手段によりガンマ補正変換が行われた復号画像信号において、フレーム内またはフィールド内符号化画像と、一方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像と、両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像と、のそれぞれのフレームまたはフィールド内の平均輝度を求める第1平均値処理手段と、該第1平均値処理手段により得られた前記画像単位内に含まれる所定数の両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像のそれぞれの平均輝度の算術平均値と、前記第1平均値処理手段の処理により得られた一方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の平均輝度との差分か、又は、前記算術平均値と、前記第1平均値処理手段の処理により得られたフレーム内またはフィールド内符号化画像の平均輝度との差分か、のいずれか一方を出力する差分出力手段と、該差分出力手段により出力された差分を、前記第1平均値処理手段により求められた両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の前記所定数の復号画像信号の平均輝度に、それぞれ加算する前記所定数と同数の第1加算手段と、該第1加算手段により得られた信号に対しそれぞれ逆ガンマ補正変換を行う前記所定数と同数の第2信号処理手段と、前記両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の復号画像信号に対して、フレームまたはフィールド内の平均電気信号レベルを求める第2平均値処理手段と、該第2平均値処理手段の処理により得られた前記所定数の両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の平均電気信号レベルと、前記第2信号処理手段による信号処理により得られた信号と、の差分をそれぞれ出力する前記所定数と同数の第2差分出力手段と、該第2差分出力手段により出力された差分を、前記所定数の両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の復号画像信号に対してそれぞれ画素ごとに加算する前記所定数と同数の第2加算手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。第1の実施の形態は、画像単位内に含まれる両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の所定数が1つである場合である。すなわち、図1に示す画質改善装置には、図示しないデコーダから、2フレーム周期で、ピクチャタイプがPピクチャ、Bピクチャの復号フレームが供給され、Iピクチャタイプのフレームが所定の周期で供給されている。このIピクチャタイプのフレームは、リフレッシュ時に、Pピクチャタイプのフレームに代えて供給される。デコーダは内部処理でピクチャタイプを参照しており、デコーダからピクチャタイプ信号を取り出すことができる。出力タイミング信号はPピクチャタイプまたはIピクチャタイプのフレームの出力タイミングでONする制御信号である。
【0021】
このようにPピクチャ、Bピクチャタイプのフレームが供給される場合の画質改善装置は、レベル変動検出部とレベル変動抑制部により構成されている。
【0022】
レベル変動検出部は、第1信号処理手段としてのガンマ特性回路101と、第1平均値処理手段としての1フレーム平均計算回路102と、差分出力手段を構成する1フレーム遅延回路103および差分回路107と、ラッチ108とを有する。
【0023】
ガンマ特性回路101は図示しないデコーダからの復号フレーム信号を疑似光信号に変換するものである。1フレーム平均計算回路102はガンマ特性回路101からの疑似光信号に基づき、1フレームに1度、当該フレームの平均輝度を計算し、平均輝度信号を生成するものである。1フレーム遅延回路103は、1フレーム平均計算回路102からの平均輝度信号を1フレーム分だけ時間遅延させるものである。差分回路107は1フレーム平均計算回路102からの平均輝度信号と、1フレーム遅延回路103からの平均輝度信号の差分を出力し、BピクチャタイプのフレームとPピクチャタイプのフレームの平均輝度差、すなわち、フリッカレベルを表す平均輝度差信号(電気信号)を出力するものである。ラッチ108は出力タイミング信号に応じて、2フレームに1回、差分回路107からの平均輝度差信号をラッチし、外部に供給するものである。
【0024】
レベル変動抑制部は、第1加算手段としての加算回路109と、第2信号処理手段としての逆ガンマ特性回路111と、第2平均値処理手段としての1フレーム平均計算回路113と、第2差分出力手段としての差分回路122と、第2加算手段を構成する1フレーム遅延回路116とスイッチ118と加算回路120を有する。
【0025】
加算回路109は差分回路107からの平均輝度差信号と、1フレーム平均計算回路102からのBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号を加算するものである。逆ガンマ特性回路111は加算回路109からの信号に対して逆ガンマ変換して、補正平均電気信号レベルを計算するものである。1フレーム平均計算回路113は、フレームごとに、デコーダからの復号フレーム信号から、当該フレームの平均輝度を計算し、フレーム平均電気信号を生成するものである。差分回路122は1フレーム平均計算回路113からのBピクチャタイプのフレームの平均電気信号と、逆ガンマ特性回路111からの補正平均電気信号との差分をとり、平均値補正用差分電気信号を生成するものである。スイッチ118は出力タイミング信号により2フレームに1回閉成される。1フレーム遅延回路116は復号フレーム信号を1フレーム分だけ時間遅延するものである。加算回路120は1フレーム遅延回路116からのBピクチャタイプの復号フレーム信号と、差分回路122からスイッチ118を介して得られた平均値補正用差分電気信号とを画素ごとに加算して、Bピクチャタイプの画質改善復号フレーム信号を生成するものである。
【0026】
次に、レベル変動検出部の動作を説明する。図示しないデコーダからの復号フレーム信号は、ガンマ特性回路101により疑似光信号に変換され、得られた疑似光信号に基づき、当該フレームの平均輝度信号が、1フレーム平均計算回路102により、1フレームに1度計算される。得られた平均輝度信号は、1フレーム遅延回路103により、順次、1フレーム分遅延される。1フレーム遅延回路103からPピクチャタイプのフレームの平均輝度信号が出力されるタイミングにおいて、1フレーム平均計算回路102からはBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号が出力される。
【0027】
ついで、1フレーム平均計算回路102からのBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号と、1フレーム遅延回路103からのPピクチャタイプのフレームの平均輝度信号との差分が、差分回路107により出力され、BピクチャタイプのフレームとPピクチャタイプのフレームの平均輝度差、すなわち、フリッカレベルが出力される。このフリッカレベルは、2フレームに1回出力される出力タイミング信号によりラッチ108にラッチされる。
【0028】
次に、レベル変動抑制部の動作を説明する。図示しないデコーダから復号フレーム信号は、レベル変動抑制部の1フレーム平均計算回路113と1フレーム遅延回路116にも入力される。1フレーム平均計算回路113に入力された復号フレーム信号に基づき、1フレーム平均計算回路113により、1フレームに1度、フレーム平均電気信号レベルが計算される。
【0029】
また、レベル変動抑制部には、上述したレベル変動検出部から平均輝度差信号と平均輝度信号が入力される。すなわち、平均輝度差信号が差分回路107から加算回路109に入力され、平均輝度信号が1フレーム平均計算回路102から加算回路109に入力される。そして、平均輝度差信号と平均輝度信号が加算回路109により加算され、補正平均輝度レベルが生成され、加算回路109からの補正平均輝度レベルに基づき、逆ガンマ特性回路111により補正平均電気信号レベルが計算される。そして、逆ガンマ特性回路111からの補正平均電気信号レベルと、1フレーム平均計算回路113からのBピクチャタイプのフレーム平均電気信号レベルとの差分を表す平均値補正用差分電気信号が差分回路122により出力される。
【0030】
他方、1フレーム遅延回路116により、Bピクチャタイプのフレームが1フレーム分遅延され加算回路120に供給開始されてから、1フレームの時間だけ、スイッチ118が閉成される。従って、レベル変動検出部からフリッカ信号が出力されるタイミングで、差分回路122からの平均値補正用差分電気信号がスイッチ118を介して加算回路120に供給され、平均値補正用差分電気信号は、1フレーム遅延回路116により1フレーム分遅延されたBピクチャタイプの復号フレーム信号と加算回路120により画素ごとに加算され、補正されたBピクチャタイプの画質改善復号フレーム信号が出力される。
【0031】
Pピクチャタイプのフレームは、スイッチ118が2フレームに1回だけしか閉成されないので、1フレーム遅延回路116から補正されずに出力される。
【0032】
よって、空間解像度の低下した復号画像信号に対して、平均レベル変動に相当するDCシフトを行うことができ、空間解像度の変動に起因するフリッカを抑制することできる。
【0033】
<第2の実施の態様>
図2は本発明の第2の実施の形態を示す。第2の実施の形態は、画像単位内に含まれる両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の所定数が2つである場合である。これは典型的なMPEG信号の復号画像に適用した例である。図2には、画質改善装置とMPEGデコーダを図示してあり、画質改善装置は、レベル変動検出部と、レベル変動抑制部により構成されている。
【0034】
MPEGデコーダ200は、図3に示すように、3フレーム周期で、ピクチャタイプがPピクチャ、Bピクチャ、Bピクチャの順で復号フレームを供給している。リフレッシュ時には、Pピクチャタイプのフレームに代えてIピクチャタイプのフレームを供給する。MPEGデコーダ200は内部処理でピクチャタイプを参照しており、ピクチャタイプ信号を取り出すことができる。
【0035】
レベル変動検出部は、第1信号処理手段としてのガンマ特性回路201と、第1平均値処理手段としての1フレーム平均計算回路202と、差分出力手段を構成する1フレーム遅延回路203および204と、加算回路205と、1/2回路206と、差分回路207と、ラッチ208とを有する。
【0036】
ガンマ特性回路201はMPEGデコーダ200からの復号フレーム信号を疑似光信号に変換するものである。1フレーム平均計算回路202はガンマ特性回路201からの疑似光信号に基づき、1フレームに1度、当該フレームの平均輝度を計算するものである。1フレーム遅延回路203は1フレーム平均計算回路202からの平均輝度信号を1フレーム分だけ遅延させるものである。加算回路205は1フレーム平均計算回路202からの平均輝度信号と、1フレーム遅延回路203からの平均輝度信号を加算するものである。1/2回路206は加算回路205により加算して得られた平均輝度信号から算術平均を求めるものである。1フレーム遅延回路204は1フレーム遅延回路203からの平均輝度信号を1フレーム分だけ遅延させるものである。差分回路207は1/2回路206からの平均輝度信号の算術平均値と、1フレーム遅延回路204からの平均輝度の差分を表す平均輝度差信号を出力するものである。ラッチ208は差分回路207からの平均輝度差信号をMPEGデコーダ200からの信号に応じて3フレームに1度ラッチするものである。
【0037】
レベル変動抑制部は、第1加算手段としての一方の加算回路209と、第2信号処理手段としての一方の逆ガンマ特性回路211と、第2平均値処理手段としての1フレーム平均計算回路213と、1フレーム遅延回路214と、第2差分出力手段としての一方の差分回路222と、第1加算手段としての他方の加算回路210と、第2信号処理手段としての他方の逆ガンマ特性回路212と、第2差分出力手段としての他方の差分回路223と、第2加算手段を構成するスイッチ217および218と、1フレーム遅延回路215,216,221と、加算回路219,220とを有する。第1加算手段、第2信号処理手段、第2差分出力手段、第2加算手段は3フレーム周期に含まれるBピクチャのフレーム数に対応して、それぞれ2つずつ設けられている。なお、1フレーム遅延回路221は説明の便宜上図2に記載したものであって、第2加算手段の構成要素として必須のものではない。
【0038】
加算回路209は差分回路207からの平均輝度差信号と、1フレーム遅延回路203からの平均輝度信号とを加算するものである。逆ガンマ特性回路211は加算回路209からの信号に基づき補正平均電気信号レベルを計算するものである。加算回路210は差分回路207からの平均輝度差信号と、1フレーム遅延回路202からの平均輝度信号とを加算するものである。逆ガンマ特性回路212は加算回路210からの信号に基づき補正平均電気信号レベルを計算するものである。
【0039】
1フレーム平均計算回路213はMPEGデコーダ200からの復号フレーム信号に基づき、1フレームに1度、当該フレームの平均輝度を計算するものである。1フレーム遅延回路214は1フレーム平均計算回路213からのフレーム平均電気信号を1フレーム分だけ遅延させるものである。
【0040】
差分回路222は1フレーム遅延回路214からのBピクチャタイプのフレームの平均電気信号と、逆ガンマ特性回路211からの補正平均電気信号との差分を出力し、平均値補正用差分電気信号を生成するものである。差分回路223は1フレーム平均計算回路213からのBピクチャタイプのフレームの平均電気信号と、逆ガンマ特性回路212からの補正平均電気信号との差分をとり、平均値補正用差分電気信号を生成するものである。
【0041】
1フレーム遅延回路215はMPEGデコーダ200からの復号フレーム信号を1フレーム分遅延させるものである。加算回路219は1フレーム遅延回路215からのBピクチャタイプの復号フレーム信号と、差分回路223からスイッチ217を介して得られる平均値補正用差分電気信号を画素ごとに加算するものである。1フレーム遅延回路216は加算回路219からの信号を1フレーム分遅延させるものである。220は加算回路であり、1フレーム遅延回路216からのBピクチャタイプの復号フレーム信号と、差分回路222からスイッチ218を介して得られた平均値補正用差分電気信号とを加算するものである。1フレーム遅延回路221は加算回路220からの信号を1フレーム分遅延させるものである。
【0042】
次に、レベル変動検出部の動作を説明する。MPEGデコーダ200からの復号フレーム信号は、ガンマ特性回路201により疑似光信号に変換され、得られた疑似光信号に基づき、当該フレームの平均輝度が、1フレーム平均計算回路202により、1フレームに1度計算される。得られた平均輝度信号は、1フレーム遅延回路203、204により、順次、1フレーム分遅延される。1フレーム遅延回路204からPピクチャタイプのフレームの平均輝度信号が出力されるタイミングにおいて、1フレーム平均計算回路203からPピクチャタイプのフレームに引き続くBピクチャタイプのフレーム(以下、1枚目のBピクチャタイプのフレームという)の平均輝度信号が出力され、1フレーム遅延回路202から、1枚目のBピクチャタイプのフレームの次のBピクチャタイプのフレーム(以下、2枚目のBピクチャタイプのフレームという)の平均輝度信号が出力される。
【0043】
ついで、1フレーム平均計算回路202からの2枚目のBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号と、1フレーム遅延回路203からの1枚目のBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号が、加算回路205により加算され、1/2回路206により、2つのBピクチャタイプのフレームの輝度平均が計算される。1/2回路206からの輝度算術平均値と、1フレーム遅延回路204からのPピクチャタイプのフレームの平均輝度との差分が、差分回路207により出力され、BピクチャタイプのフレームとPピクチャタイプのフレームの平均輝度差、すなわち、フリッカレベルを表す平均輝度差信号が出力される。
【0044】
このような計算が成り立つタイミングは、Pピクチャタイプのフレームの平均輝度信号が1フレーム遅延回路204から出力されるときであり、3フレームに1度発生する。図3に示したこのタイミング信号はMPEGデコーダ200からラッチ208に供給される。差分回路207からのフリッカ信号はこのラッチ208を介して外部に供給される。
【0045】
次に、レベル変動抑制部の動作を説明する。MPEGデコーダ200から復号フレーム信号が、レベル変動抑制部の1フレーム平均計算回路213と1フレーム遅延回路215に入力される。
【0046】
1フレーム平均計算回路213に入力された復号フレーム信号に基づき、1フレーム平均計算回路213により、1フレームに1度、当該フレームの平均輝度が計算され、フレーム平均電気信号が出力される。得られたフレーム平均電気信号は1フレーム遅延回路214により1フレーム分遅延される。
【0047】
また、レベル変動抑制部には、上述したレベル変動検出部から、差分回路207からの平均輝度差信号と、1フレーム遅延回路203からの1枚目のBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号と、1フレーム平均計算回路202からの2枚目のBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号が入力される。そして、差分回路207からの平均輝度差信号と、1フレーム遅延回路203からの1枚目のBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号は、加算回路209により加算され、1枚目のBピクチャタイプのフレームの補正平均輝度レベルを表す補正平均輝度信号が生成される。また、差分回路207からの平均輝度差信号と、1フレーム平均計算回路202からの2枚目のBピクチャタイプのフレームの平均輝度信号は、加算回路210により加算され、2枚目のBピクチャタイプのフレームの補正平均輝度レベルを表す補正平均輝度信号が生成される。
【0048】
加算回路209からの補正平均輝度信号に基づき、逆ガンマ特性回路211により1枚目のBピクチャタイプのフレームの補正平均電気信号レベルが計算される。逆ガンマ特性回路211からの補正平均電気信号レベルと、1フレーム遅延回路214からの1枚目のBピクチャタイプのフレーム平均電気信号レベルとの差分(平均値補正用差分)が差分回路222により出力される。一方、加算回路210からの補正平均輝度信号に基づき、逆ガンマ特性回路212により2枚目のBピクチャタイプのフレームの補正平均電気信号レベルが計算される。逆ガンマ特性回路212からの補正平均電気信号レベルと、1フレーム平均計算回路213からの2枚目のBピクチャタイプのフレーム平均電気信号レベルとの差分(平均値補正用差分)が差分回路223により出力される。
【0049】
他方、1枚目のBピクチャタイプのフレームが1フレーム遅延回路216により1フレーム分遅延され加算回路220に供給開始され、しかも、この供給開始に同期して、1フレーム遅延回路215により、2枚目のBピクチャタイプのフレームが1フレーム分遅延され加算回路219に供給開始されてから、1フレームの時間だけ、スイッチ218とスイッチ217が同時に閉成される。従って、レベル変動検出部からフリッカレベルを表す平均輝度差信号が出力されるタイミングで、差分回路222からの平均値補正用差分電気信号がスイッチ218を介して加算回路220に供給され、1フレーム遅延回路216により1フレーム分遅延された1枚目のBピクチャタイプの復号フレーム信号と加算され、Bピクチャタイプのフレームが補正される。なお、スイッチ217,218は3フレームに1回しか閉成されないので、1枚目のBピクチャタイプの復号フレーム信号は加算回路219では何も加算されずに1フレーム遅延回路216に入力されている。他方、レベル変動検出部からフリッカレベルを表す平均輝度差信号が出力されるタイミングで、差分回路223からの平均値補正用差分電気信号がスイッチ217を介して加算回路219に供給され、1フレーム遅延回路215により1フレーム分遅延された2枚目のBピクチャタイプの復号フレーム信号と加算され、Bピクチャタイプのフレームが補正される。このタイミングで、1フレーム遅延回路221からPピクチャタイプのフレームが出力されることになる。このPピクチャタイプのフレームは、スイッチ217,218が3フレームに1回だけしか閉成されないので、1フレーム遅延回路221から補正されずに出力されることになる。よって、空間解像度の変動に起因するフリッカが低減されることになる。
【0050】
画像単位内に含まれる両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の所定数が3つ以上である場合についても、第2の実施の形態と同様に本発明に係る画質改善装置を構成できることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、上記のように構成したので、主観的に目立つ、画質劣化であるフリッカの除去、低減を行うことができ、従って、表示される復号画像の画質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図3】出力タイミング信号とピクチャタイプとの関係を示す説明図である。
【図4】時間方向の予測構造としての一方向予測と両方向予測を説明するための説明図である。
【図5】両方向予測の中の内挿予測を説明するための説明図である。
【符号の説明】
101 ガンマ特性回路
102,113 1フレーム平均計算回路
103,116 1フレーム遅延回路
107,122 差分回路
108 ラッチ
109,120 加算回路
111 逆ガンマ特性回路
118 スイッチ

Claims (1)

  1. 時間的に過去の信号のみを予測信号とする1つの一方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像と、時間的に過去および未来の信号を予測信号とする1つ以上の所定数の両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像と、を1単位として該単位を繰り返すとともに、周期的に、前記一方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像を、フレーム内またはフィールド内符号化画像と置換した復号画像信号に対してガンマ補正変換を行う第1信号処理手段と、
    該第1信号処理手段によりガンマ補正変換が行われた復号画像信号において、フレーム内またはフィールド内符号化画像と、一方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像と、両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像と、のそれぞれのフレームまたはフィールド内の平均輝度を求める第1平均値処理手段と、
    該第1平均値処理手段により得られた前記画像単位内に含まれる所定数の両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像のそれぞれの平均輝度の算術平均値と、前記第1平均値処理手段の処理により得られた一方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の平均輝度との差分か、又は、前記算術平均値と、前記第1平均値処理手段の処理により得られたフレーム内またはフィールド内符号化画像の平均輝度との差分か、のいずれか一方を出力する差分出力手段と、
    該差分出力手段により出力された差分を、前記第1平均値処理手段により求められた両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の前記所定数の復号画像信号の平均輝度に、それぞれ加算する前記所定数と同数の第1加算手段と、
    該第1加算手段により得られた信号に対しそれぞれ逆ガンマ補正変換を行う前記所定数と同数の第2信号処理手段と、
    前記両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の復号画像信号に対して、フレームまたはフィールド内の平均電気信号レベルを求める第2平均値処理手段と、
    該第2平均値処理手段の処理により得られた前記所定数の両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の平均電気信号レベルと、前記第2信号処理手段による信号処理により得られた信号と、の差分をそれぞれ出力する前記所定数と同数の第2差分出力手段と、
    該第2差分出力手段により出力された差分を、前記所定数の両方向型フレーム間またはフィールド間予測符号化画像の復号画像信号に対してそれぞれ画素ごとに加算する前記所定数と同数の第2加算手段と
    を備えたことを特徴とする画質改善装置。
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