JP3763946B2 - Work vehicle cabin - Google Patents

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JP3763946B2 JP24896997A JP24896997A JP3763946B2 JP 3763946 B2 JP3763946 B2 JP 3763946B2 JP 24896997 A JP24896997 A JP 24896997A JP 24896997 A JP24896997 A JP 24896997A JP 3763946 B2 JP3763946 B2 JP 3763946B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラクター等の作業車両に、該作業車両の運転部を覆うように装着される、作業車両のキャビンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、実開昭57−120176に示すように、トラクター等の作業車両に、該作業車両の運転部を覆うように装着されたキャビンは知られている。
【0003】
また、このようなキャビンにおいては、キャビンルーフ等に、エアコンが内装されたものがあり、該エアコンからの冷却風やデフロスタの温風等をキャビン内に吹き出す吹出口は、キャビンルーフ前部に配設されたサンバイザーの両側方等に設けられていた。
この吹出口とエアコンとは、専用のダクトによって連結され、該ダクトは、キャビンルーフと別体に形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のキャビンにおいては、エアコンの吹出口がサンバイザーの両側方等に設けられていたので、該吹出口を大きく形成することができず、配設位置の関係からも、フロントガラス等に風を十分に当てることができなかったので、デフロスターの効果を十分に得ることができないことがあった。
【0005】
そして、吹出口とエアコンとは専用のダクトによって連結されて、該ダクトはキャビンルーフと別体に形成されていたので、キャビン内に多くのダクト専用スペースが必要となり、部品点数や組立工数が多くなってしまっていた。また、該ダクトは板金により形成されていたので結露しないようにダクトに断熱材を内設する必要があり、該ダクト及び吹出口の配設位置を、キャビン内の冷却やデフロスターの効果が高くなるように、留意して設計する必要があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
請求項1においては、作業車両のキャビンCBのキャビンルーフ21に、エアコンACを装着し、該エアコンACの吹出口27をキャビンCB上部に形成し、該吹出口27とエ アコンACとを通気ダクトで連結する構成において、該キャビンルーフ21のエアコンACの配設位置より前方部分に、該キャビンルーフ21の壁面を内部方向に突出した突起部21aに形成し、該突起部21aは、側面視略円弧状でダクト32の上部形状に合わせた形状に形成し、該突起部21aと、下部を構成するダクト32とにより、筒状の気体通路32aを形成したものである。
【0008】
請求項2においては、請求項1記載の作業車両のキャビンにおいて、キャビンルーフ21の前部にサンバイザー26を装着し、該サンバイザー26の前方にエアコンの吹出口27を形成し、該吹出口27を形成する吹出口形成部材31と、該サンバイザー26の取付部材とを、一体的に形成したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のキャビンを装着したトラクタを示す全体側面図、図2は固定式に構成したサイドウィンドウを示す斜視図、図3は開閉式に構成したサイドウィンドウを示す斜視図、図4はエアコンを内装したキャビンルーフを示す平面図、図5はキャビンを示す側面図である。
【0010】
図6はドレンパイプの先端部の形状を示す正面図、図7はキャビンルーフを示す側面断面図、図8はキャビン上部を示す正面図、図9は吹出口及びサンバイザーを示す底面図、図10はセンタピラーに配設したサイドライトを示す後面図、図11はフロントガラスのフロントウィンドウへの取付け状態を示す斜視図である。
【0011】
図12はシール部材を示す斜視図、図13は同じく側面断面図、図14はフロントガラスにシール部材を装着した状態を示す斜視図、図15はフロントウィンドウ及びフロントサイドウィンドウに配設したワイパーを示す正面図、図16は同じく側面図、図17はシートに装着したサンバイザーを示す斜視図、図18は同じく側面図である。
【0012】
まず、本発明のキャビンを装着したトラクタの全体構成について、図1により説明する。
前後に前輪FW、後輪RWを懸架する本機の前部にボンネットBを配設し、該ボンネットBにはエンジンEを内蔵している。ボンネットBの後方にはステアリングハンドルSTを設けて、該ステアリングハンドルSTの後方にはシートSEを配設している。ステアリングハンドルST及びシートSEは、キャビンCBによって覆われている。該キャビンCB前部一側方の支柱近傍には、マフラーのテールパイプ2が立設され、マフラー本体から排出された排気を機体外部へ放出するように構成している。
そして、キャビンCBは、例えば防震ゴム等の弾性部材を介して機体に固定されており、機体の振動が該キャビンCBに伝達されにくく、また、キャビンCB内の騒音を低減するように構成されている。所謂フローティング構造のキャビンに構成しているのである。
また、キャビンCBの側部にはドアウィンドウ43が形成され、また、該ドアウィンドウ43の後方には、固定式に構成されたサイドウィンドウ1、又は、開閉可能に構成されたサイドウィンドウ1’が形成されており、該キャビンCBのキャビンルーフ21には、エアコンACが内設されている。
【0013】
エンジンEの後方にはクラッチハウジングCHを、該クラッチハウジングCHの後方にはミッションケースMを連結し、エンジンEからの動力を後輪RWに伝達して駆動している。
また、エンジンEの駆動力は、ミッションケースM後端から突出した動力取出し軸Pに伝達されて該動力取出し軸(以降PTO軸と記す)Pを駆動し、機体後端の作業機装着装置3に接続した作業機を駆動するように構成している。
【0014】
次に、キャビン後側部に形成したサイドウィンドウ1(1’)について説明する。
図2、図3において、キャビンCB側部の略中央に、中央支柱であるセンターピラー6が形成され、該センターピラー6の後面には、ブラケット等を取付けるための取付孔6a・6a・・・が複数設けられている。この取付孔6a・6a・・・に形状の異なったブラケット等7・12を取付けることで、サイドウィンドウ1・1’の構成を固定式、又は、開閉式に変更可能としている。
【0015】
まず、固定式に構成したサイドウィンドウ1について説明する。
図2に示すように、センターピラー6後面の上部、及び、下部には、前記取付孔6a・6a・・・を用いてボルト等により、ボスプレート7・7が固設されているまた、ガラス板10前端部の上下には、外側面及び内側面から該ガラス板10を挟み込むようにしてライナー8・8が取付られている。
そして、該ライナー8・8をボスプレート7・7に嵌入するとともに、ボルトによってライナー8・8及びボスプレート7・7を締結することによって、ガラス板10の前端部をキャビンCBのセンターピラー6に取付け固定している。ガラス板10の後端部は、キャビンCB後部に形成した後部支柱11に、ガラス押さえ部材9によって固定されている。このようにして、ボスプレート7・7、ライナー8・8、及び、ガラス押さえ部材9を用いて、ガラス板10をキャビンCBに固設している。
【0016】
次に、開閉式に構成したサイドウィンドウ1’の場合は、前記センターピラー6後面の上下方向略中央部に、ロックブラケット12の前端を固設し、該ロックブラケット12の後端部をガラス板15に固設して、センターピラー6とガラス板15とを連結している。
そして、ガラス板15の後端部にはガラス押さえ部材13を、板バネ状に構成したリベット14・14によって取付け、該ガラス押さえ部材13をキャビンCB後部の後部支柱11に、ボルト等を用いて取付け固定している。
このようにして、ロックブラケット12、リベット14・14、及び、ガラス押さえ部材13を用いてガラス板15をキャビンCBに取付け、ロックブラケット12を操作することで、ガラス板15の前端部を開閉できるように構成している。
【0017】
以上のように、センターピラー6及び後部支柱11を有した同一のキャビンCBに対して、固定式に構成したサイドウィンドウ1と、開閉式に構成したサイドウィンドウ1’とを構成することができるのである。
これにより、キャビンCBを、一旦組み立てた後においても、サイドウィンドウの仕様(固定式、又は、開閉式)を変更することができ、ユーザーの要望や作業体系に応じたサイドウィンドウの構成とすることができる。
【0018】
次に、キャビンルーフ21に配設したエアコンACの結露水をキャビン外部に放出するドレンパイプ22の配管構造について、図4乃至図6により説明する。
前記キャビンルーフ21の略中央部にはエアコンACが内設され、該エアコンACによりキャビンCB内の空調を行なっており、エアコンACから放出される冷却風やデフロスター用の温風が、吹出口27より吹き出すように構成している。エアコンACの運転中には、該エアコンAC内に結露した水分が溜まるが、この結露水を外部に排出するためのドレンパイプ22が、エアコンACに接続されている。ドレンパイプ22・22は、エアコンACの左右両側面に接続されており、該ドレンパイプ22・22はキャビンルーフ21から、左右のセンターピラー6・6内へ進入して、該センターピラー6内を上方から下方へ貫通している。
【0019】
図6に示すように、センターピラー6の下端部には、フェンダー29が形成されて後車輪RWの上方を覆い、該後車輪RWの内側方において、フェンダー29の内側端部から下方に向けてキャビンフェンダー28が形成されている。このフェンダー29及びキャビンフェンダー28によってタイヤハウジング30が形成されている。センターピラー6内を貫通したドレンパイプ22は、タイヤハウジング30内へ進入しており、該ドレンパイプ22の先端部22aは、タイヤハウジング30の内壁面に沿う形状に形成されている。
即ち、ドレンパイプ22の先端部22aは、フェンダー29の内側面及びキャビンフェンダー28の側面に沿うように形成されていて、ドレンパイプ22内を流れてきたエアコンACの結露水は、先端部22aから排出されるとフェンダー29の内側面及びキャビンフェンダー28の側面を伝って流れ落ちていくように構成されているのである。
【0020】
これにより、ドレンパイプ22から排出された結露水が後車輪RWにかかって周囲に飛散することを防止できる。また、ドレンパイプ22は、エアコンACの左右両側方に接続されているので、車両が左右のどちらかに傾いた状態になっても、常に結露水を排出することができるのである。
【0021】
次に、エアコンACと吹出口27とを連結するダクト32の構造について図7乃至図9により説明する。
キャビンルーフ21に配設されたエアコンACの前端には、側面視略円弧状に形成して先端部が下方に開孔したダクト32が接続されている。該ダクト32は、上方が開放された略筒状に形成している。該ダクト32の先端部分には吹出口形成部材31が配設され、該吹出口形成部材31に開孔した吹出口27が、ダクト32の先端部と接続されている。吹出口27は下方に向かって開孔しており、若干斜め前方に傾斜している。該吹出口形成部材31はその前端部を、キャビンCBの前部支柱16・16の上端部に横設された横フレーム34に固設されている。
【0022】
キャビンルーフ21のエアコンACの配設位置より前方の部分には、該キャビンルーフ21の壁面が内部方向に突出した突起部21aが形成されている。該突起部21aは、側面視略円弧状に形成されたダクト32の形状に合わせた形状に形成され、突起部21aの内側面にはウェザーストリップ33が貼設されている。
そして、該ウェザーストリップ33によってダクト32の上方部が密封され、該ダクト32と、キャビンルーフ21の一部分である突起部21a及びウェザーストリップ33とにより筒状の気体通路32aが形成されている。
【0023】
即ち、エアコンACと吹出口27とを連結する通気ダクトである気体通路32aは、キャビンルーフ21の一部分を通路壁として利用しながら、ダクト32によって形成されているのである。
これにより、エアコンACから放出される冷却風等が気体通路32aを通じて、吹出口27からキャビンCB内に吹き出すこととなる。このように、エアコンACと吹出口27とを連結する通気ダクトである気体通路32aを、キャビンルーフ21の一部分を通路壁として利用して形成することで、部品点数及び組立工数を減少することができる。
【0024】
また、図9に示すように、吹出口27は吹出口形成部材31の前部に開孔され、該吹出口形成部材31の後部にはサンバイザー26が上下回動可能に取り付けられている。即ち、サンバイザー26の前方に吹出口27が形成されており、キャビンCB前面のフロントウィンドウ37に固設したフロントガラス38のすぐ後方に吹出口27が位置することとなるのである。
そして、吹出口27が形成された吹出口形成部材31にサンバイザー26が取付けられているので、該吹出口27の形成部材とサンバイザー26の取付部材とは同一の吹出口形成部材31によって一体的に構成されていることとなる。
【0025】
これに加えて、吹出口27は若干前方に傾斜しているので、該吹出口27から吹き出す風は、キャビンCB前面のフロントガラス38に当たり易くなり、また、サンバイザー26の前方に吹出口27が形成されていることで、該吹出口27を大きく開孔することができて大量の風をフロントガラス38に当てることが能となり、デフロスターの効果を大幅に向上することができる。
【0026】
図7、図10に示すように、キャビンCBにおけるセンターピラー6の内側面には、サイドライト35を配設して、該サイドライト35によりシートSEの左右に配置したレバー類やスイッチ類などを照射するように構成している。該サイドライト35は、ヘッドライトと連動して点灯するよう構成しており、夜間等車両の周囲が暗くなった際に、ヘッドライトを点灯すると同時に該サイドライト35が点灯して、シートSE左右のレバー類やスイッチ類等を照らすのである。
これにより、夜間等に作業を行なう場合においても、レバー類やスイッチ類等のガイド表示銘板が読み取り易くなって、車両の操作を正しく行うことができ、誤操作等を防止することができる。
【0027】
次に、キャビンCB前後両側面に形成された窓のシール部材について図11乃至図14により説明する。
キャビンCBの前後両側面には、それぞれ窓が形成され、例えば、サイドウィンドウ1(1’)にはガラス板10(15)がシール部材を介して取付けられ、フロントウィンドウ37にはフロントガラス38がシール部材を介して取付けられている。図11に示すフロントウィンドウ37において、フロントガラス38の上縁部38a及び両側縁部38b・38bと、窓枠との間には、図12、図13に示すシール部材39が介装されている。シール部材39のシール部39aは、フロントガラス38の上縁部38a及び両側縁部38b・38bを両面側から挟み込み、該シール部39aのリップ部39dがフロントガラス38の側面に当接することで、該フロントガラス38をシールしている。
【0028】
前記シール部39aの内面側には、気体通路39bがフロントガラス38の縁部と平行に形成され、該気体通路39bとシール部39aとは一体的に形成している。また、気体通路39bの内側面には複数の開口部39c・39c・・・が略等間隔に開孔している。即ち、フロントガラス38の縁部から中央方向へ向かって開口部39c・39c・・・が開孔しているのである。
そして、この気体通路39bに、エアコンACから放出された風を送出して、開口部39c・39c・・・からフロントガラス38へ向かって吹き出すように構成している。
【0029】
シール部材39の気体通路39b及び開口部39c・39c・・・は、フロントガラス38の上縁部38a及び両側縁部38b・38b位置する部分に形成されており、フロントガラス38の角部においては、図14に示すように、シール機能のみを有するシール部材41により、フロントガラス38がシールされている。そして、シール部材39に形成した気体通路39bの端部には、エンドキャップ40を嵌装して、端部から風が漏れないようにしている。
【0030】
尚、シール部材39はゴムや合成樹脂などの弾性部材により形成され、該弾性部材にはシール部39aや気体通路39bの形状を保持するための芯金が内装されている。
また、本実施例においては、気体通路39bをフロントガラス38の直線縁部のみに形成して、角部には形成していないが、直線縁部から角部にかけて連続的に形成してもよい。
そして、気体通路39b及び開口部39c・39c・・・を形成したシール部材39は、フロントガラス38のみならず、キャビンCBの前後両側面に形成された他の窓部にも適用できることはいうまでもない。
【0031】
このように、キャビンCBの前後両側面に形成した窓のシール部材に、気体通路39b及び開口部39c・39c・・・を形成することで、新たに通気ダクトを配管することなくキャビンCB内の各部に風を送出することができるので、簡単な配管で効率よく該キャビンCB内の空調を行なうことができる。
そして、エアコンACの気体通路32a及び吹出口27と併用することによって、さらに空調効率を向上することが可能となる。
また、キャビンCB内に通気ダクトを配管するスペースが少ない場合でも、キャビンCB内の各部に均一に風を送出することができる。
さらに、開口部39c・39c・・・は、窓ガラスの近傍に位置しているので、該開口部39c・39c・・・から吹き出す風によってデフロスターの効果が向上することとなる。
【0032】
図15に示すように、前記フロントウィンドウ37には、フロントガラス38に付着した雨水や泥水などを除去するためのワイパー45が配設されている。
また、該フロントウィンドウ37の左右下方部には、フロントサイドウィンドウ42・42が形成されており、該フロントサイドウィンドウ42にも、付着した雨水や泥水などを除去するためのワイパー46が配設されている。
そして、ワイパー45とワイパー46とは、両者を連動して動作させたり、独立して作動させたりできるように構成している。
これにより、圃場作業や道路走行時等に、フロントタイヤFWからのフロントウィンドウ37及びフロントサイドウィンドウ42への泥はね等が生じた場合においても、ワイパー45及びワイパー46によって、視界が悪化することを防止できる。
【0033】
また、作業車両が小型に構成されている場合等、前記のようなキャビンCBが機体に装着しにくいときには、次の如く、シートSEに簡易な構造のサンバイザーを装着することができる。
即ち、図17、図18に示すように、シートSEのバックレスボード51に伸縮可能に構成した支柱53・53を取付け、該支柱53・53の上端部に、該シートSEの上方を覆うサンバイザー55を装着するのである。
【0034】
シートSEのバックレスボード51の後面下部に、伸縮可能に構成した支柱53・53の下端部が取付部材52・52によって取付けられている。該支柱53・53は、後方に回動可能に取付けられており、段階的に、又は、無段階的に傾斜角度を変化することができるように構成している。
また、支柱53・53の上端部の枢支部54には、略板状に形成したサンバイザー55の後端部が回動可能に取付けられている。枢支部54にはストッパー56が形成されて、該ストッパー56にサンバイザー55の後端部が係止して、前方に回動された該サンバイザー55が水平状態で固定されてシートSEの上方を覆うように構成している。
このように、シートSEの上方にサンバイザー55を配設することで、該シートSEに着座したオペレータを、直射日光や雨などから保護するのである。
【0035】
そして、サンバイザー55を使用しないときには、該サンバイザー55を後方に回動させるとともに、支柱53・53を縮小させて、サンバイザー55をバックレスボード51の後方に収納することができるように構成している。
【0036】
以上のようなサンバイザー55をシートSEに装着することにより、キャビンCBが装着しにくかったり、できなかったりする作業車両においても、日差しや雨等を避けることが可能となる。
また、該サンバイザー55は簡易な構造に構成しているので、大型に構成したキャノピー等を装着した場合などのように、小型車両においても重心位置が高くなったり、転倒角が小さくなったり等の不具合が発生することはないのである。
さらに、作業車両を車庫に入庫させるには高さ制限があることより、サンバイザー55は収納可能に構成している。従来のキャノピーにおいてはホールドタイプのものが装着され高価であったが、サンバイザー55は簡易な構造で構成しているために、収納スペースの減少を安価なコストで実現している。
【0037】
キャビン側方に形成したサイドウィンドウを、開閉可能に構成する開閉式ウィンドウと、常時閉じた状態に構成する固定式ウィンドウとに、切替可能に構成したので、キャビンを一旦組み立てた後においても、サイドウィンドウの仕様を固定式、又は、開閉式のいずれかに変更することができ、ユーザーの要望や作業体系に応じたサイドウィンドウの構成とすることができた。
【0038】
さらに、エアコン内の結露水をキャビン外部に放出するドレンパイプを、キャビン両側面の中央支柱の内部へ嵌通させるとともに、タイヤハウジング内まで延出し、該ドレンパイプの先端部をタイヤハウジングの壁面に沿う形状に形成したので、ドレンパイプから排出された結露水が後車輪にかかって周囲に飛散したり、結露水がキャビンルーフから排出されて周囲に飛び散ったりすることが防止できた。
また、ドレンパイプは、エアコンの左右両側方に接続されているので、車両が左右のどちらかに傾いた状態になっても、常に結露水を排出することができた。
【0040】
さらに、キャビンに形成した窓のシール部材に、気体が通過する気体通路を形成するとともに、該気体通路に開口部を形成し、該気体通路にはエアコンから放出された風を送出して、該開口部から吹き出すように構成したので、簡単な配管で効率よく該キャビン内の空調を行なうことができた。
そして、エアコンの気体通路及び吹出口と併用することによって、さらに空調効率を向上することが可能となった。
さらに、開口部は、窓ガラスの近傍に位置しているので、該開口部から吹き出す風によってデフロスターの効果を向上することができた。
【0039】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1の如く、作業車両のキャビンCBのキャビンルーフ21に、エアコンACを装着し、該エアコンACの吹出口27をキャビンCB上部に形成し、該吹出口27とエアコンACとを通気ダクトで連結する構成において、該キャビンルーフ21のエアコンACの配設位置より前方部分に、該キャビンルーフ21の壁面を内部方向に突出した突起部21aに形成し、該突起部21aは、側面視略円弧状でダクト32の上部形状に合わせた形状に形成し、該突起部21aと、下部を構成するダクト32とにより、筒状の気体通路32aを形成したので、エアコンACから吹出口27までの筒状の気体通路32aを構成する部品点数、及び組立工数を減少することができて、コストダウンが図れたのである。
また、キャビン内に通気ダクトを配管するスペースが少ない場合でも、キャビン内の各部に均一に風を送出する筒状の気体通路32aを構成することができたのである。
【0041】
また請求項2の如く、キャビンルーフ21の前部にサンバイザー26を装着し、該サンバイザー26の前方にエアコンの吹出口27を形成し、該吹出口27を形成する吹出口形成部材31と、該サンバイザー26の取付部材とを、一体的に形成したので、吹出口27を大きく開孔することができて大量の風をフロントガラスに当てることが能となり、デフロスターの効果を大幅に向上することができた。
また、吹出口27の吹出口形成部材31とサンバイザー26の取付部材とを一体的に形成したので、部品点数の減少を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のキャビンを装着したトラクタを示す全体側面図である。
【図2】 固定式に構成したサイドウィンドウを示す斜視図である。
【図3】 開閉式に構成したサイドウィンドウを示す斜視図である。
【図4】 エアコンを内装したキャビンルーフを示す平面図である。
【図5】 キャビンを示す側面図である。
【図6】 ドレンパイプの先端部の形状を示す正面図である。
【図7】 キャビンルーフを示す側面断面図である。
【図8】 キャビン上部を示す正面図である。
【図9】 吹出口及びサンバイザーを示す底面図である。
【図10】 センタピラーに配設したサイドライトを示す後面図である。
【図11】 フロントガラスのフロントウィンドウへの取付け状態を示す斜視図である。
【図12】 シール部材を示す斜視図である。
【図13】 同じく側面断面図である。
【図14】 フロントガラスにシール部材を装着した状態を示す斜視図である。
【図15】 フロントウィンドウ及びフロントサイドウィンドウに配設したワイパーを示す正面図である。
【図16】 同じく側面図である。
【図17】 シートに装着したサンバイザーを示す斜視図である。
【図18】 同じく側面図である。
【符号の説明】
B ボンネット
E エンジン
M ミッションケース
AC エアコン
CB キャビン
FW 前輪
RW 後輪
SE シート
ST ステアリングハンドル
1(1’) サイドウィンドウ
6 センターピラー(中央支柱)
16 前部支柱
21 キャビンルーフ
21a 突起部
22 ドレンパイプ
22a 先端部
26 サンバイザー
27 吹出口
28 キャビンフェンダー
29 フェンダー
30 タイヤハウジング
31 吹出口形成部材(サンバイザー取付部材)
32 ダクト
32a 気体通路(通気ダクト)
33 ウェザーストリップ
38 フロントガラス
39 シール部材
39a シール部
39b 気体通路
39c 開口部
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a cabin of a work vehicle that is mounted on a work vehicle such as a tractor so as to cover a driving part of the work vehicle.
[0002]
[Prior art]
  Conventionally, for example, as shown in Japanese Utility Model Laid-Open No. 57-120176, a cabin mounted on a work vehicle such as a tractor so as to cover a driving part of the work vehicle is known.
[0003]
  In some cabins, an air conditioner is installed in a cabin roof or the like, and an outlet for blowing cooling air from the air conditioner or warm air from a defroster into the cabin is arranged at the front of the cabin roof. It was installed on both sides of the sun visor.
  The air outlet and the air conditioner are connected by a dedicated duct, and the duct is formed separately from the cabin roof.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
  However, in the above-described cabin, the air outlets of the air conditioner are provided on both sides of the sun visor, so the air outlets cannot be formed large. Since the wind could not be sufficiently applied, the effect of the defroster could not be obtained sufficiently.
[0005]
  Since the air outlet and the air conditioner are connected by a dedicated duct, and the duct is formed separately from the cabin roof, a large space for the duct is required in the cabin, which increases the number of parts and assembly man-hours. It had become. In addition, since the duct is made of sheet metal, it is necessary to install a heat insulating material in the duct so as not to condense, and the arrangement position of the duct and the air outlet increases the effect of cooling and defroster in the cabin. As such, it was necessary to design with care.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
  The problems to be solved by the present invention are as described above. Next, means for solving the problems will be described.
[0007]
  In claim 1, the air conditioner AC is mounted on the cabin roof 21 of the cabin CB of the work vehicle, and the air outlet 27 of the air conditioner AC is formed in the upper part of the cabin CB. In the structure in which the ACON AC is connected by a ventilation duct, the wall surface of the cabin roof 21 is formed in a protruding portion 21a protruding inward from the position where the air conditioner AC of the cabin roof 21 is disposed, and the protruding portion 21a is formed in a shape corresponding to the upper shape of the duct 32 in a substantially arc shape when viewed from the side, and a cylindrical gas passage 32a is formed by the projection 21a and the duct 32 constituting the lower portion.Is.
[0008]
  According to a second aspect of the present invention, in the cabin of the work vehicle according to the first aspect, the sun visor 26 is attached to the front portion of the cabin roof 21, and the air outlet 27 of the air conditioner is formed in front of the sun visor 26. The air outlet forming member 31 that forms the member 27 and the mounting member for the sun visor 26 are integrally formed.Is.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Next, an embodiment of the present invention will be described.
  1 is an overall side view showing a tractor equipped with a cabin of the present invention, FIG. 2 is a perspective view showing a side window constructed in a fixed manner, FIG. 3 is a perspective view showing a side window constructed in an openable manner, and FIG. FIG. 5 is a side view showing the cabin, and FIG. 5 is a plan view showing the cabin roof equipped with the air conditioner.
[0010]
  6 is a front view showing the shape of the tip of the drain pipe, FIG. 7 is a side sectional view showing the cabin roof, FIG. 8 is a front view showing the upper part of the cabin, and FIG. 9 is a bottom view showing the air outlet and the sun visor. 10 is a rear view showing the sidelight disposed on the center pillar, and FIG. 11 is a perspective view showing a state in which the windshield is attached to the front window.
[0011]
  12 is a perspective view showing the sealing member, FIG. 13 is a side sectional view, FIG. 14 is a perspective view showing a state in which the sealing member is mounted on the windshield, and FIG. 15 is a diagram showing wipers disposed on the front window and the front side window. FIG. 16 is a side view, FIG. 17 is a perspective view showing a sun visor mounted on a seat, and FIG. 18 is a side view.
[0012]
  First, the overall structure of a tractor equipped with the cabin of the present invention will be described with reference to FIG.
  A bonnet B is disposed at the front of the machine that suspends the front wheel FW and the rear wheel RW forward and backward, and the engine E is incorporated in the bonnet B. A steering handle ST is provided behind the bonnet B, and a seat SE is provided behind the steering handle ST. The steering handle ST and the seat SE are covered with a cabin CB. A muffler tail pipe 2 is erected in the vicinity of the column on one side of the front part of the cabin CB, and is configured to discharge the exhaust discharged from the muffler main body to the outside of the fuselage.
  The cabin CB is fixed to the fuselage through an elastic member such as an anti-seismic rubber, for example, so that the vibration of the fuselage is not easily transmitted to the cabin CB, and is configured to reduce noise in the cabin CB. Yes. It is configured as a so-called floating structure cabin.
  In addition, a door window 43 is formed on the side of the cabin CB, and a fixed side window 1 or a side window 1 ′ that can be opened and closed is provided behind the door window 43. The air conditioner AC is provided in the cabin roof 21 of the cabin CB.
[0013]
  A clutch housing CH is connected to the rear of the engine E, and a transmission case M is connected to the rear of the clutch housing CH. The power from the engine E is transmitted to the rear wheels RW for driving.
  The driving force of the engine E is transmitted to the power take-out shaft P protruding from the rear end of the transmission case M to drive the power take-out shaft (hereinafter referred to as PTO shaft) P, and the work implement mounting device 3 at the rear end of the machine body. It is comprised so that the work machine connected to may be driven.
[0014]
  Next, the side window 1 (1 ') formed on the rear side of the cabin will be described.
  2 and 3, a center pillar 6 that is a central support column is formed in the approximate center of the side portion of the cabin CB. On the rear surface of the center pillar 6, mounting holes 6a, 6a,. Are provided. By attaching brackets 7 and 12 having different shapes to the mounting holes 6a and 6a, the configuration of the side windows 1 and 1 'can be changed to a fixed type or an openable type.
[0015]
  First, the fixed side window 1 will be described.
  As shown in FIG. 2, boss plates 7 and 7 are fixed to the upper and lower portions of the rear surface of the center pillar 6 by bolts or the like using the mounting holes 6a, 6a. Liners 8 and 8 are attached above and below the front end portion of the plate 10 so as to sandwich the glass plate 10 from the outer surface and the inner surface.
  Then, the liners 8 and 8 are fitted into the boss plates 7 and 7, and the liners 8 and 8 and the boss plates 7 and 7 are fastened by bolts, whereby the front end portion of the glass plate 10 is attached to the center pillar 6 of the cabin CB. Installation is fixed. A rear end portion of the glass plate 10 is fixed to a rear column 11 formed at the rear portion of the cabin CB by a glass pressing member 9. In this way, the glass plate 10 is fixed to the cabin CB by using the boss plates 7 and 7, the liners 8 and 8, and the glass pressing member 9.
[0016]
  Next, in the case of the side window 1 ′ configured to be openable / closable, the front end of the lock bracket 12 is fixed to the substantially central portion of the rear surface of the center pillar 6 in the vertical direction, and the rear end portion of the lock bracket 12 is a glass plate. The center pillar 6 and the glass plate 15 are connected to each other.
  A glass pressing member 13 is attached to the rear end portion of the glass plate 15 with rivets 14 and 14 configured in a plate spring shape, and the glass pressing member 13 is attached to the rear column 11 at the rear portion of the cabin CB using bolts or the like. Installation is fixed.
  Thus, the front end part of the glass plate 15 can be opened and closed by attaching the glass plate 15 to the cabin CB using the lock bracket 12, rivets 14 and 14 and the glass pressing member 13 and operating the lock bracket 12. It is configured as follows.
[0017]
  As described above, for the same cabin CB having the center pillar 6 and the rear column 11, the fixed side window 1 and the open / close side window 1 'can be configured. is there.
  As a result, even after the cabin CB has been assembled, the side window specifications (fixed or openable) can be changed, and the side window can be configured according to the user's request and work system. Can do.
[0018]
  Next, the piping structure of the drain pipe 22 that discharges the dew condensation water of the air conditioner AC disposed on the cabin roof 21 to the outside of the cabin will be described with reference to FIGS.
  An air conditioner AC is provided in a substantially central portion of the cabin roof 21, and the air conditioner AC is used to air condition the cabin CB. Cooling air discharged from the air conditioner AC and warm air for the defroster are blown out from the air outlet 27. It is configured to blow out more. During operation of the air conditioner AC, moisture condensed in the air conditioner AC accumulates. A drain pipe 22 for discharging the condensed water to the outside is connected to the air conditioner AC. The drain pipes 22 and 22 are connected to both the left and right side surfaces of the air conditioner AC. The drain pipes 22 and 22 enter the left and right center pillars 6 and 6 from the cabin roof 21 and pass through the center pillar 6. It penetrates from above to below.
[0019]
  As shown in FIG. 6, a fender 29 is formed at the lower end of the center pillar 6 to cover the upper part of the rear wheel RW, and toward the lower side from the inner end of the fender 29 on the inner side of the rear wheel RW. A cabin fender 28 is formed. A tire housing 30 is formed by the fender 29 and the cabin fender 28. The drain pipe 22 penetrating through the center pillar 6 enters the tire housing 30, and the distal end portion 22 a of the drain pipe 22 is formed in a shape along the inner wall surface of the tire housing 30.
  That is, the front end portion 22a of the drain pipe 22 is formed along the inner side surface of the fender 29 and the side surface of the cabin fender 28, and the dew condensation water of the air conditioner AC flowing through the drain pipe 22 flows from the front end portion 22a. When discharged, it is configured to flow down along the inner side surface of the fender 29 and the side surface of the cabin fender 28.
[0020]
  Thereby, it is possible to prevent the condensed water discharged from the drain pipe 22 from splashing around the rear wheel RW. Further, since the drain pipe 22 is connected to both the left and right sides of the air conditioner AC, it is possible to always discharge condensed water even when the vehicle is inclined to the left or right.
[0021]
  Next, the structure of the duct 32 connecting the air conditioner AC and the air outlet 27 will be described with reference to FIGS.
  Connected to the front end of the air conditioner AC disposed in the cabin roof 21 is a duct 32 that is formed in a substantially circular arc shape when viewed from the side and has a tip opened downward. The duct 32 is formed in a substantially cylindrical shape with the top opened. A blower outlet forming member 31 is disposed at the distal end portion of the duct 32, and a blower outlet 27 opened in the blower outlet forming member 31 is connected to the distal end portion of the duct 32. The blower outlet 27 is opened downward, and is slightly inclined forward. The air outlet forming member 31 has a front end portion fixed to a horizontal frame 34 which is horizontally provided on the upper end portions of the front struts 16 and 16 of the cabin CB.
[0022]
  A protruding portion 21a is formed in a portion of the cabin roof 21 in front of the position where the air conditioner AC is provided, and the wall surface of the cabin roof 21 protrudes inward. The protrusion 21a is formed in a shape that matches the shape of the duct 32 formed in a substantially arc shape when viewed from the side, and a weather strip 33 is attached to the inner surface of the protrusion 21a.
  The upper portion of the duct 32 is sealed by the weather strip 33, and a cylindrical gas passage 32 a is formed by the duct 32, the protrusion 21 a that is a part of the cabin roof 21, and the weather strip 33.
[0023]
  That is, the gas passage 32a, which is a ventilation duct connecting the air conditioner AC and the outlet 27, is formed by the duct 32 while using a part of the cabin roof 21 as a passage wall.
  Thereby, the cooling air etc. discharged | emitted from air-conditioner AC will blow off in the cabin CB from the blower outlet 27 through the gas channel | path 32a. Thus, by forming the gas passage 32a, which is a ventilation duct that connects the air conditioner AC and the air outlet 27, using a part of the cabin roof 21 as a passage wall, the number of parts and the number of assembly steps can be reduced. it can.
[0024]
  As shown in FIG. 9, the air outlet 27 is opened at the front portion of the air outlet forming member 31, and the sun visor 26 is attached to the rear portion of the air outlet forming member 31 so as to be rotatable up and down. That is, the air outlet 27 is formed in front of the sun visor 26, and the air outlet 27 is located immediately behind the windshield 38 fixed to the front window 37 on the front surface of the cabin CB.
  And since the sun visor 26 is attached to the blower outlet formation member 31 in which the blower outlet 27 was formed, the formation member of this blower outlet 27 and the attachment member of the sun visor 26 are united by the same blower outlet formation member 31. It will be structured.
[0025]
  In addition, since the air outlet 27 is slightly inclined forward, the air blown out from the air outlet 27 is likely to hit the windshield 38 on the front surface of the cabin CB, and the air outlet 27 is located in front of the sun visor 26. By being formed, the air outlet 27 can be greatly opened and a large amount of wind can be applied to the windshield 38, and the effect of the defroster can be greatly improved.
[0026]
  As shown in FIGS. 7 and 10, side lights 35 are arranged on the inner side surface of the center pillar 6 in the cabin CB, and levers and switches arranged on the left and right of the seat SE by the side lights 35 are provided. It is configured to irradiate. The sidelight 35 is configured to be lit in conjunction with the headlight. When the surroundings of the vehicle are dark, such as at night, the sidelight 35 is lit at the same time as the headlight is lit. It illuminates the levers and switches.
  As a result, even when working at night or the like, guide display nameplates such as levers and switches can be easily read, the vehicle can be operated correctly, and erroneous operations and the like can be prevented.
[0027]
  Next, the window sealing members formed on the front and rear side surfaces of the cabin CB will be described with reference to FIGS.
  Windows are formed on both front and rear sides of the cabin CB. For example, a glass plate 10 (15) is attached to the side window 1 (1 ′) via a seal member, and a windshield 38 is attached to the front window 37. It is attached via a seal member. In the front window 37 shown in FIG. 11, a seal member 39 shown in FIGS. 12 and 13 is interposed between the upper edge 38 a and both side edges 38 b and 38 b of the windshield 38 and the window frame. . The seal portion 39a of the seal member 39 sandwiches the upper edge portion 38a and both side edge portions 38b and 38b of the windshield 38 from both sides, and the lip portion 39d of the seal portion 39a contacts the side surface of the windshield 38, The windshield 38 is sealed.
[0028]
  On the inner surface side of the seal portion 39a, a gas passage 39b is formed in parallel with the edge of the windshield 38, and the gas passage 39b and the seal portion 39a are integrally formed. Further, a plurality of openings 39c, 39c,... Are opened at substantially equal intervals on the inner side surface of the gas passage 39b. That is, the openings 39c, 39c... Are opened from the edge of the windshield 38 toward the center.
  And it is comprised so that the wind discharge | released from the air conditioner AC may be sent out to this gas channel | path 39b, and it blows out toward the windshield 38 from opening part 39c * 39c ....
[0029]
  The gas passage 39b and the openings 39c, 39c,... Of the seal member 39 are formed in portions located at the upper edge 38a and the side edges 38b, 38b of the windshield 38. As shown in FIG. 14, the windshield 38 is sealed by a sealing member 41 having only a sealing function. An end cap 40 is fitted to the end portion of the gas passage 39b formed in the seal member 39 so that air does not leak from the end portion.
[0030]
  The seal member 39 is formed of an elastic member such as rubber or synthetic resin, and a core metal for holding the shape of the seal portion 39a and the gas passage 39b is provided in the elastic member.
  In this embodiment, the gas passage 39b is formed only at the straight edge of the windshield 38 and not at the corner, but may be formed continuously from the straight edge to the corner. .
  The seal member 39 having the gas passage 39b and the openings 39c, 39c,... Can be applied not only to the windshield 38 but also to other windows formed on the front and rear side surfaces of the cabin CB. Nor.
[0031]
  As described above, by forming the gas passage 39b and the openings 39c, 39c,... In the sealing members of the windows formed on both the front and rear side surfaces of the cabin CB, the interior of the cabin CB can be obtained without newly installing a ventilation duct. Since wind can be sent to each part, the air conditioning in the cabin CB can be efficiently performed with simple piping.
  And by using together with gas passage 32a and blower outlet 27 of air-conditioner AC, it becomes possible to improve air-conditioning efficiency further.
  Further, even when there is little space for piping the ventilation duct in the cabin CB, it is possible to send the air uniformly to each part in the cabin CB.
  Further, since the openings 39c, 39c,... Are located in the vicinity of the window glass, the effect of the defroster is improved by the wind blown from the openings 39c, 39c,.
[0032]
  As shown in FIG. 15, the front window 37 is provided with a wiper 45 for removing rainwater, muddy water and the like adhering to the windshield 38.
Further, front side windows 42 and 42 are formed at the left and right lower portions of the front window 37, and a wiper 46 for removing attached rainwater, muddy water, and the like is also provided on the front side window 42. ing.
  And the wiper 45 and the wiper 46 are comprised so that both can operate | move interlock | cooperate or can operate | move independently.
  As a result, even when mud splashing or the like occurs from the front tire FW to the front window 37 and the front side window 42 during field work or road driving, the visibility is deteriorated by the wiper 45 and the wiper 46. Can be prevented.
[0033]
  Further, when the cabin CB is difficult to be mounted on the airframe, such as when the work vehicle is configured to be small, a sun visor with a simple structure can be mounted on the seat SE as follows.
  That is, as shown in FIGS. 17 and 18, support columns 53 and 53 configured to be extendable and retractable are attached to the backless board 51 of the seat SE, and the upper ends of the support columns 53 and 53 are covered with the sun that covers the top of the seat SE The visor 55 is attached.
[0034]
  Lower end portions of struts 53 and 53 configured to be extendable are attached to lower portions of the rear surface of the backless board 51 of the seat SE by attachment members 52 and 52. The support columns 53 and 53 are pivotably attached to the rear, and are configured so that the inclination angle can be changed stepwise or steplessly.
  Moreover, the rear end part of the sun visor 55 formed in the substantially plate shape is attached to the pivot part 54 of the upper end part of support | pillar 53 * 53 so that rotation is possible. A stopper 56 is formed on the pivotal support 54, and the rear end portion of the sun visor 55 is locked to the stopper 56, and the sun visor 55 rotated forward is fixed in a horizontal state to be above the seat SE. Is configured to cover.
  Thus, by arranging the sun visor 55 above the seat SE, the operator seated on the seat SE is protected from direct sunlight and rain.
[0035]
  When the sun visor 55 is not used, the sun visor 55 is rotated rearward and the struts 53 and 53 are reduced so that the sun visor 55 can be stored behind the backless board 51. is doing.
[0036]
  By mounting the sun visor 55 as described above on the seat SE, it is possible to avoid sunlight and rain even in a work vehicle in which the cabin CB is difficult to mount or cannot be mounted.
  Further, since the sun visor 55 has a simple structure, the position of the center of gravity is increased even in a small vehicle, such as when a large-sized canopy is mounted, and the falling angle is reduced. This problem does not occur.
  Furthermore, the sun visor 55 is configured to be stowable because there is a height limit for allowing the work vehicle to enter the garage. A conventional canopy is expensive because a hold type is mounted, but the sun visor 55 has a simple structure, so that the storage space can be reduced at a low cost.
[0037]
  Since the side window formed on the side of the cabin can be switched between an openable / closable window that can be opened and closed and a fixed window that is always closed, even after the cabin has been assembled, The specification of the window can be changed to either a fixed type or an open / close type, and the side window can be configured according to the user's request and work system.
[0038]
  In addition, a drain pipe that releases condensed water in the air conditioner to the outside of the cabin is inserted into the center strut on both sides of the cabin and extends into the tire housing, and the tip of the drain pipe is attached to the wall of the tire housing. Since it was formed in a shape that conforms to the shape, it was possible to prevent the condensed water discharged from the drain pipe from splashing around the rear wheel and the condensed water being discharged from the cabin roof to the surroundings.
  In addition, since the drain pipe is connected to both the left and right sides of the air conditioner, it was possible to always discharge condensed water even when the vehicle was tilted to the left or right.
[0040]
  In addition, a gas passage through which gas passes is formed in the window seal member formed in the cabin, and an opening is formed in the gas passage. Since it was configured to blow out from the opening, air conditioning in the cabin could be efficiently performed with simple piping.
  And it became possible to improve air-conditioning efficiency further by using together with the gas passage and blower outlet of an air-conditioner.
  Furthermore, since the opening is located in the vicinity of the window glass, the effect of the defroster can be improved by the wind blown from the opening.
[0039]
【The invention's effect】
  Since the present invention is configured as described above, the following effects can be obtained.
  As in claim 1In the construction in which the air conditioner AC is mounted on the cabin roof 21 of the cabin CB of the work vehicle, the air outlet 27 of the air conditioner AC is formed in the upper part of the cabin CB, and the air outlet 27 and the air conditioner AC are connected by a ventilation duct. The wall surface of the cabin roof 21 is formed in a protruding portion 21a that protrudes inward from the position where the air conditioner AC of the cabin roof 21 is disposed. Since the cylindrical gas passage 32a is formed by the protrusion 21a and the duct 32 constituting the lower portion, the cylindrical gas passage 32a from the air conditioner AC to the outlet 27 is formed. The number of components and the number of assembly steps can be reduced, and the cost can be reduced.
  Further, even when there is little space for piping the ventilation duct in the cabin, the cylindrical gas passage 32a that uniformly sends the wind to each part in the cabin could be configured.
[0041]
  As in claim 2,A sun visor 26 is attached to the front portion of the cabin roof 21, an air outlet 27 of the air conditioner is formed in front of the sun visor 26, an air outlet forming member 31 that forms the air outlet 27, and attachment of the sun visor 26 Because the member is formed integrally,Since the air outlet 27 can be greatly opened, a large amount of wind can be applied to the windshield, and the effect of the defroster can be greatly improved.
  Also the outlet27Outlet forming member31And sun visor26Since the mounting member is integrally formed, the number of parts can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall side view showing a tractor equipped with a cabin of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a side window configured in a fixed manner.
FIG. 3 is a perspective view showing a side window configured to be openable and closable.
FIG. 4 is a plan view showing a cabin roof equipped with an air conditioner.
FIG. 5 is a side view showing the cabin.
FIG. 6 is a front view showing the shape of the tip of the drain pipe.
FIG. 7 is a side cross-sectional view showing a cabin roof.
FIG. 8 is a front view showing an upper part of the cabin.
FIG. 9 is a bottom view showing the air outlet and the sun visor.
FIG. 10 is a rear view showing a sidelight disposed on the center pillar.
FIG. 11 is a perspective view showing a state where the windshield is attached to the front window.
FIG. 12 is a perspective view showing a seal member.
FIG. 13 is a side sectional view of the same.
FIG. 14 is a perspective view showing a state in which a seal member is attached to the windshield.
FIG. 15 is a front view showing wipers disposed on the front window and the front side window.
FIG. 16 is a side view of the same.
FIG. 17 is a perspective view showing a sun visor mounted on a seat.
FIG. 18 is a side view of the same.
[Explanation of symbols]
  B Bonnet
  E engine
  M mission case
  AC air conditioner
  CB cabin
  FW Front wheel
  RW rear wheel
  SE sheet
  ST Steering handle
  1 (1 ') side window
  6 Center pillar (center support)
  16 Front strut
  21 Cabin roof
  21a Protrusion
  22 Drain pipe
  22a Tip
  26 Sun visor
  27 Air outlet
  28 cabin fender
  29 Fender
  30 Tire housing
  31 Air outlet forming member (sun visor mounting member)
  32 Duct
  32a Gas passage (ventilation duct)
  33 Weather Strip
  38 windshield
  39 Seal member
  39a Seal part
  39b Gas passage
  39c opening

Claims (2)

作業車両のキャビンCBのキャビンルーフ21に、エアコンACを装着し、該エアコンACの吹出口27をキャビンCB上部に形成し、該吹出口27とエアコンACとを通気ダクトで連結する構成において、
該キャビンルーフ21のエアコンACの配設位置より前方部分に、該キャビンルーフ21の壁面を内部方向に突出した突起部21aを形成し、該突起部21aは、側面視略円弧状でダクト32の上部形状に合わせた形状に形成し、該突起部21aと、下部を構成するダクト32とにより、筒状の気体通路32aを形成したことを特徴とする作業車両のキャビン。
In the configuration in which the air conditioner AC is mounted on the cabin roof 21 of the cabin CB of the work vehicle, the air outlet 27 of the air conditioner AC is formed in the upper part of the cabin CB, and the air outlet 27 and the air conditioner AC are connected by a ventilation duct.
A projection 21a that protrudes inward from the wall surface of the cabin roof 21 is formed in a portion of the cabin roof 21 that is in front of the position where the air conditioner AC is provided. A work vehicle cabin characterized in that a cylindrical gas passage 32a is formed by the protrusion 21a and a duct 32 constituting the lower portion, which is formed in a shape matching the upper shape .
請求項1記載の作業車両のキャビンにおいて、キャビンルーフ21の前部にサンバイザー26を装着し、該サンバイザー26の前方にエアコンの吹出口27を形成し、該吹出口27を形成する吹出口形成部材31と、該サンバイザー26の取付部材とを、一体的に形成したことを特徴とする作業車両のキャビン。 The cabin of the work vehicle according to claim 1, wherein a sun visor 26 is attached to a front portion of the cabin roof 21, an air outlet 27 is formed in front of the sun visor 26, and the air outlet 27 is formed. a forming member 31, and a mounting member of the sun visor 26, the working vehicle being characterized in that integrally formed cabin.
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