JP3771648B2 - 引き出し式収納庫用ホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は引き出し式収納庫用ホルダー、特に、物品を保持する為に、冷蔵庫の野菜収納室等のような、引き出し式の収納庫の側壁に係止させて使用するホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ある程度の深さを有する引き出し式の収納庫に被収納物を収納して保管する場合、同じ大きさ形状の前記被収納物であれば、仕切り板やハンギングホルダー等を利用することにより、整理して収納することができる。しかしながら、大きさや形の一定しない種々の被収納物を収納する場合は、前記収納庫内が乱雑になりがちである。
【0003】
例えば、冷蔵庫の野菜収納室は、ある程度の深さを有する上方開放の箱体であり、一般に、冷蔵庫本体から前方へ引き出して使用するものであるが、これに収納させる野菜の大きさ形状は様々であり、野菜を整理して収納しにくい。
そこで、前記野菜収納室へは、購入してきた順に野菜を放り込んで収納しているのが現状である。この収納状態では、前記野菜収納室の下の方には先に購入された古い野菜が収納され、その上方に新しい野菜が次々に収納されていくこととなる。このため、前記収納室の底近くに収納されている古い野菜を取り出すには、一旦、上方に収納されているものを取り出さなければならない上に、重量のある野菜を上に置くことによって、その下方に位置する野菜が形崩れする恐れがある。
【0004】
又、野菜の中には立てて保存することで鮮度が保たれるものがあるが、従来の野菜収納室では、立ちにくい形状の野菜を個別に安定した状態で立てて保存することは困難であり、野菜収納室内へ収納しているにもかかわらず、野菜の鮮度の老化を招来する結果となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来では、上記した冷蔵庫の野菜収納室のように、ある程度の深さを有する引き出し式の収納庫に、大きさ形状の一定しない被収納物を、整理した状態で且取り出し自在に収納することは困難であった。
請求項1記載の発明は、大きさ形状の一定しない被収納物を各々適した姿勢で且整理された状態で取り出し自在に収納できる収納部を具備するとともに、前記収納部を前記引き出しの開閉の邪魔にならずに引き出し式の収納庫内の壁面に安定した状態で取り付けられるようにした引き出し式収納庫用ホルダーを提供することを課題とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の課題に加えて、前記収納部に設けた開放部を閉塞可能とした引き出し式収納庫用ホルダーを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を達成するために、本発明の請求項1記載の発明は、『引き出し式の収納庫の壁面に取り付けられる第1部材と、前記第1部材の前方に突出するように前記第1部材に取り付けられる第2部材と、前記第1、第2部材間に着脱自在に支持される上方開放の収納部とからなり、前記第1部材には、前記壁面の頂部に係止させるための係止片と、前記収納部の開放端の一部を前記第1部材の頂部又はその近傍に支持させるための第1ストッパが設けられ、前記第2部材には、前記収納部の前記開放端の前記一部に対向する位置にある他の一部を前記第2部材の頂部又はその近傍に支持させるための第2ストッパが設けられ、前記係止片は、前記第1部材の前記頂部の後方端縁から後方へ張り出す構成とし、前記第1ストッパは、前記第1部材の後方端縁よりも前方に位置させ、前記収納部の開放端の各部分を支持した状態における前記第1ストッパ及び第2ストッパの上端の高さを、前記係止片の上端の高さ以下とした』ことを特徴とするものである。
【0008】
前記係止片は、前記第1部材の頂部の後方端縁から後方へ張り出すように設けられているとともに、前記第2部材は、前記第1部材の前方へ突出するように設けられているから、前記係止片を前記収納庫の壁面頂部に係止させると、前記第1部材は、その後方端が前記壁面に対向し且その頂面と前記収納庫の壁面の頂部とが略同一高さに位置するように前記壁面に取り付けられるとともに、前記第2部材は前記収納庫の内方へ突出する態様となる。
【0009】
そして、前記収納部は、前記第1部材の頂部又はその近傍と前記第2部材の頂部又はその近傍との間に着脱自在に支持されるとともに、その上方開放部から、被収納物を前記収納部へ出し入れ自在に収納することができる。
前記係止片は、上記したように、前記第1部材の頂面の後方端縁に設ける構成とし、前記第1ストッパは、それよりも前方に位置する配設態様としたから、前記第1ストッパは、前記第1部材において、前記係止片よりも下方に位置するように設けることができ、前記第1部材を前記収納庫の壁面頂部に係止させる際にも、前記第1ストッパが邪魔になることはない。
【0010】
又、前記第1ストッパ及び前記第2ストッパは、前記収納部の上方開放部を支持した状態において、前記係止片の上端よりも上方へ突出しない寸法関係に設定したから、前記引き出し式の収納庫を引き出す際又は閉める際に、前記係止片及び、前記第1、第2ストッパが邪魔になることがない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成のうち、『前記第2部材は、前記第1部材に対して回動自在とし、前記第2部材の回動に伴って、前記第1部材の前記頂部と前記第2部材の前記頂部とが隣接する構成とした』ことを特徴とする。
【0011】
前記第1部材の前記頂部又はその近傍及び前記第2部材の前記頂部又はその近傍には、前記収納部の上方開放端部の対向する部分がそれぞれ支持されているから、前記第2部材の頂部を前記第1部材の頂部から離反する方向に前記第2部材を回動させることにより、前記収納部の開放部は開放し、前記第2部材の頂部を前記第1部材の頂部に近付ける方向に前記第2部材を回動させること、前記収納部の開放部は閉塞することとなる。
【0012】
請求項3及び4記載の発明は、前記第1部材と前記第2部材の構造に関するものであり、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の構成のうち、『前記第1部材は略矩形形状とし、前記第2部材は、前記第1部材の頂部上面に直接又は間接的に重なり合う頂部とその両端に連続する一対の腕部とからなる略コ字状体とし、前記両腕部の各自由端部を前記第1部材の両側部下端にそれぞれ軸支させる構成とした』ことを特徴とする。
【0013】
前記第2部材を頂部及び一対の腕部とからなる略コ字状体とすると共に、その両自由端部を前記第1部材の両側部下端に軸支させる構成としたから、前記第2部材は、前記第1部材の両側部下端を回動支点として回動自在である。そして、前記第2部材を前記第1部材側へ回動させた時、前記第2部材の頂部が前記第1部材の頂部上面に直接的又は間接的に重なり合うように設定されている。
【0014】
よって、第1、第2部材の各頂部又はその近傍に、前記収納部の開放端部の対向する部分をそれぞれ支持させた場合、前記第2部材を前記第1部材側に回動させて、前記第2部材の頂部を前記第1部材の頂部上面に重ねることにより、前記収納部の開放部は閉塞されることとなる。逆に、前記第2部材を前記第1部材から離反する方向へ回動させると、前記開放部は開放される。このときの前記第1、第2部材の各頂部間の距離は、前記収納部の開放部の前記対向部間の距離に一致する。
【0015】
そして、請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の構成のうち、『前記第2部材を頂部とその両端に連続する一対の腕部とからなる略コ字状体とするとともに、前記両腕部の各自由端部を前記第1部材の頂部の両側に回動自在に軸支させ、前記両腕部はそのほぼ中央で屈曲自在とするとともに、前記両腕部を屈曲させたときに前記第2部材が回動し、前記第2部材の頂部後面が前記第1部材の頂部前面に接するようにした』ことを特徴とするものである。
【0016】
例えば、前記第2部材の両腕部を前記第1部材の下方へ回動させると共に前記腕部下方へ二つ折りにすると、前記第2部材の頂部後面が前記第1部材の頂部前面に接することとなり、両者間に支持されている前記収納部の開放端部は閉塞されることとなる。
又、前記第2部材の両腕部を前記第1部材の内方又は外方へ回動させると共に前記腕部を外方又は内方へ二つ折りにした場合でも、同様に、前記第2部材の頂部後面が前記第1部材の頂部前面に接し、前記収納部の開放部は閉塞されることとなる。
【0017】
請求項5及び6記載の発明は、前記第1部材とそれに設けられる前記第1ストッパとの関係に関するものであり、請求項5記載の発明は、請求項1から4の構成のうち、『前記第1ストッパは前記第1部材の一部分に密に重なり合う第1押え部とその両端に連続する一対の腕部とからなる略コ字状体とするとともに、前記第1押え部が前記第1部材の前面に位置するように前記第1ストッパの両自由端部を前記第1部材の両側部所定位置に回動自在に軸支させた』ことを特徴とする。
【0018】
前記第1ストッパの第1押え部に前記収納部の開放端部の一部を巻き付けるようにして係止させ、その状態で、前記第1ストッパを前記第1部材側に回動させて、前記第1押え部を前記第1部材の頂面に重ね合わせることにより、前記収納部の開放端部の一部が、前記第1押え部と前記第1部材との間に挟み込まれる態様で支持されることとなる。
【0019】
そして、請求項6記載の発明は、請求項1から4の構成のうち、『前記第1ストッパは前記第1部材の頂部上面に密に重なり合う第1押え部を具備し、前記第1押え部は前記第1ストッパの頂面に対して昇降自在とした』ことを特徴とする。
前記第1押え部に前記収納部の開放端部の一部を巻き付けるようにして係止させるとともに、前記第1ストッパを前記第1部材側へ降下させる。これにより、前記第1押え部が前記第1部材の頂面に、前記開放端部の一部を介して重なり合うこととなる。すなわち、前記収納部の開放端部の一部が、前記第1押え部と前記第1部材の頂部との間で支持されることとなる。
【0020】
請求項7及び8記載の発明は、前記第2部材と前記第2ストッパとの関係に関するものであり、請求項7記載の発明は、請求項1から6の構成のうち、『前記第2ストッパを前記第2部材の頂部上面に密に重なり合う第2押え部とその両端に連続する一対の腕部とからなる略コ字状体とし、前記第2ストッパの両自由端部を前記第2部材の両側部所定位置に軸支させた』ことを特徴とする。
【0021】
前記第2ストッパの第2押え部に前記収納部の開放端部の他の一部を巻き付けるようにして係止させ、その状態で、前記第2ストッパを前記第2部材側に回動させて、前記第2押え部を前記第2部材の頂面に重ね合わせると、前記収納部の開放端部の他の一部が、前記第2押え部と前記第2部材の頂部との間に挟み込まれる態様で支持されることとなる。
【0022】
請求項8記載の発明は、請求項1から6の構成のうち、『前記第2ストッパは前記第2部材の頂部上面に密に重なり合う第2押え部を具備し、前記第2押え部は前記第2ストッパの頂面に対して昇降自在とした』ことを特徴とする。
前記第2押え部に前記収納部の開放端部の他の一部を巻き付けるようにして係止させるとともに、前記第2ストッパを前記第2部材側へ降下させる。これにより、前記第2押え部は前記第2部材の頂面に前記開放端部の他の一部を介して重なり合うこととなり、前記収納部の開放端部の他の一部が、前記第2押え部と前記第2部材の頂部との間で支持されることとなる。
【0023】
請求項9記載の発明は、請求項1から8の構成のうち、『前記第1部材の後面に、前記収納部の壁面に吸着可能な吸着手段を設けた』ことを特徴とする。
前記第1部材に設けた前記係止片を前記収納部の壁面の頂部に係止させると同時に、前記吸着手段を、前記壁面に吸着させることにより、より安定した状態で、前記第1部材を前記壁面に取り付けることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1記載の発明は、前記壁面に取り付けられる前記第1部材とその前方へ突出する前記第2部材との間に、収納部の上方開放端部が支持される構成としたから、前記第1部材を収納庫の壁面に取付け、前記収納部に被収納物を収納すると、前記収納庫がある程度の深さを有する箱体であっても、前記被収納物は、収納順に前記収納庫の底に散らばったり形崩れしたりすることなく、各々適した姿勢で且整理された状態で取り出し自在に収納することができる。
【0025】
このとき、前記第1部材の頂部の後方端縁から後方へ突出させてなる係止片を収納庫の壁面頂部に係止させているから、前記収納部に被収納物を収納した状態でも前記第1部材は前記壁面に安定した状態で支持されることとなる。
又、前記係止片は上記したように前記第1部材の後方へ突出しており、その上方へは不必要に突出させていない上に、前記係止片よりも上方へ突出する部分は設けていないから、引き出し式の収納庫を開閉する際に引っ掛かって邪魔になる部分がなく、スムーズに前記引き出しの開閉が行える。
【0026】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、前記収納部の上方開放端部を閉塞できるようにしたから、前記収納部を例えば樹脂製の袋体とするとともに前記第1部材を冷蔵庫の野菜収納室に取り付け、前記袋体内に野菜を収納して使用する場合、前記袋体に収納させた野菜類の鮮度を保ちながら保管できるとともに、他の食品等への臭い移りも防止できる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を、図示例と共に説明する。
図1から図6に示すものは、本発明の第1番目の実施の形態に関するものである。特に、この実施の形態のものは、冷蔵庫の野菜収納室内に取付けるホルダーとして使用するものとする。
【0028】
まず、この実施の形態における第1部材(1) の構成について説明する。
第1部材(1) は、図1に示すように、頂部(1a)と両側部(1b)と底部(1c)とからなる横長長方形状の枠体であり、頂部(1a)の中央部と底部(1c)の中央部間を介在するように補助板(12)が設けられており、その略中央部には吸盤(13)が、第1部材(1) の後方に突出するように設けられている。又、頂部(1a)の後方端縁の両端には、逆L字状の一対の係止片(1d)が、第1部材(1) の後方へ突出するように第1部材(1) と一体に形成されている。
【0029】
又、第1部材(1) の両側部(1b)には、第1部材(1) とは別体に構成されてなる第1ストッパ(11)が、第1部材(1) の前面側で回動自在となるように取り付けられている。
この第1ストッパ(11)は、第1部材(1) の頂部(1a)の上面全域に重なり合う押え部(11a) と、この両側に連続し且両側部(1b)の上部域の外面に接触する一対の腕部(11b) とからなる略コ字状体であり、腕部(11b) の自由端部は、第1部材(1) の頂部(1a)から、腕部(11b) の長さに相当する分だけ下方に位置する両側部(1b)の所定箇所にそれぞれ軸支されている。第1ストッパ(11)は上記した寸法関係であるから、第1ストッパ(11)を第1部材(1) の頂部(1a)側へ回動させると、図5に示すように、第1ストッパ(11)が、第1部材(1) の頂部(1a)と、両側部(1b)の上部域に、略外嵌状態に重なることとなる。
【0030】
このとき、押え部(11a) の上面が係止片(1d)の上面よりも上方へ突出しない程度に両者の寸法関係は設定されているものとする。
次に、第2部材(2) の構成について説明する。
第2部材(2) は、頂部(2a)とこの両側に続く一対の腕部(2b)とから略コ字状に構成されており、腕部(2b)の自由端部を各々第1部材(1) の両側部(1b)の下端部に軸支することにより、第1部材(1) に対して回動自在となっている。
【0031】
尚、第2部材(2) の大きさは、第2部材(2) を第1部材(1) 側へ回動させたとき、図5に示すように、第1部材(1) の頂部(1a)及び両側部(1b)の上部域に外嵌している第1ストッパ(11)の上からさらに外嵌する大きさに設定されている。
第2部材(2) の腕部(2b)には、第2部材(2) とは別体に構成されてなる第2ストッパ(22)が、第1部材(1) の反対側に回動自在に取り付けられている。
【0032】
この第2ストッパ(22)は、第2部材(2) の頂部(2a)の上面全域に重なり合う押え部(22a) と、この両側に連続し且両腕部(2b)の上部域の外面に接触する一対の腕部(22b) とからなる略コ字状体であり、腕部(22b) の自由端部は、第2部材(2) の頂部(2a)から、腕部(22b) の長さに相当する分だけ下方に位置する腕部(2b)の所定箇所にそれぞれ軸支されている。第2ストッパ(22)は上記した寸法関係であるから、第2ストッパ(22)を第2部材(2) の側へ回動させると、押え部(22a) が第2部材(2) の頂部(2a)に、腕部(22b) が腕部(2b)の上部域にそれぞれ重なり合う態様となる。
【0033】
第1部材(1) と第2部材(2) との間に支持させる収納部は、透明な樹脂製シートからなる上方開放の袋体(3) とし、図2に示すように、袋体(3) の上方開放部(30)の一辺側を第1ストッパ(11)の押え部(11a) に上から係止させると共に他辺側を第2部材(2) の頂部(2a)に上から係止させる。押え部(11a) には、袋体(3) の上方開放部(30)の端縁がその下方へ巻き込まれる程、深く係止させておく。
【0034】
その状態で、第1ストッパ(11)を第1部材(1) 側へ回動させると共に、第2ストッパ(22)を第2部材(2) 側へ回動させる。これにより、図3に示すように、上方開放部(30)の前記一辺側は第1部材(1) の頂部(1a)の上面と第1ストッパ(11)の押え部(11a) の下面との間に挟持されるとともに、上方開放部(30)の前記他辺側は第2部材(2) の頂部(2a)の上面と第2ストッパ(22)の押え部(22a) の下面との間に挟持されることとなる。これにより、袋体(3) の上方開放部(30)は、第1部材(1) と第2部材(2) との間で確実に支持されることとなり、上方開放部(30)から袋体(3) 内に、野菜等の被収納物を収納することができる。
【0035】
この支持状態から、第2部材(2) を第1部材(1) 側に回動させれば、第2部材(2) の大きさ形状は上記したとおりであるから、図4に示すように、第2部材(2) は第1部材(1) の第1ストッパ(11)の上から略外嵌状態に重なり合うこととなり、これに伴って袋体(3) の上方開放部(30)は閉塞されることとなる。
このとき、第2部材(2) の押え部(22a) の上面が、係止片(1d)の上面よりも上方に突出しないように各部の寸法を設定しておく。
【0036】
尚、両側部(1b)の外面には、図1に示すように、凹部(14)が形成されており、腕部(2b)を両側部(1b)に重ねた状態における凹部(14)に対応する腕部(2b)の内面の所定位置には、係止突起(24)が内方へ突出するように形成されている。
よって、第2部材(2) を、第1部材(1) 側へ回動させて第1ストッパ(11)の上から略外嵌状態に重ね合わせると、図5に示すように、係止突起(24)が凹部(14)に嵌り込むことにより、第2部材(2) の第1部材(1) への重なり状態が維持され、袋体(3) の上方開放部(30)は不用意に開くことはない。
【0037】
この袋体(3) 内に野菜類(31)を収納し、図6に示すように、冷蔵庫の野菜収納室(33)内に収納する。このとき、第1部材(1) の上端に設けた係止片(1d)が、野菜収納室(33)の上端(33a) に係止されるとともに第1部材(1) の後面に突設させた吸盤(13)を、野菜収納室(33)の内壁面に吸着させることにより、第1部材(1) は、野菜収納室(33)の壁面に確実に且安定的に取り付けられることとなる。
【0038】
そして、第2部材(2) を第1部材(1) 側に回動させて、第2部材(2) の頂部(2a)を、第1部材(1) の頂部(1a)上に位置する第1ストッパ(11)の押え部(11a) に重ね合わせた状態においては、袋体(3) の上方開放部(30)は、同図に示すように閉塞されることから、袋体(3) は略密閉状態となり、内部に収納した野菜類(31)の鮮度を保つことができる。又、細長い野菜類(31a) は立てて保存することができるから、さらに鮮度の老化を抑制させることができる。
【0039】
次に、本発明の第2番目の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。
図7は、第2番目の実施の形態の第1部材(1) と第1ストッパ(11)のみを示したものである。第1部材(1) は、前記第1番目の実施の形態の第1部材(1) と同様に、頂部(1a)、両側部(1b)及び底部(1c)からなる矩形枠体であり、頂部(1a)の中央部と底部(1c)の中央部間には補助板(12)が設けられており、その略中央部には吸盤(13)が、第1部材(1) の後方に突出するように設けられている。又、頂部(1a)の後方端縁の両端には、逆L字状の一対の係止片(1d)が、第1部材(1) の後方へ突出するように第1部材(1) と一体に形成されているとともに、頂部(1a)の中央域には、横長長円形状の孔部(10a) が開口している。
【0040】
この第1部材(1) に取り付けられる第1ストッパ(11)は、頂部(1a)の幅及び長さに略一致する板状の押え部(11a) と、押え部(11a) の下面中央から下方へ突出し且孔部(10a) に密に嵌入可能な昇降軸(11c) とからなり、孔部(10a) に昇降軸(11c) を強制的に嵌入させることにより、第1ストッパ(11)は、頂部(1a)の孔部(10a) に昇降可能に取り付けられることとなる。
【0041】
この第1部材(1) に袋体(3) の上方開放部(30)を支持させるには、押え部(11a) を巻き込むように、袋体(3) の上方開放部(30)の一部を、押え部(11a) の上面側から係止させ、押え部(11a) の下面が頂部(1a)の上面に当接するまで第1ストッパ(11)を降下させる。
これにより、袋体(3) の上方開放部(30)の端縁が、押え部(11a) と頂部(1a)との間に挟まれる態様で支持されることとなる。
【0042】
この支持状態において、袋体(3) 内に被収納物を収納すると、前記被収納物の重みで前記袋体(3) は下方へ引っ張られることとなるが、この引っ張られる方向と、押え部(11a) を頂部(1a)側へ押えつける方向とは一致することとなるため、袋体(3) 内に重量のある被収納物を収納させても、袋体(3) は第1部材(1) と第1ストッパ(11)との支持部分から脱落しにくい。
【0043】
図8は、図7に示した第1部材(1) の両側部(1b)の下端部に回動自在に取り付けられる第2部材(2) を示すものであり、頂部(2a)と一対の腕部(2b)とから略コ字状に構成されていると共に、腕部(2b)の上部域には、腕部(2b)の長手方向に平行なスライド溝(2c)が形成されている。
そして、この第2部材(2) に取り付けられる第2ストッパ(22)は、押え部(22a) とその両側に位置する一対の腕部(22b) とからなる略コ字状体であり、腕部(22b) の下端部からは、スライド溝(2c)に密に摺動自在となる摺動軸(22c) が各々内方に突出している。
【0044】
この実施の形態の第2部材(2) では、第2ストッパ(22)の押え部(22a) が第2部材(2) の頂部(2a)に対して昇降自在となる構成であり、第2ストッパ(22)の押え部(22a) の上面側から押え部(22a) を巻き込むように、袋体(3) の上方開放部(30)の他の一部を係止させ、押え部(22a) を第2部材(2) の頂部(2a)に重なり合うように第2ストッパ(22)を降下させれば、袋体(3) の上方開放部(30)の前記他の一部が、両者間に挟持されて支持されることとなる。
【0045】
この支持状態においても、袋体(3) 内に収納した被収納物の重みで前記袋体(3) が下方へ引っ張られても、この引っ張られる方向と、押え部(22a) を頂部(2a)側へ押えつける方向とが一致することとなるため、袋体(3) は脱落しにくいものとなる。
尚、図8の第2部材(2) の腕部(2b)の下端部を、図7の第1部材(1) の両側部(1b)の下端部に回動自在に取り付けるとともに、袋体(3) の上方開放部(30)の対向する各部分を、上記した要領で、第1部材(1) と第1ストッパ(11)との間、及び第2部材(2) と第2ストッパ(22)との間にそれぞれ支持させる。これにより、袋体(3) は第1部材(1) と第2部材(2) との間に上方開放状態に支持されることとなる。そして、第2部材(2) を第1部材(1) 側に最も回動させたとき、第2部材(2) の頂部(2a)が第1ストッパ(11)の押え部(11a) の上に略外嵌状態に重なり合うように両者の寸法関係を設定しておくことにより、前記第1番目の実施の形態の場合と同様に、袋体(3) の上方開放部(30)は開閉自在となる。
【0046】
図9及び図10は、本発明の第3番目の実施の形態の第1部材(1) 及び第1ストッパ(11)を示すものであり、第1部材(1) は、上記した第1、第2番目の実施の形態とほぼ同様に、頂部(1a)、両側部(1b)及び底部(1c)からなる略矩形枠体形状であり、第1ストッパ(11)は、押え部(11a) と一対の腕部(11b) からなる略コ字状体に構成されており、第1部材(1) の前面に取り付けられる。
【0047】
両側部(1b)の所定域には、縦長のスリット(15)が形成されており、腕部(11b) の下端には、スリット(15)に嵌入可能な軸部(図示せず)が内方へ突出している。
又、頂部(1a)の後方端縁両側からは、一対の係止片(1d)が後方へ突出しており、前方端縁両側からは、一対のストッパ(1e)が上方へ突出している。尚、ストッパ(1e)の突出高さは、係止片(1d)の上面高さ以下に設定しておく。
【0048】
腕部(11b) の下端に設けた前記軸部を、両側部(1b)に設けたスリット(15)に外側から嵌入させることにより、第1ストッパ(11)は、第1部材(1) に対して、回動自在で且昇降自在に取り付けられることとなる。
尚、腕部(11b) 及びスリット(15)の長さは、前記軸部をスリット(15)の最上端に当接させた状態で第1ストッパ(11)を上方へ回動させた時に、押え部(11a) がストッパ(1e)を越えて頂部(1a)の上方に位置し、その後、前記軸部をスリット(15)の最下端まで降下させた時に、押え部(11a) が頂部(1a)の上面に当接する寸法関係に設定しておく。
【0049】
押え部(11a) には、その両外側部へ開放するスリット(18)が形成されており、図9に示すように、袋体(3) の上方開放部(30)の一部を、押え部(11a) の上から巻き付けるとともにその端縁をスリット(18)内に入れ込む。そして、前記軸部がスリット(15)の最上端に当接するまで第1ストッパ(11)を上昇させるとともに上方へ回動させ、押え部(11a) を頂部(1a)の上方に位置させた時点で押え部(11a) を降下させると、図10に示すように、袋体(3) の上方開放部(30)が、第1部材(1) の頂部(1a)と押え部(11a) との間で挟持されて支持されることとなる。
【0050】
この支持状態において、袋体(3) の上方開放部(30)は、押え部(11a) の上からスリット(18)内に入れ込んで巻き付けられているとともに、さらに、押え部(11a) と第1部材(1) の頂部(1a)との間に押え付けて挟持される構成となっているから、袋体(3) は、不用意に脱落しにくいものとなる。
尚、頂部(1a)の前方端縁にはストッパ(1e)が突設していることから、押え部(11a) は、第1部材(1) の前面側へ不用意に回動することがなく、安定した状態で袋体(3) の上方開放部(30)を支持することができる。
【0051】
図11及び図12は、本発明の第4番目の実施の形態の第1部材(1) 及び第1ストッパ(11)を示すものであり、第1部材(1) は、上記した3つの実施の形態とほぼ同様に、頂部(1a)、両側部(1b)及び底部(1c)からなる横長長方形状の枠体であり、第1ストッパ(11)は、押え部(11a) と一対の腕部(11b) からなる略コ字状体に構成されている。押え部(11a) が頂部(1a)の上面に位置し且第1部材(1) の前方側に回動できるように、第1ストッパ(11)の腕部(11b) の下端部を第1部材(1) の両側部(1b)の所定位置に軸支させている。
【0052】
この実施の形態の第1部材(1) の前面の両側には、一対の断面略S字状の係止片(16)が、前方へ突設されている。この係止片(16)の上端に位置する係止部(16a) が前方に突出するとともに、後方へ曲がっている下端部(16b) を支点として第1部材(1) 側へ弾性変形可能となっている。
この係止片(16)に、袋体(3) の上方開放部(30)の一部を上から係止させ、第1ストッパ(11)を、第1部材(1) の前方側へ回動させる。このとき、押え部(11a) が係止片(16)の係止部(16a) 上端に当接するが、係止片(16)を、下端部(16b) を支点として、強制的に第1部材(1) 側へ弾性変形させれば、押え部(11a) を係止部(16a) の前方を通過させることができる。この時点で、係止片(16)を弾性復帰させれば、図12に示すように、押え部(11a) は、係止片(16)の表面側に上方開放部(30)の一部を押え付けながら、係止片(16)の係止部(16a) に係止されることとなる。すなわち、袋体(3) の上方開放部(30)の一部は、係止片(16)と押え部(11a) との間で挟持されて支持されることとなる。
【0053】
図13及び図14に示すものは、本発明の第5番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と第2部材(2) との関係を示すものであり、第1部材(1) は、頂部(1a)、両側部(1b)及び底部(1c)からなる略矩形枠体形状に構成されていると共に、両側部(1b)の上端近傍から下端近傍までスリット(17)が形成されている。
【0054】
第2部材(2) は、頂部(2a)と一対の腕部(2b)から略コ字状に形成されており、上記第1部材(1) の頂部(1a)と両側部(1b)に略外嵌する略コ字状体であり、腕部(2b)の自由端部から内方に突出している軸部(図示せず)を前記スリット(17)内に両側部(1b)の外側から抜止め状態に嵌め込むことにより、第2部材(2) は、第1部材(1) に対して、回動自在であり且昇降自在となっている。
【0055】
このものでは、袋体(図示せず)の上方開放部(図示せず)の一部を頂部(1a)に、他の一部を頂部(2a)に支持させるとともに、図13に示すように、腕部(2b)の自由端部をスリット(17)の最上端に位置させ、腕部(2b)が両側部(1b)に対して垂直に位置させると、袋体(3) は第1部材(1) と第2部材(2) との間で上方開放部(30)が開放した状態で支持されることとなる。
【0056】
この状態から、前記軸部をスリット(17)の下方へスライドさせて、第2部材(2) 全体を降下させ、前記軸部がスリット(17)の下端に到達した時点で、前記軸部を支点として、第2部材(2) を上方へ回動させると、図14に示すように、第2部材(2) の頂部(2a)が第1部材(1) の頂部(1a)の上面に重なり、第2部材(2) の両腕部(2b)が第1部材(1) の両側部(1b)の外面に重なり合うこととなる。この状態が、袋体(3) の上方開放部(30)を閉塞させた状態となる。
【0057】
図15から図17に示すものは、本発明の第6番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と第2部材(2) との関係を示すものである。
第1部材(1) は、板状の頂部(1a)と、頂部(1a)の後方端縁から垂下する後面板(1f)とからなる断面略逆L字状体とし、第2部材(2) は、板状の頂部(2a)と、頂部(2a)の前方端縁から垂下する前面板(2d)とからなり、第1部材(1) に対向する断面逆L字状体とし、これらの間に一対の腕部(2b)が介在する構成とする。
【0058】
各腕部(2b)は、一対の第1、第2屈曲片(20a)(20b)からなり、両者は屈曲自在に連結されているとともに、第1屈曲片(20a) の他端は第1部材(1) に、第2屈曲片(20b) の他端は第2部材(2) に、それぞれ、回動自在に連結させている。
図15に示す状態で、頂部(1a)と頂部(2a)に、袋体(図示せず)の上方開放部(図示せず)の対向する部分をそれぞれ支持させると、前記袋体が、第1部材(1) と第2部材(2) との間に、上方開放状態に支持される態様となる。この状態から、図16に示すように、第1、第2屈曲片(20a)(20b)をその連結部(20)で内側へ屈曲させると、第1、第2屈曲片(20a)(20b)の他端はそれぞれ、第1部材(1) 及び第2部材(2) の内方へ回動することとなり、図17に示すように、頂部(2a)の後方端縁が頂部(1a)の前方端縁に当接した時、腕部(2b)は、後面板(1f)と前面板(2d)間に収納される態様となる。これが前記袋体の上方開放部を閉塞させた状態である。
【0059】
図18から図20に示すものは、本発明の第7番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と第2部材(2) との関係を示すもので、第1部材(1) 及び第2部材(2) の構成は、上記した第6番目の実施の形態のそれらに近似しているが、この実施の形態のものでは、腕部(2b)を構成する第1、第2屈曲片(20a)(20b)の連結部(20)を下方へ屈曲させる構成としたものである。第1、第2屈曲片(20a)(20b)をその連結部(20)で下方へ屈曲させると、第1、第2屈曲片(20a)(20b)の他端はそれぞれ、第1部材(1) 及び第2部材(2) の下方へ回動することとなり、図20に示すように、頂部(2a)の後方端縁が頂部(1a)の前方端縁に当接し、袋体(3) の上方開放部(30)を閉塞させることができる。
【0060】
尚、上記第6及び7番目の実施の形態の第1部材(1) にも、係止片(1d)及び吸盤(13)を具備させるための補助板(12)を設けている。
図21及び図22に示すものは、本発明の第8番目の実施の形態のホルダーに関するもので、横長直方体形状の第1部材(1) と、第1部材(1) の両側部下端に回動自在に取り付けられる略コ字状の第2部材(2) とからなるものである。
【0061】
図21に示すように、第1部材(1) の前面上部域には、底部に山部(40a) が突出する溝部(40)が第1部材(1) の長辺に平行に形成されている。第1部材(1) の両側部上端には、スリット(42)を具備する一対の回動板(41)が回動自在に軸支されており、回動板(41)間には、押さえ軸(43)が介在されている。袋体(3) の非係止状態においては、押さえ軸(43)は、第1部材(1) の上面に位置するようにセットされており、図22に示すように、回動板(41)を第1部材(1) の前面側に回動させたとき、押さえ軸(43)が、溝部(40)に嵌合するように、各部の寸法関係は設定されていると共に、押さえ軸(43)には、山部(40a) に対向するV字状の切欠き(44)が形成されている。
【0062】
第2部材(2) は、一対の両側板(5b)と、両側板(5b)間に介在される軸部(5a)とからなり、両側板(5b)の上部域内面には、略コ字状の押さえ軸(55)が、第2部材(2) の外側で回動自在となるように軸支されている。軸部(5a)の外側面には、図21に示すように、V字状の切欠き(50)が形成されており、押さえ軸(55)における軸部(5a)に対向する部分には、軸部(5a)の断面形状に一致する切欠き(56)が形成されている。押さえ軸(55)を、図22に示すように、第2部材(2) 側へ回動させると、切欠き(50)が形成されている軸部(5a)に、押さえ軸(55)が噛み合うこととなる。
【0063】
この実施の形態のホルダーに袋体(3) を支持させるには、図21に示すように、袋体(3) の上方開放部(30)の一部を、回動板(41)のスリット(42)に引っ掛けると共に、他の一部を、第2部材(2) の軸部(5a)に上から係止させる。その状態で、図22に示すように、回動板(41)を第1部材(1) の前面側へ回動させるとともに、押さえ軸(55)を第2部材(2) 側へ回動させる。これによリ、袋体 (3)の上方開放部(30)の各部分は、図22に示すように、押さえ軸(43)と溝部(40)との間と、軸部(5a)と押さえ軸(55)との間にそれぞれに挟持される態様で支持されることとなる。
【0064】
そして、この状態で、第2部材(2) を第1部材(1) 側へ回動させることにより、袋体(3) の開放部(30)は閉塞されることとなる。
以上、各実施の形態の各部について説明したが、第1部材(1) と、第2部材(2) との組み合わせ、又、第1部材(1) と第1ストッパ(11)、第2部材(2) と第2ストッパ(22)との組み合わせは自由である。
【0065】
例えば、第1番目の実施の形態における第1部材(1) に、第2番目の実施の形態における第2部材(2) を取り付けたり、又、逆に、第2番目の実施の形態の第1部材(1) に、第1番目の実施の形態の第2部材(2) を取り付けたりするること等も可能である。又、第3番目の実施の形態の第1部材(1) に、第1番目の実施の形態の第1ストッパ(11)を取り付けたりすること等も可能である。
【0066】
第3及び第4番目の実施の形態としては、第1部材(1) のみを示したが、これに設ける第2部材(2) は、何ら限定されるものではなく、上記した第1、第2番目の実施の形態の第2部材(2) でも、第8番目の実施の形態の第2部材(2) でも、各々寸法関係を設定しておけば、いずれの場合でも可能である。
さらに、第5、第6、第7番目の実施の形態としては、第1部材(1) と第2部材(2) との構造のみを記したが、各枠体に設ける、袋体(3) を係止させるためのストッパとしては、なんら限定されるものではない。但し、引き出し式の収納庫に取り付けた時に、前記収納この開閉を妨げるような突起物が突出しないように、各ストッパの上端部は、各実施の形態の第1部材(1) の頂部(1a)に設けられている係止片(1d)の上端よりも低く設定しておく必要がある。
【0067】
又、上記各実施の形態のホルダーは、冷蔵庫の野菜収納室の壁面に設ける構成としたが、壁面以外の、例えば、野菜収納室内の仕切り板に取り付けても良い。さらに、野菜収納室以外の収納庫、例えば、事務机等の引き出しに取り付けて使用することも可能である。
又、収納部としては、野菜収納室を対象とした場合は、樹脂製の鮮度保持袋が望ましいが、樹脂製の袋体(3) に限定されるものではなく、第1部材(1) と第2部材(2) とで支持可能な形状のものであれば、ネット状のものでも、箱状のものでも良く、被収納物によって種々使い分けることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と第2部材(2) との関係を示す斜視図。
【図2】図1の第1部材(1) と第2部材(2) の頂面に袋体(3) の開放端部を係止させただけの状態を示す斜視図。
【図3】図2の第1ストッパ(11)と第2ストッパ(22)を回動させて、第1部材(1) と第1ストッパ(11)及び第2部材(2) と第2ストッパ(22)で、袋体(3) の開放端部を支持させた状態を示す斜視図。
【図4】第2部材(2) を第1部材(1) 側へ回動させることにより、袋体(3) の上方開放部を閉塞させた状態を示す斜視図。
【図5】袋体を省略した図4の正面図。
【図6】本発明の第1番目の実施の形態のホルダーの使用状態を示す断面図。
【図7】本発明の第2番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と袋体(3) の説明図。
【図8】本発明の第2番目の実施の形態のホルダーにおける第2部材(2) と袋体(3) の説明図。
【図9】本発明の第3番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と袋体(3) の説明図。
【図10】図9の状態から、第1ストッパ(11)を回動させて袋体(3) を支持させた状態を示す斜視図。
【図11】本発明の第4番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と袋体(3) の説明図。
【図12】図11の状態から、第1ストッパ(11)を回動させて袋体(3) を支持させた状態を示す斜視図。
【図13】本発明の第5番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と第2部材(2) との関係を示す斜視図。
【図14】図13の状態から、第2部材(2) を降下・回動させ、第1部材(1) に重ねた状態を示す斜視図。
【図15】本発明の第6番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と第2部材(2) との関係を示す斜視図。
【図16】図15の第2部材(2) を折り畳む途中の状態を示す斜視図。
【図17】図16の第2部材(2) の折り畳み完了状態を示す斜視図。
【図18】本発明の第7番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と第2部材(2) との関係を示す斜視図。
【図19】図18の第2部材(2) を折り畳む途中の状態を示す斜視図。
【図20】図19の第2部材(2) の折り畳み完了状態を示す斜視図。
【図21】本発明の第8番目の実施の形態のホルダーにおける第1部材(1) と第2部材(2) と袋体(3) の関係を示す斜視図。
【図22】図21の第1ストッパ(11)と第2ストッパ(22)を回動させて、第1部材(1) と第1ストッパ(11)及び第2部材(2) と第2ストッパ(22)で、袋体(3) の開放端部(30)を支持させた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
(1) ・・・・・・・第1部材
(11)・・・・・・・第1ストッパ
(2) ・・・・・・・第2部材
(22)・・・・・・・第2ストッパ
(3) ・・・・・・・収納部
(30)・・・・・・・開放端
(1a)・・・・・・・頂部
(1d)・・・・・・・係止片
(2a)・・・・・・・頂部
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
Claims (9)
- 引き出し式の収納庫の壁面に取り付けられる第1部材と、前記第1部材の前方に突出するように前記第1部材に取り付けられる第2部材と、前記第1、第2部材間に着脱自在に支持される上方開放の収納部とからなり、
前記第1部材には、前記壁面の頂部に係止させるための係止片と、前記収納部の開放端の一部を前記第1部材の頂部又はその近傍に支持させるための第1ストッパが設けられ、
前記第2部材には、前記収納部の前記開放端の前記一部に対向する位置にある他の一部を前記第2部材の頂部又はその近傍に支持させるための第2ストッパが設けられ、
前記係止片は、前記第1部材の前記頂部の後方端縁から後方へ張り出す構成とし、
前記第1ストッパは、前記第1部材の後方端縁よりも前方に位置させ、
前記収納部の開放端の各部分を支持した状態における前記第1ストッパ及び第2ストッパの上端の高さを、前記係止片の上端の高さ以下とした引き出し式収納庫用ホルダー。 - 前記第2部材は、前記第1部材に対して回動自在とし、前記第2部材の回動に伴って、前記第1部材の前記頂部と前記第2部材の前記頂部とが隣接する構成とした請求項1に記載の引き出し式収納庫用ホルダー。
- 前記第1部材は略矩形形状とし、前記第2部材は、前記第1部材の頂部上面に直接又は間接的に重なり合う頂部とその両端に連続する一対の腕部とからなる略コ字状体とし、前記両腕部の各自由端部を前記第1部材の両側部下端にそれぞれ軸支させる構成とした請求項1又は2に記載の引き出し式収納庫用ホルダー。
- 前記第2部材を頂部とその両端に連続する一対の腕部とからなる略コ字状体とするとともに、前記両腕部の各自由端部を前記第1部材の頂部の両側に回動自在に軸支させ、前記両腕部はそのほぼ中央で屈曲自在とし、前記両腕部を屈曲させるとともに回動させたときに前記第2部材の頂部後面が前記第1部材の頂部前面に接するようにした請求項1又は2に記載の引き出し式収納庫用ホルダー。
- 前記第1ストッパは前記第1部材の一部分に密に重なり合う第1押え部とその両端に連続する一対の腕部とからなる略コ字状体とするとともに、前記第1押え部が前記第1部材の前面に位置するように前記第1ストッパの両自由端部を前記第1部材の両側部所定位置に回動自在に軸支させた請求項1から4のいずれかに記載の引き出し式収納庫用ホルダー。
- 前記第1ストッパは前記第1部材の頂部上面に密に重なり合う第1押え部を具備し、前記第1押え部は前記第1ストッパの頂面に対して昇降自在とした請求項1から4のいずれかに記載の引き出し式収納庫用ホルダー。
- 前記第2ストッパを、前記第2部材の頂部上面に密に重なり合う第2押え部とその両端に連続する一対の腕部とからなる略コ字状体とし、前記第2ストッパの両自由端部を前記第2部材の両側部所定位置に回動自在に軸支させた請求項1から6のいずれかに記載の引き出し式収納庫用ホルダー。
- 前記第2ストッパは前記第2部材の頂部上面に密に重なり合う第2押え部を具備し、前記第2押え部は前記第2ストッパの頂面に対して昇降自在とした請求項1から6のいずれかに記載の引き出し式収納庫用ホルダー。
- 前記第1部材の後面に、前記収納部の壁面に吸着可能な吸着手段を設けた請求項1から8のいずれかに記載の引き出し式収納庫用ホルダー。
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