JP3774536B2 - 熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法およびその装置 - Google Patents

熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法およびその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3774536B2
JP3774536B2 JP07928997A JP7928997A JP3774536B2 JP 3774536 B2 JP3774536 B2 JP 3774536B2 JP 07928997 A JP07928997 A JP 07928997A JP 7928997 A JP7928997 A JP 7928997A JP 3774536 B2 JP3774536 B2 JP 3774536B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
laser beam
rolled steel
hot
laser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07928997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10272585A (ja
Inventor
基 城戸
勝宏 南田
博之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP07928997A priority Critical patent/JP3774536B2/ja
Publication of JPH10272585A publication Critical patent/JPH10272585A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3774536B2 publication Critical patent/JP3774536B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シートバーやスラブなどの熱間圧延鋼片をレーザビームにより突合せ溶接する方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シートバーやスラブなどの鋼片の熱間圧延では、先行鋼片の後端部と後行鋼片の先端部とを接合することが行われている。これら熱間圧延鋼片は、厚みが20〜50mm、幅が600〜1200mm程度である。熱間圧延鋼片の温度は1000℃前後である。
【0003】
この熱間圧延鋼片の接合方法の一つとして、先行鋼片の後端面と後行鋼片の先端面とを突き合わせ、突合せ部に沿って仮付け溶接し、引き続き仮付け溶接部およびその近傍を鋼片厚み方向に圧下して両鋼片を接合する方法が周知である。仮付け溶接にレーザ溶接が用いられることも知られている。たとえば、W094/6838号公報には、圧延中の先行圧延材の後端と後行圧延材の先端とを突き合わせた後、突合せ部をレーザビームにより溶接して連続圧延を行う方法が開示されている。また、レーザ溶接においては溶接部に金属添加を行うことにより溶接開先部の被接合面に凹凸がある場合においても良好な溶接部が得られることも知られている。たとえば、この例としては特開昭58−184082号公報などで開示された技術がある。レーザ溶接は、レーザ発振器よりレーザビームを平面ミラー、または曲率を持ったミラーにより導波し、レンズまたは凹面ミラーによりレーザビームを円形に集光してエネルギ密度を高くして溶接を行う。なお、鋼片の先端部及び後端部は走間シャーなどで切断し、接合面を形成する。
【0004】
鋼片の接合面は、後続の圧延工程で破断しない十分な接合強度を備えていなければならない。この必要溶接断面積は鋼材の開先線に沿った断面積の少なくとも約30%が必要である。このため、突合せ部溶接に用いるレーザビームの位置精度、およびレーザビーム集光径は非常に制限のあるものであった。必要位置精度の例としては45 kW レーザを用いた場合、約0.5mmである。レーザビーム集光径については、少なくとも約10%の精度が必要とされる。しかし、熱間圧延工程では加工点が約1000℃であるので、レーザ発振器をその輻射熱から保護するため加工点から最低20m 以上通常は50m 程度離すことが必要である。このため、伝送ミラーを設定することが機械精度的に非常に困難であり、また、この必要伝送光路においても、導波媒体である空気の温度(屈折率)を完全に均一とすることが非常に困難である。このため導波されたレーザビームが、ミラー部品の歪み、および空気の屈折率の違いによる曲がりによって大きく目的の加工点より外れ、レーザ溶接を不可能とする問題があった。また、空気の屈折率の違いによりレーザビーム径が導波中に変化し、レーザビーム集光点におけるレーザ集光径が大きく変化し、所望のレーザエネルギ密度が得られる範囲(約10%)を超えることも問題であった。特に、これらの問題点は熱間圧延ラインの動作状況によって変わり得るので、事前に調整を行うことが不可能であるという問題もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、熱間圧延ラインにおける上記レーザ溶接の問題点を解決するものであって、レーザビーム伝送光学系および伝送空間の熱による光学的歪みにかかわりなく溶接レーザを溶接位置に正確に伝送すること、および溶接位置でレーザビームを所要の集光径で集光することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法は、溶接レーザビームを溶接レーザ発振器から伝送光路を介して溶接位置に伝送し、伝送光路中に配置したビーム伝送調整手段を調整して溶接レーザビームを溶接加工点に照射し、熱間圧延鋼片を突合せ溶接する方法において、熱間圧延鋼片を溶接作業位置に搬入する前に、前記レーザビームを参照レーザビームに切替えて前記伝送光路を介して溶接位置に伝送し、溶接位置に隣接する位置での参照レーザビームの照射位置と集光像を2次元イメージセンサで検出し、集光像に基づいて所定の演算で参照レーザビームの溶接加工点からの照射位置のずれを求めて、参照レーザビームが前記溶接加工点を照射するように前記ビーム伝送調整手段を調整し、ついで熱間圧延鋼片を溶接作業位置に搬入し、直前に通過した熱間圧延鋼片による熱影響を補正し、突合せ溶接する。
【0007】
この発明の他の熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法は、溶接レーザビームを溶接レーザ発振器から伝送光路を介して溶接位置に伝送し、伝送光路中に配置したビーム伝送調整手段を調整して溶接レーザビームを溶接加工点に照射し、熱間圧延鋼片を突合せ溶接する方法において熱間圧延鋼片を溶接作業位置に搬入する前に、前記レーザビームを参照レーザビームに切替えて前記伝送光路を介して溶接位置に伝送し、溶接位置に隣接する位置での参照レーザビームの照射位置と集光像を2次元イメージセンサで検出し、集光像に基づいて前記照射位置にける参照レーザビームのビーム集光径の目標との偏差を求めて、参照レーザビームが溶接加工点で目標ビーム集光径となるように伝送光路中に配置したビーム集光径調整手段を調整し、ついで熱間圧延鋼片を溶接作業位置に搬入し、直前に通過した熱間圧延鋼片による熱影響を補正し、突合せ溶接する。
【0008】
この発明の熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法では、レーザビーム伝送光学系および伝送空間(空気)の熱による光学的歪みが解消され、溶接レーザビームを正確に溶接加工点に、あるいは所要のビーム集光径で照射することができる。なお、上記いずれの熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法においても、参照レーザビームを用いて照射位置およびビーム集光径を調整するが、溶接レーザビームと参照レーザビームとは同じ伝送光路を同軸または互いに平行に伝送される。したがって、参照レーザビームで調整しても、溶接レーザビームは所要のビーム集光径で溶接加工点に照射される。また、熱による伝送空間の光学的歪みの変化はそれほど早くないため、照射位置およびビーム集光径をレーザ溶接直前に補正すれば十分である。
【0009】
この発明の熱間圧延鋼片の突合せ溶接装置は、溶接レーザ発振器と、ベンディング角度が調整可能なレーザミラーを有し、溶接レーザビームを溶接位置に伝送するビーム伝送手段と、レーザミラーの角度を調整するミラー角度調整手段とを備えた熱間圧延鋼片突合せ溶接装置において、参照レーザビーム発振器と、前記溶接レーザビームを参照レーザビームに切替えるためのレーザ切替え手段と、前記ビーム伝送手段を介して溶接位置に伝送された参照レーザビームの、溶接位置に隣接する位置での照射位置と集光像を検出する2次元イメージセンサと、2次元イメージセンサで検出した集光像に基づき、所定の演算で参照レーザビームの溶接加工点からの照射位置のずれを求める画像処理装置と、照射位置のずれに基づき前記ミラー角度調整手段を制御するビーム照射位置制御手段とを備えている。
【0010】
この発明の他の熱間圧延鋼片突合せ溶接装置は、溶接レーザ発振器と、ベンディング角度が調整可能なレーザミラーを有し、溶接レーザビームを溶接位置に伝送するビーム伝送手段と、レーザミラーの角度を調整するミラー角度調整手段とを備えた熱間圧延鋼片突合せ溶接装置において、前記溶接レーザビームを参照レーザビームに切替えるためのレーザ切替え手段と、前記ビーム伝送手段を介して溶接位置に伝送された参照レーザビームの、溶接位置に隣接する位置での照射位置と集光像を検出する2次元イメージセンサと、2次元イメージセンサで検出した集光像に基づき照射位置にけるビーム集光径の目標からの偏差を求める画像処理装置と、前記ビーム伝送手段の伝送光路に設けられたビーム集光径変更手段と、前記ビーム集光径の偏差に基づいて前記ビーム集光径変更手段を制御するビーム集光径制御手段とを備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の突合せ溶接方法を実施するレーザ突合せ溶接装置の構成の一例を示している。レーザ突合せ溶接装置は、溶接レーザ発振器11および参照レーザ発振器13を備えている。溶接レーザはCO2 レーザであり、参照レーザはHe−Neレーザである。溶接レーザ発振器11の出側にビーム切替えベンディングミラー15が配置されている。溶接レーザ発振器11から出た溶接レーザビームLW は伝送光路Pに直交し、参照レーザ発振器13から出た参照レーザビームLR は伝送光路Pに平行に入射する。溶接レーザ発振器11の出側に配置されたレーザ切替えベンディングミラー15は、伝送光路Pに出入可能である。レーザ切替えベンディングミラー15が伝送光路Pに進入したときは、溶接レーザビームLW は伝送光路Pに沿って溶接位置に伝送される。レーザ切替えベンディングミラー15が、伝送光路Pから後退したときは、参照レーザビームLR が伝送光路Pに沿って溶接位置に伝送される。
【0012】
伝送光路Pを形成するビーム伝送手段21は、第1ベンディングミラー23、ビーム径変更ボックス25、第2ベンディングミラー37、ベンディング角度調整可能な第3ベンディングミラー43、および集光レンズ47とから構成されている。第3ベンディングミラー43および集光レンズ47は、後述の溶接加工ヘッド41に取り付けられている。この伝送光路Pを経由する伝送距離は、レーザ発振器11、13を熱間圧延鋼片1、3その他の輻射熱より保護するため最低20m 以上とすることが望ましい。
【0013】
ビーム径変更ボックス25は、図2に示す固定レンズ27と可動レンズ28とを備えている。上記レンズ27、28を、図3に示すように固定凹面鏡30と可動凹面鏡32としてもよい。可動レンズ28には、リニアモータを含むレンズ移動機構35が連結されている。第3ベンディングミラー43は、サーボモータを含む回転駆動機構45が連結されている。
【0014】
溶接加工ヘッド41は、上記第3ベンディングミラー43と集光レンズ47とを備えている。溶接加工ヘッド41は、移動装置(図示しない)により溶接線5に沿って移動可能である。
【0015】
溶接位置に隣接して、光センサボックス51が配置されている。光センサボックス51は、図4に示すようにハウジング52の窓53の直下にフィルタ55が配置されており、フィルタ55は周囲からのノイズとなる光を除去する。ハウジング52内に2次元イメージセンサ57が内蔵されている。2次元イメージセンサ57は、窓53から入射した参照レーザビームLR を検出する。光センサボックス51には、画像処理装置61および制御装置63が信号線59を介して接続されている。
【0016】
上記のように構成された装置において、熱間圧延鋼片1、3を溶接作業位置に搬入する前に、参照レーザビームLR の照射位置を溶接加工点に一致させるとともに、ビーム集光径を所要の大きさとする。このために、参照レーザビームLRを前記伝送光路Pを介して溶接位置に伝送し、2次元イメージセンサ57で参照レーザビームLR の照射位置および集光像を検出し、その結果は画像処理装置61に出力される。画像処理装置61では、参照レーザビームLR の集光像からその重心位置を演算し、溶接加工点からのずれを求める。溶接加工点からのずれは、制御装置63に出力される。制御装置63は画像処理装置61からの信号に基づき、第3ベンディングミラー43の回転駆動機構45に操作信号を出力する。図5に示すように、第3ベンディングミラー43は回転して照射位置が溶接加工点に一致する。ついで、画像処理装置61は溶接加工点でのビーム集光径と参照ビーム集光径の目標ビーム集光径からの偏差を求め、その結果を制御装置63に出力する。制御装置63は画像処理装置61からの信号に基づき、ビーム径変更ボックス25のレンズ移動機構35に操作信号を出力する。レンズ移動機構35は可動レンズ28を変位させ、溶接加工点でのビーム集光径を目標の大きさとする。図2(a)は可動レンズ28が基準位置にある場合を示している。固定レンズ27と可動レンズ28との間隔を大きくすると、図2(b)に示すようにビーム集光径は小さくなる。また、間隔を小さくすると図2(c)に示すようにビーム集光径は大きくなる。
【0017】
上記のように調整された状態では、レーザビーム伝送系に熱歪みはなく、参照レーザビームLR の重心は2次元イメージセンサ57の中心に位置している。また、ビーム集光径は焦点径(最小径)となっている。
【0018】
上記調整が終わると、熱間圧延鋼片1、3を溶接作業位置に搬入し、先行の熱間圧延鋼片1の後端部と後行の熱間圧延鋼片3の先端部とを突き合わせる。ついで、熱間圧延鋼片1、3の輻射熱で変化した伝送光学系による照射位置およびビーム集光径の変動を、上記と同じ方法で修正する。照射位置およびビーム集光径の再調整が終了すると直ちに溶接線5に沿ってレーザ溶接を行う。照射位置およびビーム集光径の熱影響による補正は、熱間圧延鋼片1、3ごとに、または必要に応じて行う。
【0019】
この発明の突合せ溶接方法は、熱間圧延鋼片どうしの仮付け溶接に適用することができる。また、上記レーザ突合せ溶接装置において、複数の伝送ミラーについて角度調整可能としてもよく、固定レンズを省略して1個の可動レンズでビーム集光径を調整するようにしてもよい。
【0020】
【実施例】
図1に示すされる14 kW 炭酸ガスレーザ溶接システムにおいて、1000℃、20 mm 厚、1.5m 幅の熱間圧延鋼片を突き合わせ、溶接速度2m/min で溶接した。参照レーザとして5 mW のHeNeレーザを用い、発振器直後のミラーをスライドさせて4枚のミラーと2枚の組みレンズ、1枚の集光レンズを用いた。光センサボックスとして4枚のミラーと2枚の組レンズ、1枚の集光レンズを用いた。光センサボックスとして、ビーム位置精度0.2 mm 、ビーム径精度0.02 mm のセンシング能力を持った画像処理装置を、熱間圧延鋼片と同じ高さで、約2m 離して設置した。このときビーム径は冷間時に0.6 mm であった。レーザビームの照射位置の修正は、集光レンズ直前のミラー角度を調整した。このシステムを用いて溶接した結果、100回の溶接に対し問題となる溶接目外れは皆無であった。
【0021】
【発明の効果】
この発明では、レーザビーム伝送光学系および伝送空間の熱による光学的歪みにかかわりなく溶接レーザを溶接位置に正確に伝送すること、および溶接位置でレーザビームを所要の集光径で集光することができる。このため、溶接レーザビームは溶接線を正確に走査するので、目外れを生じることはない。また、目標レーザ集光径で溶接加工点を照射するので、所望のエネルギ密度で熱間圧延鋼片を突合せ溶接することができる。これらのことから、健全な突合せ溶接部が得られ、接合強度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の突合せ溶接方法を実施するレーザ突合せ溶接装置の構成の一例を示す図面である。
【図2】図1に示す装置のビーム集光径調整手段のレンズ構成図である。
【図3】他のビーム集光径調整手段を示す図面である。
【図4】図1に示す光センサボックスの一部詳細図である。
【図5】照射位置調整の説明図である。
【符号の説明】
1 熱間圧延鋼片
3 熱間圧延鋼片
5 溶接線
11 溶接レーザ発振器
13 参照レーザ発振器
21 ビーム伝送手段
23 第1ベンディングミラー
25 ビーム径変更ボックス
27 固定レンズ
28 可動レンズ
35 レンズ移動機構
37 第2ベンディングミラー
41 溶接加工ヘッド
43 第3ベンディングミラー
45 回転駆動機構
47 集光レンズ
51 光センサボックス
57 2次元イメージセンサ
61 画像処理装置
63 制御装置

Claims (4)

  1. 溶接レーザビームを溶接レーザ発振器から伝送光路を介して溶接位置に伝送し、伝送光路中に配置したビーム伝送調整手段を調整して溶接レーザビームを溶接加工点に照射し、熱間圧延鋼片を突合せ溶接する方法において、
    熱間圧延鋼片を溶接作業位置に搬入する前に、前記溶接レーザビームを参照レーザビームに切替えて前記伝送光路を介して溶接位置に伝送し、溶接位置に隣接する位置での参照レーザビームの照射位置と集光像を2次元イメージセンサで検出し、集光像に基づいて所定の演算で参照レーザビームの溶接加工点からの照射位置のずれを求めて、参照レーザビームが前記溶接加工点を照射するように前記ビーム伝送調整手段を調整し、ついで熱間圧延鋼片を溶接作業位置に搬入し、直前に通過した熱間圧延鋼片による熱影響を補正し、突合せ溶接する熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法。
  2. 溶接レーザビームを溶接レーザ発振器から伝送光路を介して溶接位置に伝送し、伝送光路中に配置したビーム伝送調整手段を調整して溶接レーザビームを溶接加工点に照射し、熱間圧延鋼片を突合せ溶接する方法において
    熱間圧延鋼片を溶接作業位置に搬入する前に、前記溶接レーザビームを参照レーザビームに切替えて前記伝送光路を介して溶接位置に伝送し、溶接位置に隣接する位置での参照レーザビームの照射位置と集光像を2次元イメージセンサで検出し、集光像に基づいて前記照射位置にける参照レーザビームのビーム集光径の目標との偏差を求めて、参照レーザビームが溶接加工点で目標ビーム集光径となるように伝送光路中に配置したビーム集光径調整手段を調整し、ついで熱間圧延鋼片を溶接作業位置に搬入し、直前に通過した熱間圧延鋼片による熱影響を補正し、突合せ溶接する熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法。
  3. 溶接レーザ発振器と、ベンディング角度が調整可能なレーザミラーを有し、溶接レーザビームを溶接位置に伝送するビーム伝送手段と、レーザミラーの角度を調整するミラー角度調整手段とを備えた熱間圧延鋼片突合せ溶接装置において、
    参照レーザビーム発振器と、
    前記溶接レーザビームを参照レーザビームに切替えるためのレーザ切替え手段と、
    前記ビーム伝送手段を介して溶接位置に伝送された参照レーザビームの、溶接位置に隣接する位置での照射位置と集光像を検出する2次元イメージセンサと、
    2次元イメージセンサで検出した集光像に基づき、所定の演算で参照レーザビームの溶接加工点からの照射位置のずれを求める画像処理装置と、
    照射位置のずれに基づき前記ミラー角度調整手段を制御するビーム照射位置制御手段とを
    備えている熱間圧延鋼片突合せ溶接装置。
  4. 溶接レーザ発振器と、ベンディング角度が調整可能なレーザミラーを有し、溶接レーザビームを溶接位置に伝送するビーム伝送手段と、レーザミラーの角度を調整するミラー角度調整手段とを備えた熱間圧延鋼片突合せ溶接装置において
    前記溶接レーザビームを参照レーザビームに切替えるためのレーザ切替え手段と、
    前記ビーム伝送手段を介して溶接位置に伝送された参照レーザビームの、溶接位置に隣接する位置での照射位置と集光像を検出する2次元イメージセンサと、
    2次元イメージセンサで検出した集光像に基づき照射位置にけるビーム集光径の目標からの偏差を求める画像処理装置と、
    前記ビーム伝送手段の伝送光路に設けられたビーム集光径変更手段と、
    前記ビーム集光径の偏差に基づいて前記ビーム集光径変更手段を制御するビーム集光径制御手段とを備えている熱間圧延鋼片突合せ溶接装置。
JP07928997A 1997-03-31 1997-03-31 熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法およびその装置 Expired - Fee Related JP3774536B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07928997A JP3774536B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07928997A JP3774536B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10272585A JPH10272585A (ja) 1998-10-13
JP3774536B2 true JP3774536B2 (ja) 2006-05-17

Family

ID=13685710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07928997A Expired - Fee Related JP3774536B2 (ja) 1997-03-31 1997-03-31 熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3774536B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109414739A (zh) * 2016-07-11 2019-03-01 Posco公司 材料切割装置及材料切割系统

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4946198B2 (ja) * 2006-06-21 2012-06-06 日産自動車株式会社 レーザ加工装置およびレーザ加工方法
JP2016503348A (ja) * 2012-11-30 2016-02-04 ディレクトフォトニクス インダストリーズ ゲーエムベーハーDirectphotonics Industries Gmbh レーザ加工装置及びレーザ加工方法
CN114178723B (zh) * 2021-12-09 2022-08-19 中国科学院西安光学精密机械研究所 一种折叠光路激光切割头调试方法
CN115805374B (zh) * 2023-02-08 2024-01-02 无锡超强伟业科技有限公司 激光焊接枪

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109414739A (zh) * 2016-07-11 2019-03-01 Posco公司 材料切割装置及材料切割系统
US11484925B2 (en) 2016-07-11 2022-11-01 Posco Apparatus for cutting material and system for cutting material

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10272585A (ja) 1998-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5994665A (en) Method of continuous hot rolling and apparatus for welding steel bars thereof
WO1998051442A1 (en) Dual intensity multi-beam welding system
JP3514129B2 (ja) レーザ加工装置
JPH02307692A (ja) レーザー式加工装置におけるビーム案内装置
JP3772395B2 (ja) レーザ溶接方法
JP3774536B2 (ja) 熱間圧延鋼片の突合せ溶接方法およびその装置
JPH10272586A (ja) 金属管のレーザ突合せ溶接方法およびその装置
JP4273542B2 (ja) レーザー溶接方法
JP3120013B2 (ja) 熱間圧延鋼片の接合方法
JPH06238474A (ja) レーザ加工装置
JPH10263868A (ja) レーザ加工装置およびその方法
JP3139932B2 (ja) レーザ加工装置
JP2817555B2 (ja) レーザ加工機
JP3621794B2 (ja) 走行板材のレーザ接合装置
JP2000158162A (ja) レーザ切断溶接方法及びその装置
JP3311475B2 (ja) 連続熱間圧延方法
JPH10244303A (ja) 連続熱間圧延用バー接合機およびバー突き合わせ方法
JP3408389B2 (ja) 高出力レーザ伝送方法及びその装置
JP3139953B2 (ja) 縦振動レーザ仮付け溶接方法
JP3408393B2 (ja) 高出力レーザ伝送方法
JP2885026B2 (ja) レーザビーム溶接方法及びレーザビーム溶接装置
WO1995029034A1 (fr) Procede de soudure pour une machine de formage automatique de tuyaux
JPS6146389A (ja) レ−ザ溶接方法
JP3583850B2 (ja) レーザ仮付け溶接方法
Gu et al. A gap-detection technique for laser beam butt welding

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees