JP3773463B2 - 電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路 - Google Patents

電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電流駆動素子(current driving device)アクティブマトリクスの画素回路(unitary circuit)に係り、特に、トランジスタのオンオフ変換の、電流駆動素子に送られる電流に対する影響を除去する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Device:OLED)とポリマー発光ダイオード(Polymer LightEmitting Device:PLED)は日々普及し、電流駆動素子はすでに現代の電子製品の注目を浴びる領域となっている。一般には、電流駆動素子が作業時に消耗する電力量を減らすため、及びその使用期限(life time)を延長するため、周知の技術はアクティブマトリクスの画素回路を使用することにより電流駆動素子を駆動するのに必要な電流を提供する。
【0003】
図1は周知のアクティブマトリクス画素回路を示し、それは少なくとも、第1トランジスタ11、第2トランジスタ12、第3トランジスタ13、第4トランジスタ14、コンデンサ15及び電流駆動素子16を具えている。
【0004】
図1に示されるように、第1トランジスタ11のソースとゲートはそれぞれ第1入出力端101及び第2入出力端102に電気的に連接し、第2トランジスタ12のソースとゲートはそれぞれ第1トランジスタ11のドレイン及び第3入出力端103に電気的に連接し、第3トランジスタ13のソースとドレインはそれぞれ定電圧電源17及び第1トランジスタ11のドレインに電気的に連接する。第4トランジスタ14のソースとゲートはそれぞれ定電圧電源17及び第3トランジスタ13のゲートに電気的に連接する。コンデンサ15の二つの電極板はそれぞれ定電圧電源17及び第3トランジスタ13のゲートに電気的に連接する。電流駆動素子16は第4トランジスタ14のドレインに電気的に連接する。並びに完全なマトリクス形成時に、第1入出力端101は通常、電流信号を伝送するデータ線(data line)に電気的に連接し、第2入出力端102と第3入出力端103は通常、電圧信号を伝送する走査線(scan line)に電気的に連接する。
【0005】
あきらかに、第1トランジスタ11と第2トランジスタ12がいずれもオンとされる時、定電圧電源17より来た電流は第3トランジスタ13と第1トランジスタ11を経由してデータ線に至り、並びに第2トランジスタ12の導通により、電荷/電圧もまたコンデンサ15と第3トランジスタ13に保存され、これにより電流が第4トランジスタ14に流れる。このとき、これら二つのトランジスタ13/14のゲートはいずれもコンデンサ15の定電圧電源17と直接不接触の電極板に電気的に連接し、これにより一つの電流ミラー(current mirror)が形成される。ここにあって、第3トランジスタ13と第4トランジスタ14を流れる電流はこれらの二つのトランジスタの幅長さ比と正比例をなし、並びにコンデンサ15が保存する電圧は第3トランジスタ13(或いは第4トランジスタ14)のゲートとソース間の電圧差に等しい。これにより、第3トランジスタ13と第4トランジスタ14各自の幅長さ比を調整するか、或いは第2トランジスタ12のドレインを流れて第3トランジスタ13のゲートと第4トランジスタ14のゲートに印加される電圧を調整することにより、有効に電流駆動素子16に流れる電流量を制御することができる。
【0006】
反対に、第1トランジスタ11と第2トランジスタ12がいずれもオフとされる時、電流は定電圧電源17より第3トランジスタ13に流れ、任意の一つの入出力端に流れ、並びに電流は第2トランジスタ12のドレインに流れて第3トランジスタ13と第4トランジスタ14を起動することはない。ただしこの時コンデンサ15が先に保存した電圧を維持し、第3トランジスタ13のゲートと第4トランジスタ14のゲートに印加し、これにより第4トランジスタ14が導通する。特に、コンデンサ15の二つの電極板の間の電圧差は第1トランジスタ11と第2トランジスタ12がいずれも導通する時の第3トランジスタ13と第4トランジスタ14のゲートとソース間の電圧差とされ、これによりこの時第4トランジスタ14を通過し電流駆動素子16に進入する電流量は第1トランジスタ11と第2トランジスタ12がいずれも導通時の電流量と同じである。
【0007】
どのようであっても、各一つの実際の素子の性能はいずれも理想の素子の性能とは異なる。例えば実際のトランジスタのゲートとソースの間(或いはゲートとドレインの間)の寄生容量は往々にして零でなく、特に実際のトランジスタが低温ポリシリコン基板上に形成される時はそうであり(OLEDはこのようである)、このためソース/ドレインに出現する電荷はゲートの実際の電圧を改変する。また、例えばトランジスタ導通時に、往々にして電荷が上述の寄生容量の存在によりゲート内部に位置し、且つゲート下方のチャネル中にも一定数量の電荷が存在し、このためトランジスタがオフとされ、これらのゲート内部と下方に位置する電荷はゲート電圧を束縛せず、ソースとドレインに流れ、余分の電流を発生する。このような問題は、一般にスイッチ効果或いは電荷結合効果と称され、その作用は図1に示される回路の実際の応用上、以下の二つの欠点に遭遇する。
【0008】
第1に、第1トランジスタ11と第2トランジスタ12がいずれもオフの時、もともと第3トランジスタ13を流れる電流が流通不能となり、ある電荷が第3トランジスタ13のドレインに累積し、この部分の電圧を上げる。この時、もし第3トランジスタ13がに零でないゲートドレイン間寄生容量が存在すると、この零でないコンデンサが第3トランジスタ13ドレインのこれらの電荷とコンデンサ15(或いはコンデンサ15の直接第3トランジスタのゲートと電気的に連接する電極板)を結合させ、これによりコンデンサ15の保存する電圧を改変する。
【0009】
第2に、第1トランジスタ11と第2トランジスタ12がいずれもオフの時、もともとこれら二つのトランジスタのゲート内部と下方チャネル中に位置する電荷が、これら二つのトランジスタ11、12のソースとドレインに向けて流動する。結果として、一部の電荷が第3トランジスタのドレインに流入し、これにより上述の第1点と同じ欠点を発生し、一部の電荷が直接第2トランジスタ12のドレインを経由してコンデンサ15の定電圧電源17と直接電気的に連接しない電極板に流れ、直接コンデンサ15が保存する電圧を改変する。
【0010】
あきらかに、各コンデンサの性能はいずれも非常に理想的で(寄生容量の電容値は零に近い)あると、第2トランジスタ12のスイッチ効果もコンデンサ15の保存する電圧に影響する。各トランジスタの寄生電容値が疎かにできない時は、コンデンサ15の保存する電圧は明らかに第1トランジスタ11と第2トランジスタ12のスイッチ効果(或いはスイッチ過程)の影響を受ける。
【0011】
電流駆動素子の出力とその入力の電流は密接に関係し、コンデンサ15の保存する電圧は明らかに第4トランジスタ14を経由して電流駆動素子16に流れる電流量に影響する。これによりいかにコンデンサ15の保存電圧の安定と正確を確保するか、特異、いかにその他のトランジスタ11、12、13の状態の影響を受けないようにするかが、極めて解決を待たれる問題である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の主要な目的は、スイッチ効果の電流駆動素子アクティブマトリクスに対する影響を減少、さらには除去することにある。
【0013】
本発明のもう一つの目的は、電荷結合効果の電流駆動素子に入力される電流への影響を減少、さらには除去することにある。
【0014】
本発明のまた一つの目的は、電流駆動素子の入力電流量を制御するコンデンサが保存する電圧を安定させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、 電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、
第1トランジスタであって、該第1トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1入出力端及び第2入出力端に電気的に接続され、該第1入出力端の入力する第1信号が電流信号とされ第2入出力端の入力する第2信号が電圧信号とされる、上記第1トランジスタと、
第2トランジスタであって、該第2トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1トランジスタのドレイン及び第3入出力端に電気的に接続され、該第3入出力端の入力する第3信号が電圧信号とされる、上記第2トランジスタと、
第3トランジスタであって、該第3トランジスタのソースとドレインがそれぞれ定電圧電源及び第1トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記第3トランジスタと、
第4トランジスタであって、該第4トランジスタのソースとゲートが該定電圧電源と第3トランジスタのゲートに電気的に接続された、上記第4トランジスタと、
補助トランジスタであって、該補助トランジスタのソース、ゲート及びドレインがそれぞれ第2トランジスタのドレイン、第4入出力端及び第4トランジスタのゲートに電気的に接続され該第4入出力端の入力する第4信号が電圧信号と
され、且つ該補助トランジスタのオフ過程とオン過程で電荷を排出と吸収し、これにより第2トランジスタのオフ過程で排出される電荷を補償又は消去するチャネルを提供する、上記補助トランジスタと、
コンデンサであって、該コンデンサの一つの電極板が該定電圧電源に電気的に連接し、該コンデンサのもう一つの電極板が第3トランジスタのゲートに電気的に接続された、上記コンデンサと、
電流駆動素子であって、該電流駆動素子が第4トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記電流駆動素子と、
を具えたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項の発明は、請求項1に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、補助トランジスタの伝導形態と第2トランジスタの伝導形態が同じであることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項の発明は、請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号と第4信号が相互に反対の位相であることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項の発明は、請求項1に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、補助トランジスタの伝導形態が第2トランジスタの伝導形態と異なることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項の発明は、請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3入出力端の入力する第3信号と第4入出力端の入力する第4信号の位相が同じであることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項の発明は、 電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、
第1トランジスタであって、該第1トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1入出力端及び第2入出力端に電気的に接続され、該第1入出力端の入力する第1信号が電流信号とされ第2入出力端の入力する第2信号が電圧信号とされる、上記第1トランジスタと、
第2トランジスタであって、該第2トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1トランジスタのドレイン及び第3入出力端に電気的に接続され、該第3入出力端の入力する第3信号が電圧信号とされる、上記第2トランジスタと、
第3トランジスタであって、該第3トランジスタのソースとドレインがそれぞれ定電圧電源及び第1トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記第3トランジスタと、 第4トランジスタであって、該第4トランジスタのソースとゲートが該定電圧電源と第2トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記第4トランジスタと、
補助トランジスタであって、該補助トランジスタのソース、ドレイン及びゲートがそれぞれ第3トランジスタのゲート、第4トランジスタのゲート及び第3入出力端に電気的に接続され、該補助トランジスタと該第2トランジスタが一緒にオフされるが、補助トランジスタと第2トランジスタの導電形態が相反する、上記補助トランジスタと、
コンデンサであって、該コンデンサの一つの電極板が該定電圧電源に電気的に連接し、該コンデンサのもう一つの電極板が第4トランジスタのゲートに電気的に接続された、上記コンデンサと、
電流駆動素子であって、該電流駆動素子が第4トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記電流駆動素子と、
を具えたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項の発明は、請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号の位相が第2信号の位相より速く、これにより第2トランジスタと補助トランジスタがオフとされた後に第1トランジスタがオフとされることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項の発明は、請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、補助トランジスタの伝導形態が第2トランジスタの伝導形態と異なることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項の発明は、 電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、
第1トランジスタであって、該第1トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1入出力端及び第2入出力端に電気的に接続され、該第1入出力端の入力する第1信号が電流信号とされ第2入出力端の入力する第2信号が電圧信号とされる、上記第1トランジスタと、
第2トランジスタであって、該第2トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1トランジスタのドレイン及び第3入出力端に電気的に接続され、該第3入出力端の入力する第3信号が電圧信号とされる、上記第2トランジスタと、
第3トランジスタであって、該第3トランジスタのソースとドレインがそれぞれ定電圧電源及び第1トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記第3トランジスタと、
第4トランジスタであって、該第4トランジスタのソースが該定電圧電源に電気的に接続された、上記第4トランジスタと、
第1補助トランジスタであって、該第1補助トランジスタのソース、ゲート及びドレインがそれぞれ第2トランジスタのドレイン、第4入出力端及び第4トランジスタのゲートに電気的に接続され、該第4入出力端の入力する第4信号が電圧信号とされ、上記第1補助トランジスタと、
第2補助トランジスタであって、該第2補助トランジスタのソース、ドレインと
ゲートが、それぞれ第3トランジスタのゲート、第4トランジスタのゲート及び
第3入出力端に電気的に接続された、上記第2補助トランジスタと、
コンデンサであって、該コンデンサの一つの電極板が該定電圧電源に電気的に連接し、該コンデンサのもう一つの電極板が第3トランジスタのゲートに電気的に接続された、上記コンデンサと、
電流駆動素子であって、該電流駆動素子が第4トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記電流駆動素子と、
を具えたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項10の発明は、請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第1補助トランジスタの伝導形態が第2トランジスタ及び第2補助トランジスタの伝導形態と同じとされたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項11の発明は、請求項10に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号と第4信号が相互に反対の位相とされたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項12の発明は、請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第1補助トランジスタの伝導形態が第2トランジスタ及び第2補助トランジスタの伝導形態と異なることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項13の発明は、請求項12に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号と第4信号の位相が同じとされたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
請求項14の発明は、請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号の位相が第2信号の位相より速く、これにより第2トランジスタと第2補助トランジスタがオフとされた後に第1トランジスタがオフとされることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の基本構造は周知の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路と類似するが、本発明はコンデンサの、定電圧電源と直接電気的に連接しない電極板及び定電圧電源と電流駆動素子に電気的に連接するトランジスタのゲートと、画素回路のその他の三つのトランジスタの間に少なくとも一つの補助トランジスタを設置し、これによりこの三つのトランジスタのスイッチ過程で引き起こされる電流と電圧が、補助トランジスタにブロック或いは補償され、コンデンサが保存する電圧に対して明らかな影響を発生しないようにしている。
【0017】
ここにあって、実際の必要により、同時に二つの補助トランジスタ或いはただ一つの補助トランジスタを使用する。例えば寄生容量が非常に小さい時、第2トランジスタのゲートとコンデンサを一つの補助トランジスタを用いて分離するだけでよい。また、寄生容量の影響が主要な欠点である時は、第3トランジスタのゲートとコンデンサを一つの補助トランジスタを用いて分離する。また、正確に電流駆動素子に入力される電流量を制御する必要がある時は、同時に二つの補助トランジスタを使用して第2トランジスタのゲートと第3トランジスタのゲートの両者をコンデンサと分離する。
【0018】
【実施例】
図1は周知の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路中の、第3トランジスタ13を経由してコンデンサ15に保存される電圧への影響の問題を示す。本発明は第3トランジスタ13とコンデンサ15(及び第4トランジスタ14のゲート)の間に一つの補助トランジスタを加入させ、この補助トランジスタが第3トランジスタ13にあってスイッチの前にオフとされるようにし、これにより第3トランジスタ13とコンデンサ15が直接電気的に隔離されるようにし、これによりコンデンサ15の保存する電圧がトランジスタのスイッチ過程中に、第3トランジスタ13から来る電流/電圧/電荷の影響を受けないようにする。
【0019】
図1に示される周知の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路中、第2トランジスタ12を経由しコンデンサ15の保存電圧に影響する問題に対して、本発明は第2トランジスタ12とコンデンサ15の間に一つの補助トランジスタを加入し、この補助トランジスタが第2トランジスタ12がスイッチされる時にオンとされ(或いはオフとされ、両者の導電形態が同じか異なるかにより決定される)、これにより第2トランジスタ12がスイッチ過程で排出する電荷が補助トランジスタにより補償(或いは中和)され、これによりコンデンサ15の保存する電圧がトランジスタのスイッチ過程中に第2トランジスタ12から来る電流/電圧/電荷の影響を受けないようにする。
【0020】
当然、本発明は同時に二つの補助トランジスタを使用することにより、これら二つの問題を解決できる。このとき、二つの補助トランジスタに相互補償させるか、或いは一部の補助トランジスタともともとのトランジスタを合併することにより、回路を簡易化できる。
【0021】
本発明の一つの好ましい実施例の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路は図2に示されるようであり、少なくとも以下のユニットを具えている。即ち、補助トランジスタ20、第1トランジスタ21、第2トランジスタ22、第3トランジスタ23、第4トランジスタ24、コンデンサ25、電流駆動素子26(例えば有機発光ダイオードとポリマー発光ダイオード)。
【0022】
図2に示されるように、第1トランジスタ21のソースとゲートはそれぞれ第1入出力端201及び第2入出力端202に電気的に連接する。第2トランジスタ22のソースとゲートはそれぞれ第1トランジスタ21のドレイン及び第3入出力端203に電気的に連接する。第3トランジスタ23のソースとドレインはそれぞれ定電圧電源27及び第1トランジスタ21のドレインに電気的に連接する。第4トランジスタ24のソースとゲートはそれぞれ定電圧電源27及び第2トランジスタ22のドレインに電気的に連接する。コンデンサ25の二つの電極板はそれぞれ定電圧電源27及び第4トランジスタ24のゲートに電気的に連接する。電流駆動素子26は第4トランジスタ24のドレインに電気的に連接する。補助トランジスタ20のソース、ドレイン及びゲートはそれぞれ第3トランジスタ23のゲート、第4トランジスタ24のゲート及び第3入出力端203に電気的に連接する。並びに、完全なマトリクス中、第1入出力端201は通常、電流信号を伝送するデータ線に電気的に連接し、第2入出力端202及び第3入出力端203は通常、電圧信号を伝送する走査線に電気的に連接する。
【0023】
あきらかに、図2と図1を比較すると、本実施例の一つの主要な特徴は、第3トランジスタ23のゲートとコンデンサ25(或いは第4トランジスタ24のゲート)の間の補助トランジスタ20にある。本実施例中、補助トランジスタ20は第3トランジスタ23がオフとされる前にオフとされ電流を導通させず、これによりいかに第3トランジスタ23のドレイン(甚だしくはソース、ゲートとゲート下方のチャネル)に電圧/電流/電荷(通常は第1トランジスタ21と第2トランジスタ22のオン過程とオフ過程により引き起こされる)が出現しても、コンデンサ25の定電圧電源27と直接電気的に連接しない電極板に伝導されず、いずれもコンデンサ25の保存電圧を改変することはできず、これにより電流駆動素子26に送られる電流量が第1トランジスタ21と第2トランジスタ22の導通過程とオフ過程で変化を発生するのを防止できる。
【0024】
さらに、第1トランジスタ21と第2トランジスタ22がオンとされる時、補助トランジスタ20もまた必ずオンとされて電流ミラーを形成し、且つ第1トランジスタ21オフの時に、第3トランジスタ23のドレインとゲートの電圧変化のコンデンサ25と第4トランジスタ24の両者に対する影響を阻止する必要がある。これにより本実施例では、補助トランジスタ20と第2トランジスタ22のオンとオフを制御する第3入出力端203が入力する第3信号位相を、通常、第1トランジスタ21のオンとオフを制御する第2入出力端202が入力する第2信号の位相より速くし、これにより第2トランジスタ22と補助トランジスタ20がいずれも確実にオフとされた後に、第1トランジスタ21がオフとされるようにしている。反対に、トランジスタがオフの時に電流がなく、これによりすでにオフとされたトランジスタがオンとされても、すでに存在する電流の改変を引き起こし得ない。これにより、第2トランジスタ22、補助トランジスタ20と第1トランジスタ21の三者がいずれもオフとされる時、どれがさきに導通するかは重要でなく、また本実施例の重点でもない。
【0025】
このほか、補助トランジスタ20のスイッチ過程中、第2トランジスタ22のスイッチ過程と同様に、電荷が補助トランジスタ20のソースとドレインに流れ、補助トランジスタ20のドレインが直接コンデンサ25と第4トランジスタ24のゲートに電気的に連接する。補助トランジスタ20の位置は第2トランジスタ22のオフ過程で排出される電荷が第2トランジスタ22のドレインからコンデンサ25と第4トランジスタ24のゲートに流動するのを防止できない。このため補助トランジスタ20の上述の使用は完全にはコンデンサ25の保存電圧が第1トランジスタ21と第2トランジスタ22の両者のオフ過程/オン過程の影響を受けるのを防止できない。
【0026】
この問題に対して、本実施例では一つの解決方法を提出している。即ち、補助トランジスタ20と第2トランジスタ22が一緒にオフとされるようにするが、ただし補助トランジスタ20と第2トランジスタ22の導通形態を反対とし、これによりこれら両者が同一時間にそれぞれ電子と正孔をコンデンサ25の定電圧電源と直接電気的に接触しない電極板に排出するようにし、電子正孔の相互相殺中和により、コンデンサ25の保存電圧が影響を受けないようにしている。当然、このような解決方法は補助トランジスタ20と第2トランジスタ22個別の伝導形態がどのようであるかに限定されない。
【0027】
本発明の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路のもう一つの実施例は図3に示されるようであり、少なくとも以下のユニットを具えている。即ち、補助トランジスタ30、第1トランジスタ31、第2トランジスタ32、第3トランジスタ33、第4トランジスタ34、コンデンサ35、電流駆動素子36(例えば有機発光ダイオードとポリマー発光ダイオード)。
【0028】
図3に示されるように、第1トランジスタ31のソースとゲートはそれぞれ第1入出力端301及び第2入出力端302に電気的に連接する。第2トランジスタ32のソースとゲートはそれぞれ第1トランジスタ31のドレイン及び第3入出力端303に電気的に連接する。第3トランジスタ33のソースとドレインはそれぞれ定電圧電源37及び第1トランジスタ31のドレインに電気的に連接する。第4トランジスタ34のソースとゲートはそれぞれ定電圧電源37及び第3トランジスタ33のソースに電気的に連接する。コンデンサ35の二つの電極板はそれぞれ定電圧電源37及び第3トランジスタ33のゲートに電気的に連接する。電流駆動素子36は第4トランジスタ34のドレインに電気的に連接する。補助トランジスタ30のソース、ドレイン及びゲートはそれぞれ第2トランジスタ32のドレイン、第4トランジスタ34のゲート及び第4入出力端304に電気的に連接する。並びに、完全なマトリクス中、第1入出力端301は通常、電流信号を伝送するデータ線に電気的に連接し、第2入出力端302及び第3入出力端303、及び第4入出力端304は通常、電圧信号を伝送する走査線に電気的に連接する。
【0029】
あきらかに、図3と図1を比較すると、本実施例の一つの主要な特徴は、第2トランジスタ32とコンデンサ35(或いは第4トランジスタ34)の間に位置する補助トランジスタ30にある。本実施例中、補助トランジスタ30は、第2トランジスタ32のオフ過程中に第2トランジスタ32より補助トランジスタ30に流れる電荷(電子或いは正孔)を補償(相殺又は中和)するのに用いられ、これによりいかに第2トランジスタ32のオフ過程中に電圧/電流/電荷が引き起こされても、いずれもコンデンサ25の定電圧電源37に直接電気的に連接していない電極板に伝導されず、いずれもコンデンサ35の保存電圧を改変できず、これにより、電流駆動素子36に送られる電流量が第2トランジスタ32の導通過程とオフ過程で変化を発生するのを防止できる。
【0030】
本実施例中、補助トランジスタ30はダミートランジスタとされ得て、補助トランジスタ30のゲート電圧がどのようであっても、補助トランジスタ30は電流を順調に通過させる。ただしダミートランジスタのゲートとその下方のチャネルは普通のトランジスタと同様に電荷が存在し、またゲートとソース/ドレインの間の寄生容量が存在し、このため、補助トランジスタのオフ過程とオン過程で電荷が排出と吸収され、これにより第2トランジスタ32のオフ過程で排出される電荷を補償/中和/消去を管道が提供される。
【0031】
本実施例中、補助トランジスタ30の伝導形態と第2トランジスタ32の伝導形態は同じであるが、第3入出力端303の入力する第3信号と第4入出力端304の入力する第4信号位相は反対である。こうして、オフ過程を進行中の第2トランジスタ32の排出する電荷がちょうどオン過程中の補助トランジスタ30により吸収され、コンデンサ35が保存する電圧に影響を与えない。
【0032】
本実施例中、補助トランジスタ30の伝導形態と第2トランジスタ32の伝導形態は異なり、両者の一つはp型トランジスタとされ、もう一つはn型トランジスタとされ、ただし第3入出力端303の入力する第3信号と第4入出力端304の入力する第4信号のいそう同じとされる。こうして、オフ過程中の第2トランジスタ32の排出する電荷(電子或いは正孔)がちょうどオフ過程中の補助トランジスタ30の排出する電荷(正孔或いは電子)により中和され、コンデンサ35の保存する電圧に影響を与えない。
【0033】
当然、第2トランジスタ32の排出する電荷はそれぞれそのソースとドレインに流れうるが、そのドレインに流れる電荷だけが補助トランジスタ30と相互作用し、これにより補助トランジスタ30の幅長さ比は第2トランジスタ32の有する幅長さ比の約2分の1とされる。
【0034】
本発明の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路のさらに一つの実施例は図4に示されるようであり、少なくとも以下のユニットを有する。即ち、第1トランジスタ41、第2トランジスタ42、第3トランジスタ43、第4トランジスタ44、コンデンサ45、電流駆動素子46(例えば有機発光ダイオードとポリマー発光ダイオード)、第1補助トランジスタ48、第2補助トランジスタ49。
【0035】
図4に示されるように、第1トランジスタ41のソースとゲートはそれぞれ第1入出力端401及び第2入出力端402に電気的に連接する。第2トランジスタ42のソースとゲートはそれぞれ第1トランジスタ41のドレイン及び第3入出力端403に電気的に連接する。第3トランジスタ43のソースとドレインはそれぞれ定電圧電源47及び第1トランジスタ41のドレインに電気的に連接する。第4トランジスタ44のソースは定電圧電源47に電気的に連接する。コンデンサ45の二つの電極板はそれぞれ定電圧電源47及び第4トランジスタ44のゲートに電気的に連接する。電流駆動素子46は第4トランジスタ44のドレインに電気的に連接する。このほか、第1補助トランジスタ48のソース、ゲートとドレインはそれぞれ第2トランジスタ42のドレイン、第4入出力端404及び第4トランジスタ44のゲートに電気的に連接する。第2補助トランジスタ49のソース、ドレイン及びゲートはそれぞれ第3トランジスタ43のゲート、第4トランジスタ44のゲート及び第3入出力端403に電気的に連接する。並びに、完全なマトリクス中、第1入出力端401は通常、電流信号を伝送するデータ線に電気的に連接し、第2入出力端402及び第3入出力端403、及び第4入出力端404は通常、電圧信号を伝送する走査線に電気的に連接する。
【0036】
あきらかに、図4、図3と図2を比較すると、第1補助トランジスタ48は図3に示される補助トランジスタ40に対応し、第2補助トランジスタ49は図2に示される補助トランジスタ20に対応する。言い換えると、本実施例は、二つの補助トランジスタ48、49(30、20)を総合使用し、コンデンサ45の定電圧電源47と直接接触しない電極板と第4トランジスタ44のゲートの両者と、その他の各トランジスタ41、42、43を、これら二つの補助トランジスタ48、49を用いて全面的に分離し、これによりコンデンサ45が保存する電圧が第1トランジスタ41と第2トランジスタ42のオンオフ状態変化の影響を受けないようにしている。
【0037】
本実施例中、第1補助トランジスタ48の導電形態と第2トランジスタ42及び第2補助トランジスタ49の両者の導電形態はいずれも同じで、並びに第3入出力端403の入力する第3信号位相と第4入出力端404の入力する第4信号位相は反対で、これにより第2トランジスタ42と第2補助トランジスタ49のオフ過程で排出される電荷が第1補助トランジスタ48により補償(吸収)される。さらに第1補助トランジスタ48の導電形態と第2トランジスタ42及び第2補助トランジスタ49の導電形態はいずれも異なるが、ただし第3入出力端403の入力する第3信号と第4入出力端404の入力する第4信号の位相は同じで、これにより第2トランジスタ42と第2補助トランジスタ49のオフ過程で排出される電荷が第1補助トランジスタ48により補償(中和)される。
【0038】
このほか、本実施例では、第3入出力端403の入力する第3信号の位相を第2入出力端402の入力する第2信号の位相より速くすることにより、第2トランジスタ42と第2補助トランジスタ49のオフの後に第1トランジスタ41がオフとされるようにでき、これにより第3トランジスタ43のゲート寄生容量により引き起こされる変化の伝播を阻止する。反対に、第1トランジスタ41、第2トランジスタ42及び第2補助トランジスタ49がいずれもオフとされた後、どれが先に導通するかは重要でなく、本実施例は導通の順序にも重点を置いていない。
【0039】
強調すべきことは、第2補助トランジスタ49と第2トランジスタ42のオフ過程で、それぞれ排出される電荷が第1補助トランジスタ48のドレインとソースに至り、これにより本実施例は第1補助トランジスタ48の長さ幅比、第2トランジスタ42の長さ幅比及び第2補助トランジスタ49の長さ幅比の三者がほぼ同じとされ、これにより第1補助トランジスタ48が有効に第2トランジスタ42と第2補助トランジスタ49の引き起こす変化を補償することである。
【0040】
最後に本発明の提出する各画素回路はいずれも電流駆動素子26、36、46の運転に必要な電流を提供し、これにより定電圧電源27、37、47からの電流が電流駆動素子26、36 46に伝送される比率が高められ、第1トランジスタ21、31、41の幅長さ比、第3トランジスタ23、33、43の幅長さ比も通常、第4トランジスタ24、34、44の幅長さ比より大きく、且ついずれもできるだけ大きくされうる。
【0041】
【発明の効果】
このほか、具体的に本発明の周知の技術の長所を比較するため、図5に図4に示される実施例と図1に示される周知の技術の間のコンピュータシュミレート結果比較を示した。ここでは、ERSO LTPSNOモデルを使用し、それぞれトランジスタがオンとされる時の流入電流量が64nA、640nAと1000nAの三種類の状況の下で、トランジスタがオフとされた後に、コンデンサより電圧が提供される時、電流駆動素子に進入する電流量をシュミレートした。このほか、チャネル長修正の影響を減少して電流ミラー効果を高めるため、本シュミレートでは電流駆動素子の第4トランジスタと直接に接触しない一端(例えばOLEDのカソード)に2V電圧を印加した。図5に示されるデータより、本発明は確実に有効に電流駆動素子に伝送される電流がトランジスタのオンオフ状態により変化する量を減少し、並びに入力電流量が大きくなるほど、改善の効果が良くなる。
【0042】
以上の実施例は本発明の実施範囲を限定するものではなく、本発明に基づきなしうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求範囲に属するものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路の回路表示図である。
【図2】本発明の実施例の提出する電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路の回路表示図である。
【図3】本発明の別の実施例の提出する電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路の回路表示図である。
【図4】本発明のまた別の実施例の提出する電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路の回路表示図である。
【図5】本発明のシュミレートデータ表示図であり、本発明と周知の技術の電流誤差を比較するのに用いている。
【符号の説明】
11、21、31、41 第1トランジスタ
12、22、32、42 第2トランジスタ
13、23、33、43 第3トランジスタ
14、24、34、44 第4トランジスタ
15、25、35、45 コンデンサ
16、26、36、46 電流駆動素子
17、27、37、47 定電圧電源
20 補助トランジスタ
30 補助トランジスタ
48 第1補助トランジスタ
49 第2補助トランジスタ
101、201、301、401 第1入出力端
102、202、302、402 第2入出力端
103、203、303、403 第3入出力端
304、404 第4入出力端

Claims (14)

  1. 電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、
    第1トランジスタであって、該第1トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1入出力端及び第2入出力端に電気的に接続され、該第1入出力端の入力する第1信号が電流信号とされ第2入出力端の入力する第2信号が電圧信号とされる、上記第1トランジスタと、
    第2トランジスタであって、該第2トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1トランジスタのドレイン及び第3入出力端に電気的に接続され、該第3入出力端の入力する第3信号が電圧信号とされる、上記第2トランジスタと、 第3トランジスタであって、該第3トランジスタのソースとドレインがそれぞれ定電圧電源及び第1トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記第3トランジスタと、
    第4トランジスタであって、該第4トランジスタのソースとゲートが該定電圧電源と第3トランジスタのゲートに電気的に接続された、上記第4トランジスタと、
    補助トランジスタであって、該補助トランジスタのソース、ゲート及びドレインがそれぞれ第2トランジスタのドレイン、第4入出力端及び第4トランジスタのゲートに電気的に接続され該第4入出力端の入力する第4信号が電圧信号と
    され、且つ該補助トランジスタのオフ過程とオン過程で電荷を排出と吸収し、これにより第2トランジスタのオフ過程で排出される電荷を補償又は消去するチャネルを提供する、上記補助トランジスタと、
    コンデンサであって、該コンデンサの一つの電極板が該定電圧電源に電気的に連接し、該コンデンサのもう一つの電極板が第3トランジスタのゲートに電気的に接続された、上記コンデンサと、
    電流駆動素子であって、該電流駆動素子が第4トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記電流駆動素子と、
    を具えたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  2. 請求項1に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、補助トランジスタの伝導形態と第2トランジスタの伝導形態が同じであることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  3. 請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号と第4信号が相互に反対の位相であることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  4. 請求項1に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、補助トランジスタの伝導形態が第2トランジスタの伝導形態と異なることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  5. 請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3入出力端の入力する第3信号と第4入出力端の入力する第4信号の位相が同じであることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  6. 電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、
    第1トランジスタであって、該第1トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1入出力端及び第2入出力端に電気的に接続され、該第1入出力端の入力する第1信号が電流信号とされ第2入出力端の入力する第2信号が電圧信号とされる、上記第1トランジスタと、
    第2トランジスタであって、該第2トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1トランジスタのドレイン及び第3入出力端に電気的に接続され、該第3入出力端の入力する第3信号が電圧信号とされる、上記第2トランジスタと、
    第3トランジスタであって、該第3トランジスタのソースとドレインがそれぞれ定電圧電源及び第1トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記第3トランジスタと、
    第4トランジスタであって、該第4トランジスタのソースとゲートが該定電圧電源と第2トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記第4トランジスタと、
    補助トランジスタであって、該補助トランジスタのソース、ドレイン及びゲートがそれぞれ第3トランジスタのゲート、第4トランジスタのゲート及び第3入出力端に電気的に接続され、該補助トランジスタと該第2トランジスタが一緒にオフされるが、補助トランジスタと第2トランジスタの導電形態が相反する、上記補助トランジスタと、
    コンデンサであって、該コンデンサの一つの電極板が該定電圧電源に電気的に連接し、該コンデンサのもう一つの電極板が第4トランジスタのゲートに電気的に接続された、上記コンデンサと、
    電流駆動素子であって、該電流駆動素子が第4トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記電流駆動素子と、
    を具えたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  7. 請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号の位相が第2信号の位相より速く、これにより第2トランジスタと補助トランジスタがオフとされた後に第1トランジスタがオフとされることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  8. 請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、補助トランジスタの伝導形態が第2トランジスタの伝導形態と異なることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  9. 電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、
    第1トランジスタであって、該第1トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1入出力端及び第2入出力端に電気的に接続され、該第1入出力端の入力する第1信号が電流信号とされ第2入出力端の入力する第2信号が電圧信号とされる、上記第1トランジスタと、
    第2トランジスタであって、該第2トランジスタのソースとゲートがそれぞれ第1トランジスタのドレイン及び第3入出力端に電気的に接続され、該第3入出力端の入力する第3信号が電圧信号とされる、上記第2トランジスタと、
    第3トランジスタであって、該第3トランジスタのソースとドレインがそれぞれ定電圧電源及び第1トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記第3トランジスタと、
    第4トランジスタであって、該第4トランジスタのソースが該定電圧電源に電気的に接続された、上記第4トランジスタと、
    第1補助トランジスタであって、該第1補助トランジスタのソース、ゲート及びドレインがそれぞれ第2トランジスタのドレイン、第4入出力端及び第4トランジスタのゲートに電気的に接続され、該第4入出力端の入力する第4信号が電圧信号とされ、上記第1補助トランジスタと、
    第2補助トランジスタであって、該第2補助トランジスタのソース、ドレインとゲートが、それぞれ第3トランジスタのゲート、第4トランジスタのゲート及び第3入出力端に電気的に接続された、上記第2補助トランジスタと、
    コンデンサであって、該コンデンサの一つの電極板が該定電圧電源に電気的に連接し、該コンデンサのもう一つの電極板が第3トランジスタのゲートに電気的に接続された、上記コンデンサと、
    電流駆動素子であって、該電流駆動素子が第4トランジスタのドレインに電気的に接続された、上記電流駆動素子と、
    を具えたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  10. 請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第1補助トランジスタの伝導形態が第2トランジスタ及び第2補助トランジスタの伝導形態と同じとされたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  11. 請求項10に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号と第4信号が相互に反対の位相とされたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  12. 請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第1補助トランジスタの伝導形態が第2トランジスタ及び第2補助トランジスタの伝導形態と異なることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  13. 請求項12に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号と第4信号の位相が同じとされたことを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
  14. 請求項に記載の電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路において、第3信号の位相が第2信号の位相より速く、これにより第2トランジスタと第2補助トランジスタがオフとされた後に第1トランジスタがオフとされることを特徴とする、電流駆動素子アクティブマトリクスの画素回路。
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