JP3771966B2 - 電気手術装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波エネルギを生体組織に導き、切開・凝固などを行うガス電気手術装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、外科手術に高周波電流を用いた電気手術装置が用いられている。
例えば、特公平6−4076号公報には組織の焼痂を改善するために、アルゴンなどの不活性ガスを噴流とし処置部位へ導き、この噴流でイオン化導電路を形成して電気エネルギを処置部位に伝達する電気外科装置が示されている。
【0003】
また、患者への侵襲を小さくするために開腹することなく、観察用の内視鏡を体腔内に導くトラカールと処置具を処置部位に導くトラカールとを穿刺して、内視鏡で処置具と処置部位とを観察しながら治療処置を行う腹腔鏡下外科手術が行われている。この手法では、内視鏡の視野などを確保するために、気腹装置によって炭酸ガスなどを腹腔内に注入して、腹腔を膨らませていた。
【0004】
前記気腹装置は、通常術者が設定した腹腔圧力(例えば10mmHg)を一定に保つ装置であり、特開平5−329164号公報には腹腔圧が低下した場合に炭酸ガスを補填して、腹腔圧力を設定圧に保持する高速気腹装置が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特公平6−4076号公報に示されている電気外科装置を、腹腔鏡下外科手術に使用する場合、腹腔圧力に無関係に電気手術装置からの出力が可能であるため、電気エネルギを処置部に対して連続的に伝達すると、不活性ガスが体腔内に噴出され続けて腹腔圧力が上昇していく。このため、トラカールに設けられているコックを操作して腹腔内のガスを排気して腹腔内圧が上昇することを防止していたが、術者が気付かないうちに腹腔圧力が設定圧を超えてしまうおそれがあった。
【0006】
また、前記特開平5−329164号公報に示されている高速気腹装置では腹腔内の圧力の測定結果と設定圧力値とを比較し、そのときの値にしたがって吸引量または送気量の少なくとも一方を制御するようにしていたため、計測してから制御を行うまでの短時間の間に腹腔圧力が急激に変化するおそれがあった。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、腹腔内の圧力が予め設定した圧力値を超えることのない安全な電気手術装置を提供することを目的にしている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気手術装置は、腹腔内における所定の処置を行う処置具に供給するための高周波エネルギーを生成する高周波電源装置と、前記高周波電源装置で生成され、腹腔内において前記処置具から出力される高周波エネルギーの導電通路を形成するための所定の不活性ガスを当該処置具に対して供給可能な不活性ガス供給装置と、腹腔内に対して、前記不活性ガスの供給経路とは異なる経路より気腹のためのガスを供給制御可能であって、かつ、所定の上限腹腔内圧値を設定可能な気腹ガス供給制御手段と、腹腔内圧を測定する腹腔内圧測定手段と、前記不活性ガス供給装置に配設された、前記気腹ガス供給制御手段で設定された所定の腹腔内圧設定値に係る情報を受信する腹腔内圧設定値情報受信部と、前記不活性ガス供給装置に配設された、前記腹腔内圧測定手段で測定された腹腔内圧測定値に係る情報を受信する腹腔内圧測定値情報受信部と、前記不活性ガス供給装置に配設された、前記腹腔内圧設定値情報受信部で受信した所定の腹腔内圧設定値と、前記腹腔内圧測定値情報受信部で受信した腹腔内圧測定値とに基づいて、当該不活性ガス供給装置から腹腔内に供給する前記所定の不活性ガスの流量を制御する不活性ガス制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、腹腔内圧設定値と腹腔内圧測定値とを基にして、腹腔内への不活性ガスの流量が制限される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1及び図2は本発明の第1の実施形態に係り、図1は電気手術装置の概略構成を示す図、図2は不活性ガス供給装置の構成を示す説明図ある。
【0011】
図1に示すように本実施形態の電気手術装置1は、例えば腹腔鏡下外科手術で使用されるものであり、高周波エネルギを出力する高周波電源装置10と、高周波電流の導電通路となるアルゴンガスなどの不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段である不活性ガス供給装置20と、腹腔内の視野・術野を確保するための炭酸ガスなどの気体を注入する気腹装置30と、腹腔内に注入されている気体を吸引する吸引装置40とで主に構成されている。
【0012】
前記高周波電源装置10には第1の接続ケーブル51を介して例えば腹腔内に挿通されるハンドピース11が電気的に接続されると共に、第2の接続ケーブル52を介して患者の体表に密着させる患者電極12が接続されている。
【0013】
前記ハンドピース11の手元側には前記高周波電源装置10から出力される高周波を切開用または凝固用に切り換える出力切換スイッチと、前記不活性ガス供給装置20からこのハンドピース11への不活性ガスの供給のON/OFFを選択するガス供給選択スイッチとを配置したスイッチ部11aが設けられている。前記スイッチ部11aの出力切換スイッチを切り換えることによって高周波の出力を切開用または凝固用に切り換える選択信号が、前記第1の接続ケーブル51を介して高周波電源装置10に伝達されて高周波の出力が切り換えられるようになっている。
【0014】
前記不活性ガス供給装置20と高周波電源装置10とはON/OFF信号などの受渡しが行えるように第3の接続ケーブル53によって接続されている。
【0015】
また、この不活性ガス供給装置20から延出する不活性ガス供給チューブ21は、前記ハンドピース11に接続されており、この不活性ガス供給チューブ21を介してアルゴンガスが不活性ガス供給装置20からハンドピース11に供給されるようになっている。
【0016】
さらに、前記ハンドピース11には前記不活性ガス供給装置20から延出する第4の接続ケーブル54が接続されており、前記ハンドピース11に設けたスイッチ部11aのガス供給選択スイッチからの不活性ガス供給のON/OFF信号が、この第4の接続ケーブル54を介して不活性ガス供給装置20に伝達されるようになっている。
【0017】
前記気腹装置30からは送気用チューブ31が延出しており、この送気用チューブ31の先端部が第1のトラカール61に接続されるようになっており、腹腔内を膨らませる例えば炭酸ガスが送気用チューブ31、第1のトラカール61を介して腹腔内に注入される。なお、腹腔内を所望の圧力に制御するために腹腔内圧を予め前記気腹装置30で設定すると共に、腹腔内圧を常時測定している。
【0018】
前記吸引装置40からは吸引用チューブ41が延出しており、この吸引用チューブ41を気腹装置30に設けた吸引制御手段32を経由させて第2のトラカール62に接続している。前記吸引制御手段32は、例えばピンチバルブで構成されており、前記吸引用チューブ41をピンチパルプに挟持し、このピンチバルブの開閉制御を行うことによって、チューブを開状態または閉状態に切り換えている。前記吸引制御手段32は通常状態では閉状態であるので吸引装置40による吸引動作は行われていない。
【0019】
なお、前記不活性ガス供給装置20と前記気腹装置30とは第5の接続ケーブル55によって電気的に接続されている。また、前記不活性ガス供給装置20には前記高周波電源装置10の高周波の出力を切開用または凝固用に切り換えるフットスイッチ22が接続されている。
【0020】
ここで、不活性ガス供給装置20の構成を説明する。
図2に示すように不活性ガス供給装置20にはアルゴンガスボンベ201が配設されており、このアルゴンガスボンベ201内に充填されているアルゴンガスが減圧器202及び不活性ガス制御手段を構成する流量センサ203及び電空比例弁204を介して第1の接続口金211に連結されている不活性ガス供給チューブ21を介してハンドピース11まで供給されるようになっている。
【0021】
前記流量センサ203及び前記電空比例弁204は、不活性ガス供給装置20内に設けられている不活性ガス制御手段を構成する制御部205に電気的に接続されている。また、この制御部205と前記高周波電源装置10とが第2のコネクタ212を介して電気的に接続されると共に、第3のコネクタ213、第4のコネクタ214及び第5のコネクタ215をそれぞれ介して前記気腹装置30、フットスイッチ22及び第4の接続ケーブル54が前記制御部205に電気的に接続されている。
【0022】
また、この腹腔鏡下外科手術において、気腹装置30は、腹腔内を所定量膨らませるために、炭酸ガスを送気用チューブ31、第1のトラカール61を介して送り込むと共に、腹腔内圧を常時測定している。なお、前記気腹装置30によって設定された腹腔内圧設定値及び測定される腹腔内圧測定値はインタフェース手段である第5の接続ケーブル55及び第2のコネクタ212を介して制御部205に伝達されている。
【0023】
さらに、前記不活性ガス供給装置20には図示しないフロントパネル表示器、パネルスイッチ及び制御回路で構成した、表示及びスイッチのインターフェイス手段として機能するフロントパネル部206が設けられている。なお、このフロントパネル部206と制御部205とは電気的に接続されている。
【0024】
前記制御部205に前記気腹装置30から腹腔内圧設定値及び腹腔内圧測定値が伝達されると、瞬時に腹腔内圧設定値と腹腔内圧測定値差との差の値が求められる。そして、この差の値が小さくなったとき、すなわち、腹腔内圧測定値が腹腔内圧設定値に近づいたとき、アルゴンガスの腹腔内への流量を設定可能な範囲で最大となるように制限する。このとき、前記腹腔内に流れ込むアルゴンガスの設定可能な量大流量は例えば以下の式で設定される。
【0025】
設定可能最大流量(L/分)=(設定値(mmHg))−(測定値(mmHg))
但し、設定可能最大流量を予め10(L/分)に設定している。
【0026】
そして、この式の結果を基にして前記電空比例弁204の開状態が制御される。
【0027】
上述のように構成した電気手術装置の作用を説明する。
まず、腹腔内の処置部位に例えば凝固用の高周波エネルギを出力するために、ハンドピース11に設けられているスイッチ部11aの出力選択スイッチを操作するか、またはフットスイッチ22を操作して高周波出力の「凝固」を選択する。すると、「凝固」を選択したことを示す出力選択信号が第5のコネクタ215または第4のコネクタ214を介して制御部205に伝達される。
【0028】
次に、「凝固」を選択したことを示す出力選択信号を受けた制御部205では電空比例弁204を開状態にしてアルゴンガスボンベ201内のアルゴンガスを不活性ガス供給チューブ21を介してハンドピース11に供給して、高周波エネルギを処置部に導いて凝固処置が行える状態にする。
【0029】
このとき、前記不活性ガス供給チューブ21を介して腹腔内に流れ込むアルゴンガスの流量は、 予め、フロントパネル部206を使用して例えば10L/分を越えないように設定されると共に、常に、流量センサ203によって前記不活性ガス供給チューブ21に送り込まれる流量を測定して、電空比例弁204の開状態を制御している。
【0030】
また、本腹腔鏡下外科手術においては、腹腔内を所望の圧力に制御するために腹腔内圧が測定されると共に、第2のコネクタ212を介して常時、制御部205に伝達されている。なお、前記気腹装置30によって設定された腹腔内圧設定値も予め制御部205に伝達されている。
【0031】
前記アルゴンガスボンベ201からアルゴンガスを腹腔内に送り込んで処置を行っていると、アルゴンガスが連続的に送り込まれることにより、腹腔内圧が上昇していく。このときの腹腔内圧は、常時測定されると共に制御部205に伝達されているので、この制御部205内では腹腔内圧設定値と腹腔内圧測定値との差が常に確認されている。そして、前記腹腔内圧設定値と腹腔内圧測定値との差の値が小さくなって、腹腔内圧測定値が腹腔内圧設定値に近づいたときアルゴンガスの腹腔内への流量を設定可能な範囲で最大となるように以下の式
設定可能最大流量(L/分)=(設定値(mmHg))−(測定値(mmHg))
を基に、電空比例弁204に制御信号を出力して開状態を制御する。
【0032】
このように、腹腔鏡下において不活性ガスを用いて切開や凝固などの処置を行う際、予め設定されている腹腔内圧設定値と現時点における腹腔内圧測定値とを常時不活性ガス制御手段で比較し、この比較結果を基に不活性ガス供給装置から腹腔内に送り込む不活性ガスの流量を制御することによって、腹腔内に流れこむ不活性ガスの流量過多による腹腔内加圧を未然に防止することができる。
【0033】
前記記載の図1及び図2を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。
本実施形態では上述のように腹腔内の圧力が上昇してきた際、アルゴンガスの腹腔内に流れ込む流量を設定可能な範囲で量大流量とする代わりに、以下のように吸引装置40を使用して腹腔内加圧を防止するものである。
【0034】
即ち、ハンドピース11のスイッチ部11aまたは、フットスイッチ22から不活性ガス供給装置20の制御部205に高周波の出力を選択する選択信号が出力されると、この出力選択信号が入力された制御部205から気腹装置30に不活性ガス供給装置20の動作状態を表すON/OFF信号と、アルゴンガス設定流量情報とが第5の接続ケーブル55を介して伝達される。
【0035】
このとき、前記気腹装置30では、前記不活性ガス供給装置20の動作状態を表すON/OFF信号及びアルゴンガス設定流量情報を基に、腹腔内に充満している炭酸ガスなどの気体を吸引制御手段32を用いて一定時間第2のトラカール62から吸引して一時的に腹腔内圧を下げる。このことにより、不活性ガスを腹腔内に注入しているときに腹腔内圧が設定した腹腔内圧より高くなることを防止している。
【0036】
なお、前記第2のトラカール62から腹腔内のガスを吸引する吸引時間は、不活性ガスを腹腔内に送り込む流量に対して設定されるようになっており、腹腔内に送り込まれるガスの流量が多ければ多いほど吸引装置40による吸引時間を長くしている。
【0037】
具体的には、不活性ガスを流量10L/分で腹腔内に送り込むとき吸引装置40の吸引時間を1秒に設定したり、不活性ガスを流量5L/分で腹腔内に送り込むとき吸引装置40の吸引時間を0.5秒に設定している。
【0038】
このように、高周波出力開始時に一定量のガスを吸引して、一時的に腹腔内圧を下げることで、不活性ガスを腹腔内に注入している最中に腹腔内圧が設定した腹腔内圧より高くなることを防止することができる。
【0039】
図3及び図4は本発明の第3の実施形態に係り、図3は電気手術装置の概略構成を示す説明図、図4はハンドピースの先端部の構成を説明する断面図である。
【0040】
図3に示すように本実施形態の電気手術装置1で使用されるハンドピース11Aの先端部110には、図4に示すように外側方向に向いて腹腔内圧を測定する小型圧力センサ111が設けられている。この小型圧力センサ111から出力される測定結果信号は信号線112を介して不活性ガス供給装置20内の制御部205に伝達される。なお、符号113は高周波エネルギを処置部位に向けて出力する電極部でありハンドピース内部に固定されている。その他の構成は前記第1の実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0041】
上述のように構成した電気手術装置の作用を説明する。
【0042】
ハンドピース11Aの先端部に設けられている小型圧力センサ111によって腹腔内圧が測定され、この小型圧力センサ111による測定値が信号線112を介して不活性ガス供給装置20の制御部205に送られる。すると、前記小型圧力センサ111による測定値を基に、不活性ガス供給装置20では以下の計算式に従ってアルゴンガスの最大流量を決定する。
【0043】
(アルゴンガス流量最大値(L/分))=10−(腹腔圧測定値(mmHg))
このとき、流量最大値を10(L/分)とし、流量最小値を1(L/分)として設定している。そして、上記式から得られる値にしたがって制御部205では電空比例弁204の開状態の制御を行って腹腔内圧の急激な上昇を防止することができる。また、不活性ガスを腹腔内に供給する先端部近傍での腹腔内圧測定値を基にして、不活性ガスの供給量を制御することができるので腹腔内圧の急激な上昇が防止される。その他の構成及び作用・効果は上述の実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0044】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0045】
(1)腹腔内に注入する不活性ガスの噴流を導電通路にして高周波エネルギを体腔内の生体組織に導き、切開・凝固を行う電気手術装置において、
腹腔内圧設定値及び腹腔内圧測定値を不活性ガス供給手段に伝達するインターフェイス手段と、
このインターフェイス手段に伝達された腹腔内圧設定値及び腹腔内圧測定値を基に、不活性ガス供給手段から腹腔内に供給される不活性ガス流量を制限する不活性ガス制御手段と、
を具備した電気手術装置。
【0046】
(2)腹腔内に供給される不活性ガス流量を、現在の腹腔内圧測定値と腹腔内圧設定値との差によって決定する付記1記載の電気手術装置。
【0047】
(3)高周波を出力する高周波電源と、高周波エネルギの導電通路となる不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置と、体腔内に気体を注入して手術の視野及び術野を確保する気腹装置とを備えた電気手術装置において、
前記気腹装置に体腔内に注入する気体の注入量を制御する送気制御手段と、
体腔内に注入されている気体の吸引量を制御する吸引制御手段と、
前記不活性ガス供給手段とのインターフェイス手段とを設け、
前記不活性ガス供給手段から腹腔内に供給されるガス量に同期させて、前記吸引制御手段の吸引量を制御する電気手術装置。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、腹腔内の圧力が予め設定した腹腔内圧設定値を超えることのない安全な電気手術装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1及び図2は本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係り、図1は電気手術装置の概略構成を示す図
【図2】不活性ガス供給装置の構成を示す説明図
【図3】図3及び図4は本発明の第3の実施形態に係り、図3は電気手術装置の概略構成を示す説明図
【図4】ハンドピースの先端部の構成を説明する断面図
【符号の説明】
1…電気手術装置
10…高周波電源装置
11…ハンドピース
20…不活性ガス供給装置
30…気腹装置
203…流量センサ
204…電空比例弁
205…制御部
Claims (2)
- 腹腔内における所定の処置を行う処置具に供給するための高周波エネルギーを生成する高周波電源装置と、
前記高周波電源装置で生成され、腹腔内において前記処置具から出力される高周波エネルギーの導電通路を形成するための所定の不活性ガスを当該処置具に対して供給可能な不活性ガス供給装置と、
腹腔内に対して、前記不活性ガスの供給経路とは異なる経路より気腹のためのガスを供給制御可能であって、かつ、所定の上限腹腔内圧値を設定可能な気腹ガス供給制御手段と、
腹腔内圧を測定する腹腔内圧測定手段と、
前記不活性ガス供給装置に配設された、前記気腹ガス供給制御手段で設定された所定の腹腔内圧設定値に係る情報を受信する腹腔内圧設定値情報受信部と、
前記不活性ガス供給装置に配設された、前記腹腔内圧測定手段で測定された腹腔内圧測定値に係る情報を受信する腹腔内圧測定値情報受信部と、
前記不活性ガス供給装置に配設された、前記腹腔内圧設定値情報受信部で受信した所定の腹腔内圧設定値と、前記腹腔内圧測定値情報受信部で受信した腹腔内圧測定値とに基づいて、当該不活性ガス供給装置から腹腔内に供給する前記所定の不活性ガスの流量を制御する不活性ガス制御手段と、
を具備したことを特徴とする電気手術装置。 - 前記不活性ガス制御手段は、前記不活性ガス供給装置から腹腔内に供給する不活性ガスの最大流量を、前記腹腔内圧設定値と前記腹腔内圧測定値との差に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の電気手術装置。
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