JP3769999B2 - サービス振り分け装置 - Google Patents
サービス振り分け装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3769999B2 JP3769999B2 JP27951699A JP27951699A JP3769999B2 JP 3769999 B2 JP3769999 B2 JP 3769999B2 JP 27951699 A JP27951699 A JP 27951699A JP 27951699 A JP27951699 A JP 27951699A JP 3769999 B2 JP3769999 B2 JP 3769999B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- server
- service
- packet
- model
- simulation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F9/00—Arrangements for program control, e.g. control units
- G06F9/06—Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
- G06F9/46—Multiprogramming arrangements
- G06F9/50—Allocation of resources, e.g. of the central processing unit [CPU]
- G06F9/5083—Techniques for rebalancing the load in a distributed system
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/10—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
- H04L67/1001—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/10—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
- H04L67/1001—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
- H04L67/1004—Server selection for load balancing
- H04L67/1008—Server selection for load balancing based on parameters of servers, e.g. available memory or workload
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/10—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
- H04L67/1001—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
- H04L67/1004—Server selection for load balancing
- H04L67/1012—Server selection for load balancing based on compliance of requirements or conditions with available server resources
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/10—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
- H04L67/1001—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
- H04L67/1004—Server selection for load balancing
- H04L67/1017—Server selection for load balancing based on a round robin mechanism
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/10—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
- H04L67/1001—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
- H04L67/1004—Server selection for load balancing
- H04L67/1019—Random or heuristic server selection
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/01—Protocols
- H04L67/10—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network
- H04L67/1001—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers
- H04L67/1029—Protocols in which an application is distributed across nodes in the network for accessing one among a plurality of replicated servers using data related to the state of servers by a load balancer
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Small-Scale Networks (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアントからのネットワークを介したサービス要求を複数台のサーバに適切に振り分けるサービス振り分け装置に関する。
【0002】
【従来技術】
近年、ネットワークサービスの複雑化、大規模化に伴う高いサーバ性能への要求に対し、複数台のサーバへサービスを分散させ、台数分の性能を実現する負荷分散技術が一般に用いられている。台数分の性能を実現するためには、各サーバへそれぞれの処理性能に応じた量のサービスを振り分けて負荷をバランスする技術が求められている。
【0003】
従来、いかに示す技術が知られている。
【0004】
・サーバのレスポンス時間をとらえ、最もレスポンス時間が短いサーバへサービスを振り分ける方式
・サーバが過負荷時(処理落ちが発生する状態)もしくは高負荷時(待ちが生じることでサービス時間が長くなる状態)のレスポンス時間と現在のレスポンス時間から最も過負荷もしくは高負荷になりにくいと予測したサーバへ振り分ける方式
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来方式では次のような問題があった。
【0006】
・サーバ間に処理能力に差がある場合、最も高速なサーバに負荷が偏る、あるいはサービスの処理内容に差がある場合、サーバ負荷予測を誤り負荷バランスに失敗する。
【0007】
・各サーバがいずれも少なくとも一度は過負荷もしくは高負荷状態にならなければ閾値がわからず振り分けができない。閾値をユーザが予め設定することは困難である。意図的に閾値を求めるには、サービスを停止してベンチマークテストなどを実行しなければならない。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、以下の構成を採用するものである。
【0009】
すなわち、請求項1の発明によるサービス振り分け装置は、ネットワークを流れるパケットをキャプチャするパケットキャプチャと、キャプチャしたパケットに関するパケット情報をサーバ別にサーバログ部に記録するサーバ弁別部と、キャプチャしたパケットに関するパケット情報をサービス別にサービスログ部に記録するサービス弁別部と、サーバ別の記録からサーバについてのシミュレーション・モデルを設定するサーバモデリング部と、サービス別の記録からサービスについてのシミュレーション・モデルを設定するサービスモデリング部と、サーバモデルとサービスモデルを読み込み、シミュレーションを行うシミュレータと、シミュレータの結果から最適な振り分け先サーバを選択し、指定するサーバ選択部とから構成される。このような構成により、サーバやサービスの制限を受けず、サービストラフィックに影響を与えず、サーバを高負荷あるいは過負荷にすることなく自動的に各サーバの負荷をバランスさせる振り分け先サーバを決定することができる。
【0010】
請求項2の発明は、クライアントとサーバ間のパケットを中継するパケット中継装置上にパケットキャプチャが設けられ、パケット中継装置からパケットを取得する構成を採る。この構成により、パケットを取りこぼすことがなく確実にキャプチャでき、サーバとサービスモデルの精度を上げることができる。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1のサーバモデリング部において、送信処理に対応する待ち行列を持つモデルとしてサーバモデルを構成し、サーバ送信スループット、サーバ処理時間および単位処理時間をパラメータとし、
サーバログの記録に基づき、
連続送信されたパケット列の任意の連続部分列についての、(a) 先頭パケットキャプチャ時刻t-s 、(b) 末尾パケットキャプチャ時刻t-e 、および(c) その部分列で先頭パケットを除いたサイズの合計Lから、
式L/(t-e −t-s )を用いて、サーバ送信スループットを求め、
(d) サーバ応答パケットのキャプチャ時刻ts、サイズls、(e) 対応するクライアント応答パケットのキャプチャ時刻tc、サイズlc、および(f) ネットワーク速度Bから、
式(ts−tc)−(ls+lc)/Bを用いて、サーバ処理時間を求める構成を採る。この構成により、サーバの仕様の詳細を知ることなく、サーバの正確なモデルを設定することができる。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1のサービスモデリング部において、(a) 全サービスのセッション数に占める各サービスのセッション数の割合、(b)サービスの開始頻度あるいは時間間隔、(c) サービス当たりのクライアント−サーバ間の送受信回数、(d) 送受信当たりのクライアント応答のサイズ、パケットサイズ、パケット数、(e) 送受信当たりのサーバ応答のサイズ、パケットサイズ、パケット数、および(f) サーバ応答からクライアント応答までの時間をパラメータとして、サービス毎にサービスモデルを構成し、サービスログの記録から、それらのパラメータを求める構成を採る。
この構成により、サービスの仕様の詳細や実装の相違を知ることなく、サービスの正確なモデルを設定できる。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1のシミュレータにおいて、サーバモデルとサービスモデルを用いてシミュレーションを行ない、指定サービスについてサービス時間の平均値あるいは中間値を結果とする構成を採る。
この構成により、クライアントから見たサービス品質を忠実に評価することができる。
【0014】
請求項6の発明は、請求項1のサーバ選択部において、サービス別に前記シミュレータで1セッションのみをシミュレートした結果を該サービスの基準値とし、複数セッションについてのシミュレーション結果値と該基準値の比率あるいは差が予め設定した閾値を超えれば高負荷と判断する構成を採る。
この構成により、シミュレーション結果について自動的に負荷の高低を判断することができる。
【0015】
請求項7の発明は、請求項6のサーバ選択部において、振り分け先サーバ問い合わせを受けたとき、サーバ毎に対象サービスについて高負荷となるサービス開始頻度を所定の探索手法により求め、それを該サーバの許容度とし、現時点の対象サービスのセッション開始頻度と許容度との差が最も大きなサーバを振り分け先サーバとして指定する構成を採る。
この構成により、最もリソースに余裕があるサーバを少ない手間で選択することができる。
【0016】
請求項8の発明は、請求項6のサーバ選択部において、振り分け先サーバ問い合わせを受けたとき、サーバ毎に対象サービスについてシミュレーションを行ない、結果が基準値のβ(所定値)倍となる割合がγ(所定値)以下となるサーバを振り分けサーバとして指定する構成を採る。
この構成により、振り分けてもサービス品質を落とさない可能性が最も高いサーバを選択することができる。
【0017】
請求項9の発明は、請求項6のサーバ選択部において、振り分け先サーバ問い合わせを受けたとき、サーバ毎に対象サービスについてシミュレーションを行ない、結果が基準値のβ(所定値)倍となる割合が最も小さいサーバを振り分け先サーバとして指定する構成を採る。
この構成により、振り分けてもサービス品質を落とさない可能性が高いサーバの中で最も資源に余裕があるサーバを選択することができる。
【0018】
請求項10の発明は、請求項4のサービスモデリング部において、セッションの各送受信それぞれの処理内容に応じて、(a) 接続要求と応答、(b) コマンド送信、データ送信と応答、終了などに分類し、それぞれについてパラメータを求める構成を採る。
この構成により、サービスモデルの精度を上げることができる。
【0019】
請求項11の発明は、請求項7のサーバ選択部において、サーバ毎に対象サービスについて高負荷となるサービス開始頻度を所定の探索手法により求め、それをサーバの許容度とし、(a) 各サーバの許容度をサービス振り分けの重み付けの値とするか、あるいは、(b) 許容度の相対比率をサーバ分配比率とする構成を採る。
この構成により、重み付けラウンドロビンまたはサービス分配比率に従い負荷を分散する装置における重み付けの値またはサービス分配比率を、実際の振り分けによる試行なしで求めることができ、試行ミスによるシステムのダメージやサービス品質低下を回避することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は、本発明によるサーバ振り分け装置1のネットワークシステム内の位置を示す図である。サーバ振り分け装置1は、ネットワーク2へサービスを行うサーバ#1〜#Ns と同一セグメントに存在する。サーバ振り分け装置1は、負荷分散装置3から、パケットをどのサーバに振り分けるべきかという、振り分け先サーバの問い合わせを受けると、サーバ#1〜#Ns の中から負荷をバランスさせるために適切なサーバを選択し、負荷分散装置3へ指定する。負荷分散装置3は、各種のネットワークとサーバ間のパケットを中継するものである。
【0021】
図1に示す本発明のサーバ振り分け装置1の構成を図2に示す。サーバ振り分け装置は、ネットワーク10に接続しており、ネットワーク10を流れるパケットをパケットキャプチャ11でモニタする。パケットキャプチャ11はモニタしたパケットをサーバ弁別部12とサービス弁別部13へ送る。
【0022】
サービス弁別部13は、パケットがどういうサービスのパケットであるかを調べる。例えば、IPパケットのヘッダから、サーバアドレスが送信アドレスにあれば送信番号を、宛て先アドレスにあれば受信ポート番号を読み取り、ポート番号をサービスの識別子としてよい。
【0023】
サービス弁別部13は、サービスログ部14内にサービス毎に用意したログへ該パケット情報を記録する。パケット情報は例えば、時刻、パケットサイズ、クライアントアドレス、クライアントポート番号、シーケンス番号、SYNやACKなどのフラグ、データの一部であってよい。
【0024】
サーバ弁別部12は、例えばIPパケットのヘッダから送信アドレスもしくは宛て先アドレスを読み取り、該パケットがサーバ#1〜#Nsのいずれから発信されたものか、あるいはいずれへ発信されたものかを調べる。サーバ弁別部12はサーバを特定したら該パケットについての情報、例えばモニタした時刻、パケットサイズなどを、サーバログ部15内に用意したログへ記録する。
【0025】
パケットキャプチャ11、サービス弁別部13、サーバ弁別部12は常時動作してもよく、外部からの指示で動作/停止を行ってもよい。
[サービスモデルのパラメータ設定]サービスモデリング部16は、サービスログ部14の記録からサービスについてのシミュレーション・モデルのパラメータをサービス毎に設定する。
パラメータは、例えば、
・サーバ毎に、ある1つのサービスの全サービス数に占める割合、(例えば、A,B,C,Dの4つのサービスが存在する場合、Aの割合、Bの割合、Cの割合、Dの割合を求める)
・リクエスト(サービス)の頻度あるいは時間間隔、
・サービス当たりのクライアントとサーバ間での送受信回数、
・1回の送受信中のクライアントからの送信データサイズ、パケットサイズ、パ ケット数、
・1回の送受信中のサーバからの送信データサイズ、パケットサイズ、パケット 数、
・サーバからのパケットに対するクライアントの応答までの時間、などである。
【0026】
リクエスト頻度Fは例えば、時刻TxからTy(>Tx)の間にモニタしたサービス開始パケット数Pnから
F=Pn/(Ty−Tx)
で求める。
【0027】
クライアントとサーバ間の送受信回数Ncは例えば、サービス開始から終了までのパケット数から求める。
【0028】
サーバからのパケットに対するクライアントの応答までの時間およびクライアントからのパケットに対するサーバの応答までの時間は、図4(a)に示す方法で求める。
【0029】
図4(a)はクライアントとサーバ間のサービス1つについての1セッション(開始から終了まで)のパケット送受信の例である。図中、モニタはパケットキャプチャ11(図2)によるパケットのモニタを意味し、パケット送受信を示す横向き(正確には、斜め下向き)の矢印と時間経過を示す下向きの矢印との交点は、パケットをキャプチャした時刻を意味する。
図4において、t_iはパケットタイムスタンプ、td_iは転送時間、tt_iは送信時間、tp_iはサーバ処理時間、tcr_iはクライアント応答時間である。
図4(a)の例では、サービスログ部14に、6つのパケット(開始、応答1〜3、終了)についての、モニタした時刻t1〜t5と各パケットのサイズなどが記録される。
【0030】
クライアントの応答時間tcr_1は、次式で求める。
【0031】
ここで、t_i、t_jは対応するパケットのモニタ時刻、l_i、l_jはパケットサイズ、Bはネットワーク速度であり、これらは実測により求められるものである。td_i、td_j、tcr_1は計算により求められるものである。
【0032】
上記パラメータそれぞれについて、値をログから複数求めてそれらの平均値としてよく、中間値としてもよく、確率分布を求めて確率変数としてもよい。
【0033】
サービスモデリング部16は、設定したモデルをサービスモデル部17へ出力する。
[サーバモデルのパラメータ設定]
次に、サーバモデリング部18は、サーバログ部15の記録からサーバ毎にサーバモデルのパラメータを設定する。パラメータは例えば、
・サーバ送信スループットα、
・サーバ処理時間tp_i、
・単位処理時間
などである。
【0034】
サーバ処理時間tp_iと送信時間tt_iを求める例を図4(a)に示す。
【0035】
サーバ送信スループットαはネットワーク速度Bと同一としてもよく、設定した値でもよい。図4(b)に示すように連続してサーバがパケットを送信するケースでは次式でαを求めてもよい。
【0036】
α=L/(t7−t6)
L=Σl_ji−l_j1
ここで、t6は連続パケットの先頭パケットモニタ時刻、t7は末尾パケットモニタ時刻、Lは連続パケットの全サイズから先頭パケットサイズを引いた値である。連続したパケットの連続した一部を用いてもよい。
【0037】
サーバ処理時間tp_iは次式で求める。
【0038】
tp_i=(t_j−t_i)−td_i−tt_j
td_i=l_i/B
tt_j=l_j/B
ここで、t_iはクライアントからのパケットiのモニタ時刻、t_jはそのパケットiに対応するサーバからのパケットjのモニタ時刻である。
td_iはモニタからサーバまでのパケットiの転送時間であり、クライアントからのパケットiのサイズl_iをネットワーク速度Bで割って得られるものである。
tt_jはサーバからモニタまでのパケットjの送信時間であり、サーバからのパケットjのサイズl_jをネットワーク速度Bで割って得られるものである。
【0039】
パラメータは平均値でよく、確率分布でもよく、設定値でもよい。
【0040】
サーバモデリング部18は、設定したモデルをサーバモデル部19へ出力する。
【0041】
サービス、サーバ両パラメータについて、サービスログの記録全てから求めてもよく、前回のモデリングで用いた記録以降から求めてもよい。また、時間間隔を一定となるようにしてもよい。Webサービスなどのように、サービス中の送受信それぞれを処理内容に応じ、
・接続要求と接続確立応答、
・コマンド送信、データ送信と応答、終了
などに特徴付けることができるサービスについては、処理内容別に上記パラメータを求めてもよい。送受信の単位を例えば、TCPならばデータ送信とACKとし、シーケンス番号でそれらの対を識別してもよい。例えば、図4(b)で応答j1、j2と応答kを送受信1回分としてよい。
サービスモデリング部16、サーバモデリング部18は常時動作してもよく、外部からの指示で動作/停止してもよく、定期的に動作してもよい。
【0042】
シミュレータ20は、サービスモデル部17とサーバモデル部19からモデルを取り出し、処理1(図5に示す)、処理2(図6に示す)、処理3(図7)、セッションレべル処理(図8に示す)、サービスレベル処理a(図12に示す)、シミュレーションa(図15に示す)を実行してシミュレートする。各処理の詳細は後述する。
【0043】
シミュレータはサーバ選択部21からの指示で動作してもよく、サービスモデル部17あるいはサーバモデル部19の更新時に動作してもよい。
【0044】
サーバ選択部21は、サーバ許容度予測処理(図14に示す)、限界値決定処理(図9に示す)を実行して、サーバ問い合わせに対し、適切なサーバを指定する。
【0045】
次に、図3にサービス、サーバそれぞれのシミュレーションモデルを示す。
[サーバモデルの処理フロー]
サーバモデル30は、2つの待ち行列(キュー1、キュー2)および処理1、処理2から構成される。サービスモデル31は処理3で構成される。
【0046】
最初に、サーバモデル30の動作から説明する。処理2の待ち行列(キュー2)はサーバのネットワーク出力処理に相当し、処理1はCPU処理やファイル処理など他の処理に相当する。シミュレーションではクライアントの応答はキュー1に入り、処理1を実行後、キュー2に入り、処理2の実行後、サーバの応答としてサーバモデル30から出て行く。キュー1、2はFIFOでよく、優先度付きFIFOでもよい。
【0047】
処理1のフローチャートを図5に示す。
S501でキュー1から応答iを取り出す。
応答iのサーバ処理時間tp_iは最初は未設定である。
S502でtp_iが未設定であれば、S503〜S506で応答iのタイプに応じたサーバ処理時間をtp_iに設定する。tp_iはタイプ別でなくてもよい。サーバ処理総時間はサーバパラメータのサーバ処理時間とする。
S507ではサーバでの1回分の処理時間tprcを求める。tprcは単位処理時間とtp_iの小さい方とする。単位処理時間は設定値でよい。
S508では応答iに対するサーバ処理を、シミュレーション内部での仮想時間をtprcだけ進め、tp_iをtprcだけ減じることで、模倣する。
S509でtp_iが正であれば、S510で応答iをキュー1へ入れる。
S509でtp_iが0または負であれば、S511で応答iをキュー2へ入れる。
つまり、応答iはtp_iが0以下になるまで再びキュー1へフィードバックされ、処理1が繰り返される。
【0048】
処理2のフローチャートを図6に示す。処理2は、応答iに対するサーバ応答jについての模倣である。
S601でキュー2から応答iを取り出す。
S602で、(1) 応答jのサイズをLjとし、(2) パケットサイズ(ネットワークに流せるパケットの最大サイズ)とLjの小さい方をPji(クライアントとサーバ間を流れるパケットのサイズ)とし、(3) Pjiをサーバ送信スループットαで割ったものをサーバの送信時間ttiとし、(4) LjからPjiを差し引く。
S607で仮想時間をttiだけ進める。
S603でサービスモデルの処理3を呼び出す。処理3については後述する。
S604でLjが正か否かを判定する。
Ljが正であれば、S605で、(1) パケットサイズ(ネットワークに流せるパケットの最大サイズ)とLjの小さい方をPji(クライアントとサーバ間を流れるパケットのサイズ)とし、(2) Pjiをサーバ送信スループットαで割ったものをサーバの送信時間ttiとし、(3) LjからPjiを差し引く。
S606で仮想時間をttiだけ進める。
【0049】
S602、S605において、パケットサイズはネットワークに流せるパケットの最大サイズMTU(maximum transfer unit)である。MTUは例えば、SNMP(simple network management protocol)を使い同じセグメントにあるルータから取得してもよく、一般に用いられている手法であるパスMTUディスカバリで求めてもよく、設定値であってもよい。
S604、S606は応答jが複数のパケット送信からなる場合の処理である。
S606、S607でパケット送信処理を、仮想時間を進ませることで模倣する。応答jの先頭パケットについては、サービスモデル31の処理3を呼び出す。
[サービスモデルの処理フロー]
次に、サービスモデル31の動作を説明する。サービスモデル31における処理3のフローチャートを図7に示す。処理3はサーバからのパケットに対するクライアントの応答を模倣する。処理3は各セッション開始時とサーバ応答後に実行される。
S701は対応するサービスの終了判定である。終了判定は例えば、設定した送受信回数に達したか否かでもよく、送受信データ総サイズが設定値に達したか否かでもよい。
S702はサービス開始であるかどうかの判定であり、開始以外ではクライアント応答であるため、S703でクライアント応答時間(tcrk)だけ仮想時間を進ませる。
S704はクライアント応答kを設定する。設定は例えば、パケットサイズや応答のタイプの設定である。
S705ではキュー1へ応答kを入れる。
[セッションレベルのフロー]
図8にセッション(開始から終了まで)レベルのフローを示す。
S801でサービスモデルのパラメータからセッションの例(サービスSi)を設定する。
S802でシミュレーション1が呼び出されたときの仮想時刻をセッション開始時刻Tsとして記録する。
S803でサービスモデルの処理3を呼び出す。
S804でサービスSiの終了を待つ。
サービスSiが終了したとき、S805で終了時刻(現仮想時刻)とセッション開始時刻Tsの差よりサービス時間Riを求める。Riはシミュレーション結果を算出するためのサンプル値として記録する。
[サービスレベルのフロー]
図12にサービスレベルのフローを示す。
S1201はシミュレーションの終了判定であり、例えば設定したシミュレーション総時間が経過したか否かでもよく、シミュレーション中、待ち行列のいずれかで定常状態の破綻が検出されたか否かでもよく、シミュレーション結果の数が設定値に達したか否かでもよい。
S1202はセッションレベル処理である。
S1203では仮想時間をTiだけ進ませる。
シミュレーション2はサービス時間間隔Ti毎にセッションレベル処理を実行することで、1セッションを模倣する。
[シミュレーションのフロー]
図15にシミュレーションaのフローを示す。
S1501でサービス毎にモデルをロードする。
S1502の終了判定は、図12に示す終了判定S1201と同じである。
S1503で全サービスについてサービスレベル処理aを実行する。
S1504で指定サービスについての結果を記録する。
[基準値を決定するフロー]
図9はサーバ選択で用いる基準値を求めるフローである。
S901でサービスiについてセッションレベル処理を行なう。
S902でサービスi結果Riを基準値iとする。
サーバ選択ではシミュレーション結果が低負荷/高負荷/過負荷のいずれであるかを判定するが、そのときの結果の比較対象が基準値である。高負荷状態とはサービス処理に待ちが生じサービス時間が長くなる状態、過負荷状態とは処理できないサービスが現れる状態を意味する。基準値はサービスそれぞれを別々に1セッションだけシミュレーション評価した結果とする。
【0050】
シミュレーション結果が低負荷/高負荷/過負荷のいずれであるかの判定は例えば、結果と基準値の比率が閾値を超えたか否かでもよく、結果と基準値の差が閾値を超えたか否かでもよい。
[サーバ許容度予測のフロー]
図14はサーバ選択で用いるサーバ許容度予測のフローである。
S1401でH=1,L=0に設定する。
S1402で指定サービスの頻度をH倍してシミュレーションaを実行する。
S1403で低負荷状態か、高/過負荷状態かを判定する。
低負荷状態のときは、S1404でHの値をLに設定し、Hの値を2倍する。その後、S1402の処理に戻る。
一方、高/過負荷状態のときは、S1412でHの値が1か否かを判定する。
Hの値が1のときは、S1405でサーバiの許容度を0として、終了する。
Hの値が1以外のときはは、S1406で(L+H)/2の値をMに設定する。
S1407で指定サービスの頻度をM倍してシミュレーションaを実行する。
S1408でS1407の処理結果を判定する。
S1407の処理結果が低負荷を示しているとき、S1411でMの値をLに設定し、S1406に戻る。
S1407の処理結果が過負荷を示しているとき、S1410でMの値をHに設定し、S1406に戻る。
S1407の処理結果が高負荷を示しているとき、指定サービスの頻度のM倍の値をサーバiの許容度として処理を終了する。
【0051】
サーバ許容度とは例えば、サーバが高負荷あるいは過負荷状態にならない最大のサービス頻度あるいは最小のサービス間隔である。まず最初に現時点のサービスモデルでのサービス頻度でシミュレーションを行ない、結果が高/過負荷になるまで頻度を2倍にしていく(S1401,S1402,S1403,S1404)。
【0052】
現時点の頻度で既に高/過負荷の場合をS1412で判断し、そうであれば許容度を0とする。そうでなければ、2分探索法に基づきシミュレーション結果が高負荷となるサービス頻度を求める。
[許容度探索の例]
図16はサーバ許容度予測のフローにしたがって許容度探索を行う過程を示す図である。図16において横軸はサービス頻度(言い換えれば、サーバの負荷)、縦軸は所要のサービス時間である。
最初の頻度1での結果は低負荷であるので倍増していく。頻度2から頻度3としたところで、結果は過負荷となる。ここで探索処理は図14のS1403からS1412へ移り、2分探索となる。直前の頻度2と過負荷となった頻度3の中間の頻度4についてシミュレーションを行う。頻度4は低負荷であるため、さらに頻度4と頻度3の中間の頻度5でシミュレーションを行った結果、高負荷となるる頻度5が求まり、頻度5をサーバの許容度とする。
【0053】
サーバ選択部21は、あるサービスについての振り分け先サーバの問い合わせを受けると、サーバそれぞれについて図14に示すフローを実行して該サービスについての許容度を求める。そして許容度と現時点での頻度との差が最も大きなサーバを振り向け先として指定する。
(実施例2)
サーバ選択について、あるサービスについての振り分け先サーバ問い合わせを受けると、サーバそれぞれについて、サーバ過負荷予測を行う。サーバ過負荷予測とはサーバへ新規サービスを振り分けた場合、過負荷状態になるかどうかをシミュレートすることである。
[サーバ過負荷予測のフロー]
サーバ過負荷予測のフローを図10に示す。
S1001でサーバiのモデルをロードする。
S1002でサーバiについて、後述するシミレーションb(図11)を実行する。
S1003でシミュレーション結果Ri(サービス時間)の中で基準値iのβ(所定値)倍を超えた結果Riの割合を求める。
それがγ(所定値)以下であれば過負荷にならないと予測する。(S1004)γより大きければ過負荷になると予測する。(S1005)βとγは設定値を用いてよい。
【0054】
過負荷予測でのシミュレーションbを図11ににより説明する。
前述した図15に示すシミュレーションaのフローとは、指定サービスについての処理が加わる点が異なる。
S1101でサービス毎にモデルをロードする。
S1102で終了か否かを判定する。
終了していない場合、S1103でシミュレーション毎に指定サービスについてシミュレーシン内での開始時刻を設定する。設定は乱数を用いて決めてもよく、関数を用いてもよく、設定値としてもよい。
S1104では前述した図12に示すサービスレベル処理aに加え、後述する図13に示すサービスレベル処理bも実行する。
S1105でサービス処理bの結果を記録する。
【0055】
図13に示すサービスレベル処理bについて説明する。
S1301で指定時刻まで待機する。
S1302で指定サービスについてセッションレベル処理を行なう。
S1303でシミュレーション結果Ri(サービス時間)を出力する。
【0056】
図13のサービスレベル処理bでは指定時刻まで待機し(S1301)、1セッションだけ実行する(S1302)点が、図12のサービスレベル処理aと異なる。
【0057】
サーバ選択部21ではサーバ過負荷予測で過負荷状態にならないサーバを選択する。
【0058】
図10に示すサーバ過負荷予測フローにおいて、S1004,S1005を省き、過負荷となった結果の割合が最も小さなサーバを選択してもよい。
(実施例3)
図17に示すようにサーバ振り分け装置を負荷分散装置3上に設け、パケット中継装置40からパケットを取り出す構成とすることもできる。
(実施例4)
各サーバの許容度をサービス振り分けの重み付けの値としたり、あるいは許容度の相対比率をサービス分配比率として、これらの値を負荷分散装置へ送出する。負荷分散装置では、サービス分配比率、あるいは重み付けラウンドロビンなどを使用して、サービスを各サーバへ振り分ける。
【0059】
前述した図14に示すサーバ許容度予測フローで各サーバの許容度Ciを求め、Ciを重み付けの値とする。あるいは、許容度Ciを
Ri=Ci/ΣCi
で比率Riへ変換して、比率Riをサービス分配比率とする。
【0060】
分配比率または重み付けの値は一度だけ求めてもよいし、定期的に図14のフローを実行して再設定してもよいし、ユーザの指示などで再設定してもよい。
(各種処理の体系)
本発明における各種の処理の体系を図18に示す。
最も下位のレベルの処理として図5、図6、図7に示すサーバモデル処理/サービスモデル処理がある。その次の段階の処理として図8に示すセッションレベル処理がある。その次の段階として図12、図13に示すサービスレベル処理がある。その次の段階として図11、図15に示すシミュレーョン処理がある。
そして最上位レベルの処理として図10、図14に示すサーバ過負荷予測処理/サーバ許容度予測処理がある。サーバ選択部21におけるサーバ選択処理は、この最後のサーバ過負荷予測処理/サーバ許容度予測処理の結果に基づいて実行されることになる。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、サーバを高負荷状態や過負荷状態にすることなく、サーバ負荷をバランスさせるサーバ振り分け装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるサーバ振り分け装置のネットワークシステム内の位置を示す図である。
【図2】本発明のサーバ振り分け装置の構成を示す図である。
【図3】シミュレーション・モデルを示す図である。
【図4】各種のパラメータの例を示す図である。
【図5】サーバモデルの処理1のフロー図である。
【図6】サーバモデルの処理2のフロー図である。
【図7】サービスモデルの処理3のフロー図である。
【図8】セッションレべルのシミュレーション・フロー図である。
【図9】1サービスについての基準値決定フロー図である。
【図10】1サーバについてのサーバ過負荷予測フロー図である。
【図11】シミュレーション・フロー図である。
【図12】サービスレベルのシミュレーション・フロー図である。
【図13】サービスレベルのシミュレーション・フロー図である。
【図14】1サーバについてのサーバ許容度予測フロー図である。
【図15】シミュレーション・フロー図である。
【図16】許容度探索の例を示す図である。
【図17】本発明のサーバ振り分け装置の他の構成を示す図である。
【図18】本発明における各種の処理の体系を示す図である。
【符号の説明】
11 バケットキャプチャ
12 サーバ弁別部
13 サービス弁別部
14 サービスログ部
15 サーバログ部
16 サービスモデリング部
17 サービスモデル部
18 サーバモデリング部
19 サーバモデル部
20 シミュレータ
21 サーバ選択部
Claims (11)
- サービスを複数台のサーバへサーバ負荷がバランスするように振り分けるために、サービスの振り分け先を決定するサービス振り分け装置であって、
ネットワークを流れるパケットをキャプチャするパケットキャプチャと、
前記キャプチャしたパケットに関するパケット情報を前記サーバ別にサーバログ部に記録するサーバ弁別部と、
前記キャプチャしたパケットに関するパケット情報を前記サービス別にサービスログ部に記録するサービス弁別部と、
前記サーバログ部の記録からサーバモデルを設定するサーバモデリング部と、
前記サービスログ部の記録からサービス毎にサービスモデルを設定するサービスモデリング部と、
前記サーバモデルと前記サービスモデルとを読み込み、シミュレーションを行うシミュレータと、
前記シミュレーションの結果をもとに振り分け先サーバを選択し、指定するサーバ選択部と
から構成されることを特徴とするサービス振り分け装置。 - クライアントとサーバ間のパケットを中継するパケット中継装置上に前記パケットキャプチャが設けられ、該パケット中継装置からパケットを取得することを特徴とする請求項1に記載のサービス振り分け装置。
- 前記サーバモデリング部は、送信処理に対応する待ち行列を持つモデルとしてサーバモデルを構成し、サーバ送信スループット、サーバ処理時間をパラメータとし、
前記サーバログ部の記録に基づき、
連続送信されたパケット列の任意の連続部分列についての、(a) 先頭パケットキャプチャ時刻t-s 、(b) 末尾パケットキャプチャ時刻t-e 、および(c) その部分列で先頭パケットを除いたサイズの合計Lから、式L/(t-e −t-s )を用いて、サーバ送信スループットを求め、(d) サーバ応答パケットのキャプチャ時刻ts、サイズls、(e) 対応するクライアント応答パケットのキャプチャ時刻tc、サイズlc、および(f) ネットワーク速度Bから、
式(ts−tc)−(ls+lc)/Bを用いて、サーバ処理時間を求めることを特徴とする請求項1に記載のサービス振り分け装置。 - 前記サービスモデリング部は、
(a) 全サービスのセッション数に占める各サービスのセッション数の割合、(b) サービスの開始頻度あるいは時間間隔、(c) サービス当たりのクライアント−サーバ間の送受信回数、(d) 送受信当たりのクライアント応答のサイズ、パケットサイズ、パケット数、(e) 送受信当たりのサーバ応答のサイズ、パケットサイズ、パケット数、および(f) サーバ応答からクライアント応答までの時間をパラメータとして、サービス毎に前記サービスモデルを構成し、
前記サービスログ部の記録から、それらのパラメータを求めることを特徴とする請求項1に記載のサービス振り分け装置。 - 前記シミュレータは、サーバモデルとサービスモデルを用いてシミュレーションを行ない、指定サービスについてサービス時間の平均値あるいは中間値を結果とすることを特徴とする請求項1に記載のサービス振り分け装置。
- 前記サーバ選択部において、サービス別に前記シミュレータで1セッションのみをシミュレートした結果を該サービスの基準値とし、複数セッションについてのシミュレーション結果値と該基準値の比率あるいは差が予め設定した閾値を超えれば高負荷と判断することを特徴とする請求項1に記載のサービス振り分け装置。
- 前記サーバ選択部において、振り分け先サーバ問い合わせを受けたとき、サーバ毎に対象サービスについて高負荷となるサービス開始頻度を所定の探索手法により求め、それを該サーバの許容度とし、現時点の対象サービスのセッション開始頻度と許容度との差が最も大きなサーバを振り分け先サーバとして指定することを特徴とする請求項6に記載のサービス振り分け装置。
- 前記サーバ選択部において、振り分け先サーバ問い合わせを受けたとき、サーバ毎に対象サービスについてシミュレーションを行ない、結果が基準値のβ(所定値)倍となる割合がγ(所定値)以下となるサーバを振り分けサーバとして指定することを特徴とする請求項6に記載のサービス振り分け装置。
- 前記サーバ選択部において、振り分け先サーバ問い合わせを受けたとき、サーバ毎に対象サービスについてシミュレーションを行ない、結果が基準値のβ(所定値)倍となる割合が最も小さいサーバを振り分け先サーバとして指定することを特徴とする請求項6に記載のサービス振り分け装置。
- 前記サービスモデリング部は、セッションの各送受信それぞれの処理内容に応じて分類し、それぞれについてパラメータを求めることを特徴とする請求項4に記載のサービス振り分け装置。
- 前記サービス選択部は、サーバ毎に対象サービスについて高負荷となるサービス開始頻度を所定の探索手法により求め、それをサーバの許容度とし、(a) 各サーバの許容度をサービス振り分けの重み付けの値とするか、あるいは、(b) 許容度の相対比率をサーバ分配比率とすることを特徴とする請求項7に記載のサービス振り分け装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27951699A JP3769999B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | サービス振り分け装置 |
US09/671,120 US7184945B1 (en) | 1999-09-30 | 2000-09-28 | Service distribution device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27951699A JP3769999B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | サービス振り分け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001101134A JP2001101134A (ja) | 2001-04-13 |
JP3769999B2 true JP3769999B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
ID=17612134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27951699A Expired - Fee Related JP3769999B2 (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | サービス振り分け装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7184945B1 (ja) |
JP (1) | JP3769999B2 (ja) |
Families Citing this family (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002099583A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-04-05 | Toshiba Tec Corp | 回路設計支援方法及び回路設計支援システム並びにプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
CA2349086C (en) * | 2001-05-30 | 2011-02-01 | Ibm Canada Limited-Ibm Canada Limitee | Selection and configuration of servers |
US7290048B1 (en) * | 2002-03-29 | 2007-10-30 | Hyperformix, Inc. | Method of semi-automatic data collection, data analysis, and model generation for the performance analysis of enterprise applications |
US8380822B2 (en) * | 2002-12-10 | 2013-02-19 | Sharp Laboratories Of America, Inc. | Systems and methods for object distribution in a communication system |
US7451302B2 (en) * | 2004-03-10 | 2008-11-11 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | System and method for managing configuration data for a multi-cell computer system |
US8417499B2 (en) | 2004-03-31 | 2013-04-09 | International Business Machines Corporation | Enabling real-time testing of on-demand infrastructure to predict service level agreement compliance |
US8838794B2 (en) * | 2004-06-30 | 2014-09-16 | International Business Machines Corporation | Method, system and program product for simulating activity in a server environment |
US7480733B2 (en) * | 2004-07-15 | 2009-01-20 | International Business Machines Corporation | Routing incoming call requests |
JP2006072785A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Hitachi Electronics Service Co Ltd | サービス利用のためのリクエストメッセージ制御方法、および、サービス提供システム |
US7707575B2 (en) * | 2004-09-20 | 2010-04-27 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | System and method for selecting a portfolio of resources in a heterogeneous data center |
US20060136927A1 (en) * | 2004-12-16 | 2006-06-22 | Michele Covell | Models for monitoring of streaming server performance |
US7908314B2 (en) * | 2005-03-23 | 2011-03-15 | Hitachi, Ltd. | Method for controlling a management computer |
JP4635904B2 (ja) * | 2006-02-27 | 2011-02-23 | ブラザー工業株式会社 | 登録装置、登録方法及び登録処理プログラム |
US20090150825A1 (en) * | 2006-03-13 | 2009-06-11 | Fujitsu Limited | Screen generation program, screen generation apparatus, and screen generation method |
JP4992905B2 (ja) | 2006-09-29 | 2012-08-08 | 富士通株式会社 | サーバ配備プログラム及びサーバ配備方法 |
KR100745724B1 (ko) * | 2006-09-29 | 2007-08-03 | 한국전자통신연구원 | IPv6 환경하에서 라우터의 서비스 인지방법 |
US20080195447A1 (en) * | 2007-02-09 | 2008-08-14 | Eric Bouillet | System and method for capacity sizing for computer systems |
US8392401B1 (en) | 2007-06-29 | 2013-03-05 | Google Inc. | Query partitioning to decompose hotspots in sensor networks |
US8085792B1 (en) * | 2007-06-29 | 2011-12-27 | Google Inc. | Traffic-oblivious load balancing protocol for sensor networks |
WO2010026362A1 (en) * | 2008-09-08 | 2010-03-11 | British Telecommunications Public Limited Company | Distributed data processing system |
WO2011111104A1 (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-15 | 富士通株式会社 | 生体認証システムの負荷分散装置 |
US8626827B1 (en) * | 2011-03-25 | 2014-01-07 | Amazon Technologies, Inc. | Programmatically simulating system conditions |
JP5580253B2 (ja) * | 2011-06-30 | 2014-08-27 | 日本電信電話株式会社 | 呼接続装置およびその動作方法 |
US10652318B2 (en) | 2012-08-13 | 2020-05-12 | Verisign, Inc. | Systems and methods for load balancing using predictive routing |
US10409649B1 (en) * | 2014-09-30 | 2019-09-10 | Amazon Technologies, Inc. | Predictive load balancer resource management |
KR101556541B1 (ko) * | 2014-10-17 | 2015-10-02 | 한국과학기술정보연구원 | 고부하 경로 기반의 복합 이벤트 처리 장치 및 그 방법 |
JP2016177324A (ja) * | 2015-03-18 | 2016-10-06 | 株式会社リコー | 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム |
CN111258765B (zh) * | 2020-01-17 | 2023-08-22 | 深圳乐信软件技术有限公司 | 一种负载均衡方法、装置、计算设备和存储介质 |
US11637890B2 (en) * | 2020-03-31 | 2023-04-25 | Snap Inc. | Dynamically assigning storage locations for messaging system data |
Family Cites Families (30)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5341477A (en) * | 1989-02-24 | 1994-08-23 | Digital Equipment Corporation | Broker for computer network server selection |
CA2048306A1 (en) * | 1990-10-02 | 1992-04-03 | Steven P. Miller | Distributed configuration profile for computing system |
US5303166A (en) * | 1992-04-14 | 1994-04-12 | International Business Machines Corporation | Method and system for automated network benchmark performance analysis |
US5440719A (en) * | 1992-10-27 | 1995-08-08 | Cadence Design Systems, Inc. | Method simulating data traffic on network in accordance with a client/sewer paradigm |
CA2110243C (en) * | 1992-12-31 | 1998-08-11 | Philip Steven Winterbottom | Apparatus and methods for making a portion of a first name space available as a portion of a second name space |
US5544320A (en) * | 1993-01-08 | 1996-08-06 | Konrad; Allan M. | Remote information service access system based on a client-server-service model |
US5548724A (en) * | 1993-03-22 | 1996-08-20 | Hitachi, Ltd. | File server system and file access control method of the same |
JPH07143207A (ja) * | 1993-11-15 | 1995-06-02 | Fuji Xerox Co Ltd | ネットワーク試験装置 |
DE19511252C1 (de) * | 1995-03-27 | 1996-04-18 | Siemens Nixdorf Inf Syst | Verfahren zur Lastmessung |
EP0786728B1 (en) * | 1995-07-11 | 2011-02-09 | Hitachi, Ltd. | Service offering system |
JP3574231B2 (ja) * | 1995-08-21 | 2004-10-06 | 富士通株式会社 | 計算機ネットワークのシミュレータ装置 |
JPH09244979A (ja) * | 1996-03-07 | 1997-09-19 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 双方向サービス資源配置制御方法 |
JPH1091549A (ja) * | 1996-07-11 | 1998-04-10 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 情報転送装置、情報転送方法及び情報転送プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
JPH1083382A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-03-31 | Toshiba Corp | 分散システム運用保守支援装置および運用保守支援方法 |
US6173311B1 (en) * | 1997-02-13 | 2001-01-09 | Pointcast, Inc. | Apparatus, method and article of manufacture for servicing client requests on a network |
US6069895A (en) * | 1997-08-29 | 2000-05-30 | Nortel Networks Corporation | Distributed route server |
JPH1185604A (ja) * | 1997-09-12 | 1999-03-30 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | コンテンツ配置変更方法及びシステム及びコンテンツ配置変更プログラムを格納した記憶媒体 |
JP3369445B2 (ja) * | 1997-09-22 | 2003-01-20 | 富士通株式会社 | ネットワークサービスサーバ負荷調整装置、方法および記録媒体 |
US6157940A (en) * | 1997-11-21 | 2000-12-05 | International Business Machines Corporation | Automated client-based web server stress tool simulating simultaneous multiple user server accesses |
US6317786B1 (en) * | 1998-05-29 | 2001-11-13 | Webspective Software, Inc. | Web service |
US6279001B1 (en) * | 1998-05-29 | 2001-08-21 | Webspective Software, Inc. | Web service |
US6314463B1 (en) * | 1998-05-29 | 2001-11-06 | Webspective Software, Inc. | Method and system for measuring queue length and delay |
US6336138B1 (en) * | 1998-08-25 | 2002-01-01 | Hewlett-Packard Company | Template-driven approach for generating models on network services |
JP3542103B2 (ja) * | 1998-09-08 | 2004-07-14 | 富士通株式会社 | ネットワーク制御方式 |
US6182136B1 (en) * | 1998-09-08 | 2001-01-30 | Hewlett-Packard Company | Automated service elements discovery using core service specific discovery templates |
US6286047B1 (en) * | 1998-09-10 | 2001-09-04 | Hewlett-Packard Company | Method and system for automatic discovery of network services |
US6385643B1 (en) * | 1998-11-05 | 2002-05-07 | Bea Systems, Inc. | Clustered enterprise Java™ having a message passing kernel in a distributed processing system |
JP2000224171A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-11 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 複数のサービスによるネットワーク状態測定方式及びその装置 |
US6606316B1 (en) * | 1999-07-02 | 2003-08-12 | Cisco Technology, Inc. | Gathering network statistics in a distributed network service environment |
JP2001092793A (ja) * | 1999-09-24 | 2001-04-06 | Hitachi Software Eng Co Ltd | 分散オブジェクトの適正配置推定方法および適正配置位置決定方法並びに装置 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27951699A patent/JP3769999B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-09-28 US US09/671,120 patent/US7184945B1/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001101134A (ja) | 2001-04-13 |
US7184945B1 (en) | 2007-02-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3769999B2 (ja) | サービス振り分け装置 | |
US6721686B2 (en) | Server load testing and measurement system | |
JP3696806B2 (ja) | 通信性能測定装置 | |
US7509408B2 (en) | System analysis apparatus and method | |
JP4233884B2 (ja) | サービス品質のプロービングを行う方法 | |
US7194535B2 (en) | Methods and systems for testing stateful network communications devices | |
Kiddle et al. | Hybrid packet/fluid flow network simulation | |
CN106972985B (zh) | 加速dpi设备数据处理与转发的方法和dpi设备 | |
EP1365545A1 (en) | Method and system for modelling elastic network traffic | |
CN106878420B (zh) | 一种基于sdn的服务器负载均衡方法及装置 | |
KR102346109B1 (ko) | 부하분산 장치 및 방법 | |
CN110855741B (zh) | 业务的自适应接入方法和装置、存储介质、电子装置 | |
CN116909735A (zh) | 算力调度方法及装置、服务器和存储介质 | |
Attar et al. | E-health communication system with multiservice data traffic evaluation based on a G/G/1 analysis method | |
CN114896025A (zh) | 服务网格的架构优化方法、装置、计算机设备和存储介质 | |
CN112134750B (zh) | 网络时间协议压力测试方法和装置 | |
CN114448841B (zh) | 一种网卡测试方法、装置、设备及介质 | |
Shang et al. | Buffer management for reducing packet-in messages in openflow networks | |
CN115001999A (zh) | 一种无线自组网络中的网络状态检测方法 | |
CN112714037A (zh) | 一种线上服务质量的保障性能评估方法、装置及设备 | |
CN113542044A (zh) | 网络质量监测方法、装置及计算设备 | |
Pakulova et al. | Simulation of priority multi-path data transmission in the AnyLogic environment | |
Nikitinskiy et al. | Analyzing the possibility of applying asymmetric transport protocols in terms of software defined networks | |
Cardoso et al. | HTTP traffic modeling: Development and application | |
CN117478604A (zh) | 基于动态选择链路的报文转发方法、系统、设备和介质 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050920 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060130 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090217 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140217 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |