JP3771449B2 - 移動通信システム、移動局、基地局、及び移動通信方法 - Google Patents
移動通信システム、移動局、基地局、及び移動通信方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動局が複数の無線通信システムで通信を行う移動通信システム、移動局、及び移動通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、移動局が複数の無線通信システムで通信を行う例として、現在日本国内で商用サービスが提供されているディジタル自動車電話方式(PersonalDigital Cellular:PDC)がある。このPDCは、800MHz帯域システムと1500MHz帯域システムとを有している。PDCにおいては、2つのシステムの各周波数帯を使用可能な移動局を多数導入した上で、それらの移動局を2つのシステムに振り分けることによって、トラヒックや処理負荷を2つのシステムに分散させる共用方式が考案されている。
【0003】
共用方式の実施方法としては、移動局が待ち受けるシステムを一方のシステムに限定した上で、通信開始時に各システムに振り分ける方法が考えられる。ここで、待ち受けるシステムを限定する方法として、▲1▼すべての移動局が待ち受けるシステムを800MHz帯域システム、又は1500MHz帯域システムのうち一方に限定する方法、▲2▼一部の移動局が待ち受けるシステムを800MHz帯域システムに限定し、残りの移動局が待ち受けるシステムを1500MHz帯域システムに限定する方法が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、▲1▼すべての移動局が待ち受けるシステムを800MHz帯域システム、又は1500MHz帯域システムのうち一方に限定する方法では、すべての移動局が同一システムで待ち受け状態および待ち受け状態から通信状態に遷移する際に、制御信号の送受信を行うため、そのシステムの制御チャネルが輻輳する恐れがある。
【0005】
一方、▲2▼一部の移動局が待ち受けるシステムを800MHz帯域システムに限定し、残りの移動局が待ち受けるシステムを1500MHz帯域システムに限定する方法では、制御信号の分散を図ることはできるものの、システムの制御チャネルの容量に変更が加わった等の理由で、各システムに待ち受ける移動局の比率を変更する必要が生じた場合は、その変更が困難であるという問題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、複数の無線通信システムにおいて共用方式を実施した際に、制御信号がいずれかのシステムに集中することによる制御チャネルの輻輳を回避すること、及び各システムに待ち受ける移動局の比率を柔軟に変更することができる移動通信システム、移動局、及び移動通信方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る移動通信システムは、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、前記移動局は、前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、一様乱数を生成する乱数生成手段と、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、前記各無線通信システムは、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための任意の数値を含んだ情報を生成する情報生成手段と、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された情報を前記移動局に通知する通知手段とを備え、前記移動局は、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行する構成を採る。
【0008】
また、本発明に係る移動通信システムは、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、前記移動局は、前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、一様乱数を生成する乱数生成手段と、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、前記各無線通信システムは、
前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための任意の数値を含んだ情報を生成する情報生成手段と、前記待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された情報を通知する通知手段とを備え、前記移動局は、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更する構成を採る。
【0009】
また、本発明に係る移動通信システムは、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、前記移動局は、前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる前記移動局が属する移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、前記各無線通信システムは、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、前記移動局が属する移動局群を指定する情報を生成する情報生成手段と、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された情報を前記移動局に通知する通知手段とを備え、前記移動局は、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行する構成を採る。
【0010】
また、本発明に係る移動通信システムは、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、前記移動局は、前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される前記移動局が属する移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、前記各無線通信システムは、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、前記移動局が属する移動局群を指定する情報を生成する情報生成手段と、前記待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された情報を通知する通知手段とを備え、前記移動局は、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更する構成を採る。
【0011】
また、本発明の移動通信システムは、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、前記移動局は、前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、一様乱数を生成する乱数生成手段と、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、前記制御チャネルに含まれる、前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、前記判断手段により前記指定情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、前記各無線通信システムは、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、任意の数値と前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報とを含んだ制御情報を生成する情報生成手段と、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された制御情報を前記移動局に通知する通知手段とを備え、前記移動局は、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行する構成を採る。
また、本発明に係る移動通信システムは、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、前記移動局は、前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、一様乱数を生成する乱数生成手段と、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、前記制御チャネルに含まれる、前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、前記判断手段により前記指定情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、前記各無線通信システムは、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、任意の数値と前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報とを含んだ制御情報を生成する情報生成手段と、前記待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された制御情報を通知する通知手段とを備え、前記移動局は、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更する構成を採る。
【0012】
また、前記記憶手段は、予め定められており、他の移動局と同一である無線通信システムを記憶する構成を採ってもよい。
【0013】
また、通信容量が最大である無線通信システムが予め定められている構成を採ってもよい。
【0014】
また、本発明に係る移動局は、複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、一様乱数を生成する乱数生成手段と、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、前記演算結果に基づいて前記無線通信システムの選択を行う構成を採る。
【0015】
また、本発明に係る移動局は、複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、一様乱数を生成する乱数生成手段と、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、前記演算結果に基づいて前記無線通信システムの選択を行う構成を採る。
【0016】
また、本発明に係る移動局は、複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、前記移動局群が指定されている場合にのみ前記無線通信システムの選択を行う構成を採る。
【0017】
また、本発明に係る移動局は、複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、前記移動局群が指定されている場合にのみ前記無線通信システムの選択を行う構成を採る。
【0018】
また、本発明の移動局は、複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、一様乱数を生成する乱数生成手段と、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、前記制御チャネルに含まれる、移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、前記移動局群が指定されている場合にのみ前記演算結果に基づいて前記無線通信システムの選択を行う構成を採る。
【0019】
また、本発明の移動局は、複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、一様乱数を生成する乱数生成手段と、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、前記制御チャネルに含まれる、移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、前記移動局群が指定されている場合にのみ前記演算結果に基づいて前記無線通信システムの選択を行う構成を採る。
【0021】
また、本発明に係る移動通信システムは、請求項9から請求項14のいずれか1項に記載された移動局と、移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための情報を生成し、制御チャネルを用いて生成した情報を前記移動局に通知する基地局とから構成される。
【0022】
また、本発明に係る移動通信方法は、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための任意の数値を含んだ情報を生成する情報生成ステップと、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記生成された情報を前記移動局に通知する通知ステップとを含み、前記移動局が、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶ステップと、一様乱数を生成する乱数生成ステップと、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算ステップと、前記演算ステップにより演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択ステップと、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行するステップを含む構成を採る。
【0023】
また、本発明に係る移動通信方法は、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための任意の数値を含んだ情報を生成する情報生成ステップと、待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記生成された情報を通知する通知ステップとを含み、前記移動局が、一様乱数を生成する乱数生成ステップと、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算ステップと、前記演算ステップにより演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択ステップと、待ち受け状態において、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更するステップとを含む構成を採る。
また、本発明に係る移動通信方法は、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、前記移動局が属する移動局群を指定する情報を生成する情報生成ステップと、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記生成された情報を前記移動局に通知する通知ステップとを含み、前記移動局が、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶ステップと、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる前記移動局が属する移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択ステップと、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行するステップを含む構成を採る。
また、本発明に係る移動通信方法は、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、前記移動局が属する移動局群を指定する情報を生成する情報生成ステップと、待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記生成された情報を通知する通知ステップとを含み、前記移動局が、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される前記移動局が属する移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択ステップと、待ち受け状態において、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更するステップとを含む構成を採る。
また、本発明に係る移動通信方法は、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、任意の数値と前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報とを含んだ制御情報を生成する情報生成ステップと、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記生成された制御情報を前記移動局に通知する通知ステップとを含み、前記移動局が、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶ステップと、一様乱数を生成する乱数生成ステップと、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算ステップと、前記制御チャネルに含まれる、前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記指定情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算ステップにより演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択ステップと、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行するステップを含む構 成を採る。
また、本発明に係る移動通信方法は、移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、任意の数値と前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報とを含んだ制御情報を生成する情報生成ステップと、待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記生成された制御情報を通知する通知ステップとを含み、前記移動局が、一様乱数を生成する乱数生成ステップと、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算ステップと、前記制御チャネルに含まれる、前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記指定情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算ステップにより演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択ステップと、待ち受け状態において、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更するステップとを含む構成を採る。
【0024】
これらの構成により、移動局が、無線通信システムにアクセスした際に制御チャネルで通知される情報に基づいて待ち受ける無線通信システムを選択すること、又は待ち受け状態において制御チャネルで通知される情報に基づいて待ち受ける無線通信システムを変更することができるので、特定の無線通信システムへの制御信号集中による制御チャネルの輻輳を回避し、各無線通信システムで待ち受ける移動局比率の柔軟な変更が可能となる。また、移動局が確率的に無線通信システムの選択を行うので、特定の移動局に無線通信システムの移行に伴う負荷が集中する恐れを回避することができる。また、各移動局群に無線通信システムの移行を通知する地点を各々異なる地点に設定することによって、移動局の無線通信システムの移行に伴うシステムへの負荷を位置的に分散させることが可能となる。また、すべての移動局が無線通信システムにアクセスした際に、予め定められた無線通信システムの制御チャネルで通知される情報に基づいて待ち受ける無線通信システムを選択することができるので、各無線通信システムで待ち受ける移動局比率の制御が容易となる。さらに、その無線通信システムを通信容量が大きいシステムとすることによって、移動局のシステム移行に伴う無線通信システムの負荷を軽減することが可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る移動通信システムの概念を示す図である。基地局101は、アンテナ101aと図示しない周波数帯Aの変復調装置とを備えており、サービスエリア102を形成する。この基地局101により周波数帯Aの無線通信システムが構成される。また、基地局103は、アンテナ103aと図示しない周波数帯Bの変復調装置とを備えており、サービスエリア104を形成する。この基地局103により周波数帯Bの無線通信システムが構成される。基地局101と基地局103とは、共通のネットワーク105により制御されている。移動局106は、アンテナ106aと図示しない周波数帯A及び周波数帯Bの変復調装置を備えており、基地局101又は基地局103のいずれか一方と信号の送受信を行う。
【0026】
図2は、実施の形態1に係る移動通信システムにおける移動局の概略を示す図である。図2に示すように、移動局は、無線区間に対する移動局の送受信信号の変復調、符号化等を行う周波数帯A、及び周波数帯Bのそれぞれの無線部801、802と、基地局から受信した信号の内容を解析する信号解析部803と、信号解析部803の解析の結果を保持する不揮発性メモリである情報記憶部804と、信号解析部803と情報記憶部804から情報を受信した場合に送信制御を行う送信制御部805とを備えている。周波数帯Aの無線部801と周波数帯Bの無線部802とを切り替えることによって、周波数帯Aと周波数帯Bとの両方を使用することが可能である。
【0027】
図3は、周波数帯Aの信号を取扱う基地局の概略を示す図であり、図4は、周波数帯Bの信号を取扱う基地局の概略を示す図である。図3及び図4に示すように、各基地局は、無線区間に対する移動局の送受信信号の変復調、符号化を行う無線部901、1001と、移動局あるいはネットワークから受信した信号の内容を解析する信号解析部902、1002と、信号解析部902、1002から情報を受け取った場合に送信制御を行う第1送信制御部903、1003と、ネットワークから情報を受け取った場合に送信制御を行う第2送信制御部904、1004とを備えている。
【0028】
図5は、実施の形態1に係る移動通信システムにおける移動局の動作を示すフローチャートである。移動局は、電源が投入されるか、又はサービスエリアの外からサービスエリア内に復帰することによって本フローチャートによる動作を開始する(ステップS101)。移動局は、自らが記憶している周波数帯を判定し(ステップS102)、判定の結果、周波数帯Aである場合は周波数帯Aのいわゆる「とまり木チャネル」のスキャンを行い(ステップS103)、周波数帯Bである場合は周波数帯Bの「とまり木チャネル」のスキャンを行う(ステップS115)。
【0029】
ステップS103において、周波数帯Aのとまり木チャネルのスキャンを行った移動局は、周波数帯Aのとまり木チャネルを捕捉した後(ステップS104)、そのとまり木チャネルで周波数帯移行確率と移動局群情報とを受信する(ステップS105)。次に、移動局は、ステップS105で受信した移動局群情報において、自らが属する移動局群のビットが「1」であるか否かを判定する(ステップS106)。「1」である場合は、「0〜99」の整数値をとる一様乱数を生成する(ステップS107)。一方、「0」である場合は、記憶周波数帯に「A」を書き込んだ後(ステップS113)、周波数帯Aで待ち受け状態に入る(ステップS114)。
【0030】
ステップS107において、一様乱数を生成した移動局は、生成した一様乱数とステップS105で受信した周波数帯移行確率の大小関係を比較して(ステップS108)、生成した一様乱数が周波数帯移行確率よりも小さい場合は、周波数帯Bのとまり木チャネルのスキャンを行う(ステップS109)。一方、生成した一様乱数が周波数帯移行確率以上である場合は、記憶周波数帯に「A」を書き込んだ後(ステップS113)、周波数帯Aで待ち受け状態に入る(ステップS114)。
【0031】
ステップS109において、周波数帯Bのとまり木チャネルのスキャンを行った移動局は、周波数帯Bのとまり木チャネルを捕捉し(ステップS110)、記憶周波数帯に「B」を書き込んだ後(ステップS111)、周波数帯Bで待ち受け状態に移行する(ステップS112)。
【0032】
一方、ステップS115において、周波数帯Bのとまり木チャネルのスキャンを行った移動局は、周波数帯Bのとまり木チャネルを捕捉した後(ステップS116)、そのとまり木チャネルで周波数帯移行確率と移動局群情報とを受信する(ステップS117)。次に、移動局は、ステップS117で受信した移動局群情報において、自らが属する移動局群のビットが「1」であるか否かを判定する(ステップS118)。「1」である場合は、「0〜99」の整数値をとる一様乱数を生成する(ステップS119)。「0」である場合は、記憶周波数帯に「B」を書き込んだ後(ステップS125)、周波数帯Bで待ち受け状態に移行する(ステップS126)。
【0033】
ステップS119において、一様乱数を生成した移動局は、生成した一様乱数とステップS117で受信した周波数帯移行確率の大小関係を比較して(ステップS120)、生成した一様乱数が周波数帯移行確率よりも小さい場合は、周波数帯Aのとまり木チャネルのスキャンを行う(ステップS121)。生成した一様乱数が周波数帯移行確率以上である場合は、記憶周波数帯に「B」を書き込んだ後(ステップS125)、周波数帯Bで待ち受け状態に移行する(ステップS126)。ステップS121において、周波数帯Aのとまり木チャネルのスキャンを行った移動局は、周波数帯Aのとまり木チャネルを捕捉し(ステップS122)、記憶周波数帯に「A」を書き込んだ後(ステップS123)、周波数帯Aで待ち受け状態に移行する(ステップS124)。
【0034】
図6は、実施の形態1に係る移動通信システムにおける移動局が記憶する情報を示す図である。図6に示すように、移動局は、記憶周波数帯301として「A」又は「B」を自らが備える不揮発性メモリに記憶する。
【0035】
図7は、実施の形態1に係る移動通信システムにおいて、とまり木チャネルで通知する情報を示す図である。図7に示すように、移動通信システムでは、0〜100の整数値をとる周波数帯移行確率401と、移動局群情報として移動局群1〜Nのそれぞれに対して「0」又は「1」をとるビット402とを移動局に対し、とまり木チャネルで通知する。
【0036】
図8は、実施の形態1において、周波数帯Aで待ち受け状態にある移動局の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、移動局が周波数帯Aで待ち受けている状態から開始する(ステップS401)。移動局は、周波数帯Aの制御チャネルで周波数帯移行確率と移動局群情報を受信する(ステップS402)。次に、移動局は、ステップS402で受信した移動局群情報において、自らが属する移動局群のビットが「1」であるか否かを判定する(ステップS403)。「1」である場合は、0〜99の整数値をとる一様乱数を生成し(ステップS404)、「0」である場合は、記憶周波数帯に「A」を書き込んだ後(ステップS410)、周波数帯Aで待ち受け状態に移行する(ステップS411)。
【0037】
ステップS404で一様乱数を生成した移動局は、生成した一様乱数とステップS402で受信した周波数帯移行確率の大小関係を比較する(ステップS405)。生成した一様乱数が周波数帯移行確率よりも小さい場合は、周波数帯Bのとまり木チャネルのスキャンを行う(ステップS406)。生成した一様乱数が周波数帯移行確率以上である場合は、記憶周波数帯に「A」を書き込んだ後(ステップS410)、周波数帯Aで待ち受け状態に移行する(ステップS411)。
【0038】
ステップS406で周波数帯Bのとまり木チャネルのスキャンを行った移動局は、周波数帯Bのとまり木チャネルを捕捉し(ステップS407)、記憶周波数帯に「B」を書き込んだ後(ステップS408)、周波数帯Bで待ち受け状態に移行する(ステップS409)。
【0039】
図9は、実施の形態1において、周波数帯Bで待ち受け状態にある移動局の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、移動局が周波数帯Bで待ち受けている状態から開始する(ステップS501)。移動局は、周波数帯Bの制御チャネルで周波数帯移行確率と移動局群情報を受信する(ステップS502)。次に、移動局は、ステップS502で受信した移動局群情報において、自らが属する移動局群のビットが「1」であるか否かを判定する(ステップS503)。ここで、移動局群の算出方法の例として、移動局番号の下位2オクテットを群分け数で除算した剰余を移動局群とする等の方法が挙げられる。このような移動局群の算出方法は、PDC等で一般に行われている手順であるため、詳細な説明を省略する。
【0040】
ステップS503の判定の結果、自らが属する移動局群のビットが「1」である場合は、「0〜99」の整数値をとる一様乱数を生成し(ステップS504)する。「0」である場合は、記憶周波数帯に「B」を書き込んだ後(ステップS510)、周波数帯Bで待ち受け状態に入る(ステップS511)。
【0041】
ステップS504で一様乱数を生成した移動局は、生成した一様乱数とステップS502で受信した周波数帯移行確率の大小関係を比較する(ステップS505)。生成した一様乱数が周波数帯移行確率よりも小さければ周波数帯Aのとまり木チャネルのスキャンを行う(ステップS506)。生成した一様乱数が周波数帯移行確率以上である場合は、記憶周波数帯に「B」を書き込んだ後(ステップS510)、周波数帯Bで待ち受け状態に入る(ステップS511)。
【0042】
ステップS506において周波数帯Aのとまり木チャネルのスキャンを行った移動局は、周波数帯Aのとまり木チャネルを捕捉し(ステップS507)、記憶周波数帯に「A」を書き込んだ後(ステップS508)、周波数帯Aで待ち受け状態に移行する(ステップS509)。
【0043】
図10は、実施の形態1に係る移動通信システムにおいて、制御チャネルで移動局に通知する情報を示す図である。図10に示すように、移動通信システムは、0〜100の整数値をとる周波数帯移行確率701と、移動局群情報として移動局群1〜Nのそれぞれに対して「0」又は「1」をとるビット702をとまり木チャネルで移動局に対して通知する。
【0044】
このように、実施の形態1によれば、移動局がとまり木チャネルで通知される情報に基づいて待ち受ける周波数帯を選択するため、各周波数帯に移動局を振り分ける制御が可能となる。この制御を行うことによって、一方の無線通信システムに制御信号が集中することによる制御チャネルの輻輳を回避することができる。また、待ち受け状態において制御チャネルで通知される情報に基づいて待ち受ける無線通信システムを変更することができるので、特定の無線通信システムへの制御信号集中による制御チャネルの輻輳を回避し、各無線通信システムで待ち受ける移動局比率の柔軟な変更が可能となる。また、移動局が確率的に無線通信システムの選択を行うので、特定の移動局が周波数帯移行の対象となってその移動局に周波数帯移行に伴う負荷が集中する恐れがなくなる。さらに、移動局を群分けした上で、各移動局群が周波数帯移行を行う地点を異なる地点に設定することによって、移動局が周波数帯移行を行うことによる無線通信システムへの負荷が特定の地点に集中することを回避することが可能となる。
【0045】
(実施の形態2)
実施の形態2では、電源投入時、又はサービスエリア外からサービスエリア内への復帰時の移動局の動作、移動通信システムにおいてとまり木チャネルで移動局に通知する情報、移動局及び基地局の構成、移動通信システムの構成は、実施の形態1と同様である。このため、重複する説明を省略する。
【0046】
図11は、とまり木チャネルのスキャンを行う周波数帯が周波数帯Aに限定された移動局の記憶周波数帯を示す図であり、図12は、とまり木チャネルのスキャンを行う周波数帯が周波数帯Bに限定された移動局の記憶周波数帯を示す図である。サービスエリアに導入するすべての移動局の記憶周波数帯を図11又は図12のいずれか一方にすると、すべての移動局が一方のとまり木チャネルで通知される情報に基づいて待ち受け帯域を選択するため、各周波数帯で待ち受ける移動局の比率制御が容易になる。
【0047】
さらに、周波数帯Aの無線通信システムが周波数帯Bの無線通信システムよりも通信容量が大きい場合には、サービスエリアに導入するすべての移動局の記憶周波数帯を図11に示す周波数帯Aとし、周波数帯Bの無線通信システムが周波数帯Aの無線通信システムよりも通信容量が大きい場合には、サービスエリアに導入するすべての移動局の記憶周波数帯を図12に示す周波数帯Bとする。これにより、無線通信システムの通信容量が大きい方のサービスエリアでより多くの移動局が待ち受ける運用が一般的であると考えられるため、とまり木チャネルのスキャンを行った移動局が周波数帯移行を行う頻度が低減され、周波数帯移行に伴う無線通信システムの負荷が軽減される。
【0048】
なお、以上の説明においては、周波数帯A又は周波数帯Bのとまり木チャネルのスキャンを行った場合、とまり木チャネルの捕捉を失敗することが想定される。移動局が複数の無線通信システムの各周波数を記憶していることを前提とすると、記憶周波数帯のスキャンを失敗した場合は、移動局に記憶されている他のシステムの周波数でスキャンを実行するものとする。その結果、すべてのスキャンを失敗した場合は、「圏外」として取扱い、スキャンを成功した場合は、その周波数帯で待ち受けを行うものとする。また、周波数帯移行後にスキャンを失敗した場合は、記憶周波数帯で待ち受けを行うものとする。
【0049】
また、以上の説明では、同一通信方式を用いた例を示したが、本発明は、これに限定されるわけではなく、異なる通信方式、例えば、PDC及びPHSに対しても適用可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、移動局が、無線通信システムにアクセスした際に制御チャネルで通知される情報に基づいて待ち受ける無線通信システムを選択すること、又は待ち受け状態において制御チャネルで通知される情報に基づいて待ち受ける無線通信システムを変更することができるので、特定の無線通信システムへの制御信号集中による制御チャネルの輻輳を回避し、各無線通信システムで待ち受ける移動局比率の柔軟な変更が可能となる。また、移動局が確率的に無線通信システムの選択を行うので、特定の移動局に無線通信システムの移行に伴う負荷が集中する恐れを回避することができる。また、各移動局群に無線通信システムの移行を通知する地点を各々異なる地点に設定することによって、移動局の無線通信システムの移行に伴うシステムへの負荷を位置的に分散させることが可能となる。また、すべての移動局が無線通信システムにアクセスした際に、予め定められた無線通信システムの制御チャネルで通知される情報に基づいて待ち受ける無線通信システムを選択することができるので、各無線通信システムで待ち受ける移動局比率の制御が容易となる。さらに、その無線通信システムを通信容量が大きいシステムとすることによって、移動局のシステム移行に伴う無線通信システムの負荷を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る移動通信システムの概念を示す図である。
【図2】実施の形態1に係る移動通信システムにおける移動局の概略を示す図である。
【図3】周波数帯Aの信号を取扱う基地局の概略を示す図である。
【図4】周波数帯Bの信号を取扱う基地局の概略を示す図である。
【図5】実施の形態1に係る移動通信システムにおける移動局の動作を示すフローチャートである。
【図6】実施の形態1に係る移動通信システムにおける移動局が記憶する情報を示す図である。
【図7】実施の形態1に係る移動通信システムにおいて、とまり木チャネルで通知する情報を示す図である。
【図8】実施の形態1において、周波数帯Aで待ち受け状態にある移動局の動作を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態1において、周波数帯Bで待ち受け状態にある移動局の動作を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態1に係る移動通信システムにおいて、制御チャネルで移動局に通知する情報を示す図である。
【図11】とまり木チャネルのスキャンを行う周波数帯が周波数帯Aに限定された移動局の記憶周波数帯を示す図である。
【図12】とまり木チャネルのスキャンを行う周波数帯が周波数帯Bに限定された移動局の記憶周波数帯を示す図である。
【符号の説明】
101…基地局、101a…アンテナ、102…サービスエリア、103…基地局、103a…アンテナ、104…サービスエリア、105…ネットワーク、106…移動局、106a…アンテナ、301…記憶周波数帯、401…周波数帯移行確率、402…ビット、701…周波数帯移行確率、702…ビット、801…無線部、802…無線部、803…信号解析部、804…情報記憶部、805…送信制御部、901…無線部、902…信号解析部、903…第1送信制御部、904…第2送信制御部、1001…無線部、1002…信号解析部、1003…第1送信制御部、1004…第2送信制御部。
Claims (21)
- 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、
前記移動局は、
前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、
一様乱数を生成する乱数生成手段と、
いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、
前記演算手段により演算された演算結果に基づいて前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、
前記各無線通信システムは、
前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための任意の数値を含んだ情報を生成する情報生成手段と、
前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された情報を前記移動局に通知する通知手段とを備え、
前記移動局は、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行することを特徴とする移動通信システム。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、
前記移動局は、
前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
一様乱数を生成する乱数生成手段と、
待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、
前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、
待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、
前記各無線通信システムは、
前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための任意の数値を含んだ情報を生成する情報生成手段と、
前記待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された情報を通知する通知手段とを備え、
前記移動局は、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更することを特徴とする移動通信システム。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、
前記移動局は、
前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、
いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる前記移動局が属する移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、
前記各無線通信システムは、
前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、前記移動局が属する移動局群を指定する情報を生成する情報生成手段と、
前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された情報を前記移動局に通知する通知手段とを備え、
前記移動局は、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行することを特徴とする移動通信システム。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、
前記移動局は、
前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
待ち受け状態において、制御チャネルで通知される前記移動局が属する移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、
待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、
前記各無線通信システムは、
前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、前記移動局が属する移動局群を指定する情報を生成する情報生成手段と、
前記待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された情報を通知する通知手段とを備え、
前記移動局は、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更することを特徴とする移動通信システム。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、
前記移動局は、
前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、
一様乱数を生成する乱数生成手段と、
いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、
前記制御チャネルに含まれる、前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記指定情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、
前記各無線通信システムは、
前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、任意の数値と前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報とを含んだ制御情報を生成する情報生成手段と、
前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された制御情報を前記移動局に通知する通知手段とを備え、
前記移動局は、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行することを特徴とする移動通信システム。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信システムであって、
前記移動局は、
前記各無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
一様乱数を生成する乱数生成手段と、
待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、
前記制御チャネルに含まれる、前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記指定情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、
待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、
前記各無線通信システムは、
前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、任意の数値と前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報とを含んだ制御情報を生成する情報生成手段と、
前記待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記情報生成手段により生成された制御情報を通知する通知手段とを備え、
前記移動局は、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更することを特徴とする移動通信システム。 - 前記記憶手段は、予め定められており、他の移動局と同一である無線通信システムを記憶することを特徴とする請求項1、3、および5記載の移動通信システム。
- 通信容量が最大である無線通信システムが予め定められていることを特徴とする請求項7記載の移動通信システム。
- 複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、
一様乱数を生成する乱数生成手段と、
いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、
前記演算手段により演算された演算結果に基づいて前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、
前記演算結果に基づいて前記無線通信システムの選択を行うことを特徴とすることを特徴とする移動局。 - 複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
一様乱数を生成する乱数生成手段と、
待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、
前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、
待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、
前記演算結果に基づいて前記無線通信システムの選択を行うことを特徴とすることを特徴とする移動局。 - 複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、
いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、
前記移動局群が指定されている場合にのみ前記無線通信システムの選択を行うことを特徴とする移動局。 - 複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
待ち受け状態において、制御チャネルで通知される移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、
待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、
前記移動局群が指定されている場合にのみ前記無線通信システムの選択を行うことを特徴とする移動局。 - 複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶手段と、
一様乱数を生成する乱数生成手段と、
いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、
前記制御チャネルに含まれる、移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択手段とを備え、
前記移動局群が指定されている場合にのみ前記演算結果に基づいて前記無線通信システムの選択を行うことを特徴とする移動局。 - 複数の無線通信システムで無線通信を行う通信手段と、
一様乱数を生成する乱数生成手段と、
待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算手段と、
前記制御チャネルに含まれる、移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断手段と、
前記判断手段により前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算手段により演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択手段と、
待ち受け状態において、待ち受ける無線通信システムを変更する変更手段とを備え、
前記移動局群が指定されている場合にのみ前記演算結果に基づいて前記無線通信システムの選択を行うことを特徴とする移動局。 - 請求項9から請求項14のいずれか1項に記載された移動局と、
移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための情報を生成し、制御チャネルを用いて生成した情報を前記移動局に通知する基地局とから構成された移動通信システム。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、
前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための任意の数値を含んだ情報を生成する情報生成ステップと、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記生成された情報を前記移動局に通知する通知ステップとを含み、
前記移動局が、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶ステップと、一様乱数を生成する乱数生成ステップと、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算ステップと、前記演算ステップにより演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択ステップと、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行するステップを含むことを特徴とする移動通信方法。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、
前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための任意の数値を含んだ情報を生成する情報生成ステップと、待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記生成された情報を通知する通知ステップとを含み、
前記移動局が、一様乱数を生成する乱数生成ステップと、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算ステップと、前記演算ステップにより演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択ステップと、待ち受け状態において、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更するステップとを含むことを特徴とする移動通信方法。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、
前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、前記移動局が属する移動局群を指定する情報を生成する情報生成ステップと、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記生成された情報を前記移動局に通知する通知ステップとを含み、
前記移動局が、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶ステップと、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる前記移動局が属する移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択ステップと、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行するステップを含むことを特徴とする移動通信方法。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、
前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、前記移動局が属する移動局群を指定する情報を生成する情報生成ステップと、待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記生成された情報を通知する通知ステップとを含み、
前記移動局が、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される前記移動局が属する移動局群を指定する情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択ステップと、待ち受け状態において、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更するステップとを含むことを特徴とする移動通信方法。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、
前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、任意の数値と前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報とを含んだ制御情報を生成する情報生成ステップと、前記移動局がアクセスしてきた際、制御チャネルを用いて前記生成された制御情報を前記移動局に通知する通知ステップとを含み、
前記移動局が、サービスエリア内に入った際にアクセスする無線通信システムを記憶する記憶ステップと、一様乱数を生成する乱数生成ステップと、いずれかの無線通信システムにアクセスした際に通知される制御チャネルに含まれる任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算ステップと、前記制御チャネルに含まれる、前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記指定情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算ステップにより演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第1選択ステップと、前記選択した無線通信システムで待ち受け状態に移行するステップを含むことを特 徴とする移動通信方法。 - 移動局が複数の無線通信システムで通信可能な移動通信方法であって、
前記各無線通信システムが、前記移動局がいずれか一つの無線通信システムを決定するための、任意の数値と前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報とを含んだ制御情報を生成する情報生成ステップと、待ち受け状態にある移動局に対し、制御チャネルを用いて前記生成された制御情報を通知する通知ステップとを含み、
前記移動局が、一様乱数を生成する乱数生成ステップと、待ち受け状態において、制御チャネルで通知される任意の数値と前記生成された一様乱数とを組み合わせて演算を行う演算ステップと、前記制御チャネルに含まれる、前記移動局が属する移動局群を指定する指定情報に基づいて、自らが属する移動局群を判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記指定情報に前記移動局が指定されていると判断された場合にのみ、前記演算ステップにより演算された演算結果に基づいて、前記複数の無線通信システムからいずれか一つの無線通信システムを選択する第2選択ステップと、待ち受け状態において、前記選択した無線通信システムが、待ち受け状態にある無線通信システムと異なる場合は、待ち受ける無線通信システムを前記選択した無線通信システムに変更するステップとを含むことを特徴とする移動通信方法。
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