JP3765628B2 - タンク貯蔵液体測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンク貯蔵液体測定装置に関し、より詳細には、LNG等の極低温液体を貯蔵するタンク内のロールオーバ現象の発生を未然に防止するため、タンク内のLNGの密度,温度その他の物理量を計測することができるタンク貯蔵液体測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
LNG(液化天然ガス)は、メタンを主成分としたクリーンエネルギー源として脚光をあびている。しかし、我が国ではLNGの供給を海外に依存しているが、生産地の相異により、LNGの成分構成が異なり、成分の相異に従って多少の密度差が生じたりする。輸入されたこれらのLNGは貯蔵タンクに収容される。一般に、密度の異なる液体を貯蔵タンク内に導入した場合、液体は層状化を起こす可能性がある。若し層状化した場合、例えば、外部からの熱影響などにより上層のLNGの密度が下層のLNGの密度より大きくなると、不安定な状態となって、層が反転するロールオーバ現象を起こすことが知られている。このロールオーバ現象がおこると、LNGのごとき極低沸点液体では層混合による急激な蒸気ガスの発生をみる。
【0003】
タンク貯蔵液体測定装置は、プロセスを安全に運転するために、常時、貯蔵タンク内の密度,温度等の物理量を計測する装置であり、計測結果に基づいてLNGの密度変化から層状化の進行度合を検知し、液の層状化を防止するため、LNGを撹拌する等の対策を行うようにしている。
【0004】
通常、タンク貯蔵液体測定装置は、貯蔵タンクの屋根上に設置され、LNGの密度,温度を検知する密度センサ,温度センサ等のセンサを収納したプローブと、該プローブの信号ケーブルを挿通した巻取りケーブルを介してプローブを貯蔵タンクの定位置における鉛直線上でタンク底面近傍から屋根近傍の区間を巻上げ,巻戻しする巻取り装置とを有し、貯蔵タンク内鉛直線上の所定高さ位置におけるLNGの密度や温度およびLNG液面上の気体密度・温度等の物理量を計測している。
【0005】
このように、プローブは、極低温のLNGの液相内を貯蔵タンク底面の定位置から気相と接する屋根近傍の区間を上下移動するが、この移動区間のプローブの移動を常に一定に保つため、本出願人は、従来、プローブの巻取りケーブルの他に、貯蔵タンクの屋根上からタンク底面に向け平行に垂下した2本のスチール線を介して重錘を底面に懸架した案内ケーブルを有するタンク貯蔵液体の測定装置を提案した。
【0006】
図4は、従来のタンク貯蔵液体測定装置の巻取り装置の巻取りドラム部を説明するための図で、図4(A)は、図4(B)の正面図、図4(B)は、図4(A)の矢視B−B線断面図、図4(C)は、図4(B)の矢視C−C線断面図であり、図中、30は巻取りケーブル、31は巻取りケーブル30の巻取りドラム、32はシーブ(滑車)である。
【0007】
図4において、巻取りケーブル30は、P側の先端にプローブ(図示せず)が接続されている。巻取りケーブル30は、プローブのセンサに接続される信号ケーブルと、該信号ケーブルを挿通する被覆ケーブルとからなっており、一端が回転可能に定位置に支持されたドラム31に固着され、信号ケーブルの端末は信号を伝送するためのスリップリング(図示せず)に接続されている。巻取りドラム31に巻回される該巻取りケーブル30は、プローブとの間で巻取りドラム31の軸間の間隔Lを有するシーブ(滑車)32に案内されている。間隔Lは、シーブ32に案内され、巻取りドラム31に巻回される巻取りケーブル30が、図4(C)に示すように、層巻きで巻取られる限界角であるフリートアングルθとなるように選ばれた限界となる間隔の値である。図4(C)に示すように、巻取りケーブル30が乱巻きされた場合は、不安定に巻回された巻取りケーブル30の最上層は、例えば、矢印S方向に崩れ、その結果、ケーブルの弾性が作用し、プローブが上下に振動するようになる。そして、長期間この振動を繰り返すと、巻取りケーブル30を破損してしまうことがある。
【0008】
図5は、従来のプローブの構造を説明するための図であり、図中、30は巻取りケーブル、40はプローブ、41は密度センサ、42は温度センサ、43は中継ブラケット、44は固定カバー、45はロックナット、46はサーミスタ、47はクランパである。
【0009】
図5に示したプローブ40は、支持管41aにより密度センサ41を支持する底部43bを有し、他端が開口する中空な中継ブラケット43と、該中継ブラケット43の外周壁に形成された雄ねじ43aと螺合する雌ねじ44cを内部に有する固定カバー44とからなる。螺合した中継ブラケット43と固定カバー44とはロックナット45で固定する。なお、中継ブラケット43の底部43bには、温度センサ42が下方に突出してLNGと接触している。固定カバー44の上面には、信号ケーブル30aを挿通する透孔44aを有し、該透孔44aの上部で透孔44aを中空軸とする円筒部44bが設けられ、該円筒部44bを信号ケーブル30aと被覆ケーブル30bとの間に挿入し、これらを巻取りケーブル30の外側からクランパ47で締め付けることにより巻取りケーブル30とプローブ40とを固着している。
【0010】
図5に示す構造の従来のプローブ40は、信号ケーブル30aと密度センサ41とは、固定カバー44内部の接続点30cで接続される。なお、密度センサ41は、例えば、薄肉中空の共振スプールを有する共振方式のもので、駆動コイル(図示せず)と検出コイル(図示せず)を有し、これらの導線は、支持管41aを通り接続点30cで接続される。また、検出コイル側の導線は、LNG液体の温度により変化するコイル抵抗を補償し、安定した共振駆動を可能とするために抵抗とサーミスタとを並列接続した補償抵抗(以下、単にサーミスタと記す)が支持管41aの近傍で直列接続されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示した、従来の巻取りドラム31は、軸31aに回転可能に支持され、フリートアングルθを形成する間隔Lを隔ててシーブ32を取り付けている。フリートアングルθを満足するために必要な長さは、巻取りドラム31の幅により定められているが、一般にタンク深さに応じて長い巻取りケーブル30を必要とするため、巻取りドラム31の幅もそれに対応して大きくなる。この結果、巻取り装置全体が大きくなり、巻取り装置を収納するドームも大きくなる。
【0012】
更に、図5に示した従来のプローブは、まず、信号ケーブル30aと密度センサ41,温度センサ42とを接続点30cで接続する。次に、中継ブラケット43と固定カバー44とを螺合する。その後、ロックナット45でロックし、クランパー47で巻取りケーブル30を固定カバー44に固着してプローブを組立てているが、中継ブラケット43と固定カバー44との螺合時、信号ケーブル30aが捩れるので、接続点30cが破断する危険性がある。しかも、使用中にロックナット45がゆるみ、また、中継ブラケット43が固定カバー44から離脱して密度センサ41が落下するおそれがある。更には、ロックナット45を締めるため大形の工具を必要とし、高所作業の際、危険であった。
【0013】
更に、サーミスタ46の取り付け位置を中継ブラケット43の底部43bの近傍にしている。サーミスタ46は安定位置に接続されているが、支持管41aとの間隔が狭くなり、多少の振動でも支持管41aとの間でサーミスタ46に大きい曲げ応力が加わり、あるいは導線を切断する可能性が高まる。
【0014】
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、シーブと巻取ドラムとの間隔を小さくし、もって小形なタンク貯蔵液体測定装置とすること、更には、プローブの組立加工時に、信号ケーブルとセンサ信号線との接続部に捩れが生じないプローブ構造とすること、また、ロックナットを使用せずにプローブが落下する危険をなくすこと、更には、サーミスタの断線をなくす接続部とすることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、液体貯蔵タンク内の液体の密度・温度等の物理量を検知するセンサを有するプローブと、前記貯蔵タンクの屋根上に設置された円形ドーム内に収納され、前記プローブの信号ケーブルを被覆ケーブル内に挿通したプローブ吊り下げ用ケーブルを前記貯蔵タンク内と気密に巻取り、又は巻戻す巻取り手段と、前記信号ケーブルにより伝送された前記センサの信号を演算処理する演算手段と、前記巻取り手段を回転軸方向に移動自在に回転可能に支持した巻取りドラムと、前記信号ケーブルで伝送された前記センサの信号を前記演算手段に伝送するためのスリップリングと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルを案内すると共に該プローブ吊り下げ用ケーブルに加わる負荷を検知するためのシーブと、前記巻取りドラムを回転駆動する駆動手段とからなり、前記プローブを、有底筒状の固定カバーと、該固定カバーに挿入する固定ボスと、前記固定カバーに螺合する中継ブラケットと、該中継ブラケットに取り付ける密度センサ等の物理量を検知するセンサとから構成し、前記物理量を検知するセンサに巻取りケーブルの信号ケーブルの一端を接続し、該巻取りケーブルを前記中継ブラケット,固定ボスおよび固定カバーに挿通し、前記固定カバーに前記中継ブラケットを螺合し、前記固定ボスを固定カバーに固定し、前記巻取りケーブルを前記固定カバーの外端に固定するようにしたことを特徴とし、もって、巻取りケーブルの巻取りドラムへの巻取りを層巻として安定化するとともに装置を小形化するようにし、且つ、プローブの組立加工において、特別の工具を必要とせず信号ケーブルとセンサの信号線との接続部が捩れて断線する危険をなくすようにするものである。
【0016】
請求項2の発明は、請求項1に記載のタンク貯蔵液体測定装置において、前記中継ブラケットと、前記固定カバーと、前記ケーブル固定ボスとを固着した接合体の外側に、前記中継ブラケットを係止する係止突起を有する2つ割のカバーを有することを特徴とし、もって、ロックナットおよびロックナットを締め付ける大きい工具を必要とせず、また、ネジがゆるむことによりプローブが落下する危険を防ぐようにするものである。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のタンク貯蔵液体測定装置において、前記物理量を計測するセンサに使用される信号線の温度変化による抵抗値の変化を補償するためのサーミスタを、前記信号ケーブルに直列接続し、該接続位置を前記中継ブラケットに固着された支柱に支持したことを特徴とし、もって、サーミスタのリード線が切断する危険をなくし、安定した密度計測を可能とするようにするものである。
【0018】
請求項4の発明は、液体貯蔵タンク内の液体の密度・温度等の物理量を検知するセンサを有するプローブと、前記貯蔵タンクの屋根上に設置された円形ドーム内に収納され、前記プローブの信号ケーブルを被覆ケーブル内に挿通したプローブ吊り下げ用ケーブルを前記貯蔵タンク内と気密に巻取り、又は巻戻す巻取り手段と、前記信号ケーブルにより伝送された前記センサの信号を演算処理する演算手段と、前記巻取り手段を回転軸方向に移動自在に回転可能に支持した巻取りドラムと、前記信号ケーブルで伝送された前記センサの信号を前記演算手段に伝送するためのスリップリングと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルを案内すると共に該プローブ吊り下げ用ケーブルに加わる負荷を検知するためのシーブと、前記巻取りドラムを回転駆動する駆動手段とからなり、前記物理量を計測するセンサに使用される信号線の温度変化による抵抗値の変化を補償するためのサーミスタを、前記信号ケーブルに直列接続し、該接続位置を前記中継ブラケットに固着された支柱に支持したことを特徴とし、もって、巻取りケーブルの巻取りドラムへの巻取りを層巻として安定化するとともに装置を小形化するようにし、且つ、サーミスタのリード線が切断する危険をなくし、安定した密度計測を可能とするようにするものである。
【0019】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1に記載のタンク貯蔵液体測定装置において、前記プローブ吊り下げ用ケーブルの巻取りを案内する案内ローラと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルが巻戻されたとき、前記プローブが前記液体貯蔵タンクの床面に達する以前に前記案内ローラに当接するストッパとを有することを特徴とし、もって、プローブが液体貯蔵タンクの底部に接触する危険を防止するようにするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
1は、本発明によるタンク貯蔵液体測定装置の実施形態の一例を説明するための構成図であり、図中、1は貯蔵タンク、2はプローブ収納管、3はバルブ、4はタンク貯蔵液体測定装置、5はタンク貯蔵液体測定装置の基台、6は円形ドーム、7は巻取り装置、8は巻取りドラム、9はシーブ、10はプローブ吊り下げケーブル、11はプローブ、12は案内ローラ、13はストッパ、14はロードセル、15はエンコーダ、16はプローブ吊り下げケーブル10のシール機構、17は巻取りドラム8の駆動モータ、18は演算器である。なお、図1以後の図面において、図1の場合と等しい動作をする部分には、図1と等しい参照番号を付してある。
【0021】
図1において、貯蔵タンク1は屋根1aを有し、LNG1cが貯蔵されている。屋根1aには、プローブ収納管2とバルブ3とが直列に接続された管体が沿直に取り付けられ、常時バルブ3は開弁し、プローブ11が上下移動可能になっている。プローブ収納管2の上端部には、基台5が固着され、基台5には円形ドーム6で密閉されたタンク貯蔵液体測定装置4が取り付けられている。
【0022】
タンク貯蔵液体測定装置4は、プローブ吊り下げケーブル10を巻き上げ又は巻き戻すことでプローブ11を上下動する巻取り装置7と、プローブ11の密度センサや温度センサ等のセンサからの信号をプローブ吊り下げケーブル10内に挿通した信号ケーブル10aおよびスリップリング8cを介して伝送し、更にプローブ11の位置を計測するエンコーダ15とプローブ吊り下げケーブル10に作用するテンションを計測するロードセル14の信号からプローブ吊り下げケーブル10の安全を確認する装置と、さらに、貯液タンク1内のプローブ11が上下動する線上でのLNG1c内の位置、ならびに、その位置でのLNGの密度と温度を計測する演算器18とから構成される。なお、計測中は常時貯蔵タンク1とタンク貯蔵液体測定装置4とは、プローブ吊り下げケーブル10のシール機構16により開放時に貯蔵タンク1内のLNGガスが流入しないようにシールするもので、プローブ11を上昇出来ない部分の修理時に使用される。通常の点検時には、プローブ11をバルブ3の上部に巻き上げてからバルブ3を閉弁し、窓2aを開けてプローブ11を外気中に取り出し、点検可能となっている。
【0023】
図2は、図1における巻取り装置の実施形態を説明するための図で、図2(A)は正面図、図2(B)は図2(A)の矢印B−B線断面図である。
【0024】
図2に示す巻取りドラム8は、例えば、スプラインを構成した軸8a上を矢印(+F)〜(−F)方向に移動可能で、軸8aとともに回転自在に軸受8bに軸支されている。軸8aは、回転変換部17aを介して駆動モータ17で駆動される。巻取りドラム8に巻取られるプローブ吊り下げケーブル10は、被覆ケーブル10b内に信号ケーブル10aが挿通されたものである。信号ケーブル10aは端末で軸8aに固定された円板状のスリップリング8cに接続され、プローブ11からのセンサ信号は、ブラッシボックス8dを介して演算器18に伝送される。なお、シーブ9は、軸9aを介して軸受9bで支持されている。軸受9bはロードセル14を貼付し、プローブ吊り下げケーブル10の巻上げ,巻戻しの時の負荷を検出する。更に、軸9aにはエンコーダ15が装着され、シーブ9の回転によりプローブ11の位置を算出する。プローブ11の移動量に対する負荷変化率を検出し、異常の有無を判断する。例えば、負荷が激減したとき、プローブ吊り下げケーブル10が破損したものと判断したり、また増大した時は、障害物にひっかかったとの判断をする。さらに、相当値の減少をした場合は、プローブ11がタンク底面1bに接したと判断するなどの異常を警告する。
【0025】
図1および図2に示したように、巻取りドラム8は軸8a方向に所定距離移動可能に支持されているので、プローブ吊り下げケーブル10は正確な層巻きで巻取られる。その結果、軸間距離Lを短くすることができるので、タンク貯蔵液体測定装置全体を小型化,軽量化することができる。
【0026】
さらに、プローブ11の、特に巻戻し時にプローブ11がタンク底面1bに接触し、タンク底面1bを損傷させることをなくし、前記ロードセル14とエンコーダ15により計測されたプローブ11の位置に対応した負荷変動を検出するようにしたセキリティ手段を設けたものである。
【0027】
2に示す巻取りドラム8とシーブ9との間のシーブ9と近接した位置に案内ローラ12を設け、プローブ吊り下げケーブル10の巻取りドラム8への巻取りを案内する。更に、プローブ吊り下げケーブル10の巻取りドラム8側には、案内ローラ12と当接するストッパ13を取り付けてある。ストッパ13は、プローブ11が貯蔵タンク1のタンク底面1bと僅かの間隔を隔てて停止するように案内ローラ12に当接する位置に取付けてある。
【0028】
このように、巻取装置7では、ロードセル14を介してシーブ9を支持して荷重変化を検出し、更に、エンコーダ15によりプローブ吊り下げケーブル10の長さからプローブ11の位置を検知し、プローブ11が着床する以前にストッパ13が案内ローラ12に当接し、プローブ11がタンク底面1bに着床するのを防いでいるので、タンク底面1bを保護することができる。
【0029】
3は、図1におけるプローブの実施形態の一例を説明するための構造図で、図中、20は密度センサ、21は温度センサ、22はサーミスタ、23は中継ブラケット、24は固定カバー、25は分離板、26はケーブル固定ボス、27は2つ割カバー、28はクランパ、29a,29bはボルトである。
【0030】
図3において、密度センサ20は、例えば、振動形の密度センサで、被測定液体中の薄肉磁性円筒を壁面と直角方向に円筒振動を起こして共振させ、共振振動周波数から密度を求めるもので駆動コイル(図示せず)と検出コイル(図示せず)とを有している。密度センサ20は複数の支持管20aを介して一端が開口した有底円筒状の中継ブラケット23の底部に固着される。密度センサ20からの導線は、支持管20a内をモールド材20bで充填されて中継ブラケット23内に導出される。また、中継ブラケット23の底部には白金抵抗線の温度センサ21が突出している。中継ブラケット23の開口側外周壁には雄ねじ23aが形成されている。有底円筒状の固定カバー24の開口側内周壁には、前記雄ねじ23aと螺合する雌ねじ24bが形成されている。
【0031】
固定カバー24の上部中央には、透孔24aを穿設してある。該透孔24aには、ケーブル固定ボス26の円筒部26bが挿通される。ケーブル固定ボス26は、円板状の固着部26aの中央から円筒部26bが突出した状態で、固定カバー24の上部とボルト29aで固着されるようになっている。
【0032】
また、プローブ吊り下げケーブル10は、例えば、ステンレス鋼のシームレスの外側にステンレス鋼の編組被覆が施された被覆ケーブル10bと、該被覆ケーブル10b内に挿通された信号ケーブル10aとからなっている。プローブ吊り下げケーブル10の信号ケーブル10aがプローブ11と接合する接合部分では、被覆ケーブル10bの一部を除去している。
【0033】
以下図3に示したプローブ11の組立順序を述べる。
(1)まず、固定カバー24の透孔24aにケーブル固定ボス26の円筒部26bを挿入する。このとき、固定カバー24と固定ボス26とは固着しない状態である。次に、円筒部26b内に信号ケーブル10aを挿通し、円筒部26bの端部をプローブ吊り下げケーブル10の信号ケーブル10aと被覆ケーブル10bとの間の層内に挿入しておく。
(2)この状態で、信号ケーブル10aの導線と密度センサ20の導線20c,20dおよび温度センサ21の導線21aとを接続する。
【0034】
(3)次に、中継ブラケット23と固定カバー24とを、固定カバー24の外壁に設けた凹状の握持部24cを握持して回転し雄ねじ23aと雌ねじ24bとを分離板25を挟んで螺合する。このとき、ケーブル固定ボス26と固定カバー24とは固定していないから、導線を捩ることなく固定カバー24と中継ブラケット23とを螺合できる。
(4)次に、ケーブル固定ボス26を信号ケーブル10aまわりに回動してねじ穴の位置合わせをし、ボルト29aで固定カバー24に固着する。
(5)最後に、被覆ケーブル10bの外側から円筒部26aと信号ケーブル10aとをクランパ28でクランプして、プローブ吊り下げケーブル10にプローブ11を固着する。
【0035】
図3に示すように、密度センサ20,温度センサ21の導線と信号ケーブル10aの導線とを接続したあとに中継ブラケット23と固定カバー24とを螺合し、最後に固定カバー24とケーブル固定ボス26とを固着するようにしたので、信号ケーブル10aの導線が捩れることなく、組立加工時に信号ケーブル10aを破損する危険をなくすことができる。
【0036】
つ割りした半円筒状の2つ割カバー27は、上端面側が支持部27aとなり、支持部27aと固定カバー24の上端とがボルト29bでボルト締め固定される。2つ割りカバー27の下端面側に中継ブラケット23の底面に突出する突起部27bを設けてある。雄ねじ23aと雌ねじ24bで螺合された中継ブラケット23と固定カバー24との外側を2つ割カバー27で包み込むことにより、中継ブラケット23と固定カバー24とがねじ緩みなどにより、密度センサ20を取り付けた中継ブラケット23が落下するのを防いでいる。
【0037】
この形態によれば、中継ブラケット23と螺合した固定カバー24がねじの緩みなどにより分離し、中継ブラケット23,密度センサ20が落下する危険を除くため、螺合した中継ブラケット23と固定カバー24とを2つ割カバー27で係止するようにしたものである。
【0038】
3に示すように、サーミスタ22は、中継ブラケット23内部で支持管20aから離間した位置で接続されており、外部振動を受けても局部的に大きい曲げ応力が加わらないようにし、更にはサーミスタ22を中継ブラケット23の底部に固着された支柱23bに固定している。このため、外部振動が加わってもサーミスタ22に無理な応力が作用することはない。
【0039】
この形態によれば、特に密度センサ20の検出コイル等がLNG内で冷却され、抵抗値が減少し、異常動作するのを防止する温度補償用のサーミスタ22を中継ブラケット23の底部、すなわち、支持管20aから離間した位置で接続するようにし、外部振動により、リード線が大きい曲げ応力を受け断線するのを防ぐようにしたものである。
【0040】
【発明の効果】
請求項1に対応する効果:液体貯蔵タンク内の液体の密度・温度等の物理量を検知するセンサを有するプローブと、前記貯蔵タンクの屋根上に設置された円形ドーム内に収納され、前記プローブの信号ケーブルを被覆ケーブル内に挿通したプローブ吊り下げ用ケーブルを前記貯蔵タンク内と気密に巻取り、又は巻戻す巻取り手段と、前記信号ケーブルにより伝送された前記センサの信号を演算処理する演算手段と、前記巻取り手段を回転軸方向に移動自在に回転可能に支持した巻取りドラムと、前記信号ケーブルで伝送された前記センサの信号を前記演算手段に伝送するためのスリップリングと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルを案内すると共に該プローブ吊り下げ用ケーブルに加わる負荷を検知するためのシーブと、前記巻取りドラムを回転駆動する駆動手段とからなるので、巻取りドラムとシーブとの間隔を短くしても巻取りケーブルを層巻させることが可能となり、小形なタンク貯蔵液体測定装置とすることができる。さらに、前記プローブを、有底筒状の固定カバーと、該固定カバーに遊嵌する固定ボスと、前記固定カバーに螺合する中継ブラケットと、該中継ブラケットに取り付ける密度センサ等の物理量を検知するセンサとから構成し、前記物理量を検知するセンサに巻取りケーブルの信号ケーブルの一端を接続し、該巻取りケーブルを前記中継ブラケット,固定ボスおよび固定カバーに挿通し、前記固定カバーに前記中継ブラケットを螺合し、前記固定ボスを固定カバーに固定し、前記巻取りケーブルを前記固定カバーの外端に固定するようにしたので、プローブの組立加工において信号ケーブルとセンサの信号線との接続部が捩れて断線することを防止できるのでプローブの信頼性が向上する。
【0041】
請求項2に対応する効果:請求項に記載のタンク貯蔵液体測定装置において、前記中継ブラケットと、前記固定カバーと、前記ケーブル固定ボスとを固着した接合体の外側に、前記中継ブラケットを係止する係止突起を有する2つ割のカバーを有するので、密度および温度センサ等の要部が貯蔵タンク底面に落下する危険を防止することができる。
【0042】
請求項3に対応する効果:請求項1又は2に記載のタンク貯蔵液体測定装置において、前記物理量を計測するセンサに使用される信号線の温度変化による抵抗値の変化を補償するためのサーミスタを、前記信号ケーブルに直列接続し、該接続位置を前記中継ブラケットに固着された支柱に支持したので、サーミスタ近傍のリード線の自由度が増し、大きい応力が加わらないので振動によりサーミスタ近傍のリード線が断線する危険がなくなりプローブの信頼性が向上する。
【0043】
請求項4に対応する効果:液体貯蔵タンク内の液体の密度・温度等の物理量を検知するセンサを有するプローブと、前記貯蔵タンクの屋根上に設置された円形ドーム内に収納され、前記プローブの信号ケーブルを被覆ケーブル内に挿通したプローブ吊り下げ用ケーブルを前記貯蔵タンク内と気密に巻取り、又は巻戻す巻取り手段と、前記信号ケーブルにより伝送された前記センサの信号を演算処理する演算手段と、前記巻取り手段を回転軸方向に移動自在に回転可能に支持した巻取りドラムと、前記信号ケーブルで伝送された前記センサの信号を前記演算手段に伝送するためのスリップリングと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルを案内すると共に該プローブ吊り下げ用ケーブルに加わる負荷を検知するためのシーブと、前記巻取りドラムを回転駆動する駆動手段とからなるので、巻取りドラムとシーブとの間隔を短くしても巻取りケーブルを層巻させることが可能となり、小形なタンク貯蔵液体測定装置とすることができる。さらに、前記物理量を計測するセンサに使用される信号線の温度変化による抵抗値の変化を補償するためのサーミスタを、前記信号ケーブルに直列接続し、該接続位置を前記中継ブラケットに固着された支柱に支持したので、サーミスタ近傍のリード線の自由度が増し、大きい応力が加わらないので振動によりサーミスタ近傍のリード線が断線する危険がなくなりプローブの信頼性が向上する。
【0044】
請求項5に対応する効果:請求項に記載のタンク貯蔵液体測定装置において、前記プローブ吊り下げ用ケーブルの巻取りを案内する案内ローラと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルが巻戻されたとき、前記プローブが前記液体貯蔵タンクの床面に達する以前に前記案内ローラに当接するストッパとを有するので、特にプローブの巻き下げ時、該プローブが液体貯蔵タンクの底部に着床する危険を防止でき、他のセキリティシステムに加えて安全性の信頼度が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるタンク貯蔵液体測定装置の実施形態の一例を説明するための構成図である。
【図2】 図1における巻取り装置の実施形態を説明するための図である。
【図3】 図1におけるプローブの実施形態の一例を説明するための構造図である。
【図4】 従来のタンク貯蔵液体測定装置の巻取り装置の巻取りドラム部を説明するための図である。
【図5】 従来のプローブの構造を説明するための図である。
【符号の説明】
1…貯液タンク、2…プローブ収納管、3…バルブ、4…タンク貯蔵液体測定装置、5…タンク貯蔵液体測定装置の基台、6…円形ドーム、7…巻取り装置、8…巻取りドラム、9…シーブ、10…プローブ吊り下げケーブル、11…プローブ、12…案内ローラ、13…ストッパ、14…ロードセル、15…エンコーダ、16…プローブ吊り下げケーブル10のシール機構、17…巻取りドラム8の駆動モータ、18…演算器、20…密度センサ、21…温度センサ、22…サーミスタ、23…中継ブラケット、24…固定カバー、25…分離板、26…ケーブル固定ボス、27…2つ割カバー、28…クランパ、29a,29b…ボルト。

Claims (5)

  1. 液体貯蔵タンク内の液体の密度・温度等の物理量を検知するセンサを有するプローブと、前記貯蔵タンクの屋根上に設置された円形ドーム内に収納され、前記プローブの信号ケーブルを被覆ケーブル内に挿通したプローブ吊り下げ用ケーブルを前記貯蔵タンク内と気密に巻取り、又は巻戻す巻取り手段と、前記信号ケーブルにより伝送された前記センサの信号を演算処理する演算手段と、前記巻取り手段を回転軸方向に移動自在に回転可能に支持した巻取りドラムと、前記信号ケーブルで伝送された前記センサの信号を前記演算手段に伝送するためのスリップリングと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルを案内すると共に該プローブ吊り下げ用ケーブルに加わる負荷を検知するためのシーブと、前記巻取りドラムを回転駆動する駆動手段とからなり、前記プローブを、有底筒状の固定カバーと、該固定カバーに挿入する固定ボスと、前記固定カバーに螺合する中継ブラケットと、該中継ブラケットに取り付ける密度センサ等の物理量を検知するセンサとから構成し、前記物理量を検知するセンサに巻取りケーブルの信号ケーブルの一端を接続し、該巻取りケーブルを前記中継ブラケット,固定ボスおよび固定カバーに挿通し、前記固定カバーに前記中継ブラケットを螺合し、前記固定ボスを固定カバーに固定し、前記巻取りケーブルを前記固定カバーの外端に固定するようにしたことを特徴とするタンク貯蔵液体測定装置。
  2. 前記中継ブラケットと、前記固定カバーと、前記ケーブル固定ボスとを固着した接合体の外側に、前記中継ブラケットを係止する係止突起を有する2つ割のカバーを有することを特徴とする請求項に記載のタンク貯蔵液体測定装置。
  3. 前記物理量を計測するセンサに使用される信号線の温度変化による抵抗値の変化を補償するためのサーミスタを、前記信号ケーブルに直列接続し、該接続位置を前記中継ブラケットに固着された支柱に支持したことを特徴とする請求項1又は2に記載のタンク貯蔵液体測定装置。
  4. 液体貯蔵タンク内の液体の密度・温度等の物理量を検知するセンサを有するプローブと、前記貯蔵タンクの屋根上に設置された円形ドーム内に収納され、前記プローブの信号ケーブルを被覆ケーブル内に挿通したプローブ吊り下げ用ケーブルを前記貯蔵タンク内と気密に巻取り、又は巻戻す巻取り手段と、前記信号ケーブルにより伝送された前記センサの信号を演算処理する演算手段と、前記巻取り手段を回転軸方向に移動自在に回転可能に支持した巻取りドラムと、前記信号ケーブルで伝送された前記センサの信号を前記演算手段に伝送するためのスリップリングと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルを案内すると共に該プローブ吊り下げ用ケーブルに加わる負荷を検知するためのシーブと、前記巻取りドラムを回転駆動する駆動手段とからなり、前記物理量を計測するセンサに使用される信号線の温度変化による抵抗値の変化を補償するためのサーミスタを、前記信号ケーブルに直列接続し、該接続位置を前記中継ブラケットに固着された支柱に支持したことを特徴とするタンク貯蔵液体測定装置。
  5. 前記プローブ吊り下げ用ケーブルの巻取りを案内する案内ローラと、前記プローブ吊り下げ用ケーブルが巻戻されたとき、前記プローブが前記液体貯蔵タンクの床面に達する以前に前記案内ローラに当接するストッパとを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のタンク貯蔵液体測定装置。
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