JP3768720B2 - 排気ガス用通路用弁構造 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、自動車等の内燃機関の排気ガス再循環システムに用いられる排気ガス用通路用弁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は排気ガス再循環システムの一例を示す。図において1は機関、2は燃焼室、3は燃焼室2に連接されており排気ガスが通る排気管、4はこの排気管3に接続され燃焼室2からの排気ガスを冷却する再循環排気ガスクーラ、5は排気ガス再循環制御バルブである。このバルブ5は再循環排気ガスクーラ4に接続されこの再循環排気ガスクーラ4で冷却された排気ガスを導入し、機関1の吸気管(図示せず)への排気ガスの再循環量を調節する。6は排気ガス再循環制御バルブ5内に設けられ吸気管からの負圧信号によって応動し、排気ガス用通路の開度を調節する調節弁である。7は上部に負圧室8を形成し差圧により調節弁6を作動させるゴム製のダイヤフラムである。
【0003】
一般に排気ガス再循環システムは上記のように構成され、排気管3からの排気ガスは再循環排気ガスクーラ4によって冷却された後、排気ガス再循環制御バルブ5に導かれる。そして調節弁6によって再循環量を調節される。かかる排気ガスは再び吸気管に供給される。これによって排気ガスは機関1内で再燃焼され、排気ガス中の有害な窒素酸化物は低減される。なお排気管3から導かれた排気ガスは高温であるが、再循環排気ガスクーラ4で冷却されることによって排気ガス再循環制御バルブ5に導かれるときには排気ガスの温度は低減されているので熱によるダイヤフラム7の劣化は低減されている。
前記の排気ガス再循環制御バルブ5を,例えば特開昭52−89721号公報に記載された従来例をあげて,より詳細に図4に断面図で示す。図において10は内部に排気ガス用通路11を有したハウジング、12は機関1の排気管3からの排気ガスが導かれる通路入口、13は機関の吸気管(図示せず)に排気ガスを導く通路出口である。14は排気ガス用通路11の途中でハウジング10の内部に形成され、調節弁6が当接する環状の弁座である。17は調節弁6に連接され、ハウジング10に装着された案内部材18の内部を上下方向に摺動する軸部である。19は案内部材18の下部に敷設されかつ排気ガス用通路11の上部に位置しており、排気ガス内に含まれるカーボン等の侵入を防止する断面がコの字状のホルダである。20および21は押え板であり、これらの間にダイアフラム7を挟持する。これらの押え板は円板状をしていてその中央部が調節弁6の軸部17の上端部22に装着されている。24はボルト23により3カ所(図示せず)でハウジング10に固定された第1ケースである。25はダイアフラム7の周縁部を第1ケース24と協働して挟持する第2ケースである。ダイアフラム7と第2ケース25とによって負圧室8が形成されている。27は第2ケース25と押え板20との間に介在し押え板20を下方に押圧する圧縮スプリングである。28は第2ケース25に連通装着され、機関1の吸気管からの負圧を負圧室8に導入する負圧導入管である。29は第1ケース24とハウジング10との間に介在しハウジング10からの熱を遮断する断熱材である。
【0004】
上記のように構成された従来の排気ガス再循環制御バルブ5においては、まず機関1の排気管3から導かれた排気ガスは通路入口12から排気ガス用通路11に入る。その排気ガスは、調節弁6の開度に応じて、通路出口13から吸気管に導かれる。吸気管における燃料と空気の混合気にこの排気ガスは混合され、燃焼室2に導かれ,燃焼される。これによって排気ガス中の有害成分である窒素酸化物の量は低減される。なお、調節弁6は負圧導入管28を通じて負圧室8内に導かれた負圧の大きさに応じて弁の開度を変える。ところで、このような調節弁6の滑らかな開閉動作のために、部品寸法のバラツキ及び部品の組立てバラツキによる軸部17の偏心等を配慮してホルダ19の孔と軸部17との間及び案内部材18の孔と軸部17との間に適当な隙間を設けている。
【0005】
断面コの字状のホルダ19は排気ガス中に含まれるカーボン等が案内部材18の孔内に侵入するのを防止するために案内部材18の下部に取り付けられているが、それだけではカーボンが案内部材18の孔内に侵入するのを防ぐことができず、案内部材18の孔にカーボンが侵入し,このカーボン等により軸部17の摺動作動がスムースに行われず調節弁6が負圧室8内の負圧の大きさに応じて正確に動作しないことが生じる。また過給器(ターボチャージャ)付機関に使用すると通路内圧力の影響で排気ガス等が案内部材18の孔における隙間から第1ケース24に漏れ、そこから更に外部(大気)へ放出されエンジンルーム内が排気ガス等で汚染されるのである。
【0006】
そこで実開昭63−174562号公報の如く軸部17に固着された遮断板32(図3参照)や、実開昭57−38974号公報の如くホルダ19に固着されたラビリンスパッキン31(図2参照)が提案された。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ラビリンスパッキン31では軸部17を通す孔の寸法精度により密封性能が大きく左右され、組み立て精度も高いものが要求されるので高価なものとなる。また遮断板32でもその外径寸法とホルダ19の内径寸法との精度により密封性能が大きく左右されるのである。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、カーボンが案内部材の孔に侵入するのを阻止するのに効果的でかつ安価な構造を有した排気ガス用通路用弁構造を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る排気ガス用通路用弁構造は、内部に排気ガス用通路を有したハウジングと、このハウジング内に設けられ排気ガス用通路を流れる排気ガスの量を調節する調節弁と、この調節弁を担持した軸部と、この軸部が摺動自在に貫通する孔を有しハウジングに設けられた案内部材と、この案内部材の調節弁側に設けられ軸部の所定の空間を形成するホルダと、このホルダの所定の空間内に圧縮されて配置され軸部のまわりに均一に膨らんで適当な弾力で接触する金属繊維の詰め物とを設けたものである。
【0009】
【作用】
この発明に係る排気ガス用通路用弁構造は、案内部材の調節弁側に設けられ軸部の所定の空間を形成するホルダと、このホルダの所定の空間内に圧縮されて配置され軸部のまわりに均一に膨らんで適当な弾力で接触する金属繊維の詰め物とを設け、軸部の摺動時に軸部のまわりに均一に膨らんで適当な弾力で接触する金属繊維の詰め物により付着しているカーボンなどを拭き取るものである。
【0010】
【実施例】
実施例1.
以下、この発明による排気ガス用通路用弁構造の一実施例を図1を参照して説明する。図1における参照符号は図5に示された部材と同じかまたは相当するものには同一の符号を付したので、重複する説明は省略する。30はホルダ19により形成された空間内に詰められた金属繊維の詰め物である、この詰め物は適当な弾力で軸部17の外周面に接触している。
このように、ホルダ19内に詰め物30があるので排気ガスはホルダ19内を通りにくく、通路11内の圧力が上昇した場合でも、通気抵抗が大きく、排気ガスがこの排気ガス再循環制御バルブ5からエンジンルーム内へ漏れる量は大幅に減少される。更に詰め物30は軸部17に適当な弾力で接触しているので軸部17に付着したカーボン等の付着物を拭き払い、軸部17は清掃された状態で案内部材18の孔内に入るので、軸部17は常に滑らかに案内部材18の孔内で上下動でき、調節弁6は負圧室8内の負圧の大きさに応じて正確に動作する。勿論詰め物30は金属製であるので少々の熱にも劣化せず上記機能を長期間保持する。
【0011】
実施例2.
金属繊維の詰め物30は、例えば線径が0.15mmの金属細線(例えばSUS310Sの鋼)をメリヤス編の如くに編んで、これをロール状に巻き上げ、例えば1cm3 あたり約1gであるような嵩密度を有した詰め物30とする。この詰め物の内径は軸部17の直径とほぼ同じか少し大きく、外径はホルダ19の内径とほぼ同じか少し小さく、高さはホルダ19と案内部材18との間の距離より大きくしておく。かかる詰め物30を図1の状態に組み立てると、詰め物30は、軸方向に圧縮される結果、軸部17のまわりに均一に膨らんで適当な弾力で軸部17に接触する。
このような詰め物30は安価でありかつ厳しい組み立て精度を要求しないのである。
【0012】
【発明の効果】
以上のようにこの発明に係る排気ガス用通路用弁構造は、詰め物がホルダの所定の空間内に圧縮されて配置され軸部のまわりに均一に膨らんで適当な弾力で接触して軸部に付着するカーボン等を拭き取るので、軸部が案内部の孔で滑らかに摺動することができ、調節弁は常に正確に動作するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の排気ガス用通路用弁構造の一実施例を示す断面図である。
【図2】 従来の排気ガス再循環制御バルブの一例を示す断面図である。
【図3】 従来の排気ガス再循環制御バルブの他の例を示す断面図である。
【図4】 従来の排気ガス再循環制御バルブの更に他の例を示す断面図である。
【図5】 一般的な排気ガス再循環制御システムを説明するための概略図である。
【符号の説明】
5:排気ガス再循環制御バルブ、6:調節弁、7:ダイアフラム、8:負圧室、12:通路入口、13:通路出口、17:軸部、18:案内部材、19:ホルダ、30:詰め物
Claims (2)
- 内部に排気ガス用通路を有したハウジングと、このハウジング内に設けられ前記排気ガス用通路を流れる排気ガスの量を調節する調節弁と、この調節弁を担持した軸部と、この軸部が摺動自在に貫通する孔を有し前記ハウジングに設けられた案内部材と、この案内部材の前記調節弁側に設けられ前記軸部の所定の空間を形成するホルダと、このホルダの前記所定の空間内に圧縮されて配置され前記軸部のまわりに均一に膨らんで適当な弾力で接触する金属繊維の詰め物とを備えた排気ガス用通路用弁構造。
- 金属繊維の詰め物は金属細線を編んだものであることを特徴とする請求項1記載の排気ガス用通路用弁構造。
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