JP3777363B2 - 回転角検出装置および電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータの出力軸の回転角をレゾルバの出力信号に基づいて検出する回転角検出装置と、その回転角検出装置を用いた電動パワーステアリング装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
下記特許文献に記載された回転角検出装置のレゾルバは、固定周波数発振器が発生する一定周期の2相正弦波により励磁される一対の励磁巻線と、回転子の回転角に応じた出力を発生する検出巻線とを備えており、検出巻線の出力と前記2相正弦波との乗算値の倍調成分をローパスフィルタで濾波した2相信号の比であるtanθに基づいて回転子の回転角θを検出するようになっている。
【0003】
【特許文献】
特公昭59−13708号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、レゾルバの出力信号から算出したtanθからモータの出力軸の回転角θをマップ検索する場合、回転角θの必要な分解能を確保するにはtanθのデータを細かい間隔で持つ必要がある。tanθのデータを一定の間隔で持つと、回転角θの絶対値が0°に近い領域では分解能が低くなり、回転角θの絶対値が90°に近い領域では分解能が高くなる。従って、回転角θの絶対値が0°に近い領域で必要な分解能が得られるようにtanθのデータの間隔を設定すると、回転角θの絶対値が90°に近い領域で分解能が必要以上に高くなり、データ量の増加によりマイクロコンピュータのコストが増加する問題がある。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、レゾルバの出力信号から算出したtanθからモータの出力軸の回転角θを検索するマップのデータ量を削減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、モータの出力軸の回転角θに応じてレゾルバが出力するcosθ信号およびsinθ信号からtanθを算出し、tanθの値をtanθ→θ変換マップに適用して回転角θを検索する回転角検出装置において、前記tanθ→θ変換マップは、回転角θの絶対値が小さい領域ほどtanθの間隔が小さく設定されていることを特徴とする回転角検出装置が提案される。
【0007】
上記構成によれば、リゾルバの出力信号から算出したtanθからモータの出力軸の回転角θを検出するtanθ→θ変換マップが、回転角θの絶対値が小さい領域ほどtanθの間隔が小さく設定されているので、回転角θの全ての領域で必要な分解能を確保しながら、tanθ→θ変換マップのデータ量を削減してコストダウンに寄与することができる。
【0008】
また請求項2に記載された発明によれば、ドライバーのステアリング操作をアシストするブラシレスモータに請求項1に記載の回転角検出装置を設け、回転角検出装置で検出した出力軸の回転角θに基づいてブラシレスモータへの通電を制御することを特徴とする電動パワーステアリング装置が提案される。
【0009】
上記構成によれば、電動パワーステアリング装置のブラシレスモータへの通電を回転角検出装置で検出した出力軸の回転角θに基づいて制御するので、回転角検出装置のコストダウンにより電動パワーステアリング装置のコストダウンを図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図10は本発明の第1実施例を示すもので、図1は電動パワーステアリング装置の全体斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は回転角センサの構造を示すブロック図、図4は回転角センサのマイクロコンピュータの計算フローを示すブロック図、図5は回転角θと傾きtanθとの関係を示す図、図6は回転角θと傾きtanθとの関係を示すグラフ、図7は傾きtanθから回転角θを算出する処理の説明図、図8は回転角算出処理のフローチャート、図9は回転角速度ωから回転角θの補正値を検索するマップを示す図、図10は回転角補正処理のフローチャートである。
【0012】
図1および図2に示すように、自動車のステアリングホイール11と一体に回転するステアリングシャフト12と、ラック・ピニオン式のステアリングギヤボックス13と一体のギヤケーシング14から延びるピニオンシャフト15とが、一対の自在継ぎ手16,17および連結軸18を介して接続される。ステアリングギヤボックス13から左右に延びるタイロッド19,19が、図示せぬナックルを介して左右の前輪WL,WRに接続される。
【0013】
ギヤケーシング14と、その上面にボルト20…で固定されたカバー21とに、ボールベアリング22,23を介してピニオンシャフト15が回転自在に支持される。ギヤケーシング14からステアリングギヤボックス13の内部に突出するピニオンシャフト15の下端にピニオン24が設けられており、このピニオン24がステアリングギヤボックス13の内部に左右スライド自在に支持されたステアリングロッド25に形成したラック26に噛み合っている。
【0014】
ギヤケーシング14にアクチュエータとしてのブラシレスモータ27が支持されており、ブラシレスモータ27の出力軸28に設けたウオーム29がピニオンシャフト15に設けたウオームホイール30に噛み合っている。従って、ブラシレスモータ27のトルクはウオーム29およびウオームホイール30を介してピニオンシャフト15に伝達される。
【0015】
パワーステアリング装置の電子制御ユニットUには、ステアリングホイール11に入力される操舵トルクを検出する操舵トルクセンサ31と、車速を検出する車速センサ32と、ブラシレスモータ27の出力軸28の回転角を検出する回転角センサ33と、ブラシレスモータ27を流れる実電流を検出する電流センサ34とが接続され、これらのセンサ31〜34からの信号に基づいて電子制御ユニットUはブラシレスモータ27の作動を制御する。
【0016】
具体的には、ドライバーがステアリングホイール11を操作することにより発生した操舵トルクを操舵トルクセンサ31が検出すると、その操舵トルクが目標操舵トルクに一致するようにブラシレスモータ27に目標電流を供給し、ブラシレスモータ27の出力トルクでドライバーのステアリング操作をアシストする。このとき、車両の低速走行状態ではステアリング操作が軽くなり、車両の高速走行状態ではステアリング操作が重くなるように、車速センサ32で検出した車速に応じて前記目標操舵トルクが補正される。ブラシレスモータ27に目標電流を供給するとき、電流センサ34でブラシレスモータ27を流れる実電流を検出し、その実電流が目標電流に一致するようにフィードバック制御が行われる。
【0017】
ブラシレスモータ27は複数のコイルを有するステータと、永久磁石を有するロータとを備えており、ロータの回転角(つまり永久磁石の磁極位置)に応じて複数のコイルに対する三相交流の供給を切り換える必要があり、そのためにロータの回転角がレゾルバを用いた回転角センサ33で検出される。ブラシレスモータ27の出力軸28の回転角が回転角センサ33により精度良く検出されるほど、ブラシレスモータ27を効率よく駆動して消費電力の削減、出力トルクの増加、作動音の低減およびトルクリップルの低減が可能になる。
【0018】
次に、図3〜図10に基づいて回転角センサ33の構造を説明する。
【0019】
ブラシレスモータ27に設けられた周知のレゾルバ41は、一次巻線42と、位相を90°異ならせて配置した二つの二次巻線43,44とを備える。電子制御ユニットUに設けられたマイクロコンピュータ45が出力する矩形波は、バンドパスフィルタ46を通過して正弦波に変換され、更に増幅器47を通過して正弦波の基準信号E1 sinωtとなって一次巻線42に入力される。その結果、二つの二次巻線43,44には、ブラシレスモータ27の出力軸28の回転角θ(つまりロータの回転角)に応じた第1の出力信号E2 sinωtcosθと、第2の出力信号E2 sinωtsinθとが出力される。
【0020】
マイクロコンピュータ45には、基準信号ER1-R2 =E1 sinωtが差動アンプ48を経て入力され、また二つの二次巻線43,44の第1の出力信号ES1-S3 =E2 sinωtcosθおよび第2の出力信号ES2-S4 =E2 sinωtsinθがそれぞれ差動アンプ49,50を経て入力される。基準信号ER1-R2 および第1、第2の出力信号ES1-S3 ,ES2-S4 は、それぞれ中点補正手段51,52,53で振幅の中点が共通の所定電圧(例えば2.5V)になるように補正される。
【0021】
続いて、乗算器54で基準信号ER1-R2 および第1の出力信号ES1-S3 を乗算した後に、ローパスフィルタ55を通過させて倍調成分を除去することで、cos出力電圧Ecosθを出力する(E=E1 E2 /2)。同様にして、乗算器56で基準信号ER1-R2 および第2の出力信号ES2-S4 を乗算した後に、ローパスフィルタ57を通過させて倍調成分を除去することで、sin出力電圧Esinθを出力する(E=E1 E2 /2)。そして除算器58で、sin出力電圧をcos出力電圧で除算することで、tanθ(=Esinθ/Ecosθ)を算出する。
【0022】
続いて、tanθ(傾き)→θ(回転角)変換マップ59を用いて、tanθをそれに対応するブラシレスモータ27の出力軸28の回転角θに変換する。
【0023】
【表1】
【0024】
表1はtanθ→θ変換マップ59を示すもので、回転角θの分解能は例えば10°に設定される。この場合、10個の回転角θ=0°,10°,20°…80°,90°に対応して10個の傾きtanθが設定されているが、図5および図6から明らかなように、回転角θを0°から90°まで一定値である10°間隔で変化させても、傾きtanθの間隔は一定値にならず、回転角θの増加に応じて急激に増加する。例えば、回転角θが10°の場合と20°の場合との傾きtanθの差は0.18に過ぎないが、回転角θが60°の場合と70°の場合との傾きtanθの差は1.02に達している。
【0025】
従って、tanθ→θ変換マップ59において、傾きtanθの間隔が一定値になるように設定すると、回転角θが小さい領域では回転角θの分解能が粗くなって検出精度が低下する問題があり、回転角θが大きい領域では回転角θの分解能が必要以上に細かくなってマップのデータ量が大きくなる問題がある。それに対して、本実施例では回転角θの絶対値が小さい領域では傾きtanθのデータ間隔を細かくし、回転角θの絶対値が大きい領域では傾きtanθのデータを粗くすることで、傾きtanθのデータ量を必要最小限に抑えながら、回転角θの全ての領域で一定の分解能を確保している。
【0026】
図7から明らかなように、tanθのグラフは180°周期であるため、ブラシレスモータ27の出力軸28が1回転する間に、つまり−180°≦回転角θ≦180°の範囲で、傾きtanθは2度同じ値を取ることになる。例えばtanθ=1になる回転角θは、θ=−135°およびθ=45°の二つになり、回転角θが一義的に決まらないことになる。そこで、cos出力電圧およびsin出力電圧の符号の正負に応じて、傾きtanθから回転角θを360°の範囲で一義的に決める必要がある。以下、その手順を図7および図8を参照して説明する。
【0027】
先ず、ステップS1でEsinθ/Ecosθにより傾きtanθの値を算出する。この傾きtanθの値は−∞<tanθ<∞の範囲内にあり、ステップS2でtanθ<0であれば、つまり図7のA領域(90°<θ<180°)あるいはC領域(−90°<θ<0°)であれば、ステップS3で傾きtanθの値を負値から正値に変換し、フラグG TANを「0」にセットする。一方、前記ステップS2で0≦tanθであれば、つまり図7のB領域(0≦θ≦90°)あるいはD領域(−180°≦θ<≦90°)であれば、ステップS4でフラグG TANを「1」にセットする。そしてステップS5でtanθ→θ変換マップ59を用いて傾きtanθから回転角θを検索する。このように、傾きtanθが負値であれば、それを正値に変換してから回転角θをマップ検索するので、tanθ→θ変換マップ59を傾きtanθが正値の領域だけに設定すれば良くなり、tanθ→θ変換マップ59のデータ量を小さくすることができる。
【0028】
続くステップS6でフラグG TANが「0」であってtanθ<0であれば、ステップS7で、tanθ→θ変換マップ59から検索した回転角θの符号を反転して実際の符号の回転角θを算出する。続くステップS8でcosθ>0であば、つまり図7のB領域およびC領域であれば、ステップS13で回転角θをそのまま出力する。一方、前記ステップS8でcosθ>0でなく、かつステップS9でsinθ>0であれば、つまり図7のA領域であって回転角θが負値であれば、ステップS10で回転角θ+πを回転角θとし、ステップS13でその回転角θを出力する。また前記ステップS8でcosθ>0でなく、かつ前記ステップS9でsinθ>0でなく、かつステップS11でsinθ<0であれば、つまり図7のD領域であって回転角θが正値であれば、ステップS12で回転角θ−πを回転角θとし、ステップS13でその回転角θを出力する。このように、sinθおよびcosθの符号に基づいて回転角θが図7のA〜Dの領域の何れにあるかを考慮することで、傾きtanθの値に基づいて−180°≦回転角θ≦180°の範囲で回転角θを一義的に決定することができる。
【0029】
ところで、基準信号ER1-R2 および第1の出力信号ES1-S3 の乗算値をローパスフィルタ55で濾波して倍調成分を除去することでcos出力電圧Ecosθを生成する際に、ローパスフィルタ55の作用で回転角θに位相のずれが発生する。同様に、基準信号ER1-R2 および第2の出力信号ES2-S4 の乗算値を乗算器56で濾波して倍調成分を除去することでsin出力電圧Esinθを生成する際に、ローパスフィルタ57の作用で回転角θに位相のずれが発生する。
【0030】
図9に示すように、ブラシレスモータ27の出力軸28の回転角速度ωと回転角θの位相のずれとは1対1の関係にあることから、ブラシレスモータ27の回転速度を検出すれば回転角θの位相の補正値を算出することができる。即ち、図4のモータ回転速度検出手段60でブラシレスモータ27の回転速度を検出し、モータ回転方向検出手段61でブラシレスモータ27の回転方向を検出し、補正値算出手段62で図9のマップを用いて回転角θの補正値を算出し、加算器63でtanθ→θ変換マップ59が出力する生の回転角θに補正値を加算して補正後の回転角θを出力する。
【0031】
上記作用を図10のフローチャートに基づいて更に説明する。
【0032】
先ず、ステップS21でブラシレスモータ27の出力軸28の回転角の前回値θ1を保存し、ステップS22で出力軸28の回転角の今回値θを算出し、ステップS23で今回値および前回値の差θ−θ1として回転角の変化量を算出する。そしてステップS24で回転角の変化量を制御周期で除算して出力軸の回転角速度ωを算出する。
【0033】
続くステップS25で回転角速度ωが負値であれば、ステップS26で回転角速度ωの符号を正値に反転するとともに、フラグG ωを「0」にセットし、逆に前記ステップS25で回転角速度ωが正値であれば、ステップS27でフラグG ωを「1」にセットする。そしてステップS28で回転角速度ωを図9のマップに適用して回転角θの補正値を検索する。このように負値の回転角速度ωを正値に変換することで、図9のマップを正値の回転角速度ωに対してだけ設定すればよくなり、マップのデータ量を削減することができる。
【0034】
続くステップS29でフラグG ωが「1」であって回転角θが正値であれば、ステップS30で補正前の回転角θに補正値を加算して補正後の回転角θを算出し、ステップS29でフラグG ωが「0」であって回転角θが負値であれば、ステップS31で補正前の回転角θから補正値を減算して補正後の回転角θを算出する。
【0035】
以上のように、高価なレゾルバデジタルコンバータを使用することなく、ブラシレスモータ27の出力軸28の回転角θを精度良く検出できるので、回転角センサ33のコストダウンに寄与することができる。
【0036】
次に、図11および図12に基づいて本発明の第2実施例を説明する。第2実施例の構成要素のうち、第1実施例の構成要素に対応するものには、第1実施例と同じ符号を付して重複する説明を省略する。
【0037】
差動アンプ48から基準信号ER1-R2 =E1 sinωtが入力されたサンプルタイミング生成回路64は、前記基準信号ER1-R2 に応じたサンプルタイミング信号を出力する。サンプルタイミング信号が入力されたサンプルホールド回路65,66は、二つの二次巻線43,44の第1の出力信号ES1-S3 =E2 sinωtcosθおよび第2の出力信号ES2-S4 =E2 sinωtsinθを前記サンプルタイミング信号に同期してサンプルホールドする。そしてサンプルホールド回路65,66の出力をそれぞれローパスフィルタ67,68で濾波し、高周波成分を除去してE2 cosθおよびE2 sinθとした後(図12参照)、マイクロコンピュータ45の中点補正手段52,53で振幅の中点が共通の所定電圧(例えば2.5V)になるように補正することで、cos出力電圧Ecosθおよびsin出力電圧Esinθを生成する。その後の作用は、上述した第1実施例と同様である。
【0038】
この第2実施例によれば、第1実施例の作用効果に加えて、第1実施例でマイクロコンピュータ45内で行っている処理の一部をマイクロコンピュータ45外で行うことで、マイクロコンピュータ45の負荷を軽減することができる。
【0039】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0040】
例えば、請求項1に記載された発明は、電動パワーステアリング装置以外の任意の用途のモータ適用することができ、しかもそのモータはブラシレスモータに限定されるものではない。
【0041】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、リゾルバの出力信号から算出したtanθからモータの出力軸の回転角θを検出するtanθ→θ変換マップが、回転角θの絶対値が小さい領域ほどtanθの間隔が小さく設定されているので、回転角θの全ての領域で必要な分解能を確保しながら、tanθ→θ変換マップのデータ量を削減してコストダウンに寄与することができる。
【0042】
また請求項2に記載された発明によれば、電動パワーステアリング装置のブラシレスモータへの通電を回転角検出装置で検出した出力軸の回転角θに基づいて制御するので、回転角検出装置のコストダウンにより電動パワーステアリング装置のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動パワーステアリング装置の全体斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】回転角センサの構造を示すブロック図
【図4】回転角センサのマイクロコンピュータの計算フローを示すブロック図
【図5】回転角θと傾きtanθとの関係を示す図
【図6】回転角θと傾きtanθとの関係を示すグラフ
【図7】傾きtanθから回転角θを算出する処理の説明図
【図8】回転角算出処理のフローチャート
【図9】回転角速度ωから回転角θの補正値を検索するマップを示す図
【図10】回転角θ補正処理のフローチャート
【図11】第2実施例に係る回転角センサの構造を示すブロック図
【図12】第2実施例に係る回転角センサのマイクロコンピュータの回路を示すブロック図
【符号の説明】
27 ブラシレスモータ(モータ)
28 出力軸
41 レゾルバ
59 tanθ→θ変換マップ
Claims (2)
- モータ(27)の出力軸(28)の回転角θに応じてレゾルバ(41)が出力するcosθ信号およびsinθ信号からtanθを算出し、tanθの値をtanθ→θ変換マップ(59)に適用して回転角θを検索する回転角検出装置において、
前記tanθ→θ変換マップ(59)は、回転角θの絶対値が小さい領域ほどtanθの間隔が小さく設定されていることを特徴とする回転角検出装置。 - ドライバーのステアリング操作をアシストするブラシレスモータ(27)に請求項1に記載の回転角検出装置を設け、回転角検出装置で検出した出力軸(28)の回転角θに基づいてブラシレスモータ(27)への通電を制御することを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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