JP3764319B2

JP3764319B2 - 自動取引装置

Info

Publication number: JP3764319B2
Application number: JP2000063858A
Authority: JP
Inventors: 詳子尾越; 孝治古田
Original assignee: Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Current assignee: Hitachi Omron Terminal Solutions Corp
Priority date: 2000-03-08
Filing date: 2000-03-08
Publication date: 2006-04-05
Anticipated expiration: 2020-03-08
Also published as: JP2001256533A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動取引装置にかかり、特にカード等で払い込みを行うとともに、払込書類を受け入れて機械処理する自動取引装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
特開平９−２２３２５９号公報には、帳票上のＯＣＲデータを読み取るＯＣＲ部、帳票に情報を印字する印字部、帳票に領収印を押印するスタンプ部等を備えた公金処理装置が示されている。この装置においては、税金あるいは公共料金等の払い込みに際して、単票および冊子帳票の形に形成した払い込み書をそのまま公金処理装置内に取り込み、機械処理を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
前記特開平９−２２３２５９号公報示される技術は、単票あるいは冊子帳票の形に形成した払い込み書を、そのままの形で公金処理装置等の自動取引装置内に取り込み機械処理する技術であるため、前記取り込んだ冊子帳票の頁めくり処理、および頁めくり後の頁確認処理等が必要であり、処理に時間を要する。また、税金あるいは公共料金等の払い込みに用いる払込書の形態は種々あり、一つの自動取引装置によりこれら全ての帳票の形態に対応することは困難である。
【０００４】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、自動取引装置の操作案内画面に利用者の操作を誘導する表示を行い、全体としての取引操作を簡易化した自動取引装置を提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するために次のような手段を採用した。
【０００６】
利用者が挿入した取引カードを読み取るカード読み取り部と、操作スイッチおよび表示板を有し、該表示板に操作案内情報を表示する操作案内部と、挿入された帳票を読み取り、帳票に付属する領収書に領収印を押印する帳票読み取り印字部と、取引内容を印刷した明細票を生成する明細票印字部と、ホスト装置と接続するインタフェース部と、装置全体を制御する制御部とからなる自動取引装置において、前記制御部は、利用者に、帳票が単票であるか冊子帳票であるかの種別の選択および帳票の挿入を誘導する誘導画面を前記表示板に表示し、該表示に対する選択応答を受信したのち、前記帳票読み取り印字部による帳票の取り込み、読み取りおよび押印を開始する。
【０００７】
また、前記誘導画面は単票および冊子帳票の払込書の頁の挿入を誘導する画面とすることができる。さらに、前記制御部は、前記帳票読み取り印字部により読み取られた帳票の種類を認識する帳票種類認識手段を備え、払込書と領収書が別構成の帳票を認識したとき、払込書を回収したのち、領収書頁の挿入を誘導する領収書頁挿入誘導画面を表示することができる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図１ないし図８を用いて説明する。図１は本発明の実施形態にかかる自動取引装置の外観を示す図である。図において、１０１は自動取引装置、１０２は払込書挿入口、１０３は明細票排出口、１０４は取引カード挿入口、１０５は紙幣入出金口、１０６は硬貨入出金口、１０７は操作案内画面等を表示する操作表示板であり入力部を兼ねることができる。
【０００９】
図２は自動取引装置の詳細を示す図である。図において、２０２は磁気カード等の取引カードを読み書きするカード読み書き部、２０３は取引内容を記載した明細票を発行する明細票印字部、２０４は払込書読み取り印字部であり、公共料金等の払い込みに用いる払込書を読み取り、領収印等を印字する。２０５は紙幣入出金部、２０６は硬貨入出金部、２０７は自動取引装置全体を制御する制御部、２０８は上位のホスト装置と通信回線を介して接続するインタフェース部、２０９は操作案内部であり、タッチパネル等の入力部と操作案内画面を表示する表示部からなる。２１０はカード読み書き部が読み取った情報等を格納する記憶部、２１１は自動取引装置全体に電源を供給する電源部である。
【００１０】
図３ないし図６は前記表示部に表示する操作案内画面の例を示す図である。図３は、利用者が自動取引装置を利用して払い込みをする場合において、利用する払込書の形態を選択する形態選択画面である。利用者は払い込みに用いる払込書の形態が「単票」であるか「冊子帳票」であるかにしたがって、「単票」であれば、単票キー３０１を押下し、「冊子帳票」であれば、冊子帳票キー３０２を押下する。
【００１１】
図４は、単票形態の払込書の挿入誘導画面であり、この画面は図３において単票キー３０２を押下した場合に表示する。単票形態の払込書の場合にはそのまま自動取引装置に挿入するように誘導表示する。
【００１２】
図５は、冊子帳票形態の払込書の挿入誘導画面であり、この画面は図３において冊子帳票キー３０１を押下した場合に表示する。冊子帳票形態の払込書の場合には払込書の該当頁を切り取った後、自動取引装置に挿入するように誘導表示する。
【００１３】
図６は、領収書頁が別頁構成である冊子帳票形態の帳票における領収書の挿入誘導画面であり、払込書の形態が、冊子帳票形態であり、かつ予め印刷した領収書の頁が払込書の頁とは別頁となっている場合に表示する。
【００１４】
図７は、本実施形態にかかる自動取引装置の処理フローを説明する図である。自動取引装置１０１は、操作表示板１０７に取引可能な各種の取引項目を表す「取引項目キー」を表示して利用者の操作待ちの状態にある。
【００１５】
ステップ７０１において、利用者は、自動取引装置１０１の操作表示板１０７に表示した各種の取引項目キーの中から払込みを行なう旨のキー（払い込みキー）を選択する。
【００１６】
ステップ７０２において、自動取引装置１０１は払い込み方法選択画面を表示する。払い込み方法選択画面には「口座引き落とし」キーおよび「現金」キーを表示して利用者の選択を待つ。利用者が「口座引き落とし」を選択するとステップ７０３に進み、「現金」を選択するとステップ７０５に進む。
【００１７】
ステップ７０３において、操作表示板１０７にカード挿入画面を表示し、利用者に取引カードをカード挿入口１０４に挿入するよう誘導する。また、制御部２０７はカード読み書き部２０２にカード吸入を指示し、カード挿入口１０４に挿入したカードを吸入し、カード読み書き部２０２によりカードを読取り、読み取ったカード情報を記憶部２１０に格納する。
【００１８】
ステップ７０４において、暗証番号入力画面を表示して、暗証番号の入力を誘導する。利用者は操作表示板１０７を操作して暗証番号を入力する。
【００１９】
ステップ７０５において、払込書の形態選択画面を表示する。払込書の形態選択画面には、「単票」キー、および「冊子帳票」キーを表示して、利用者が使用する払込書の形態がいずれであるかの選択を待つ。利用者が「単票」を選択した場合にはステップ７０６に進み、「冊子帳票」を選択した場合にはステップ７０７に進む。
【００２０】
ステップ７０６において、図４に示す払込書挿入誘導画面を表示して、利用者に払い込み書の挿入を誘導する。また、制御部２０７は払込書読み取り印字部２０４に払込書の吸入を指示する。
【００２１】
ステップ７０７において、図５に示す冊子帳票形態の払込書の挿入誘導画面を表示して、利用者に払い込み書の頁を切り取り、切り取った払込書の頁を挿入することを誘導する。また、制御部２０７は払込書読み取り印字部２０４に払込書の吸入を指示する。
【００２２】
ステップ７０８において、払込書読み取り印字部２０４は利用者が払込書挿入口１０２に挿入した払込書を読み取りその種類、例えば税金の払込書であることを認識する。また、ステップ７０９ないしステップ７１１において、払込者情報、払込期間区分および払込金額をそれぞれ読取り、記憶部２１０に格納する。
【００２３】
ステップ７１２において、制御部２０７は読み取った払い込み情報を操作表示板１０７に表示して利用者の内容確認を待つ。内容が確認されると、前記ステップ７０２において払い込み方法として「口座引き落とし」を選択した場合にはステップ７１４に進み、前記ステップ７０２において「現金」を選択した場合にはステップ７１３に進む。
【００２４】
ステップ７１３において、操作表示板１０７に現金の投入を誘導する画面を表示する。また、制御部２０７は紙幣入出金部２０５、硬貨入出金部２０６を起動し利用者に現金の投入を促す。利用者により現金が投入がされると投入された現金の計数等の処理を実行する。
【００２５】
ステップ７１４において、制御部２０７は払込取引に必要な情報を編集し、インタフェース部２０８介して金融機関のホストコンピュータに取引実行問合せを行ない、回答を受信する。取引実行回答電文を受信後、ステップ７０８において認識した情報に基づき払込書と領収書が同一頁であるか否かを判別する。払込書と領収書が同一頁と判定した場合にはステップ７１５に進み、ステップ７０８において払込書と領収書が別頁構成であると認識した場合にはステップ７１８に進む。
【００２６】
ステップ７１５において、払込書読み取り印字部２０４は払込書および領収書に領収印を押印する。ステップ７１６において、払込書から領収書部分を切取り、払込書を回収する。ステップ７１７において、制御部２０７は払込書読み取り印字部に領収書の排出を指示するとともに、操作表示板１０７に領収書受け取り画面を表示して、利用者に領収書の受け取りを誘導する。利用者が領収書を受け取ると取引は終了する。
【００２７】
ステップ７１８において、払込書読み取り印字部２０４は、まず払込書に領収印を押印し、ステップ７１９において払込書を回収する。
【００２８】
ステップ７２０において、図６に示す領収書挿入誘導画面を表示して、利用者に冊子帳票から領収書の頁を切り離して払込書挿入口に挿入するよう誘導する。また、制御部２０７は払込書読み取り印字部に領収書の吸入を指示する。
【００２９】
ステップ７２１において、制御部２０７は払込書読み取り印字部２０４が吸入した領収書の種類を認識し、該領収書が前記払込書に対応した領収書であることを確認する。
【００３０】
ステップ７２２において、払込書読み取り印字部２０４は前記領収書に領収印を押印し、制御部２０７は払込書読み取り印字部２０４に領収印を押印した領収書の排出を指示する。
【００３１】
ステップ７２３において、操作表示板１０７に領収書受け取り誘導画面を表示し、利用者に領収書の受け取りを誘導する。利用者が領収書を受け取ると取引は終了する。
【００３２】
以上説明したように、利用者は自動取引装置に表示される画面の誘導に従って操作することにより、払込用紙の帳票形態に拘わらずその払込取引を確実に行なうことができる。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、自動取引装置の操作案内画面に利用者の操作を誘導する表示を行い、全体としての取引操作を簡易化した自動取引装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態にかかる自動取引装置の外観を示す図である。
【図２】自動取引装置の詳細を示す図である。
【図３】払込書の形態を選択する形態選択画面を示す図である。
【図４】単票形態の払込書の挿入誘導画面を示す図である。
【図５】冊子形態の払込書の挿入誘導画面を示す図である。
【図６】領収書頁が別頁構成である冊子帳票形態の帳票における領収書の挿入誘導画面を示す図である。
【図７】自動取引装置の処理フローを説明する図である。
【図８】自動取引装置の処理フローを説明する図である。
【符号の説明】
１０１自動取引装置
１０２払込書挿入口
１０３明細票排出口
１０４取引カード挿入口
１０５紙幣入出金口
１０６硬貨入出金口
１０７操作表示板
２０２カード読み書き部
２０３明細票印字部
２０４払込書読み取り印字部
２０５紙幣入出金部
２０６硬貨入出金部
２０７制御部
２０８インタフェース部
２０９操作案内部
２１０記憶部
２１１電源部

Claims

利用者が挿入した取引カードを読み取るカード読み取り部と、操作スイッチおよび表示板を有し、該表示板に操作案内情報を表示する操作案内部と、挿入された帳票を読み取り、帳票に付属する領収書に領収印を押印する帳票読み取り印字部と、取引内容を印刷した明細票を生成する明細票印字部と、ホスト装置と接続するインタフェース部と、装置全体を制御する制御部とからなる自動取引装置において、
前記制御部は、利用者に、帳票が単票であるか冊子帳票であるかの種別の選択および帳票の挿入を誘導する誘導画面を前記表示板に表示し、該表示に対する選択応答を受信したのち、前記帳票読み取り印字部による帳票の取り込み、読み取りおよび押印を開始することを特徴とする自動取引装置。
請求項１の記載において、前記誘導画面は単票、および冊子帳票の払込書の頁の挿入を誘導する画面であることを特徴とする自動取引装置。
請求項１ないし請求項２の何れか１の記載において、前記制御部は、前記帳票読み取り印字部により読み取られた帳票の種類を認識する帳票種類認識手段を備え、払込書と領収書が別構成の帳票を認識したとき、払込書を回収したのち、領収書頁の挿入を誘導する領収書頁挿入誘導画面を表示することを特徴とする自動取引装置。